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JP6565969B2 - 建設機械用ガード - Google Patents

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JP6565969B2
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Description

本発明は、建設機械に備えられる建設機械用ガードに関する。
クレーンやショベルなどの建設機械は、一般に、下部走行体と、当該下部走行体の上方に配置される上部旋回体と、上部旋回体に起伏可能に支持される作業アタッチメントと、を備える。また、上部旋回体上には、エンジンやウインチなどの構造物が搭載される。
特許文献1には、クレーンの上部旋回体のフレーム上に配置されたエンジンやウインチなどを収容するハウジングが開示されている。ハウジングは、フレーム上に立設された側壁と、側壁の上端部に接続された天板とを備え、断面視でL字形状を有している。また、当該クレーンは、上記の側壁とは反対側で天板を支持するドア枠と、当該ドア枠に開閉可能に支持されたドアパネルと、を更に備えている。
また、特許文献2には、上部旋回体のフレーム上に間隔をおいて配置された複数の門型の柱を備えたクレーンが開示されている。このような門型の柱に、パネル状の天板やドアパネルが固定されることで、ガードが組み立てられる。エンジンやウインチなどの被収容体が当該ガードの内部に収容される。
特開2013−75727号公報 特開2000−143155号公報
特許文献1および2に記載された技術では、エンジンやウインチなどの被収容体の吊り上げによる着脱作業に時間や手間がかかるという問題があった。すなわち、特許文献1に記載された技術では、補助クレーンなどを用いてエンジンやウインチを吊り上げながらフレームに着脱するためには、予めハウジングがフレームから取り外される必要があり、作業者の作業負担が大きくなる。また、特許文献2に記載された技術では、門型の柱から天板を取り外すことが可能であるが、この場合、梁部分が邪魔になるため、エンジンやウインチの着脱が困難となる。結果として、門型の柱がフレームから取り外される必要があり、同様に作業者の負担が大きくなる。更に、この場合、門型の柱の脱着に伴って、開閉可能なドアパネルを取り外す必要が生じる。そして、ドアパネルを再度取り付ける際にはドアの立てつけの調整作業が必要になり、当該作業に手間や時間がかかるという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、内部にエンジンやウインチなどの被収容体を収容可能であり、吊り上げによる被収容体の着脱作業を容易に実行することが可能な建設機械用ガードを提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係る建設機械用ガードは、ベースと前記ベース上に固定される被収容体とを備える建設機械に装着され、前記被収容体が収容される収容空間を画定する建設機械用ガードであって、前記ベース上に立設される第1柱部材と、前記第1柱部材に対して水平な第1方向に間隔をおいて配置され前記ベース上に立設される第2柱部材と、前記第1柱部材の上端部と前記第2柱部材の上端部とを前記第1方向に沿って接続する梁部材であって、前記第1柱部材および前記第2柱部材に対して着脱可能な梁部材と、を備え、前記梁部材は、それぞれ前記第1方向に沿って延びるとともに、前記第1方向と直交する水平な第2方向において互いに間隔をおいて配置される一対の梁側面部と、被載置部と、を有し、前記第1柱部材および前記第2柱部材のうちの少なくとも一つの柱部材は、前記梁部材を前記第2方向および下方向において拘束するとともに、前記梁部材の上方向への移動を許容するように前記梁部材を支持する拘束柱部材であり、前記拘束柱部材は、上向きに開放された載置面を有し、当該載置面上に前記被載置部が載置されることを許容する載置部と、それぞれ前記第1方向に沿って延びるとともに、前記第2方向において互いに間隔をおいて配置される一対の第1拘束部であって、前記一対の梁側面部のそれぞれに対し前記第2方向の両側の位置で当接することで前記梁部材を前記第2方向において拘束する、一対の第1拘束部と、を有する。
本構成によれば、建設機械用ガードのうち梁部材が取り外されると、収容空間の上方部分が開放されるため、吊り上げによる被収容体の着脱作業を容易に実行することができる。また、梁部材が第1柱部材および第2柱部材に取り付けられる際には、被載置部が載置部に載置されることで、梁部材の下方向が拘束される。更に、一対の梁側面部が一対の第1拘束部に当接することで、梁部材が第2方向において拘束される。この結果、梁部材の位置合わせを含む、被収容体の着脱作業が従来よりも容易に実行可能とされる。
上記の構成において、前記梁部材には、前記梁部材と前記少なくとも一つの柱部材とを締結する締結用ボルトが挿通されることを許容する梁孔部が開口されており、前記拘束柱部材には、前記締結用ボルトが挿通されることを許容する柱孔部が開口されており、前記一対の第1拘束部は、前記梁孔部および前記柱孔部が前記第2方向において合致する位置に、前記梁部材を拘束することが望ましい。
本構成によれば、一対の梁側面部が一対の第1拘束部に当接することで、梁孔部および柱孔部の第2方向における位置が合致する。このため、作業者は、梁部材を第1方向に沿って移動させるだけで、梁孔部および柱孔部を容易に合致させることができる。
上記の構成において、前記梁孔部および前記柱孔部が前記第1方向において合致する位置に、前記梁部材を前記第1方向において拘束する第2拘束部を更に備えることが望ましい。
本構成によれば、一対の第1拘束部に加えて、第2拘束部が設けられることによって、梁孔部および柱孔部を容易に合致させることができる。
上記の構成において、前記第2拘束部は、前記梁部材および前記少なくとも一つの柱部材のうちの一方に設けられた突部と、前記梁部材および前記少なくとも一つの柱部材のうちの他方に設けられた被係合部と、を有し、前記突部と前記被係合部とが互いに係合することで、前記梁部材の前記第1方向を拘束するものでもよい。
本構成によれば、作業者は、突部と被係合部とを係合させることで、梁孔部および柱孔部の第1方向における位置を容易に合わせることができる。
上記の構成において、前記梁部材は、前記第1方向に沿って延びる底部と、前記底部の前記第2方向の両端部からそれぞれ立設され前記第1方向に沿って延びる一対の側壁部であって前記梁側面部としての外側面を含む一対の側壁部と、を有する凹部と、前記一対の側壁部の上端部からそれぞれ前記第2方向の外側に向かって延びる一対のフランジ部と、を有し、前記拘束柱部材は、前記第2方向に間隔をおいて配置される一対の支持部であって、それぞれ前記第1拘束部としての内側面を含む、一対の支持部を有し、前記一対の支持部の前記内側面が前記一対の側壁部の前記外側面にそれぞれ当接することで前記梁部材を前記第2方向において拘束するように、前記一対の支持部の間に前記梁部材の前記凹部を受け入れることが望ましい。
本構成によれば、梁部材の凹部が一対の支持部の間に挿入されることによって、梁部材が第2方向において容易に拘束される。
