JP6539602B2 - クローラ式フォークリフト - Google Patents
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Description
図1は本発明の一実施形態に係るクローラ式フォークリフトの全体構造を表す左側面図、図2は平面図、図3は正面図、図4は右側面図である。以降、運転席に着いたオペレータの前側(図2中左側)、後側(図2中右側)、左側(図2中下側)、右側(図2中上側)をクローラ式フォークリフトの前、後、左、右とし、それぞれ単に前側、後側、左側、右側と記載する。
走行体10はクローラ式であり、トラックフレーム11、従動輪(アイドラ)12、駆動輪13、クローラ(履帯)14及び走行モータ15を備えている。トラックフレーム11は、図示していないが上方から見てH型に形成されており、左右両側の前端近傍に従動輪12、後端近傍に駆動輪13を回転自在に支持している(図5では旋回体20が反転した状態を表している)。左右の駆動輪13の軸にはそれぞれ走行モータ15の出力軸が連結されている。クローラ14は左右両側において従動輪12及び駆動輪13に掛け回されている。また、トラックフレーム11の中央部には上部に旋回輪25が設けられている。走行モータ15には電動アクチュエータを用いることもできるが、本実施形態では油圧アクチュエータが用いてある。
旋回体20は、旋回フレーム21、運転室22、カウンタウェイト23及び外装カバー24を備えている。
図5は一部破断して荷役装置の全容を表したフォークリフトの左側面図である。同図に示したように、荷役装置30は、ブーム31、ブームシリンダ32、リフト装置(伸縮マスト)33及びフォーク34を備えている。以降、図5のようにリフト装置33を上下に起立させた姿勢(フォーク34の荷受面を水平にした姿勢)を荷役装置30の基本姿勢とする。本実施形態ではブーム上げ動作及びブーム下げ動作によって、基本姿勢に対してフォーク34が上に設定角度(例えば12度)、下に設定角度(例えば9度)だけチルトするようになっている。
本実施形態に係るフォークリフトを用いて荷役作業を行う場合、オペレータは運転席26で操作装置27を適宜操作して、まず走行体10を駆動して運搬物(不図示)に正対するように機体を移動させる。その後、ブーム31及びリフト装置33を適宜駆動し、フォーク34を運搬物の下側に潜り込ませて運搬物を持ち上げる。運搬物を持ち上げたら、必要に応じてフォーク34を下げて重心を下げたりブーム上げ動作によってリフト装置33を後傾させたりして荷役装置30の姿勢を整えた上で、走行体10及び旋回体20を駆動して荷下し場所に機体を移動させる。荷下し場所に到着したら、ブーム31、リフト装置33及び旋回体20を適宜駆動して運搬物を下してフォーク34を抜き取る。このような作業を適宜繰り返して荷役作業を進める。
(1)コンパクト性
本実施形態に係るフォークリフトは、走行体10に対して旋回体20が旋回する構成であって、この旋回体20に対してブーム31を介してリフト装置33を連結し、リフト装置33そのものをブーム上げ動作及びブーム下げ動作によって上下に動かせる新規構成のフォークリフトである。
基本姿勢時にはリフト装置33の一部がクローラ14の上面よりも低位置にあるため、そのまま旋回させるとクローラ14にリフト装置33が干渉する。それに対し、本実施形態ではブーム上げ動作によってリフト装置33そのものを持ち上げることで、リフト装置33とクローラ14との干渉を回避し、フォークリフトながら旋回体20の旋回動作を実現することができる。特に本実施形態ではブーム31を旋回フレーム21に対して連結する軸36を旋回フレーム21の本体部、本実施形態では運転室22のフロア面22aよりも高位置に配置したことにより、軸36を中心とするリフト装置33の下端部の回動直径を大きくとることができ、リフト装置33のリフト量を大きくとることができる。そのため、余裕を持ってリフト装置33とクローラ14との干渉を回避することができる。
一般的なホイール式のフォークリフトと異なり、クローラ式であるため不整地や瓦礫の散乱した現場等の路面状態の悪い現場でも稼働することができる。加えて、旋回体20の旋回機能を確保したことにより、図6及び図7に示したように走行体10に対して旋回体20を横向きにして移動することができる。例えば走行体10の幅を大きく超える長尺物Wを運搬するようなとき、旋回体20を横向きにして長尺物Wの長手方向に走行すれば、機体全長の短さも相俟って図6のように幅の狭い通路でも長尺物Wを運搬することができる。また、旋回体20の後端が走行体10の幅から出ないので、機体後方に気を配る負担も軽減される。このように一般的なフォークリフトに比べて汎用性が向上するので、災害現場等でも活躍が期待できる。また、リモコン等によって遠隔操作ができるようにすれば、人間が立ち入れない場所での活躍も期待できる。
