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JP6590178B1 - 熱収縮性ポリアミドフィルム及びその製造方法 - Google Patents

熱収縮性ポリアミドフィルム及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高い熱水収縮性を示す熱収縮性ポリアミドフィルムを、ポリアミド樹脂の化学組成の改変を必要とすることなく実現することのできる製造すできる方法を提供する。【解決手段】熱収縮性ポリアミドフィルムの製造に際して、ポリアミド樹脂の成形により得られたポリアミドフィルムに対して、該ポリアミドフィルムの結晶化度を1.1−1.5倍に高くする処理を施すか、あるいは85℃以上の温度に加熱した水もしくは水蒸気に該ポリアミドフィルムを10秒間乃至10分間接触させる処理を施し、その後に延伸処理を行う方法。【選択図】なし

Description

本発明は、熱収縮性ポリアミドフィルム及びその製造方法に関する。本発明は特に、従来から利用されている化学組成のポリアミド樹脂を原料として得られるポリアミドフィルムからも高い熱水収縮率を示す熱収縮性ポリアミドフィルムを製造することを可能にする方法に関する。本発明はまた、従来から利用されている化学組成のポリアミド樹脂を原料としても製造することのできる、高い熱水収縮率を示す熱収縮性ポリアミドフィルムにも関する。
熱収縮性樹脂フィルムは、食料品や精密部品を含む各種の物品の包装材料として多用されている。熱収縮性樹脂フィルムは、ポリオレフィン樹脂やポリエステル樹脂を含む多くの熱可塑性樹脂材料から製造されているが、そのなかでもポリアミド樹脂から製造される熱収縮性樹脂フィルム、すなわちポリアミド樹脂フィルムは親水性で、優れた透明性や気密性(ガスバリヤー性能)を示すことから、単独もしくは積層体フィルムとして、特に食料品の包装材料として利用されている。
熱収縮性ポリアミド樹脂フィルム(単に、熱収縮性ポリアミドフィルムとも云うこともある)は、上記のように、優れた特性を示す熱収縮性樹脂フィルムであるが、ポリオレフィン樹脂やポリ塩化ビニリデン樹脂を成形材料として得られる熱収縮性樹脂フィルムのような高い熱収縮率が得られにくいという欠点がある。
特に食料品の熱収縮性包装材料として多用される熱収縮性ポリアミドフィルムは、食料品を包装状態とした後、熱水、高温の水蒸気あるいは高温の乾燥気体(乾熱)と接触させることにより収縮させて気密性の高い包装体とすることが一般的であるところから、高い熱水収縮率(高温に加熱した水あるいは水蒸気との接触により発生する収縮の割合、一般的に云われる熱収縮率に対応する)を示すことが要求されるが、これまで、従来からポリアミドフィルムの製造原料として利用されているポリアミド6やポリアミド66などのポリアミド樹脂の成形により製造したポリアミドフィルムからは、高い熱水収縮性を示す熱収縮性ポリアミドフィルムを得ることは困難であった。
熱可塑性樹脂フィルムに熱収縮性(熱水、高温の水蒸気あるいは高温の乾燥気体などとの接触により収縮する性質)を付与する一般的な手段は、Tダイを用いる成形方法などの公知の方法により成形して得た樹脂フィルムに対して、一軸延伸あるいは二軸延伸などの延伸処理を施す方法であり、その延伸条件の設定を変えることにより、延伸処理を施した樹脂フィルムの熱収縮率を増減させることは可能であるが、延伸処理を施した樹脂フィルム(延伸樹脂フィルム)の物性の低下も同時に発生しやすいため、延伸条件の調整による熱収縮率の増加も限度がある。
従って、これまでは、延伸処理されるポリアミドフィルムの材料であるポリアミド樹脂の化学組成について変更あるいは改良を行うことにより、延伸処理後のポリアミドフィルムの熱収縮性を含む物理的特性を改良する方法が検討されてきた。
特許文献1には、特定のポリアミド共重合体、すなわち、ε−カプロラクタム、アミノトデカン酸、およびヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の塩を共重合して得られた三元共重合体ポリアミド、を通常の方法、すなわち、ポリアミド専用の延伸装置を用いることのない方法で逐次二軸延伸することにより、優れたガスバリヤー性、強度及び剛性を有する包装材料用ポリアミドフィルムが得られるとの開示がある。そして、この特許文献に記載されている実施例によると、得られた包装用ポリアミドフィルムの収縮率(熱水収縮率)は5.3−7.1%である。
