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JP6534298B2 - 噴霧装置 - Google Patents

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JP6534298B2
JP6534298B2 JP2015110905A JP2015110905A JP6534298B2 JP 6534298 B2 JP6534298 B2 JP 6534298B2 JP 2015110905 A JP2015110905 A JP 2015110905A JP 2015110905 A JP2015110905 A JP 2015110905A JP 6534298 B2 JP6534298 B2 JP 6534298B2
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Description

本発明は、例えば液体容器に収容された化粧水等の液体を炭酸ガス等の気体で噴霧することができる噴霧装置に関する。
従来より、美容や健康を目的とした化粧水を炭酸ガス等のガスで噴霧して、顔等の皮膚に吹き付ける噴霧装置が知られている。この種の噴霧装置として、特許文献1には、気体容器から供給される気体が噴出されるノズルと、そのノズルに供給される気体の流路を開閉する開閉弁と、ノズルの先端に近接して開口する供給口を有し、供給口に接続される液体容器と、を備えた噴霧装置が開示されている。
特許文献1に開示の噴霧装置は、液体容器の上部に設けられた空気孔を塞ぐように設けられ、常には液体容器内の液体の漏出を抑え、噴霧装置の使用時には液体容器内の負圧に応じて空気孔から空気を吸入する逆止弁を備えている。
特開2013−233957号公報
この種の噴霧装置では、気体容器から噴出された気体による減圧を利用して、液体容器に収容された液体を吸い上げ噴霧するが、その際に液体容器内が負圧にならないようにする必要がある。特許文献1に開示の噴霧装置では、逆止弁を設けることにより、噴霧装置の使用時に、液体容器内が負圧になることを抑制している。
また、特許文献1に開示の逆止弁とは異なり、通気性を有する多孔質シートを利用し、この多孔質シートを通じて液体容器内に外気を取り込むことも考えられる。
しかしながら、特許文献1のような逆止弁を設ける構成や、上述した多孔質シートを利用する構成では、液体容器内に外気を取り込む機能を付加するために、部品点数が増加するおそれがある。また、逆止弁や多孔質シートが正常に機能しない機能障害が発生した場合には、十分な外気を取り込むことができなくなり、液体容器内が負圧になるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、液体容器内に外気を取り込む機能を付加することなく、液体容器内が負圧になることを抑制可能な噴霧装置を提供することである。
本発明の第1の態様としての噴霧装置は、気体容器と、前記気体容器から流路を通じて供給される気体を噴出孔から噴霧口部へ噴出可能なノズルと、前記噴霧口部に液体を供給可能な液体容器と、を備え、前記噴出孔から噴出する気体で生じる負圧により前記液体容器から吸引された液体が、気体と合流して前記噴霧口部から噴霧される噴霧装置において、前記噴霧装置は、前記気体容器及び前記液体容器を収容するハウジングを備え、前記ハウジングは、前記気体容器及び前記液体容器を吊り下げた状態で保持可能な上部ケースと、前記気体容器及び前記液体容器のうち前記上部ケースから露出する部分を収容する下部ケースと、を備え、前記下部ケースは、前記上部ケースに対して着脱可能に装着されており、前記上部ケースは、前記噴霧口部が形成された上部ケース本体と、前記上部ケース本体に対して移動可能に装着され、前記噴霧口部を開閉するカバーと、を備え、前記カバーは、前記噴霧口部を閉じた状態で、前記液体容器から前記噴霧口部に液体を供給する供給口を閉じる栓部を備え、前記液体容器は、前記噴霧口部と連通する液体の充填空間を有し減容変形可能な内層体と、前記内層体をその内側に収めると共に前記内層体との相互間に外気を導入可能な外層体と、を備える二重容器であることを特徴とするものである。
