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JP6558193B2 - 乗物用シートのシートカバー - Google Patents

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Description

本発明は、シートカバーの意匠面に現れる一対のステッチ部を備えた乗物用シートのシートカバーに関する。
この種の乗物用シートにおいては、シートカバーにステッチ部(線状の縫目)が形成されており、このステッチ部が、シートカバーの意匠面に現れてシートの意匠の一部を構成する。例えば特許文献1に開示のシートカバーは、複数の表皮ピースを縫合して形成されており、一対のステッチ部からなるダブルステッチ部を有する。このシートカバーにおいては、隣り合う表皮ピースの端部同士が中表状に縫合されており、各表皮ピースの末端部が、縫合箇所を境に内折りされて対応する表皮ピースに縫付けられている。そして各表皮ピースの末端部を縫付ける糸材によって一対のステッチ部が形成され、これら一対のステッチ部がシートカバーの意匠面に現れる。このとき一対のステッチ部が、隣り合う表皮ピースの境を挟んで平行に延びることでダブルステッチ部が形成されることとなる。
特開2006‐117092号公報
ところでこの種の構成においては、一対のステッチ部を、インステッチ部の一側に平行に配置することがある。このとき一方のステッチ部をなす糸材の縫目が、ステッチ部の延びる方向で視て断続的に配置されている。また同様に他方のステッチ部をなす糸材の縫目が、一方のステッチ部をなす糸材の縫目に平行に並んで配置されている。そして各ステッチ部の延びる方向に直交する向きで見ると、ダブルステッチ部の配置するシートカバー部分には、一対の縫目が平行に配置されている箇所と、いずれの縫目も配置されていない箇所が交互に形成されることとなる。そして縫目の配置されていないシートカバー部分は、縫目が形成されて拘束されている部分に比して変形しやすくヨレやすい箇所である。このため公知技術の構成では、ダブルステッチ部の縫目のない箇所において、その延びる方向に直交する向きに横シワが生じるなどしてシートカバーの見栄えが悪化するおそれがあった。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、一対のステッチ部をより見栄え良く形成することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物用シートのシートカバーは、意匠面において特定の方向に延びる基準部と、基準部の一側に平行に配置される線状のステッチ部を有する。そしてステッチ部が、第一ステッチ部と、第一ステッチ部よりも基準部から離れて配置する第二ステッチ部とを有し、シートカバーの意匠面側において、第一ステッチ部をなす第一糸材と第二ステッチ部をなす第二糸材がそれぞれ断続的に現れている。この種の構成においては、横シワの発生を極力回避するなどして、一対のステッチ部をより見栄え良く形成できることが望ましい。そこで本発明では、各ステッチ部の延びる方向に直交する方向で見て、隣り合う第一糸材と第二糸材のいずれか一方の糸材の間に、一方とは異なる第一糸材と第二糸材のいずれか他方の糸材がはみ出して配置されている。本発明においては、隣り合う一方の糸材の間に他方の糸材をはみ出して配置させて横シワの形成を極力阻害することにより、ステッチ部の延びる方向に対して直交する向きに横シワが生じにくい構成とすることができる。
また発明の乗物用シートのシートカバーは第一糸材と第二糸材が、同一の縫目長さを有し且つ等間隔で意匠面に断続的に現れる。そこで本発明では、前記ステッチ部の延びる方向を一方向とし、前記一方向に直交する方向を他方向とした場合、前記第一ステッチ部をなす第一糸材の縫目と、前記第一糸材の縫目に対して前記他方向から隣り合う前記第二ステッチ部をなす第二糸材の縫目とが、前記第一糸材の縫目長さの半分の長さ分だけ前記一方向にずれて配置されていることで、隣り合う前記第一糸材と前記第二糸材のいずれか一方の糸材の間に、前記一方とは異なる前記第一糸材と前記第二糸材のいずれか他方の糸材がはみ出して配置されていることで、隣り合う第一糸材と第二糸材のいずれか一方の糸材の間に、一方とは異なる第一糸材と第二糸材のいずれか他方の糸材がはみ出して配置されている。本発明においては、比較的シンプルな構成によって、ステッチ部の延びる方向に対して直交する向きに横シワが生じにくい構成とされている。
