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JP6541975B2 - 巻回体収容箱及び巻回体入り収容箱 - Google Patents

巻回体収容箱及び巻回体入り収容箱 Download PDF

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Description

本発明は巻回体収容箱及び巻回体入り収容箱に関し、特に掩蓋片端部の強度の低下を抑制した巻回体収容箱及び巻回体入り収容箱に関する。
食品包装等に用いられるラップフィルムは、ロール状に巻かれた巻回体として、細長い直方体の収容箱に収容され、流通に置かれている。収容箱は、直方体状の一面が開口した本体部と、本体部の開口を開け閉めする蓋部とを備えている。蓋部は、本体部開口を塞ぐ蓋板と、蓋板に直交して連接されて本体部の上部に重なる掩蓋片とを含んでいる。ロール状のラップフィルムは、本体部に収容されている。ラップフィルムを使用する際は、蓋部を開けてロールからラップフィルムを必要量引き出し、蓋部を閉めて、掩蓋片の先端に設けられた切断刃でラップフィルムを切断して使用する。ラップフィルムを切断する際は、ラップフィルムを必要量引き出して蓋部を閉めた収容箱の長手方向の中央部を一方の手で握り、他方の手で引き出されたラップフィルムの先端を摘み、ラップフィルムを切断刃の刃先(山)から根元(谷)に向けて相対的に引き上げるようにするのが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2013−039954号公報(段落0030、0032等)
上述した一般的なラップフィルムの切断の際、収容箱の長手方向の中央部が手で握られているため、掩蓋片の中央部は本体部に押し付けられて安定するが、掩蓋片の端部はフィルムの引き上げに伴って歪んでしまい、蓋部の強度が低下することが懸念される。
本発明は上述の課題に鑑み、掩蓋片端部の強度の低下を抑制した巻回体収容箱及び巻回体入り収容箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る巻回体収容箱は、例えば図1及び図2(A)に示すように、長尺物91fが巻かれて形成された細長い巻回体91rが収容される本体部10であって、巻回体91rが収容されたときに巻回体91rの軸線91aが延びる方向である軸線方向Dに対して直交する方向に巻回体91rを出し入れ可能な開口面10hが形成された本体部10と;本体部10に連接された蓋部20であって、巻回体91rを出し入れ可能なように開口面10hを露出させた状態と、開口面10hを閉塞した状態との間で移動可能な蓋部20とを備え;本体部10は、開口面に対向する底板13と、開口面10h及び底板13と交差する後板14とを有し;蓋部20は、後板14の開口面10hと交わる辺である後板端辺18に連接されて開口面10hを塞ぐ蓋板21と、蓋板21に連接された掩蓋片22と、掩蓋片22に取り付けられた切断刃23とを有し;切断刃23は、掩蓋片22の蓋板21が連接した辺である折曲辺21fに対向する辺である先端辺22tに沿って刃先が掩蓋片22から出るように掩蓋片22に取り付けられ;掩蓋片22は、掩蓋片22の軸線方向Dの端部である掩蓋片端部22eにおける先端辺22tが、蓋部20を閉じたときに軸線方向Dの内側よりも軸線方向Dの外側の方が底板13に近づくように形成されると共に、掩蓋片端部22eに対して軸線方向D内側の掩蓋片端部22eに隣接する部分において、切断刃23の刃先の少なくとも1つを通る仮想線を軸線方向Dに平行な角度から先端辺22tに平行な角度の範囲で想定したときに、仮想線を延長した仮想直線VE(図2(A)参照)が掩蓋片端部22eと交わるように構成されている。
このように構成すると、掩蓋片の深さが浅く形成された場合でも、掩蓋片端部の強度の低下を抑制することができる。このため、巻回体が本体部に収容されて引き出された長尺物を切断刃の端部から切断した場合であっても、蓋部が歪みにくく、長尺物のカット性を向上することができる。
また、本発明の第2の態様に係る巻回体収容箱は、例えば図2(A)に示すように、上記本発明の第1の態様に係る巻回体収容箱1において、掩蓋片端部22eにおける先端辺22tが弧状に形成されている。
このように構成すると、掩蓋片端部における先端辺に屈曲点が存在せず、掩蓋片端部の破損を抑制することができる。
また、本発明の第3の態様に係る巻回体収容箱は、例えば図1に示すように、上記本発明の第1の態様又は第2の態様に係る巻回体収容箱1において、軸線方向Dの中央部における先端辺22t及び切断刃23が、蓋部20を閉じたときに、底板13側に突出するように構成されている。
このように構成すると、巻回体が本体部に収容されて長尺物が引き出されたときに長尺物を軸線方向中央から切断しやすくしつつ、強度が低下しがちな掩蓋片端部を補強することができる。
また、本発明の第4の態様に係る巻回体収容箱は、例えば図1及び図4に示すように、上記本発明の第1の態様乃至第3の態様のいずれか1つの態様に係る巻回体収容箱1において、本体部10は、後板14に対向して開口面10h及び底板13と交差する前板12と、軸線方向Dに対して交差する位置に設けられて開口面10h及び底板13並びに後板14及び前板12と交差する一対の脇板15と、を有し;掩蓋片22は、巻回体91rが本体部10に収容されたときに、前板12の開口面10hと交わる端辺である前板端辺19に沿って、巻回体91rから引き出された長尺物91fを前板12との間で長尺物91fの幅全体にわたって挟むことができる大きさに形成され;前板12は、巻回体91rが本体部10に収容されて蓋部20が閉じられたときに巻回体91rから引き出された長尺物91fを掩蓋片22との間で挟むことができる、前板端辺19に沿って延びるフラップ12fを有し;フラップ12fは、蓋部20が閉じられた状態で長尺物91fの幅の中央に対応する掩蓋片22の部分を前板12に向けて押したときに掩蓋片22と前板12とが接する範囲を中央領域12t(図4参照)としたときに、一対の脇板15のうちの一方である第1の脇板15Aと中央領域12tとの間に設けられた第1のフラップ12fAと、第1の脇板15Aに対向する第2の脇板15Bと中央領域12tとの間に設けられた第2のフラップ12fBと、を含んで構成され;第1のフラップ12fAは、中央領域12tの近傍から、第1の脇板15Aに向かって長尺物91fの幅の実質的に端部まで一体に延びて形成され;第2のフラップ12fBは、中央領域12tの近傍から、第2の脇板15Bに向かって長尺物91fの幅の実質的に端部まで一体に延びて形成されている。
