JP6546655B2 - クロマトグラフシステムにおけるマルチプレックス化情報をデコードするための方法および機器 - Google Patents
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Description
イオンが移動した距離が短い場合、同等の質量のイオンは、実質的に同等の(短い)飛行時間を有する。いくつかの例において、これらの同等の時間は、互いに区別できない同等の質量のイオンをもたらしうるのであり、低い分解能の結果をもたらす。
この現象からの分解能を増加させるため、イオンが移動する距離を(そのことにより、飛行時間を)増加させることが知られている。かかる実施において、すべてのイオンの総飛行時間が増加する。このより長い飛行時間は、分解能を増加させる一方で、どの程度の頻度で質量分析計がイオン群を加速させうるかを制限するよう作用するという欠点を有しうる。これはひいては、感度を制限する。それは、検出できる濃度に下界を設定する。
従来の非マルチプレックス化TOF MSにおいて、イオン群が加速させられる。次に、MSは、群中のすべてのイオンが検出器に到達する(飛行経路の末端)まで待つ。そのときに初めて、次のイオン群が加速させられる。長い飛行時間は、どの程度の頻度でイオンを加速できるかを制限し、感度の減少をもたらす。
次の群を加速させる前に1つの群のすべてのイオンが検出器に到達するのを質量分析計が待つことを回避することを可能にし、そのことにより、多くの異なる群からのイオンが同時に飛行することを容易にするマルチプレックス化高分解能質量分析の実施が開示される。結果として、これは、所定の時間内に飛行経路を横断するイオンの数を増加させる。
従来の質量スペクトルシステムにおいて、かかる構成から検出器により報告されるデータは認識できない。なぜなら、データは、本明細書において「マルチプレックス化スペクトル」と呼ばれる、個別のイオン群からの質量スペクトルのシフトされた総和(shifted sum)だからである。論じたとおりに加速イオン群のタイミングをマルチプレックス化することにより、その後、このマルチプレックス化スペクトルを従来の質量スペクトルに変換する、本明細書においてデマルチプレックス化と呼ばれる方法を利用できる。要約すると、質量分析計におけるマルチプレックス化およびその後のソフトウェアにおけるデマルチプレックス化は、システムが、高分解能および高感度を同時に維持することを容易にする。加えて、本開示の実施は、スペクトル選択性もまた改善する。換言すれば、従来の質量スペクトルは、ストレイイオン(stray ions)または自発的な検出器放出物からの人為産物を含みうる一方で、デマルチプレックス化の実施の適用は、スペクトルピークの存在を確認でき、そのことにより効率的にかかるスペクトル人為産物をフィルタリングする。
従来の飛行時間型質量分析計からの例示的結果を示す図を、図1に示す。図示するとおり、結果は、分析化学者にとって有意義な情報を含む質量スペクトルを示す。スペクトルピークの位置は、検出器により受け取られた各イオンの飛行時間および各イオンの測定質量に対応する。
本開示の1つまたは複数の実施の詳細を、添付の図面および下の説明に記載する。他の態様、特徴、および利点は、説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかであろう。
ここで図2を参照して、イオンパケットをマルチプレックス化またはコードし、得られたイオン衝突をデマルチプレックス化またはデコードするよう構成された例示的質量分析計10が開示される。図示するとおり、質量分析計10は、飛行時間型質量分析計である。しかしながら、本開示は、任意の好適な質量分析計に関することに留意すべきである。いくつかの実施において、質量分析計10は、イオン源12、パルス発生器14、分析器16、検出器18、データプロセッサ20、およびディスプレイデバイス21を含む。質量分析計10は、図2に示されない追加の構成部を含んでいてもよいことに留意すべきである。
ADCサンプル−これは、電圧を定期的にサンプリングし保存する、HRT MSにおける検出器により解釈されるデータを指す。一実施において、この情報は、2/3n秒ごとに回収されるものだが、様々なサンプリング時間を使用できることが認められている。