特許文献2には、成形性、熱収縮性、ガスバリヤー性、柔軟性などに優れ、ケーシングフィルム等として使用した場合に、充填性に優れ、しわの発生がなく、寸法安定性に優れた単層または多層の包装用フィルムまたはシートとして、少なくとも一層のポリアミド系樹脂組成物層を有する単層または多層の包装用フィルムまたはシートであって、該ポリアミド系樹脂組成物層が、脂肪族ナイロン(共)重合体成分(1)と芳香族ナイロン(共)重合体成分(2)とを含む共重合体ナイロン(c)を少なくとも5重量%の割合で含有するポリアミド系樹脂組成物からなる層(A)である包装用フィルムまたはシートが開示されている。そして、この特許文献に記載されている実施例によると、得られたポリアミド系樹脂組成物層を有する包装用フィルムの収縮率(熱水収縮率)は10−14%である。
特許文献3には、食品等の包装材料、シュリンク包装材料、食品ケーシング用材料として、酸素ガスバリア性に優れ、突き刺し性に優れ、熱水収縮率の大きいポリアミド層を有するポリアミドフィルムとして、少なくとも一層のポリアミド層を有する単層または多層のポリアミドフィルムであって、ポリアミド層が、50−90重量%の(A)ε−カプロラクタム及びε−アミノカプロン酸から選ばれる成分と、(B)12−アミノドデカン酸及びw−ラウロラクタムから選ればれる成分及び(C)ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の等モル塩との合計量(B成分とC成分との合計量)10−50重量%とを共重合(A成分、B成分及びC成分の三成分を含み、三成分の合計量が100重量%である)して得られるポリアミドで、水冷インフレーション成形により製造されたポリアミドフィルムである熱収縮性ポリアミドフィルムが開示されている。そして、この特許文献に記載されている実施例によると、同時二軸延伸により得られた熱収縮性ポリアミドフィルムの熱水収縮率(90℃)は、31−32%である。
特許文献4には、優れたフィルムのシュリンク性、湿熱処理後の突き刺し強度及び深絞り性をもたらすフィルム成形用のポリアミド樹脂として、ε−カプロラクタム及び/又はε−アミノカルボン酸に由来する単位(単位1)、アジピン酸に由来する単位(単位2)並びにヘキサメチレンジアミンに由来する単位(単位3)を含むポリアミド樹脂であって、ポリアミド樹脂の末端アミノ基濃度が末端カルボキシル基濃度よりも大きく、単位1、単位2及び単位3の合計に対し、単位1が60重量%超、80重量%未満であるポリアミド樹脂が開示されている。そして、この特許文献に記載されている実施例によると、同時二軸延伸により得られたポリアミド樹脂フィルムの熱水収縮率(90℃、1分)は、42−50%である。
特許文献5には、熱収縮性に優れたポリアミドフィルムの製造に利用できるポリアミド樹脂が開示されている。そのポリアミド樹脂は、三種以上の単位を含み、(A)ラクタム及び/又はアミノカルボン酸に由来する単位並びに(B)ジアミン及びジカルボン酸の等モル塩に由来する単位を含み、前記(B)ジアミン及びジカルボン酸の等モル塩に由来する単位は、(B−1)脂環構造を有さない単位及び(B−2)脂環構造を有する単位を含むポリアミド樹脂と記載されている。そして、この特許文献に記載されている実施例によると、一軸延伸により得られたポリアミド樹脂フィルムの熱水収縮率(90℃、1分)は、23−36%である。
特許文献6には、特にソーセージの製造に好適な管状二軸延伸熱収縮性多層フィルム食品ケーシングとして、ポリアミド内層と、エステル、無水物及びカルボン酸の群から選択される少なくとも一つの官能部分を有する少なくとも一種のエチレン重合体を少なくとも60重量%含むコア層とポリアミド外層とから構成したケーシングフィルムが開示されている。そして、この特許文献に記載されている実施例によると、管状二軸延伸熱収縮性多層フィルム食品ケーシングの熱収縮率(90℃)は、27−34%である。
特許文献7には、包装材料、特に食品包装材料に要求される諸特性を硬度に満たし、特に熱処理後においても最高レベルの熱収縮率を示すポリアミド系の熱収縮性多層フィルムとして、熱可塑性樹脂からなる外表面層(a)、ポリアミド系樹脂からなる中間層(b)、およびシール可能な樹脂からなる内表面層(c)を含む少なくとも三層からなり、外表面層(a)を熱可塑性樹脂が、ポリエステル系樹脂またはポリオレフィン系樹脂であり、中間層(b)を構成するポリアミド系樹脂が、脂肪族ポリアミド樹脂85−60重量%と、脂肪族ジアミン/イソフラル酸と脂肪族ジアミン/テレフタル酸との共重合体である芳香族共重合ポリアミド樹脂15−40重量%との混合物であり、内表面層(c)を構成するシール可能な樹脂が,本質的に密度0.915未満のエチレンとαオレフィンとの共重合体であり、80℃における熱水収縮率が縦/横方向ともに30%以上である、二軸延伸後に熱処理された熱収縮性多層フィルムが開示されている。そして、この特許文献に記載されている実施例によると、熱収縮性多層フィルム食品ケーシングの熱水収縮率(90℃)は、37〜45%である。