発明の乗物用シートのシートカバーは、第1発明の乗物用シートのシートカバーであって、隣り合う一対の表皮ピースを有するとともに、基準部が、隣り合う表皮ピースの端部同士の縫合箇所である線状のインステッチ部であるとともに、第一ステッチ部と第二ステッチ部が、ともに各表皮ピースの末端部の表皮ピースに対する縫付け箇所である。本発明では、第一ステッチ部と第二ステッチ部が、ともに表皮ピースの端部側に形成されてインステッチ部に極力近接して配置されることにより、シートの仕上がり性向上に資する構成となる。
本発明に係る第1発明によれば、一対のステッチ部をより見栄え良く形成することができる。また第1発明によれば、一対のステッチ部を、シートの仕上がり性に資するように形成することができる。また第2発明によれば、比較的シンプルな構成にて、一対のステッチ部をより見栄え良く形成することができる。
乗物用シートの斜視図である。 シートカバー一部を破断して示す正面図である。 シートカバー一部を破断して示す拡大正面図である。 変形例1に係るシートカバー一部を破断して示す正面図である。 変形例2に係るシートカバー一部を破断して示す正面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図5を参照して説明する。各図には、適宜、乗物用シート前方に符号F、乗物用シート後方に符号B、乗物用シート上方に符号UP、乗物用シート下方に符号DW、乗物用シート右方に符号R、乗物用シート左方に符号Lを付す。図1の乗物用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する。これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなすシートフレーム(4F,6F,8F)と、シート外形をなすシートパッド(4P,6P,8P)と、シートパッドを被覆するシートカバー(4S,6S,8S)を有する。本実施例では、シートクッション4の後部にシートバック6の下部が起倒可能に連結するとともに、起立状態のシートバック6の上部にヘッドレスト8が配設される。
そしてシートバック6は、シートパッド6Pをシートフレーム6F上に配置しつつシートカバー6Sで被覆することで形成されている。ここでシートフレーム6F(図示省略)は、典型的に略矩形又はアーチ状の枠体であり、金属や硬質樹脂などの剛性に優れる素材にて形成できる。またシートパッド6Pは、シート外形をなす正面視で略矩形の部材であり、ポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜40kg/m3)等の発泡樹脂で形成できる。このシートパッド6Pには、シート幅方向における中央に、相対的に凹み状とされた天板メイン部6aが形成されている。また天板メイン部6aの左方と右方には、各々、相対的に着座側に突出する天板サイド部6bと、シート側面を形成するカマチ部6cが形成されている。またシートカバー6S(詳細後述)は、図2を参照して、後述する複数の表皮ピース(例えばSPa,SPb)を縫合して形成されている。
またシートクッション4も、シートパッド4Pをシートフレーム4F上に配置しつつシートカバー4Sで被覆することで形成されている。ここでシートフレーム4Fとシートパッド4Pとシートカバー4Sの基本的な構成はシートバック6の対応する部材と略同一である。そしてシートパッド4Pは、上面視で略矩形の部材であり、天板メイン部4aと天板サイド部4bとカマチ部4cが設けられている。またシートカバー4Sも、複数の表皮ピース(符号省略)を縫合して形成されている。そしてヘッドレスト8も、シートパッド8Pをシートフレーム8F上に配置しつつシートカバー8Sで被覆することで形成することができ、さらにシートカバー8Sが、複数の表皮ピース(符号省略)を縫合して形成されている。
[シートカバー]