パルサー−これは、質量分析計内の電気素子を指し、飛行経路に沿ってイオン群を押し出すか、または加速させるよう活性化させられる。
過渡周期−これは、ADCサンプルが回収され、一般に経時的に連続する反復期間を指す。
過渡−これは、同定される過渡周期中にハードウェアが回収するADCサンプルのベクトルを指す。
マルチパルスパルサー−これは、単一の過渡中に複数回活性化させられうるパルサーを指す。したがって、マルチプレックス化スペクトルを利用するシステムの実施に関して、このタイプのパルサーを使用できる。
マルチパルス加速パルサー−これは、飛行経路を通過するイオン群を加速させるのに使用されるマルチパルスパルサーを指す。
デマルチプレックス化スペクトル−これは、デマルチプレックス化アルゴリズムをマルチプレックス化スペクトルに適用することによりもたらされる従来のスペクトルを指す。
mod−これは、モジュロ演算子を指す。たとえば、X mod Yは、XをYで割ったときの余りである。Xが負である場合、結果は(X+Y)mod Yである。
スペクトルのポピュレーション−これは、非ゼロであるスペクトル内の点の割合を指す。
T−これは、ADCサンプルにおける過渡周期の長さを指す。
N−これは、過渡中に生じる加速パルスの数を指す。
入力:A={A0、A1、A2...AN}−これは、ADCサンプルにおける加速パルス時間のセットを指す。
M−これは、マルチプレックス化スペクトルを指し、検出器により回収された情報である。これは、N過渡周期にわたる合計ADCサンプルのベクトルである。
本開示の目的では、DおよびMの両方が、サイズTのベクトルであることが認められるべきである。
最小検出法を使用したマルチプレックス化情報をデコードするための方法
クロマトグラフシステムにおいてマルチプレックス化情報セットをデコードするための一実施を、ここで記載する。
一実施において、{0..T−1}における各指数Iについて、かかる指数についてデコード化スペクトルを同定するために、かかる指数について以下のデコード化工程が適用される。すなわち、
D[I]=最小{M[(I+A0)mod T]、M[(I+A1)mod T]、...、M[(I+An)mod T]}
一実施において、前述の最小法は、すべての可能な時間Y(時間がADCサンプルとして表現される場合にはI)について反復することにより、共通の質量のイオンを同定する。したがって、たとえば、本明細書に記載のとおり、スペクトルピークが持続性であると仮定すると、各加速パルス後Y n秒に対応するデータが存在し、最小は非ゼロであることが予測される。
ボトムアップ法を使用してマルチプレックス化情報をデコードするための方法
実施において、ボトムアップ法は、関連するスペクトル情報を加速パルスのそれぞれと関連させ、そのことにより、非マルチプレックス化情報と比較して、システムの感度、選択性および質量の正確性を改善する。加えて、記載の実施は、一般に、異なる加速パルスからのスペクトルピーク間に生じうる干渉に対して耐性でありうるのであり、干渉の基準は少なくとも2つのスペクトルピークの総和と関連することが認められており、それゆえ(上述のとおり)最小値がとられるとき、干渉なしのスペクトル点は干渉ありのものより小さくなる。
一実施において、まず、NthMin(N、S)を、最小アルゴリズムの一般化と定義する。最小値を使用するのではなく、この工程は、N番目の最小値を同定する。したがって、NthMin(1、S)は、Min(S)と正確に等しい。次に、前述のプロセスをQ回反復する。
要約すると、以下の式が、それぞれ一工程として適用される。すなわち、
Rqを、反復q後の残余と定義する。これは、入力マルチプレックス化スペクトルとして開始する。
Dqを、反復q後のデマルチプレックス化スペクトルと定義する。最終出力スペクトルDは、DQである。
Zを、移行ベクトル(transfer vector)と定義する。それは、各反復において、デマルチプレックス化スペクトルに加えられ、(マルチプレックス化された後に)作業中の残余から引かれる。初期は、R0=M;D0=0(ゼロベクトル)であり、各反復についてq={1..Q}:Zq=NthMin(q、Rq-1)であり、ScaleFactor=(Q−q+1)である。
