JP6540345B2 - Vehicle travel control method and vehicle travel control device - Google Patents
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Description
本発明は、車両走行制御方法及び車両走行制御装置に関する。 The present invention relates to a vehicle travel control method and a vehicle travel control device.
特許文献1には、エンジンの運転中に走行抵抗に対して要求トルクが微小となる所定減速状態の自動停止条件を満足する場合はエンジンを自動停止すべく制御するとともにこのエンジンの自動停止後にクラッチ断絶条件を満足する場合は発進クラッチを断絶状態にすべく制御する制御手段を有する自動始動停止装置が記載されている。
According to
エンジンと駆動輪との間の動力伝達を遮断して車両を走行させる惰性走行では、空気抵抗に代表される走行抵抗によって速度が低下する。このため、惰性走行の航続可能距離が走行抵抗によって短くなり、燃費低減効果が小さくなる。
本発明は、惰性走行の航続可能距離が走行抵抗により低下するのを緩和できる車両走行制御方法及び車両走行制御装置を提供することを目的とする。
In freewheeling in which the vehicle travels by interrupting power transmission between the engine and the drive wheels, the speed is reduced due to the traveling resistance represented by the air resistance. Therefore, the travelable distance of the inertia running becomes shorter due to the running resistance, and the fuel consumption reduction effect becomes smaller.
An object of the present invention is to provide a vehicle travel control method and a vehicle travel control device capable of alleviating a decrease in a cruising distance of inertial travel due to travel resistance.
本発明の一態様に係る車両走行制御方法では、所定条件が成立する場合にエンジンと駆動輪との間の動力伝達を遮断して車両を走行させる惰性走行を開始し、惰性走行時に、車両の前端部に設けられる開口から車両内に取り込まれる外気を開口の開閉機構により制限する。 In the vehicle travel control method according to one aspect of the present invention, the inertia travel is started to interrupt the power transmission between the engine and the drive wheels to drive the vehicle when the predetermined condition is satisfied, and Outside air taken into the vehicle from the opening provided at the front end is restricted by the opening and closing mechanism of the opening.
本発明の一態様によれば、惰性走行の航続可能距離が走行抵抗により低下するのを緩和できる。 According to one aspect of the present invention, it is possible to alleviate the decrease in the travelable distance of coasting due to travel resistance.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
(構成)
図1を参照する。車両1の内燃機関であるエンジン2の出力側には、トルクコンバータ3が設けられている。トルクコンバータ3の出力側には、ベルト式の無段階変速機4が接続されている。エンジン2から出力された回転駆動力は、トルクコンバータ3を介して無段階変速機4に入力され、所望の変速比によって変速された後に、ディファレンシャルギア5を介して駆動輪6a及び6bに伝達される。エンジン2には、エンジン始動を行うモータ7と、発電を行うオルタネータ8とが備えられている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
First Embodiment
(Constitution)
Please refer to FIG. A
モータ7は、例えばエンジン始動用のスタータモータであってもよく、スタータモータとは別に設けられたSSG(Separated starter generator)モータであってよい。モータ7は、エンジン始動命令に基づき、バッテリ9の供給する電力を用いてモータ7を駆動し、エンジンクランキングを行う。また、エンジン内に燃料が噴射され、その後、エンジン2が自立回転可能となるとモータ7を停止する。オルタネータ8は、エンジン2により回転駆動されることで発電し、発電した電力をバッテリ9等に供給する。
トルクコンバータ3は、低車速時にトルク増幅を行う。トルクコンバータ3は、ロックアップクラッチ10を有する。トルクコンバータ3は、車速が所定速度V1以上の場合、ロックアップクラッチ10を接続して、エンジン2の出力軸と無段階変速機4の入力軸との相対回転を規制する。所定速度V1は、例えば14km/h程度であってよい。
The motor 7 may be, for example, a starter motor for starting an engine, or may be an SSG (Separated starter generator) motor provided separately from the starter motor. The motor 7 drives the motor 7 using the power supplied from the battery 9 based on the engine start command to perform engine cranking. Further, fuel is injected into the engine, and then the motor 7 is stopped when the
The
無段階変速機4は、前後進切換機構11と、プライマリプーリ12及びセカンダリプーリ13と、プライマリプーリ12及びセカンダリプーリ13に掛け渡されたベルト14を備える。プライマリプーリ12及びセカンダリプーリ13の溝幅が油圧制御によって変化することで所望の変速比を達成する。
前後進切換機構11は、前進用クラッチ16及び後進用ブレーキ17を備える。前進用クラッチ16及び後進用ブレーキ17は、セカンダリプーリ13から伝達された回転を、それぞれ正方向(前進方向)及び逆方向(後進方向)に伝達するための摩擦締結要素である。前進用クラッチ16及び後進用ブレーキ17は、エンジン2の駆動力を駆動輪6a及び6bに伝達するクラッチの一例である。
また、無段階変速機4内には、エンジン2によって駆動されるオイルポンプ15が設けられている。エンジン作動時には、このオイルポンプ15を油圧源として、トルクコンバータ3のコンバータ圧やロックアップクラッチ10のクラッチ圧が供給される。
The continuously variable transmission 4 includes a forward / backward switching mechanism 11, a
The forward / reverse switching mechanism 11 includes a
Further, in the continuously variable transmission 4, an
また、このオイルポンプ15を油圧源として、無段階変速機4のプーリ圧や前進用クラッチ16及び後進用ブレーキ17のクラッチ締結圧が供給される。さらに、無段階変速機4には、オイルポンプ15とは別に電動オイルポンプ18が設けられており、後述するエンジン自動停止処理によってオイルポンプ15による油圧供給ができない場合には、電動オイルポンプ18が作動し、必要な油圧を各アクチュエータに供給可能に構成されている。よって、エンジン停止時であっても、作動油のリークを補償し、また、クラッチ締結圧を維持することができる。
Further, the pulley pressure of the continuously variable transmission 4 and the clutch engagement pressure of the
エンジン2の作動状態は、エンジンコントロールユニット20によって制御される。エンジンコントロールユニット20には、運転者によるアクセルペダル23の操作量を検出するアクセルペダル開度センサ24からのアクセルペダル操作量信号が入力される。アクセルペダル23は、運転者が操作して車両1の駆動力を指示する操作子の一例である。
さらにエンジンコントロールユニット20には、駆動輪6a及び6bにそれぞれ設けられた車輪速センサ29a及び29bにより検出された車輪速を示す車輪速信号が入力される。以下の説明において、車輪速センサ29a及び29bを総称して「車輪速センサ29」と表記することがある。なお、車輪速センサ29は、駆動輪以外の車輪に設けられてもよい。以下、駆動輪6a及び6b及び駆動輪以外の車輪を総称して「車輪6」と表記することがある。
The operating state of the
Further, to the
