JP6528968B2 - Steering device - Google Patents
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Description
この発明は、ステアリング装置に関する。 The present invention relates to a steering device.
下記特許文献1に記載のステアリングコラムは、アウタージャケットと、アウタージャケット内に摺動可能に配置されたインナージャケットと、を備える。インナージャケットには、エネルギー吸収ストラップの第1部分が貼り付けられている。アウタージャケットに支持されたロッキングカムの歯部には、エネルギー吸収ストラップの第2部分の歯部が噛み合う。エネルギー吸収ストラップは、インナージャケットの端部に取り付けられた筒状のマンドレルの周りに配置されたU字状部を、第1部分と第2部分との間に有する。車両衝突時には、エネルギー吸収ストラップは、インナージャケットとアウタージャケットとの間で引っ張られる。その際、エネルギー吸収ストラップは、第1部分が第2部分よりも長くなるように変形する。
The steering column described in
特許文献1に記載のエネルギー吸収ストラップ等の衝撃吸収部を含む衝撃吸収ユニットを用いたステアリング装置では、エネルギー吸収ストラップと、第2部分の歯部と噛み合う歯部を有するロッキングカムとが、重なって配置されている。そのため、衝撃吸収ユニットのレイアウトの自由度が低く、衝撃吸収ユニット周辺のスペースを有効に利用できない虞がある。
In a steering apparatus using an impact absorbing unit including an impact absorbing portion such as an energy absorbing strap described in
この発明は、かかる背景のもとでなされたものであり、スペースを有効に利用しつつ、衝撃吸収部を変形させることができるステアリング装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made under such a background, and an object of the present invention is to provide a steering device capable of deforming a shock absorbing portion while effectively utilizing a space.
請求項1に記載の発明は、コラム軸方向(X)に伸縮可能なステアリングシャフト(3)と、ロアージャケット(8)と前記ロアージャケットに嵌合されたアッパージャケット(7)とを含み、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持する前記コラム軸方向に伸縮可能なコラムジャケット(6)と、第1歯(41)を前記コラム軸方向に複数並べて形成し前記アッパージャケットと一体移動する第1歯形成部材(40)と、前記ロアージャケットまたは前記ロアージャケットによって支持された部材(71;71P;71Q,121)によって支持され前記コラム軸方向と直交する直交方向(Y1)に延びる支持軸(66)と、前記第1歯に噛合可能な第2歯(51)を形成し前記支持軸の中心軸線(C2)回りに回転可能に前記支持軸によって支持され、二次衝突時に前記第2歯を前記第1歯に噛合させた状態で前記ロアージャケットから離脱する第2歯形成部材(50)と、前記ロアージャケットによって前記コラム軸方向に拘束された拘束部(72)と、前記拘束部から前記コラム軸方向上方へ延びる第1部分(73;73P;73Q)と、折り返し部(74)と、前記第1部分から前記折り返し部を介して折り返された第2部分(75)とをそれぞれ含み前記直交方向に離隔する一対の衝撃吸収部(71;71P;71Q,121)と、前記一対の衝撃吸収部の前記第2部分間を連結し二次衝突時に前記第2歯形成部材と一体移動する連結部(76)とを含む衝撃吸収ユニット(70,120)と、を備え、二次衝突時に、前記一対の衝撃吸収部は、互いの対向縁部(71a)間で前記第2歯形成部材の前記コラム軸方向の下方への移動を案内しながら、前記折り返し部を前記コラム軸方向の下方に移動させて衝撃を吸収するように構成されている、ステアリング装置(1)である。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記支持軸が、前記ロアージャケットに支持された前記部材としての、前記衝撃吸収ユニットの前記衝撃吸収部の前記第1部分と前記第2部分との間で支持され、二次衝突時に、前記支持軸が、前記第1部分に対する前記第2部分の平行移動を案内するように構成されている、ステアリング装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記衝撃吸収部の前記第1部分は、曲げ剛性向上用の、前記直交方向に対して傾斜する傾斜部(110;111;112)を含む、ステアリング装置である。
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the first portion and the second portion of the shock absorbing portion of the shock absorbing unit as the member in which the support shaft is supported by the lower jacket. And the support shaft is configured to guide translation of the second portion relative to the first portion during a secondary collision.
The invention according to
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項において、前記ロアージャケットによって支持された係合突起(140)と、二次衝突時に前記第2歯形成部材と一体移動する移動部(131)と、前記係合突起によって係合される被係合部(132)と、前記被係合部に対する前記移動部の移動によって変形して二次衝突時の衝撃を吸収する第2の衝撃吸収部(136)とを含む第2の衝撃吸収ユニット(130)と、前記被係合部と係合する係合位置へ向けて前記係合突起を進出させたり、前記被係合部との係合が解除される係合解除位置へ向けて前記係合突起を退避させたりする駆動機構(150)と、を備える、ステアリング装置である。
The invention according to
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。 In the above, the numerals and the like in the parentheses represent the reference numerals of the corresponding components in the embodiments to be described later, but they are not intended to limit the scope of the claims by these reference numerals.
請求項1記載の発明によれば、二次衝突時に、第2歯形成部材は、両側の衝撃吸収部の対向縁部間で移動を案内されながら、折り返し部を移動させる。したがって、衝撃吸収ユニット周辺のスペースを有効に利用しつつ、両側の衝撃吸収部を変形させることができる。
請求項2記載の発明によれば、二次衝突時に、第1部分と第2部分とを平行移動させて、折り返し部をスムーズに移動させることができる。
According to the first aspect of the present invention, at the time of the secondary collision, the second tooth forming member moves the folded portion while being guided in the movement between the opposing edges of the shock absorbing portions on both sides. Therefore, the shock absorbing portions on both sides can be deformed while effectively utilizing the space around the shock absorbing unit.