このように構成すると、掩蓋片を前板に向けて押したときに第1のフラップ及び第2のフラップが過度に内側に押し付けられることを防ぐことができ、フラップと掩蓋片とで適切に長尺物を挟むことが可能になって、長尺物を適切に切断することができる。なお、第1のフラップ又は第2のフラップが中央領域の近傍から第1の脇板又は第2の脇板に向かって長尺物の幅の実質的に端部まで延びるとは、長尺物がたるまずに切断可能な程度に長尺物を掩蓋片とフラップとで挟むことができる範囲に第1のフラップ及び第2のフラップが形成されることを意味している。
また、本発明の第5の態様に係る巻回体収容箱は、例えば図1及び図3に示すように、上記本発明の第1の態様乃至第3の態様のいずれか1つの態様に係る巻回体収容箱1において、本体部10は、後板14に対向して開口面10h及び底板13と交差する前板12と、軸線方向Dに対して交差する位置に設けられて開口面10h及び底板13並びに後板14及び前板12と交差する脇板15を有し;脇板15は、脇板15の開口面10hと交わる辺である脇板頂辺17に設けられて本体部10の外側に突き出た突起15pであって、蓋部20が閉じられた状態において先端が底板13側を向いた突起15pを有し;蓋部20は、蓋板21及び掩蓋片22に交差して連接されて蓋部20を閉じた状態において突起15pを覆うと共に突起15p以外の脇板15をも少なくとも一部は覆う側蓋片25を有し;側蓋片25は、蓋部20の内側となる部分に設けられた段差形成片22jであって、蓋板21と側蓋片25との交線である天側辺25sとの間に蓋部20を閉じた状態において突起15pが嵌り込む隙間25dを形成する段差形成片22jを有し;突起15pは、先端に、脇板頂辺17に沿って延びる突起先端辺15psが形成されると共に、突起先端辺15psの前板12側の端部が前板12に対して所定の距離Snを隔てて存在するように構成されているか、又は、上記本発明の第4の態様に係る巻回体収容箱1において、脇板15は、脇板15の開口面10hと交わる辺である脇板頂辺17に設けられて本体部10の外側に突き出た突起15pであって、蓋部20が閉じられた状態において先端が底板13側を向いた突起15pを有し;蓋部20は、蓋板21及び掩蓋片22に交差して連接されて蓋部20を閉じた状態において突起15pを覆うと共に突起15p以外の脇板15をも少なくとも一部は覆う側蓋片25を有し;側蓋片25は、蓋部20の内側となる部分に設けられた段差形成片22jであって、蓋板21と側蓋片25との交線である天側辺25sとの間に蓋部20を閉じた状態において突起15pが嵌り込む隙間25dを形成する段差形成片22jを有し;突起15pは、先端に、脇板頂辺17に沿って延びる突起先端辺15psが形成されると共に、突起先端辺15psの前板12側の端部が前板12に対して所定の距離Snを隔てて存在するように構成されている。
このように構成すると、掩蓋片の軸線方向両端の深さが深く形成されて、後板とは反対側の側蓋片の端部が外側にたわみにくくなっていても、蓋部を閉じたときの段差形成片への突起の係合を確保しつつ、蓋部の開閉を円滑に行うことができる。
また、本発明の第6の態様に係る巻回体入り収容箱は、例えば図1に示すように、上記本発明の第1の態様乃至第5の態様のいずれか1つの態様に係る巻回体収容箱1と;本体部10に収容された巻回体91rとを備える。
このように構成すると、掩蓋片の深さが浅く形成された場合でも、掩蓋片端部の強度の低下を抑制することができ、引き出された長尺物を切断の刃端部から切断した場合であっても、蓋部が歪みにくく、長尺物のカット性を向上することができる。
本発明によれば、掩蓋片の深さが浅く形成された場合でも、掩蓋片端部の強度の低下を抑制することができる。
(A)は本発明の実施の形態に係るラップカートンを含むラップ入りカートンの斜視図、(B)は本発明の実施の形態に係るラップカートンの正面図である。 (A)は本実施の形態に係るラップカートンの部分正面図、(B)は従来のラップカートンの部分正面図である。 本発明の実施の形態に係るラップカートンの左側面図である。 本発明の実施の形態に係るラップカートンの正面図である。 本発明の実施の形態に係るラップカートンの展開図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1を参照して、本発明の実施の形態に係る、巻回体収容箱としてのラップカートン1、及びラップカートン1に巻回体としてのラップロール91rが収容された巻回体入り収容箱としてのラップ入りカートン100を説明する。図1(A)は、ラップ入りカートン100の正面斜視図、図1(B)はラップカートン1の正面図である。図1(A)は、開蓋状態を示している。ラップロール91rは、薄膜状の長尺物としてのラップフィルム91fが円筒状の巻芯に軸線91aまわりに巻かれてロール状に形成されたものである。以下の説明において、ラップロール91rとラップフィルム91fとの外観形状の区別をしない場合は、「ラップ91」と総称する。ラップフィルム91fは、本実施の形態では、ポリ塩化ビニリデンを原料として厚さが5〜20μmに形成されている。ラップカートン1は、ラップロール91rを収容する本体部10と、本体部10に連接された蓋部20とを備えている。
本体部10は、未使用のラップロール91rを収容できる大きさの直方体に対して、細長い面の1つが開口面10hとなっている箱である。本体部10の大きさは、収容した未使用のラップロール91rを軸線91a回りに回転させるのを妨げない隙間が形成される一方で、できるだけ小さく形成されており、本実施の形態では、長さ310mm、高さ44mm、奥行き44mmの大きさに形成されている。本体部10は、開口面10hと協働して直方体の側面を構成する前板12、底板13、後板14と、直方体の端面を構成する2つの脇板15とを有している。底板13は、開口面10hに対向している。前板12及び後板14は、開口面10h及び底板13に直交している。脇板15は、典型的には正方形に形成されているが、縦横の長さが異なる矩形であってもよい。以下の説明においては、水平な面に底板13が載置された状態を基準として、底板13側を下、開口面10h側を上として説明する場合もある。