特許文献8には、必要な熱収縮性を確保しつつ過大な熱収縮応力の発生を防止し、自動包装適正および印刷適正に優れた熱収縮性多層フィルムとして、ポリエステル系樹脂から外表面層(a)、ポリアミド系樹脂からなる中間層(b)、およびシール可能な樹脂からなる内表面層(c)の少なくとも三層からなり、50℃における熱収縮応力が縦方向と横方向において、ともに3MPa以下、90℃での熱水収縮率が20%以上である熱収縮性多層フィルムが開示されている。そして、この多層フィルムの製造方法として、比較的高い延伸倍率での二軸インフレーションと、比較的低温のスチームまたは温水による熱処理工程を経る方法が開示されている。そして、この特許文献に記載されている実施例によると、熱収縮性多層フィルム食品ケーシングの熱水収縮率(90℃)は、24−43%である。
特開平9−234789号公報 特開平10−195211号公報 特開2006−111763号公報 再公表特許WO2015/186689号公報 WO2017/150410号公報 特開平6−189668号公報 特開2002−172746号公報 特開平11−300914号公報
上記の各先行技術文献に記載されているように、これまでに知られている熱水収縮率の高い熱収縮性ポリアミド樹脂フィルムの製造方法は、主として、ポリアミド樹脂の化学組成についての改変を行うか、あるいはポリアミド樹脂フィルムを、高い熱収縮性の付与が可能な他の熱可塑性フィルムとの積層体フィルムとしたのち延伸処理する方法が利用されてきた。すなわち、本発明の発明者の知る限りにおいて、ポリアミド樹脂フィルムの化学組成の改変を伴うことなく、かつポリオレフィン系樹脂フィルムやポリ塩化ビニリデン樹脂フィルムのような、延伸処理により高い熱収縮性の付与が可能な熱可塑性樹脂フィルムとの積層体としての延伸処理による改良以外の方法で、高い熱水収縮性を示す熱収縮性ポリアミドフィルムを得る方法は知られていない。
従って、本発明の目的は、ポリアミド樹脂フィルムの化学組成の改変を必要とすることなく、かつポリオレフィン系樹脂フィルムやポリ塩化ビニリデン樹脂フィルムのような、延伸処理により高い熱収縮性を付与することが可能な熱可塑性樹脂フィルムとの積層体としての延伸処理を要件とすることなく、高い熱水収縮性を示す熱収縮性ポリアミドフィルムを製造する方法を提供することにある。
本発明はまた、ポリアミド樹脂フィルムの化学組成の改変を必要とすることなく、かつポリオレフィン系樹脂フィルムやポリ塩化ビニリデン樹脂フィルムのような、延伸処理により高い熱収縮性を付与することが可能な熱可塑性樹脂フィルムとの積層体としての延伸処理を要件とすることなく得られる、高い熱水収縮性を示す熱収縮性ポリアミドフィルムを提供することにもある。
本発明の発明者は、ラクタム、アミノカルボン酸もしくはラクタムとアミノカルボン酸の組み合わせのいずれかから誘導される単位そしてジアミンとジカルボン酸との塩から誘導される単位を含むポリアミド樹脂のような、従来より熱収縮性ポリアミド樹脂フィルムの製造原料として一般的に用いられている化学組成のポリアミド樹脂の成形により得られたポリアミド樹脂フィルム(単に、ポリアミド樹脂の原反フィルムあるいは未延伸フィルムとも呼ばれることがある)を、特定の条件を満足する高温の水もしくは水蒸気に特定の範囲内の時間にて接触させる処理に代表されるポリアミドフィルムの結晶化度を1.1−1.5倍(好ましくは、1.1−1.4倍)に高くする処理を施し、その後に一軸延伸あるいは二軸延伸などの延伸処理を行うことにより、高い熱水収縮率を示す熱収縮性ポリアミド樹脂フィルムが得られることを見出した。
従って、本発明は、ポリアミド樹脂の成形により得られたポリアミドフィルムに対して、該ポリアミドフィルムの結晶化度を1.1−1.5倍(好ましくは、1.1−1.4倍)に高くする処理を施し、その後に延伸処理を行うことを特徴とする熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法にある。
本発明はまた、ポリアミド樹脂の成形により得られたポリアミドフィルムに対して85℃以上の温度に加熱した水もしくは水蒸気に該ポリアミドフィルムを10秒間乃至10分間接触させる処理を施し、その後に延伸処理を行うことを特徴とする熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法にもある。
