JP6591780B2 - データ加重平均化回路、インクリメンタルデルタシグマad変換器、及びデータ加重平均化方法 - Google Patents
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図1は、従来のインクリメンタルデルタシグマAD変換器を示すブロック図である。このインクリメンタルデルタシグマAD変換器は、サンプルホールド(SH)回路1とリセット信号発生器2とデルタシグマ変調器3とデジタル演算部4とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
サンプルホールド回路1については、図3(b)に示すトラッキングフェーズ(φt=H)にて、図3(i)に示す入力信号AIN=AINP−AINNに応じた電荷をCsp及びCsnにて蓄え、図3(c)に示すφhの立ち上がりにてAMP0を用いてChp及びChnに転送する。トラッキングフェーズ(φt=H)の初期段階では、図3(a)に示すφrsh=HにてChp及びChnの電荷をリセットする。また、トラッキングフェーズ(φt=H)では、図3(d)に示すφr=HにてCi1p,Ci1n,Ci2p,Ci2n及びCi3p,Ci3nの電荷をリセットする。
デルタシグマ変調器3については、第1のアナログ積分器311は、図3(j)に示す信号AIN’に応じた電荷を図3(e)に示すφsの立ち上がりにてCs1p及びCs1nに蓄えるスイッチトキャパシタ部と、図3(l)に示すREFP、図3(m)に示すREFNを用いてフィードバック信号に応じた電荷をφsの立ち上がりにてCfbp及びCfbnに蓄えるSCDAC部(DAコンバータ),AMP1,Ci1p及びCi1nからなり、これらを第1のAMP311aを用いて図3(f)に示すφiの立ち上がりにてCi1p及びCi1nに転送する。
ここで、第1のアナログ積分器311は、加算器も兼ねている。すなわち、AIN’信号とフィードバック信号との加算は、第1のアナログ積分器311の第1のAMP311aのサミングノードにおいて、量子化器32の出力である図3(k)に示すMODOに応じた図3(g)に示す信号φip及び図3(h)に示す信号φinにて信号経路を直接結合することによって実現される。例えば、量子化器32の出力MODOがLのとき信号φipにて信号経路を結合し、量子化器32の出力MODOがHのとき信号φinにて信号経路を結合する。
サンプルホールド回路1がある時刻の入力信号AINに応じた電荷を保持し、デルタシグマ変調器3が一定に保たれた入力AIN’に対し所定のオーバーサンプリング比により動作した後、第1のアナログ積分器311と第2のアナログ積分器312と第3のアナログ積分器313及びデジタル演算部4内のデジタル積分器(図示せず)は、リセット信号発生器2によりφr=Hにてリセットされる。例えば、第1のアナログ積分器311では、φr=Hにてアンプの入出力をショートしCi1p,Ci1nの電荷を0としてリセットを行う。
ところで、このような構成を有するインクリメンタルデルタシグマAD変換器においては、量子化器13の出力信号をフィードバックするためのDAコンバータ14を備えている。このため、DAコンバータ14を構成する複数のDA変換素子間の特性のばらつきによって不具合が生じ、結果的に、インクリメンタルデルタシグマAD変換器におけるAD変換結果に高調波の歪みを発生させてしまう等の可能性がある。これを回避するために、複数のDA変換素子を順番に選択することにより、各DA変換素子の使用回数を平均化する、データ加重平均化回路(以後、DWA(Data Weight Averaging)回路ともいう。)を設けることが知られている(例えば、特許文献2参照)。
図5に示すDWA回路15は、ビットシフタ41とポインタ発生器42とを備える。
ビットシフタ41及びポインタ発生器42に入力される量子化器出力MODOは、図4に示すように、インクリメンタルデルタシグマAD変換器に含まれる、量子化器13のデジタル出力信号であって、サーモメータコードで表現される。
ポインタ発生器42により更新されたポインタDpは、図4に示すインクリメンタルデルタシグマAD変換器のDAコンバータ14と同じ周波数で動作するクロック信号CLKで同期化され、次に入力される量子化器出力MODOにおける初期位置を表すポインタDpとなる。
図6に示すように、データ値Dthをサーモメータコードで表した量子化器出力MODOは、ポインタDpとともにビットシフタ41に入力され、量子化器出力MODOは、ビットシフタ41でソートされて、L個のビット列からなるL値の平均化回路出力DWAOとして出力される。
