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JP6535948B2 - 日除け吊り具 - Google Patents

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JP6535948B2
JP6535948B2 JP2015060617A JP2015060617A JP6535948B2 JP 6535948 B2 JP6535948 B2 JP 6535948B2 JP 2015060617 A JP2015060617 A JP 2015060617A JP 2015060617 A JP2015060617 A JP 2015060617A JP 6535948 B2 JP6535948 B2 JP 6535948B2
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Description

本発明は、日除け吊り具に関する。
従来から、簾やタープ等の日除けを吊り下げる日除け吊り具が知られている。この種の日除け吊り具は、サッシに取り付けられるベース部と、ベース部から片持ち状に延設されたアーム部と、アーム部に連設されて日除けが吊り下げられるフック部と、を備えている(例えば、下記特許文献1参照)。
ところで、上述した日除け吊り具では、日除けが強風等で煽られた場合に、日除けがフック部から脱落するのを抑制するために、アーム部に連設された前後一対のフック部間を架け渡す架橋部材を備える構成が知られている(例えば、下記特許文献2参照)。
この構成によれば、日除けが強風等で煽られてフック部の先端部を乗り越えた場合であっても、日除けが架橋部材に引っ掛かったままの状態で日除け吊り具に保持されるので、日除けが脱落するのを抑制できるとされている。
特許第4603174号公報 特開2002−159393号公報
しかしながら、上述した特許文献2の構成にあっては、架橋部材をフック部に装着する場合には、架橋部材の両端部に配設されたピンを、対応するフック部に形成された嵌合孔内にそれぞれ嵌合させる必要がある。そのため、構成が複雑になるとともに、着脱操作が煩雑であるという課題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、構成の簡素化及び操作性の向上を図った上で、日除けの脱落を抑制できる日除け吊り具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る日除け吊り具は、サッシに取り付けられるベース部と、前記ベース部から片持ち状に延設されたアーム部と、前記アーム部の前端部に連設され、日除けが吊り下げられるフック部と、前記フック部との間に前記日除けの挿入口を形成するとともに、前記挿入口を開閉可能に変形するストッパ部と、を備え、前記ストッパ部は、弾性変形可能とされるとともに、前記挿入口を閉塞する閉位置に向けて付勢され、前記フック部は、前記アーム部の前端部から下方に延設された下方延設部と、前記下方延設部の後方で上方に向けて延びる立ち上がり部と、前記下方延設部と前記立ち上がり部との間で前記立ち上がり部よりも下方に窪むとともに、前記日除けの位置決めを行う保持凹部と、を備え、前記立ち上がり部は、前記保持凹部から後方、かつ上方に向けて延在していることを特徴とする。
この構成によれば、挿入口を開閉するストッパ部を備えているため、フック部から離脱する離脱方向への日除けの移動をストッパ部により規制できる。これにより、日除けが強風に煽られる等した場合であっても、日除けがフック部から脱落するのを抑制できる。
また、ストッパ部が挿入口を開閉可能に変形するため、従来のように日除けの着脱の度に架橋部材をフック部に着脱する構成に比べて構成の簡素化を図るとともに、着脱時の操作性を向上させることができる。
また、ストッパ部が閉位置に向けて付勢されているため、日除けを挿入口に向けて押し込むことで、ストッパ部が開位置に向けて弾性変形してストッパ部とフック部との間が押し広げられる。これにより、挿入口が開位置となり、フック部内に日除けを挿入できる。一方、日除けが挿入口を通過した後は、ストッパ部が自動的に閉位置に復元することになる。これにより、着脱時の操作性をより向上させることができる。
さらに、保持凹部内で日除けを保持することで、フック部内での日除けの位置決めを行うことができる。これにより、フック部での日除けのがたつきを抑制し、日除けの離脱方向への移動を未然に規制でき、日除けのフック部からの脱落を確実に抑制できる。