本発明はさらに、結晶化度が20−50%(好ましくは20−45%)の範囲にあって、複屈折値が1×10-3−100×10-3の範囲の値であることを特徴とする、25%以上(好ましくは40%以下)の熱水収縮率を示す熱収縮性ポリアミドフィルムにもある。
本発明はさらに、上記の本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムのいずれかの製造方法により得られた熱収縮性ポリアミドフィルムにもある。
本発明はさらに、上記の本発明のいずれかの熱収縮性ポリアミドフィルムと当該ポリアミドフィルム以外の熱可塑性樹脂フィルムとを含む積層体である熱収縮性積層体フィルムにもある。
本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法の好ましい態様を以下に記載する。
(1)上記延伸処理の前のポリアミドフィルムの結晶化度を1.1−1.5倍に高くする処理が、85℃以上の温度(好ましくは、90℃以上、100℃以下)に加熱した水もしくは水蒸気に該ポリアミドフィルムを10秒間乃至10分間(好ましくは、30秒間乃至5分間)接触させる処理である。
(2)上記延伸処理が、延伸処理後のポリアミド(樹脂)フィルムの複屈折値が1×10-3−100×10-3の範囲の値となるようにする延伸処理である。
(3)上記延伸処理が、ポリアミドフィルムの結晶化度を1.1−1.5倍に高くする処理を施した後のポリアミドフィルムの結晶化度を1.05−3.00倍とする延伸処理である。
(4)上記ポリアミド樹脂が、ラクタム、アミノカルボン酸もしくはラクタムとアミノカルボン酸の組み合わせのいずれかから誘導される単位そしてジアミンとジカルボン酸との塩から誘導される単位を含むポリアミド樹脂である。
(5)上記ポリアミド樹脂が、ε−カプロラクタムから誘導される単位そしてジアミンとジカルボン酸との等モル塩から誘導される単位を含むポリアミド樹脂である。
本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの好ましい態様を以下に記載する。
(1)一軸延伸フィルムであって、複屈折値が10×10-3−50×10-3の範囲の値である。
(2)二軸延伸フィルムであって、複屈折値が1×10-3−10×10-3の範囲の値である。
(3)上記ポリアミドフィルムが、ラクタム、アミノカルボン酸もしくはラクタムとアミノカルボン酸の組み合わせのいずれかから誘導される単位そしてジアミンとジカルボン酸との塩から誘導される単位を含むポリアミド樹脂のフィルムである。
(4)上記ポリアミドフィルムが、ε−カプロラクタムから誘導される単位そしてジアミンとジカルボン酸との等モル塩から誘導される単位を含むポリアミド樹脂のフィルムである。
(5)本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法により得られた熱収縮性ポリアミドフィルムである。
本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムのいずれかの製造方法を利用することにより、ポリアミド樹脂フィルムの化学組成の改変を必要とすることなく、かつポリオレフィン系樹脂フィルムやポリ塩化ビニリデン樹脂フィルムのような、延伸処理により高い熱収縮性の付与が可能な熱可塑性樹脂フィルムとの積層体として使用を要件とすること無く、高い熱水収縮性を示す熱収縮性ポリアミドフィルムを製造することができる。
本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムは、結晶化度が20−50%の範囲(好ましくは20−45%の範囲)にあって、複屈折値1×10-3−100×10-3の範囲の値であって、ポリオレフィン系樹脂フィルムのような、延伸処理により高い熱収縮性の付与が可能な熱可塑性樹脂フィルムとの積層体として使用を要件とすること無く、25%以上(好ましくは40%以下)というような高い熱水収縮率を示す熱収縮性ポリアミドフィルムとして、食料品材料の包装を代表例とする各種材料の包装の用途に特に有利に利用できる。
次に、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルム、そして本発明の熱収縮性積層体フィルムについて、更に詳しく説明する。