脇板15の上端の中央部分には、3mm程度上方に延びた小片が外側に折り返されて形成された突起15pが設けられている。突起15pは、本体部10の外側に突き出て、先端が底板13側を向いている。突起15pは、2つあるそれぞれの脇板15の上端の脇板頂辺17に設けられている。脇板頂辺17は、脇板15と開口面10hとが交わる部分の脇板15の頂辺(端辺)である。また、本体部10は、前板端辺19で前板12と連続して連なる副板(不図示)を有している。前板端辺19は、前板12と開口面10hとが交わる部分の前板12の端辺であり、本実施の形態では前板12と副板(不図示)との境界を兼ねている。副板(不図示)は、前板端辺19に平行な方向(本体部10に収容されたラップロール91rの軸線91aが延びる方向と同じであり、以下「軸線方向D」という。)の全体にわたって前板12に連接されている。副板(不図示)は、前板12と略同じ大きさであるが底板13とは接しておらず、前板12よりも本体部10の内側に設けられている。副板(不図示)は、前板12に対して前板端辺19で折り曲げられることにより、前板12に重ねて配設されて前板12と面で接触している。副板(不図示)は、底板13側の端辺が、軸線方向Dに沿って前板12に接着されている。
蓋部20は、本体部10の開口面10hを塞ぐ部材である。蓋部20は、蓋板21と、掩蓋片22と、切断刃23と、側蓋片25とを有している。蓋板21は、開口面10hと略同じ大きさの矩形平板状部材であり、蓋板21を開口面10hに合わせることで本体部10を閉塞した直方体とすることができるようになっている。蓋板21が開口面10hと略同じ大きさとは、蓋板21が、掩蓋片22の厚さ及び側蓋片25の厚さの分大きく、蓋部20の開閉を妨げない隙間が形成される程度大きい場合を含むことを意味している。蓋板21は、軸線方向Dに延びる一辺が、本体部10の後板端辺18で連接している。換言すれば、本体部10と蓋板21とは、後板端辺18を介して連接している。後板端辺18は、後板14と開口面10hとが交わる部分の後板14の端辺である。蓋板21は、後板端辺18を回転軸線として、本体部10に対して回動することができるように構成されている。
掩蓋片22は、折曲辺21fを介して蓋板21と直交し、蓋部20を閉じたときに底板13に向かって延びるように設けられている。掩蓋片22は、蓋板21に対して、軸線方向Dの全体で連接している。掩蓋片22は、軸線方向Dの両端における高さ(長方形の前板12の短辺方向の長さ)が、前板12の短辺方向の長さの約1/2で、軸線方向Dの中央部の高さが、前板12の短辺方向の長さの約3/4となっている。折曲辺21fに対向する先端辺22tは、軸線方向Dの両端部を除き、軸線方向Dにおける中央からそれぞれの端部に移動するに連れて、軸線方向Dに直交する方向における折曲辺21fと先端辺22tとの距離が短くなるように形成されている。この構成により、軸線方向Dの中央部における先端辺22tが、蓋部20を閉じたときに、底板13側に突出するように形成されている。ここでいう軸線方向Dの中央部は、掩蓋片22の軸線方向Dにおける長さの1/3の範囲である。本実施の形態では、軸線方向Dの両端部を除き、軸線方向Dの中央部の外側も含めて、先端辺22tが底板13側に突出している。先端辺22tの軸線方向D両端部は、下がっている(底板13に近づくように形成されている)。このような構成により、折曲辺21fに対向する先端辺22tが概ねV字状に形成されることとなる。掩蓋片22は、蓋部20が閉じられたときに、前板12に沿って前板12の外側に重なり、前板12の上部を五角形状に覆うこととなる。つまり、掩蓋片22は、蓋部20を閉じたときに、前板端辺19に平行な(軸線方向Dに平行な)仮想直線VLによって前板12を仮想分割したときの、開口面10h側の前板12を軸線方向D全体にわたって覆うように構成されている。仮想直線VLの位置は、掩蓋片22の最短高さが前板12の高さの約1/2である本実施の形態では、前板12の高さの約1/2の高さに想定されるが、掩蓋片22の形状に応じて適宜変更することができる。掩蓋片22は、軸線方向Dの長さが前板12よりもわずかに長く構成されており、本体部10に収容されているラップ91の幅よりも長い。これにより、掩蓋片22は、本体部10の中から引き出されたラップフィルム91fを、その幅全体にわたって、前板12との間に挟むことができるように構成されている。掩蓋片22の先端辺22tには、ラップフィルム91fを切断するための切断刃23が取り付けられている。切断刃23は、刃先が先端辺22tから出るように、先端辺22tに沿ってV字状(二つ折りの折れ線状)に設けられている。
側蓋片25は、蓋板21及び掩蓋片22の双方に直交して設けられている。側蓋片25は、蓋板21(掩蓋片22)の両端に合計2つ設けられている。側蓋片25は、基本形状が、長辺が蓋板21の短辺と同じ長さで、短辺が掩蓋片22の中央部における高さ(V字状の先端から折曲辺21fまでの最短距離)と略同じ長さの長方形に形成されている。側蓋片25は、掩蓋片22に連接された接合片22jに接着剤で固定されている。側蓋片25の内側には、接合片22jと蓋板21との間に、凹部25dが形成されている。凹部25dには、蓋部20を閉じたときに、脇板15の上端に設けられた突起15pが嵌ることとなる。つまり、凹部25dは、蓋部20を閉じたときに突起15pが嵌り込む隙間として機能する。凹部25dは、接合片22jと天側辺25sとの間に形成されることとなる。天側辺25sは、蓋板21と側蓋片25との交線である。また、本実施の形態では、接合片22jが段差形成片に相当する。上述のように構成された蓋部20は、閉じたときに、本体部10の開口10hに覆い被さり、掩蓋片22が前板12の上部を覆うようになっている。
ここで図2(A)を参照して、掩蓋片22の端部まわりを詳述する。図2(A)は、ラップカートン1の部分正面図である。ラップカートン1は、掩蓋片端部22eにおける先端辺22tが、軸線方向D外側に行くに連れて底板13側に近づいている。換言すれば、掩蓋片端部22eは、高さ方向の平均長さが、掩蓋片端部22eに対して軸線方向D内側の掩蓋片22の部分であって掩蓋片端部22eに隣接した部分の高さ方向の平均長さよりも、長く形成されている。なお、掩蓋片端部22eは、掩蓋片22の軸線方向Dの端部であり、典型的には、本体部10に収容されているラップロール91rからラップフィルム91fを引き出して蓋部20を閉じたときの、引き出されたラップフィルム91fの幅より外側となる掩蓋片22の部分である。また、掩蓋片端部22eに隣接した部分は、掩蓋片端部22eとの境界から、掩蓋片端部22eの軸線方向Dの長さに相当する長さ分、軸線方向D内側に入った位置までの掩蓋片22の部分である。掩蓋片端部22eの高さ方向の最大長さは、少なくとも、仮想直線VEが掩蓋片端部22eと交わるように決定される。ここで、仮想直線VEは、掩蓋片端部22eに隣接した部分における切断刃23の刃先の少なくとも1つを通り、軸線方向Dに平行な角度から先端辺22tに平行な角度の間の範囲の傾きを持つ仮想の直線であって、切断刃23の末端を超えて延長した部分を含む仮想の直線である。図2(A)に示す例では、仮想直線VEは、掩蓋片端部22eに隣接した部分において切断刃23の刃先の2つを通り、掩蓋片端部22eに隣接した部分における先端辺22tに平行な直線となっている。