本発明に係る日除け吊り具は、サッシに取り付けられるベース部と、前記ベース部から片持ち状に延設されたアーム部と、前記アーム部の前端部に連設され、日除けが吊り下げられるフック部と、前記フック部との間に前記日除けの挿入口を形成するとともに、前記挿入口を開閉可能に変形するストッパ部と、を備え、前記ストッパ部は、弾性変形可能とされるとともに、前記挿入口を閉塞する閉位置に向けて付勢され、前記フック部は、前記アーム部の前端部から下方に延設された下方延設部と、前記下方延設部の下端縁から後方に直線状に延設された後方延設部と、前記後方延設部の後端縁から上方に延びる立ち上がり部と、を備え、前記立ち上がり部は、後方に向かうに従い上方に向けて傾斜して延在した後、さらに上方に向けて延在していることを特徴とする。
本発明に係る日除け吊り具において、前記フック部には、前記日除けの前記挿入口側への移動を規制する突起部が配設されていてもよい。
この構成によれば、日除けが強風に煽られる等してフック部から挿入口側(以下、離脱方向という)に移動した場合に、突起部に引っ掛かることで、日除けの離脱方向への移動が未然に規制される。これにより、日除けのフック部からの脱落を確実に抑制できる。
本発明に係る日除け吊り具において、前記フック部における前記日除けを支持する支持面には、滑り止め部材が配設されていてもよい。
この構成によれば、フック部内で日除けを移動し難くすることができるので、日除けの離脱方向への移動が未然に規制される。これにより、日除けのフック部からの脱落を確実に抑制できる。
本発明に係る日除け吊り具において、前記ストッパ部は、前記アーム部から前記立ち上がり部の上端部に向けて片持ちで延在していてもよい。
本発明に係る日除け吊り具において、前記ストッパ部は、閉位置において前記フック部に係合可能とされていてもよい。
この構成によれば、ストッパ部が閉位置においてフック部に係合されることで、ストッパ部が不意に開方向に変形するのを抑制できる。これにより、日除け部がフック部から脱落するのを確実に抑制できる。
本発明に係る日除け吊り具によれば、構成の簡素化及び操作性の向上を図った上で、日除けの脱落を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る日除け吊り具の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る日除け吊り具の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る日除け吊り具の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る日除け吊り具の部分断面図である。 本発明の第3実施形態に係る日除け吊り具の部分断面図である。 本発明の第3実施形態に係る日除け吊り具の部分断面図である。 本発明の第3実施形態に係る日除け吊り具の部分断面図である。 本発明の第4実施形態に係る日除け吊り具の部分断面図である。 本発明の第4実施形態に係る日除け吊り具の部分断面図である。 本発明の第5実施形態に係る日除け吊り具の部分断面図である。 本発明の第5実施形態に係る日除け吊り具の部分断面図である。 本発明の第6実施形態に係る日除け吊り具の部分断面図である。 本発明の第7実施形態に係る日除け吊り具の部分断面図である。 本発明の第7実施形態に係る日除け吊り具の部分断面図である。 本発明の第7実施形態に係る日除け吊り具の部分断面図である。 実施形態の他の構成に係る日除け吊り具の部分断面図である。 実施形態の他の構成に係る日除け吊り具の部分断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
[日除け吊り具]
図1は日除け吊り具の斜視図であり、図2は日除け吊り具の断面図である。
図1、図2に示すように、本実施形態の日除け吊り具1は、窓や網戸等のサッシSに取り付けられ、簾やタープ等の日除けWを吊り下げ支持するものであって、金属材料や樹脂材料により構成されている。なお、日除け吊り具1は、サッシSのうち幅方向に間隔をあけて複数箇所に取り付けられ、日除けWを複数箇所で支持する。但し、各日除け吊り具1は、それぞれ同様の構成からなるため、以下の説明では一の日除け吊り具1について説明する。
日除け吊り具1は、サッシSに着脱可能に取り付けられるベース部11と、ベース部11から片持ち状に延設されたアーム部12と、アーム部12に連設されたフック部13と、を備えている。なお、以下の説明では、日除け吊り具1が、サッシSの上枠S1に屋外側に向けて取り付けられた状態を例にして説明する。また、以下の説明では、日除け吊り具1のうち、屋外側を前方、室内側を後方という場合がある。