また、前記梁部材は、当該梁部材の前記第1方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記第1方向および鉛直方向と交差し前記第2方向に沿って延びる一対の梁傾斜面であって、前記第1方向外側に向かってそれぞれ先上がりに傾斜した一対の梁傾斜面を有し、前記第1柱部材および前記第2柱部材は、前記第1方向および鉛直方向と交差し前記第2方向に沿って延びる柱傾斜面であって、前記第1方向外側に向かって先上がりに傾斜した柱傾斜面をそれぞれ有し、前記拘束柱部材は、前記一対の柱傾斜面が前記一対の梁傾斜面に当接することで前記梁部材を前記第1方向において拘束するように、前記一対の支持部の間に前記梁部材の前記凹部を受け入れるが望ましい。
本構成によれば、梁部材の一対の梁傾斜面が柱部材の一対の柱傾斜面に当接することによって、梁部材が第1方向において容易に拘束される。
上記の構成において、前記梁部材の前記一対のフランジ部は、前記被載置部としての下面部をそれぞれ含み、前記一対の支持部は、前記載置部としての上面部をそれぞれ含み、前記拘束柱部材は、前記一対のフランジ部の前記下面部がそれぞれ前記一対の支持部の前記上面部に載置されるように、前記一対の支持部の間に前記梁部材の前記凹部を受け入れるものでもよい。
本構成によれば、梁部材の一対のフランジ部が一対の支持部の上面部に載置されることによって、梁部材の下方向が容易に拘束される。
更に、前記梁部材に着脱可能とされ、前記収容空間の上面部を画定する天板と、前記天板、前記梁部材および前記拘束柱部材を締結する締結ボルトとを更に備え、前記梁部材の前記一対のフランジ部の少なくとも一方のフランジ部には、前記締結用ボルトが挿通されることを許容する梁孔部が開口されており、前記一対の支持部のうち前記梁孔部の下方に位置する少なくとも一方の支持部には、前記締結用ボルトが挿通されることを許容する柱孔部が前記上面部に連通するように開口されており、前記天板のうち前記梁孔部の上方の部分には、前記締結用ボルトが挿通されることを許容する天板孔部が開口されており、前記天板と前記梁部材の前記フランジ部と前記拘束柱部材の前記支持部とが上下に重なって配置されるとともに、前記締結ボルトが前記天板孔部、前記梁孔部および前記柱孔部を順に貫通するような位置に、前記梁孔部、前記柱孔部および前記天板孔部がそれぞれ開口されているものでもよい。
本構成によれば、天板、梁部材および柱部材を同じ締結ボルトによって一体的に締結することができる。このため、建設機械用ガードの組立作業および分解作業の負担が軽減される。
本発明によれば、内部にエンジンやウインチなどの被収容体を収容可能であり、従来よりも吊り上げによる被収容体の着脱作業を容易に実行することが可能な建設機械用ガードが提供される。
本発明の一実施形態に係るクレーンの側面図である。 本発明の第1実施形態に係る建設機械用ガードの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る建設機械用ガードの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る建設機械用ガードの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る建設機械用ガードの拡大分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る建設機械用ガードの柱部材および梁部材の拡大分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る建設機械用ガードの天板、柱部材および梁部材の拡大断面図である。 図7の天板、柱部材および梁部材を矢印A−Aに沿って見た断面図である。 図7の天板、柱部材および梁部材を矢印B−Bに沿って見た断面図である。 本発明の第2実施形態に係る建設機械用ガードの柱部材および梁部材の拡大分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る建設機械用ガードの柱部材および梁部材の拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る建設機械用ガードの柱部材および梁部材の拡大断面図である。 本発明の第1変形実施形態に係る建設機械用ガードの天板、柱部材および梁部材の拡大分解斜視図である。 本発明の第2変形実施形態に係る建設機械用ガードの天板、柱部材および梁部材の拡大分解斜視図である。 本発明の第3変形実施形態に係る建設機械用ガードの柱部材の拡大斜視図である。 本発明の第4変形実施形態に係る建設機械用ガードの柱部材および梁部材の拡大分解斜視図である。 本発明の第5変形実施形態に係る建設機械用ガードの天板、柱部材および梁部材の拡大分解斜視図である。 本発明の第6変形実施形態に係る建設機械用ガードの柱部材の拡大斜視図である。 本発明の第7変形実施形態に係る建設機械用ガードの天板、柱部材および梁部材の拡大分解斜視図である。 本発明の第8変形実施形態に係る建設機械用ガードの天板、柱部材および梁部材の拡大断面図である。 本発明の第9変形実施形態に係る建設機械用ガードの柱部材および梁部材の拡大断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るクレーン(建設機械)の側面図である。なお、図1には、「上」、「下」、「前」および「後」の方向が示されているが、当該方向は、本実施形態に係るクレーン1の構造を説明するために便宜上示すものであり、本発明に係るクレーンの使用態様などを限定するものではない。
クレーンは、地面上で走行可能な下部走行体1と、下部走行体1の上方に配置される上部旋回体2と、起伏部材としてのブーム3と、を備える。上部旋回体2は、上下方向に延びる旋回中心CL回りに旋回可能なように下部走行体1に搭載されている。上部旋回体2は、基台としての旋回フレーム21(ベース)と、キャブ22と、ガード23と、を備える。キャブ22は、上部旋回体2の前端部に備えられており、クレーンの運転席に相当する。ガード23は、後記のブーム起伏ウインチ10および巻上げドラム15や、不図示のエンジンなどを内部に収容する。
ブーム3は、上部旋回体2の旋回フレーム21に起伏可能に支持されている。
クレーンは、ガントリ4と、カウンタウエイト5と、ブームガイライン6と、上部スプレッダ7と、下部スプレッダ8と、ブーム起伏ロープ9と、ブーム起伏ウインチ10(被収容体)と、ブームポイントシーブ11と、アイドラシーブ12と、フック13と、巻上げロープ14と、巻上げドラム15(被収容体)と、を更に備える。
ガントリ4は、上部旋回体2の旋回フレーム21の後部に装着されている。詳しくは、ガントリ4は、ブーム3の後方で旋回フレーム21に支持され、ブーム3の起伏動作においてブーム3を支持する支柱として機能する。
カウンタウエイト5は、ガントリ4の後方で旋回フレーム21に装着されており、クレーンが吊り荷を吊りあげる際にクレーンのバランスを保つ機能を備えている。
上部スプレッダ7および下部スプレッダ8は、それぞれ複数のシーブからなる。また、上部スプレッダ7は、ブームガイライン6によってブーム3の先端部に接続されている。