また、エンジンコントロールユニット20には、エンジン2のエンジン回転数Reを検出する回転数センサ2aから、エンジン回転数Reを示す回転数信号が入力される。
さらにエンジンコントロールユニット20には、エンジン2の冷却水温、エンジン2に供給される空気の吸気温度、空気流量、吸気管内絶対圧、クランク角等の信号が入力される。また、エンジンコントロールユニット20には、後述する変速機コントロールユニット30からの変速機状態信号が入力される。
エンジンコントロールユニット20は、上記各種信号に基づいて、エンジン2の始動を行いエンジン2の駆動力を制御する。エンジンコントロールユニット20は、上記各種信号に基づいて、エンジントルクの演算を行い、当該演算結果に基づいてエンジントルク指令値を決定する。エンジンコントロールユニット20は、当該指令値に基づいて吸入空気量、燃料噴射量、点火時期などのパラメータを制御することで、エンジン2の出力トルクを制御する。
Further, to the
Further, to the
The
さらに、エンジンコントロールユニット20には、運転者によるブレーキペダル21の操作によりオン信号を出力するブレーキスイッチ22からのブレーキ信号が入力される。ブレーキペダル21は、運転者が操作して車両1の制動力を指示する第2の操作子の一例である。
ブレーキペダル21の先には、マスタシリンダ25及びマスタバック27が設けられている。このマスタバック27は、エンジン2の吸気負圧を用いてブレーキ操作力を増幅する。エンジンコントロールユニット20には、ブレーキペダル21の操作量に基づいて生じるマスタシリンダ25のマスタシリンダ圧を検出するマスタシリンダ圧センサ26からのブレーキペダル操作量信号が入力される。また、エンジンコントロールユニット20には、マスタバック27内の負圧を検出する負圧センサ28からの負圧信号が入力される。
なお、マスタシリンダ圧センサ26に代えてブレーキペダルストローク量やブレーキペダル踏力を検出するセンサ、またはホイルシリンダ圧を検出するセンサ等を用いてブレーキペダル操作量を検出し、エンジンコントロールユニット20に入力してもよい。
エンジンコントロールユニット20は、上記各種信号に基づいて、後述するエンジン2の自動停止処理を実施する。
Further, the
At the tip of the
A brake pedal operation amount is detected using a sensor that detects a brake pedal stroke amount or a brake pedal depression force, a sensor that detects a wheel cylinder pressure, or the like instead of the master
The
図2を参照する。車両1は、方向指示器31a及び31bと、ステアリングホイール32と、ステアリングホイール32付近に設置されて方向指示器31a及び31bを操作するためのウインカスイッチ33と、車体コントロールユニット34を備える。なお、符号6c及び6dは駆動輪6a及び6b以外の車輪を示す。以下、方向指示器31a及び31bを総称して「方向指示器31」と表記することがある。
車体コントロールユニット34は、運転者によるウインカスイッチ33の操作を検出し、検出した操作に応じて方向指示器31を作動させる。車体コントロールユニット34は、方向指示器31の作動信号をエンジンコントロールユニット20に出力する。
Please refer to FIG. The
The vehicle
さらに、車両1は、シフトレバーのポジションを選択するシフトセレクタ35を備える。変速機コントロールユニット30は、エンジン作動状態を示すエンジン状態信号をエンジンコントロールユニット20から受信し、無段階変速機4の状態を示す変速機状態信号をエンジンコントロールユニット20へ送信する。
変速機コントロールユニット30は、これら信号と、シフトセレクタ35によって選択されたシフトレバーのポジションに応じて、無段階変速機4の変速比等を制御する。
Furthermore, the
The
図1を参照する。例えば変速機コントロールユニット30は、Dレンジが選択されているときは、前進用クラッチ16の接続を行うと共に、アクセルペダル開度と車速とに基づいて変速比マップから変速比を決定し、各プーリ圧を制御する。
以下の説明において、Dレンジが選択されることにより前進用クラッチ16が接続され、且つエンジン2へ燃料が供給された状態で車両1を走行させる前進走行を「Dレンジ走行」と表記することがある。
Please refer to FIG. For example, when the D range is selected, the
In the following description, forward travel for causing the
また、車速が所定速度V1未満のときはロックアップクラッチ10を解放しているが、所定速度V1以上のときはロックアップクラッチを接続して、エンジン2と無段階変速機4とを直結状態としている。
なお、エンジンコントロールユニット20、変速機コントロールユニット30及び車体コントロールユニット34は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、記憶装置等のCPU周辺部品とを含むコンピュータであってよい。本明細書で説明するこれらのコンピュータの各機能は、記憶装置に格納されたコンピュータプログラムを各々のCPUが実行することによって実装される。
When the vehicle speed is less than the predetermined speed V1, the
The
次に、車両1の車室内の気温を調整する空気調和装置と、エンジン2を冷却するエンジン冷却装置と、車体前端部に形成されたグリル開口部を開閉するグリル装置について説明する。図3を参照する。車両1は、空気調和装置40と、エンジン冷却装置60と、車体前端部に形成されたグリル開口部72を開閉するグリルシャッタ71を有するグリル装置70と、を備える。
空気調和装置40は、コンプレッサ41、室内熱交換器42、第1膨張弁43、室外熱交換器(凝縮器)44、冷房機能と暖房機能を切り替えるための切換弁45、第2膨張弁46、エバポレータ(蒸発器)47、アキュムレータ48が、この順序で冷媒配管49により接続されてなるヒートポンプサイクルを備える。
Next, an air conditioner for adjusting the temperature inside the vehicle compartment of the
The
車室内には空調ユニットケース50が、たとえばダッシュパネルの左右方向に沿って設けられ、空調ユニットケース50内に、ファンモータ52により回転する送風機51と、エバポレータ47と、室内熱交換器42が設けられている。送風機51の空気の吸込み口には、室外の空気と室内の空気とを切り換えるインテークドア53が回動自在に設けられ、内気導入と外気導入のモードが切り換えられる。
空調ユニットケース50の送風機51の下流にはエバポレータ47が設けられ、送風機51により導入された外気又は内気は全てエバポレータ47を通過する。ただし、後述するように空気調和装置40を暖房装置として使用する場合にはエバポレータ47には冷媒が循環しないので、吸引された空気は熱交換されることなくそのまま通過することになる。以下の説明において、空気調和装置40の冷媒を単に「冷媒」と表記する。
An air
An
空調ユニットケース50のエバポレータ47の下流には室内熱交換器42が設けられ、その前面には温調用ドア54が回動自在に設けられている。また、室内熱交換器42の側部には、流下した空気が当該室内熱交換器42を迂回する迂回路55が設けられ、温調用ドア54の開度を調節することで、室内熱交換器42を通過する空気量と迂回路55を通過する空気量との比率が調節され、これにより車室内へ供給する調和空気の温度が調節される。
An
一方、コンプレッサ41、第1膨張弁43、室外熱交換器44、切換弁45、第2膨張弁46、アキュムレータ48及び冷媒配管49の主要部は、車両前方のエンジンルーム内に配置されている。このうち、室外熱交換器44は、後述するグリル装置70のグリルシャッタ71の後部に配置され、さらにその後部には後述するエンジン冷却装置60のラジエータ63が配置されている。
On the other hand, the main parts of the
空気調和装置40を暖房装置として使用する場合は、切換弁45を開き、室外熱交換器44からの冷媒を、エバポレータ47を迂回させてアキュムレータ48に導く。アキュムレータ48は、余剰冷媒の貯留と気液分離を行いガス冷媒のみをコンプレッサ41へ戻すので、コンプレッサ41の回転駆動により圧縮されて高温高圧となったガス冷媒は、室内熱交換器42へ送られる。
When the
室内熱交換器42では、この高温高圧のガス冷媒と、送風機51によって室内熱交換器42に導入された空気との間で熱交換が行われ、車室内を空調する空調風が生成される。これと同時にガス冷媒が冷却されて液化する。この液化した冷媒は、第1膨張弁43によって急激に減圧されて低圧霧状冷媒となって室外熱交換器44へ送られ、室外熱交換器44で走行風等と熱交換することで気化されたのち、アキュムレータ48を介してガス冷媒のみが再びコンプレッサ41に戻される。
In the
また、空気調和装置40を冷房装置として使用する場合は、切換弁45を閉じ、室外熱交換器44からの冷媒をエバポレータ47に導く。そして、コンプレッサ41の回転駆動により圧縮されて高温高圧となったガス冷媒は、室内熱交換器42、第1膨張弁43を通過して室外熱交換器44へ送られる。ただし、温調用ドア54を閉じることにより送風機51による吸入空気を迂回路55へ導くなどして、低温の目標温度となるよう調節する。
When the
室外熱交換器44では、第1膨張弁43を通過した低圧霧状冷媒と、室外熱交換器44に導入される空気(走行風又はファン64による吸引空気)との間で熱交換が行われることにより、霧状冷媒が冷却されて液化される。この液化した冷媒は、第2膨張弁112によって急激に減圧されて低温低圧霧状冷媒となってエバポレータ47へ送られ、このエバポレータ47を通過する低温低圧霧状冷媒と、送風機51によってエバポレータ47に導入された空気との間で熱交換が行われ、エバポレータ47を通過する空気が冷却及び除湿される。なお、エバポレータ47を通過した低温低圧霧状冷媒は、一部または全部が気化されてガス冷媒となり、アキュムレータ48に戻される。