ベース部11は、断面視において上方に向けて開口するU字状を呈し、その内側に上枠S1が収容可能とされている。ベース部11の前板21には、締結部材22が螺合されるねじ孔23が幅方向に間隔をあけて一対配設されている。ベース部11は、上枠S1を収容した状態で、締結部材22が締め付けられることで、締結部材22と後板24との間に上枠S1を挟持する。なお、ベース部11は、後板24に形成された貫通孔25に図示しない締結部材を通して上枠S1に直接取り付けることも可能である。
アーム部12は、上述した前板21の上端部のうち、幅方向の中央部から前方に向けて直線状に延設されている。
フック部13は、断面視において上方に向けて開口するJ字状を呈し、その基端部がアーム部12の前端部に片持ち状に連設されている。フック部13は、日除けWの上部骨材W1が内側に引っ掛けられ、日除けWを吊り下げ支持する。具体的に、フック部13は、アーム部12の前端部から下方に向けて延設された下方延設部31と、下方延設部31の下端縁から後方に向けて延設された後方延設部32と、後方延設部32の後端縁に連設され、上方に向けて延びる立ち上がり部33と、を有している。なお、図示の例において、フック部13のうち、下方延設部31は下方に向かうに従い後方に向けて傾斜している。また、立ち上がり部33は、後方に向かうに従い上方に向けて傾斜して延在した後、さらに上方に向けて延在している。
ここで、アーム部12とフック部13との間には、フック部13との間に日除けWの挿入口30を形成するとともに、挿入口30を開閉するストッパ部41が配設されている。ストッパ部41は、断面視でL字状を呈する板ばねである。具体的に、ストッパ部41は、アーム部12に連結される連結部42と、連結部42に連設され、立ち上がり部33の先端部に向けて付勢されたばね部43と、を有している。
連結部42は、アーム部12の下面に沿って前後方向に延設されるとともに、アーム部12にリベット44等を介して連結されている。なお、図示の例において、連結部42の先端部(前端部)は、上述した立ち上がり部33の先端縁よりも前方に位置している。
ばね部43は、連結部42の先端部から下方に向かうに従い後方に向けて延在し、連結部42との連結部分を起点にして厚さ方向(前後方向)に弾性変形可能とされている。この場合、ばね部43は、先端部が立ち上がり部33の先端縁に最も近接(又は当接)する閉位置と、立ち上がり部33の先端縁から離間する開位置と、の間を弾性変形するとともに、閉位置に向けて付勢されている。なお、ばね部43の先端縁と、立ち上がり部33の先端縁と、の間に形成される隙間が、上述した挿入口30を構成している。すなわち、フック部13は、日除けWの取付部W1が挿入口30を通して後方から挿入されることで、その内側で取付部W1を保持する。
また、本実施形態では、閉位置において、ばね部43の先端縁は立ち上がり部33の先端縁との間に取付部W1が通過しない程度の隙間をあけて配置されている。これにより、ばね部43の変形時におけるばね部43と立ち上がり部33との干渉を抑制し、挿入口30に対して前方及び後方へのばね部43の変形を許容している。但し、ばね部43の先端部が、フック部13の内側又は外側において、立ち上がり部33の先端部よりも下方に位置し、前後方向から見た平面視で立ち上がり部33の先端部と重なり合っても構わない。
[作用]
次に、上述した日除け吊り具1の作用を説明する。
まず、日除け吊り具1をサッシSの上枠S1に取り付ける。具体的には、ベース部11の内側に上枠S1を進入させた状態で、締結部材22を締め付ける。これにより、上枠S1がベース部11内で締結部材22と後板24との間に挟持されることで、日除け吊り具1がサッシSに取り付けられる。
次に、フック部13内に日除けWの取付部W1を引っ掛ける。具体的には、アーム部12の下面と立ち上がり部33の先端縁との間を通して日除けWの取付部W1をフック部13内に向けた挿入方向に押し込むと、ストッパ部41のばね部43が開方向(図示の例では前方)に向けて押し込まれる。すると、ばね部43が連結部42との連結部分を起点に後方に弾性変形することで、ばね部43と立ち上がり部33との間の隙間が押し広げられる。これにより、ばね部43が開位置に移行して挿入口30が開放される。そして、取付部W1がフック部13内に進入し、フック部13内に日除けWの取付部W1が引っ掛けられる。