また、旋回体20が走行方向を向いた状態でクローラ14が邪魔して旋回体20の左右部分の下部構造物へのアクセスがし難い場合、旋回体20を横向きにすれば左右のクローラ14の間から容易にアクセスできるようになる。このように旋回機能を持つことによってメンテナンス性の向上も期待できる。例えば本実施形態の場合、機体右側部分にタンク29等が配置してあるので、例えば作動油配管の点検等に有効である。
一般のフォークリフトでは運搬物の下部にフォークを挿し込んだら、リフト動作に加えてチルト動作をして運搬物を若干後傾させて走行動作に移行する。それに対し、本実施形態ではブーム上げ動作でチルト動作及びリフト動作を兼ねることができる。従って、リフト装置33を駆動して運搬物を高く持ち上げる必要がない場合、リフト動作及びチルト動作をブーム上げ動作の1工程で行うことができ、走行動作へ移行するのに要する手順を減らして作業効率を向上させることができる。
本実施形態では特殊形状のブーム31を採用したことで、リフト装置33の下端部近くにブーム31が連結されていてリフト装置33の支持構造の安定性が良い。これによりリフト装置33の支持支点が低位置になり、重量物を持ち上げた際のモーメントを効率的に受けることができる。また、グランドレベルにある運搬物を運搬する場合、フォーク34を挿し込むのに大きな押し込み力が必要なとき、ブーム31からリフト装置33に押し込み力が加わる点がフォーク34の高さに近いので、フォーク34に対する押し込み力の伝達効率も良い。ブーム31の前半部分(ほぼ鉛直に延びる部分)がリフト装置33のアウタマスト41の下部に沿って延びているので、ブーム31に対してリフト装置33を前後寸法の短いブラケット41a,41bで固定することができ、リフト装置33の支持強度も高い。
フォークリフトをクローラ式にする場合、油圧ショベルを用いることができるが、単にフロント作業機の代わりに旋回体にリフト装置を取り付けた構成としたとき、リフト装置の下部がクローラ間に来るように構成すると、旋回動作を可能にするためには特許文献1のフォークリフトのようにリフト装置自体をリフトアップさせる大掛かりなリーダ装置を取り付けなければならない。それに対し、本実施形態ではブーム31を介して旋回体20とリフト装置33とを連結したことにより、リフト装置33の昇降機能のためにリーダ装置のような大掛かりな装置を必要とせず、部品点数や機体重量を抑えることができる。
ブーム31の先端が前方に少し曲がっているので、リフト装置33に既製品を用いた場合、特殊なブラケットを用いなくても既製品に取り付けられている既存のブラケットに対して無理なくブーム31を連結することができる。これにより、既製のリフト装置33を殆ど無加工で取り付けることができ、効率的に製作することができる。製作コストも抑えられる。
Claims (4)
- 左右のクローラを有する走行体と、前記走行体の上部に旋回可能に設けた旋回体と、前記旋回体に設けられた運転室と、前記旋回体に取り付けた荷役装置とを備えたクローラ式フォークリフトにおいて、
前記荷役装置は、
前記旋回体の左右方向に延びる軸を介して前記旋回体に連結されたブームと、
前記旋回体及び前記ブームに両端が連結されたブームシリンダと、
前記ブームに支持された伸縮マストと、
前記伸縮マストに取り付けられたフォークとを備え、
前記ブーム及び前記旋回体を連結する前記軸が、前記旋回体の前縁と旋回中心との間であって前記運転室の左右の一方側の位置に配置されており、
前記伸縮マストが、
前記ブームに連結されたアウタマストと、
前記アウタマストの内側に設置されて前記アウタマストに沿って昇降すると共に、前記フォークが上下方向にスライド可能に取り付けられたインナマストと、
前記インナマストと共に上下に移動する動滑車と、
一端が前記アウタマストに、他端が前記フォークにそれぞれ接続されていて、中間部分が前記動滑車に掛けられたチェーンと、
前記インナマストを昇降させるアクチュエータとを含んで構成されており、
前記ブームが、前記ブームシリンダとの連結部まで基端部から立ち上がった後、前記旋回体よりも低く前記左右のクローラの間の位置まで下方に延びるように鋭角に折れ曲がった形状をしており、
前記ブームの先端部に前記伸縮マストの下部が連結されていて、前記フォークの荷受面を水平にした状態で前記伸縮マストの少なくとも一部が前記左右のクローラの間に位置するように構成されていることを特徴とするクローラ式フォークリフト。 - 請求項1に記載のクローラ式フォークリフトにおいて、前記ブームが、先端が前方に折れ曲がっていることを特徴とするクローラ式フォークリフト。
- 請求項1に記載のクローラ式フォークリフトにおいて、前記ブーム及び前記旋回体を連結する前記軸が、前記運転室のフロア面よりも高位置に配置されていることを特徴とするクローラ式フォークリフト。
- 請求項1に記載のクローラ式フォークリフトにおいて、上から見て前記旋回体の後縁の旋回軌跡が前記走行体の幅に収まっていることを特徴とするクローラ式フォークリフト。
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