ブーム起伏ロープ9は、ブーム起伏ウインチ10から引き出され、ガントリ4の先端部の不図示のシーブに掛けられた後、下部スプレッダ8と上部スプレッダ7との間で複数回掛け回される。ブーム起伏ウインチ10(被収容体)は、旋回フレーム21の後部に固定されている。なお、引き出されたブーム起伏ロープ9の先端は、ガントリ4に固定される。ブーム起伏ウインチ10は、ブーム起伏ロープ9の巻き取りおよび繰り出しを行うことで、上部スプレッダ7と下部スプレッダ8との間の距離を変化させ、ブーム3をガントリ4に対して相対的に回動させながらブーム13を起伏させる。
巻上げドラム15(被収容体)は、旋回フレーム21の中央部に固定されている。また、ブームポイントシーブ11およびアイドラシーブ12は、ブーム3の先端部に回転自在に支持されている。巻上げドラム15から引き出された巻上げロープ14の先端部には、吊荷用のフック13が備え付けられる。そして、巻上げロープ14の一端は、ブーム3の先端部のブームポイントシーブ11と、フック13に設けられた不図示のシーブブロックのシーブとの間に掛け回された後、ブーム3の先端部に固定される。一方、巻上げロープ14の他端は、ブームポイントシーブ11、アイドラシーブ12を経由して巻上げドラム15に巻きつけられている。従って、巻上げドラム15が巻上げロープ14の巻き取りや繰り出しを行うと、ブームポイントシーブ11とフック13のシーブとの間の距離が変わって、ブーム3の先端部から垂下されたフック13の巻上げ及び巻下げが行われる。
図2および図3は、本発明の第1実施形態に係るガード23(建設機械用ガード)の斜視図である。図4は、ガード23の分解斜視図である。なお、図4では、説明のために、図2および図3の一部の部材が取り外された状態を示している。また、図5は、ガード23の拡大分解斜視図である。更に、図6は、ガード23の後記の左柱60(第2柱部材)および梁70(梁部材)の拡大分解斜視図である。図7は、ガード23の天板90、左柱60および梁70の拡大断面図である。図8は、図7の天板90、左柱60および梁70を矢印A−Aに沿って見た断面図である。図9は、図7の天板90、左柱60および梁70を矢印B−Bに沿って見た断面図である。
図2および図3を参照して、本実施形態に係るガード23は、前後方向に沿って長く延びる箱型形状を備えている。ガード23は、旋回フレーム21上に固定されたブーム起伏ウインチ10や巻上げドラム15が収容される収容空間を画定する。
ガード23は、複数の右柱50(第1柱部材)と、複数の左柱60(第2柱部材)と、複数の梁70(梁部材)と、を備える。図4に示すように、右柱50、左柱60および梁70によって門型の柱が構成される。そして、複数の門型の柱が、前後方向に間隔をおいて配置されている。また、ガード23は、複数のドアパネル80と、複数の天板90と、を備える。
複数の右柱50は、それぞれ、旋回フレーム21の右側端部に立設される。なお、図4では、旋回フレーム21の図示を省略している。複数の左柱60は、それぞれ、右柱50に対して左右方向(水平な第1方向)に間隔をおいて配置され、旋回フレーム21上に立設される。右柱50および左柱60は、本発明の拘束柱部材を構成する。拘束柱部材は、梁70を前後方向および下方向において拘束するとともに、梁70の上方向への移動を許容するように梁70を支持する。なお、後記のように、右柱50および左柱60の一方が、本発明の拘束柱部材を構成してもよい。
複数の梁70は、それぞれ、右柱50の上端部と左柱60の上端部とを左右方向に沿って接続する。梁70は、右柱50および左柱60に着脱可能とされている。複数の天板90は、それぞれ、梁70に着脱可能とされており、前記収容空間の上面部を画定する。
複数のドアパネル80は、それぞれ、右柱50に開閉可能に支持されており、前記収容空間の右側の側面部を構成する。複数のドアパネル80は、それぞれ、後ドア81と、前ドア82と、を有する。後ドア81および前ドア82は、それぞれ、右柱50に開閉可能に支持されている。
図5を参照して、1つの右柱50の構造を更に説明する。右柱50は、柱部500と、一対の支持部501と、を有する。
柱部500は、右柱50の本体部分である。柱部500の下端部は、旋回フレーム21に固定されている。柱部500は、ベース部500Aと、一対のリブ部500Bと、を有する。一対のリブ部500Bは、ベース部500Aの前後方向の両端部が右方に屈曲されることで形成される。ベース部500Aの上端部には、ドアパネル80を支持する不図示のヒンジ部が固定される穴部500Cが開口されている。
一対の支持部501は、前後方向に間隔をおいて配置されている。一対の支持部501は、柱部500の上端部のうち、前後方向の両端部にそれぞれ固定されている。この結果、右柱50の上端部は、左右方向から見て略Y字形状を備える。一対の支持部501は、それぞれ、ベース部501Aと、斜めリブ501Bと、支持リブ501Cと、を有する。ベース部501Aは、左右方向および鉛直方向に延びるとともに、前後方向に面する板状部であって、略台形形状を備えている。なお、一対のベース部501Aの内側面は、それぞれ、本発明の第1拘束部を構成する。一対のベース部501Aの内側面は、後記の側壁部700B(図5)の外側面に前後方向の両側の位置で当接することで、梁70を前後方向において拘束する機能を有する。
斜めリブ501Bは、ベース部501Aの右端部に接続されている。斜めリブ501Bは、左方から右方に向かって先下がりに傾斜している。また、支持リブ501Cは、ベース部501Aの上端部に接続されている。支持リブ501Cは、水平な板状部であり、左右方向に長く延びている。支持リブ501Cと斜めリブ501Bとが交差する稜線部分には、係合突起501Dが配置されている。係合突起501Dは、上方に向かって突出した突起部である。係合突起501Dは、本発明の突部および第2拘束部を構成する。また、支持リブ501Cのうち係合突起501Dよりも左方の部分には、ボルト穴501E(柱孔部)が支持リブ501Cの上面部に連通するように開口されている。ボルト穴501Eは、後記のボルトS(締結用ボルト)が挿通されることを許容する。更に、一対の支持部501の支持リブ501Cの上面部は、本発明の載置部を構成する。一対の支持部501の支持リブ501Cの上面部は、上側に開放された本発明の載置面を構成し、後記の梁70のフランジ部701の下面部が載置されることを許容し、梁70を下方向に拘束する機能を有する。
同様に、左柱60は、柱部600と、一対の補強板601と、を有する。柱部600は、左柱60の本体部分である。柱部600の下端部は、旋回フレーム21に固定されている。柱部600は、ベース部600Aと、一対のリブ部600Bと、一対の支持部600Cと、を有する(図6)。
一対のリブ部600Bは、ベース部600Aの前後方向の両端部が右方に屈曲されることで形成される。一対のリブ部600Bは、前後方向に間隔をおいて配置されている。なお、リブ部600Bの上端部は、ベース部600Aの上端部よりも上方に突出するように延びている。リブ部600Bは、左右方向および鉛直方向に延びるとともに、前後方向に面する板状部であって、略台形形状を備えている(図4、図6)。なお、一対のリブ部600Bの内側面は、それぞれ、本発明の第1拘束部を構成する。一対のリブ部600Bの内側面は、後記の側壁部700Bの外側面に当接することで、梁70を前後方向において拘束する機能を有する。