一実施において、反復数(Q)は、過渡中に生じる加速パルス数(N)未満であり、その結果QはNに近づき、マルチプレックス化スペクトルにおける複数の位置からの確認の量が低下させられ、偽陽性ピークの増加をもたらしうる。一実施において、Qは、Nが20またはその前後であるとき、実質的に10またはその前後である。
実施において、この方法は、Z移行ベクトルのためのスパースなベクトルで効率的に実施でき、そのことにより、より効率的に情報を処理する。
実施において、この方法を利用して、0...T−1における各出力指数Iについて候補非ゼロマルチプレックス化点の数をモニタリングすることにより、NthMinを効率的に計算できることが発見された。かかるモニタリングされた情報は、その後、後の反復のためにNthMin計算値を除去するために利用できる。たとえば、これに限定しないが、N=20の場合、最初の反復において、この方法は、指数IについてMにおいて20個の非ゼロ点を同定する。しかし、それが5個しか見出さなかった場合、その後、指数Iは、反復2から15に至るまで検討される必要のないことがありうる。
図5を参照すると、イオンパケットをマルチプレックス化するよう構成される質量分析計を操作するための方法400のための例示的な一連の操作。説明の目的のため、方法400は、図1の質量分析計10に関して記載される。方法400は、本開示の範囲から逸脱することなしに、他の好適な質量分析計10に適用できることに留意すべきである。
操作410において、イオン源12で試料22を受け取る。操作412において、イオン源12はイオン24を生成する。イオン源12は、任意の好適な仕方で試料22からイオン24を生成できる。イオン24は、イオン源12からパルス発生器14に供給される。
操作414において、検出器18は、イオン衝突を検出し、イオン衝突に反応して、検出されたイオン衝突の強度および時間を示すデータ点26が出力される。操作416において、データプロセッサ20は、回収されたデータ点26に基づくマルチプレックス化スペクトルを維持する。図6は、グラフ300のフォーマットのマルチプレックス化スペクトルの一例を示す。検出器18がデータ点26を出力する度に毎回、データプロセッサ20は、マルチプレックス化スペクトルにデータ点26を含みうる。この時点で、マルチプレックス化スペクトルは、「未加工データ」と呼ばれる。
保持平滑化に関して、マルチプレックス化スペクトルのデータ点26は、保持軸に沿って平滑化される。TOF平滑化についてそうだったように、保持平滑化は、任意の好適な平滑化技術でありうる。たとえば、保持平滑化は、ガウシアン、ボックスカー、またはバターワースでありうる。
操作424において、データプロセッサ20は、各強度値に相当する標準偏差値σを決定する。いくつかの実施において、標準偏差曲線またはルックアップテーブルが実験的に前もって決定される。図9は、標準偏差曲線700の一例を示す。標準偏差曲線700は、標準偏差値を強度の関数として示す。データプロセッサ20は、平滑化強度値および、標準偏差値を強度値に関係づける標準偏差曲線700またはルックアップテーブル(または任意の他の類似の構造)に基づいて、標準偏差値σを決定する。
操作428において、データプロセッサ20は、ディスプレイデバイス21での表示のために質量ピーク曲線630を提供する。ディスプレイデバイス21は、質量ピーク曲線630をユーザに表示できる。
ボトムアップ法とバスター法とのハイブリッド方法を使用してマルチプレックス化情報をデコードするための方法
前に開示の方法を理解した後には、バスター法およびボトムアップ法がそれぞれ、それらの適用において異なる長所および短所を有することが認められるべきである。それらの適応として、それぞれの長所および短所を認め、本発明者らは、それぞれの長所を組み合わせて、それらの結果を強化することが好ましくありうることを同定した。
たとえば、ボトムアップ法は干渉に対して耐性である一方で、各反復Qについて、最小量の面積がデマルチプレックス化スペクトルに移行される。他の加速パルスからの干渉するスペクトルピークが、残余から迅速に引かれる。加えて、ボトムアップ法は、小さな人為産物を利用するので、偽陽性ピークが小さく、相対的に使用が容易である。しかしながら、ボトムアップ法の欠点と見られるのは、デンススペクトル情報上反復プロセスの効率であり、Q反復後に完了するときにすべてのマルチプレックス化パルスからの完全なスペクトル情報を表現しないことがありうる。