図7は、DWA回路15のビットシフタ41及びポインタ発生器42における処理手順の一例を示すフローチャートである。
ビットシフタ41には、量子化器出力MODOと、ポインタ発生器42からのポインタDpとが入力される。
Dp+Dth>Lを満足しない場合には、ステップS2に移行し、1〜LまでのL個のビット列からなる平均化回路出力DWAOにおいて、Dp<k≦(Dp+Dth)を満足するk番目のビットについては、ビットデータとして論理値1を設定し(ステップS3)、Dp<k≦(Dp+Dth)を満足しない他のビットについてはビットデータとして論理値0を設定する(ステップS4)。
これにより、L値のサーモメータコードからなる量子化器出力MODOにおいて、論理値1と論理値0の個数を変えずに、ポインタDpで指定されるビット数分だけ、論理値1のビット位置を移動させたデジタル信号を得ることができる。すなわち、量子化器出力MODOにおいて、ポインタDpで指定されるビット数分だけビットシフトされた、平均化回路出力DWAOを得ることができる。
ポインタ発生器42では、まず、量子化器出力MODOを表すサーモメータコードを、2の補数コード(2′s comp.)に変換し、D2cとして出力する(ステップS11)。
この2の補数コード(2′s comp.)で表されるD2cが表す10進数表示の値を「データ値D2c(10進数表示)」と表すものとすると、データ値D2c(10進数表示)と、ポインタDpをクロック信号CLKで1クロックだけ遅延させたDp_Dとの和をとることで、新しいポインタの元となる中間値Dp′を算出する(Dp′=D2c+Dp_D)(ステップS12)。
なお、オーバーサンプリング比mは、図4に示すインクリメンタルデルタシグマAD変換器に含まれるデルタシグマ変調器3におけるオーバーサンプリング比を表す。また、コンバージョンステップjは、量子化器出力MODOの入力サイクルを表す。コンバージョンステップjは、1からm(mはオーバーサンプリング比)までの値をとる。図4のインクリメンタルデルタシグマAD変換器では、サンプルホールド回路1でホールドされたあるタイミングにおける電圧信号AIN′に対して、1からmのコンバージョンステップjを一つの変換サイクルとして、A/D変換を行う。1からmの各コンバージョンステップjにおける各量子化器出力MODOをデジタル積分した値が、サンプルホールドされた電圧信号AIN′のデジタル変換値となる。
なお、ここでいう重みとは、1からmのコンバージョンステップjそれぞれで演算される量子化器出力MODOが、1からmのコンバージョンステップjを含む1つの変換サイクルで得られるデジタル変換値に寄与する度合いを表す。
図8は、オーバーサンプリング比mがm=8、量子化器13での量子化レベルLがL=7である場合に、適当な値の量子化器出力MODOが入力された場合の、DWA回路15における各種信号のデータの一例を示す。なお、各種信号はこれに限るものではなく、それぞれの値は自由に取りうる。
コンバージョンステップj=2では、ポインタDpが更新されてDp=4である。また、量子化器出力MODOはサーモメータコードで「0000111」であり、Dth=3となるため、Dp+Dth=4+3=7となり、Dp+Dth>Lを満足しないことから、Dp<k≦Dp+Dthを満足する、k=5〜7に対応するビットのビットデータが論理値1となり、それ以外のビットは論理値0となる。
コンバージョンステップj=3では、ポインタDpが更新されてDp=0である。また、量子化器出力MODOはサーモメータコードで「0000001」であり、Dth=1となるため、Dp+Dth=0+1=1となり、Dp+Dth>Lを満足しないことから、Dp<k≦Dp+Dthを満足する、k=1に対応するビットのビットデータが論理値1となり、それ以外のビットは論理値0となる。
以下、このシーケンスを繰り返すことにより、図8に示すように各コンバージョンステップにおける平均化回路出力DWAOの各ビットデータが確定する。
ここで、例えば、DWA回路15の出力をスイッチトキャパシタDA変換器の入力として使用した場合、平均化回路出力DWAOにおいて、ビットデータが論理値1であるビットに対応づけられたキャパシタ(CAP)がオンとなり、ビットデータが論理値0であるビットに対応づけられたキャパシタ(CAP)がオフとなるように動作する。
図9は、連続する2つの変換サイクルにおける、各コンバージョンステップでの入出力結果の一例を示したものであって、(a)は変換サイクル1、(b)は変換サイクル2における具体的な入出力結果の一例を示す。