In the
一方、エンジン冷却装置60は、車両の走行駆動源として使用されるエンジン2を冷却するものであり、エンジン2の発熱部に接触するウォータジャケット61、エンジン2の冷却媒体である冷却水をウォータジャケット61に循環させるポンプ62、冷却水を冷却するラジエータ63が冷却水配管65により接続された冷却サイクルを備える。また、当該冷却サイクルは、ラジエータ63の熱交換を促進させるファン64をさらに備える。ポンプ62及びファン64は図示しないモータによりそれぞれ駆動する。以下の説明において、エンジン冷却装置60の冷却水を単に「冷却水」と表記する。
On the other hand, the
エンジン冷却装置60では、ラジエータ63により冷却された冷却水をエンジン2の発熱部に接触するウォータジャケット61に循環させることでエンジン2を冷却するが、エンジン2で発生した熱と熱交換することにより温められた冷却水は、ポンプ62によってラジエータ63に送り、走行風及び/又はファン64によってラジエータ63を通過する空気との間で熱交換を行うことで冷却水を冷却し、冷却された冷却水を再びエンジン2のウォータジャケット61に戻す。
In the
グリル装置70は、車体前端のグリル開口部72に設けられたグリルシャッタ71を有する。グリルシャッタ71は、車体の左右方向に延在する複数の平板状のフィンを有し、これらの複数のフィンは車体の上下方向に配列される。
図1を参照する。車両1は、エンジンコントロールユニット20に制御されるグリルシャッタ駆動部73を備える。グリルシャッタ駆動部73は、グリルシャッタ71を開閉駆動するためのモータアクチュエータを有し、グリルシャッタ71の開口率を100%(全開)〜0%(全閉)に調整する。グリルシャッタ71は、車両1の前端部に設けられる開口であるグリル開口部72の開閉機構に相当する。
また、車両1は、冷却水の温度Thを検出する温度センサ56と、冷媒の圧力P、いわゆるPd圧を検出する圧力センサ57を備える。エンジンコントロールユニット20には、温度センサ56からの冷却水温度信号及び圧力センサ57からの冷媒圧力信号が入力される。
The
Please refer to FIG. The
In addition, the
グリルシャッタ71が開いた状態では、走行風又はファン64の駆動による吸引空気によって、グリル開口部72から車体後方に空気が流れ、室外熱交換器44及びラジエータ63を通過する。これにより、冷媒及び冷却水が冷却される。一方で、グリルシャッタ71が閉じるとこの冷却作用が減少する。その代わりに、グリルシャッタ71を閉じた分だけ車両走行時の空気抵抗が小さくなる。すなわち走行抵抗が小さくなる。
In the state where the
(エンジンの自動停止処理)
次に、エンジン2の自動停止処理について説明する。自動停止処理とは、所定の条件が成立した場合に、エンジン2の自動停止と再始動を行う処理である。自動停止処理において、グリルシャッタ駆動部73は、エンジンコントロールユニット20による制御に従ってグリルシャッタ71を開閉する。
エンジンコントロールユニット20、変速機コントロールユニット30及びグリルシャッタ駆動部73は、エンジン2の自動停止処理を行う車両走行制御装置80を構成する。
(Engine automatic stop processing)
Next, the automatic stop process of the
The
図4に、車両走行制御装置80の機能構成を示す。車両走行制御装置80は、アイドルストップ制御部81と、惰性走行制御部82と、エンジン制御部83と、開閉制御部84を備える。
アイドルストップ制御部81は、車両1が停止時に、所定の条件が成立したときは、エンジンアイドリングを停止する、いわゆるアイドルストップ(アイドルリダクションとも呼ぶ)制御を行う。なお、アイドルストップ制御についての詳細な説明は省略する。
惰性走行制御部82は、車速が所定速度V1よりも早い速度閾値V2以上であっても、所定の惰性走行条件が成立する場合には、エンジン2への燃料供給を停止し、且つエンジン2の駆動力を駆動輪6a及び6bに伝達するための前進用クラッチ16を切り離し、その状態で車両1を走行させる。本明細書において、車速が速度閾値V2以上であり、エンジン2への燃料供給が停止し、かつ前進用クラッチ16を切り離した状態での走行を「第1惰性走行」と表記する。
惰性走行制御部82は、車輪速センサ29からの車輪速信号、アクセルペダル開度センサ24からのアクセルペダル操作量信号、マスタシリンダ圧センサ26からのブレーキペダル操作量信号、負圧センサ28からの負圧信号、バッテリ9の充電状態信号を受信する。惰性走行制御部82は、車輪速信号、アクセルペダル操作量信号、及び充電状態信号に基づいて、惰性走行条件が成立するか否かを判定する。
FIG. 4 shows a functional configuration of the vehicle
The idle
The inertia running
The inertia traveling
例えば次の4条件(A1)〜(A4)を全て満たす場合に、惰性走行条件が成立する。
(A1)車速が速度閾値V2以上である。速度閾値V2は30km/h程度でよい。
(A2)車速が速度V3以下である。例えば、速度V3は80km/h程度でよい。
(A3)運転者の加速意図がない。例えば、アクセル操作量(すなわちアクセル踏込量)がゼロになってから所定時間以上経過している場合に、この条件(A3)が成立すると判断してよい。所定時間は、運転者の加速意図がないことを判断するために設定されるアクセルペダル23が操作されない期間であり、例えば2秒でよい。
(A4)所定のアイドルストップ許可条件が成立する。アイドルストップ許可条件は、例えば、エンジン暖機中でなく且つバッテリ9の充電率が所定値以上であることであってよい。
For example, when all the following four conditions (A1) to (A4) are satisfied, the coasting condition is satisfied.
(A1) The vehicle speed is equal to or higher than the speed threshold V2. The speed threshold V2 may be about 30 km / h.
(A2) The vehicle speed is equal to or less than the speed V3. For example, the velocity V3 may be about 80 km / h.
(A3) There is no driver's intention to accelerate. For example, when a predetermined time or more has elapsed since the accelerator operation amount (i.e., the amount of depression of the accelerator) becomes zero, it may be determined that the condition (A3) is satisfied. The predetermined time is a period during which the
(A4) A predetermined idle stop permission condition is satisfied. The idle stop permission condition may be, for example, that the engine is not being warmed up and the charging rate of the battery 9 is equal to or higher than a predetermined value.
惰性走行条件が成立する場合には、惰性走行制御部82は第1惰性走行を許可し、エンジン停止命令をエンジン制御部83に出力する。
エンジン停止命令を受信したエンジン制御部83は燃料噴射を停止して、エンジン2への燃料供給を停止する。また、エンジン制御部83は、電動オイルポンプ18の作動禁止命令を無段階変速機4へ出力する。エンジン2の停止によりオイルポンプ15が停止し、さらに電動オイルポンプ18が作動しないため、前後進切換機構11の前進用クラッチ16が解放される。これにより、エンジン2と駆動輪6a及び6bとが切り離される。また、ロックアップクラッチ10も解放される。以上により、車両1の走行状態は、Dレンジ走行から第1惰性走行へ移行する。
When the inertia running condition is satisfied, the inertia running
The
第1惰性走行の間、惰性走行制御部82は、車輪速信号、アクセルペダル操作量信号、及び充電状態信号に基づいて、所定の終了条件が成立するか否かを判定する。終了条件が成立すると、惰性走行制御部82は第1惰性走行を禁止し、第1惰性走行を終了させる。例えば次の3条件(B1)〜(B3)のいずれかを満たす場合に、終了条件が成立する。
(B1)車速が速度閾値V2未満である。
(B2)運転者の加速意図がある。例えば、アクセルペダル23が踏まれた場合にこの条件(B2)が成立すると判断してよい。
(B3)アイドルストップ許可条件が成立しない。
During the first coasting, the coasting
(B1) The vehicle speed is less than the speed threshold V2.
(B2) There is a driver's intention to accelerate. For example, it may be determined that the condition (B2) is satisfied when the
(B3) The idle stop permission condition is not satisfied.