切断刃23は、すべての刃先が先端辺22tから出るように、軸線方向Dの長さが掩蓋片端部22eに入ってすぐのところが末端になっている。本実施の形態では、刃の1山分が掩蓋片端部22eに入っている。掩蓋片端部22eにおける先端辺22tは、ゆるやかにカーブした弧状(いわゆるR形状)になっている。このようなR形状により、屈曲点がなくなるため破損しにくくなる。また、このようなR形状により、掩蓋片端部22eの高さ方向の平均長さを長くしつつ、切断刃23の端部が必要以上に隠れるのを防ぐことができ、ラップフィルム91fの切断性能の低下を抑制することができる。掩蓋片端部22eにおける先端辺22tは、軸線方向D外側の末端が、側蓋片25の下端に概ね揃っている。典型的には、先端辺22tから続く接合片22jの一辺が、側蓋片25の下辺に概ね揃っている(図1(A)参照)。ラップカートン1は、掩蓋片端部22eの高さ方向の平均長さが、その内側に隣接する掩蓋片22の部分の高さ方向の平均長さよりも長く形成されていることで、蓋部20の強度が従来よりも向上している。また、ラップカートン1は、先端辺22tから続く接合片22jの一辺が、側蓋片25の下辺に概ね揃っていることで、側蓋片25の下辺が何かに引っ掛かって側蓋片25がめくれて接合片22jから剥離してしまうことを抑制することができる。
ちなみに、図2(B)に示す従来のラップカートンのように、掩蓋片122の端部の高さ方向の長さが長くなっておらず、全体としてV字状に形成された先端辺122tが端部まで直線状に延びている場合、掩蓋片122の軸線方向D端部の高さが短くなる。すると、ラップフィルムを引き出して切断刃23で切断する際、掩蓋片122が歪む可能性がある。また、掩蓋片122の軸線方向D端部の高さが短く、軸線方向D端部の先端辺122tが側蓋片25の下辺よりも上方に位置する場合、側蓋片25の下辺が何かに引っ掛かって側蓋片25がめくれて接合片22jから剥離してしまう可能性がある。図2(A)に示すラップカートン1では、上述のように、従来のラップカートンの不都合が生じる確率を低減することができる。
図3を参照して、脇板頂辺17に設けられた突起15pについて詳述する。図3の左側面図は、開蓋状態を示している。突起15pは、先端の辺である突起先端辺15psが脇板頂辺17に沿って延びて、細長く形成されている。本実施の形態では、突起先端辺15psが脇板頂辺17に対して平行に延びている。突起15pの、突起先端辺15psと脇板頂辺17とを結ぶ一対の辺は、本実施の形態では、後板14側の辺が突起先端辺15ps及び脇板頂辺17に対して直交しているのに対し、前板12側の辺が、脇板頂辺17から突起先端辺15psに近づくに連れて前板12から遠ざかるように、突起先端辺15ps及び脇板頂辺17に対して斜めになっている。このような構成により、突起15pが脇板頂辺17に接続されている長さよりも、突起先端辺15psの長さの方が短くなっている。また、突起先端辺15psの長さが脇板15の幅(以下「脇板幅15W」という。)よりも短くなっており、突起先端辺15psは、脇板幅15Wの中央よりも後板14寄りに存在している。これにより、突起先端辺15psの前板12側の端部が、前板12に対して所定の距離Snだけ離れて存在することとなる。なお、ここでの所定の距離Snは、脇板頂辺17が延びる方向に平行な方向における長さである。突起先端辺15psの端部と前板12とを所定の距離Snだけ隔てることとしたのは、以下の理由による。
突起15pは、蓋部20が閉じられているときは先端(突起先端辺15ps)が底板13側を向いているが、蓋部20を開くときに、接合片22jによって先端が底板13の反対側を向くように跳ね上げられる。このとき、突起15pは、脇板頂辺17を回動軸線として回動し、先端が円弧を描く軌跡をとる。そのため、突起15pの先端は、脇板頂辺17を通って脇板15に直交する仮想平面上において、脇板15から最も離れて本体部10の外側に突き出ることとなる。本実施の形態では、突起先端辺15psと脇板頂辺17とが平行になっているので、突起先端辺15ps全体が等しい距離で本体部10の外側に突き出ることとなる。このとき、突起15pが外側に突き出ることに伴って、側蓋片25も外側にたわむことになる。他方、本実施の形態では、上述のように、掩蓋片端部22eにおける先端辺22t(図2(A)参照)が底板13側に近づいており、掩蓋片22側の側蓋片25の端部は、高さ全体にわたって掩蓋片22に接続されているため、外側にたわみにくくなっている。これに対し、掩蓋片22とは反対側の側蓋片25端部は、外側にたわむ余地がある。そこで、本実施の形態では、蓋部20を開閉する際に側蓋片25が外側に比較的たわみやすい後板14寄りに突起先端辺15psが存在するように突起15pを設け、突起先端辺15psの端部と前板12とを所定の距離Sn隔てることとしている。なお、側蓋片25を外側にたわませようとする力は、突起先端辺15psが側蓋片25を押すことによって生じるため、側蓋片25に接触しない、突起15pの脇板頂辺17との接続部分は、比較的長めにとって突起15pが脇板頂辺17から分離しにくくなるようにしてもよい。所定の距離Snは、蓋部20の開閉を円滑にする観点から、脇板幅15Wの10%以上とすることが好ましく、20%以上とすることがより好ましい。他方、蓋部20を閉じたときの突起先端辺15psと接合片22jとの係合の作用を有用にする観点から、所定の距離Snは、脇板幅15Wの60%以下とすることが好ましく、40%以下とすることがより好ましい。本実施の形態では、突起先端辺15psの長さを脇板幅15Wの約50%とし、所定の距離Snを脇板幅15Wの約30%としている。なお、本実施の形態では、後板14側においても突起先端辺15psと後板14とが隔てて存在している(突起15pよりも後板14側の脇板頂辺17にも突起15pが存在しない部分が形成されている)が、突起15pを後板14に到達するまで延ばしてもよい。
再び図1に戻って、ラップカートン1の全体構成の説明を続ける。ラップカートン1は、本体部10の前板12が、フラップ12fを含んでいる。フラップ12fは、前板12の面を、切り線12cに沿って切り込むことで形成されている。本実施の形態では、フラップ12fが、前板12を軸線方向Dに二等分する仮想の直線(不図示)を対称軸として、2つが線対称に設けられている。各フラップ12fは、蓋部20を閉じたときに掩蓋片22に覆われる前板12の領域内に収まるように形成されている。なお、前板12の、フラップ12f以外の部分を前板本体12bということとする。前板12は、フラップ12f及び前板本体12bを含んでいる。
