JP6582561B2 - レンズ鏡筒及び光学機器 - Google Patents
レンズ鏡筒及び光学機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6582561B2 JP6582561B2 JP2015109914A JP2015109914A JP6582561B2 JP 6582561 B2 JP6582561 B2 JP 6582561B2 JP 2015109914 A JP2015109914 A JP 2015109914A JP 2015109914 A JP2015109914 A JP 2015109914A JP 6582561 B2 JP6582561 B2 JP 6582561B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- groove
- lens barrel
- cam
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Description
また、本発明は、上記レンズ鏡筒を備える光学機器に関する。
図1は本実施形態のレンズ鏡筒100の撮影状態の側断面図である。図中上側の(a)は、レンズ鏡筒100の撮影状態がワイド(広角)の場合、下側の(b)はレンズ鏡筒100の撮影状態がテレ(望遠)の場合を示す。
図2は、後述する第1カム筒4の斜視図である。図3は、後述する第2カム筒17の斜視図である。図4は後述するズーム連動ピン15の中心を通る切断面図であり、撮影状態がワイドの場合を示す。図5は、図4のS1−OAラインに沿った断面図である。
1群レンズL1は1群レンズ枠9に保持され、2群レンズL2は2群レンズ枠10に保持され、3群レンズL3は3群レンズ枠12に保持され、4群レンズL4は4群レンズ枠13に保持され、5群レンズL4は5群レンズ枠14に保持されている。
また、固定筒2には、外固定筒21より内径側に配置され、同様に光軸OA方向被写体側に延びる内固定筒25が、固定筒2にビスで締結されている。
ズーム操作筒1の内径側には、筒状部材である第1直進筒3が配置されている。第1直進筒3の内径側には、図5に示す1群移動筒用直進キー溝32が形成されている。
1群移動筒91の外径側は図5に示す直進キー93が形成されている。直進キー93が第1直進筒3に形成された1群移動筒用直進キー溝32に係合し、直進キー溝32に沿って移動することにより、1群移動筒91の直進移動が案内される。
また、1群移動筒91には、内径側に突出した1群フォロアピン92が取り付けられている。
図2に示すように第1カム筒4には、カム溝Eが設けられている。第1カム筒4が回転すると、上述の1群フォロアピン92がカム溝Eに沿って移動し、1群移動筒91は光軸OA方向に駆動される。
この際、上述したように。1群移動筒91は第1直進筒3により直進案内されているので、1群移動筒91は光軸OA方向に直進駆動される。
また、図1に示すように第2直進筒24と、第1直進筒3とは、ビス31で締結されている。
すなわち、第2直進筒24と、第1直進筒3とは一体的に直進し、第1カム筒4は、その間において第2直進筒24及び第1直進筒3に対して相対回転するが、光軸OA方向には第2直進筒24及び第1直進筒3と一体的に移動する。
図3に示すように第2カム筒17には、光軸OA方向被写体側から、カム溝A,Bが設けられ、また、光軸OA方向カメラ側には、カム溝C,Dが設けられている。
また、2群レンズ枠10は、フォーカスキー(図示せず)に形成された直進キー溝部に係合する連動ピン(図示せず)も有する。
そして2群レンズ枠10は、2群フォロアピン27が第2カム筒17のカム溝Bに沿って移動し、フォーカスキーに形成された直進キー溝部に沿って移動することにより、光軸OA方向へ直進移動する。
3群移動筒20には、3群フォロアピン28が取り付けられている。3群フォロアピン28は、第2カム筒17のカム溝Cに沿って移動する。また、3群フォロアピン28は、3群移動筒20からカム溝Cを貫通し、さらに内固定筒25に形成された逃げ溝を貫通して第2直進筒24にも固定されている。
これにより、第2カム筒17が回転すると、カム溝Cに係合している3群フォロアピン28が駆動され、3群移動筒20が光軸OA方向に駆動され、さらに、第2直進筒24も光軸OA方向に駆動される。このとき、図5に示した、第2直進筒24と内固定筒25の直進連動構成から、3群移動筒20及び第2直進筒24は直進的に光軸OA方向に移動する。
また、図6及び7に示すように、第1直進筒3には、円周に沿って形成された孔部である貫通孔30が設けられている。
ズーム連動ピン15は、図4及び図5に示すように、一端が第1カム筒4に圧入され、他端が外径方向に延び、貫通孔30を貫通して、ズーム操作筒1の内径側に設けられた連動ピン駆動溝11に係合している。
第1カム筒4が回転すると、カム環連動ピン16も回転し、カム環連動ピン16が組み込まれた第2カム筒17が回転する。
また、第2カム筒17が回転すると、第2カム筒17自身に構成されているカム溝Aに沿って第2カム筒17は内固定筒25に対して回転しながら光軸OA方向へ移動する。
ズーム連動ピン15は、レンズ鏡筒100がテレの状態のとき、図7における貫通孔30の上端に位置する。そして、レンズ鏡筒100をワイドの状態にするようにズーム操作筒1を回転させると、ズーム連動ピン15は図7において矢印の方向に移動する。
接触部34は、貫通孔30の内周面において、ズーム連動ピン15の移動経路に向かって突出した部分である第1接触部34aと第2接触部34bとを備える。第1接触部34aと第2接触部34bとは、貫通孔30の内周面の一部分において互いに対向するように設けられている。
すなわち、接触部34は貫通孔30に沿ったズーム連動ピン15の移動を阻害する摩擦力(押圧力)を発生する。
回転トルクは、レンズ及び移動筒の重量や各カム溝の軌跡や設置径等により、概略決定されるものであり、レンズ鏡筒100によって異なる。したがって図9のグラフは、操作者がズーム動作する際にズーム操作筒1を回転するのに必要な回転トルクの一例を示したものであり、これに限定されるものではない。
ここで、ズーム操作筒1、すなわちズーム連動ピン15を回転する際の、単位回転角度あたりに必要な回転トルクの変動が一定の場合、操作者は作動ムラを感じず、操作感が一定であるので不快を感じることはない。