図9(a)、(b)は、図8と同様に、各コンバージョンステップj(j=1〜m)における、L値のサーモメータコードで表される量子化器出力MODO、データ値D2c(10進数表示)、ポインタDp、L値のデジタル信号からなる平均化回路出力DWAO、重みWeightを表す。また、図9において、各コンバージョンステップにおける平均化回路出力DWAOの各ビットについてそのビットデータが論理値1であるときの重みWeightをビット毎に1変換サイクルにわたって積算した値を、合計値(Total)として表し、ビット毎の合計値(Total)の標準偏差をσとして表す。
図9(a)、(b)に示すように、平均化回路出力DWAOは、図7に示すフローチャートにしたがってそのビットデータが論理値0又は論理値1に確定される。
この重みWeightは、次式(1)で表すことができる。
なお、(1)式中のLは量子化器出力MODOの量子化レベル、mはオーバーサンプリング比、jは、各コンバージョンステップを表す。また、(1)式の分子は、(m−j+b)においてbを1からL−1まで変化させたときの総乗の演算結果にLを乗算することを表し、(1)式の分母は、(m+a−1)においてaを1からLまで変化させたときの総乗を演算することを表す。
図9(a)、(b)に示すように、各ビットの重みの合計値Totalがビット間で異なるということは、各ビットに対応づけた7個のキャパシタが、均等にオンとならないことと等価であり、すなわち、スイッチトキャパシタDA変換器の出力が、キャパシタの特性のばらつきに依存することを意味しており、その分、WDA処理による効果が低減することになる。
このような手法を用いることにより、WDA回路15に同一の量子化器出力MODOが2回連続して入力された場合、図9(a)、(b)に示すように、平均化回路出力DWAOとして、同じパターンが繰り返されることになる。
ここでは、本発明に係るDWA回路15を、図4に示すように、インクリメンタルデルタシグマAD変換器に適用した場合について説明する。
まず、本発明の第1実施形態を説明する。
本発明の第1実施形態に係るDWA回路15は、図5〜図7に示す従来のDWA回路において処理手順が異なること以外は同様であって、その回路構成は、図5に示す従来のDWA回路と同様である。すなわち、DWA回路15は、ビットシフタ41とポインタ発生器42とを備える。ビットシフタ41は、例えば組み合わせ回路で構成され、ポインタ発生器42は、例えば、演算処理装置で構成される。
第1実施形態におけるDWA回路15は、従来のDWA回路において、ポインタ発生器42で決定されるポインタDpを算出した後の処理手順に特徴がある。
すなわち、従来のDWA回路においては、算出されたポインタDpは、コンバージョンステップjがj=m(mは、オーバーサンプリング比)に達すると一旦初期化されてDp=0となり、それ以外は、算出されたDpがそのままポインタの値として出力される。つまり、変換サイクル毎に、ポインタDpの初期値として「0」が設定され、「0」を基準としてコンバージョンステップ毎にポインタDpが更新される。
このポインタDpの設定方法を除くと、他の部分については従来のDWA回路における処理手順と同等の処理手順で処理が行われる。
また、量子化器出力MODOの量子化レベルをLとしたとき、ポインタDp(10進数表示)は、0≦Dp≦L−1を満足する整数であり、データ値Dth(10進数表示)は、0≦Dth≦Lを満足する整数である。
ポインタ発生器42では、まず、量子化器出力MODOを表すサーモメータコードを、2の補数コードに変換し、データ値D2c(10進数表示)として出力する(ステップS101)。次いで、データ値D2c(10進数表示)と、ポインタDpをクロック信号CLKで1クロックだけ遅延させたDp_Dとの和をとることで、新しいポインタの元となる中間値Dp′を算出する(Dp′=D2c+Dp_D)(ステップS102)。
そして、このようにして決定したポインタDpを、ビットシフタ41に出力し、次の量子化器出力MODOに対する処理を行う。
図11(a)、(b)は、各コンバージョンステップj(j=1〜m)であるときの、L値のサーモメータコードで表される量子化器出力MODO、データ値D2c(10進数表示)、ポインタDp、L値のデジタル信号からなる平均化回路出力DWAO、重みWeightを表す。なお、重みとは、前述のように、各コンバージョンステップjそれぞれで演算される量子化器出力MODOが、これらコンバージョンステップjを含む1変換サイクルで得られるデジタル変換値に寄与する度合いを表す。