ここで、図4を図1と併せて参照して、フラップ12fの詳細を説明する。図4は、ラップカートン1の正面図であり、開蓋状態を示している。フラップ12fは、本実施の形態では、前板12の上部の中央に位置する中央領域12tを挟むように、前板端辺19に沿って中央領域12tの両側に設けられている。ここで「中央領域12t」は、蓋部20を閉じた状態で掩蓋片22の図心(先端辺22tのV字の頂点付近の掩蓋片22の部分)を前板12に向けて押したときに、掩蓋片22が接する前板12の部分である。このとき、弾性を有するラップカートン1は、掩蓋片22を前板12に向けて押す力の大きさによって、掩蓋片22と前板12とが接する範囲が変化しうるが、中央領域12tを画定するに際しては、未使用のラップロール91rが本体部10に収容された状態で掩蓋片22の図心を前板12に向けて押したときに、前板12が本体部10内のラップロール91rに止められて後板14側に移動しなくなったときの、掩蓋片22が接する前板12の部分を中央領域12tとする。
中央領域12tを挟んで2つ設けられたフラップ12fについて、説明の便宜上、正面視(図4参照)において、中央領域12tの左側のフラップ12fを左フラップ12fAと、中央領域12tの右側のフラップ12fを右フラップ12fBということとする。左フラップ12fA及び右フラップ12fBは、それぞれ第1のフラップ及び第2のフラップに相当する。以下、左フラップ12fA及び右フラップ12fBに共通の構成について説明するときは、単に「フラップ12f」と総称する。また、左フラップ12fAに近い脇板15を左脇板15A(第1の脇板)と、右フラップ12fBに近い脇板15を右脇板15B(第2の脇板)ということもあり、脇板15はこれらの総称である。
左フラップ12fAは、前板12の面内に形成された切り線12cAと、前板端辺19とが輪郭となる。切り線12cAは、前板12の一部を切断する線である。切り線12cAは、中央領域12tよりも左脇板15A寄りの中央領域12tに近接した前板端辺19上の点12cANから、前板12の面内を通り、左脇板15Aに近い前板端辺19上の点12cASに至るように、前板12の面内が切断されることで形成されている。点12cANは、引き出されたラップフィルム91fの切断時に、ラップフィルム91fの切り口が許容できない程度に乱れるようなラップフィルム91fの滑りが生じない程度、中央領域12tの近傍に位置している。点12cASは、引き出されたラップフィルム91fの左端よりもやや中央領域12t寄りに位置しているが、ラップフィルム91fの左端と左脇板15Aとの間に位置していてもよい。左フラップ12fAの左端(点12cASの位置)がラップフィルム91fの左端よりもやや中央領域12t寄りとは、ラップフィルム91fの切断時にラップフィルム91fがたるまずに切断可能な程度にラップフィルム91fを左フラップ12fAと掩蓋片22とで挟むことができる範囲で左フラップ12fAの左端がラップフィルム91fの左端に達していない状態であり、この状態と、左フラップ12fAの左端がラップフィルム91fの左端と一致した状態と、左フラップ12fAの左端がラップフィルム91fの左端よりも外側にある状態とを総称して左フラップ12fAがラップフィルム91fの実質的に左端まで延びているということとする。左フラップ12fAの左端がラップフィルム91fの左端よりも中央領域12t寄りに形成されていると、軸線方向Dにおける前板12の端部まわりの本体部10の強度の低下を抑制することができる。本実施の形態では、軸線方向Dにおいて、左フラップ12fAの左端が前板12の左端よりも10mm中央領域12t寄りに形成されており、左フラップ12fAの左端がラップフィルム91fの左端近傍に位置している。このように左フラップ12fAが形成されることで、掩蓋片端部22eの高さ方向の平均長さが長くなって歪みにくくなった掩蓋片22と、左フラップ12fAとで、ラップフィルム91fの幅の実質的に端部までしっかりと挟むことができ、ラップフィルム91fの切断時の滑りを抑制することができる。左フラップ12fAの高さ方向の最大長さは、前板12の高さ方向の長さの約1/2に形成されている。左フラップ12fAの下側の辺は、本実施の形態では、軸線方向Dの中央領域12t側から左脇板15A側に辿ったときに、一旦前板端辺19に少し近づいた後に再び前板端辺19から離れるような、滑らかな曲線に形成されている。換言すると、左フラップ12fAは、その中央部分が両端よりも上方に凹んでいる。左フラップ12fAは、蓋部20を閉じたときに掩蓋片22に覆われて外面に表れない大きさに形成されている。
左フラップ12fAの輪郭を構成する切り線12cAの両端12cAN、12cASが前板端辺19に到達していることで、左フラップ12fAの副板(不図示)からの浮きを良好に保つことができる。なお、左フラップ12fAが前板本体12b(図1(A)参照)の面から過度に浮き上がる場合には、切り線12cAの両端を前板端辺19に対してやや離すことによって左フラップ12fAの浮き具合を調節することができる。切り線12cAの端部と前板端辺19との距離が長くなるほど左フラップ12fAの浮き量が小さくなり、例えば3mm離れているよりも5mm離れている方が浮き量は小さくなる。切り線12cAの端部と前板端辺19との距離の上限は、引き出された長尺物91fを、左フラップ12fAの全幅と掩蓋片22とで挟むことができる程度に左フラップ12fAが本体部10の外側に開く範囲で決定することが好ましく、この範囲を切り線12cAの両端が前板端辺19に実質的に到達しているということとする。左フラップ12fAは、前板端辺19で副板(不図示)と連接していることにより、切り線12cAで切断されていても本体部10から脱落しないように構成されている。また、左フラップ12fAは、前板端辺19で副板(不図示)と連接していることにより、前板端辺19を回転軸線として回動することができ、この回動により前板本体12b(図1(A)参照)から浮く(前板本体12bから突出する)ように構成されている。