支持部600Cは、リブ部600Bの上端部に接続されており、リブ部600Bの上端部から前後方向の外側に突出するように配置されている。この結果、左柱60の上端部は、左右方向から見て略Y字形状を備える。支持部600Cは、水平な板状部であり、左右方向に長く延びている。支持部600Cの左端部には、係合突起601Aが配置されている。係合突起601Aは、上方に向かって突出した突起部である。また、支持部600Cのうち係合突起601Aよりも右方の部分には、ボルト穴600D(柱孔部)が支持部600Cの上面部に連通するように開口されている。ボルト穴600Dは、後記のボルトS(締結用ボルト)が挿通されることを許容する。更に、一対の支持部600Cの上面部は、本発明の載置部を構成する。一対の支持部600Cの上面部は、後記の梁70のフランジ部701の下面部が載置されることを許容し、梁70を下方向において拘束する機能を有する。
一対の補強板601は、左柱60を補強するために、柱部600に固定される。本実施形態では、補強板601は、リブ部600Bの外側面の左端部に溶接固定される。補強板601は、左右方向に面する板状部材であり、図8に示すように、略台形形状を備えている。一対の補強板601の前後方向の内側の側縁は、リブ部600Bに当接する。また、一対の補強板601の上端縁は、一対の支持部600Cの下面部に当接する。更に、補強板601の上端部には、上方に突出する前述の係合突起601Aが配置されている。支持部600Cに開口された突起穴600Eに、係合突起601Aが下方から挿通されると、当該係合突起601Aが、支持部600Cから上方に突出する。係合突起601Aは、本発明の突部および第2拘束部を構成する。
図5、図6を参照して、梁70は、凹部700と、一対のフランジ部701と、を有する。
凹部700は、左右方向に沿って連続的に延びている。凹部700は、左右方向に沿って延びる底壁部700A(底部)と、一対の側壁部700Bと、を有する。一対の側壁部700Bは、底壁部700Aの前後方向の両端部からそれぞれ立設され左右方向に沿って延びている。一対の側壁部700Bは、前後方向(第1方向と直交する水平な第2方向)において互いに間隔をおいて配置される。また、一対の側壁部700Bの外側面は、それぞれ、本発明の梁側面部を構成する。
一対のフランジ部701は、一対の側壁部700Bの上端部からそれぞれ前後方向の外側に向かって延びており、左右方向に沿って連続的に延びている。一対のフランジ部701は、それぞれ、天板90に接続される。また、一対のフランジ部701の下面部は、本発明の被載置部を構成する。
図5および図6を参照して、一対の側壁部700Bの左右方向の両端部には、それぞれ、係止孔701Aおよび係止孔701C(いずれも被係合部)が開口されている。また、一対の側壁部700Bのうち、係止孔701Aおよび係止孔701Cよりも左右方向の内側には、ボルト穴701Bおよびボルト穴701D(いずれも梁孔部)が開口されている。ボルト穴701Bおよびボルト穴701Dは、後記のボルトSが挿通されることを許容する。
天板90は、図5に示すように、矩形形状を備えている。なお、各図では、説明のために天板90を透明な部材として示しているが、天板90は所定の色彩に着色されていてもよい。天板90は、前後方向および左右方向にそれぞれ延びる四辺を備えている。また、天板90の4つの角部近傍には、ボルト穴90A(天板孔部)が開口されている。更に、天板90の前後の側縁には、左右方向に沿って曲げ部90B(図8)が形成されている。曲げ部90Bは、天板90の端部が下方に折り曲げられることで形成されている。
図5、図6を参照して、本実施形態では、予め、旋回フレーム21上に固定された右柱50および左柱60に対して、梁70が装着される。この際、右柱50および左柱60は、一対の支持部501の間、および、一対のリブ部600Bの間に、それぞれ、梁70の凹部700を受け入れる。そして、一対のベース部501Aの内側面および一対のリブ部600Bの内側面(図8、図9)が、一対の側壁部700Bの外側面にそれぞれ当接することで、梁70の前後方向が拘束される。このとき、一対のベース部501Aの内側面および一対のリブ部600Bの内側面は、ボルト穴701B、701Dおよびボルト穴501E、600Dが前後方向において合致するような位置に、梁70を拘束する。
更に、梁70の一対のフランジ部701の下面部が、右柱50の一対の支持リブ501Cの上面部および左柱60の一対の支持部600Cの上面部にそれぞれ載置されることで、梁70の下方向が拘束される。
また、梁70の一対の係止孔701Aおよび一対の係止孔701Cが、それぞれ、一対の係合突起501Dおよび一対の係合突起601Aに係合することで、梁70の左右方向が拘束される。この際、各係止孔および係合突起は、ボルト穴701B、701Dおよびボルト穴501E、600Dが左右方向において合致するような位置に、梁70を拘束する。なお、各係合突起の突出高さは、梁70のフランジ部701の板厚以下であることが望ましい。この場合、各係合突起が各係止孔から更に上方に突出し、天板90に干渉することが抑止される。また、各係合突起の突出高さは、梁70のフランジ部701の板厚の半分以上であることが望ましい。この場合、各係合突起が各係止孔に係合した状態で、梁70が左右方向にずれることが抑止される。
このように梁70が右柱50および左柱60に装着されると、天板90が前後一対の梁70上に載置される。この際、左右一対のボルト穴90Aが、それぞれ、ボルト穴701Bおよびボルト穴701Dの直上に配置され、各ボルト穴の位置が互いに合致する。そして、ボルト穴90Aに上方から挿入されたボルトSによって、天板90、梁70および右柱50(左柱60)が一体的に固定される。なお、ボルト穴501Eおよびボルト穴600Dの下方には、ナットT(図7)が予め固定されている。このように、本実施形態では、天板90と、梁70のフランジ部701と、右柱50の支持リブ501Cまたは左柱60の支持部600Cとが上下に重なって配置されるとともに、ボルトSがボルト穴90A、ボルト穴701Bまたはボルト穴701D、ボルト穴501Eまたはボルト穴600Dを順に貫通するような位置に、ボルト穴90A、ボルト穴701Bまたはボルト穴701D、ボルト穴501Eまたはボルト穴600Dがそれぞれ開口されている。
天板90が固定されると、図8に示すように、前後に隣接する一対の天板90の曲げ部90Bが、梁70の凹部700の上方に位置する。このため、クレーンの作業現場において降雨があった場合には、天板90上に溜まった雨水が一対の曲げ部90Bを通じて凹部700に落下する。そして、凹部700は、左右方向に連続して延びているため、凹部700内の雨水は、ガード23の左右方向の端部からガード23外に排出される。なお、凹部700の底壁部700Aが右方に向かって僅かに先下がりに傾斜していてもよい。この場合、凹部700の右端部に至った雨水は、一対のリブ部500Bの間を通って落下し、ガード23外に排出される。このため、当該雨水が、ガード23内のブーム起伏ウインチ10や巻上げドラム15に浸水することが抑止される。
また、本実施形態において、ブーム起伏ウインチ10や巻上げドラム15のメンテナンス、交換などが実施される場合には、不図示の補助クレーンなどによって、ブーム起伏ウインチ10および巻上げドラム15が吊り上げられる。この際、作業者は、複数のボルトSを外すことで、天板90を取り外すことができる。更に、ボルトSが外された状態では、梁70は右柱50および左柱60に載置された状態であるため、作業者は梁70を容易に取り外すことができる。この結果、前後に隣接する複数の右柱50および左柱60を含む領域にわたって、ガード23内の収容空間の上面部が開放される。このため、巻上げドラム15およびブーム起伏ウインチ10の着脱作業を容易に実行することができる。