また、図11(b)の最下段に、変換サイクル1と変換サイクル2における、重みWeightの合計値(Total)についてビット毎に平均をとった値を、平均値Total(2th average)として表している。
すなわち、変換サイクル1では、図11(a)に示すように、コンバージョンステップj=1では、この時点ではポインタDpは初期化されているため、Dp=0である。
サーモメータコードで表される量子化器出力MODOは「0001111」であり、Dth=4であるため、図10のフローチャートにしたがって、ビットシフタ41では、Dp+Dth=0+4=4となり、L=7であって、Dp+Dth>Lを満足しないことから、Dp<k≦Dp+Dthを満足する、k=1〜4に対応するビットのビットデータが論理値1となり、それ以外は論理値0となる。
コンバージョンステップj=2では、ポインタDp=4であり、量子化器出力MODOはサーモメータコードで「0000111」でありDth=3となるため、Dp+Dth=4+3=7となり、Dp+Dth>Lを満足しないことから、Dp<k≦Dp+Dthを満足する、k=5〜7に対応するビットのビットデータが論理値1となり、それ以外は論理値0となる。
コンバージョンステップj=3では、ポインタDpは“0”であり、量子化器出力MODOがサーモメータコードで「0000001」であり、Dth=1となるため、Dp+Dth=0+1=1となり、Dp+Dth>Lを満足しないことから、Dp<k≦Dp+Dthを満足する、k=1に対応するビットのビットデータが論理値1となり、それ以外のビットは論理値0となる。
コンバージョンステップj=4では、ポインタDpがDp=1であり、量子化器出力MODOはサーモメータコードで「0000011」であり、Dth=2となるため、Dp+Dth=1+2=3となり、Dp+Dth>Lを満足しないことから、Dp<k≦Dp+Dthを満足する、k=2、3に対応するビットのビットデータが論理値1となり、それ以外のビットは論理値0となる。
以後、同様に、コンバージョンステップj=5では、ポインタDp=3、Dth=2であり、Dp+Dth=3+2=5となり、Dp+Dth>Lを満足しないことから、Dp<k≦Dp+Dthを満足する、k=4、5に対応するビットのビットデータが論理値1となり、それ以外のビットは論理値0となる。
コンバージョンステップj=6では、ポインタDp=5、Dth=2であり、Dp+Dth=5+2=8となり、Dp+Dth>Lを満足することから、k>Dp又は、k≦Dp+Dth−Lを満足する、k=6、7に対応するビットのビットデータが論理値1となり、それ以外のビットは論理値0となる。
コンバージョンステップj=7では、ポインタDp=0、Dth=3であり、Dp+Dth=0+3=3となり、Dp+Dth>Lを満足しないことから、Dp<k≦Dp+Dthを満足する、k=1〜3に対応するビットのビットデータが論理値1となり、それ以外のビットは論理値0となる。
コンバージョンステップj=8では、ポインタDp=3、Dth=1であり、Dp+Dth=3+1=4となり、Dp+Dth>Lを満足しないことから、Dp<k≦Dp+Dthを満足する、k=4に対応するビットのビットデータが論理値1となり、それ以外のビットは論理値0となる。
以上のコンバージョンステップj=1〜8の処理で、ある時点T1におけるAIN′信号に対する変換サイクル1によるAD変換処理が終了する。そして、量子化器13から再度、時点T1におけるAIN′信号に応じた量子化器出力MODOが入力され、量子化器出力MODOが変換サイクル1で入力された量子化器出力MODOと同一となる場合には、図11(b)に示すように、新たに入力される、各コンバージョンステップj=1〜mにおける量子化器出力MODOは、図11(a)に示す各コンバージョンステップj=1〜mにおける量子化器出力MODOと同一であるが、コンバージョンステップj=1におけるポインタDp、つまり、ポインタの初期値が“4”であるため、各コンバージョンステップにおいて、ビットデータが論理値1に設定されるビットが異なる。
また、D2c(10進数表示)=4であるため、Dp′=D2c+Dp_D=4+4=8となり、Dp′≧Lであるため、Dp=Dp′−L=8−7=1となる。
また、D2c(10進数表示)=3であり、Dp′=D2c+Dp_D=3+1=4となり、Dp′≧Lを満足しないため、Dp=Dp′=4となる。
また、D2c(10進数表示)=1であり、Dp′=D2c+Dp_D=1+4=5となり、Dp′≧Lを満足しないため、Dp=Dp′=5となる。
Dp+Dth>Lを満足しないことから、Dp<k≦Dp+Dthを満足する、k=6、7に対応するビットのビットデータが論理値1となり、それ以外のビットは論理値0となる。