そして上述の各シートカバー4S,6S,8Sは、図1を参照して、それぞれシートの意匠面を構成する面材であり、相対的に横シワの生じやすい第一の部位A1,A2,A5,A6と、第一の部位に比して横シワの生じにくい第二の部位A3,A4に区分けできる。この第一の部位A1,A2,A5,A6は、シート幅方向又はシート前後又はシート上下方向に湾曲して配置されており、曲げ方向の力がかかりやすく横シワが生じやすいシートカバー部分である。この第一の部位として、シート幅方向における右側部A1と左側部A2を例示でき、これら両側部A1,A2には、天板サイド部4b,6bとカマチ部4c,6cを覆うシートカバー部分が配置されている。また同様に第一の部位として、ヘッドレスト8の右側部A5と左側部A6を例示できる。そして第二の部位A3,A4は、第一の部位A1,A2,A5,A6に比して湾曲の程度の小さい部位であり、典型的に各側部A1,A2,A5,A6以外のシートカバー部分に設定できる。
そして上述の各部位A1〜A6の少なくとも一つの部位には、シートの意匠性等を考慮して一対のステッチ部を形成できる。例えば図2及び図3を参照して、シートバック6の第一の部位A2には、一対のステッチ部14,16からなるダブルステッチ部12が形成されており、このダブルステッチ部12が、隣り合う表皮ピースSPa,SPbの縫合箇所に沿って配置されている。そして各ステッチ部をなす糸材Y1,Y2の縫目が、各シートカバー4S,6Sの意匠面に断続的に現れている。この種の構成では、第一の部位A2が相対的に横シワの生じやすい部位であることを考慮して、同部位における各ステッチ部14,16に横シワが極力生じないことが望まれる。そこで本実施例では、後述する構成によって、一対のステッチ部14,16をより見栄え良く形成することとした。以下、シートバック6のシートカバー6Sを一例にその構成を詳述する。
[表皮ピース・インステッチ部(基準部)]
シートカバー6Sの第一の部位A2には、図2を参照して、天板サイド部6bを覆うサイド表皮ピースSPaと、カマチ部6cを覆うカマチ表皮ピースSPbが配置されている。これら各表皮ピースSPa,SPbの素材として、天然繊維又は合成繊維からなる布帛(織物,編物,不織布)や皮革(天然皮革,合成皮革)を例示できる。そして本実施例では、サイド表皮ピースSPaの左端部とカマチ表皮ピースSPbの右端部を中表状に重ね合わせて隣り合う端部同士で縫い合わせたのち、これら表皮ピースを面状となるように展開させる。このとき図2及び図3を参照して、両表皮ピースSPa,SPbの端部同士を縫合した糸材Y0により基準部としてのインステッチ部10が形成される。そして各表皮ピースSPa,SPbの端部同士の縫合箇所であるインステッチ部10が、両表皮ピースSPa,SPbの境目に沿って線状に配置されて特定の方向である上下方向に延びることとなる。なおインステッチ部10をなす糸材Y0の縫目は、シートカバー6Sの被覆時において両表皮ピースSPa,SPbの境目よりもシート内側で上下方向に断続的に配置される。さらにサイド表皮ピースSPaの末端部E1は、インステッチ部10を基点として内折りされてサイド表皮ピースSPaの裏面側に対面状に配置される。またカマチ表皮ピースSPbの末端部E2は、インステッチ部10を越えてサイド表皮ピースSPaの末端部E1に重ねて配置される。
[ダブルステッチ部(一対のステッチ部)]
ダブルステッチ部12は、図2及び図3を参照して、インステッチ部10の右側に配置され且つインステッチ部10に対して平行に延びる一対のステッチ部(第一ステッチ部14,第二ステッチ部16)を有する。これら各ステッチ部14,16は、典型的にミシン(図示省略)によって形成されており、意匠面に現れる上糸としての糸材Y1,Y2を、シートカバー6Sの貫通孔(図示省略)を通じて裏面に配置する下糸(図示省略)に適宜交絡させることで形成されている。そして第一ステッチ部14は、サイド表皮ピースSPaの末端部E1とカマチ表皮ピースSPbの末端部E2をサイド表皮ピースSPaの裏面に縫付ける第一糸材Y1にて形成されている。また第二ステッチ部16は、両末端部E1,E2をサイド表皮ピースSPaの裏面に縫付ける第二糸材Y2にて形成されており、第一ステッチ部14よりもインステッチ部10から離れて配置されている。こうして本実施例のダブルステッチ部12では、各糸材Y1,Y2の縫目である各ステッチ部14,16が、インステッチ部10の右側に配置されてシートカバー6Sの意匠面に断続的に現れることとなる。