また、本実施形態では、梁70が右柱50および左柱60に載置される際に、梁70の前後方向および左右方向の位置決めを容易に行うことができる。このため、作業者が各ボルト穴の位置合わせに多くの時間を割く必要がなく、ガード23の組立作業がスムーズに実行される。また、ボルトSが締結されていない状態でも、梁70は前後方向、左右方向および下方向において拘束されている。このため、ガード23の組立作業中に、梁70が落下することが抑止される。特に、右柱50および左柱60は、梁70を挟み込むようなY字形状を備えている。また、右柱50の一対の支持リブ501Cおよび左柱60の一対の支持部600Cは、左右方向(梁70の長手方向)に沿って長く延びている。このため、梁70がボルトSによって固定されていない状態で、誤って梁70に上方向の外力が加わり梁70が一時的に浮き上がった場合や梁70が左右方向にずれてしまった場合でも、梁70が直ちに脱落することが抑止される。なお、梁70の脱落防止のためには、梁70のフランジ部701の左右方向における長さが、支持リブ501Cと支持部600Cとの左右方向における間隔よりも長く設定されることが更に望ましい。
また、本実施形態では、右柱50および左柱60と梁70と天板90とがボルトSによって一度に締結されるため、右柱50および左柱60と梁70とが先にボルトSで締結された後、他のボルトSによって天板90が締結される態様に比べて、作業者のボルト締結作業における負担を軽減することができる。
また、本実施形態では、ブーム起伏ウインチ10や巻上げドラム15のような被収容体(内蔵機器)のメンテナンスの為に、天板90や梁70を外すことで、被収容体の上部に障害物がない状態で作業することが可能となる。この際、天板90が外された時点で、すでに梁70と右柱50および左柱60とを締結するボルトSが無い為、作業者は直ちに梁70を外すことができる。
また、本実施形態では、梁70が雨といの機能を兼ねているため、ガード23の内部に天板90を伝って雨水が垂れてくることが抑止される。この際、ボルトSが雨といの内部(凹部700の底壁部700A)に配置されていないため、雨水や土砂の流動が阻害されることがない。また、雨といがなくガード23の内部をコーキング処理によって防水する場合と比較して、作業者の処理負担が軽減される。
また、本実施形態では、ガード23が、右柱50、左柱60、梁70、ドアパネル80および天板90などの部材に分解可能である。このため、各部材を小型軽量かつ単純な形状とすることができる。この結果、各部材の製造段階における溶接作業難度を下げることが出来る。詳しくは、大型かつ複雑な形状を備えた部材を有する場合と比較して、右柱50、左柱60、梁70および天板90等のパネル類の溶接作業時間が平均化され、溶接作業時間の改善が図ることができる。また、塗装ラインのコンベアによって右柱50および左柱60が吊り下げられた状態で塗装作業が行われるが、塗装ラインコンベア上の各部材の占有面積が小さくなり、塗装作業の効率が向上する。
また、本実施形態では、垂直に伸びる右柱50および左柱60や水平方向に延びる梁70、更にパネル状のドアパネル80および天板90等を、クレーンの仕様に応じて異なる形状に変更し組み合わせる事が出来る。
更に、本実施形態では、右柱50を旋回フレーム21上に残したままで、梁70を外すことが出来るため、右柱50に取り付いたドアパネル80を外す必要がない。このため、ドアパネル80の着脱に伴うドアパネル80の立てつけの調整作業が不要とされる。
次に、本発明の第2実施形態に係る建設機械用ガードについて説明する。なお、本実施形態では、先の実施形態と比較して、梁70M1および右柱50M1(左柱)の構造において相違するため、当該相違点を中心に説明し、その他の共通する点の説明を省略する。図10は、本実施形態に係る建設機械用ガードの右柱50M1および梁70M1の拡大分解斜視図である。図11は、右柱50M1および梁70M1が締結された状態の拡大斜視図である。図12は、図11の右柱50M1および梁70M1の断面図である。なお、図10乃至図12と同様の構造が梁70M1の左端部および不図示の左柱にも設けられている。
右柱50M1(第1柱部材)は、ベース部510と、一対のリブ部511と、水平支持部512と、傾斜支持部513と、を有する。ベース部510は、左右方向に面する板状部であり、一対のリブ部511は、ベース部510の前後両端部に接続されている。一対のリブ部511の上端部は、左方に向かって湾曲している。水平支持部512は、ベース部510の上端部に接続されており、ベース部510から左方に延びる水平な板状部である。傾斜支持部513は、ベース部510の上方であって、水平支持部512の右端部に接続されている。傾斜支持部513は、右方(左右方向の外側)に向かって先上がりに傾斜した傾斜面(柱傾斜面)を有する。当該傾斜面は、左右方向および鉛直方向と交差し、前後方向に沿って延びている。また、一対のリブ部511のリブ先端部511A(支持部)は、傾斜支持部513よりも上方に突出している。
梁70M1(梁部材)は、底壁部710と、一対の側壁部711と、一対のフランジ部712と、斜板713と、を有する。底壁部710および一対の側壁部711は、先の実施形態と同様に、凹部を構成するとともに雨といの機能を兼ねている。斜板713は、底壁部710の右端部に接続されている。なお、前述のように斜板713は、底壁部710の左端部にも接続されている。図10の斜板713は、右方(左右方向の外側)に向かって先上がりに傾斜した傾斜面(梁傾斜面)を有する。
本実施形態では、梁70M1が右柱50M1に装着されるにあたって、まず、底壁部710の右端部が水平支持部512上に載置される。この際、斜板713が傾斜支持部513に当接する。なお、梁70M1の左端部においても、同様に斜板713が傾斜支持部513に当接する。斜板713および傾斜支持部513の傾斜によって、梁70M1の左右方向が拘束される。また、一対の側壁部711の外側面が、それぞれ、一対のリブ先端部511Aの内側面に当接することで、梁70M1の前後方向が拘束される。この結果、斜板713に開口された一対のボルト穴713Aが、傾斜支持部513に開口された一対のボルト穴513Aに合致し、図10、図11のように、一対のボルトSによって、梁70M1が右柱50M1に締結される。なお、梁70M1の左端部についても同様である。
本実施形態においても、梁70M1が右柱50M1および不図示の左柱に載置される際に、梁70M1の前後方向および左右方向の位置決めを容易に行うことができる。このため、作業者が各ボルト穴の位置合わせに多くの時間を割く必要がなく、ガードの組立作業がスムーズに実行される。また、ボルトSが締結されていない状態でも、梁70は前後方向、左右方向および下方向において拘束されている。このため、ガードの組立作業中に、梁70M1が落下することが抑止される。
以上、本発明の各実施形態に係るガード23(建設機械用ガード)について説明した。なお、本発明はこれらの形態に限定されるものではない。本発明では、以下のような変形実施形態が可能である。
図13は、本発明の第1変形実施形態に係る建設機械用ガードの天板90、右柱50M2(第1柱部材)、左柱60(第2柱部材)および梁70M2(梁部材)の拡大分解斜視図である。本変形実施形態では、先の第1実施形態と比較して、右柱50M2および梁70M2の接続構造において相違するため、当該相違点について説明し、その他の共通する点の説明を省略する。右柱50M2は、ベース部520と、一対のリブ部521と、水平な支持部522と、を有する。支持部522には、一対のボルト穴522Aが開口されている。
一方、梁70M2は、底壁部720と、一対の側壁部721と、一対のフランジ部722と、を備える。底壁部720の右端部には、一対のボルト穴720Aが開口されている。なお、図13では、一対のボルト穴720Aのうちの前側のボルト穴720Aが現れている。また、一対のフランジ部722の右端部には、それぞれ、ボルト穴722Aが開口されている。一対のボルト穴720Aおよび一対のボルト穴522Aに挿通される一対のボルトSによって、右柱50M2と梁70M2の右端部とが互いに締結される。また、天板90のボルト穴90Aおよび梁70M2のボルト穴722Aに挿通されるボルトSによって、梁70M2の右端部と天板90とが互いに締結される。
なお、本変形実施形態では、梁70M2の左端部と左柱60との接続構造は、先の第1実施形態と同様である。一方、図13に示すように、梁70M2の右端側は、右柱50M2の支持部522に載置される。換言すれば、本変形実施形態では、梁70M2を前後方向および左右方向において拘束する構造が、梁70M2の左端部および左柱60にのみ設けられている。このような構成においても、梁70M2が右柱50M2および左柱60に載置される際に、梁70M2の前後方向および左右方向の位置決めを容易に行うことができる。このため、作業者が各ボルト穴の位置合わせに多くの時間を割く必要がなく、ガードの組立作業がスムーズに実行される。
図14は、本発明の第2変形実施形態に係る建設機械用ガードの天板90、右柱50、左柱60M1(第2柱部材)および梁70M3(梁部材)の拡大分解斜視図である。本変形実施形態では、先の第1実施形態と比較して、左柱60M1および梁70M3の接続構造において相違するため、当該相違点について説明し、その他の共通する点の説明を省略する。左柱60M1は、ベース部610と、一対のリブ部611と、水平な支持部612と、を有する。支持部612には、一対のボルト穴612Aが開口されている。
一方、梁70M3は、底壁部730と、一対の側壁部731と、一対のフランジ部732と、を備える。底壁部730の左端部には、一対のボルト穴730Aが開口されている。なお、図14では、一対のボルト穴730Aのうちの前側のボルト穴730Aが現れている。また、一対のフランジ部732の左端部には、それぞれ、ボルト穴732Aが開口されている。一対のボルト穴730Aおよび一対のボルト穴612Aに挿通される一対のボルトSによって、左柱60M1と梁70M3の左端部とが互いに締結される。また、天板90のボルト穴90Aおよび梁70M3のボルト穴732Aに挿通されるボルトSによって、梁70M3の左端部と天板90とが互いに締結される。
なお、本変形実施形態では、梁70M3の右端部と右柱50との接続構造は、先の第1実施形態と同様である。一方、図14に示すように、梁70M3の左端側は、左柱60M1の支持部612に載置される。換言すれば、本変形実施形態では、梁70M3を前後方向および左右方向において拘束する構造が、梁70M3の右端部および右柱50にのみ設けられている。このような構成においても、梁70M3が右柱50および左柱60M1に載置される際に、梁70M3の前後方向および左右方向の位置決めを容易に行うことができる。このため、作業者が各ボルト穴の位置合わせに多くの時間を割く必要がなく、ガードの組立作業がスムーズに実行される。
図15は、本発明の第3変形実施形態に係る建設機械用ガードの左柱60M2(第2柱部材)の拡大斜視図である。本変形実施形態では、先の第1実施形態と比較して、左柱60M2および不図示の梁の接続構造において相違するため、当該相違点について説明し、その他の共通する点の説明を省略する。本変形実施形態では、左柱60M2の支持部600Cには、係合突起601Aが形成されている。一方、左柱60M2に載置される不図示の梁には、係合突起601Aが係合する不図示の係合穴が形成されている。このように、図6の細長状の係合突起601Aに代えて、図15の円柱状の係合突起601Aが採用されてもよい。なお、図5の右柱50の係合突起501Dにおいても同様である。
図16は、本発明の第4変形実施形態に係る建設機械用ガードの左柱60M3(第2柱部材)および梁70M4(梁部材)の拡大分解斜視図である。本変形実施形態では、先の第1実施形態と比較して、左柱60M3および梁70M4の接続構造において相違するため、当該相違点について説明し、その他の共通する点の説明を省略する。本変形実施形態では、左柱60M3の支持部600Cには、係止孔621Aが形成されている。一方、梁70M4のフランジ部701には、支持部600Cに係合する係合突起741Cが形成されている。このように、図6の係合突起601Aに代えて、図16の係合突起741Cが採用されてもよい。すなわち、本発明に係る突部および被係合部は、梁部材および柱部材のうちの一方および他方にそれぞれ設けられてもよい。なお、図5の右柱50の係合突起501Dにおいても同様である。
図17は、本発明の第5変形実施形態に係る建設機械用ガードの天板90M1、左柱60M4(第2柱部材)および梁70M5(梁部材)の拡大分解斜視図である。本変形実施形態では、先の第1実施形態と比較して、天板90M1、左柱60M4および梁70M5の接続構造において相違するため、当該相違点について説明し、その他の共通する点の説明を省略する。本変形実施形態では、天板90M1の下面部から、係合突起91が突設されている。係合突起91の外周面には、不図示のネジ山が形成されている。一方、梁70M5のフランジ部701には、ボルト穴751Cが開口され、左柱60M4の支持部600Cには、ボルト穴631Aが開口されている。このような構成によれば、係合突起91が、ボルト穴751Cおよびボルト穴631Aに順に挿通され、ナットTが係合突起91に締結されることで、天板90M1、梁70M5および左柱60M4が互いに固定される。また、本変形実施形態では、天板90M1の係合突起91が、梁70M5を前後方向、左右方向および上下方向において拘束することができる。なお、図5の右柱50側においても、図17と同様の構造を採用することができる。
図18は、本発明の第6変形実施形態に係る建設機械用ガードの左柱60M5(第2柱部材)の拡大斜視図である。本変形実施形態では、先の第1実施形態と比較して、左柱60M5および不図示の梁の接続構造において相違するため、当該相違点について説明し、その他の共通する点の説明を省略する。本変形実施形態では、左柱60M5の支持部600Cには、リングリブ600Fが形成されている。リングリブ600Fは、ボルト穴600Dの周囲を囲むように、支持部600Cから上方にリング状(フランジ状)に突出している。一方、左柱60M5に載置される不図示の梁には、リングリブ600Fが係合する不図示の係合溝が形成されている。当該係合溝も、リング状に形成されている。このように、図6の細長状の係合突起601Aに代えて、図18のリング状のリングリブ600Fが採用されてもよい。なお、図5の右柱50の係合突起501Dにおいても、図18と同様の構造を採用することができる。
図19は、本発明の第7変形実施形態に係る建設機械用ガードの天板90、左柱60M6(第2柱部材)および梁70M6(梁部材)の拡大分解斜視図である。本変形実施形態では、先の第1実施形態と比較して、天板90、左柱60M6および梁70M6の接続構造において相違するため、当該相違点について説明し、その他の共通する点の説明を省略する。本変形実施形態では、左柱60M6の一対の支持部600Cには、それぞれ係合突起600G(突部、第2拘束部)が形成されている。なお、係合突起600Gの外周面には、不図示のネジ山が形成されている。また、梁70M6には、係合突起600Gが挿通される一対のボルト穴751Cが開口されている。図19に示すように、梁70M6が左柱60M6に載置される際に、係合突起600Gがボルト穴751Cに挿通され、更に、天板90のボルト穴90Aが係合突起600Gに挿通される。そして、係合突起600Gの上端部にナットTが締結される。この結果、天板90、梁70M6および左柱60M6が互いに固定される。また、本変形実施形態では、左柱60M6の係合突起600Gが、梁70M6を前後方向、左右方向および下方向において拘束することができる。なお、図5の右柱50においても、図19と同様の構造を採用することができる。
図20は、本発明の第8変形実施形態に係る建設機械用ガードの天板90、右柱50M3(第1柱部材)および梁70M7(梁部材)の拡大断面図である。本変形実施形態では、先の第1実施形態と比較して、天板90、右柱50M3および梁70M7の接続構造において相違するため、当該相違点について説明し、その他の共通する点の説明を省略する。本変形実施形態では、右柱50M3は、断面視で矩形形状を備えている。一方、梁70M7は断面視で逆Y字形状を備えている。すなわち、梁70M7は、水平な上壁部750と、一対の側壁部751と、を備える。一対の側壁部751は、上壁部750の前後両端部から下方に延びている。また、側壁部751の下端部は、前後方向外側に屈曲している。また、上壁部750の上面部のうち前後方向の両端部には、一対の上方リブ751Aが形成されている。上方リブ751Aには、天板90がボルトSによって固定される。
梁70M7が、右柱50M3に載置されると、上壁部750の下面部が右柱50M3の上面部に当接することで、梁70M7の下方向が拘束される。また、一対の側壁部751の内側面が、右柱50M3の一対の側面部531(外側面)に当接することで、梁70M7の前後方向が拘束される。その後、図20に示すように、一対のボルトSによって、梁70M7と右柱50M3とが互いに締結される。
このような構成においても、梁70M7が右柱50M3に載置される際に、梁70M7の前後方向の位置決めを容易に行うことができる。なお、先の実施形態および変形実施形態に係る突部および被係合部の構造を図20の態様に適用することで、梁70M7を左右方向において拘束することができる。このように、本変形実施形態においても、作業者が各ボルト穴の位置合わせに多くの時間を割く必要がなく、ガードの組立作業がスムーズに実行される。
図21は、本発明の第9変形実施形態に係る建設機械用ガードの右柱50M4(第1柱部材)および梁70M8(梁部材)の拡大断面図である。右柱50M4は、一対のリブ部541と、一対の支持部542と、を備える。リブ部541は、上下方向に延びており、支持部542は、リブ部541の上端部から前後方向の外側に向かって延びている。リブ部541と支持部542とが交差する部分に、角部543が形成されている。
梁70M8は、底壁部760と、一対のフランジ部761と、一対の傾斜部762と、を備える。底壁部760、フランジ部761は水平な板状部であり、傾斜部762は、底壁部760とフランジ部761とを接続するように傾斜している。フランジ部761と傾斜部762とが交差する部分に屈曲部763が形成されている。
前述の第1実施形態では、一対の側壁部700Bの外側面が、一対のリブ部600Bの内側面にそれぞれ当接することで、梁70の前後方向が拘束された(図8、図9)。一方、本変形実施形態では、図21に示すように、梁70M8が右柱50M4に載置されると、梁70M8の一対の屈曲部763が、右柱50M4の一対の角部543に当接することで、梁70M8の前後方向が拘束される。なお、先の実施形態および変形実施形態に係る突部および被係合部の構造を図21の態様に適用することで、梁70M8を左右方向において拘束することができる。このように、本変形実施形態においても、作業者が各ボルト穴の位置合わせに多くの時間を割く必要がなく、ガードの組立作業がスムーズに実行される。なお、図21では、一対のリブ部541の内側面の上端部が、本発明の一対の第1拘束部を構成する。また、一対のフランジ部761の下面部が、本発明の被載置部を構成する。また、一対の傾斜部762の下面部の上端部が、本発明の一対の梁側面部を構成する。更に、一対の支持部542の上面部が、本発明の載置部を構成する。
また、上記の各実施形態では、本発明の第1拘束部と載置部とが別の部分に配置される態様にて説明したが、第1拘束部および載置部は同じ部分に配置されてもよい。一例として、Y字状の一対の傾斜部上に梁が載置されることで、当該一対の傾斜部が第1拘束部と載置部との機能を備えてもよい。
1 下部走行体
2 上部旋回体
21 旋回フレーム
22 キャブ22
23 ガード23
50、50M1、50M2、50M3、50M4 右柱(第1柱部材)
500 柱部
500A ベース部
500B リブ部
501 支持部
501A ベース部(第1拘束部)
501B 斜めリブ
501C 支持リブ(載置部)
501D 係合突起(突部、第2拘束部)
501E ボルト穴(柱孔部)
513 傾斜支持部(柱傾斜面)
60、60M1、60M2、60M3、60M4、60M5、60M6 左柱(第2柱部材)
600 柱部
600A ベース部
600B リブ部(第1拘束部)
600C 支持部(載置部)
600D ボルト穴(柱孔部)
600E 突起穴
600F リングリブ
600G 係合突起(突部、第2拘束部)
601 補強板
601A 係合突起
70、70M1、70M2、70M3、70M4、70M5、70M6、70M7、70M8 梁(梁部材)
700 凹部
700A 底壁部(底部)
700B 側壁部
701 フランジ部(被載置部)
701A 係止孔(被係合部、第2拘束部)
701B ボルト穴(梁孔部)
701C 係止孔(被係合部、第2拘束部)
701D ボルト穴(梁孔部)
713 斜板(梁傾斜面)
80 ドアパネル
81 後ドア
82 前ドア
90、90M1 天板
90A ボルト穴(天板孔部)
90B 曲げ部
91 係合突起
S ボルト(締結ボルト)
T ナット

Claims (5)

  1. ベースと前記ベース上に固定される被収容体とを備える建設機械に装着され、前記被 収容体が収容される収容空間を画定する建設機械用ガードであって、
    前記ベース上に立設される第1柱部材と、
    前記第1柱部材に対して水平な第1方向に間隔をおいて配置され前記ベース上に立設 される第2柱部材と、
    前記第1柱部材の上端部と前記第2柱部材の上端部とを前記第1方向に沿って接続す る梁部材であって、前記第1柱部材および前記第2柱部材に対して着脱可能な梁部材と、
    を備え、
    前記梁部材は、