一実施において、ボトムアップ法はM上で少数(Q)の反復のために利用され、そのことによりマルチプレックス化スペクトル情報からのスペクトル干渉を実質的に除去し、そのことにより、2つのスペクトルをもたらす。すなわち、(i)大きなスペクトルピークを含むデマルチプレックス化スペクトル(DQ)、および(ii)差し引いた後の残されたスペクトルデータを含む残余マルチプレックス化スペクトル(RQ)である。
一実施において、閾値は、計算されたD0およびZQでありえ、そのことにより、最後の移行ベクトルは、同じ閾値決定を(バスター閾値を計算するのにDQを使用するのではなく)正常に可能にする。
トップダウン法を使用したマルチプレックス化情報をデコードするための方法
クロマトグラフシステムにおいてマルチプレックス化情報セットをデコードするための別の一実施を、ここで記載する。
かかる方法の一例をここに記載する。まず、エントリを有する優先度付きキューを創出する。一実施において、優先度付きキューにおける各エントリは、デマルチプレックス化指数およびデマルチプレックス化値を有する。キューは、最大デマルチプレックス化値が常にキューの前面にあるように順序づけられている。次に、各デマルチプレックス化指数iについて以下の工程を実施する。すなわち、(i)各デマルチプレックス化指数iについて、Iについてのすべてのマルチプレックス化ソース点の総和であるデマルチプレックス化強度を計算する。これを、以降は総和(S)と呼ぶ。(ii)次に、優先度付きキューに(i、s)を加える。一実施において、次の工程を適用する。すなわち、優先度付きキューは空でなく、最大値は終了閾値よりも大きい間に、(i)最高強度点をキューから除去する。これは、指数i、値sを有する。(ii)指数Iについてsを再計算する。これは、Iについてのすべてのマルチプレックス化点の総和であり、これは再計算された総和s’と呼ばれ、消費された点はこの総和を計算する間の「他の平均」として扱われる。(iii)sがs’と等しくない場合、(i、s’)をキューに再び加え、次のキューエントリに進むか、さもなければsはs’に等しく、いずれかの場合に、sをD[i]に加え、そのことにより強度をデマルチプレックス化スペクトルに移行する。(iv)すべてのマルチプレックス化ソース強度を消費されたものと同定する。
Claims (20)
- 所定の時間間隔で、所定のマルチプレックス化スキームに従いイオン源からのイオンを分析器を通過するパルスにし、各パルスが試料に相当する1つまたは複数のイオンを含む工程、
検出器で複数のイオン衝突を検出する工程、
各イオン衝突について、前記検出されたイオン衝突の強度および前記検出されたイオン衝突の時間を含むデータ点を決定する工程、
前記データ点を含む、データ点のマルチプレックス化スペクトルを維持する工程、
前記マルチプレックス化スペクトルの一部を前記マルチプレックス化スキームに基づいてタイムシフトし、タイムシフトされたスペクトルを得る工程、
複数の時点でのi番目の最小強度を同定する、前記タイムシフトされた分布のなかのi番目の最小値を同定し、iがゼロより大きい整数である工程、および
前記マルチプレックス化スペクトル、前記タイムシフトされたスペクトル、および前記i番目の最小値に基づいて、前記時間間隔について試料の質量ピーク曲線を決定する工程を含む方法。 - 前記所定のマルチプレックス化スキームが、時間間隔をN個の部分間隔に分け、前記部分間隔が、非周期的、非反復的な仕方で分かれる、請求項1に記載の方法。
- 前記時間間隔の各部分間隔が、固有の持続時間を有する、請求項2に記載の方法。
- 各時間間隔が、前記所定のマルチプレックス化スキームに従い部分間隔へと分けられる、請求項2に記載の方法。
- 前記マルチプレックス化スペクトルの飛行時間平滑化および保持時間平滑化の一方または両方を実施する工程
をさらに含む、請求項1に記載の方法。 - 前記質量ピーク曲線を決定する工程が、
前記i番目の最小値における各データ点について時点を同定する工程、
各時点について、
前記マルチプレックス化スペクトルにおけるサンプリング時間での平滑化強度を同定する工程、
前記強度に基づいて前記時点に対応する乗数を決定する工程、および