左フラップ12fAの表面には、係止手段としてのストッパー50が形成されている。ストッパー50は、本実施の形態では、UVニスが塗布されることで形成されている。ストッパー50を形成するUVニスは、ラップフィルム91fに対して付着するが、紙や埃等は付着しない特性を有している。また、ストッパー50に付着したラップフィルム91fは、付着面に平行な方向(せん断方向)には強く付着するが、付着面に垂直な方向(付着面から引き離す方向)には弱く付着する。つまり、ストッパー50は、ラップフィルム91fが本体部10から引き出される方向である引出方向Pに前板12に沿うように引かれたときにはラップフィルム91fを引出方向Pに移動させないようにラップフィルム91fに付着し、ラップフィルム91fが付着面から離れる方向に引かれたときにはラップフィルム91fが容易に剥がれるように構成されている。ストッパー50は、本実施の形態では、実質的に左フラップ12fAの軸線方向Dの長さ全体にわたって形成されている。ここで「実質的に左フラップ12fAの軸線方向Dの長さ全体にわたって形成されている」とは、厳密に連続して形成されていることを求める意図ではなく、ラップフィルム91fの切断時に、適切な切断を妨げるほどにラップフィルム91fが移動してしまうことを回避できる程度にラップフィルム91fを係止させることができる範囲で、図4に示すように断続的に形成されていない部分があったり、両端に形成されていない部分があることを許容することを意味している。ストッパー50は、図1に示す態様や図4に示す態様のほか、ラップフィルム91fの係止に有用な種々の態様を採用することができる。本実施の形態では、ストッパー50が、左フラップ12fAよりも外側の前板12の面にも形成されている。
右フラップ12fBは、前板12を左右に二等分する仮想直線12vを軸として、左フラップ12fAと線対称に形成されている。右フラップ12fBの点12cBN及び点12cBSは、それぞれ左フラップ12fAの点12cAN及び点12cASに相当する。右フラップ12fBにも、本実施の形態では、ストッパー50が実質的に軸線方向Dの長さ全体にわたって形成されていると共に、右フラップ12fBよりも外側の前板12の面にもストッパー50が形成されている。このように、各フラップ12fの表面には、ストッパー50が、実質的に前板端辺19に沿って形成されている。ストッパー50が「実質的に前板端辺19に沿って形成される」とは、ラップフィルム91fが引き出される際の通常の態様である、前板端辺19には接触し得るが前板12からは浮いている状態で引き出される際に、引き出されるラップフィルム91fに接触することがない範囲で前板端辺19の近くにストッパー50が形成されている状態である。さらに、本実施の形態では、フラップ12fと脇板15との間(軸線方向Dにおけるフラップ12fよりも外側)の前板端辺19にもストッパー50と同様にUVニスの塗布等の係止手段が形成されており、ラップフィルム91fの切断時の滑りが比較的生じやすいラップフィルム91fの幅方向の端部において、ラップフィルム91fの滑りの発生をより抑制することとしている。
図5に、ラップカートン1の展開図を示す。本体部10及び蓋部20は、本実施の形態では、約0.45〜0.7mm厚のコートボール紙が、図5に示す所定の型に打ち抜かれたものが折り曲げ加工されて形成されている。このため、ラップカートン1は、弾性を有している。なお、本実施の形態では、説明の便宜上、本体部10と蓋部20とを機能の観点から区別しているが、本体部10及び蓋部20は、1枚の原紙を切り出して組み立てられて一体に形成されている。本体部10及び蓋部20の表面は、消費者の購買意欲を惹起するようなデザインが印刷されたうえで、撥水加工等の表面処理が施されている。
図5に示すように、前板12には、軸線方向Dの両端に接合片12jが連接されている。後板14には、軸線方向Dの両端に接合片14jが連接されている。2つの脇板15は、底板13の軸線方向Dの両端にそれぞれ連接されている。図1では不図示としていた副板16、並びに前板12、底板13、後板14、蓋板21、掩蓋片22は、この順番で配列されて、隣接する部材同士が軸線方向Dの全体にわたって連接されている。さらに、掩蓋片22の外側には、ミシン目29cを介して切取片29が連接されている。副板16、前板12、底板13、後板14は、軸線方向Dに延びる折曲線で折り曲げられ、接合片12j、接合片14j、及び脇板15は、それぞれ、軸線方向Dに直交する方向に延びる折曲線で折り曲げられ、接合片14jの外側に接合片12jが重ねられて接着され、これらのさらに外側に脇板15が重ねられて接着されることで、直方体状の本体部10に形成されている。他方、蓋板21には、図5に示すように、軸線方向Dの両端に側蓋片25が連接されている。掩蓋片22には、軸線方向Dの両端に接合片22jが連接されている。後板14、蓋板21、掩蓋片22は、軸線方向Dに延びる折曲線で折り曲げられ、側蓋片25及び接合片22jは、それぞれ、軸線方向Dに直交する方向に延びる折曲線で折り曲げられ、前述のように接合片22jの外側に側蓋片25が重ねられて接着されることで立体的な蓋部20が形成されている。
引き続き図1乃至図4を参照して、ラップ入りカートン100の作用を説明する。ラップカートン1の作用は、ラップ入りカートン100の作用の一環として説明する。未開封のラップ入りカートン100は、掩蓋片22の先端に、先端辺22t上のミシン目29c(図5参照)を介して切取片29(図5参照)が接続されており、切取片29は前板12に複数の点で接着されている。ラップ入りカートン100は、この状態で、小売店に陳列されている。本実施の形態では、掩蓋片端部22eの高さ方向の平均長さが長くなったことに伴って、側蓋片25が接合片22jに接着する面積が比較的大きくなっているので、側蓋片25の脇板15からの浮き上がりが抑制され、側蓋片25が何かに引っ掛かってめくれてしまうことがほとんどない。消費者の手に渡ったラップ入りカートン100の、ラップフィルム91fを初めて使用する際は、切取片29を、前板12から剥がしつつミシン目29cで切断して掩蓋片22から分離する。このようにラップカートン1を開封することで、蓋部20が本体部10に対して後板端辺18まわりに回動可能な状態となる。蓋部20を開ける際は、凹部25dに嵌っている突起15pが凹部25dから外れる程度の力を加えることで、蓋部20を開けることができる。本実施の形態では、突起先端辺15psが脇板幅15Wの中央よりも後板14寄りに設けられており、突起先端辺15psの前板12側の端部が前板12に対して所定の距離Sn隔てて存在しているので、掩蓋片端部22eの高さ方向の平均長さが長く形成されて掩蓋片22側の側蓋片25の端部が外側にたわみにくくなっていても、蓋部20を開閉するときの接合片22jの動きによって突起15pが回動させられる際に、過度な抵抗力が作用せず、蓋部20の開閉が阻害されることを抑制することができる。
開封されたラップ入りカートン100は、本体部10の中にラップロール91rが入っている。ラップロール91rには、ラップフィルム91fの先端に引出シール(不図示)が貼り付けられており、引出シール(不図示)を摘んで引き出すことでラップフィルム91fの先端がラップロール91rから剥離し、容易にラップフィルム91fを引き出すことができる。ラップフィルム91fを使用する際は、ラップロール91rからラップフィルム91fを必要な長さ分引き出して切断刃23で切断する。このとき、ラップフィルム91fを必要な長さ分引き出した状態で蓋部20を閉じ、ラップフィルム91fを前板12と掩蓋片22とで挟み、掩蓋片22の図心を親指で押さえ、切断刃23の中央を引き出されたラップフィルム91fに食い込ませるようにラップ入りカートン100を軸線91aまわりにひねると、ラッピングする食器等にラップフィルム91fを付けた状態でも切断しやすく、好適である。