本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法は、ポリアミド樹脂の成形により得られたポリアミドフィルムを材料として、熱収縮率を付与するための延伸処理の前に特定の処理を施すことにより実施される。
本発明の成形対象となるポリアミド樹脂としては、前述のように、ラクタム、アミノカルボン酸もしくはラクタムとアミノカルボン酸の組み合わせのいずれかから誘導される単位そしてジアミンとジカルボン酸との塩から誘導される単位を含むポリアミド樹脂のような、従来より熱収縮性ポリアミド樹脂フィルムの製造材料として用いられてきたポリアミド樹脂が利用できるが、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法で用いられるポリアミド樹脂はそれらに限定されることはなく、例えば、特許文献1乃至8に例示されているような各種のポリアミド樹脂を利用することもできる。従って、特許文献1乃至8の記載については、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムと矛盾する内容でない限り、その記載を本明細書の記載とする。なお、特許文献1乃至8に記載されていない各種のポリアミド樹脂を利用することも可能である。
本発明の熱収縮性ポリアミドフィルム及びその製造方法において使用されるポリアミド樹脂は、JIS K6820に規定されている低分子量物の含有量の測定方法により測定した水抽出量が3.0%以下(特に2.0%以下)のものであることが好ましく、また水分含有率は0.2重量%以下(特に0.1重量%)であることが好ましい。
「ポリアミド樹脂の成形により得られたポリアミドフィルム」とは、ポリアミド樹脂を、例えばインフレーション法に代表される公知の成形処理により得られるポリアミド樹脂フィルムであり、通常は結晶度が低く、無定形なポリアミド樹脂フィルムである。ポリアミド樹脂の成形方法については、例えば、特許文献1〜8に例示されているような成形方法を利用することができる。従って、特許文献1〜8の記載については、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法と矛盾する内容でないことを条件として、その記載を本明細書の記載とする。なお、特許文献1〜8に記載されていない各種のポリアミド樹脂の成形方法を利用することも可能である。
次に、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法の主となる特徴的な処理である、ポリアミド樹脂の成形により得られたポリアミドフィルムに対して、該ポリアミドフィルムの結晶化度を1.1−1.5倍に高くする処理について説明する。
上記の成形されたポリアミドフィルムの結晶化度を1.1−1.5倍に高くする処理は、例えば、該ポリアミドフィルムを、85℃以上(好ましくは、90℃以上で、100℃以下)の温度に加熱した水もしくは水蒸気に10秒間乃至10分間(好ましくは、1分間以上、5分間未満)接触させる処理を施すことにより実現する。但し、ポリアミドフィルムの結晶化度を1.1−1.5倍に高くするために利用される加熱した水もしくは水蒸気に接触させる処理は、ポリアミドフィルムのポリアミド樹脂の化学組成、ポリアミドフィルムの厚さなどにより変動することがあるため、この点の考慮が必要である。なお、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法では、ポリアミド樹脂の成形により得られたポリアミドフィルムに対して、該ポリアミドフィルムの結晶化度を高くする処理において、結晶度は、1.1−1.4倍高くすることが好ましい。
なお、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法において、ポリアミド樹脂の成形により得られたポリアミドフィルムに対して85℃以上の温度に加熱した水もしくは水蒸気に該ポリアミドフィルムを10秒間乃至10分間接触させる処理を施し、その後に延伸処理を行った場合でも、前者の処理に際してポリアミドフィルム(未延伸フィルム)の結晶化度が1.1−1.5倍とならないこともある。
ポリアミドフィルムを加熱した水もしくは水蒸気に接触させる処理は、例えば、ポリアミドフィルムを、85℃以上に加熱した水を収容する水槽に所定時間浸す処理、あるいはポリアミドフィルムに85℃以上に加熱した水蒸気を連続的に所定時間吹き付ける処理により行うことができる。