ここで、日除けWの取付部W1が挿入口30を通過すると(フック部13内に進入すると)、ストッパ部41のばね部43が閉位置に向けて復元変形する。これにより、挿入口30のうち、ばね部43と立ち上がり部33との隙間が縮小し、挿入口30が閉塞される。以上により、日除け吊り具1の取り付け作業が完了し、日除けWがフック部13に吊り下げられる。
また、日除けWをフック部13から取り外す際は、例えば指等によってばね部43を例えば前方(開方向)に向けて押し込み、ばね部43と立ち上がり部33との間の隙間を押し広げ、挿入口30を開放する。この状態で、挿入口30を通してフック部13内から取付部W1を引き出す。これにより、日除けWがフック部13から取り外される。なお、ばね部43を後方に向けて押し込み、ばね部43と立ち上がり部33との間の隙間を押し広げても構わない。この場合、取付部W1をフック部13から引き出す際に、取付部W1を介してばね部43を後方に直接押し込んでも構わない。
このように、本実施形態では、挿入口30を閉塞するストッパ部41を備えているため、フック部13から離脱する離脱方向への日除けWの移動をストッパ部41(ばね部43)により規制できる。これにより、日除けWが強風に煽られる等した場合であっても、日除けWがフック部13から脱落するのを抑制できる。
また、ストッパ部41が挿入口30を開閉可能に変形するため、従来のように日除けWの着脱の度に架橋部材をフック部に着脱する構成に比べて構成の簡素化を図るとともに、着脱時の操作性を向上させることができる。特に、ストッパ部41(ばね部43)がフック部13の先端部に向けて付勢されているため、日除けWの取付部W1を挿入方向に向けて押し込むだけでストッパ部41が開位置に移動し、取付部W1が挿入口30を通過した後、ストッパ部41が自動的に閉位置に復元することになる。そのため、操作性の更なる向上を図ることができる。
また、本実施形態では、フック部13とストッパ部41とを別部材で構成することで、フック部13の構成材料に依存せずにストッパ部41の構成材料を選択できる。そのため、ストッパ部41の設計の自由度を向上させ、ばね部43の付勢力が調整し易くなる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図3は第2実施形態に係る日除け吊り具1の断面図である。なお、以下の説明では、上述した実施形態と対応する構成については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図3に示すように、本実施形態の日除け吊り具1において、立ち上がり部33の先端部には、フック部13内(前方)に向けて突出する突起部50が配設されている。この突起部50は、断面視において前方に向けて凸の半円形状を呈し、立ち上り部33の幅方向全体に亘って延設されている。なお、突起部50は、立ち上がり部33の幅方向に間隔をあけて複数配設してもよく、立ち上がり部33の幅方向における一箇所に配設してもよい。また、突起部50は、フック部13と一体的に形成してもよく、フック部13と別体で形成してもよい。
この構成によれば、日除けW(取付部W1)が強風に煽られる等してフック部13からの離脱方向に移動した場合に、突起部50に引っ掛かることで、日除けWの離脱方向への移動が未然に規制される。これにより、日除けWのフック部13からの脱落を確実に抑制できる。
なお、突起部50の断面視形状は、半円形状に限らず、図4に示すような三角形状や矩形状等、種々の形状を採用することが可能である。但し、半円形状や三角形状のように、突起部50が上下方向の中央部に向かうに従い漸次前方に向けて延在する形状とすることで、挿入口30を通してフック部13に対して取付部W1を着脱する際に、突起部50の外周面に沿って取付部W1が案内され易くなる。すなわち、突起部50が取付部W1の着脱時におけるガイドとしての機能も有することになるので、突起部50を配設したことにより取付部W1の着脱操作が阻害されるのを抑制できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図5は第3実施形態に係る日除け吊り具1の部分断面図である。なお、以下の説明では、上述した実施形態と対応する構成については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図5に示すように、本実施形態の日除け吊り具1において、フック部13の内面(支持面)には、フック部13の内面よりも摩擦抵抗の大きい滑り止め部材55が配設されている。滑り止め部材55は、例えばゴム材料からなるシート状のものであって、フック部13の内面全体に亘って配設されている。なお、フック部13の内面における滑り止め部材55の配設範囲は、適宜設計変更が可能である。すなわち、滑り止め部材55は、フック部13の内面において、一部分に配設したり、間欠的に配設したりすることも可能である。