上述のように、ラップフィルム91fの幅の中央部に、V字状の先端に相当する切断刃23の部分を食い込ませて、ラップフィルム91fをその幅の中央から両端に向けて切断する際に、切断刃23が二つ折りの折れ線状に形成されているので(中央から端にかけて直線状に形成されているので)、ラップフィルム91fを幅の端部まで円滑に切断することができる。なお、このようにラップフィルム91fを切断する際、掩蓋片22には、折曲辺21fを回転軸線として先端辺22tが前板12から離れる方向の力が作用する。本実施の形態に係るラップカートン1は、掩蓋片端部22eの高さ方向の平均長さが長くなっているので、ラップフィルム91fの切断の際に、掩蓋片22が前板12から離れる方向の力が蓋部20に作用しても、従来に比べて蓋部20の歪みを抑制することができる。
また、ラップフィルム91fを引き出して切断する際、ラップフィルム91fは、外側に浮くフラップ12fと閉じられた蓋部20の掩蓋片22とに挟まれると共に、前板端辺19に沿って形成されたストッパー50によって動きが規制されるため、横滑りすることなく適切に切断されることとなる。特に、本実施の形態に係るラップカートン1では、フラップ12fが、左フラップ12fAと右フラップ12fBとに分かれて中央領域12tの両側にそれぞれ独立して設けられているので、蓋部20を閉じて掩蓋片22の図心を押したときに、フラップ12fがつられて副板16(図1乃至図4に不図示、図5参照)に近づくように沈み込むことが抑制される。このため、引き出されたラップフィルム91fを、中央領域12tの近傍から脇板15に向かってラップフィルム91fの幅の実質的に端部まで一体に延びたフラップ12fと、掩蓋片端部22eの高さ方向の平均長さが長くなって歪みにくくなった掩蓋片22とでしっかりと挟むことができ、ラップフィルム91fの切断時の滑りを抑制することができる。切断された後にフラップ12fと掩蓋片22との間に挟まれているラップフィルム91fは、ストッパー50に付着しているため、ラップロール91rへの巻き戻りが防止される。また、次回ラップフィルム91fを使用する際に、蓋部20を開けると、フラップ12fが前板本体12bから浮いているので、フラップ12fに形成されたストッパー50に付着しているラップフィルム91fの先端も前板本体12bから浮くこととなり、摘みやすい。特に、ラップカートン1は、左右のフラップ12fの間にフラップ12fが形成されていないので、この隙間に指を入れることで容易にラップフィルム91fを摘むことができる。
以上で説明したように、本実施の形態に係るラップカートン1及びラップ入りカートン100によれば、掩蓋片端部22eの高さ方向の平均長さが、その内側で隣接する掩蓋片22の部分の高さ方向の平均長さよりも長く形成されているので、蓋部20の強度アップを図ることができる。また、切断刃23が二つ折りの折れ線状に形成されているので、ラップフィルム91fを幅の端部まで円滑に切断することができる。また、先端辺22tから続く接合片22jの一辺が、側蓋片25の下辺に概ね揃っているので、側蓋片25の下辺が何かに引っ掛かって側蓋片25がめくれてしまうことを抑制することができる。
以上の説明では、切断刃23がV字状(二つ折りの折れ線状)であるとしたが、いわゆる平刃と呼称される直線状でもよい。この場合、掩蓋片22の先端辺22tは、掩蓋片端部22eを除き、直線状(典型的には折曲辺21fに平行な直線状)となる。掩蓋片端部22eの高さ方向の長さを長くすることは、掩蓋片端部22eの高さ方向の長さが短くなりがちなV字状の切断刃23が用いられる場合に特に有用であるが、切断刃23が直線状の場合に適用しても、蓋部20の補強に資することとなり有用である。特に、直線状の切断刃23が用いられつつ、掩蓋片22の高さ方向の長さが軸線方向D全体にわたって比較的短く形成されている場合は、掩蓋片端部22eの高さ方向の長さを長くすることが有用である。なお、切断刃23が直線状に形成されている場合は、引き出されたラップフィルム91fを切断する際、一般に、ラップフィルム91fの幅の一端から他端に向けてラップフィルム91fが切断されることとなる。切断刃23がV字状(二つ折りの折れ線状)に形成されている場合であっても、ラップフィルム91fの幅の一端から他端に向けてラップフィルム91fを切断することが可能である。なお、切断刃23は、V字状(二つ折りの折れ線状)や平刃の他に、軸線方向Dの中央部がV字状(二つ折りの折れ線状)に形成されつつその外側が軸線方向Dに平行に形成してもよい。切断刃23の形状がいずれの場合も、ラップフィルム91fをその幅の一端から他端に向けて切断する場合に、掩蓋片端部22eの高さ方向の長さが長く形成されていると、蓋部20が歪みにくくなるため、カット性が向上する。
以上の説明では、切断刃23は、軸線方向Dの端部においてもすべての刃先が先端辺22tから出るように掩蓋片22に取り付けられていることとしたが、軸線方向Dの端部が掩蓋片端部22eに覆われるように、軸線方向Dに延長してもよい。この場合も、仮想直線VEが掩蓋片端部22eと交わることに変わりはない。切断刃23の軸線方向Dの端部が掩蓋片端部22eに覆われるようにすると、切断刃23と掩蓋片22との接合面積を大きくすることができ、切断刃23と掩蓋片22との接合強度を向上させることができる。他方、軸線方向Dの端部においてもすべての刃先が先端辺22tから出るような切断刃23の長さとすると、切断刃23の使用量を抑制することができる。
以上の説明では、突起先端辺15psと脇板頂辺17とを結ぶ一対の辺のうちの前板12側の辺が、脇板頂辺17から突起先端辺15psに近づくに連れて前板12から遠ざかるように突起先端辺15ps及び脇板頂辺17に対して斜めになっていることとしたが、突起先端辺15ps及び脇板頂辺17に対して直交していてもよい。しかしながら、突起15pを脇板頂辺17から分離しにくくする観点から突起15pが脇板頂辺17に接続する部分を長くしつつ、蓋部20の開閉を円滑にする観点から突起15pによるロック機能を確保できる範囲で所定の距離Snを大きくするために、突起15pが脇板頂辺17に接続されている長さよりも突起先端辺15psの長さの方が短くなるようにするとよい。