また、D2c(10進数表示)=2であり、Dp′≧Lを満足するため、Dp=Dp′−L=7−7=0となる。
また、D2c(10進数表示)=2であり、Dp′=D2c+Dp_D=2+0=2となり、Dp′≧Lを満足しないため、Dp=Dp′=2となる。
また、D2c(10進数表示)=2であり、Dp′=D2c+Dp_D=2+2=4となり、Dp′≧Lを満足しないため、Dp=Dp′=4となる。
また、D2c(10進数表示)=3であり、Dp′=D2c+Dp_D=3+4=7となり、Dp′≧Lを満足するため、Dp=Dp′−L=7−7=0となる。
また、D2c(10進数表示)=1であり、Dp′=D2c+Dp_D=1+0=1となり、Dp′≧Lを満足しないため、Dp=Dp′=1となる。
図11(a)及び図11(b)に示すように、変換サイクル1と変換サイクル2とでは、コンバージョンステップj=1〜m(=8)において同一の量子化器出力MODOが入力されてはいるが、コンバージョンステップj=1におけるポインタDpの値、つまり、ポインタの初期値が異なる。そのため、各コンバージョンステップにおいて、論理値1に設定されるビットが異なるが、平均化回路出力DWAOの各ビットについてそのビットデータが論理値1であるときの重みWeightをビット毎に加算した合計値(Total)は、変換サイクル1と変換サイクル2とは同じシーケンスで、論理値1又は論理値0が決定されるため、得られる標準偏差σは、変換サイクル1と変換サイクル2とで一致する。しかしながら、変換サイクル2では、コンバージョンステップj=1におけるポインタDpの位置がDp=4であるのに対し、変換サイクル1ではDp=0であって、ポインタDpの初期値が異なるため、変換サイクル1と変換サイクル2とで、平均化回路出力DWAOのビット毎に合計値(Total)の平均値をとり、標準偏差σの平均値を算出すると「0.035」となり、個別の標準偏差(σ=0.089)よりも低減している。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
この第2実施形態におけるDWA回路15は、図12に示すように、第1実施形態におけるDWA回路において、さらに、乱数発生器43を備える。そして、ポインタ発生器42は、乱数発生器43で発生された乱数を利用してポインタDpを設定する。
図13に示すように、ポインタ発生器42には、量子化器出力MODOが入力される。
算出されたポインタDpは、コンバージョンステップjがオーバーサンプリング比mに達しなければ(ステップS116)、現時点におけるポインタDpが、そのままポインタDpとして確定されるが、コンバージョンステップjがオーバーサンプリング比mに達したときには、乱数発生器43からの乱数Drandを入力し、ステップS114又はステップS115で設定したポインタDpに乱数Drandを加算し、この加算した値を、ポインタDpとして確定する(ステップS117)。つまり、一つ前の変換サイクルにおいてコンバージョンステップj=mにおける量子化器出力MODOに基づき設定されたポインタDpに乱数Drandを加算した値が、変換サイクル毎のポインタDpの初期値として設定される。
なお、ポインタDpと乱数Drandとの和が、0≦Dp+Drand≦L−1の範囲外となる場合には、例えば、再度乱数を発生させ、0≦Dp+Drand≦L−1を満足する乱数を採用する、或いは、ポインタDpと乱数Drandとの和から所定値を減算する等により、ポインタDpと乱数Drandとの和相当値が0以上L−1以下の値となるように調整する。
図14(a)は変換サイクル1における入出力結果を表し、図14(b)は変換サイクル2における入出力結果を表し、変換サイクル1と変換サイクル2とは連続する変換サイクルである。
図14(a)、(b)は、各コンバージョンステップj(j=1〜m)であるときの、L値のサーモメータコードで表される量子化器出力MODO、データ値D2c(10進数表示)、L値のデジタル信号からなる平均化回路出力DWAO、重みWeightを表す。
また、図14(b)の最下段に、変換サイクル1と変換サイクル2における重みWeightの合計値(Total)の平均をとった値を、平均値Total(2th average)として示す。
図14(a)に示す変換サイクル1でのコンバージョンステップ1〜8までの動作は、第1実施形態における変換サイクル1での動作と同様である。