According to the second aspect of the present invention, at the time of a secondary collision, the first portion and the second portion can be moved in parallel to move the folded portion smoothly.
請求項3記載の発明によれば、第1部分は、曲げ剛性向上用の傾斜部によって、第2部分側に撓みにくくされている。そのため、二次衝突時の衝撃吸収部の挙動を安定させることができる。
請求項4記載の発明によれば、ロアージャケットによって支持された係合突起が係合位置に進出することによって、第2の衝撃吸収ユニットの被係合部の移動が規制される。移動部は、第2歯形成部材と一体移動するので、被係合部の移動が規制された状態で二次衝突が発生すると、移動部は被係合部に対して移動する。そのため、第2の衝撃吸収部は、衝撃吸収部とともに変形して二次衝突時の衝撃を吸収する。
According to the third aspect of the present invention, the first portion is less likely to be bent to the second portion side by the inclined portion for improving the bending rigidity. Therefore, the behavior of the shock absorbing portion at the time of the secondary collision can be stabilized.
According to the fourth aspect of the invention, the movement of the engaged portion of the second shock absorbing unit is restricted by the engagement protrusion supported by the lower jacket advancing to the engagement position. Since the moving part moves integrally with the second tooth forming member, when a secondary collision occurs in a state in which the movement of the engaged part is restricted, the moving part moves with respect to the engaged part. Therefore, the second impact absorbing portion deforms together with the impact absorbing portion to absorb an impact at the time of a secondary collision.
一方、係合突起が係合解除位置に退避している状態で二次衝突が発生すると、被係合部は、移動部とともにコラム軸方向に移動する。そのため、衝撃吸収部は変形する一方で、第2の衝撃吸収部は、変形せず、係合突起が係合位置に進出している場合と比較して二次衝突時の衝撃吸収荷重が小さくなる。
以上のように、駆動機構によって係合突起の位置を変化させることによって、二次衝突時の衝撃を、衝撃吸収ユニットだけで吸収したり、衝撃吸収ユニットと第2の衝撃吸収ユニットとの両方で吸収したりすることができる。したがって、二次衝突時の衝撃吸収荷重を調整することができる。
On the other hand, when a secondary collision occurs while the engagement protrusion is retracted to the engagement release position, the engaged portion moves in the column axial direction together with the moving portion. Therefore, while the impact absorbing portion is deformed, the second impact absorbing portion is not deformed, and the impact absorbing load at the time of the secondary collision is smaller as compared with the case where the engaging projection is advanced to the engaging position. Become.
As described above, by changing the position of the engagement projection by the drive mechanism, the shock at the secondary collision can be absorbed by the shock absorbing unit alone, or both of the shock absorbing unit and the second shock absorbing unit. It can be absorbed. Therefore, the impact absorption load at the time of the secondary collision can be adjusted.
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るステアリング装置1の概略側面図である。図1を参照して、ステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2が一端(軸方向上端)に連結されたステアリングシャフト3と、インターミディエイトシャフト4等を介してステアリングシャフト3と連結された転舵機構5とを備える。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a schematic side view of a
転舵機構5は、操舵部材2の操舵に連動して転舵輪(図示せず)を転舵する例えばラックアンドピニオン機構である。操舵部材2の回転は、ステアリングシャフト3およびインターミディエイトシャフト4等を介して転舵機構5に伝達される。また、転舵機構5に伝達された回転は、図示しないラック軸の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪が転舵される。