以上の説明では、突起先端辺15psが、脇板頂辺17に対して平行になっていることとしたが、前板12側について、突起15pが外側に突き出たときの側蓋片25のたわみに沿った輪郭になるように形成されていてもよい。例えば、突起先端辺15psは、前板12側の部分が、突起先端辺15psと脇板頂辺17との距離が前板12側ほど短くなるように緩やかな曲線状に形成されていてもよい。しかしながら、蓋部20を閉じたときの突起15pによるロック機能を確保する観点から、突起先端辺15psが、脇板頂辺17に対して平行になっていることが好ましい。
以上の説明では、前板12に一対のフラップ12fが形成されているとしたが、一方のフラップ12fが形成されていなくてもよく、あるいは3つ以上のフラップ12fが形成されていてもよく、さらに、設けられたフラップ12fの配置や大きさは適宜決定することができる。
以上の説明では、長尺物がラップフィルム91fであるとしたが、アルミホイルやクッキングシート等、ラップフィルム以外のものであってもよい。
1 ラップカートン
10 本体部
10h 開口面
12 前板
12f フラップ
12t 中央領域
13 底板
14 後板
15 脇板
15p 突起
15ps 突起先端辺
18 後板端辺
20 蓋部
21 蓋板
21f 折曲辺
22 掩蓋片
22e 掩蓋片端部
22j 接合片
22t 先端辺
23 切断刃
25 側蓋片
25d 凹部
25s 天側辺
91a 軸線
91f ラップフィルム
91r ラップロール
100 ラップ入りカートン
D 軸線方向
Sn 所定の距離
VE 仮想直線

Claims (6)

  1. 長尺物が巻かれて形成された細長い巻回体が収容される本体部であって、前記巻回体が収容されたときに前記巻回体の軸線が延びる方向である軸線方向に対して直交する方向に前記巻回体を出し入れ可能な開口面が形成された本体部と;
    前記本体部に連接された蓋部であって、前記巻回体を出し入れ可能なように前記開口面を露出させた状態と、前記開口面を閉塞した状態との間で移動可能な蓋部とを備え;
    前記本体部は、前記開口面に対向する底板と、前記開口面及び前記底板と交差する後板とを有し;
    前記蓋部は、前記後板の前記開口面と交わる辺である後板端辺に連接されて前記開口面を塞ぐ蓋板と、前記蓋板の前記後板端辺に対向する辺である折曲辺に連接された掩蓋片と、前記掩蓋片に取り付けられた切断刃とを有し;
    前記切断刃は、前記折曲辺に対向する辺である先端辺に沿って刃先が前記掩蓋片から出るように前記掩蓋片に取り付けられ;
    前記掩蓋片は、前記掩蓋片の前記軸線方向の端部である掩蓋片端部における前記先端辺が、前記蓋部を閉じた状態において前記軸線方向の内側よりも前記軸線方向の外側の方が前記底板に近づくように形成されると共に、前記掩蓋片端部のなかで前記切断刃の刃先前記先端辺から出ていない第1部分に対して前記軸線方向内側の前記掩蓋片端部に隣接する部分における前記切断刃の刃先の少なくとも1つの刃先と、当該刃先以外の前記切断刃の末端の刃先とを通る仮想線を想定したときに、前記仮想線を延長した仮想直線が前記掩蓋片端部と交わるように構成され;
    前記掩蓋片端部は、前記第1部分と、前記第1部分よりも前記軸線方向内側の第2部分であって、前記切断刃の末端の刃先が前記先端辺から出ている前記第2部分とを有する;
    巻回体収容箱。
  2. 前記掩蓋片端部における前記先端辺が弧状に形成された;
    請求項1に記載の巻回体収容箱。
  3. 前記軸線方向の中央部における前記先端辺及び前記切断刃が、前記蓋部を閉じた状態において、前記底板側に突出するように構成された;
    請求項1又は請求項2に記載の巻回体収容箱。
  4. 前記本体部は、前記後板に対向して前記開口面及び前記底板と交差する前板と、前記軸線方向に対して交差する位置に設けられて前記開口面及び前記底板並びに前記後板及び前記前板と交差する一対の脇板と、を有し;
    前記掩蓋片は、前記巻回体が前記本体部に収容されたときに、前記前板の前記開口面と交わる端辺である前板端辺に沿って、前記巻回体から引き出された前記長尺物を前記前板との間で前記長尺物の幅全体にわたって挟むことができる大きさに形成され;
    前記前板は、前記巻回体が前記本体部に収容されて前記蓋部が閉じられたときに前記巻回体から引き出された前記長尺物を前記掩蓋片との間で挟むことができる、前記前板端辺に沿って延びるフラップを有し;
    前記フラップは、前記蓋部が閉じられた状態で前記長尺物の幅の中央に対応する前記掩蓋片の部分を前記前板に向けて押したときに前記掩蓋片と前記前板とが接する範囲を中央領域としたときに、前記一対の脇板のうちの一方である第1の脇板と前記中央領域との間に設けられた第1のフラップと、前記第1の脇板に対向する第2の脇板と前記中央領域との間に設けられた第2のフラップと、を含んで構成され;
    前記第1のフラップは、前記中央領域の近傍から、前記第1の脇板に向かって前記長尺物の幅の実質的に端部まで一体に延びて形成され;
    前記第2のフラップは、前記中央領域の近傍から、前記第2の脇板に向かって前記長尺物の幅の実質的に端部まで一体に延びて形成された;
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の巻回体収容箱。
  5. 前記本体部は、前記後板に対向して前記開口面及び前記底板と交差する前板と、前記軸線方向に対して交差する位置に設けられて前記開口面及び前記底板並びに前記後板及び前記前板と交差する脇板を有し;
    前記脇板は、前記脇板の前記開口面と交わる辺である脇板頂辺に設けられて前記本体部の外側に突き出た突起であって、前記蓋部が閉じられた状態において先端が前記底板側を向いた突起を有し;
    前記蓋部は、前記蓋板及び前記掩蓋片に交差して連接されて前記蓋部を閉じた状態において前記突起を覆うと共に前記突起以外の前記脇板をも少なくとも一部は覆う側蓋片を有し;
    前記側蓋片は、前記蓋部の内側となる部分に設けられた段差形成片であって、前記蓋板と前記側蓋片との交線である天側辺との間に前記蓋部を閉じた状態において前記突起が嵌り込む隙間を形成する段差形成片を有し;
    前記突起は、先端に、前記脇板頂辺に沿って延びる突起先端辺が形成されると共に、前記突起先端辺の前記前板側の端部が前記前板に対して所定の距離を隔てて存在するように構成された;
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の巻回体収容箱。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の巻回体収容箱と;
    前記本体部に収容された巻回体とを備える;
    巻回体入り収容箱。
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