第1惰性走行を終了させる場合、惰性走行制御部82は、再始動命令をエンジン制御部83に出力する。再始動命令を受信したエンジン制御部83は、燃料噴射を再開してモータ7を駆動しエンジンクランキングを行う。エンジン2が始動すると、オイルポンプ15が作動することにより前後進切換機構11の前進用クラッチ16が接続される。
以上により、エンジン再始動及び前進用クラッチ16の再接続が完了し、車両1の走行状態は、第1惰性走行からDレンジ走行へ移行する。
このように、第1惰性走行によりエンジン停止機会が増えることによって車両1の燃費を向上させることができる。
When ending the first inertia running, the inertia running
As described above, the engine restart and the reconnection of the forward clutch 16 are completed, and the traveling state of the
Thus, the fuel consumption of the
第1惰性走行中はエンジン2が停止しており、エンジン2の運転によるエンジン2の発熱がないため、冷却水の上昇が小さくなるか、又は上昇しなくなる。したがって、エンジン冷却装置60の冷却作用が減少しても差し支えない。このため、開閉制御部84は、第1惰性走行中に、グリル開口部72から車両1内に取り込まれる外気をグリルシャッタ71により制限することにより、第1惰性走行中の空気抵抗を減らす。これによって、惰性走行の航続可能距離が走行抵抗により低下するのを緩和して、惰性走行の航続可能距離を伸ばすことができる。
Since the
例えば、開閉制御部84は、車両1の走行状態が第1惰性走行であり、且つ冷却水の温度Thが所定の許容閾値温度Ttより低い場合に、グリルシャッタ71によりグリル開口部72を閉じる。例えば、開閉制御部84は、車両1の走行状態が第1惰性走行でも冷却水の温度Thが許容閾値温度Tt以上の場合にグリルシャッタ71を開く。また開閉制御部84は、第1惰性走行終了時にグリルシャッタ71を開いてもよい。なお、以下の説明においてグリルシャッタ71によりグリル開口部72を閉じることを、単に「グリルシャッタ71を閉じる」と表記することがある。
For example, the opening /
また「グリル開口部72を閉じる」又は「グリルシャッタ71を閉じる」には、グリル開口部72の開口率が0%になるように完全にグリル開口部72を閉じることを意味する場合と、グリル開口部72の開口率が0%より大きく100%より小さな開口率になるように不完全にグリル開口部72を閉じることを意味する場合がある。
また「グリルシャッタ71を開く」には、100%の開口率で完全にグリル開口部72を開くことを意味する場合と、グリルシャッタ71を閉じた場合の開口率よりも大きく100%より小さな開口率で不完全にグリル開口部72を開くことを意味する場合がある。
Also, “close the
In addition, "to open the
(動作)
次に、第1実施形態に係る車両走行制御装置80の処理の一例を説明する。図5を参照する。
ステップS10において惰性走行制御部82は、惰行走行条件が成立するか否かを判断する。惰行走行条件が成立する場合(ステップS10:Y)に、処理はステップS11に進む。惰行走行条件が成立しない場合(ステップS10:N)に、惰性走行制御部82は第1惰性走行の開始を許可せずに処理をステップS10に戻す。
ステップS11において惰性走行制御部82は、エンジン停止命令をエンジン制御部83に出力することにより第1惰性走行を開始する。
(Operation)
Next, an example of processing of the vehicle
In step S10, the coasting
In step S11, the inertia running
ステップS12において温度センサ56は冷却水の温度Thを検出する。ステップS13において開閉制御部84は、冷却水の温度Thが許容閾値温度Ttより低いか否かを判断する。冷却水の温度Thが許容閾値温度Ttより低い場合(ステップS13:Y)に、処理はステップS14に進む。冷却水の温度Thが許容閾値温度Tt以上の場合(ステップS13:N)に、処理はステップS15に進む。
ステップS14において開閉制御部84は、グリルシャッタ71を閉じる。その後処理は終了する。ステップS15において開閉制御部84は、グリルシャッタ71を開く。その後処理は終了する。
In step S12, the
In step S14, the open /
(第1実施形態の効果)
(1)惰性走行制御部82は、所定の惰性走行条件が成立する場合にエンジン2と駆動輪6a及び6bとの間の動力伝達を遮断して車両1を走行させる第1惰性走行を開始する。開閉制御部84は、第1惰性走行時に、車両1の前端部に設けられるグリル開口部72から車両1に取り込まれる外気をグリルシャッタ71により制限する。このため、第1惰性走行中の空気抵抗が減り、惰性走行の航続可能距離が走行抵抗により低下するのを緩和して、惰性走行の航続可能距離を伸ばすことが可能になる。
(2)開閉制御部84は、第1惰性走行時に、グリルシャッタ71によりグリル開口部72を閉じる。このため、第1惰性走行中の空気抵抗が減り、惰性走行の航続可能距離が走行抵抗により低下するのを緩和して、惰性走行の航続可能距離を伸ばすことが可能になる。
(Effect of the first embodiment)
(1) The inertia running
(2) The open /
(変形例)
(1)車両走行制御装置80は、エンジン2へ燃料を供給してエンジン2を作動させつつ前進用クラッチ16を切り離した状態で車両1を惰性で走行させてもよい。本明細書において、エンジン2へ燃料を供給しつつ前進用クラッチ16を切り離した状態での走行を「第2惰性走行」と表記する。例えば、第2惰性走行中のエンジン2はアイドリング状態であってよい。
図6を参照する。第1実施形態と同じ構成要素には同じ参照符号を使用する。車両走行制御装置80は、エンジン2が作動する状態で前進用クラッチ16を切り離す解放信号と、エンジン2が作動する状態で切り離された前進用クラッチ16を接続する接続信号を無段階変速機4へ出力するクラッチ制御部85を備える。
(Modification)
(1) The vehicle
Please refer to FIG. The same reference numerals are used for the same components as in the first embodiment. The vehicle
惰性走行制御部82は、惰性走行条件が成立しても所定の第2惰性走行条件が成立する場合に、第1惰性走行に代えて第2惰性走行を実行してもよい。
第2惰性走行からDレンジ走行への移行にはエンジン2の再始動の必要がない。このため、第2惰性走行からDレンジ走行への移行に要する遅延時間は、第1惰性走行からDレンジ走行への移行に要する遅延時間に比べて短い。したがって、例えば、惰性走行制御部82は、惰性走行条件が成立しているが惰性走行を終了してDレンジ走行へ移行しそうな状況を検出した場合に、第2惰性走行条件が成立すると判断する。
The inertia running
It is not necessary to restart the
例えば、登り坂では惰性走行中の車両1の減速が大きいので車両1は再加速しやすい。このため、惰性走行制御部82は、車両1が登り坂を走行している場合に第2惰性走行条件が成立すると判断してよい。また、カーブの走行中にはアクセルペダル23が踏み込まれやすく惰性走行が終了しやすい。このため、惰性走行制御部82は、車両1がカーブ路を走行している場合に第2惰性走行を第2惰性走行条件が成立すると判断してよい。
For example, since the deceleration of the
また、上記の通り、第2惰性走行からDレンジ走行への移行に要する遅延時間は、第1惰性走行からDレンジ走行への移行に要する遅延時間に比べて短いため、第2惰性走行は、第1惰性走行と比べて運転者の操作に対する車両1の応答性の低下が少ない。したがって、例えば惰性走行制御部82は、惰性走行中に要求される運転者の操作に対する車両1の応答性よりも高い応答性が要求される走行状況(以下、単に「応答性が要求される走行状況」と表記する)を検出した場合に、第2惰性走行条件が成立すると判断する。これにより、惰性走行条件が成立しても応答性が要求される走行状況を検出した場合には、第2惰性走行を行うことにより、Dレンジ走行へ移行時間を短縮しつつ、エンジン2への要求トルクを減らして燃料消費を抑制することができる。
Further, as described above, since the delay time required for the transition from the second inertia running to the D range traveling is shorter than the delay time required for the transition from the first inertia running to the D range traveling, the second inertia running is The decrease in responsiveness of the
