JP6559579B2 - 観測地震の距離パラメータを推定する方法ならびに距離パラメータ推定プログラムおよび距離パラメータ推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
10A 地震計
11 コンピュータ
11A 記録媒体
20 上下動応答加速度波形(地震上下動波形)
20A 着震時刻
20B 抽出範囲
21 振幅のスペクトル密度
21A 第1の周波数範囲
21B 領域
21C 第2の周波数範囲
21D 領域
22 一次式
90 地盤
90A 震源
90B 震源距離
90C 震源深さ
91 地表
91A 震央
91B 震央距離(距離パラメータ)
92 アスペリティー
92A 震源周辺域
92B 大破壊域
F1 周波数
F2 周波数
F3 周波数
F4 周波数
Claims (3)
- 震源からの距離に対応するパラメータである距離パラメータの値が異なる複数の地震の地震上下動波形が過去に記録された観測点を対象として、当該観測点において観測される観測地震の観測データに基づいて当該観測地震の距離パラメータを推定する方法において、
過去に記録された複数の前記地震上下動波形の1つに対して、当該地震上下動波形における初期微動の初期破壊相を含む波形データを、周波数領域における振幅のスペクトル密度の離散関数である抽出データとして抽出する抽出ステップと、
比較的低周波数の周波数範囲である第1の周波数範囲と、比較的高周波数の周波数範囲である第2の周波数範囲とを、互いの周波数範囲が重ならないように設定する設定ステップと、
前記抽出ステップにおいて抽出された前記抽出データに対し、当該抽出データを前記第1の周波数範囲で積分した振幅のスペクトル強度の値と、前記抽出データを前記第2の周波数範囲で積分した振幅のスペクトル強度の値と、の比をスペクトル強度比として求めるスペクトル強度比導出ステップと、
前記抽出ステップおよび前記スペクトル強度比導出ステップを、過去に記録された複数の前記地震上下動波形のそれぞれに対して実行して、当該各地震上下動波形に対応する地震の前記距離パラメータと前記各スペクトル強度比との間の相関係数を導出する相関係数導出ステップと、
前記相関係数導出ステップを、前記設定ステップにおいて設定される前記第1の周波数範囲および前記第2の周波数範囲を変更しながら繰り返し実行して、前記相関係数導出ステップにおいて導出される前記相関係数が最も1に近くなる前記第1の周波数範囲と前記第2の周波数範囲との組み合わせを求め、この前記第1の周波数範囲および前記第2の周波数範囲をそれぞれ低周波数範囲および高周波数範囲として定める周波数範囲設定ステップと、
前記観測地震の初期微動の初期破壊相を含む波形データにおける、上下動成分の周波数領域での振幅のスペクトル密度の分布を導出する分布導出ステップと、
前記分布導出ステップにおいて導出された振幅のスペクトル密度の分布を前記周波数範囲設定ステップで定めた前記低周波数範囲で積分した振幅のスペクトル強度の値を、第1のスペクトル強度として導出する第1のスペクトル強度導出ステップと、
前記分布導出ステップにおいて導出された振幅のスペクトル密度の分布を前記周波数範囲設定ステップで定めた前記高周波数範囲で積分した振幅のスペクトル強度の値を、第2のスペクトル強度として導出する第2のスペクトル強度導出ステップと、
前記第1のスペクトル強度を前記第2のスペクトル強度で割ったスペクトル比の一次式により前記観測地震の前記距離パラメータを求めることができるものとして、当該距離パラメータの推定を行う推定ステップと、
を含む複数のステップを有している、
観測地震の距離パラメータを推定する方法。 - 震源からの距離に対応するパラメータである距離パラメータの値が異なる複数の地震の地震上下動波形が過去に記録された観測点を対象として、当該観測点において観測される観測地震の観測データに基づいて当該観測地震の距離パラメータを推定することを、コンピュータに実現させるための距離パラメータ推定プログラムであって、
前記コンピュータに、
過去に記録された複数の前記地震上下動波形の1つに対して、当該地震上下動波形における初期微動の初期破壊相を含む波形データを、周波数領域における振幅のスペクトル密度の離散関数である抽出データとして抽出する抽出ステップと、
比較的低周波数の周波数範囲である第1の周波数範囲と、比較的高周波数の周波数範囲である第2の周波数範囲とを、互いの周波数範囲が重ならないように設定する設定ステップと、
前記抽出ステップにおいて抽出された前記抽出データに対し、当該抽出データを前記第1の周波数範囲で積分した振幅のスペクトル強度の値と、前記抽出データを前記第2の周波数範囲で積分した振幅のスペクトル強度の値と、の比をスペクトル強度比として求めるスペクトル強度比導出ステップと、
前記抽出ステップおよび前記スペクトル強度比導出ステップを、過去に記録された複数の前記地震上下動波形のそれぞれに対して実行して、当該各地震上下動波形に対応する地震の前記距離パラメータと前記各スペクトル強度比との間の相関係数を導出する相関係数導出ステップと、
前記相関係数導出ステップを、前記設定ステップにおいて設定される前記第1の周波数範囲および前記第2の周波数範囲を変更しながら繰り返し実行して、前記相関係数導出ステップにおいて導出される前記相関係数が最も1に近くなる前記第1の周波数範囲と前記第2の周波数範囲との組み合わせを求め、この前記第1の周波数範囲および前記第2の周波数範囲をそれぞれ低周波数範囲および高周波数範囲として定める周波数範囲設定ステップと、
前記観測地震の初期微動の初期破壊相を含む波形データにおける、上下動成分の周波数領域での振幅のスペクトル密度の分布を導出する分布導出ステップと、
前記分布導出ステップにおいて導出された振幅のスペクトル密度の分布を前記周波数範囲設定ステップで定めた前記低周波数範囲で積分した振幅のスペクトル強度の値を、第1のスペクトル強度として導出する第1のスペクトル強度導出ステップと、
前記分布導出ステップにおいて導出された振幅のスペクトル密度の分布を前記周波数範囲設定ステップで定めた前記高周波数範囲で積分した振幅のスペクトル強度の値を、第2のスペクトル強度として導出する第2のスペクトル強度導出ステップと、