本発明によれば、液体容器内に外気を取り込む機能を付加することなく、液体容器内が負圧になることを抑制可能な噴霧装置を提供することができる。
本発明の一実施形態としての噴霧装置を示す図である。 図1の一部を拡大した拡大図である。 図1に示す噴霧装置のカバーを開放した状態を示す図である。 図1に示す噴霧装置の上部ケースと下部ケースとを分離した状態を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。なお、本明細書、特許請求の範囲、要約書において、「上」とは、噴霧装置を水平面上に載置した際に、気体容器及び液体容器に対して噴霧口部が位置する側であり、「下」とはその反対側である。
図1は、本発明に係る噴霧装置の一実施形態としての噴霧装置1を示す図である。また、図2は、図1の一部を拡大した拡大図である。図1及び図2は、液体を噴霧することができない状態にある噴霧装置1を示している。これに対して図3は、液体の噴霧が可能な状態にある噴霧装置1を示している。図1〜図3に示すように、噴霧装置1は、ハウジング2と、気体容器3と、開閉弁4と、ノズル5と、レギュレータ11と、液体容器6と、を備えている。
ハウジング2は、気体容器3、開閉弁4、ノズル5、レギュレータ11及び液体容器6を収容している。具体的に、ハウジング2は、気体容器3及び液体容器6を並列に吊り下げた状態で保持可能な上部ケース2aと、気体容器3及び液体容器6のうち上部ケース2aから露出する下側部分を収容する下部ケース2bと、を備えている。下部ケース2bは、上部ケース2aに対してアンダーカットで嵌合保持されており、上部ケース2aに対して着脱可能に装着されている。
より具体的に、上部ケース2aは、噴霧口部7が形成された上部ケース本体8と、この上部ケース本体8に対して移動可能に装着され、噴霧口部7を開閉するカバー9と、操作ノブ10と、を備えている。なお、図1及び図2に示す噴霧装置1は、カバー9が噴霧口部7に対して閉じられた状態である。そのため、液体容器6の液体を、噴霧口部7を通じて外方に噴霧できない状態となっている。これに対して、図3に示す噴霧装置1は、カバー9が噴霧口部7に対して開けられた状態である。そのため、液体容器6の液体を、噴霧口部7を通じて外方に噴霧可能な状態となっている。
上部ケース本体8は、周壁部8aと、この周壁部8aから内方に向かって延在する筒状部8bと、周壁部8aの下端に設けられた底板部8cと、この底板部8cから下方に向かって突設された円筒状の外筒部8dと、この外筒部8dよりも内側の位置で、底板部8cから下方に向かって突設された円筒状の内筒部8eと、を備えている。上述した噴霧口部7は、筒状部8bにより区画形成されている。なお、本実施形態の上部ケース本体8は、周壁部材と、この周壁部材の下側開口に嵌合筒部が挿入されて周壁部材によりアンダーカットで嵌合保持された底板部材と、で構成されており、上述した周壁部8a及び筒状部8bは周壁部材により構成され、底板部8c、外筒部8d及び内筒部8eは底板部材により構成されている。なお、筒状部8bには、上方貫通孔12a及び下方貫通孔12bが形成されている。
底板部8cには、上方に向かって突設され、筒状部8bの下方貫通孔12bに挿入された液体供給筒部13が設けられている。この液体供給筒部13内には、後述する液体容器6から噴霧口部7に液体を供給する供給口14が形成されている。また、底板部8cには、後述するレギュレータ11が貫通状態で固定される開口部15が形成されている。なお、レギュレータ11の中心孔には尖鋭管状のニードル部21が保持されている。
外筒部8dの外壁には突起部28が形成されており、後述する下部ケース2bの周壁部18の内壁には、突起部28と嵌合する凹部29が形成されている。つまり、上部ケース2aは、突起部28と凹部29とを嵌合させることにより、下部ケース2bをアンダーカットで嵌合保持している。また、外筒部8dの一部には、後述する液体容器6を保持するための貫通孔16aが形成されている。