応答性が要求される走行状況の例は、車線変更や合流である。惰性走行制御部82は、車体コントロールユニット34からの作動信号に基づいて、方向指示器31が作動している場合に応答性が要求される走行状況を検出してよい。
応答性が要求される走行状況は、例えば危険回避のために操舵を行う状況であってもよい。惰性走行制御部82は、例えば運転者がクラクションを操作した場合に、応答性が要求される走行状況を検出してよい。また、惰性走行制御部82は、運転者の挙動の検出結果に応じて危険回避のために操舵を行う状況を検出してもよい。例えば、運転者の挙動は、危険の認識に伴い生じた運転者の姿勢の変化や体重移動として検出してよい。運転者の姿勢の変化や体重移動は、例えば荷重センサを用いて検出してよい。また、ステアリングホイール等に設けた脈拍計を用いて危険の認識に伴い生じた運転者の脈拍変化を検出することにより、危険回避のために操舵を行う状況を検出してもよい。
An example of a driving situation in which responsiveness is required is lane change or merging. The inertia running
The driving situation in which responsiveness is required may be, for example, a situation where steering is performed to avoid danger. For example, when the driver operates a horn, the coasting
第2惰性走行を実行する場合、惰性走行制御部82は、クラッチ解除命令をクラッチ制御部85へ出力し、アイドリング命令をエンジン制御部83へ出力する。クラッチ解除命令を受信したクラッチ制御部85は解放信号を無段階変速機4へ出力する。アイドリング命令を受信したエンジン制御部83は、エンジン回転数Reを低下させてエンジン2をアイドリング状態にする。
When executing the second inertia running, the inertia traveling
第2惰性走行中はエンジン2がアイドリング状態であり、エンジン2の作動によるエンジン2の発熱が少ないため、冷却水の上昇は小さい。したがって、エンジン冷却装置60の冷却作用が減少しても差し支えない。このため、開閉制御部84は、第1惰性走行中だけでなく第2惰性走行中にも、グリル開口部72から車両1内に取り込まれる外気を、グリルシャッタにより制限することにより、第1惰性走行中の空気抵抗を減らす。これによって、惰性走行の航続可能距離が走行抵抗により低下するのを緩和して、惰性走行の航続可能距離を伸ばすことが可能になる。
例えば、開閉制御部84は、車両1の走行状態が第2惰性走行であり、且つ冷却水の温度Thが所定の許容閾値温度Ttより低い場合にグリルシャッタ71を閉じる。例えば、開閉制御部84は、車両1の走行状態が第2惰性走行でも冷却水の温度Thが許容閾値温度Tt以上の場合にグリルシャッタ71を開く。また開閉制御部84は、第2惰性走行終了時にグリルシャッタ71を開いてもよい。
Since the
For example, the open /
(2)車両走行制御装置80は、無段階変速機4の以外の形式の自動変速機を採用した車両にも適用することができる。例えば、車両走行制御装置80は、平行軸歯車式の自動変速機を採用した車両にも適用することができる。また、車両走行制御装置80は、駆動源として内燃機関のみを備える車両にもハイブリッド車両にも適用することができる。
(3)第1惰性走行時に車両走行制御装置80は、電動オイルポンプ18の作動禁止命令の代わりに、前進用クラッチ16を積極的に解放する解放信号を無段階変速機4へ出力してもよい。
(2) The vehicle
(3) During the first inertia running, the vehicle
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態に係る車両走行制御装置80は、第1実施形態の変形例と同様に、惰性走行条件が成立し第2惰性走行条件が成立しない場合に第1惰性走行を実行し、惰性走行条件が成立し第2惰性走行条件が成立する場合に第2惰性走行を実行する。車両走行制御装置80は、第1惰性走行中及び第2惰性走行中に冷却水の温度Thが許容閾値温度より低ければグリル開口部72から取り込まれる外気をグリルシャッタ71により制限する。例えば、グリルシャッタ71を閉じる。反対に冷却水の温度Thが許容閾値温度以上であれば、グリルシャッタ71によるグリル開口部72からの外気の取り込み制限を緩和する。例えば、外気の取り込み制限を禁止する
ただし、第2惰性走行中は、燃料が供給されてエンジン2が作動していることによりエンジン2が発熱しているのでエンジン2を冷却する必要がある。このため、第2惰性走行中に使用する許容閾値温度Ttを、第1惰性走行中に使用する許容閾値温度Ttよりも低くする。
Second Embodiment
Next, a second embodiment will be described. As in the modification of the first embodiment, the vehicle
(構成)
第2実施形態に係る車両走行制御装置80の機能構成図は、図6に示した第1実施形態の変形例の機能構成図と同様である。
第1惰性走行時に開閉制御部84は、許容閾値温度Ttを所定の第1温度閾値Tt1に設定する。この結果、第1惰性走行時に開閉制御部84は、温度センサ56により検出した冷却水の温度Thが第1温度閾値Tt1より低い場合にグリルシャッタ71を閉じる。冷却水の温度Thが第1温度閾値Tt1以上の場合にグリルシャッタ71を開く。
第1惰性走行時に開閉制御部84は、許容閾値温度Ttを第1温度閾値Tt1より低い所定の第2温度閾値Tt2に設定する。この結果、第2惰性走行時に開閉制御部84は、冷却水の温度Thが第1温度閾値Tt1より低い第2温度閾値Tt2より低い場合にグリルシャッタ71を閉じる。冷却水の温度Thが第2温度閾値Tt2以上の場合にグリルシャッタ71を開く。
(Constitution)
The functional block diagram of the vehicle
During the first inertia running, the opening and
During the first inertia running, the opening /
(動作)
次に、第2実施形態に係る車両走行制御装置80の処理の一例を説明する。図7を参照する。ステップS20において惰性走行制御部82は、惰行走行条件が成立するか否かを判断する。惰行走行条件が成立する場合(ステップS20:Y)に、処理はステップS21に進む。惰行走行条件が成立しない場合(ステップS20:N)に、惰性走行制御部82は第1惰性走行及び第2惰性走行の開始を許可せずに処理をステップS20に戻す。
ステップS21において惰性走行制御部82は、第2惰性走行条件が成立するか否かを判断する。第2惰性走行条件が成立する場合(ステップS21:Y)に、処理はステップS24に進む。第2惰性走行条件が成立しない場合(ステップS21:N)に、処理はステップS22に進む。
(Operation)
Next, an example of processing of the vehicle
In step S21, the coasting
ステップS22において惰性走行制御部82は、エンジン停止命令をエンジン制御部83に出力することにより第1惰性走行を開始する。
ステップS23において開閉制御部84は、許容閾値温度Ttを所定の第1温度閾値Tt1に設定する。その後に処理はステップS26に進む。
ステップS24において惰性走行制御部82は、クラッチ解除命令をクラッチ制御部85へ出力し、アイドリング命令をエンジン制御部83へ出力する。この結果、前進用クラッチ16が切り離されるとともにエンジン2がアイドリング状態になり第2惰性走行が開始する。
ステップS25において開閉制御部84は、許容閾値温度Ttを第1温度閾値Tt1より低い第2温度閾値Tt2に設定する。その後に処理はステップS26に進む。
ステップS26〜S29の処理は、図5を参照して説明したステップS12〜S15の処理と同様である。
In step S22, the inertia running
In step S23, the open /
In step S24, the inertia running
In step S25, the open /
The processes of steps S26 to S29 are similar to the processes of steps S12 to S15 described with reference to FIG.