The steering mechanism 5 is, for example, a rack and pinion mechanism that steers the steered wheels (not shown) in conjunction with the steering of the
ステアリングシャフト3は、例えばスプライン嵌合やセレーション嵌合によって相対摺動可能に嵌合された筒状のアッパーシャフト3Uとロアーシャフト3Lとを有している。操舵部材2は、アッパーシャフト3Uの一端に連結されている。また、ステアリングシャフト3は、コラム軸方向Xに伸縮可能である。
ステアリング装置1は、ステアリングシャフト3を回転可能に支持する中空のコラムジャケット6を備える。コラムジャケット6は、筒状のインナージャケットとしてのアッパージャケット7と、アッパージャケット7に嵌合したアウタージャケットとしてのロアージャケット8とを含む。
The steering
The
ステアリングシャフト3は、コラムジャケット6内に挿通されており、複数の軸受9,10を介してコラムジャケット6によって回転可能に支持されている。アッパージャケット7は、軸受9を介してコラム軸方向Xに同行移動可能にアッパーシャフト3Uに連結されている。ロアージャケット8は、軸受10を介してロアーシャフト3Lを回転可能に支持している。アッパージャケット7がロアージャケット8に対してコラム軸方向Xに移動することによって、コラムジャケット6は、ステアリングシャフト3とともにコラム軸方向Xに伸縮可能である。
The steering
ステアリング装置1は、車体13に固定される固定ブラケット14と、固定ブラケット14によって支持されたチルト中心軸15と、ロアージャケット8の外周に固定され、チルト中心軸15によって回転可能に支持されたコラムブラケット16とを備える。コラムジャケット6およびステアリングシャフト3は、チルト中心軸15の中心軸線であるチルト中心CCを支点にしてチルト方向Zに回動可能(チルト可能)となっている。
The
チルト中心CC回りにステアリングシャフト3およびコラムジャケット6を回動(チルト)させることで、操舵部材2の位置を調整できるようになっている(いわゆるチルト調整)。また、ステアリングシャフト3およびコラムジャケット6をコラム軸方向Xに伸縮させることで、操舵部材2の位置を調整できるようになっている(いわゆるテレスコ調整)。
The position of the steering
ステアリング装置1は、車体13に固定される取付板24を含むブラケット17と、ロアージャケット8のコラム軸方向Xの上部に一体に設けられた一対の被締付部19を締め付けることによりチルトロックおよびテレスコロックを達成する締付機構18とを備える。
図1およびステアリング装置1の概略斜視図である図2に示すように、締付機構18は、ブラケット17のチルト用長孔23に挿通され一対の被締付部19を締め付ける締付軸21と、締付軸21を回転操作する操作部材としての操作レバー20とを含む。締付軸21の中心軸線C1が、操作レバー20の回転中心に相当する。
The
As shown in FIG. 1 and FIG. 2 which is a schematic perspective view of the
図2に示すように、ロアージャケット8は、コラム軸方向Xの上端から下方に延びるスリット26を含む。一対の被締付部19は、スリット26の両側に配置されている。一対の被締付部19をクランプすることにより、ロアージャケット8は、弾性的に縮径可能である。
図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。図3に示すように、ブラケット17は、車体13に取り付けられた取付板24と、取付板24の両端からチルト方向Zの下方に延びる一対の側板22とを備えている。
As shown in FIG. 2, the
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line III-III of FIG. As shown in FIG. 3, the
ロアージャケット8は、コラム軸方向Xに延びる案内溝27を形成している。案内溝27には、アッパージャケット7に固定された被案内突起28が嵌合している。案内溝27は、被案内突起28を介してアッパージャケット7の軸方向移動を案内しつつ、ロアージャケット8に対するアッパージャケット7の回転を規制する。また、案内溝27のコラム軸方向Xの端部(図示せず)が被案内突起28と当接することにより、ロアージャケット8からのアッパージャケット7の抜けが防止されている。
The
ロアージャケット8の一対の被締付部19は、一対の側板22間に配置され、対応する側板22の内側面22aにそれぞれ沿う板状をなしている。各側板22の内側面22aが、それぞれ対応する被締付部19の外側面19aに対向している。
締付軸21は、ブラケット17の両側板22のチルト用長孔23およびロアージャケット8の両被締付部19の締付軸挿通孔29に挿通するボルトからなる。締付軸21の一端に設けられた大径の頭部21aは、操作レバー20と一体回転可能に固定されている。締付機構18は、締付軸21の頭部21aと一方の側板22との間に介在し、操作レバー20の操作トルクを締付軸21の軸力(一対の側板22を締め付けるための締付力)に変換する力変換機構30をさらに備える。
The pair of fastened
The tightening
力変換機構30は、操作レバー20と一体回転可能に連結され締付軸21に対して締付軸21の中心軸方向である締付軸方向Jの移動が規制された回転カム31と、回転カム31に対してカム係合し、一方の側板22を締め付ける非回転カムである一方の締付部材32とを含む。
締付機構18は、締付軸21の他端のねじ部21bに螺合したナット33と、他方の側板22を締め付ける他方の締付部材34と、他方の締付部材34とナット33との間に介在する介在部材35とをさらに備える。介在部材35は、ワッシャ36と針状ころ軸受37とを含む。
The
The
ナット33とブラケット17の他方の側板22との間には、他方の締付部材34と介在部材35とが介在している。回転カム31と、一方の締付部材32(非回転カム)と、他方の締付部材34と、介在部材35とは、締付軸21の外周によって支持されている。
一方の締付部材32(非回転カム)および他方の締付部材34は、それぞれ対応する側板22を締め付ける締付板部32a,34aと、それぞれ対応するチルト用長孔23に嵌合したボス部32b,34bとを有している。各ボス部32b,34bと対応するチルト用長孔23との嵌合によって、各締付部材32,34の回転が規制されている。