この構成によれば、フック部13内で取付部W1を移動し難くすることができるので、日除けWの離脱方向への移動が未然に規制される。これにより、日除けWのフック部13からの脱落を確実に抑制できる。
なお、上述した第3実施形態では、滑り止め部材55の表面を平坦面とした場合について説明したが、これに限られない。例えば図6に示す滑り止め部材56のように、表面に凸部56aを有する構成であっても構わない。また、図7に示す滑り止め部材57のように、凸部57aが頂部に向かうに従いフック部13の後方延設部32に向けて延在する構成(取付部W1の離脱方向とは逆向きに延在する構成)としても構わない。なお、図6、図7に示す滑り止め部材56,57は、フック部13と一体で形成しても、フック部13と別体で形成しても構わない。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図8は第4実施形態に係る日除け吊り具1の部分断面図である。なお、以下の説明では、上述した実施形態と対応する構成については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図8に示す日除け吊り具1において、フック部13のうち下方延設部31と立ち上がり部33との間に、下方(フック部13の外方)に向けて窪む保持凹部61が形成されている。保持凹部61は、下方に向けて凸の半円形状を呈し、取付部W1を前後方向及び下方から保持する。なお、保持凹部61の前後方向における開口幅は、フック部13の前後方向における開口幅よりも十分に小さく、取付部W1の厚さよりも僅かに大きくなっている。
この構成によれば、保持凹部61内で取付部W1を保持することで、フック部13内での取付部W1の位置決めを行うことができる。これにより、フック部13内での取付部W1のがたつきを抑制し、日除けWの離脱方向への移動を未然に規制でき、日除けWのフック部13からの脱落を確実に抑制できる。
なお、保持凹部61の断面視形状は、半円形状に限らず、図9に示すような三角形状や矩形状等、種々の形状を採用することが可能である。但し、半円形状や三角形状のように、保持凹部61が前後方向の中央部に向かうに従い漸次下方に向けて延在する形状とすることで、取付部W1が保持凹部61の底部に案内し易くなる。これにより、フック部13内での取付部W1のがたつきを確実に抑制できる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。図10は第5実施形態に係る日除け吊り具1の部分断面図である。なお、以下の説明では、上述した実施形態と対応する構成については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図10に示す日除け吊り具1において、フック部13の立ち上り部33は、後方延設部32の後端部から上方に向けて延設されている。立ち上がり部33の先端部(上端部)には、フック部13内(前方)に向けて屈曲する被係合部71が形成されている。被係合部71は、上方に向かうに従い前方に向けて傾斜している。
ストッパ部41において、ばね部43の先端部は、フック部13内において立ち上り部33の先端部よりも下方に位置し、前後方向から見て立ち上り部33に重なり合っている。ばね部43の先端部には、ばね部43の変形方向で上述した被係合部71に係合する係合部72が形成されている。係合部72は、下方に向かうに従い後方に向けて傾斜して延在し、被係合部71に前方から当接している。これにより、ばね部43と立ち上がり部33との間に形成される挿入口30が閉塞されている。
この構成によれば、ばね部43の変形方向において、フック部13の被係合部71に係合する係合部72がストッパ部41に形成されているため、ストッパ部41が不意に開方向に変形するのを抑制できる。これにより、日除け部Wがフック部13から脱落するのを確実に抑制できる。