変換サイクル1におけるコンバージョンステップj=8では、ポインタDp=6であり、Dth=1であるため、Dp+Dth=6+1=7となり、Dp+Dth>Lを満足しないことから、Dp<k≦Dp+Dthを満足する、k=7に対応するビットのビットデータが論理値1となり、それ以外は論理値0となる。
コンバージョンステップj=2では、Dp=0、Dth=3であり、Dp+Dth=0+3=3となり、Dp+Dth>Lを満足しないことから、Dp<k≦Dp+Dthを満足する、k=1〜3に対応するビットのビットデータが論理値1となり、それ以外は論理値0となる。
コンバージョンステップj=3〜7では、同様に処理が行われ、平均化回路出力DWAOが確定する。
そして、コンバージョンステップj=8では、Dp=2、Dth=1であり、Dp+Dth=2+1=3となり、Dp+Dth>Lを満足しないことから、Dp<k≦Dp+Dthを満足する、k=3に対応するビットのビットデータが論理値1となり、それ以外は論理値0となる。
なお、上記実施形態においては、図10や図13に示す処理を行う本実施形態におけるWDA回路15を、量子化器出力MODOが最終出力結果に及ぼす寄与度、すなわち、重みWeightがコンバージョンステップ毎に異なるAD変換器として、図1に示すインクリメンタルデルタシグマAD変換器に適用した場合について説明したがこれに限るものではなく、重みWeightがコンバージョンステップ毎に異なるAD変換器であれば適用することができる。
また、上記実施形態では、一つ前の変換サイクルにおいて更新されたポインタDp、又はこのポインタDpに乱数を加算した値に基づき、次の変換サイクルにおけるポインタDpの初期値を設定することで、変換サイクル毎に、ポインタの初期値が異なる値となるようにした場合について説明したが、変換サイクル毎に乱数を発生させ、この乱数そのものに基づき、変換サイクルにおけるポインタDpの初期値を設定するようにしてもよい。
また、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらす全ての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、全ての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画され得る。
2 リセット信号発生器
3 デルタシグマ変調器
4 デジタル演算部
11 加算器
12 アナログ積分器
13 量子化器
14 DAコンバータ(DAC)
15 DWA(データ加重平均化)回路
41 ビットシフタ
42 ポインタ発生器
43 乱数発生器
Claims (21)
- L個(Lは2以上の整数)のビット列で表されたサーモメータコードからなるデジタル入力信号が入力され、L種類の値を取り得るポインタにしたがって前記デジタル入力信号のビット位置をずらしたL個のビット列からなるデジタル出力信号を出力するビットシフタと、
前記サーモメータコードで表現されるデータ値の大きさと前記Lとをもとに、前記デジタル入力信号毎に前記ポインタを更新するポインタ発生器と、
を備え、
所定数の前記デジタル入力信号からなるデジタル入力信号群が変換サイクル毎に入力され、
前記ポインタ発生器は、前記変換サイクル毎に、前記ポインタの初期値が異なる値となるように、前記ポインタの取り得る値全てを候補として当該候補のうちのいずれか1つを前記ポインタの初期値として設定し、当該ポインタの初期値を、前記変換サイクルの1番目に入力されるデジタル入力信号用のポインタとして設定するデータ加重平均化回路。 - 前記ポインタ発生器は、n(n≧2)回目の変換サイクルの前記ポインタの初期値として、n−1回目の変換サイクルで最後に入力されたデジタル入力信号に基づき更新されたポインタを設定する請求項1に記載のデータ加重平均化回路。
- 前記データ値は零以上前記L以下を満足する整数であり、前記ポインタは零以上前記L−1以下を満足する整数であり、
前記ポインタ発生器は、前記デジタル入力信号が入力される毎に、更新前の前記ポインタに前記データ値を加算した値を中間値Dp′として生成し、前記中間値Dp′がDp′≧Lを満足しない場合には前記ポインタを前記中間値Dp′に更新し、Dp′≧Lを満足する場合には前記ポインタをDp′−Lに更新し、
前記n−1回目の変換サイクルで最後に入力されたデジタル入力信号に基づき更新されたポインタを、前記n回目の変換サイクルの前記ポインタの初期値として設定する請求項2に記載のデータ加重平均化回路。 - 乱数を発生する乱数発生器を備え、
前記ポインタ発生器は、前記乱数発生器で発生された乱数に基づき、前記候補のうちのいずれか1つを前記ポインタの初期値として設定する請求項1に記載のデータ加重平均化回路。 - 乱数を発生する乱数発生器を備え、