内筒部8eは、底板部8cに形成された開口部15の縁近傍から下方に突設されており、その一部には、上述した貫通孔16aと共に、液体容器6を保持するための貫通孔16bが形成されている。なお、外筒部8dに形成された貫通孔16a及び内筒部8eに形成された貫通孔16bは、液体容器6を保持することができる形状であればよく、例えば、外筒部8dの内面に形成された凹部と、内筒部8eの外面に形成された凹部と、により液体容器6を保持する構成としてもよい。
カバー9は、周壁部8aの外壁に沿って上下方向にスライドして移動可能であり、このスライド移動により、噴霧口部7の開閉を行うことができる。なお、カバー9は、噴霧口部7を閉じた状態で、液体容器6から噴霧口部7に液体を供給する供給口14を閉じる栓部17を備えている。具体的に、栓部17は棒状の形状を有しており、カバー9の上部ケース本体8に対するスライド移動に伴って、上方貫通孔12aを移動する。そして、栓部17の先端部は、カバー9が噴霧口部7に対して閉じられた際に、上方貫通孔12aを通じて噴霧口部7内に入り込み、下方貫通孔12bから噴霧口部7内に挿入されている液体供給筒部13の先端から供給口14に嵌り込み、供給口14を閉塞する。これにより、カバー9が噴霧口部7に対して閉じられた状態では、液体容器6から噴霧口部7へと液体を供給できない。そのため、液体容器6内の液体が意図せずに漏れ出ることを防ぐことができる。
なお、図1〜図3に示すように、カバー9は、噴霧口部7を覆って閉鎖する又は開放する部分と一体で形成されている操作部24を備えており、操作部24を上下方向にスライド移動させることにより、噴霧口部7の開閉を行うことができる。操作部24の内面には、上部ケース本体8の周壁部8aの外面に形成された第1突起部25と係合する第2突起部26が形成されている。そのため、操作部24を、図1及び図2に示す状態から所定の外力を加えて上方に押し上げることにより、第2突起部26が第1突起部25を乗り越え、噴霧口部7を開放することができる(図3参照)。但し、周壁部8aの外面のうち、第1突起部25に対して上側の位置には、操作部24の第2突起部26と当接して、操作部24が上側へ移動することを規制する移動規制突起27が設けられている。逆に、カバー9により噴霧口部7を閉じる際は、操作部24を下方に押し下げることにより、第2突起部26が第1突起部25を乗り越え、操作部24の下端が底板部8cの上面に突き当たる状態とする。これにより、噴霧口部7を閉鎖することができる(図1及び図2参照)。
操作ノブ10は、上部ケース2aの上端に設けられている。この操作ノブ10が押し下げ操作されることにより、図示しない昇降棒を介して弁ケース22内の開閉弁4を押し下げることができる。開閉弁4が押し下げられた際の動作については後述する。
下部ケース2bは、上部ケース2aの外筒部8dの外壁上に嵌合保持され、気体容器3及び液体容器6の周囲を覆う周壁部18と、この周壁部18の下端に連続して形成されている底板部19と、を備えている。上述したように、周壁部18の上端部は、上部ケース2aの外筒部8dの外周面を覆うように装着される。底板部19には、下部ケース2bが上部ケース2aに対して装着された状態で、気体容器3が上部ケース2aから脱落することを防止する筒状の移動規制部20が形成されている。この移動規制部20は、底板部19から上方、すなわち下部ケース2bの気体容器3及び液体容器6を収容する収容空間の内側に向かって突設されており、気体容器3が上部ケース2aに保持されている状態から脱落しそうになっても、移動規制部20と当接することにより脱落が防止される。なお、図1に示すように、本実施形態の移動規制部20は、上部ケース2aに下部ケース2bが装着されている状態で、気体容器3に当接していないが、これを当接させる構成として、気体容器3の上下方向の移動を完全に規制する構成してもよい。