    それぞれ前記第1方向に沿って延びるとともに、前記第1方向と直交する水平な第2方向において互いに間隔をおいて配置される一対の梁側面部と、
    被載置部と、
    を有し、
    前記第1柱部材および前記第2柱部材のうちの少なくとも一つの柱部材は、前記梁部材を前記第2方向および下方向において拘束するとともに、前記梁部材の上方向への移動を許容するように前記梁部材を支持する拘束柱部材であり、
    前記拘束柱部材は、
    上向きに開放された載置面を有し、当該載置面上に前記被載置部が載置されることを許容する載置部と、
    それぞれ前記第1方向に沿って延びるとともに、前記第2方向において互いに間隔をおいて配置される一対の第1拘束部であって、前記一対の梁側面部のそれぞれに対し前記第2方向の両側の位置で当接することで前記梁部材を前記第2方向において拘束する、一対の第1拘束部と、
    を有し、
    前記梁部材は、
    前記第1方向に沿って延びる底部と、前記底部の前記第2方向の両端部からそれぞれ立設され前記第1方向に沿って延びる一対の側壁部であって前記梁側面部としての外側面を含む一対の側壁部と、を有する凹部と、
    前記一対の側壁部の上端部からそれぞれ前記第2方向の外側に向かって延びる一対のフランジ部と、
    を有し、
    前記拘束柱部材は、前記第2方向に間隔をおいて配置される一対の支持部であって、それぞれ前記第1拘束部としての内側面を含む、一対の支持部を有し、前記一対の支持部の前記内側面が前記一対の側壁部の前記外側面にそれぞれ当接することで前記梁部材を前記第2方向において拘束するように、前記一対の支持部の間に前記梁部材の前記凹部を受け入れ、
    前記梁部材は、当該梁部材の前記第1方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記第1方向および鉛直方向と交差し前記第2方向に沿って延びる一対の梁傾斜面であって、前記第1方向外側に向かってそれぞれ先上がりに傾斜した一対の梁傾斜面を有し、
    前記第1柱部材および前記第2柱部材は、前記第1方向および鉛直方向と交差し前記第2方向に沿って延びる柱傾斜面であって、前記第1方向外側に向かって先上がりに傾斜した柱傾斜面をそれぞれ有し、
    前記拘束柱部材は、前記一対の柱傾斜面が前記一対の梁傾斜面に当接することで前記梁部材を前記第1方向において拘束するように、前記一対の支持部の間に前記梁部材の前記凹部を受け入れる、建設機械用ガード。
  2. ベースと前記ベース上に固定される被収容体とを備える建設機械に装着され、前記被収容体が収容される収容空間を画定する建設機械用ガードであって、
    前記ベース上に立設される第1柱部材と、
    前記第1柱部材に対して水平な第1方向に間隔をおいて配置され前記ベース上に立設される第2柱部材と、
    前記第1柱部材の上端部と前記第2柱部材の上端部とを前記第1方向に沿って接続する梁部材であって、前記第1柱部材および前記第2柱部材に対して着脱可能な梁部材と、
    を備え、
    前記梁部材は、
    それぞれ前記第1方向に沿って延びるとともに、前記第1方向と直交する水平な第2方向において互いに間隔をおいて配置される一対の梁側面部と、
    被載置部と、
    を有し、
    前記第1柱部材および前記第2柱部材のうちの少なくとも一つの柱部材は、前記梁部材を前記第2方向および下方向において拘束するとともに、前記梁部材の上方向への移動を許容するように前記梁部材を支持する拘束柱部材であり、
    前記拘束柱部材は、
    上向きに開放された載置面を有し、当該載置面上に前記被載置部が載置されることを許容する載置部と、
    それぞれ前記第1方向に沿って延びるとともに、前記第2方向において互いに間隔をおいて配置される一対の第1拘束部であって、前記一対の梁側面部のそれぞれに対し前記第2方向の両側の位置で当接することで前記梁部材を前記第2方向において拘束する、一対の第1拘束部と、
    を有し、
    前記梁部材は、
    前記第1方向に沿って延びる底部と、前記底部の前記第2方向の両端部からそれぞれ立設され前記第1方向に沿って延びる一対の側壁部であって前記梁側面部としての外側面を含む一対の側壁部と、を有する凹部と、
    前記一対の側壁部の上端部からそれぞれ前記第2方向の外側に向かって延びる一対のフランジ部と、
    を有し、
    前記拘束柱部材は、前記第2方向に間隔をおいて配置される一対の支持部であって、それぞれ前記第1拘束部としての内側面を含む、一対の支持部を有し、前記一対の支持部の前記内側面が前記一対の側壁部の前記外側面にそれぞれ当接することで前記梁部材を前記第2方向において拘束するように、前記一対の支持部の間に前記梁部材の前記凹部を受け入れ、
    前記梁部材の前記一対のフランジ部は、前記被載置部としての下面部をそれぞれ含み、
    前記一対の支持部は、前記載置部としての上面部をそれぞれ含み、
    前記拘束柱部材は、前記一対のフランジ部の前記下面部がそれぞれ前記一対の支持部の前記上面部に載置されるように、前記一対の支持部の間に前記梁部材の前記凹部を受け入れ、
    前記梁部材に着脱可能とされ、前記収容空間の上面部を画定する天板と、
    前記天板、前記梁部材および前記拘束柱部材を締結する締結ボルトと、
    を更に備え、
    前記梁部材の前記一対のフランジ部の少なくとも一方のフランジ部には、前記締結用ボルトが挿通されることを許容する梁孔部が開口されており、
    前記一対の支持部のうち前記梁孔部の下方に位置する少なくとも一方の支持部には、前記締結用ボルトが挿通されることを許容する柱孔部が前記上面部に連通するように開口されており、
    前記天板のうち前記梁孔部の上方の部分には、前記締結用ボルトが挿通されることを許容する天板孔部が開口されており、
    前記天板と前記梁部材の前記フランジ部と前記拘束柱部材の前記支持部とが上下に重なって配置されるとともに、前記締結ボルトが前記天板孔部、前記梁孔部および前記柱孔部を順に貫通するような位置に、前記梁孔部、前記柱孔部および前記天板孔部がそれぞれ開口されている、建設機械用ガード。
  3. 前記梁部材には、前記梁部材と前記少なくとも一つの柱部材とを締結する締結用ボルトが挿通されることを許容する梁孔部が開口されており、
    前記拘束柱部材には、前記締結用ボルトが挿通されることを許容する柱孔部が開口されており、
    前記一対の第1拘束部は、前記梁孔部および前記柱孔部が前記第2方向において合致する位置に、前記梁部材を拘束する、請求項1または2に記載の建設機械用ガード。
  4. 前記梁孔部および前記柱孔部が前記第1方向において合致する位置に、前記梁部材を前記第1方向において拘束する第2拘束部を更に備える、請求項に記載の建設機械用ガード。
  5. 前記第2拘束部は、
    前記梁部材および前記少なくとも一つの柱部材のうちの一方に設けられた突部と、
    前記梁部材および前記少なくとも一つの柱部材のうちの他方に設けられた被係合部と、
    を有し、前記突部と前記被係合部とが互いに係合することで、前記梁部材を前記第1方向において拘束する、請求項1乃至の何れか1項に記載の建設機械用ガード。
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