ここで各糸材Y0,Y1,Y2の素材として、天然繊維又は合成繊維からなる糸材を例示できる。そして第一糸材Y1と第二糸材Y2は同一物性を有していてもよいが、第二糸材Y2が第一糸材Y1よりも伸縮性に富むことが望ましい。例えば本実施例では、シートカバー6Sの仕上がり性向上の観点から、伸縮性に富む第二糸材Y2と、相対的に伸縮しにくい第一糸材Y1を用いることができる。なお第二糸材Y2は、第一糸材Y1よりも伸縮性に富む材質の糸材で構成してもよく、第一糸材Y1と同材質であるが細く伸縮しやすい糸材で構成されていてもよい。そしてシートカバー6Sを、インステッチ部10を基準にシート幅方向(例えば図の右方又は左方)に湾曲させる際においては、インステッチ部10から相対的に遠い第二糸材Y2を大きく伸縮させる必要がある。このとき伸縮性に富む第二糸材Y2を用いることで、シートカバー6Sを所望の方向に無理なく湾曲させることができ、シートカバー6Sの仕上がり性が向上することとなる。なお意匠性向上の観点から、意匠面に現れる第一糸材Y1と第二糸材Y2の見た目を異ならせることができる。これら各糸材Y1,Y2は、例えば色(色相,明度,彩度)や太さや表面形状(例えば毛羽立ちの有無)を異ならせて見た目に差を設けることができる。
また基準部に対するダブルステッチ部12の離間寸法は特に限定しないが、ダブルステッチ部12を基準部に極力近づけて配置することが望ましい。本実施例においては、ダブルステッチ部12が、サイド表皮ピースSPaの左端部側に形成されて基準部としてのインステッチ部10に極力近接して配置されている。このとき図3を参照して、第一ステッチ部14とインステッチ部10の離間寸法をD1とし、第一ステッチ部14と第二ステッチ部16の離間寸法をD2とし、第二ステッチ部16と各表皮ピースの末端部E1,E2の離間寸法をD3とする。そして離間寸法D3を6に設定した場合、離間寸法D1を2〜4(好ましくは3以上で4未満)に設定し、離間寸法D2を2〜5(好ましくは3以上で5未満)に設定することが望ましい。そしてシートカバー6Sを、インステッチ部10を基準にシート幅方向(例えば図の右方又は左方)に湾曲させる際においては、インステッチ部10と各ステッチ部12,14との間に周長差が生じる。このとき両ステッチ部14,16をインステッチ部10に極力近づけてこれらの周長差を小さくすることで、シートカバー6Sを所望の方向に更に無理なく湾曲させることができ、シートカバー6Sの仕上がり性が更に向上することとなる。
そして本実施例においては、図3を参照して、第一糸材Y1と第二糸材Y2が、同一の縫目長さを有し且つ等間隔で意匠面に断続的に現れている。すなわち各ステッチ部14,16の延びる上下方向で見て、第一糸材Y1の縫目長さLH1と第二糸材Y2の縫目長さLH2が同一に設定されている。また隣り合う第一糸材Y1の間の縫目間隔LH3と隣り合う第二糸材Y2の間の間隔LH4も同一に設定されており、これら間隔LH3,LH4は各糸材の縫目長さ寸法以下に設定されている。この種の構成では、例えば両糸材Y1,Y2が左右方向に並列することで横シワが生じやすくなる。すなわちこの種の横シワは、例えば第一糸材Y1の上端部から左右方向に直線的に延びる第一仮想線L1と、その上方に配置する他の第一糸材Y1の下端部から左右方向に直線的に延びる第二仮想線L2に沿って生じることとなる。