上記の加熱した水もしくは水蒸気に接触させる処理を施したポリアミドフィルムは、その後、冷却した後、もしくは冷却することなく、延伸処理に付される。熱収縮性ポリアミドフィルムを製造するための延伸処理については、一軸延伸、同時二軸延伸、および逐次二軸延伸などの各種の延伸処理方法が知られており、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法においても、それらの各種の延伸処理方法を利用できる。また、延伸倍率、延伸温度など延伸処理条件についても、適宜変更することができることも知られている。熱収縮性ポリアミドフィルムの製造に利用される延伸処理方法や延伸処理条件については、特許文献1〜8に詳しく記載されているので、それらに記載の延伸処理方法や延伸処理条件を利用することができる。従って、特許文献1乃至8の記載については、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法と矛盾する内容でないことを条件として、その記載を本明細書の記載とする。なお、特許文献1乃至8に記載されていない各種のポリアミド樹脂フィルムの延伸方法を利用することも可能である。
ただし、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法では、結晶化度を1.1−1.5倍に高くする処理を施したポリアミドフィルムに対して延伸処理を施した後のポリアミドフィルムの複屈折値が1×10-3−100×10-3の範囲の値となるような延伸方法と延伸処理条件により延伸処理を行うことが望ましい。本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法において、ポリアミド樹脂の成形により得られたポリアミドフィルムに対して、上記のような条件での結晶化度を高める処理を施した後、延伸処理を行うことによって、延伸処理後のポリアミドフィルムが、20−50%の範囲にある結晶化度を示し、かつ複屈折値が1×10-3−100×10-3の範囲の値となるようにすることにより、25%以上の熱水収縮率を示す熱収縮性ポリアミドフィルムを得ることができる。
なお、ポリアミド樹脂の一軸延伸フィルムである場合には、熱収縮性ポリアミドフィルムの複屈折値が10×10-3−40×10-3の範囲の値であることが好ましく、一方、ポリアミド樹脂の二軸延伸フィルムである場合には、複屈折値が縦および横の両方向において、1×10-3−10×10-3の範囲の値であることが好ましい。
本発明の高い熱水収縮率を示す熱収縮性ポリアミドフィルムは、前述のように、単独にて包装用ポリアミドフィルムとして使用することが可能であるが、水熱収縮性あるいは他の各種の物理的特性を向上させるために、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムとポリアミドフィルム以外の熱可塑性樹脂フィルムとを含む積層体の形態での熱収縮性積層体フィルムとしての使用も有効である。ポリアミドフィルムを含む積層体フィルムの種々の構成や、製造方法については、特許文献1〜8に詳しい記載があり、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムとポリアミドフィルム以外の熱可塑性樹脂フィルムとを含む積層体である熱収縮性積層体フィルムの製造に関しては、それらの記載を参考にすることができる。従って、特許文献1〜8の記載については、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムとその製造方法と矛盾する内容でないことを条件として、その記載を本明細書の記載とする。なお、特許文献1〜8に記載されていない各種のポリアミド樹脂フィルムの積層体の構成を利用することも可能である。
以下に、本発明の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法と熱収縮性ポリアミドフィルムの実施例とその比較例を示す。実施例に記載したポリアミドフィルムの結晶化度と複屈折率の測定方法、そして実施例と比較例に記載した熱水収縮率(シュリンク率)の測定方法は下記のとおりである。
なお、本発明の記載で用いられる「結晶化度」、「複屈折率」、そして「熱水収縮率」は、下記の方法により得た値を意味する。
[結晶化度]
ポリアミドフィルムをMD方向(延伸方向)に揃えて、そのフィルム面に平行にX線を入射した。結晶化度は、リガク社製の回転対陰極型X線回折装置(RINT−TTRIII型)を用い、X線回折法(ルーランド法)により測定した上で、所定の計算式に基づき算出した。すなわち、広角X線回折プロファイルから、非晶域に由来する散乱領域と結晶域に由来する散乱領域とを分離し、下記の式に従って、全散乱強度に対する結晶域での散乱強度の比として、結晶化度(%)を算出した。