前記ポインタ発生器は、n−1(n≧2)回目の変換サイクルで最後に入力されたデジタル入力信号に基づき更新されたポインタと前記乱数発生器で発生された乱数との和に基づき、前記候補のうちのいずれか1つをn回目の変換サイクルの前記ポインタの初期値として設定する請求項1に記載のデータ加重平均化回路。 - 前記データ値は零以上前記L以下を満足する整数であり、前記ポインタは零以上前記L−1以下を満足する整数であり、
前記ポインタ発生器は、前記デジタル入力信号が入力される毎に、更新前の前記ポインタに前記データ値を加算した値を中間値Dp′として生成し、前記中間値Dp′がDp′≧Lを満足しない場合には前記ポインタを前記中間値Dp′に更新し、Dp′≧Lを満足する場合には前記ポインタをDp′−Lに更新し、
前記デジタル入力信号が前記n−1回目の変換サイクルで最後に入力されたデジタル入力信号であるときには、更新された前記ポインタと前記乱数との和に基づき、前記候補のうちのいずれか1つを前記n回目の変換サイクルの前記ポインタの初期値として設定する請求項5に記載のデータ加重平均化回路。 - 規則的に変化する値を出力する規則数値出力部を備え、
前記ポインタ発生器は、前記規則数値出力部の出力に基づき、前記候補のうちのいずれか1つを前記ポインタの初期値として設定する請求項1に記載のデータ加重平均化回路。 - 規則的に変化する値を出力する規則数値出力部を備え、
前記ポインタ発生器は、n−1(n≧2)回目の変換サイクルで最後に入力されたデジタル入力信号に基づき更新されたポインタと前記規則数値出力部の出力との和に基づき、前記候補のうちのいずれか1つをn回目の変換サイクルの前記ポインタの初期値として設定する請求項1に記載のデータ加重平均化回路。 - 前記データ値は零以上前記L以下を満足する整数であり、前記ポインタは零以上前記L−1以下を満足する整数であり、
前記ポインタ発生器は、前記デジタル入力信号が入力される毎に、更新前の前記ポインタに前記データ値を加算した値を中間値Dp′として生成し、前記中間値Dp′がDp′≧Lを満足しない場合には前記ポインタを前記中間値Dp′に更新し、Dp′≧Lを満足する場合には前記ポインタをDp′−Lに更新し、
前記デジタル入力信号が前記n−1回目の変換サイクルで最後に入力されたデジタル入力信号であるときには、更新された前記ポインタと前記規則数値出力部の出力との和に基づき、前記候補のうちのいずれか1つを前記n回目の変換サイクルの前記ポインタの初期値として設定する請求項8に記載のデータ加重平均化回路。 - サンプルホールドされたアナログ信号が入力されるアナログ積分器と、
前記アナログ積分器の出力を量子化して出力する量子化器と、
前記量子化器の出力をデータ加重平均化処理したデジタル信号を出力するデータ加重平均化回路と、
前記データ加重平均化回路から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換して前記アナログ積分器にフィードバックするデジタル/アナログ変換器と、を備えるインクリメンタルデルタシグマAD変換器の前記データ加重平均化回路として用いられる請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のデータ加重平均化回路。 - サンプルホールドされたアナログ信号が入力されるアナログ積分器と、
前記アナログ積分器からの出力を量子化して出力する量子化器と、
前記量子化器の出力を入力し前記アナログ信号に応じたデジタル信号を演算するデジタル演算部と、
前記量子化器の出力をデータ加重平均化処理したデジタル信号を出力するデータ加重平均化回路と、
前記データ加重平均化回路から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換して前記アナログ積分器にフィードバックするデジタル/アナログ変換器と、を備え、
前記データ加重平均化回路として、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のデータ加重平均化回路を備えるインクリメンタルデルタシグマAD変換器。 - L種類(Lは2以上の整数)の値を取り得るポインタにしたがって、L個のビット列で表されたサーモメータコードからなるデジタル入力信号のビット位置をずらしたL個のビット列からなるデジタル出力信号を生成する出力信号生成ステップと、
前記サーモメータコードで表現されるデータ値の大きさと前記Lとをもとに、前記デジタル入力信号毎に前記ポインタを更新するポインタ更新ステップと、を備え、
