JP6547178B2 - ノイズ吸収体取付構造 - Google Patents
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Description
ケースの外周側には、蓋部が配置されている。蓋部は、ケースの外周面を覆ってケースに固定されている。これにより蓋部は、電線をケースに安定して固定している。
また、本発明の請求項1に記載のノイズ吸収体取付構造では、ケースの外周面に電線移動規制部を設けた。これにより、ケースの外周面を軸方向に沿って配置されている電線は、周方向の移動が規制されるので、他の部材に干渉するのが抑制される。よって、請求項1に記載のノイズ吸収体取付構造は、電線が他の部材に干渉するのを抑制できるので、耐久性を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態のノイズ吸収体取付構造が設けられている車両の模式図である。
エンジンルーム2内には、モータ21およびエアコンプレッサ22が設けられている。IPUボックス3内には、バッテリ31(BATT)、ジャンクションボード32(JB)、パワーコントロールユニット33、第二コネクタ34が設けられている。
パワーコントロールユニット33は、U相、V相およびW相用の三相線42を介してモータ21に電気的に接続されている。
モータ21は、パワーコントロールユニット33から出力された三相の交流電力により駆動される。
バッテリ31は、パワーコントロールユニット33から出力された直流電力により充電を行う。
パワーコントロールユニット33は、バッテリ31から出力される直流電力を三相の交流電力に変換してモータ21に出力する。また、パワーコントロールユニット33は、モータ21から回生電力を得て、得られた回生電力を直流電力に変換してバッテリ31に出力する。
エアコンプレッサ22は、バッテリ31から出力される直流電力を得て、内蔵された不図示のインバータによって変換された三相交流電力により駆動される。
二本のエアコンプレッサ接続用電線44および三相線42は、プロテクタ47に保護された状態で、図1に示すように車両1の床下に配置されている。
図3に示すように、ノイズ吸収体取付構造5は、主に高周波ノイズを吸収・除去するために使用される。ノイズ吸収体取付構造5は、磁性体コア51と、ケース52と、電線43と、結束バンド54(請求項の「バンド」に相当。)と、支持部55とを備える。
図4に示すように、磁性体コア51は、円筒状に形成されている。磁性体コア51の内部の中央部分には、貫通部511が軸方向Cに沿って形成されている。磁性体コア51は、電線43を流れるノイズ電流を吸収可能な磁性材により形成されている。磁性材としては、フェライトや電磁鋼板等が挙げられる。
ケース52の中央部分には、中空部521が軸方向Cに沿って形成されている。ケース52の内部には、収容空間(図示せず)が形成されている。収容空間には、磁性体コア51が収容されている。磁性体コア51は、例えば接着剤により収容空間の内壁に固定されている。これにより磁性体コア51の外周面51aおよび他端面は、ケース52で覆われている。磁性体コア51の一端面は蓋56で覆われている。
複数の電線移動規制部526〜528は、ケース52の外周面52aに一体形成されている。複数の電線移動規制部526〜528は、径方向の外側に向かって突出する板状に形成されている。複数の電線移動規制部526〜528は、電線43の周方向Dの移動を規制する。具体的に複数の電線移動規制部526〜528は、電線43が周方向Dに移動したときに電線43に当接して電線43がさらに周方向Dに移動するのを規制する。複数の電線移動規制部526〜528は、ケース52の外周面52aにおいて周方向Dに間隔を置いて配置されている。
図5に示すように、第一電線移動規制部526、第二電線移動規制部527および第三電線移動規制部528は、ケース52の外周面52aにおいて軸方向Cに間隔を置いて複数配置されている。
図6に示すように、第三電線移動規制部528とケース52の外周面52aとの間には、一対の電線移動規制部補強リブ529,529が設けられている。一対の電線移動規制部補強リブ529,529は、第三電線移動規制部528を補強するリブである。一対の電線移動規制部補強リブ529,529は、第三電線移動規制部528の両端部とケース52の外周面52aとの間に一体形成されている。
さらに電線43は、中空部521を通り、ケース52の軸方向Cの一方側から出てケース52の外周面52aに送られている。これにより、電線43は、磁性体コア51およびケース52に対して、軸方向Cに沿って巻き付けられている。
結束バンド54は、結束バンド本体541と、係止部542とを備える。
係止部542は、結束バンド本体541の一端に設けられている。係止部542は、ケース52の外周面52a上に配置されている。係止部542は、結束バンド本体541が挿通させて係止している。
結束工具Gは、結束バンド54をケース52に対して締め付けるとともに、結束バンド本体541の先端側の不要な部分を切断する。
図7に示すように、取付部552には、第一取付孔55aが形成されている。取付部552に対応した位置には、被取付部6が配置されている。
被取付部6には、第一取付孔55aと対応する位置に、第二取付孔6aが形成されている。被取付部6には、筐体10から延出した延出部11が配置されている。筐体10は、パワーコントロールユニット33を収容しているものである。延出部11には、第二取付孔6aと対応する位置に、第三取付孔11aが形成されている。