なお、上述した第5実施形態では、被係合部71及び係合部72において傾斜面同士を近接または当接させる構成について説明したが、これに限られない。例えば、図11に示すように、被係合部71を上方に向けて凸の半円形状とし、係合部72を下方に向けて凸の半円形状とする構成とし、被係合部71及び係合部72の先端部同士が前後方向で噛み合う構成としても構わない。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。図12は第6実施形態に係る日除け吊り具1の部分断面図である。なお、以下の説明では、上述した実施形態と対応する構成については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図12に示す日除け吊り具1において、フック部13は断面視でL字状を呈し、上述した下方延設部31及び後方延設部32を有している。
ストッパ部82は、後方延設部32の後端部に一体で連設され、後方延設部32との境界部分を起点にして前後方向に弾性変形可能とされている。具体的に、ストッパ部82は、断面視において前方に向けて凸の円弧状を呈し、下方及び上方から頂部に向かうに従い前方に向けて延在している。なお、本実施形態では、下方延設部31とストッパ部82との間が、フック部13内に取付部W1を挿入するための挿入口30を構成している。
本実施形態において、ストッパ部82は、頂部が下方延設部31に後方から最も近接(又は当接)する閉位置と、下方延設部31から離間する開位置と、の間を弾性変形するとともに、閉位置に向けて付勢されている。
この構成によれば、挿入口30を通して下方延設部31とストッパ部82との間に取付部W1を挿入すると、ストッパ部82が取付部W1によって後方に向けて弾性変形することで、ストッパ部82と下方延設部31との間が押し広げられる。これにより、ストッパ部82が開位置となり、挿入口30が開放される。その後、取付部W1がストッパ部82の頂部を通過することで、取付部W1がフック部13(後方延設部32)に引っ掛けられるとともに、ストッパ部82が閉位置に向けて復元することで、挿入口30が閉塞される。
このように、フック部13とストッパ部82とを一体的に形成することで、部品点数の削減を図ることができる。なお、図12に示す日除け吊り具1において、アーム部12から下方に向けて延設され、ストッパ部82を上方から押さえ付ける押さえ部85を配設しても構わない。この場合には、ストッパ部82の閉位置に向けた付勢力を向上させることができる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について説明する。図13は第7実施形態に係る日除け吊り具1の部分断面図である。
図13に示す日除け吊り具1において、ストッパ部92は、後方延設部32に連結された連結部93と、連結部93から連設されたばね部94と、を有している。連結部93は、後方延設部32に熱溶着やリベット等を介して連結されている。
ばね部94は、断面視において前方に向けて凸の円弧状を呈し、下方及び上方から頂部に向かうに従い前方に向けて延在している。なお、本実施形態では、下方延設部31とばね部94との間が、フック部13内に取付部W1を挿入するための挿入口30を構成している。ばね部94は、頂部が下方延設部31に後方から最も近接(又は当接)する閉位置と、下方延設部31から離間する開位置と、の間を弾性変形するとともに、閉位置に向けて付勢されている。
この構成によれば、フック部13にストッパ部92を配設することで、アーム部12にストッパ部を配設する構成に比べてストッパ部92を小型化できる。
なお、上述した第7実施形態では、後方延設部32にストッパ部92を配設した構成について説明したが、これに限られない。例えば図14に示すように、立ち上がり部33にストッパ部92を配設しても構わない。また、図15に示すように、下方延設部31にストッパ部92を配設しても構わない。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、フック部13が後方に向けて屈曲するJ字状又はL字状を呈する構成について説明したが、これに限られない。フック部13は後方に向けて屈曲する構成であっても構わない。例えば図16に示すフック部13は、アーム部12の前端部から下方に向けて延設された下方延設部101と、下方延設部101の下端部に連設され、下方に向けて凸の円弧状を呈する円弧部102と、を有している。
また、図16に示す例において、ストッパ部110は、下方延設部101に連結された連結部111と、連結部111から連設されたばね部112と、を有している。
また、上述した実施形態では、フック部13がアーム部12から下方に向けて延設された構成について説明したが、これに限らず、アーム部12から上方に向けて延設されても構わない。
上述した実施形態では、アーム部12にフック部13が一つ配設された構成について説明したが、これに限らず、アーム部12に複数のフック部を配設する構成であっても構わない。