このように、トルクの変動が一定でないと、操作者は作動ムラを感じ、一定でない操作感に不快を感じる。
比較形態と本実施形態とは、比較形態において接触部34が設けられていない以外、レンズ鏡筒100の構成は同様であり、すなわち、接触部34により加えられた回転トルクを含まない状態での、第1カム筒4及び第2カム筒を駆動するために必要な回転トルクは同じである。
このワイド側に接触部34を形成することにより、ズーム連動ピン15が貫通孔30を移動する際、図10のグラフQに示すように、ワイドから一定の範囲に所定の力が加わる。
このグラフQに示す力が、図9に実線及び図10に点線で示す接触部34が設けられていない場合に操作者がズーム動作する際にズーム操作筒1を回転するのに必要な回転トルクPに加わる。この回転トルクPに、図10で示すグラフQの力を加えた力が本実施形態の回転トルクP’である。
これにより、図10のPに示すように、変動量が一定になり、操作感が一定となり、操作感を向上することができる。
なお、接触部34を設ける位置は、本実施形態のようにワイド側に限定されず、比較形態において単位回転角度あたりに加わるトルクの変動は一定ではない。
また、第1カム筒4は第2直進筒24にバヨネット結合され、回転は可能であるが、光軸OA方向に相対移動はしない。
すなわち、ズーム連動ピン15が取り付けられた第1カム筒4は、互いの間隔が一定の第1直進筒3と第2直進筒24との間に配置され、それらに対して相対回転するが、光軸OA方向の位置は不変である。
このため、第1直進筒3に形成された貫通孔30と、そこを通るズーム連動ピン15との位置関係は光軸OA方向で不変である。すなわち、光軸OA方向に互いに移動しない貫通孔30内をズーム連動ピン15とは移動するので、貫通孔30に形成された接触部34(第1接触部34aと第2接触部34b)からズーム連動ピン15に加わる摩擦抵抗力は、レンズ鏡筒100のワイドとテレとの間の繰り返し動作において変動せず、安定的である。
本実施形態では、貫通孔30の接触部34は、内周面の両側に互いに対向するように第1接触部34a、第2接触部34bを設け、ズーム連動ピン15の位置により、第1接触部34a、第2接触部34bの両方に接触する状態と、両方とも接触しない状態とをとり得るようにした。しかしながら、例えば第1接触部34aがズーム連動ピン15のどの位置でも接触し、第2接触部34bのみが接触する状態と接触しない状態をとり得るようにしてもよい。
本実施形態では、ズーム操作筒1を回転させたとき、第1カム筒4と第2カム筒17が回転する構成とした。第2カム筒17は、2群移動筒101、3群移動筒20、4群レンズ枠13を移動させるために設けられているが、これらを移動させる必要がない場合は、第2カム筒17は必要ない。
図12は、第2カム筒17より内径側に位置する2群移動筒101と3群移動筒20のテレ状態の斜視図である。
図14は図13のS1−S1ラインに沿った断面図である。
図15は3群レンズ枠12に電磁絞り50が組み付けられた状態を示す斜視図である。
2群移動筒101も円筒部102と、その円筒部102より光軸OA方向カメラ側に突出した腕部103とを有する。
すなわち、図14に示すように電磁絞り50の直上、すなわち、電磁絞り50の径方向の外側を2群移動筒101が回転移動する。
したがって、例えば、3群レンズ枠12と電磁絞り50とが、別々に3群移動筒20に固定されていた場合、3群レンズ枠12を光軸OA方向と直交する方向に移動させて調芯したときに、3群レンズ枠12が電磁絞り50に接触する可能性がある。
Claims (7)
- ユーザの操作により光軸を中心に回転する第1筒と、
前記第1筒の回転に伴って、前記光軸を中心に回転する第2筒と、
前記第1筒の回転を前記第2筒に伝達する突起部と、
前記突起部が貫通し、光軸方向に対する傾きが一定で、所定の長さの貫通溝を有する第3筒と、を備え、
前記貫通溝は、前記所定の長さ方向に対する溝幅が異なる領域を有する
レンズ鏡筒。 - 前記突起部は、前記溝幅の狭い領域で前記貫通溝と接触する
請求項1に記載のレンズ鏡筒。 - 前記突起部と前記第3筒とが相対移動する場合、前記溝幅の狭い領域における前記突起部と前記貫通溝との摩擦力は、前記溝幅の広い領域における前記突起部と前記貫通溝との摩擦力より大きい
請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡筒。 - 前記第3筒に対して前記第1筒が回転するために必要なトルクは、前記貫通溝の前記溝幅によって変化する
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。 - 前記貫通溝は、前記光軸を中心とした周方向に長さを有し、
前記突起部は、前記第1筒が回転すると、前記貫通溝に沿って前記周方向に移動する
請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。 - 前記光軸方向における前記第2筒と前記第3筒との位置関係は一定である
請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備える光学機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015109914A JP6582561B2 (ja) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | レンズ鏡筒及び光学機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015109914A JP6582561B2 (ja) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | レンズ鏡筒及び光学機器 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019153792A Division JP6753495B2 (ja) | 2019-08-26 | 2019-08-26 | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016224226A JP2016224226A (ja) | 2016-12-28 |