結晶化度(%)=(結晶域の散乱強度)/(結晶域での散乱強度+非晶域での散乱強度)×100
[複屈折値(ΔN)]
位相差測定装置(KOBRA−WR)を用いて、面内位相差測定により、複屈折値(ΔN)を得た。なお、複屈折値(ΔN)は、フィルム内の分子鎖の配向度合いの指標とも見ることができ、複屈折値(ΔN)が大きい程、延伸方向に沿ってポリアミド樹脂の分子鎖が配向していると云うことができる。
[熱水収縮率(シュリンク率)]
Tダイを用いて成形し、延伸処理を施したポリアミドフィルムの所定の領域の長さA(mm)を測定し、次いで上記ポリアミドフィルムを23℃、50%RHの環境条件に24時間放置して、上記の所定領域の長さB(mm)を測定した。
次に、23℃、50%RHの環境条件に24時間放置したポリアミドフィルムを90℃に加熱した水浴に1分間浸漬し、その後、そのポリアミドフィルムを水浴から取り出し、23℃、50%RHの環境条件に72時間放置して、上記の所定領域の長さC(mm)を測定し、下記の式により、熱水収縮率(%)を算出した。

熱水収縮率(%)=(B−C)/A × 100
[比較例1−ポリアミドフィルムの製造]
(1)ポリアミド樹脂の製造
攪拌機、温度計、圧力計、圧力制御装置、窒素ガス導入口、放圧口およびポリマー取り出し口を備えた容量70リットルの耐圧容器に、ε−カプロラクタム18860g(82重量%)、ヘキサメチレンジアミン(HMD)とアジピン酸(AA)との等モル塩50%水溶液8280g(HMDとAAとの等モル塩:18重量%)を仕込み、窒素加圧と放圧を数回繰り返し、耐圧容器内を窒素置換してから240℃にまで昇温した。その後、攪拌下にて240℃で2時間加熱を続け、耐圧容器内で重合反応を進行させた。次いで、ゲージ圧が0MPaになるまで容器内を放圧し、その後、容器内に窒素ガスを260L/時の流速で導入しながら、重合反応を240℃で2.9時間継続して進行させ、ポリアミド樹脂を得た。
重合反応終了後、攪拌を停止し、ポリマー取り出し口から溶融状態の無色透明のポリアミド樹脂を紐状にして抜き出し、水冷後、ペレットとして得た。得られたペレットを連続的に流れる熱水(95℃)により24時間洗浄して、ペレットから未反応のモノマー(原料成分)を除去し、次いで110℃にて12時間真空乾燥して、乾燥状態のペレットを得た。
(2)ポリアミドフィルムの製造(成形)
上記(1)で得られたポリアミドをTダイ成形装置(プラスチック工学研究所製、ダイ幅:300mm)を用い、成形温度250℃で溶融押し出してシート状とした後、設定温度を30℃とした第一ロール、そして設定温度を27℃とした第2冷却ロールによりで冷却することにより、厚みが100μmのポリアミドフィルム(未延伸フィルム)を得た。
(3)上記(2)で得たポリアミドフィルムの結晶化度を測定した結果を表1に示す。
[実施例1−加熱水処理ポリアミドフィルムの製造]
比較例1の(2)で得たポリアミドフィルム(未延伸フィルム)を、恒温水槽に収容した90℃の水に2分間浸漬させた後、乾燥することにより加熱水処理ポリアミドフィルムを得た。このポリアミドフィルムの結晶化度を測定した結果を表1に示す。
Figure 0006590178
[実施例2−熱収縮性ポリアミドフィルムの製造(一軸延伸、2倍延伸)]
実施例1で得た加熱水処理ポリアミドフィルムから、縦90mm、横10mmのフィルム試料片を作製した。このフィルム試料片を、80℃に温度調節された一軸延伸機(RTA−500型、テンシロン製)の延伸槽に取り付け、80℃で60秒間予熱した後、Tダイ成形機での押し出し方向に、150mm/秒の延伸速度で2倍に一軸延伸し、次いで80℃の加熱空気で1分間の熱処理を行い、一軸延伸フィルムを得た。この一軸延伸フィルムの熱水収縮率、そして複屈折率と結晶化度を表2に示す。
[比較例2−熱収縮性ポリアミドフィルムの製造(一軸延伸、2倍延伸)]
比較例1で得たポリアミドフィルム(加熱水処理なし)から、縦90mm、横10mmのフィルム試料片を作製した。このフィルム試料片を用いて、実施例2と同様な一軸延伸処理と熱処理とを行い、一軸延伸フィルムを得た。この一軸延伸フィルムの熱水収縮率を表2に示す。
[実施例3−熱収縮性ポリアミドフィルムの製造(一軸延伸、3倍延伸)]
延伸倍率を3倍に変えた以外は実施例2と同じ一軸延伸処理と熱処理とを行い、一軸延伸フィルムを得た。この一軸延伸フィルムの熱水収縮率、そして複屈折率と結晶化度を表2に示す。
[比較例3−熱収縮性ポリアミドフィルムの製造(一軸延伸、3倍延伸)]