(第2実施形態の効果)
冷却水はグリル開口部72から取り込まれた外気により冷却される。惰性走行制御部82は、惰性走行条件が成立し第2惰性走行条件が成立しない場合に第1惰性走行を実行し、惰性走行条件が成立し第2惰性走行条件が成立する場合に第2惰性走行を実行する。温度センサ56は、冷却水の温度Thを検出する。第1惰性走行時に開閉制御部84は、検出した冷却水の温度Thが第1温度閾値Tt1より低い場合にグリル開口部72から取り込まれる外気をグリルシャッタ71により制限し、検出した冷却水の温度Thが第1温度閾値Tt1以上の場合にグリルシャッタ71によるグリル開口部72からの外気の取り込み制限を緩和する。第2惰性走行時に開閉制御部84は、検出した冷却水の温度Thが第1温度閾値Th1より低い第2温度閾値Th2より低い場合にグリル開口部72から取り込まれる外気をグリルシャッタ71により制限し、検出した冷却水の温度Thが第2温度閾値Th2以上の場合にグリルシャッタ71によるグリル開口部72からの外気の取り込み制限を緩和する。
このため、作動中のエンジン2が発熱している第2惰性走行では、冷却水の温度Thが比較的低い第2温度閾値Tt2に至ったらグリル開口部72からの外気の取り込み制限を緩和して冷却水を冷やすことにより第2惰性走行中のエンジン2の冷却要求を満足することが可能になる。一方で、エンジン2が停止している第1惰性走行では、冷却水の温度Thが比較的高い第1温度閾値Tt1に至るまでグリル開口部72からの外気の取り込みを制限して空気抵抗を減らすことにより、惰性走行の航続可能距離を伸ばすことができる。このようにして、エンジン2の冷却要求を満たしつつ、惰性走行の航続可能距離をできるだけ伸ばすことができる。
(Effect of the second embodiment)
The cooling water is cooled by the outside air taken in from the
For this reason, in the second inertia running mode in which the
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を説明する。第1惰性走行中はエンジン2が停止しており、エンジン2の運転によるエンジン2の発熱がないため、冷却水の温度上昇が小さくなるか、又は上昇しなくなる。また、第2惰性走行中はエンジン2がアイドリング状態であり、エンジン2の作動によるエンジン2の発熱が少ないため、冷却水の温度上昇は小さい。
したがって、グリル開口部72から取り込まれる外気が制限されることにより室外熱交換器44がラジエータ63で熱交換した空気に曝されても、冷媒の温度上昇による空気調和装置40の空調能力の低下は少ない。
このため、第3実施形態に係る車両走行制御装置80は、空気調和装置40を動作させて車室内の気温を調整していても、グリル開口部72から取り込まれる外気をグリルシャッタ71により制限する。
Third Embodiment
Next, a third embodiment will be described. Since the
Therefore, even if the
For this reason, the vehicle
(構成)
第3実施形態に係る車両走行制御装置80の機能構成図は、図6に示した第1実施形態の変形例の機能構成図と同様である。例えば、開閉制御部84は、空気調和装置40を動作させて車室内の気温を調整していてもグリルシャッタ71を閉じてよい。
なお、第2惰性走行中は、燃料が供給されてエンジン2が作動していることによりエンジン2が発熱しているのでラジエータ63の温度が上昇しやすい。このため、グリル開口部72から取り込まれる外気が制限されることにより、ラジエータ63で熱交換した空気に室外熱交換器44が曝されて冷媒の温度が上昇し、空気調和装置40の空調能力が低下するおそれがある。
(Constitution)
The functional block diagram of the vehicle
During the second inertia running, the temperature of the
このため、第2惰性走行中は、圧力センサ57により検出された冷媒の圧力Pが所定の許容閾値圧力Tpより小さい場合に限りグリル開口部72から取り込まれる外気をグリルシャッタ71により制限してもよい。すなわち、圧力Pが所定の許容閾値圧力Tp以上の場合には、グリルシャッタ71によるグリル開口部72からの外気の取り込み制限を緩和してよい。例えば、外気の取り込み制限を禁止してよい。
なお、第1惰性走行中は、エンジン2の作動によるエンジン2の発熱がない。このため、グリル開口部72から取り込まれる外気を制限しても、ラジエータ63で熱交換した空気に室外熱交換器44が曝されることによって空気調和装置40の空調能力が低下するおそれが少ない。このため、第1惰性走行中は、冷媒の圧力Pに関わらずグリル開口部72から取り込まれる外気をグリルシャッタ71により制限してもよい。
Therefore, even if the pressure P of the refrigerant detected by the
During the first inertia running, there is no heat generation of the
(動作)
次に、空気調和装置を動作させて車室内の気温を調整している間に行われる第3実施形態に係る車両走行制御装置80の処理の一例を説明する。ステップS30において惰性走行制御部82は、惰行走行条件が成立するか否かを判断する。惰行走行条件が成立する場合(ステップS30:Y)に、処理はステップS31に進む。惰行走行条件が成立しない場合(ステップS30:N)に、惰性走行制御部82は第1惰性走行及び第2惰性走行の開始を許可せずに処理をステップS30に戻す。
(Operation)
Next, an example of processing of the vehicle
ステップS31において惰性走行制御部82は、第2惰性走行条件が成立するか否かを判断する。第2惰性走行条件が成立する場合(ステップS31:Y)に、処理はステップS37に進む。第2惰性走行条件が成立しない場合(ステップS31:N)に、処理はステップS32に進む。
ステップS32において惰性走行制御部82は、エンジン停止命令をエンジン制御部83に出力することにより第1惰性走行を開始する。その後、ステップS33において温度センサ56は冷却水の温度Thを検出する。ステップS34において開閉制御部84は、冷却水の温度Thが許容閾値温度Ttより低いか否かを判断する。
In step S31, the inertia running
In step S32, the inertia running
冷却水の温度Thが許容閾値温度Ttより低い場合(ステップS34:Y)に、処理はステップS35に進む。冷却水の温度Thが許容閾値温度Tt以上の場合(ステップS34:N)に、処理はステップS36に進む。
ステップS35において開閉制御部84は、グリルシャッタ71を閉じる。その後処理は終了する。ステップS36において開閉制御部84は、グリルシャッタ71を開く。その後処理は終了する。
一方、ステップS37において惰性走行制御部82は、クラッチ解除命令をクラッチ制御部85へ出力し、アイドリング命令をエンジン制御部83へ出力する。この結果、前進用クラッチ16が切り離されるとともにエンジン2がアイドリング状態になり第2惰性走行が開始する。
If the cooling water temperature Th is lower than the allowable threshold temperature Tt (step S34: Y), the process proceeds to step S35. If the temperature Th of the cooling water is equal to or higher than the allowable threshold temperature Tt (step S34: N), the process proceeds to step S36.
In step S35, the open /
On the other hand, in step S37, the inertia running
ステップS38において圧力センサ57は冷媒の圧力Pを検出する。ステップS39において開閉制御部84は、圧力センサ57は冷媒の圧力Pが許容閾値圧力Tpより低いか否かを判断する。冷媒の圧力Pが許容閾値圧力Tpより低い場合(ステップS39:Y)に処理はステップS33へ進む。冷媒の圧力Pが許容閾値圧力Tp以上の場合(ステップS39:N)に処理はステップS36へ進む。
In step S38, the
(第3実施形態の効果)
第3実施形態において車両走行制御装置80は、空気調和装置40を動作させて車室内の気温を調整していても、グリル開口部72から取り込まれる外気をグリルシャッタ71により制限する。第1惰性走行中及び第2惰性走行中はラジエータ63の温度上昇は小さい。したがって、グリル開口部72から取り込まれる外気が制限されることにより室外熱交換器44がラジエータ63で熱交換した空気に曝されても、冷媒の温度上昇による空気調和装置40の空調能力の低下は少ない。このため、空気調和装置40による空調要求を満たしながら、グリル開口部72から取り込まれる外気を制限して空気抵抗を減らすことにより、惰性走行の航続可能距離を伸ばすことができる。
(Effect of the third embodiment)
In the third embodiment, the vehicle
(第4実施形態)
次に、第4実施形態を説明する。第1惰性走行中はエンジン2が停止しており、エンジン2の運転によるエンジン2の発熱がないため、冷却水の温度上昇が小さくなるか、又は上昇しなくなる。これに対し、第2惰性走行中は、燃料が供給されてエンジン2が作動していることによりエンジン2が発熱しているので冷却水の温度が上昇しやすい。
このため、第4実施形態に係る車両走行制御装置80は、グリル開口部72から取り込まれる外気をグリルシャッタ71により制限する際に、第2惰性走行中のグリル開口部72の第2開口率R2を第1惰性走行中のグリル開口部72の第1開口率R1より大きくする。これにより、第2惰性走行中は、第1惰性走行中よりもグリル開口部72から取り込まれる外気によって冷却水を冷却する冷却作用を増大させる。
Fourth Embodiment
Next, a fourth embodiment will be described. Since the
Therefore, when the vehicle
(構成)
図9を参照する。第1実施形態の変形例と同じ構成要素には同じ参照符号を使用する。車両走行制御装置80は、グリル開口部72の開口率Rを制御する開口率制御部86を備える。
第1惰性走行中、開口率制御部86は、グリル開口部72の開口率Rとして0%以上の第1開口率R1を設定する。一方、第2惰性走行中、開口率制御部86は、グリル開口部72の開口率Rとして第1開口率R1よりも大きく100%以下の第2開口率R2を設定する。開閉制御部84は、グリル開口部72の開口率Rが開口率制御部86により設定された値になるように、グリルシャッタ71を駆動する。
(Constitution)
Please refer to FIG. The same reference numerals are used for the same components as in the modification of the first embodiment. The vehicle
During the first inertia running, the opening
(動作)
次に、第4実施形態に係る車両走行制御装置80の処理の一例を説明する。ステップS40の処理は、図7を参照して説明したステップS20の処理と同様である。
ステップS41において惰性走行制御部82は、第2惰性走行条件が成立するか否かを判断する。第2惰性走行条件が成立する場合(ステップS41:Y)に、処理はステップS44に進む。第2惰性走行条件が成立しない場合(ステップS41:N)に、処理はステップS42に進む。
ステップS42の処理は、図7を参照して説明したステップS22の処理と同様である。その後に処理はステップS43に進む。ステップS43において開口率制御部86は、グリル開口部72の開口率Rとして第1開口率R1を設定する。その後に処理はステップS46へ進む。
(Operation)