The other tightening
One fastening member 32 (non-rotating cam) and the
また、一方の締付部材32(非回転カム)および他方の締付部材34は、締付軸21によって締付軸方向Jに移動可能に支持されている。
操作レバー20のロック方向への回転に伴って、回転カム31が一方の締付部材32(非回転カム)に対して回転することにより、一方の締付部材32が締付軸方向Jに移動されて、両締付部材32,34(の締付板部32a,34a)の間で、ブラケット17の一対の側板22がクランプされて締め付けられる。
Further, one clamping member 32 (non-rotating cam) and the other clamping
As the rotating
これにより、ブラケット17の各側板22が、ロアージャケット8の対応する被締付部19を締め付ける。その結果、ロアージャケット8のチルト方向Zの移動が規制されて、チルトロックが達成される。また、両被締付部19が締め付けられることで、ロアージャケット8が、弾性的に縮径してアッパージャケット7を締め付ける。これにより、アッパージャケット7のコラム軸方向Xの移動が規制されて、テレスコロックが達成される。このように、締付機構18は、両ジャケット7,8間の摩擦によってテレスコロックを達成する。
Thereby, each
図4に示すように、ステアリング装置1は、二次衝突時の衝撃を吸収(EA:Energy Absorption)するための板状の衝撃吸収部71を含む衝撃吸収ユニット70と、二次衝突時のテレスコ方向(コラム軸方向Xに相当)の初期拘束の安定化のために(換言すると、二次衝突の初期にアッパージャケット7のテレスコ位置を保持するために)締付機構18による締付時に歯同士を噛み合わせるツースロック機構TLとをさらに備える。
As shown in FIG. 4, the
衝撃吸収ユニット70周辺の概略斜視図である図5を参照して、衝撃吸収ユニット70は、ロアージャケット8によってコラム軸方向Xに拘束された一対の拘束部72と、コラム軸方向Xに直交する直交方向としての第1直交方向Y1に互いに離隔し、二次衝突時に変形することによって衝撃を吸収する一対の衝撃吸収部71とを含む。なお、第1直交方向Y1は、締付軸方向Jに平行な方向である。
Referring to FIG. 5 which is a schematic perspective view of
一対の衝撃吸収部71のそれぞれは、拘束部72からコラム軸方向Xの上方へ延びる第1部分73と、湾曲状の折り返し部74と、第1部分73から折り返し部74を介して折り返された第2部分75とを含む。
また、衝撃吸収ユニット70は、連結部76を含む。連結部76は、一対の衝撃吸収部71の第2部分75間を連結し、二次衝突時に後述する第2歯形成部材50(図4参照)とコラム軸方向Xの下方(図1の紙面の左方向である車体前方方向)に一体移動する。
Each of the pair of
Also, the
各拘束部72は、対応する被締付部19に形成された凹部19bに例えばボルト77によって固定されている。各衝撃吸収部71は、対応する拘束部72を介して対応する被締付部19によって支持されている。
各衝撃吸収部71の第1部分73は、コラム軸方向Xに平坦な板状である。各衝撃吸収部71の第2部分75は、対応する第1部分73と平行に延びる。第2部分75は、第1部分73の一部と対向している。
Each
The
図4および模式的側面図である図6(a)を参照して、ツースロック機構TLは、第1歯41を形成しアッパージャケット7とコラム軸方向Xに一体移動する第1歯形成部材40と、第1歯41と噛み合う第2歯51を形成し、支点回りに回転支持された第2歯形成部材50と、締付軸21の回転に第2歯形成部材50の運動を連動させる連動機構60と、を備える。
Referring to FIG. 4 and FIG. 6A which is a schematic side view, the tooth lock mechanism TL includes a first
第2歯形成部材50は、前記支点回りに回転支持される被支持部52と、被支持部52から離隔し第2歯51を形成した歯形成部53とを含む。
チルト方向Zの上方から第2歯形成部材50の周辺を見た図7に示すように、一対の衝撃吸収部71の対向縁部71a間には、第2歯形成部材50の被支持部52が配置されている。図7のVIII−VIII線に沿った断面図である図8に示すように、被支持部52は、衝撃吸収ユニット70の連結部76のコラム軸方向Xの上端とコラム軸方向Xに対向する対向面52aを有する。
The second
As shown in FIG. 7 as viewed from above the second
図4および図6(a)を参照して、第1歯形成部材40は、コラム軸方向Xに長手に延びる板材を用いて形成され、アッパージャケット7の外周面に溶接等によって固定されている。第1歯形成部材40は、その表面40aに、コラム軸方向Xに延びる凹溝42を形成している。
凹溝42は、コラム軸方向Xに延びて締付軸方向Jに互いに対向する一対の内壁面を有している。これら一対の内壁面には、それぞれコラム軸方向Xに並べられた複数の第1歯41を含む一対の第1歯列41Lが形成されている。
With reference to FIGS. 4 and 6 (a), the first
The recessed
一対の第1歯列41Lの第1歯41の歯先同士が、締付軸方向Jに対向している。第1歯41の歯筋方向D(歯幅方向に相当)は、コラム軸方向Xおよび締付軸方向Jの双方と直交するように凹溝42の深さ方向に延びている。
第1歯形成部材40は、図示しないボルト等によってアッパージャケット7の外周面に固定されていてもよい。また、第1歯形成部材40は、アッパージャケット7と単一の材料で一体に形成されていてもよい。
The tips of the
The first
歯形成部53には、第1歯形成部材40側の面に第2歯51を複数並べて形成された一対の第2歯列51Lが設けられている。図4に示すように、一対の第2歯列51Lは、互いの第2歯51の歯先を互いに逆向きの外側方に向けている。各第2歯列51Lの第2歯51は、対応する第1歯列41Lの第1歯41に対して歯筋方向Dから噛み合い可能である。
The
また、ツースロック機構TLは、被支持部52を支持する支持軸66を含む支持機構65と、歯形成部53をコラム軸方向Xおよび第1直交方向Y1に対して直交する第2直交方向Y2に案内する案内機構80とを備える。第2直交方向Y2は、歯筋方向Dと平行な方向である。