気体容器3は、例えば炭酸ガスを内包するガスボンベであり、気体容器3の口部3aに位置する上蓋にニードル部21の先端部が刺通されている。このため、気体容器3内がニードル部21内と連通している。気体容器3の上蓋の上面には、上蓋とニードル部21との間からのガスの漏洩を防止するためのシール部材70が設けられている。
また、気体容器3の口部3aの外面には雄ねじ部が形成されており、気体容器3は、口部3aの外面に形成された雄ねじ部がレギュレータ11の下端部に形成された接続円筒部11aの内面に形成された雌ねじ部と螺合することにより、レギュレータ11に対して装着されている。なお、レギュレータ11は、上部ケース2aの底板部8cの開口部15の内壁に固定されているため、気体容器3は、レギュレータ11を介して、上部ケース2aに保持されている。
開閉弁4は、レギュレータ11の上部に接続された弁ケース22内に収容されている。また、弁ケース22には接続管23が突設されており、この接続管23の内部流路は弁ケース22及びレギュレータ11の図示しない内部流路を介してニードル部21の内部流路と連通している。
ノズル5には、気体容器3内の気体収容空間から、ニードル部21、レギュレータ11、弁ケース22及び接続管23の内部流路が連なって形成された流路Tを通じて、気体が供給される。そして、ノズル5に気体容器3から供給された気体は、上部ケース2aの筒状部8b内に位置する先端に形成された噴出孔5aから噴霧口部7へと噴出される。したがって、図3に示すカバー9が噴霧口部7を開放した状態では、噴出孔5aから噴出する気体が噴霧口部7を通じて外方に向かって噴出され、これにより、噴霧口部7における供給口14の先端開口付近を減圧し、負圧にすることができる。
なお、開閉弁4の操作は、上述した上部ケース2aの操作ノブ10を押し下げることにより行うことができる。図3に示すように、カバー9を移動させて噴霧口部7を開放した後(図3の上向き白抜き矢印参照)、操作ノブ10が押し下げ操作されることにより(図3の下向き白抜き矢印参照)、図示しない昇降棒を介して弁ケース22内の開閉弁4が押し下げられて流路Tが開放される。このため、気体容器3内の気体が流路Tを介してノズル5に供給される。なお、開閉弁4は、図示しないスプリングによって常に閉弁方向に付勢されている。
液体容器6は、例えば化粧水などの液体を内包する二重容器であり、供給口14を通じて噴霧口部7に液体を供給可能に上部ケース2aに装着されている。
具体的に、液体容器6は、噴霧口部7と連通する液体の充填空間Sを有し減容変形可能な内層体30と、この内層体30をその内側に収めると共に内層体30との相互間に外気を導入可能な外層体40と、この外層体40に装着され、内層体30の充填空間Sから液体を注出可能な注出キャップ50と、を備える二重容器である。
内層体30の充填空間Sには、化粧水等の液体を収容する。内層体30は薄肉の合成樹脂製であって、減容変形自在となっている。
図1に示すように、外層体40は、底部40aと、この底部40aにつながる胴部40bと、下部が上部よりも大径となる段付き円筒状の口部周壁40cと、胴部40bと口部周壁40cとの間に位置し、胴部40b及び口部周壁40cを連結する肩部40dと、を備える。より詳細には、図2に示すように、口部周壁40cは、上部に位置する小径部41aと、下部に位置する大径部41bとを有し、口部周壁40cの小径部41aには上方へ向けて開口する上部開口42が設けられている。また、図2に示すように、口部周壁40cの小径部41aの外周面には、係止突起43が設けられている。また、口部周壁40cには、内層体30と外層体40との相互間に空気を導入させるための貫通開口44が設けられている。なお、内層体30は、口部周壁40cの上端面45の位置まで延びており、内層体30の上端部は上端面45上に積層され、上端面45と注出キャップ50の後述する天板部50a(図2参照)とにより挟み込まれた状態となっている。また、本実施形態では貫通開口44を口部周壁40cに設けているが、胴部40bや底部40aなど、外層体40の別の位置に設けることも可能である。