そこで本実施例では、シートカバー6Sの見栄え向上の観点から、各ステッチ部14,16の延びる上下方向(一方向)で見て、第一ステッチ部14と第二ステッチ部16を半分の縫目長さ分だけずらして形成する。そして各ステッチ部14,16をずらして、各ステッチ部の延びる方向に直交する左右方向(他方向)で見て、隣り合う第一糸材Y1の間に第二糸材Y2をはみ出させて配置することにより、横シワが生じることを極力回避することとした。すなわち本実施例では、第一糸材Y1の上端部とその右下に配置する第二糸材Y2の上端部を結ぶ第三仮想線L3が、第一仮想線L1から傾斜して配置される。また他の第一糸材Y1の下端部とその右下に配置する他の第二糸材Y2の下端部を結ぶ第四仮想線L4が、第二仮想線L2から傾斜して配置される。こうして横シワの本来の形成方向に対して、第三仮想線L3と第四仮想線L4が異なる向きに傾斜していることから、横シワの形成を好適に阻害する構成とされる。このため本実施例では、ダブルステッチ部12の形成されたシートカバー6Sにおいて、左右方向に横シワが生じることが好適に回避されて見栄えの良いシート構成となる。なお本実施例では、第一ステッチ部14とインステッチ部10を、これらの間に横シワが生じないように、所定の縫目長さ分だけずらして配置することもできる。
以上説明したとおり本実施例では、隣り合う第一糸材Y1の間に第二糸材Y2をはみ出して配置させて横シワの形成を極力阻害することにより、各ステッチ部14,16の延びる方向に対して直交する向きに横シワが極力生じにくい構成とすることができる。特に本実施例においては、各ステッチ部14,16をずらすという比較的シンプルな構成によって、各ステッチ部14,16の延びる方向に対して直交する向きに横シワが寄りにくい構成とされている。そして本実施例では、第一ステッチ部14と第二ステッチ部16が、ともにサイド表皮ピースSPaの端部側に形成されてインステッチ部10に極力近接して配置されることにより、シートの仕上がり性向上に資する構成となる。このため本実施例によれば、一対のステッチ部14,16をより見栄え良く形成することができる。
[変形例1]
ここでステッチ部の構成は、上述の構成のほか各種の構成を取り得る。例えば本変形例のシートカバー6Sは、図4を参照して、ステッチ部として、第一ステッチ部14と、第二ステッチ部16aと、第三ステッチ部18を有する。そして各ステッチ部の延びる上下方向で見て、第一ステッチ部14と第三ステッチ部18においては、これらを構成する糸材(符号省略)が、同一の縫目長さを有し且つ等間隔で意匠面に断続的に現れている。こうして隣り合う第一ステッチ部14の糸材の間に第二ステッチ部16aの糸材をはみ出して配置させることで、各ステッチ部14,16a,18の延びる方向に対して直交する向きに横シワが極力生じにくい構成とすることができる。
[変形例2]
また変形例2のシートカバー6Sは、図5を参照して、ダブルステッチ部12aが、第一ステッチ部14(実施例1と同一構成の第一ステッチ部)と、第二ステッチ部16bを有する。この第二ステッチ部16bの第二糸材Y2は、第一ステッチ部14の第一糸材Y1に比して短い縫目長さを有して、第一糸材Y1よりも長い縫目間隔で意匠面に断続的に現れている。そこで本変形例では、ダブルステッチ部12aの延びる方向に対して直交する左右方向で見て、第一ステッチ部14と第二ステッチ部16bを対面状に配置しつつ、隣り合う第二糸材Y2の間に第一糸材Y1をはみ出させて配置することとした。こうすることで本変形例においても、ダブルステッチ部12aの延びる方向に対して直交する向きに横シワが生じにくい構成とすることができる。
本実施形態の乗物用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。例えば本実施形態では、第一の部位A2を一例にステッチ部14,16の構成を説明したが、ステッチ部は、第一の部位と第二の部位の適所に形成することができる。またシート構成に応じて、第一の部位と第二の部位を適宜設定することができ、例えば本実施例で例示した第一の部位中で少なくとも一つの部位を第一の部位に設定するとともに、それ以外の部位を第二の部位に設定することができる。またステッチ部として、ダブルステッチ部とトリプルステッチ部を例示したが、4以上のステッチ部を並列して設けることができる。