支持機構65は、第2歯形成部材50の被支持部52から両外側方へ突出する一対の支持軸66と、各衝撃吸収部71の第1部分73と第2部分75とによって区画されたコラム軸方向Xに延びる長孔からなる一対の支持孔67とにより構成される。
Further, the tooth lock mechanism TL includes a
The
各支持軸66は、第1直交方向Y1に延びている。各支持軸66は、対応する支持孔67に挿通されており、ロアージャケット8に支持された部材としての対応する衝撃吸収部71によって支持されている。具体的には、支持軸66は、衝撃吸収部71の第1部分73と第2部分75との間で支持されている。支持軸66は、対応する支持孔67内でコラム軸方向Xにスライド可能である。
Each
支持軸66は、一対の平坦面を有する略矩形状である。支持軸66は、前記支点としての中心軸線C2を有している。
図6(a)に示すように、支持軸66は、第1部分73の第2部分75側の第1支持面73aと第2直交方向Y2に対向する一方の平坦面としての第1被支持面66aを含む。支持軸66は、第2部分75の第1部分73側の第2支持面75aと第2直交方向Y2に対向する他方の平坦面としての第2被支持面66bを含む。第1支持面73aおよび第2支持面75aは、二次衝突時には、支持軸66をコラム軸方向Xの下方に案内する案内面として機能する。
The
As shown in FIG. 6A, the
また、支持軸66は、対角位置にある一対のコーナー部のそれぞれに設けられた逃げ部66cを含む。逃げ部66cは、例えば、面取り部または凹部からなる。各支持軸66の逃げ部66cは、各支持軸66が対応する支持孔67内で傾くことを許容する傾き許容部として機能する。そのため、支持軸66によって支持された第2歯形成部材50は、中心軸線C2を中心として回転可能である[図6(b)参照]。
In addition, the
案内機構80は、ロアージャケット8の一対の被締付部19の支持孔38に両端が支持された案内軸81と、第2歯形成部材50に設けられて第2直交方向Y2に延びる案内孔82とを含む。
案内軸81は、二次衝突時に第1歯41と第2歯51との噛合領域を介する荷重で剪断により破断し、第1歯形成部材40と第2歯形成部材50との一体移動を許容する破断予定部材として機能する。
The
The
連動機構60は、第2歯形成部材50を支持軸66の中心軸線C2回りに噛合側(第2歯51が第1歯41に噛合する側)へ回転付勢する付勢部材90と、付勢部材90に抗して、第2歯形成部材50を噛合解除側へ駆動する解除部材100とを備える。
付勢部材90は、被締付部19の係止部としての係止孔39に係止された第1端部91と、第2歯形成部材50の第2歯51と反対側で歯形成部53に押圧係合した第2端部92と、第1端部91と第2端部92との間で締付軸21に巻き付けられたコイル部93とを含むねじりばねからなる。
The interlocking
The biasing
解除部材100は、締付軸21が一体回転可能にスプライン嵌合された嵌合孔101(スプライン孔)を有する環状の本体102と、本体102の外周から突出する解除部としての解除突起103とを備えている。
解除突起103は、締付軸21のロック解除方向への回転に伴って、第2歯形成部材50の歯形成部53に設けられた係合部としての係合突起54と係合することにより、付勢部材90に抗して、第2歯形成部材50を噛合解除側へ回転させる。
The
The
操作レバー20をロック方向[図6(a)において時計回り]に回転操作すると、締付軸21とともに解除部材100が、図6(a)に示す状態から図6(b)に示す状態へと、時計回りに回転される。
これにより、解除部材100の解除突起103が、第2歯形成部材50の係合突起54を押し上げるため、第2歯形成部材50は、支点(支持軸66の中心軸線C2)を中心として反時計回りに回転駆動され、第2歯51が、第1歯41から歯筋方向Dに沿って離間し、噛合が解除される[図6(b)参照]。これにより、ツースロックによるテレスコロックが解除される。
When the operating
As a result, the
次に、二次衝突時のステアリング装置1の動作について説明する。以下では、第2歯形成部材50および衝撃吸収ユニット70周辺の模式的側面図である図9を参照して説明する。図9(a)は、二次衝突前の状態を示した図であり、図9(b)は、二次衝突によって第2歯形成部材50の被支持部52と連結部76とが当接した直後の状態を示した図であり、図9(c)は、二次衝突によって、折り返し部74がコラム軸方向Xに移動した後の状態を示した図である。
Next, the operation of the
二次衝突前の状態を示した図9(a)を参照して、ツースロック機構TLの噛合状態(テレスコロック状態)において、二次衝突が発生すると、アッパージャケット7と一体移動する第1歯41から第2歯51を介して歯形成部53に衝撃が伝達される。この衝撃が第2歯形成部材50に設けられた案内孔82に挿通された案内軸81に伝達されることによって、案内軸81は剪断により破断する。
Referring to FIG. 9A showing the state before the secondary collision, when the secondary collision occurs in the meshing state (telescopic lock state) of the tooth lock mechanism TL, the
案内軸81が破断すると、第2歯形成部材50は、第2歯51を第1歯形成部材40の第1歯41に噛合させた状態でロアージャケット8の一対の被締付部19から離脱する。一対の被締付部19から離脱した第2歯形成部材50は、アッパージャケット7とともにコラム軸方向Xに移動し、やがて図9(b)に示すように、衝撃吸収ユニット70の連結部76と当接する。詳しくは、第2歯形成部材50の被支持部52の対向面52aが、コラム軸方向Xにおける連結部76の上端と当接する。なお、図9(b)および図9(c)では、二次衝突により破断した案内軸81の図示を省略している。
When the
衝撃吸収ユニット70が図9(b)に示す状態から図9(c)に示す状態に変化するように、第2歯形成部材50は、連結部76を押して衝撃吸収部71を変形させながらコラム軸方向Xの下方へ移動する。これにより、衝撃吸収荷重が発生し、二次衝突時の衝撃が吸収される。
詳しくは、一対の衝撃吸収部71は、第1部分73が短くなり第2部分75が長くなるように折り返し部74をコラム軸方向Xの下方に移動させて変形することによって衝撃を吸収する。その際、一対の衝撃吸収部71は、互いの対向縁部71a間で第2歯形成部材50のコラム軸方向Xの下方への移動を案内する。同時に、支持軸66は、第1部分73に対する第2部分75の平行移動を案内し、第1部分73は、支持軸66のコラム軸方向Xの下方への移動を案内している。