JP2016224226A5 JP2016224226A5 (ja) | 2018-06-14 |
JP6582561B2 true JP6582561B2 (ja) | 2019-10-02 |
Family
ID=57746628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015109914A Active JP6582561B2 (ja) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | レンズ鏡筒及び光学機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6582561B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0493808A (ja) * | 1990-08-03 | 1992-03-26 | Canon Inc | ズームレンズ鏡筒 |
JP2006234962A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Nikon Corp | レンズ鏡筒 |
JP5870498B2 (ja) * | 2011-03-23 | 2016-03-01 | 株式会社ニコン | レンズ鏡筒及び光学機器 |
JP2014182230A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Canon Inc | レンズ鏡筒、撮像システム、および、光学機器 |
-
2015
- 2015-05-29 JP JP2015109914A patent/JP6582561B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016224226A (ja) | 2016-12-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6814954B2 (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP6436787B2 (ja) | ズームレンズ鏡筒およびこれを用いた光学機器 | |
US11320627B2 (en) | Lens barrel and imaging device | |
WO2012128101A1 (ja) | レンズ鏡筒及び光学機器 | |
US9551855B2 (en) | Lens barrel and optical apparatus | |
US9134588B2 (en) | Stop apparatus, and lens apparatus and image pickup apparatus having the same | |
JP6582561B2 (ja) | レンズ鏡筒及び光学機器 | |
CN111580241B (zh) | 包括多个透镜组的镜头设备和摄像设备 | |
WO2014129276A1 (ja) | レンズ鏡筒および撮像装置 | |
JP2019200441A (ja) | レンズ鏡筒及び撮像装置 | |
US20090046377A1 (en) | Cam Drive Mechanism, Lens Barrel and Camera | |
JP2015191141A (ja) | レンズ装置及びそれを有する撮像装置 | |
JP6033039B2 (ja) | レンズ鏡筒 | |
US9304284B2 (en) | Lens apparatus and image pickup apparatus including the same | |
JP2014032267A (ja) | 光学素子移動機構 | |
GB2488007A (en) | A zoom lens barrel assembly with inlet portion formed in a first zoom ring | |
JP7467111B2 (ja) | レンズ装置および撮像装置 | |
JP7268688B2 (ja) | レンズ鏡筒および光学機器 | |
JP5388624B2 (ja) | レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器 | |
JP2022168094A (ja) | レンズ鏡筒 | |
US10634828B2 (en) | Diaphragm apparatus, lens apparatus, and imaging apparatus | |
JP5229609B2 (ja) | 鏡筒 | |
JP2016004104A (ja) | バリフォーカルレンズ鏡筒 | |
JP2005084406A (ja) | ズームレンズ鏡筒および光学機器 | |
JP7435630B2 (ja) | レンズ鏡筒及び光学機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20161003 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20161003 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180425 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180425 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190212 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20190410 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190612 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6582561 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |