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JP6568369B2 - コネクター、電気機器 - Google Patents

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JP6568369B2
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Description

本発明は、コネクターおよび電気機器に関する。
従来、テストリードと計測器との接続は、特許文献1に示すように、テストリード側に備えられるピンを計測器側に設けられるジャックに挿入することにより行われている。また、特許文献2に示すように、テストリードのリード線を計測器の電極端子に半田付等により直接固定することにより、テストリードを計測器に接続する構成のものもある。
特開平5−60797号公報 特開平10−239350号公報
ピンをジャックに挿入する構成の場合は、リード線が引っ張られた際に、ジャックからピンが外れて(抜けて)しまう虞がある。一方、リード線を電極端子に直接固定する構成の場合は、テストリードと計測器との接続は強固なものとなるが、テストリードに断線等の破損が生じた場合に、計測器を含めた交換を余儀なくされることがある。そこで、本発明は、リード線を電気機器から取り外し可能としながら、かつ、リード線を電気機器に外れ難くい状態で接続できるコネクターを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、電極端子接続用のコネクターにおいて、雄コネクターおよび雌コネクターを有し、雌コネクターは、雄コネクターが嵌合する嵌合空間を有し、嵌合空間は、雄コネクターを嵌合空間内に挿入させる挿入空間と、雄コネクターを挿入空間に挿入される挿入方向に対して交差する方向に、挿入空間内に挿入された雄コネクターの移動を許容する移動許容空間とを有し、雌コネクターと雄コネクターとは、雄コネクターが移動許容空間に移動された状態で、雄コネクターの挿入方向と反対方向への移動に対して互いに当接する当接部を有することとする。
また、上記発明に加えて、雌コネクターには、雌コネクターの外側から嵌合空間内に基板を配置させることができる開口部が形成され、雄コネクターには、雄コネクターが嵌合空間内に配置されたときに基板が挿入される基板挿入凹部が形成され、基板挿入凹部には、雄コネクターが雌コネクターと当接部で当接する位置に配置された状態で、基板に設けられる電極端子に接続する電極端子が設けられていることとする。
また、上記発明に加えて、雄コネクターに設けられる当接部および雌コネクターに設けられる当接部は、挿入空間に挿入された状態の雄コネクターに対して、雄コネクターが挿入空間から移動許容空間に移動される側に配置されていることとする。
また、上記発明に加えて、雌コネクターは、電気機器の筐体と一体成型にて形成されていることとする。
また、上記発明に加えて、挿入空間内に挿入された雄コネクターを移動許容空間に向けて付勢する付勢手段を備えることとする。
上記課題を解決するために、電気機器に上述の雌コネクターを備えることとする。
また、上記発明に加えて、上述の電気機器は、電気機器の筐体を収納する電気機器筐体収納カバーを有し、この電気機器筐体収納カバーは、上述の雌コネクターに雄コネクターを接続させた状態の筐体が収納された状態で、電気機器筐体収納カバーの側壁のうち、雌コネクターの挿入空間の開口部が配置される筐体の側面に重なる側壁に、開口部側に突出する突出部と、雄コネクターに接続されるリード線を通すリード線通過部とを有することとする。
本発明によれば、リード線を電気機器から取り外し可能としながら、かつ、リード線を電気機器に外れ難くい状態で接続できるコネクターを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るコネクターを電気機器の一例である電気計測器に用いた例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るコネクターを斜め後方から観た斜視図である。 第1の実施の形態に係るコネクターの雄コネクターを斜め前方から観た斜視図である。 図1に示すコネクターの接続の手順を示す図である。 下側部材と上側部材との2部材で構成する雌コネクターを示す図である。 下側部材および上側部材を電気計測器の筐体に一体に形成した構成を示す図である。 雌端子にピン端子の側面が嵌合する溝部を形成した構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るコネクターの構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るコネクターの構成を示す図である。 図9に示す第3の実施の形態に係るコネクターの雌コネクターを、下側部材と上側部材との2部材とした構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係るコネクターの構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係るコネクターの構成を示す図である。 本発明の第6の実施の形態に係るコネクターの構成を示す図である。 電気計測器を電気機器筐体収納カバーに収納した状態を示す平面図である。 電気機器筐体収納カバーの構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係るコネクター1について、図面を参照しながら説明する。図1は、コネクター1を電気機器の一例である電気計測器100に用いた例を示している。コネクター1は、雌コネクター2と雄コネクター3とを有する。なお、以下の説明において、雄コネクター3を雌コネクター2に向けて挿入する方向である矢示X1の方向を前方(前側)、その反対方向である矢示X2の方向を後方(後側)として説明する。また、後方から前方に向かって左手方向である矢示Y1の方向を左方(左側)、右手方向である矢示Y2の方向を右方(右側)として説明する。そして、矢示Z1の方向を上方(上側)、矢示Z2の方向を下方(下側)として説明する。
雌コネクター2は、電気計測器100に備えられている。雌コネクター2に備えられる電極端子(たとえば、後述するピン端子7)は、電気計測器100に対して電気的に接続されている。雄コネクター3には、リード線としてのテストリード200が接続されている。テストリード200には、プローブ201が備えられている。
図1の左欄(A)は、雄コネクター3を雌コネクター2に接続する前の状態を示している。図1の中欄(B)は、雄コネクター3を、雌コネクター2に設けられる後述の挿入空間8に挿入した状態を示す図である。図1の右欄(C)は、雄コネクター3を挿入空間8に挿入した後、さらに、後述の移動許容空間9に移動させた状態を示す図である。雄コネクター3が、移動許容空間9に移動された状態で、雌コネクター2に設けられる後述の当接部6と、雄コネクター3に設けられる後述の当接部13とが互いに当接する。当接部6と当接部13とが当接することで、雄コネクター3が雌コネクター2から抜けることを防止される。
(第1の実施の形態)
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るコネクター1を斜め後方から観た斜視図である。図3は、雄コネクター3を斜め前方から観た斜視図である。図2に示すように、コネクター1は、雌コネクター2と雄コネクター3とを有し、雌コネクター2と雄コネクター3とは互いに嵌合可能な形状に形成されている。
(雌コネクター2)
雌コネクター2は、外殻部4と、この外殻部4の内側に形成される嵌合空間5と、当接部6と、雄端子としてのピン端子7とを有する。外殻部4は、全体として直方体を呈し、たとえば、PBT(ポリブチレンテレフタレート樹脂)等の絶縁性のある材料にて形成されている。嵌合空間5は、内部に雄コネクター3を嵌合できる形状であり、挿入空間8と、移動許容空間9とを有する。嵌合空間5は、後方に開口部10が形成され、前方は壁部11により閉塞されている。つまり、嵌合空間5は、外殻部4の後面4Aに開口部10を有する前方に凹む凹部である。ピン端子7は、壁部11を貫通し、長手方向を雄コネクター3の挿入方向に沿わせて配置されている。ピン端子7の前端部は、電気計測器100に対して電気的に接続され、ピン端子7の後端側は、嵌合空間5内に突出している。
(雄コネクター3)
雄コネクター3は、本体部12と、当接部13と、雄端子挿入孔としてのピン端子挿入孔14と、雌端子15とを有する。当接部13は、本体部12の上面12Aの左側の前側に配置される。当接部13の後面13Aは、上面12Aから上方に突出する段面となっている。当接部13は、本体部12に一体に設けられ、本体部12におよび当接部13は、外殻部4と同様にPBT等の絶縁性のある材料にて形成されている。
雌端子15は、ピン端子挿入孔14の内部に配置され、テストリード200に電気的に接続されている。ピン端子挿入孔14は、雄コネクター3の前面3Aに形成され、ピン端子7を挿入可能である。ピン端子7が、ピン端子挿入孔14に挿入された状態で、ピン端子7と雌端子15とは電気的に接続された状態となる。
挿入空間8は、雄コネクター3を後方から前方に向かって挿入させることができる形状に形成されている。挿入空間8は、本体部12が嵌合する挿入空間8Aと当接部13が嵌合する挿入空間8Bとを有する。挿入空間8Bは、挿入空間8Aの左側の上方に配置されている。
挿入空間8の左側には、挿入空間8Aと連続する移動許容空間9が設けられている。移動許容空間9は、本体部12の左側の一部が嵌合する嵌合部9Aと、当接部13が嵌合する嵌合部9Bとを有する。嵌合部9Aの上方であり、嵌合部9Bの後方となる部分に当接部6が形成されている。当接部6の前面6Aは、嵌合部9Bの後側の内側面となっている。
(雌コネクター2と雄コネクター3との接続)
図4を参照しながら雌コネクター2と雄コネクター3との接続について説明する。図4の上段(A)は、雌コネクター2と雄コネクター3とを接続する前の状態を示す。図4(A)に示すコネクター1の状態は、図1(A)に示すコネクター1の状態に対応する。
図4の中段(B1)は、雄コネクター3を雌コネクター2の挿入空間8に挿入した状態を示す。また、図4の中段(B2)は、雄コネクター3が図4(B1)に示すように挿入空間8に挿入された状態のときのピン端子7のピン端子挿入孔14への挿入状態を示す図である。図4(B1)(B2)に示すコネクター1の状態は、図1(B)に示すコネクター1の状態に対応する。
図4の下段(C1)は、雄コネクター3を挿入空間8に挿入した状態(図4(B1)に示す状態)から移動許容空間9に移動した状態を示す。すなわち、図4(C1)に示す状態は、雌コネクター2と雄コネクター3とが接続された状態である。また、図4の下段(C2)は、雄コネクター3が図4(C1)に示すように移動許容空間9に移動された状態のときのピン端子7のピン端子挿入孔14への挿入状態を示す図である。図4(C1)(C2)に示すコネクター1の状態は、図1(C)に示すコネクター1の状態に対応する。
図4(A)から図4(B1)に示すように、雄コネクター3の本体部12および当接部13が、挿入空間8Aおよび挿入空間8Bに嵌まるように、雄コネクター3を挿入空間8に挿入する。このとき、図4(B2)に示すように、ピン端子7は、ピン端子挿入孔14の左端に挿入される。
当接部13が嵌合部9B(図2参照)の右側に配置されるまで雄コネクター3を挿入空間8に挿入させた状態から、図4(C1)に示すように、雄コネクター3を左側、すなわち移動許容空間9に移動し、当接部13を嵌合部9B内に嵌合させる。このとき、図4(C2)に示すように、ピン端子7は、ピン端子挿入孔14の右端に挿入された状態となる。ピン端子7がピン端子挿入孔14に挿入された状態で、雄コネクター3が挿入空間8から移動許容空間9に移動できるように、ピン端子挿入孔14は、雄コネクター3の挿入空間8から移動許容空間9への移動方向に沿って長い(左右方向に長い)長孔に形成されている。
図4(C1)に示すように、雄コネクター3が移動許容空間9に移動し、当接部13が嵌合部9B(図2参照)内に嵌合した状態で、当接部13の後面13Aと当接部6の前面6A(図2参照)とが対向する。したがって、雄コネクター3が後方へ引っ張られても、当接部13と当接部6とが当接するため、雄コネクター3が嵌合空間5から抜けてしまうことを防止できる。一方、雄コネクター3を挿入空間8A側(右側)に移動し、当接部13を当接部6と当接しない位置に移動した状態で、雄コネクター3を後方に移動すれば、雄コネクター3を雌コネクター2から取り外すことができる。つまり、コネクター1は、雄コネクター3を雌コネクター2から取り外し可能としながら、かつ、雄コネクター3が雌コネクター2から外れ難くいコネクターとなっている。
なお、以下の説明において、雄コネクター3が移動許容空間9に移動し、当接部13と当接部6とが当接し、雄コネクター3の後方への抜き取りが阻止されている雄コネクター3の位置をロック位置と記載する。
ピン端子挿入孔14内に備えられる雌端子15は、ピン端子挿入孔14の長さ方向(左右方向)の長さが、ピン端子7の直径以上に長い板状体を呈している。雌端子15は、雄コネクター3がロック位置に配置されている状態で、ピン端子7と接触できる範囲に設けられていれば足りる。しかしながら、雄コネクター3がロック位置から右方、すなわち挿入空間8側に移動した状態であってもピン端子7との接触状態が保たれ易くなるように、雌端子15は、ピン端子挿入孔14の長さ方向にピン端子7の直径以上の長さ(幅)を有することが好ましい。
なお、雌コネクター2は、図5に示すように、挿入空間8Aおよび嵌合部9Aが形成される下側部材2Aと、挿入空間8Bおよび嵌合部9Bが形成される上側部材2Bとの2部材から構成してもよい。下側部材2Aの壁部11には、ピン端子7を貫通させるピン端子挿通孔11Aが形成される。雌コネクター2を下側部材2Aと上側部材2Bとの2部材で構成することで、雌コネクター2は金型成形され易くなる。そのため、雌コネクター2の製造が容易になる。
また、図6に示すように、下側部材2Aおよび上側部材2Bを電気計測器100の筐体101に一体に形成してもよい。下側部材2Aは、筐体101の下側筐体101Aと一体成型にて形成し、上側部材2Bは、筐体101の上側筐体101Bと一体成型にて形成する。
(溝部16)
図7に示すように雌端子15にピン端子7の側面が嵌合する溝部16を形成してもよい。溝部16は、溝の長手方向を前後方向に配置する溝である。また、溝部16は、左右方向(雄コネクター3を挿入空間8から移動許容空間9に移動する方向)に沿って複数配列されている。雄コネクター3がロック位置に配置されたときに、ピン端子7は溝部16に嵌合することができる。ピン端子7が溝部16に嵌合しているため、雄コネクター3を挿入空間8側(右側)に移動し難くすることができる。
溝部16は、図7に示すように複数設けても良いし、雄コネクター3がロック位置に配置されたときに、ピン端子7が嵌合できる位置に一か所設ける構成としてもよい。しかしながら、溝部16を複数設けることで、仮に、雄コネクター3が意図せず挿入空間8側(右側)に移動してしまった場合であっても、ピン端子7と雌端子15との接続を維持させ易い。
また、雌端子15に溝部16が形成されることで、溝部16に嵌合するピン端子7との接触面積が増える。図7に示す溝部16は、断面形状において円弧面であり、また、ピン端子7も円柱体を呈している。このように溝部16およびピン端子7を形成することで、雌端子15が単なる板状である場合に比べて、溝部16の側面とピン端子7の側面とが面接触し易くなり、互いの接触面積を増やすことができる。
また、溝部16を円弧面とし、また、ピン端子7を円柱体とすることで、雄コネクター3を左右方向に移動する際の負荷を低減させることができる。なお、溝部16は、図7に示すように上下の雌端子15に形成してもよいし、上下何れか一方の雌端子15に形成することとしてもよい。
雄コネクター3を挿入空間8から移動許容空間9に移動させる際、および雄コネクター3を移動許容空間9から挿入空間8に移動する際には、隣り合う溝部16との間の稜部17がピン端子7を乗り越える必要がある。そのため、雄コネクター3を左右へ移動する際には負荷が生じる。したがって、溝部16の深さおよび形状等は、溝部16をピン端子7に嵌合させた雄コネクター3を左右に移動可能としながら、かつ、電気計測器100の取扱者が意識的に雄コネクター3を左右に移動させない限り移動しない程度の抵抗(負荷)をピン端子7と雌端子15との間に生じさせるように設定する。
(第2の実施の形態)
図8を参照しながら、本発明の第2の実施の形態に係るコネクター20の構成について説明する。上述の第1の実施の形態に係るコネクター1と同様な構成部分については同一の符号を付し、その説明を省略または簡略化する。図8の上段(A)は、コネクター20の雌側のコネクターである雌コネクター21を、下側部材21Aと上側部材21Bとに分割した状態を、斜め後方から観た斜視図である。図8の下段(B)は、コネクター20の雄側のコネクターである雄コネクター22を斜め前方から観た斜視図である。
第1の実施の形態に係るコネクター1は、雌コネクター2内にピン端子7を突出させ、ピン端子7を雄コネクター3に設けられるピン端子挿入孔14内に挿入することで、雌コネクター2と雄コネクター3との電気的接続が行われる。これに対し、コネクター20は、電気計測器100の基板102に設けられる電極端子103を、基板102と共に移動許容空間9内に配置する構成としている。
雌コネクター21には、雌コネクター21の外側となる基板102の側から移動許容空間9内に基板102を配置させることができる開口部23が形成されている。
そして、雄コネクター22には、雄コネクター22が嵌合空間8内に配置されたときに基板102が挿入される基板挿入凹部24が形成されている。基板挿入凹部24は、雄コネクター22の前面22Aから後方に向けて凹む凹部である。基板挿入凹部24には、電極端子25が備えられている。電極端子103および電極端子25は、雄コネクター22がロック位置に配置されたときに互いに接続できる位置に配置されている。
(雌コネクター2と雄コネクター3との接続)
コネクター20における雌コネクター21と雄コネクター22との接続は、図4を参照して説明したコネクター1と同様である。つまり、先ず、雄コネクター22の本体部12および当接部13が、挿入空間8Aおよび挿入空間8Bに嵌まるように、雄コネクター22を挿入空間8に挿入する。このとき、基板挿入凹部24内に基板102が挿入される。そして、当接部13が嵌合部9Bの右側に配置される位置まで雄コネクター22を挿入空間8に挿入させた状態から、雄コネクター22をロック位置に移動させる。すなわち、雄コネクター22を移動許容空間9に移動し、当接部13を嵌合部9B内に嵌合させる。
雄コネクター22がロック位置に配置されている状態で、電極端子103と電極端子25とは接続されている。なお、電極端子25は、左右方向の長さがピン端子7の直径以上に長い板状体を呈している。そのため、仮に、雄コネクター22がロック位置から右方、すなわち挿入空間8側に移動した場合にも、電極端子103と電極端子25との接続状態が保たれ易い。
なお。雌コネクター21も、図6に示す雌コネクター2と同様に、下側筐体101Aと下側部材21Aとを一体成型にて形成すると共に、上側筐体101Bと上側部材21Bとを一体成型にて形成してもよい。また、雌コネクター21は、下側部材21Aと上側部材21Bとの2部材で構成する他、1部材で構成してもよい。
(第3の実施の形態)
図9を参照しながら、本発明の第3の実施の形態に係るコネクター30の構成について説明する。上述の第1の実施の形態に係るコネクター1と同様な構成部分については同一の符号を付し、その説明を省略または簡略化する。図9は、コネクター30を斜め後方から観た斜視図である。コネクター30は、雌コネクター31および雄コネクター32を有する。
第1の実施の形態に係るコネクター1のピン端子7は、壁部11を貫通し、雄コネクター3の挿入方向に沿って配置され、嵌合空間5内に突出している。また、コネクター1のピン端子挿入孔14は、雄コネクター3の前面3Aに形成されている。そして、雄コネクター3の挿入空間8への挿入時に、ピン端子7がピン端子挿入孔14に挿入される。
これに対し、コネクター30は、ピン端子7を、雌コネクター31の側壁部4Bに貫通させ、嵌合空間5内に突出させている。そして、ピン端子7は、長手方向を、雄コネクター32を挿入空間8から移動許容空間9に移動させる方向、すなわち左右に沿って配置されている。また、雄コネクター32の左側面12Bには、ピン端子7が挿入される雄端子挿入孔としてピン端子挿入孔33が形成されている。ピン端子挿入孔33内には、ピン端子7がピン端子挿入孔33に挿入されたときに接続する不図示の雌端子が備えられている。
(雌コネクター31と雄コネクター32との接続)
コネクター30における雌コネクター31と雄コネクター32との接続について説明する。
先ず、雄コネクター32の本体部12および当接部13が、挿入空間8Aおよび挿入空間8Bに嵌まるように、雄コネクター32を挿入空間8に挿入する。そして、当接部13が嵌合部9Bの右側に配置されるまで、雄コネクター32が挿入空間8に挿入させた状態から、雄コネクター32をロック位置に移動させる。すなわち、雄コネクター32を移動許容空間9に移動し、当接部13を嵌合部9B内に嵌合させる。
ピン端子7のピン端子挿入孔33内への挿入は、雄コネクター32を移動許容空間9に移動させる際に行われる。雄コネクター32がロック位置に配置されている状態で、ピン端子7とピン端子挿入孔33内に備えられる雌端子(不図示)とは接続されている。
なお、雌コネクター31は、図10に示すように、挿入空間8Aおよび嵌合部9Aが形成される下側部材31Aと、挿入空間8Bおよび嵌合部9Bが形成される上側部材31Bとの2部材から構成してもよい。下側部材31Aの側壁部4Bには、ピン端子7を貫通させるピン端子挿通孔34が形成される。雌コネクター31を下側部材31Aと上側部材31Bとの2部材で構成することで、雌コネクター31は金型成形され易くなる。そのため、雌コネクター31の製造が容易になる。
また、雌コネクター31も、図6に示す雌コネクター2と同様に、下側筐体101Aと下側部材31Aとを一体成型にて形成すると共に、上側筐体101Bと上側部材31Bとを一体成型にて形成してもよい。
(第4の実施の形態)
図11を参照しながら、本発明の第4の実施の形態に係るコネクター40の構成について説明する。上述の第1の実施の形態に係るコネクター1と同様な構成部分については同一の符号を付し、その説明を省略または簡略化する。図11の上段(A)は、コネクター40を斜め後方から観た斜視図である。図11の下段(B)は、コネクター40の雄側のコネクターである雄コネクター42を斜め前方から観た斜視図である。
第1の実施の形態に係るコネクター1においては、雌コネクター2の当接部6は、嵌合部9Aの上方に設けられている。また、雄コネクター3の当接部13は、本体部12の上面12Aから上方に突出している。
これに対し、コネクター40においては、雌コネクター41の当接部43は、嵌合部9Aの左側に設けられている。つまり、雌コネクター41の当接部43は、挿入空間8に挿入された状態の雄コネクター42に対して、雄コネクター42の挿入空間8から移動許容空間9への移動側に配置されている。また、雄コネクター42の当接部44は、本体部12の左側面12Bから左方に突出している。つまり、雄コネクター42の当接部44は、本体部12に対して、雄コネクター42の挿入空間8から移動許容空間9への移動側に配置されている。
(雌コネクター41と雄コネクター42との接続)
コネクター40における雌コネクター41と雄コネクター42との接続について説明する。
先ず、雄コネクター42の本体部12および当接部44を挿入空間8および嵌合部9Aに挿入する。このとき、ピン端子7は、ピン端子挿入孔14の左端に挿入される。当接部44が嵌合部9Bの右側に配置される位置まで雄コネクター42を挿入空間8に挿入させた状態から、雄コネクター42を左側、すなわち移動許容空間9に移動し、当接部44を嵌合部9B内に嵌合させる。このとき、ピン端子7は、ピン端子挿入孔14の右端に挿入された状態となる。
雄コネクター42が移動許容空間9に移動し、当接部44が嵌合部9B内に嵌合した状態で、当接部44の後面44Aと当接部43の前面43Aとが対向する。したがって、雄コネクター42が後方へ引っ張られても、当接部44と当接部43とが当接するため、雄コネクター42が嵌合空間5から抜けてしまうことを防止できる。
一方。雄コネクター42を挿入空間8A側(右側)に移動し、当接部44を当接部43と当接しない位置に移動した状態で、雄コネクター42を後方に移動すれば、雄コネクター42を雌コネクター41から取り外すことができる。つまり、コネクター40は、雄コネクター42を雌コネクター41から取り外し可能としながら、かつ、雄コネクター42が雌コネクター41から外れ難くいコネクターとなっている。
(第5の実施の形態)
図12を参照しながら、本発明の第5の実施の形態に係るコネクター50の構成について説明する。上述の第1の実施の形態に係るコネクター1と同様な構成部分については同一の符号を付し、その説明を省略または簡略化する。図12の上段(A)は、コネクター50の雌側のコネクターである雌コネクター51を斜め後方から観た斜視図である。図12の下段(B)は、コネクター50の雄側のコネクターである雄コネクター52を斜め前方から観た斜視図である。
第1の実施の形態に係るコネクター1は、雌コネクター2内にピン端子7を突出させ、ピン端子7を雄コネクター3に設けられるピン端子挿入孔14内に挿入することで、雌コネクター2と雄コネクター3との電気的接続が行われる。これに対し、コネクター50は、ピン端子7を雄コネクター52に設けている。ピン端子7は、雄コネクター52の前面3Aから前方に向けて突出している。また、コネクター50は、ピン端子7が挿入されるピン端子挿入孔14が雌コネクター51の前側の壁部11に形成されている。ピン端子挿入孔14内には、コネクター1と同様に雌端子15が備えられている。
なお、上述のコネクター30においても、ピン端子7とピン端子挿入孔33との関係を逆にしてもよい。また、コネクター40においても、ピン端子7とピン端子挿入孔14との関係を逆にしてもよい。
(第6の実施の形態)
図13に示すように、コネクター1は、外殻部4の嵌合空間5側の内側面のうち移動許容空間9と対向する側の4Cに付勢手段としての板バネ60を設ける構成としてもよい。板バネ60は、左方に付勢力を生じる。したがって、嵌合空間5内に雄コネクター3が挿入されたときに、板バネ60は、雄コネクター3を移動許容空間9に向けて付勢する。これにより、ロック位置に配置された雄コネクター3が挿入空間8側に移動することを抑制でき、雄コネクター3が不用意に雌コネクター2から抜けてしまうことを防止できる。なお、付勢手段は、雄コネクター3の右側面12Cに備えても良い。コネクター20,30,40,50においても、上述のコネクター1と同様に、板バネ60を備える構成としてもよい。
(電気機器筐体収納カバー300)
図14は、電気計測器100に電気機器筐体収納カバー300を備えた構成を示す平面図である。図15は、電気計測器100を収納することができる電気機器筐体収納カバー300の構成を示す図である。図15の上段(A)は、電気機器筐体収納カバー300に電気計測器100を収納する前の状態を示す斜視図である。図15の下段(B)は、電気機器筐体収納カバー300に電気計測器100を収納した状態を示す斜視図である。図14,15は、電気計測器100にコネクター1が備えられている例を示している。
電気機器筐体収納カバー300は、側壁301と底部302とを有し、側壁301に囲まれる収納部303を有する。収納部303は、上方に開口部304を有する。電気機器筐体収納カバー300は、収納部303内に電気計測器100を収納し、電気計測器100を外部からの衝撃から保護することができる。電気計測器100を4方で囲む側壁301の一部である側壁301Aは、収納部303内に電気計測器100を収納したときに、筐体101の側面のうち、雌コネクター2が備えられる側面に対向する側壁である。つまり、側壁301Aは、筐体101の側面のうち、雌コネクター2の嵌合空間5の開口部10が配置される側面に重なる。
側壁301Aには、電気計測器100が収納された状態で、嵌合空間5の開口部10の側に突出する(迫り出す)突出部305と、雌コネクター2に接続された雄コネクター3のテストリード200が通されるリード線通過部としての切り欠け部306とが設けられている。つまり、開口部10の側に突出している突出部305は、雌コネクター2に接続された雄コネクター3の後方に配置される。このため、雄コネクター3が雌コネクター2から抜けることを防止できる。
また、切り欠け部306が設けられているため、テストリード200を電気機器筐体収納カバー300から容易に電気機器筐体収納カバー300の外側に引き出すことができる。仮に、切り欠け部306が設けられていない場合には、筐体101と側壁301Aとの間から強引にテストリード200を引き出すことが余儀なくされてしまう。
(実施の形態の主な効果)
上述の本実施の形態におけるコネクター1は、電極端子接続用のコネクターであり、 雌コネクター2および雄コネクター3を有する。そして、雌コネクター2は、雄コネクター3が嵌合する嵌合空間5を有する。この嵌合空間5は、雄コネクター3を嵌合空間5内に挿入させる挿入空間8を有する。また、雄コネクター3が挿入空間8に挿入される挿入方向に対して交差する方向に、挿入空間8内に挿入された雄コネクター3の移動を許容する移動許容空間を有する。雌コネクター2と雄コネクター3とは、雄コネクター3が移動許容空間9に移動された状態で、雄コネクター3の挿入方向と反対方向への移動に対して互いに当接する当接部6および当接部13を有する。
上述のように構成されたコネクター1においては、雄コネクター3が移動許容空間9に移動させられた状態で、当接部13と当接部6とが、雄コネクター3の挿入方向と反対方向への移動に対して互いに当接する。そのため、雄コネクター3が後方へ引っ張られても、当接部13と当接部6とが当接するため、雄コネクター3が嵌合空間5から抜けてしまうことを防止できる。一方、雄コネクター3は、移動許容空間9から挿入空間8A側(右側)に移動可能である。したがって、当接部13が嵌合部9B内に嵌合している状態から雄コネクター3を挿入空間8A側(右側)に移動させ、当接部13を当接部6と当接しない位置に移動した後、雄コネクター3を後方に移動することで、雄コネクター3を雌コネクター2から取り外すことができる。つまり、コネクター1は、雄コネクター3を雌コネクター2から取り外し可能でありながら、かつ、雄コネクター3が雌コネクター2から外れ難くいコネクターとなっている。
コネクター20,30,40,50についても同様に、雄コネクターを雌コネクターから取り外し可能でありながら、かつ、雄コネクターが雌コネクターから外れ難くいコネクターとなっている。なお、図12に示すように、雄端子(ピン端子7)を雄コネクター50側に設け、雌端子15を雌コネクター53側に設けるピン端子挿入孔14内に配置する構成としても良い。
コネクター1の雌コネクター2には、雄コネクター3の挿入空間8への挿入方向に沿って延設される(長手方向を雄コネクター3の挿入方向に沿わせて配置されている)雄端子としてのピン端子7が備えられる。また、コネクター1の雄コネクター3には、雌端子15が備えられる。この雌端子15は、ピン端子7が挿入される雄端子挿入孔としてのピン端子挿入孔14内に配置される。ピン端子挿入孔14は、挿入空間8に挿入された雄コネクター3の移動許容空間9への移動方向に向かって長い長孔である。そして、雌端子15は、雄コネクター3を当接部13と当接部6とが当接する位置に配置させたときにピン端子7と接続する位置から挿入空間8の側に向かって延設されている。雌端子15は、ピン端子挿入孔14の長さ方向(左右方向)に少なくともピン端子7の直径以上の長さを有する板状体を呈している。
上述のようにコネクター1を構成することで、雄コネクター3がロック位置から右方、すなわち挿入空間8側に移動した状態であってもピン端子7との接触状態を保ち易い。
ピン端子挿入孔14内に雌端子15を備えるコネクター40,50においても同様に、雄コネクター42,52がロック位置から右方、すなわち挿入空間8側に移動した状態であってもピン端子7との接触状態が保たれる。
雌端子15には、ピン端子挿入孔14に挿入されたピン端子7が嵌合する溝部16が形成されている。雌端子15に形成される溝部16にピン端子7が嵌合することで、雄コネクター3が挿入空間8側に移動し難くなる。
コネクター30の雌コネクター31には、雄端子としてのピン端子7が備えられる。ピン端子7は、長手方向を雄コネクター32を挿入空間8から移動許容空間9へ移動させる方向に沿わせて嵌合空間5内に突出している。また、雄コネクター32には、図示外の雌端子が備えられる雄端子挿入孔としてのピン端子挿入孔33が形成されている。雌端子15は雄端子挿入孔としてのピン端子挿入孔14内に配置されている。
上述のようにコネクター30を構成した場合には、ピン端子7をピン端子挿入孔33に抜き差しする際に、ピン端子7が、ピン端子挿入孔33内に備えられる雌端子に対してピン端子7の長手方向に摺動する。そのため、コネクター30の着脱に伴う端子同士の摩耗の発生を抑えることができる。なお、コネクター30は、雌コネクター31側に雌端子が備えられるピン端子挿入孔33を設け、雄コネクター32側にピン端子7を備える構成としてもよい。
図2から図6に示すコネクター1においては、雄端子としてのピン端子7は、雌コネクター2の嵌合空間5内に備えられ、雌端子15は雄コネクター3のピン端子挿入孔14内に備えられている。つまり、端子がコネクター1の外側に露出していない。そのため、端子を外部からの衝撃から保護することができる。また、各端子がコネクター1から露出していないため、端子を保護する部材を別途備える必要がなく、コネクター1の小型化を図ることができる。
なお、図8に示すコネクター20においても同様に、電極端子103は、雌コネクター21内に配置され、また、電極端子25も雄コネクター22内に配置されている。図9、10に示すコネクター30においても同様に、ピン端子7は、雌コネクター31内に配置され、また、不図示の雌端子もピン端子挿入孔33内に配置されることで雄コネクター32内に配置されている。図11に示すコネクター40においても同様に、ピン端子7は、雌コネクター41内に配置され、雌端子15は雄コネクター42内に配置されている。
図8に示すコネクター20の雌コネクター21には、この雌コネクター21の外側から嵌合空間5内に基板102を配置させることができる開口部23が形成されている。また、雄コネクター22には、この雄コネクター22が嵌合空間5内に配置されたときに基板102が挿入される基板挿入凹部24が形成されている。基板挿入凹部24には、雄コネクター22が、雌コネクター21と当接部13と当接部6とにおいて当接する位置に配置された状態で、基板102に設けられる電極端子103に接続する電極端子25が設けられている。
上述のようにコネクター20を構成した場合には、基板102に設けられる電極端子103を電極端子25と接続する端子として利用できる。そのため、他の実施の形態のようにピン端子7を備える必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。
図11に示すコネクター40の当接部44および当接部43は、挿入空間8に挿入された雄コネクター42に対して、雄コネクター42を挿入空間8から移動許容空間9に移動させる側に配置している。すなわち、当接部44が雄コネクター42の挿入空間8から移動許容空間9への移動方向に配置され、また、当接部43も雄コネクター42の挿入空間8から移動許容空間9への移動方向に配置されている。
上述のようにコネクター40を構成した場合には、たとえば、コネクター1のように、雌コネクター2の当接部6が嵌合部9Aの上方に設けられ、また、雄コネクター3の当接部13が本体部12の上面12Aから上方に突出している場合に比べて、上下方向の大きさを小さくすることができる。
図6に示すように、コネクター1の雌コネクター2は、電気計測器100の筐体101と一体成型にて形成された構成としてもよい。また、コネクター20の雌コネクター21、コネクター30の雌コネクター31、コネクター40の雌コネクター41およびコネクター50の雌コネクター51についても、上下に2分割の構成とし、筐体101の下側筐体101Aと上側筐体101Bと一体成型にて形成された構成としてもよい。
図13に示すように、コネクター1は、挿入空間8内に挿入された雄コネクター3を移動許容空間9に向けて付勢する付勢手段としての板バネ60を備える構成としてもよい。コネクター1をこのように構成した場合には、嵌合空間5内に雄コネクター3が挿入されたときに、板バネ60が、雄コネクター3を移動許容空間9に向けて付勢する。このため、ロック位置に配置された雄コネクター3が挿入空間8側に移動することを抑制でき、雄コネクター3が不用意に雌コネクター2から抜けてしまうことを防止できる。付勢手段は、板バネ60に限らない。たとえば、コイルスプリングにより左方に付勢される付勢板により、雄コネクター3を左方に付勢する構成としてもよい。
電気機器の一例である電気計測器100に、雌コネクター2(21,31,41,51)を備えることで、雄コネクター3(22,32,42,52)を備えるテストリード200を電気計測器100に接続することができる。つまり、雌コネクター2(21,31,41,51)を備える電気計測器100は、テストリード200を取り外し可能としながらも、テストリード200が電気計測器100から外れ難くいものとなる。
電気計測器100は、図14,15に示す電気機器筐体収納カバー300を備える構成としてもよい。
図14,15に示す電気機器筐体収納カバー300は、収納部303に電気機器としての電気計測器100を収納することができる。側壁301の側壁301Aは、電気計測器100を収納部303に収納したときに、電気計測器100に備えられる雌コネクター2の挿入空間8の開口部10が配置される筐体101の側面に重なる。この側壁301Aは、開口部10側に突出する突出部305と、切り欠け部306とを有する。突出部305が、開口部10の側に突出し、雌コネクター2に接続された雄コネクター3の後方に配置されることで、雄コネクター3が雌コネクター2から抜けることを防止できる。また、切り欠け部306が設けられていることで、テストリード200を電気機器筐体収納カバー300から容易に電気機器筐体収納カバー300の外側に引き出すことができる。
なお、図14,15には、電気計測器100にコネクター1を備えた例を示したが、他のコネクター20,30,40,50を備えた場合も、電気機器筐体収納カバー300内に電気計測器100を収納することで、雄コネクター雌コネクターから抜けることを防止できる。
1,20,30,40,50 … コネクター
2,21,31,41,51 … 雌コネクター
3,22,32,42,52 … 雄コネクター
5 … 嵌合空間
6,13 … 当接部
8 … 挿入空間
9 … 移動許容空間
10 … 開口部
14,33 … ピン端子挿入孔(雄端子挿入孔)
15 … 雌端子
16 … 溝部
23 … 開口部
24 … 基板挿入凹部
25 … 電極端子
43,44 … 当接部
60 … 板バネ(付勢手段)
100 … 電気計測器(電気機器)
101 … 筐体
102 … 基板
103 … 電極端子
200 … テストリード(リード線)
300 … 電気機器筐体収納カバー
301 … 側壁
301A … 側壁
305 … 突出部
306 … 切り欠け部(リード線通過部)

Claims (5)

  1. 電極端子接続用のコネクターにおいて、
    雄コネクターおよび雌コネクターを有し、
    前記雌コネクターは、前記雄コネクターが嵌合する嵌合空間を有し、
    前記嵌合空間は、
    前記雄コネクターを前記嵌合空間内に挿入させる挿入空間と、
    前記雄コネクターを前記挿入空間に挿入させる挿入方向に対して交差する方向に、前記挿入空間内に挿入された前記雄コネクターの移動を許容する移動許容空間と、
    を有し、
    前記雌コネクターと前記雄コネクターとは、前記雄コネクターが前記移動許容空間に移動された状態で、前記雄コネクターの前記挿入方向と反対方向への移動に対して互いに当接する当接部を有し、
    前記雌コネクターには、前記雌コネクターの外側から前記嵌合空間内に基板を配置させることができる開口部が形成され、
    前記雄コネクターには、前記雄コネクターが前記嵌合空間内に配置されたときに前記基板が挿入される基板挿入凹部が形成され、
    前記基板挿入凹部には、前記雄コネクターが前記雌コネクターと前記当接部で当接する位置に配置された状態で、前記基板に設けられる電極端子に接続する電極端子が設けられている、
    ことを特徴とするコネクター。
  2. 請求項に記載のコネクターにおいて、
    前記挿入空間内に挿入された前記雄コネクターを前記移動許容空間に向けて付勢する付勢手段を備える、
    ことを特徴とするコネクター。
  3. 請求項1または2に記載のコネクターにおいて、
    前記雄コネクターに設けられる前記当接部および前記雌コネクターに設けられる前記当接部は、前記挿入空間に挿入された状態の前記雄コネクターに対して、前記雄コネクターが前記挿入空間から前記移動許容空間に移動される側に配置されている、
    ことを特徴とするコネクター。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載のコネクターにおいて、
    前記雌コネクターは、電気機器の筐体と一体成型にて形成されている、
    ことを特徴とするコネクター。
  5. 雄コネクターおよび雌コネクターを有し、
    前記雌コネクターは、前記雄コネクターが嵌合する嵌合空間を有し、
    前記嵌合空間は、
    前記雄コネクターを前記嵌合空間内に挿入させる挿入空間と、
    前記雄コネクターを前記挿入空間に挿入させる挿入方向に対して交差する方向に、前記挿入空間内に挿入された前記雄コネクターの移動を許容する移動許容空間と、
    を有し、
    前記雌コネクターと前記雄コネクターとは、前記雄コネクターが前記移動許容空間に移動された状態で、前記雄コネクターの前記挿入方向と反対方向への移動に対して互いに当接する当接部を有するコネクターの前記雌コネクターを有する電気機器であって、
    前記電気機器の筐体を収納する電気機器筐体収納カバーを有し、
    前記電気機器筐体収納カバーは、
    前記雌コネクターに前記雄コネクターを接続させた状態の前記筐体が収納された状態で、
    前記電気機器筐体収納カバーの側壁のうち、前記雌コネクターの前記挿入空間の開口部が配置される前記筐体の側面に重なる側壁に、
    前記開口部側に突出する突出部と、
    前記雄コネクターに接続されるリード線を通すリード線通過部と、
    を有することを特徴とする電気機器。
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