The second
Specifically, the pair of
本実施形態によれば、二次衝突時に、第2歯形成部材50は、両側の衝撃吸収部71の対向縁部71a間で移動を案内されながら、折り返し部74を移動させる。したがって、衝撃吸収ユニット70周辺のスペースを有効に利用しつつ、両側の衝撃吸収部71を均等に変形させることができる。
また、第2歯形成部材50が両側の衝撃吸収部71の対向縁部71a間で案内されることによって、第2歯形成部材50の第1直交方向Y1への移動が規制される。そのため、二次衝突時の第2歯形成部材50の姿勢が安定する。
According to the present embodiment, at the time of the secondary collision, the second
In addition, the movement of the second
また、衝撃吸収ユニット70は、第1歯形成部材40とは別体で設けられている。そのため、衝撃吸収ユニット70には、第1歯形成部材40の材料や形状に関係なく、自由に材料および形状を適用することができる。したがって、衝撃吸収ユニットにツースロック用の歯部を設ける場合と比較して、衝撃吸収荷重の設定の自由度が向上する。
また、二次衝突時に、支持軸66の案内によって、第1部分73と第2部分75とを平行移動させて、折り返し部74をスムーズに移動させることができる。
Also, the
Further, at the time of a secondary collision, the
また、第1部分73および第2部分75が、支持軸66のコラム軸方向Xの下方への移動を案内することによって、二次衝突時に、支持軸66の第2直交方向Y2への移動が規制される。そのため、二次衝突時の第2歯形成部材50の姿勢が安定する。
また、衝撃吸収部71全体は、二次衝突時に、コラム軸方向Xに短くなるように変形する。すなわち、衝撃吸収部71および第2歯形成部材50は、二次衝突前の衝撃吸収ユニット70およびツースロック機構TLのレイアウトスペース内で移動して衝撃荷重を発生させることができる。したがって、スペースを有効に利用することができる。
In addition, the
In addition, the entire
以下では、本実施形態の第1変形例および第2変形例について説明する。
図10に示すように、第1変形例に係る一対の衝撃吸収部71Pの第1部分73Pをコラム軸方向Xに直交する平面に沿って切断した断面図は、ハの字状である。第1変形例の第1部分73Pは、曲げ剛性向上用の、第1直交方向Y1に対して傾斜する傾斜部110を含む。詳しくは、一対の第1部分73Pの互いに近い側の縁部73Paは、一対の第1部分73Pの互いに遠い側の縁部73Pbよりも第2直交方向Y2の一方側Y2a(アッパージャケット7から遠ざかる方向)に配置されている。
Below, the 1st modification of this embodiment and the 2nd modification are explained.
As shown in FIG. 10, a cross-sectional view in which the
図10の第1変形例では、本実施形態で説明した部材と同様の部材には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する(後述する図11の第2変形例と、図12〜図17の第3変形例と、図18〜21の第4変形例とにおいても同様)。
図示していないが、一対の第1部分73Pは、逆ハの字状の断面を有していてもよい。詳しくは、一対の第1部分73Pの互いに近い側の縁部73Paは、一対の第1部分73Pの互いに遠い側の縁部73Pbよりも第2直交方向Y2の他方側Y2b(アッパージャケット7に近づく方向)に配置されていてもよい。なお、傾斜部110は、湾曲していてもよい。
In the first modification of FIG. 10, the same members as those described in this embodiment are designated by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted (a second modification of FIG. 11 and FIG. The same applies to the third modification of FIG. 17 and the fourth modification of FIGS.
Although not shown, the pair of
第1変形例では、第1部分73Pは、曲げ剛性向上用の傾斜部110によって、第2部分75側に撓みにくくされている。そのため、二次衝突時の衝撃吸収部71Pの挙動を安定させることができる。
また、第1変形例では、二次衝突時に、支持孔67をコラム軸方向Xに移動する支持軸66が、第2部分75側に撓んだ第1部分73Pに引っ掛かることを抑制することができるので、二次衝突時の衝撃吸収を安定させることができる。
In the first modification, the
In the first modification, the
第2変形例に係る衝撃吸収部71Qの第1部分73Qをコラム軸方向Xに直交する平面に沿って切断した断面図である図11に示すように、一対の第1部分73Qのそれぞれは、逆向きに傾斜する一対の傾斜部111,112を含む山形状に形成されている。一対の第1部分73Qは、第2直交方向Y2の一方側Y2aに突出している。図示していないが、一対の第1部分73Qのそれぞれは、第2直交方向Y2の他方側Y2bに突出するように構成されていてもよい。なお、一対の傾斜部111,112のそれぞれは、湾曲していてもよい。
As shown in FIG. 11 which is a cross-sectional view of the
第2変形例では、第1部分73は、曲げ剛性向上用の一対の傾斜部111,112によって、第2部分75側に一層撓みにくくされている。そのため、二次衝突時の衝撃吸収部71の挙動を一層安定させることができる。
以下では、本実施形態の第3変形例について説明する。
図12は、本実施形態の第3変形例に係るステアリング装置1の要部の分解斜視図である。
In the second modification, the
Below, the 3rd modification of this embodiment is explained.
FIG. 12 is an exploded perspective view of the main part of a
図12を参照して、第3変形例のステアリング装置1は、図5に示す本実施形態のステアリング装置1において衝撃吸収部71を含む衝撃吸収ユニット70の代わりに、第1衝撃吸収部121を含む第1衝撃吸収ユニット120を備えている。また、第3変形例のステアリング装置1は、第2の衝撃吸収ユニットとしての第2衝撃吸収ユニット130と、係合突起140と、駆動機構150と、蓋部材160とを備えている。
Referring to FIG. 12, a
第1衝撃吸収ユニット120は、衝撃吸収ユニット70(図5参照)と概ね同じ構造を有しているが、第1直交方向Y1における拘束部72の幅が第1部分73へ向けて段階的に小さくなるように構成されている点で衝撃吸収ユニット70と異なる。
第2衝撃吸収ユニット130は、一対の移動部131と、被係合部132と、一対の延設部134と、一対の移動部131と一対の延設部134との間に架設された第2の衝撃吸収部としての一対の第2衝撃吸収部136とを含む。一対の延設部134は、互いに第1直交方向Y1に間隔を隔てて被係合部132からコラム軸方向Xの上方へ延設されている。一方の移動部131と一方の延設部134との間には、第2衝撃吸収部136が1つ架設されており、他方の移動部131と他方の延設部134との間には、第2衝撃吸収部136が1つ架設されている。
The first
The second
一対の第2衝撃吸収部136のそれぞれは、延設部134からコラム軸方向Xの上方へ延びる第1部分136aと、湾曲状の折り返し部136bと、第1部分136aから折り返し部136bを介して折り返された第2部分136cとを含む。一対の第2衝撃吸収部136のそれぞれは、第1部分136aに第1直交方向Y1の内側から隣接し、延設部134からコラム軸方向Xの上方へ延びる第3部分136dを含む。一対の第2衝撃吸収部136のそれぞれでは、第2衝撃吸収部136を第2直交方向Y2に薄くする溝136eが、第1部分136aと第3部分136dとの境界に形成されている。溝136eは、コラム軸方向Xに延びている。
Each of the pair of second
第2衝撃吸収ユニット130の底面図である図13を参照して、一対の移動部131は、第1直交方向Y1に互いに離間して配置されている。各移動部131は、第2衝撃吸収部136の第2部分136cから第1直交方向Y1の内側へ向けて延設されている。各移動部131には、第2直交方向Y2に移動部131を貫通するピン孔131aが形成されている。被係合部132には、被係合部132を第2直交方向Y2に貫通する被係合孔132aが形成されている。
Referring to FIG. 13 which is a bottom view of the second
図12を参照して、係合突起140は、第2直交方向Y2に延びる円柱状である。係合突起140は、第2衝撃吸収ユニット130の被係合部132の被係合孔132aに挿通されることによって被係合部132に係合可能である。
駆動機構150は、ブロック状の本体部152と、本体部152からコラム軸方向Xの下方に延びる延設部153と、本体部152から第2直交方向Y2に突出する円盤状の突出部154とを含む。
Referring to FIG. 12, the
The
図14は、第3変形例のステアリング装置1の要部の模式的側面図である。図14では、説明の便宜上、第2歯形成部材50を二点鎖線で示している(以下の図16および図17においても同様)。また、図14では、駆動機構150を部分断面図で表現している。図14を参照して、本体部152は、係合突起140を収容して係合突起140を支持する収容孔152aを有する。
FIG. 14 is a schematic side view of the main part of a
駆動機構150は、係合突起140を第2直交方向Y2に駆動するためのものである。駆動機構150は、たとえば火薬などで作動されるパイロアクチュエータである。駆動機構150は、図示しない制御部と電気的に接続されている。制御部は、たとえば、ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)である。制御部は、シートベルト着用の有無、運転者の体重、車速および/または衝突時の車両の加速度などの情報に基づいて駆動機構150を作動させるか否かを判断する。通常は、係合突起140は、被係合孔132aに嵌まって係合部132に係合している。
The
駆動機構150は、制御部によって作動されると、被係合部132との係合が解除される係合解除位置(図14の一点鎖線参照)へ向けて係合突起140を退避させる。
図12を参照して、蓋部材160は、第2衝撃吸収部136の浮き上がりを規制する規制部161と、駆動機構150を収容する収容部162と、一対の拘束部164とを一体的に含む。
When actuated by the control unit, the
Referring to FIG. 12,
規制部161は、コラム軸方向Xに長手である。規制部161では、第1直交方向Y1における略中央が、第2直交方向Y2において第2衝撃吸収ユニット130とは反対側(一方側Y2a)へ突出している。一対の拘束部164は、規制部161のコラム軸方向Xの下方側の端部に配置されている。各拘束部164は、規制部161の第1直交方向Y1における両外側へ向けて規制部161から突出している。拘束部164のそれぞれには、拘束部164を第2直交方向Y2に貫通する貫通孔164aが形成されている。
The restricting
蓋部材160、第2衝撃吸収ユニット130および第1衝撃吸収ユニット120は、第2直交方向Y2に重ねて配置されている。蓋部材160の一対の拘束部164の貫通孔164aのそれぞれには、ボルト77が1つずつ挿通されている。拘束部164は、第1衝撃吸収ユニット120の拘束部72と共締めされて被締付部19の凹部19bに固定される。拘束部164は、ボルト77によって共締めされていなくてもよく、溶接によってロアージャケット8に固定されていてもよいし、リベットやピンなどでロアージャケット8に固定されていてもよい。