Next, an example of processing of the vehicle
In step S41, the coasting
The process of step S42 is the same as the process of step S22 described with reference to FIG. Thereafter, the process proceeds to step S43. In
ステップS44の処理は、図7を参照して説明したステップS24の処理と同様である。その後に処理はステップS45に進む。ステップS45において開口率制御部86は、グリル開口部72の開口率Rとして第2開口率R2を設定する。その後に処理はステップS46へ進む。
ステップS46において開閉制御部84は、グリル開口部72の開口率Rが開口率制御部86により設定された値になるように、グリルシャッタ71を駆動する。
The process of step S44 is the same as the process of step S24 described with reference to FIG. Thereafter, the process proceeds to step S45. In step S45, the aperture
In step S46, the opening and
(第4実施形態の効果)
冷却水はグリル開口部72から取り込まれた外気により冷却される。惰性走行制御部82は、惰性走行条件が成立し第2惰性走行条件が成立しない場合に第1惰性走行を実行し、惰性走行条件が成立し第2惰性走行条件が成立する場合に第2惰性走行を実行する。開口率制御部86及び開閉制御部84は、グリルシャッタ71により、第2惰性走行時におけるグリル開口部72の開口率R2を第1惰性走行時におけるグリル開口部72の開口率R1よりも大きくなるように調整する。
このため、作動中のエンジン2が発熱している第2惰性走行では、比較的大きな第2開口率R2でグリル開口部72を開いて第2惰性走行中のエンジン2の冷却要求を満足することが可能になる。一方で、エンジン2が停止している第1惰性走行では、グリル開口部72の開口率を比較的小さな第1開口率R1にすることによりグリル開口部72からの外気の取り込みを制限して空気抵抗を減らすことにより、惰性走行の航続可能距離を伸ばすことができる。このようにして、エンジン2の冷却要求を満たしつつ、惰性走行の航続可能距離をできるだけ伸ばすことができる。
(Effect of the fourth embodiment)
The cooling water is cooled by the outside air taken in from the
Therefore, in the second inertia running mode in which the
(変形例)
(1)第1実施形態の変形例と第4実施形態とを組あわせてもよい。例えば、第1惰性走行中に冷却水の温度Thが所定の許容閾値温度Ttより低い場合に、グリル開口部72の開口率を、第1開口率R1よりも小さな所定の第3開口率R3にし、第1惰性走行中に冷却水の温度Thが所定の許容閾値温度Tt以上になったら、グリル開口部72の開口率を第1開口率R1にしてもよい。第2惰性走行中に冷却水の温度Thが所定の許容閾値温度Ttより低い場合に、グリル開口部72の開口率を、第2開口率R2よりも小さな所定の第4開口率R4にし、第2惰性走行中に冷却水の温度Thが所定の許容閾値温度Tt以上になったら、グリル開口部72の開口率を第2開口率R2にしてもよい。第3開口率R3は、第4開口率R4と等しくてもよく異なっていてもよい。例えば第4開口率R4は第3開口率R3よりも大きくてもよい。
または例えば、第1惰性走行中に冷却水の温度Thが所定の許容閾値温度Ttより低い場合にグリル開口部72の開口率を第1開口率R1にし、第1惰性走行中に冷却水の温度Thが所定の許容閾値温度Tt以上になったら、グリル開口部72の開口率を第1開口率R1よりも大きな所定の第5開口率R5にしてもよい。第2惰性走行中に冷却水の温度Thが所定の許容閾値温度Ttより低い場合にグリル開口部72の開口率を第2開口率R2にし、第2惰性走行中に冷却水の温度Thが所定の許容閾値温度Tt以上になったら、グリル開口部72の開口率を第2開口率R2よりも大きな所定の第6開口率R6にしてもよい。第5開口率R5は、第6開口率R6と等しくてもよく異なっていてもよい。例えば第6開口率R6は第5開口率R5よりも大きくてもよい。
(Modification)
(1) The modification of the first embodiment may be combined with the fourth embodiment. For example, when the temperature Th of the cooling water is lower than the predetermined allowable threshold temperature Tt during the first inertia running, the opening ratio of the
Alternatively, for example, when the temperature Th of the cooling water is lower than the predetermined allowable threshold temperature Tt during the first inertia running, the opening ratio of the
(2)第2実施形態と第4実施形態とを組あわせてもよい。例えば、第1惰性走行中に冷却水の温度Thが第1温度閾値Tt1より低い場合にグリル開口部72の開口率を第3開口率R3にし、第1惰性走行中に冷却水の温度Thが第1温度閾値Tt1以上になったら、グリル開口部72の開口率を第1開口率R1にしてもよい。第2惰性走行中に冷却水の温度Thが第2温度閾値Tt2より低い場合にグリル開口部72の開口率を第4開口率R4にし、第2惰性走行中に冷却水の温度Thが第2温度閾値Tt2以上になったら、グリル開口部72の開口率を第2開口率R2にしてもよい。
または例えば、第1惰性走行中に冷却水の温度Thが第1温度閾値Tt1より低い場合にグリル開口部72の開口率を第1開口率R1にし、第1惰性走行中に冷却水の温度Thが第1温度閾値Tt1以上になったら、グリル開口部72の開口率を第5開口率R5にしてもよい。第2惰性走行中に冷却水の温度Thが第2温度閾値Tt2より低い場合にグリル開口部72の開口率を第2開口率R2にし、第2惰性走行中に冷却水の温度Thが第2温度閾値Tt2以上になったら、グリル開口部72の開口率を第6開口率R6にしてもよい。
(2) The second embodiment and the fourth embodiment may be combined. For example, when the temperature Th of the cooling water is lower than the first temperature threshold Tt1 during the first inertia running, the opening ratio of the
Alternatively, for example, when the temperature Th of the cooling water is lower than the first temperature threshold Tt1 during the first inertia running, the opening ratio of the
(3)第3実施形態と第4実施形態とを組あわせてもよい。例えば、第1惰性走行中に空気調和装置40を動作させて車室内の気温を調整し、冷却水の温度Thが許容閾値温度Ttより低い場合にグリル開口部72の開口率を第3開口率R3にしてもよい。第1惰性走行中に空気調和装置40を動作させて車室内の気温を調整し、冷却水の温度Thが許容閾値温度Tt以上になった低い場合にグリル開口部72の開口率を第1開口率R1にしてもよい。第2惰性走行中に空気調和装置40を動作させて車室内の気温を調整し、冷却水の温度Thが許容閾値温度Ttより低く、冷媒の圧力Pが許容閾値圧力Tpより小さい場合にグリル開口部72の開口率を第4開口率R4にしてもよい。第2惰性走行中に空気調和装置40を動作させて車室内の気温を調整し、且つ冷却水の温度Thが許容閾値温度Tt以上になるか又は冷媒の圧力Pが許容閾値圧力Tpより大きくなった場合にグリル開口部72の開口率を第2開口率R2にしてもよい。
(3) The third embodiment and the fourth embodiment may be combined. For example, the
または例えば、第1惰性走行中に空気調和装置40を動作させて車室内の気温を調整し、冷却水の温度Thが許容閾値温度Ttより低い場合にグリル開口部72の開口率を第1開口率R1にしてもよい。第1惰性走行中に空気調和装置40を動作させて車室内の気温を調整し、冷却水の温度Thが許容閾値温度Tt以上になった場合にグリル開口部72の開口率を第5開口率R5にしてもよい。第2惰性走行中に空気調和装置40を動作させて車室内の気温を調整し、冷却水の温度Thが許容閾値温度Ttより低く、冷媒の圧力Pが許容閾値圧力Tpより小さい場合にグリル開口部72の開口率を第2開口率R2にしてもよい。第2惰性走行中に空気調和装置40を動作させて車室内の気温を調整し、且つ冷却水の温度Thが許容閾値温度Tt以上になるか又は冷媒の圧力Pが許容閾値圧力Tpより大きくなった場合にグリル開口部72の開口率を第6開口率R6にしてもよい。
Alternatively, for example, the
1…車両、2…エンジン、2a…回転数センサ、3…トルクコンバータ、4…無段階変速機、5…ディファレンシャルギア、6a〜6b…駆動輪、6c〜6d…車輪、7…モータ、8…オルタネータ、9…バッテリ、10…ロックアップクラッチ、11…前後進切換機構、12…プライマリプーリ、13…セカンダリプーリ、14…ベルト、15…オイルポンプ、16…前進用クラッチ、17…後進用ブレーキ、18…電動オイルポンプ、19…回転数センサ、20…エンジンコントロールユニット、21…ブレーキペダル、22…ブレーキスイッチ、23…アクセルペダル、24…アクセルペダル開度センサ、25…マスタシリンダ、26…マスタシリンダ圧センサ、27…マスタバック、28…負圧センサ、29a〜29b…車輪速センサ、30…変速機コントロールユニット、31a〜31b…方向指示器、32…ステアリングホイール、33…ウインカスイッチ、34…車体コントロールユニット、35…シフトセレクタ、40…空気調和装置、41…コンプレッサ、42…室内熱交換器、43…第1膨張弁、44…室外熱交換器、45…切換弁、46…第2膨張弁、47…エバポレータ、48…アキュムレータ、49…冷媒配管、50…空調ユニットケース、51…送風機、52…ファンモータ、53…インテークドア、54…温調用ドア、55…迂回路、56…温度センサ、57…圧力センサ、60…エンジン冷却装置、61…ウォータジャケット、62…ポンプ、63…ラジエータ、64…ファン、65…冷却水配管、70…グリル装置、71…グリルシャッタ、72…グリル開口部、73…グリルシャッタ駆動部、80…車両走行制御装置、81…アイドルストップ制御部、82…惰性走行制御部、83…エンジン制御部、84…開閉制御部、85…クラッチ制御部、86…開口率制御部
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記惰性走行時に、前記車両の前端部に設けられる開口から前記車両内に取り込まれ前記エンジンの冷却媒体を冷却する外気を、前記開口の開閉機構により制限し、
前記冷却媒体の媒体温度を検出し、
前記惰性走行のうち前記エンジンへの燃料供給を停止して走行する第1惰性走行時には、検出した前記媒体温度が第1温度閾値より低い場合に前記開口から取り込まれる外気を前記開閉機構により制限し、検出した前記媒体温度が前記第1温度閾値以上の場合に前記開閉機構による前記開口からの外気の取り込み制限を緩和し、
前記惰性走行のうち前記エンジンへ燃料を供給して走行する第2惰性走行時には、検出した前記媒体温度が前記第1温度閾値より低い第2温度閾値より低い場合に前記開口から取り込まれる外気を前記開閉機構により制限し、検出した前記媒体温度が前記第2温度閾値以上の場合に前記開閉機構による前記開口からの外気の取り込み制限を緩和する、