上述した実施形態では、日除けWの上部骨材W1をフック部13に引っ掛ける構成について説明したが、これに限らず、上部骨材W1から延びる連結具や、タープのハトメ等をフック部13に引っ掛けることも可能である。
上述した実施形態では、ストッパ部が弾性変形可能とされた構成について説明したが、これに限らず、ストッパ部は挿入口30を開閉可能に変形する構成であれば構わない。この場合、例えば図17に示す日除け吊り具1のように、ストッパ部130が塑性変形することで、フック部13との間に取付部W1を挟持する構成であっても構わない。図17に示す例において、フック部13はアーム部12の前端部から下方に向かうに従い後方に向けて傾斜して延設されている。
ストッパ部130は、フック部13に一体で形成されるとともに、フック部13の下端部から上方に向けて延設されている。ストッパ部130は、フック部13との境界部分を起点にして前後方向に変形可能とされている。
このような構成においては、フック部13とストッパ部130との間に形成された挿入口30を通して、フック部13とストッパ部130との間に取付部W1を挿入する(図17中の鎖線)。その後、ストッパ部130を前方(フック部13側)に向けて塑性変形させる(図17中の実線)。これにより、ストッパ部130とフック部13との間に取付部W1を挟持させることができる。すなわち、図17に示す例では、フック部13はストッパ部130と協働して取付部W1を吊り下げている。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…日除け吊り具
13…フック部
41,82,92,110,130…ストッパ部
50…突起部
55,56,57…滑り止め部材
61…保持凹部

Claims (6)

  1. サッシに取り付けられるベース部と、
    前記ベース部から片持ち状に延設されたアーム部と、
    前記アーム部の前端部に連設され、日除けが吊り下げられるフック部と、
    前記フック部との間に前記日除けの挿入口を形成するとともに、前記挿入口を開閉可能に変形するストッパ部と、を備え
    前記ストッパ部は、弾性変形可能とされるとともに、前記挿入口を閉塞する閉位置に向けて付勢され、
    前記フック部は、
    前記アーム部の前端部から下方に延設された下方延設部と、
    前記下方延設部の後方で上方に向けて延びる立ち上がり部と、
    前記下方延設部と前記立ち上がり部との間で前記立ち上がり部よりも下方に窪むとともに、前記日除けの位置決めを行う保持凹部と、を備え、
    前記立ち上がり部は、前記保持凹部から後方、かつ上方に向けて延在していることを特徴とする日除け吊り具。
  2. サッシに取り付けられるベース部と、
    前記ベース部から片持ち状に延設されたアーム部と、
    前記アーム部の前端部に連設され、日除けが吊り下げられるフック部と、
    前記フック部との間に前記日除けの挿入口を形成するとともに、前記挿入口を開閉可能に変形するストッパ部と、を備え、
    前記ストッパ部は、弾性変形可能とされるとともに、前記挿入口を閉塞する閉位置に向けて付勢され、
    前記フック部は、
    前記アーム部の前端部から下方に延設された下方延設部と、
    前記下方延設部の下端縁から後方に直線状に延設された後方延設部と、
    前記後方延設部の後端縁から上方に延びる立ち上がり部と、を備え、
    前記立ち上がり部は、後方に向かうに従い上方に向けて傾斜して延在した後、さらに上方に向けて延在していることを特徴とする日除け吊り具。
  3. 前記フック部には、前記日除けの前記挿入口側への移動を規制する突起部が配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の日除け吊り具。
  4. 前記フック部における前記日除けを支持する支持面には、滑り止め部材が配設されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の日除け吊り具。
  5. 前記ストッパ部は、前記アーム部から前記立ち上がり部の上端部に向けて片持ちで延在している請求項1から請求項4の何れか1項に記載の日除け吊り具。
  6. 前記ストッパ部は、閉位置において前記フック部に係合可能とされていることを特徴とする請求項に記載の日除け吊り具。
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