また本実施形態では、各ステッチ部14,16の構成(形状,寸法,配置位置,構成糸など)を例示したが、各ステッチ部の構成を限定する趣旨ではない。例えば各ステッチ部は、直線状のほか、若干蛇行して配置されていてもよく、途中で湾曲又は屈曲していてもよい。また第一糸材と第二糸材は、異なる縫目長さを有していてもよく、また異なる縫目間隔で配置されていてもよい。そして第一ステッチ部と第二ステッチ部は、半分未満の縫目長さ分ずらして形成することができ、また半分より長い縫目長さ分ずらして形成することもできる。すなわち横シワの形成方向に延びる第一仮想線及び第二仮想線に対して、第三仮想線と第四仮想線が傾斜状に配置される関係にあればよい。なお第三仮想線と第四仮想線は平行に形成されていてもよく、異なる傾斜角度で非平行に形成されていてもよい。また各ステッチ部は、形成位置に応じて、インステッチ部の適宜の一側(右方、左方、上方、下方、前方、後方)に配置させることができる。また変形例2においては、第二ステッチ部の第二糸材が、相対的に短い縫目長さと長い縫目間隔を有する例を説明した。この変形例2においては、第一糸材の構成と第二糸材の構成を逆にして、第一ステッチ部の第一糸材が、相対的に短い縫目長さと長い縫目間隔を有する構成としてもよい。
また本実施形態では、インステッチ部10を基準部の一例として説明したが、基準部の構成(形状,寸法,形成位置など)を限定する趣旨ではない。例えばシートカバーに、意匠性向上の観点から、特定の方向に延びる凹部又は凸部を設け、この凹部又は凸部を基準部として用いることができる。これら凹部と凸部は、例えばエンボス加工や、シートカバーの意匠面に帯状等とされた別部材を取付けることで形成できる。そして基準部の延びる特定の方向は、基準部の形成位置や形状に応じて設定可能であり、典型的には、シート前後方向、左右方向、上下方向である。また基準部は、シート形状に応じて、直線状、屈曲状及び湾曲状に適宜設けることができる。
また本実施形態では、専らシートバック6を一例に説明したが、本実施形態の構成は、シートクッション4やヘッドレスト8やアームレストなどの各種シート構成部材に適用可能である。そして本実施形態の構成は、車両や航空機や電車などの乗物用シート全般に適用可能である。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
4F,6F シートフレーム
4P,6P シートパッド
4S,6S シートカバー
4a,6a 天板メイン部
4b,6b 天板サイド部
4c,6c カマチ部
10 インステッチ部
12 ダブルステッチ部
14 第一ステッチ部
16 第二ステッチ部
A1,A2,A5,A6 第一の部位
A3,A4 第二の部位
SPa サイド表皮ピース
SPb カマチ表皮ピース
Y1 第一糸材
Y2 第二糸材

Claims (2)

  1. 意匠面において特定の方向に延びる基準部と、前記基準部の一側に平行に配置される線状のステッチ部を有する乗物用シートのシートカバーにおいて、
    前記ステッチ部が、第一ステッチ部と、前記第一ステッチ部よりも前記基準部から離れて配置する第二ステッチ部とを有し、前記シートカバーの意匠面側において、前記第一ステッチ部をなす第一糸材と前記第二ステッチ部をなす第二糸材がそれぞれ断続的に現れているとともに、前記各ステッチ部の延びる方向に直交する方向で見て、隣り合う前記第一糸材と前記第二糸材のいずれか一方の糸材の間に、前記一方とは異なる前記第一糸材と前記第二糸材のいずれか他方の糸材がはみ出して配置されており、
    前記第一糸材と前記第二糸材が、同一の縫目長さを有し且つ等間隔で前記意匠面に断続的に現れるとともに、
    前記ステッチ部の延びる方向を一方向とし、前記一方向に直交する方向を他方向とした場合、前記第一ステッチ部をなす第一糸材の縫目と、前記第一糸材の縫目に対して前記他方向から隣り合う前記第二ステッチ部をなす第二糸材の縫目とが、前記第一糸材の縫目長さの半分の長さ分だけ前記一方向にずれて配置されていることで、隣り合う前記第一糸材と前記第二糸材のいずれか一方の糸材の間に、前記一方とは異なる前記第一糸材と前記第二糸材のいずれか他方の糸材がはみ出して配置されている乗物用シートのシートカバー。
  2. 前記シートカバーが、隣り合う一対の表皮ピースを有するとともに、
    前記基準部が、隣り合う表皮ピースの端部同士の縫合箇所である線状のインステッチ部であるとともに、前記第一ステッチ部と前記第二ステッチ部が、ともに各表皮ピースの末端部の前記表皮ピースに対する縫付け箇所である請求項1に記載の乗物用シートのシートカバー。
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