本実施形態のノイズ吸収体取付構造5では、結束バンド54をケース52の周方向に沿うように巻きつけて電線43をケース52に固定し、ケース52の外周面52aに支持部55を設けた。また、支持部55には、結束バンド54の軸方向Cの移動を規制するバンド移動規制部5Aを設けた。これにより、結束バンド54は軸方向Cの移動が規制された状態で電線43をケース52に固定することが可能になる。このため、本実施形態のノイズ吸収体取付構造5は、蓋部のような大型の部材を使用しなくても電線43をケース52に安定して固定することが可能になる。よって、本実施形態のノイズ吸収体取付構造5は、小型化を図りつつ電線43をケース52に安定して固定することができる。また、本実施形態のノイズ吸収体取付構造5は、支持部55によりケース52を被取付部6に取り付けるようにしたので、新たに取付部を設けなくてもよい。よって、本実施形態のノイズ吸収体取付構造5は、取り付けにかかるコストを抑えることができる。
また、本実施形態では、支持部55の取り付けにプッシュプル方式のクリップ7を使用したが、ネジ式のクリップ等を使用してもよい。
本実施形態では、第三電線移動規制部528とケース52の外周面52aとの間に電線移動規制部補強リブ529,529を設けたが、第一電線移動規制部526とケース52の外周面52aとの間や、第二電線移動規制部527とケース52の外周面52aとの間にも電線移動規制部補強リブを設けてもよい。
5 ノイズ吸収体取付構造
5A バンド移動規制部
6 被取付部
7 クリップ
8 回転規制部
10 筐体
33 パワーコントロールユニット(機器)
34 第二コネクタ
43 電線
45 バスバー
51 磁性体コア(ノイズ吸収体)
51a 外周面
52 ケース
52a 外周面
54 結束バンド(バンド)
55 支持部
57 第一コネクタ
451 被覆部
526 第一電線移動規制部(電線移動規制部)
527 第二電線移動規制部(電線移動規制部)
528 第三電線移動規制部(電線移動規制部)
529 電線移動規制部補強リブ
551 結合部
553 凹部
555 支持部補強リブ
556 当接部
557 当接部補強リブ
C 軸方向
D 周方向
Claims (13)
- 中空部を有する筒状のノイズ吸収体と、
前記ノイズ吸収体を覆う筒状のケースと、
前記ノイズ吸収体の前記中空部を通り、前記ノイズ吸収体および前記ケースに対して、
前記ケースの軸方向に沿うように巻き付けられる電線と、
前記ケースの周方向に沿うように巻き付けられ、前記電線を前記ケースに固定するバンドと、
前記ケースの外周面から外方に延びて形成され、前記ケースの外部に設けられた被取付部に取り付けられる支持部と、
前記支持部に設けられ、前記バンドの軸方向の移動を規制するバンド移動規制部と、
を備え、
前記ケースの外周面には、前記電線の周方向の移動を規制する電線移動規制部が設けられ、
前記電線移動規制部は、前記ケースの外周面において前記ケースの周方向に間隔を置いて複数配置されているとともに、前記軸方向に間隔を置いて複数配置されていることを特徴とするノイズ吸収体取付構造。 - 前記支持部には、前記バンドが挿通される挿通孔が設けられ、
前記バンド移動規制部は、前記挿通孔の内壁であることを特徴とする請求項1に記載のノイズ吸収体取付構造。 - 前記支持部と前記ケースの外周面との間には、支持部補強リブが設けられていることを特徴とする請求項2に記載のノイズ吸収体取付構造。
- 前記バンドは、結束工具を使用して前記ケースの周方向に巻き付けられる結束バンドであり、
前記支持部には、前記結束工具が当接可能な当接部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のノイズ吸収体取付構造。 - 前記当接部と前記ケースの外周面との間には、当接部補強リブが設けられていることを特徴とする請求項4に記載のノイズ吸収体取付構造。
- 前記支持部は、クリップにより前記被取付部に取り付けられていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のノイズ吸収体取付構造。
- 前記被取付部には、前記クリップによる前記支持部の取付時に前記支持部の回転を規制する回転規制部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載のノイズ吸収体取付構造。
- 前記ケースおよび前記支持部は樹脂材料により一体成形され、
前記支持部のうち前記ケースの外周面と結合する結合部には、凹部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のノイズ吸収体取付構造。 - 前記バンドは、前記ケースの外周に巻き付けられた前記電線の外側を、前記電線と交差するように、前記ケースの周方向に沿って巻き付けられていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のノイズ吸収体取付構造。
- 前記電線移動規制部と前記ケースの外周面との間には、前記電線移動規制部を補強する電線移動規制部補強リブが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のノイズ吸収体取付構造。
- 前記ケースの軸方向の一方側にはコネクタが配置されており、
前記電線は、前記一方側から前記ケースの外周面に沿って前記軸方向の他方側へ向かい、前記他方側から前記中空部に通されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のノイズ吸収体取付構造。 - 前記被取付部は、機器に接続されたバスバーを被覆する被覆部から延出されたものであり、
前記支持部は、前記機器を収容する筐体に前記被取付部とともに取り付けられていることを特徴とする請求項2から請求項11のいずれか1項に記載のノイズ吸収体取付構造。 - 前記被取付部は、車両に搭載される部品に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のノイズ吸収体取付構造。
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