比較例1で得たポリアミドフィルム(加熱水処理なし)から、縦90mm、横10mmのフィルム試料片を作製した。このフィルム試料片を用いて、実施例3と同様な一軸延伸処理と熱処理とを行い、一軸延伸フィルムを得た。この一軸延伸フィルムの熱水収縮率を表2に示す。
[実施例4−熱収縮性ポリアミドフィルムの製造(一軸延伸、4倍延伸)]
延伸倍率を4倍に変えた以外は実施例2と同じ一軸延伸処理と熱処理とを行い、一軸延伸フィルムを得た。この一軸延伸フィルムの熱水収縮率、そして複屈折率と結晶化度を表2に示す。
[比較例4−熱収縮性ポリアミドフィルムの製造(一軸延伸、4倍延伸)]
比較例1で得たポリアミドフィルム(加熱水処理無し)から、縦90mm、横10mmのフィルム試料片を作製した。このフィルム試料片を用いて、実施例3と同様な一軸延伸処理と熱処理とを行い、一軸延伸フィルムを得た。この一軸延伸フィルムの熱水収縮率を表2に示す。
[実施例5−熱収縮性ポリアミドフィルムの製造(同時二軸延伸、3×3倍延伸)]
実施例1で得た加熱水処理ポリアミドフィルムから、縦92mm、横92mmのフィルム試料片を作製した。このフィルム試料片を、100℃に温度調節された二軸延伸機(BIX−703型、岩本製作所製)の延伸槽に取り付け、100℃で60秒間予熱した後、Tダイ成形機での押し出し方向(流れ方向)及びその直角方向の二方向に、それぞれ150mm/秒の延伸速度で3倍に同時二軸延伸し、次いで100℃の加熱空気で1分間の熱処理を行い、同時二軸延伸フィルムを得た。この同時二軸延伸フィルムの熱水収縮率、そして複屈折率と結晶化度を表2に示す。
[比較例5−熱収縮性ポリアミドフィルムの製造(二軸延伸、3×3倍延伸)]
比較例1で得たポリアミドフィルム(加熱水処理無し)から、縦92mm、横92mmのフィルム試料片を作製した。このフィルム試料片を用いて、実施例5に記載の方法と同様の二軸延伸処理と熱処理とを行い、同時二軸延伸フィルムを得た。この同時二軸延伸フィルムの熱水収縮率を表2に示す。
Figure 0006590178
表2に示した測定データから、本発明に従って加熱水処理を施した後、延伸処理して得たポリアミドフィルムは、加熱水処理を施すこと無く延伸処理して得たポリアミドフィルムに比較すると、結晶化度が高くなり、同時に熱水収縮率も向上することが分かる。

Claims (6)

  1. ポリアミド樹脂の成形により得られたポリアミドフィルムに対して、該ポリアミドフィルムの結晶化度を1.1−1.5倍に高くする処理を施し、その後に延伸処理を行うことを特徴とする熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法。
  2. 上記延伸処理の前のポリアミドフィルムの結晶化度を1.1−1.5倍に高くする処理が、85℃以上の温度に加熱した水もしくは水蒸気に該ポリアミドフィルムを10秒間乃至10分間接触させる処理である請求項1に記載の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法。
  3. 上記延伸処理が、延伸処理後のポリアミドフィルムの複屈折値が1×10 -3 −100×10 -3 の範囲の値となるようにする延伸処理である請求項1に記載の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法。
  4. 上記延伸処理が、ポリアミドフィルムの結晶化度を1.1−1.5倍に高くする処理を施した後のポリアミドフィルムの結晶化度を1.05−3.00倍とする延伸処理である請求項1に記載の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法。
  5. 上記ポリアミド樹脂が、ラクタム、アミノカルボン酸もしくはラクタムとアミノカルボン酸の組み合わせのいずれかから誘導される単位を含むポリアミド樹脂、またはラクタム、アミノカルボン酸もしくはラクタムとアミノカルボン酸の組み合わせのいずれかから誘導される単位及びジアミンとジカルボン酸との塩から誘導される単位を含むポリアミド樹脂である請求項1に記載の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法。
  6. 上記ポリアミド樹脂が、ε−カプロラクタムから誘導される単位そしてジアミンとジカルボン酸との等モル塩から誘導される単位を含むポリアミド樹脂である請求項1に記載の熱収縮性ポリアミドフィルムの製造方法。
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