本実施形態において内層体30と外層体40は、相互に相溶性が低い合成樹脂を剥離可能に積層させたものであり、これらの合成樹脂素材を積層して形成したパリソンを、ブロー成形することによって得られたものである。ブロー成形の他にも、試験管状に形成したプリフォームを2軸延伸ブロー成形することや、外層体及び内層体を個別に形成し、その後、内層体を外層体内に装着するようにしたものを用いてもよい。また、図示は省略するが、内層体30と外層体40との間に、縦方向に延在して内層体30と外層体40とを部分的に接合する、1本或いは複数本の接着帯を設けてもよい。
注出キャップ50は、図2に示すように、天板部50aと、この天板部50aの外縁から垂下され、口部周壁40cの大径部41bを取り囲む外周壁部50bと、この外周壁部50bよりも内側の位置で、天板部50aから垂下され、口部周壁40cの小径部41aを取り囲む内周壁部50cと、この内周壁部50cよりも更に内側の位置で、天板部50aから垂下され、小径部41aの内周面との間で内層体30を挟み込む環状のシール壁部50dと、天板部50aから内層体30の充填空間Sに向かって突設され、充填空間S内に垂下されるチューブ60の上端部を接続可能な接続筒部50eと、この接続筒部50eとは天板部50aを挟んで反対側(上側)に向かって突設され、上部ケース2aの底板部8cの液体供給筒部13内に入り込む連結筒部50fと、を備えている。
外周壁部50bの外面には、径方向外側に突出する係止突起部51a及び51bが設けられている。図1、図2に示すように、係止突起部51aは、上述した外筒部8dに形成された貫通孔16aに嵌り込み、係止突起部51bは、上述した内筒部8eに形成された貫通孔16bに嵌り込んでいる。これにより、注出キャップ50が上部ケース2aに対して保持されている。なお、図2に示すように、外層体40は、口部周壁40cの小径部41aの外面に形成された係止突起43を、内周壁部50cの内面に形成された係止突起52と係合させることにより、注出キャップ50にアンダーカットで嵌合保持されている。そのため、換言すれば、液体容器6全体は、上部ケース2aに保持されている。
図2に示すように、接続筒部50e及び連結筒部50fは、上下方向に貫通する連通孔53を形成している。したがって、図3に示すカバー9が噴霧口部7を開放した状態では、内層体30内の充填空間Sは、チューブ60の下端部から、チューブ60の内部空間61、連通孔53及び供給口14を通じて、噴霧口部7と連通する。なお、図1〜図3に示すように、連結筒部50fの外面にはOリング等の環状のシール部材54が装着されており、連通孔53と供給口14とは液密に連結されている。
噴霧装置1は、上述した構成を有しており、図3に示すように、操作ノブ10を押し下げ操作することにより、気体容器3内の気体が、流路Tを通じてノズル5へと供給され、噴出孔5aから噴霧口部7へと噴出される。これにより、供給口14の先端開口付近が負圧となり、液体容器6の充填空間Sの液体が供給口14の先端開口から吸引される。つまり、充填空間Sの液体が、チューブ60の下端から供給口14の先端開口まで吸い上げられ(図3の矢印参照)、噴霧口部7において噴出孔5aから噴出される気体と合流する。これにより、液体容器6内の液体を、ミスト状にして(図3の符号「M」参照)、噴霧口部7から外方に噴霧することができる。
そして、供給口14を通じて充填空間Sの液体が噴霧口部7に供給されると、液体容器6の内層体30が減容変形して内部体積が減少する。そのため、充填空間Sが減圧されずに大気圧状態に維持され、負圧にならない。これにより、供給口14を通じて液体を噴霧口部7へと連続的に供給することができるため、連続使用が可能となる。
なお、図4は、下部ケース2bを上部ケース2aから取り外した状態を示している。図4に示すように、上部ケース2aの外筒部8dの突起部28と、下部ケース2bの周壁部18の凹部29と、の嵌合を解除することにより、上部ケース2aと下部ケース2bとを分離することができる。