前記サンプリング時間に相当する前記データ点および前記乗数に基づいて前記サンプリング時間での前記質量ピーク曲線の値を決定する工程
を含む、請求項1に記載の方法。 - 前記乗数が、標準偏差値を強度値の関数として定義する標準偏差曲線から決定される標準偏差値に比例する、請求項6に記載の方法。
- 前記質量ピーク曲線を決定する工程が、
前記i番目の最小値における各データ点について時点を同定する工程、
前記i番目の最小値に基づいて上限を同定する工程、
各時点について、前記i番目の最小値と前記上限曲線との間の、前記時点に相当するデータ点のセットに基づいて、前記時点に相当する前記質量ピーク曲線上の強度値を決定する工程
を含む、請求項1に記載の方法。 - 前記質量ピーク曲線の前記値が、前記データ点のセットの中央強度値および前記データ点のセットの平均強度値のうちの1つである、請求項8に記載の方法。
- 前記マルチプレックス化スペクトルを平滑化し、平滑化マルチプレックス化スペクトルを得る工程
をさらに含む、請求項1に記載の方法。 - 前記i番目の最小値が中央値である、請求項1に記載の方法。
- イオン源、
分析器、
所定の時間間隔で、所定のマルチプレックス化スキームに従いイオン源からのイオンを前記分析器を通過するパルスにし、各パルスが試料に相当する1つまたは複数のイオンを含むパルス発生器、
複数のイオン衝突を検出し、各イオン衝突について、検出されたイオン衝突の強度および検出されたイオン衝突の時間を含むデータ点を決定する、前記分析器と連結された検出器、
データ点を含む、前記データ点のマルチプレックス化スペクトルを維持し、
前記マルチプレックス化スペクトルを平滑化し、平滑化マルチプレックス化スペクトルを得て、
前記マルチプレックス化スペクトルの一部を前記マルチプレックス化スキームに基づいてタイムシフトし、タイムシフトされたスペクトルを得て、
複数の時点でのi番目の最小強度を同定する、タイムシフトされた分布のなかのi番目の最小値を同定し、iがゼロより大きい整数であり、
前記平滑化マルチプレックス化スペクトル、前記タイムシフトされたスペクトル、および前記i番目の最小値に基づいて、前記時間間隔について前記試料の質量ピークを決定する
データプロセッサ、ならびに
前記質量ピークを表示するディスプレイデバイス、
を含む質量分析計。 - 前記所定のマルチプレックス化スキームが、時間間隔を非周期的、非反復的な仕方でN個の部分間隔に分ける、請求項12に記載の質量分析計。
- 前記時間間隔の各部分間隔が、固有の持続時間を有する、請求項13に記載の質量分析計。
- 各時間間隔が、前記所定のマルチプレックス化スキームに従い部分間隔へと分けられる、請求項13に記載の質量分析計。
- 前記データプロセッサが、前記マルチプレックス化スペクトルの飛行時間平滑化および保持時間平滑化の一方または両方を実施することにより、前記マルチプレックス化スペクトルを平滑化する、請求項12に記載の質量分析計。
- 前記データプロセッサが、
前記i番目の最小値における各データ点について時点を同定する工程、
各時点について、
前記平滑化強度に基づいて前記時点に対応する乗数を決定する工程、および
サンプリング時間に相当する前記データ点および前記乗数に基づいて前記サンプリング時間での前記質量ピークの値を決定する工程
により前記質量ピーク曲線を決定する、請求項12に記載の質量分析計。 - 前記乗数が、標準偏差値を強度値の関数として定義する標準偏差曲線から決定される標準偏差値に比例する、請求項17に記載の質量分析計。
- 前記データプロセッサが、
前記i番目の最小値における各データ点について時点を同定する工程、
各時点での前記i番目の最小値の強度値に前記乗数をかけて上限曲線を同定する工程、
各時点について、前記i番目の最小値と前記上限曲線との間の、前記時点に相当するデータ点のセットに基づいて、前記時点に相当する前記質量ピーク上の強度値を決定する工程、
により前記質量ピークを決定する、請求項18に記載の質量分析計。 - 前記質量ピークの前記値が、前記データ点のセットの中央強度値および前記データ点のセットの平均強度値のうちの1つである、請求項19に記載の質量分析計。
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