ことを特徴とする車両走行制御方法。 When the predetermined condition is satisfied, the inertia transmission is started to cut off the power transmission between the engine and the drive wheels to make the vehicle travel.
Wherein during coasting, the outside air from the opening provided in the front end portion you cool the cooling medium of the engine incorporated into the vehicle of the vehicle, to limit the closing mechanism of the opening,
Detecting the temperature of the cooling medium;
At the time of the first inertia running that stops the fuel supply to the engine among the inertia running, outside air taken in from the opening is restricted by the opening / closing mechanism when the detected medium temperature is lower than the first temperature threshold. And relaxing the restriction on taking in air from the opening by the opening / closing mechanism when the detected medium temperature is equal to or higher than the first temperature threshold value;
During the second coasting mode, in which fuel is supplied to the engine and travels during the coasting mode, the outside air taken in from the opening is detected when the detected medium temperature is lower than the second temperature threshold lower than the first temperature threshold. The restriction is performed by the opening and closing mechanism, and when the detected medium temperature is equal to or higher than the second temperature threshold, the restriction on the outside air intake from the opening by the opening and closing mechanism is alleviated
A vehicle travel control method characterized in that.
前記惰性走行時に、前記車両の前端部に設けられる開口から前記車両内に取り込まれ前記エンジンの冷却媒体を冷却する外気を、前記開口の開閉機構により制限し、The open / close mechanism of the opening restricts outside air taken into the vehicle from the opening provided at the front end of the vehicle and cooling the engine cooling medium during the coasting,
前記開閉機構によって前記開口の開口率を調整し、前記惰性走行のうち前記エンジンへ燃料を供給して走行する第2惰性走行時の前記開口率を、前記惰性走行のうち前記エンジンへの燃料供給を停止して走行する第1惰性走行時の前記開口率よりも大きくする、The opening ratio of the opening is adjusted by the opening and closing mechanism, and the opening ratio at the second inertia running by supplying fuel to the engine in the inertia running is set to the fuel supply to the engine at the inertia running. To make the aperture ratio larger than that during the first inertia running by stopping the
ことを特徴とする車両走行制御方法。A vehicle travel control method characterized in that.
エンジンと駆動輪との間の動力伝達を遮断して車両を走行させる惰性走行時に、前記アクチュエータを制御して、前記開口から取り込まれ前記エンジンの冷却媒体を冷却する外気を制限するコントローラと、
前記冷却媒体の媒体温度を検出するセンサと、を備え、
前記コントローラは、
前記惰性走行のうち前記エンジンへの燃料供給を停止して走行する第1惰性走行時には、検出した前記媒体温度が第1温度閾値より低い場合に前記開口から取り込まれる外気を前記開閉機構により制限し、検出した前記媒体温度が前記第1温度閾値以上の場合に前記開閉機構による前記開口からの外気の取り込み制限を緩和し、
前記惰性走行のうち前記エンジンへ燃料を供給して走行する第2惰性走行時には、検出した前記媒体温度が前記第1温度閾値より低い第2温度閾値より低い場合に前記開口から取り込まれる外気を前記開閉機構により制限し、検出した前記媒体温度が前記第2温度閾値以上の場合に前記開閉機構による前記開口からの外気の取り込み制限を緩和する、ことを特徴とする車両走行制御装置。 An actuator provided at a front end of the vehicle for driving an opening and closing mechanism for opening and closing an opening for taking in outside air into the vehicle;
A controller at the time of coasting to drive the vehicle by interrupting the power transmission between the engine and the drive wheels, by controlling the actuator, taken from the opening to limit the outside air you cool the cooling medium of the engine,
A sensor for detecting a medium temperature of the cooling medium ;
The controller
At the time of the first inertia running that stops the fuel supply to the engine among the inertia running, outside air taken in from the opening is restricted by the opening / closing mechanism when the detected medium temperature is lower than the first temperature threshold. And relaxing the restriction on taking in air from the opening by the opening / closing mechanism when the detected medium temperature is equal to or higher than the first temperature threshold value;
During the second coasting mode, in which fuel is supplied to the engine and travels during the coasting mode, the outside air taken in from the opening is detected when the detected medium temperature is lower than the second temperature threshold lower than the first temperature threshold. A vehicle travel control device characterized by limiting by the opening and closing mechanism, and limiting the intake of outside air from the opening by the opening and closing mechanism when the detected medium temperature is higher than the second temperature threshold .
エンジンと駆動輪との間の動力伝達を遮断して車両を走行させる惰性走行時に、前記アクチュエータを制御して、前記開口から取り込まれ前記エンジンの冷却媒体を冷却する外気を制限するコントローラと、を備え、A controller that controls the actuator to limit the outside air taken from the opening and cools the cooling medium of the engine during inertia running to shut off the power transmission between the engine and the drive wheels to run the vehicle; Equipped
前記コントローラは、前記惰性走行のうち前記エンジンへ燃料を供給して走行する第2惰性走行時の前記開口の開口率が、前記惰性走行のうち前記エンジンへの燃料供給を停止して走行する第1惰性走行時の前記開口の開口率よりも大きくなるように前記アクチュエータを制御することを特徴とする車両走行制御装置。The controller is configured such that the opening ratio of the opening during second inertia running during which the fuel travels by supplying fuel to the engine during the inertia running is stopped by stopping the fuel supply to the engine during the inertia running. (1) A vehicle travel control device characterized in that the actuator is controlled so as to be larger than the opening ratio of the opening during coasting.
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JP2015155109A JP6540345B2 (en) | 2015-08-05 | 2015-08-05 | Vehicle travel control method and vehicle travel control device |
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