上述したように、気体容器3及び液体容器6は、上部ケース2aに保持されている。したがって、気体容器3を取り替える際には、図4に示すように上部ケース2aと下部ケース2bとを分離し、気体容器3の口部3aの外面に形成された雄ねじ部と、レギュレータ11の接続円筒部11aの内面に形成された雌ねじ部との螺合を解除するように、気体容器3を回動させる。これにより、気体容器3を上部ケース2aから分離でき、新たな気体容器3を装着することができる。
同様に、液体容器6を取り替える際には、図4に示すように上部ケース2aと下部ケース2bとを分離し、液体容器6の注出キャップ50の係止突起部51a及び51bを、貫通孔16a及び16bから離脱させる。これにより、液体容器6を上部ケース2aから分離でき、新たな液体容器6を装着することができる。
そして、新たな気体容器3及び液体容器6を装着した後は、上部ケース2aの外筒部8dの突起部28と、下部ケース2bの周壁部18の凹部29と、嵌合させることにより、下部ケース2bを上部ケース2aに対して再び装着することができる。
本発明は、例えば液体容器に収容された化粧水等の液体を炭酸ガス等の気体で噴霧することができる噴霧装置に関する。
1:噴霧装置
2:ハウジング
2a:上部ケース
2b:下部ケース
3:気体容器
3a:口部
4:開閉弁
5:ノズル
5a:噴出孔
6:液体容器(二重容器)
7:噴霧口部
8:上部ケース本体
8a:周壁部
8b:筒状部
8c:底板部
8d:外筒部
8e:内筒部
9:カバー
10:操作ノブ
11:レギュレータ
11a:接続円筒部
12a:上方貫通孔
12b:下方貫通孔
13:液体供給筒部
14:供給口
15:開口部
16a、16b:貫通孔
17:栓部
18:周壁部
19:底板部
20:移動規制部
21:ニードル部
22:弁ケース
23:接続管
24:操作部
25:第1突起部
26:第2突起部
27:移動規制突起
28:突起部
29:凹部
30:内層体
40:外層体
40a:底部
40b:胴部
40c:口部周壁
40d:肩部
41a:小径部
41b:大径部
42:上部開口
43:係止突起
44:貫通開口
45:上端面
50:注出キャップ
50a:天板部
50b:外周壁部
50c:内周壁部
50d:シール壁部
50e:接続筒部
50f:連結筒部
51a、51b:係止突起部
52:係止突起
53:貫通孔
54:シール部材
60:チューブ
61:内部空間
70:シール部材
M:ミスト状に噴霧された液体
S:充填空間
T:流路

Claims (1)

  1. 気体容器と、前記気体容器から流路を通じて供給される気体を噴出孔から噴霧口部へ噴出可能なノズルと、前記噴霧口部に液体を供給可能な液体容器と、を備え、前記噴出孔から噴出する気体で生じる負圧により前記液体容器から吸引された液体が、気体と合流して前記噴霧口部から噴霧される噴霧装置において、
    前記噴霧装置は、前記気体容器及び前記液体容器を収容するハウジングを備え、
    前記ハウジングは、前記気体容器及び前記液体容器を吊り下げた状態で保持可能な上部ケースと、前記気体容器及び前記液体容器のうち前記上部ケースから露出する部分を収容する下部ケースと、を備え、
    前記下部ケースは、前記上部ケースに対して着脱可能に装着されており、
    前記上部ケースは、前記噴霧口部が形成された上部ケース本体と、前記上部ケース本体に対して移動可能に装着され、前記噴霧口部を開閉するカバーと、を備え、
    前記カバーは、前記噴霧口部を閉じた状態で、前記液体容器から前記噴霧口部に液体を供給する供給口を閉じる栓部を備え、
    前記液体容器は、前記噴霧口部と連通する液体の充填空間を有し減容変形可能な内層体と、前記内層体をその内側に収めると共に前記内層体との相互間に外気を導入可能な外層体と、を備える二重容器であることを特徴とする噴霧装置。
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