前記第1のスペクトル強度を前記第2のスペクトル強度で割ったスペクトル比の一次式により前記観測地震の前記距離パラメータを求めることができるものとして、当該距離パラメータの推定を行う推定ステップと、
を含む複数のステップを実行させるための、
距離パラメータ推定プログラム。 - 震源からの距離に対応するパラメータである距離パラメータの値が異なる複数の地震の地震上下動波形が過去に記録された観測点を対象として、当該観測点において観測される観測地震の観測データに基づいて当該観測地震の距離パラメータを推定することを、コンピュータに実現させるための距離パラメータ推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記コンピュータに、
過去に記録された複数の前記地震上下動波形の1つに対して、当該地震上下動波形における初期微動の初期破壊相を含む波形データを、周波数領域における振幅のスペクトル密度の離散関数である抽出データとして抽出する抽出ステップと、
比較的低周波数の周波数範囲である第1の周波数範囲と、比較的高周波数の周波数範囲である第2の周波数範囲とを、互いの周波数範囲が重ならないように設定する設定ステップと、
前記抽出ステップにおいて抽出された前記抽出データに対し、当該抽出データを前記第1の周波数範囲で積分した振幅のスペクトル強度の値と、前記抽出データを前記第2の周波数範囲で積分した振幅のスペクトル強度の値と、の比をスペクトル強度比として求めるスペクトル強度比導出ステップと、
前記抽出ステップおよび前記スペクトル強度比導出ステップを、過去に記録された複数の前記地震上下動波形のそれぞれに対して実行して、当該各地震上下動波形に対応する地震の前記距離パラメータと前記各スペクトル強度比との間の相関係数を導出する相関係数導出ステップと、
前記相関係数導出ステップを、前記設定ステップにおいて設定される前記第1の周波数範囲および前記第2の周波数範囲を変更しながら繰り返し実行して、前記相関係数導出ステップにおいて導出される前記相関係数が最も1に近くなる前記第1の周波数範囲と前記第2の周波数範囲との組み合わせを求め、この前記第1の周波数範囲および前記第2の周波数範囲をそれぞれ低周波数範囲および高周波数範囲として定める周波数範囲設定ステップと、
前記観測地震の初期微動の初期破壊相を含む波形データにおける、上下動成分の周波数領域での振幅のスペクトル密度の分布を導出する分布導出ステップと、
前記分布導出ステップにおいて導出された振幅のスペクトル密度の分布を前記周波数範囲設定ステップで定めた前記低周波数範囲で積分した振幅のスペクトル強度の値を、第1のスペクトル強度として導出する第1のスペクトル強度導出ステップと、
前記分布導出ステップにおいて導出された振幅のスペクトル密度の分布を前記周波数範囲設定ステップで定めた前記高周波数範囲で積分した振幅のスペクトル強度の値を、第2のスペクトル強度として導出する第2のスペクトル強度導出ステップと、
前記第1のスペクトル強度を前記第2のスペクトル強度で割ったスペクトル比の一次式により前記観測地震の前記距離パラメータを求めることができるものとして、当該距離パラメータの推定を行う推定ステップと、
を含む複数のステップを実行させるための、
距離パラメータ推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016001246A JP6559579B2 (ja) | 2016-01-06 | 2016-01-06 | 観測地震の距離パラメータを推定する方法ならびに距離パラメータ推定プログラムおよび距離パラメータ推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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JP2016001246A JP6559579B2 (ja) | 2016-01-06 | 2016-01-06 | 観測地震の距離パラメータを推定する方法ならびに距離パラメータ推定プログラムおよび距離パラメータ推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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JP2017122624A JP2017122624A (ja) | 2017-07-13 |
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ID=59305594
Family Applications (1)
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JP2016001246A Active JP6559579B2 (ja) | 2016-01-06 | 2016-01-06 | 観測地震の距離パラメータを推定する方法ならびに距離パラメータ推定プログラムおよび距離パラメータ推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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Family Cites Families (4)
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JPS6215482A (ja) * | 1985-07-15 | 1987-01-23 | Japanese National Railways<Jnr> | 震源距離算出装置 |
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US8660581B2 (en) * | 2011-02-23 | 2014-02-25 | Digimarc Corporation | Mobile device indoor navigation |
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2016
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