所定数の前記デジタル入力信号からなるデジタル入力信号群が変換サイクル毎に入力され、前記ポインタ更新ステップでは、前記変換サイクル毎に、前記ポインタの初期値が異なる値となるように、前記ポインタの取り得る値全てを候補として当該候補のうちのいずれか1つを前記ポインタの初期値として設定し、当該ポインタの初期値を、前記変換サイクルの1番目に入力されるデジタル入力信号用のポインタとして設定するデータ加重平均化方法。 - 前記ポインタ更新ステップでは、n(n≧2)回目の変換サイクルの前記ポインタの初期値として、n−1回目の変換サイクルで最後に入力されたデジタル入力信号に基づき更新されたポインタを設定する請求項12に記載のデータ加重平均化方法。
- 前記データ値は零以上前記L以下を満足する整数であり、前記ポインタは零以上前記L−1値以下を満足する整数であり、
前記ポインタ更新ステップでは、前記デジタル入力信号が入力される毎に、更新前の前記ポインタに前記データ値を加算した値を中間値Dp′として生成し、前記中間値Dp′がDp′≧Lを満足しない場合には前記ポインタを前記中間値Dp′に更新し、Dp′≧Lを満足する場合には前記ポインタをDp′−Lに更新し、
前記n−1回目の変換サイクルで最後に入力されたデジタル入力信号に基づき更新されたポインタを、前記n回目の変換サイクルの前記ポインタの初期値として設定する請求項13に記載のデータ加重平均化方法。 - 前記ポインタ更新ステップでは、前記変換サイクル毎に発生させた乱数に基づき、前記候補のうちのいずれか1つを前記ポインタの初期値として設定する請求項12に記載のデータ加重平均化方法。
- 前記ポインタ更新ステップでは、n(n≧2)回目の変換サイクルの前記ポインタの初期値として、n−1回目の変換サイクルで最後に入力されたデジタル入力信号に基づき更新されたポインタと前記変換サイクル毎に発生させた乱数との和に基づき、前記候補のうちのいずれか1つを前記ポインタの初期値として設定する請求項12に記載のデータ加重平均化方法。
- 前記データ値は零以上前記L以下を満足する整数であり、前記ポインタは零以上前記L−1以下を満足する整数であり、
前記ポインタ更新ステップでは、前記デジタル入力信号が入力される毎に、更新前の前ポインタに前記データ値を加算した値を中間値Dp′として生成し、前記中間値Dp′がDp′≧Lを満足しない場合には前記ポインタを前記中間値Dp′に更新し、Dp′≧Lを満足する場合には前記ポインタをDp′−Lに更新し、
前記デジタル入力信号が前記n−1回目の変換サイクルで最後に入力されたデジタル入力信号であるときには、更新された前記ポインタと前記乱数との和に基づき、前記候補のうちのいずれか1つを前記n回目の変換サイクルの前記ポインタの初期値として設定する請求項16に記載のデータ加重平均化方法。 - 前記ポインタ更新ステップでは、前記変換サイクル毎に発生させた規則的に変化する数値に基づき、前記候補のうちのいずれか1つを前記ポインタの初期値として設定する請求項12に記載のデータ加重平均化方法。
- 前記ポインタ更新ステップでは、n(n≧2)回目の変換サイクルの前記ポインタの初期値として、n−1回目の変換サイクルで最後に入力されたデジタル入力信号に基づき更新されたポインタと前記変換サイクル毎に発生させた規則的に変化する数値に基づき、前記候補のうちのいずれか1つを前記ポインタの初期値として設定する請求項12に記載のデータ加重平均化方法。
- 前記データ値は零以上前記L以下を満足する整数であり、前記ポインタは零以上前記L−1以下を満足する整数であり、
前記ポインタ更新ステップでは、前記デジタル入力信号が入力される毎に、更新前の前記ポインタに前記データ値を加算した値を中間値Dp′として生成し、前記中間値Dp′がDp′≧Lを満足しない場合には前記ポインタを前記中間値Dp′に更新し、Dp′≧Lを満足する場合には前記ポインタをDp′−Lに更新し、
前記デジタル入力信号が前記n−1回目の変換サイクルで最後に入力されたデジタル入力信号であるときには、更新された前記ポインタと前記規則的に変化する数値との和に基づき、前記候補のうちのいずれか1つを前記n回目の変換サイクルの前記ポインタの初期値として設定する請求項19に記載のデータ加重平均化方法。 - インクリメンタルデルタシグマAD変換器においてデジタル/アナログ変換動作を行う際に行われるデータ加重平均化処理に用いられる請求項12から請求項20のいずれか1項に記載のデータ加重平均化方法。
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