The
図14を参照して、収容部162は、コラム軸方向Xの下方から規制部161に隣接している。収容部162は、第2直交方向Y2に開口162aを有しており、収容部162には、駆動機構150を収容するための内部空間162bが形成されている。収容部162には、第2直交方向Y2において開口162aと反対側(一方側Y2a)の底部を第2直交方向Y2に貫通する貫通孔162cが形成されている。貫通孔162cは、内部空間162bに連通している。駆動機構150と、駆動機構150によって支持された係合突起140とは、蓋部材160を介してロアージャケット8によって支持されている(図14参照)。この状態で、収容部162の貫通孔162cには、駆動機構150の突出部154が挿通されている。
Referring to FIG. 14, the
図15は、図14のXV−XV線に沿った断面図である。図15では、アッパージャケット7を一点鎖線で示している。図15を参照して、第1衝撃吸収ユニット120の連結部76には、一対のピン孔76aが形成されている。
第2衝撃吸収ユニット130の一対の移動部131は、第1衝撃吸収ユニット120の連結部76に第2直交方向Y2のアッパージャケット7とは反対側(一方側Y2a)から接している。一対の移動部131のピン孔131aと連結部76の一対のピン孔76aとには、第2直交方向Y2に延びる一対のピン122が圧入されている。これにより、一対の移動部131は、連結部76に固定されているので、連結部76と一体移動可能である。一対の移動部131は、第3変形例とは異なり、溶接などにより連結部76に固定されていてもよいし、第2部分75に固定されていてもよい。
FIG. 15 is a cross-sectional view taken along the line XV-XV in FIG. In FIG. 15, the
The pair of moving
第1衝撃吸収ユニット120の第1部分73は、第2衝撃吸収ユニット130の第3部分136dに他方側Y2bから接している。第2衝撃吸収部136の第1部分136aおよび第3部分136dは、蓋部材160の規制部161に他方側Y2bから接している。一対の溝136eは、一対の第1衝撃吸収ユニット120の第1部分73の第1直交方向Y1における両外側に位置している。
The
以下では、二次衝突時における第3変形例のステアリング装置1の動作について説明する。図16は、係合突起140が係合位置にある状態で二次衝突が発生した後の第3変形例のステアリング装置1の要部の模式的側面図である。
二次衝突時には、連結部76が、第2歯形成部材50と一体移動してコラム軸方向Xの下方へ移動する。そのため、本実施形態と同様に、第1衝撃吸収部121が変形することによって二次衝突の衝撃の一部が吸収される。ただし、第3変形例では、二次衝突時には、連結部76に固定された一対の移動部131も、第2歯形成部材50とともにコラム軸方向Xの下方へ移動する。係合突起140が係合位置に位置している状態では、係合突起140によって係合された被係合部132のコラム軸方向Xへの移動が規制されている。そのため、移動部131が被係合部132に対してコラム軸方向Xの下方へ移動することによって、第2衝撃吸収部136は、第1衝撃吸収部121とともに変形して二次衝突時の衝撃を吸収する。
Hereinafter, an operation of the
At the time of a secondary collision, the connecting
詳しくは、一対の第2衝撃吸収部136は、第1部分136aが短くなり第2部分136cが長くなるように折り返し部136bをコラム軸方向Xの下方に移動させて曲げ変形させることによって、衝撃を吸収する。第1部分136aが短くなると同時に、第3部分136dと第1部分136aとの間の溝136eに沿って第2衝撃吸収部136が引き裂かれることによって、二次衝突時の衝撃がさらに吸収される。
Specifically, the pair of second
このように、係合突起140が係合位置に位置している状態で二次衝突が発生すると、第1衝撃吸収ユニット120の第1衝撃吸収部121の変形と、第2衝撃吸収ユニット130の第2衝撃吸収部136の変形とによって二次衝突時の衝撃が吸収される。そのため、第1衝撃吸収部121のみが変形する場合と比較して衝撃吸収荷重が大きくなるので、高荷重EAが可能になる。
Thus, if a secondary collision occurs while the
一方、係合突起140が係合解除位置にある状態で二次衝突が発生した後の第3変形例のステアリング装置1の要部の模式的側面図である図17を参照して、係合突起140が係合解除位置に位置している状態で二次衝突が発生すると、被係合部132は、一対の移動部131とともにコラム軸方向Xに移動する。そのため、第2衝撃吸収部136は、変形せず、二次衝突時の衝撃を吸収しない。
On the other hand, with reference to FIG. 17 which is a schematic side view of the main part of the
このように、係合突起140が係合解除位置に位置している状態で二次衝突が発生すると、第1衝撃吸収ユニット120の第1衝撃吸収部121の変形のみによって二次衝突時の衝撃が吸収される。そのため、第1衝撃吸収部121および第2衝撃吸収部136が変形する場合と比較して衝撃吸収荷重が小さくなり、低荷重EAが可能になる。
以上のように、駆動機構150によって係合突起140の位置を変化させることによって、第1衝撃吸収ユニット120だけで二次衝突時の衝撃を吸収したり、第1衝撃吸収ユニット120と第2衝撃吸収ユニット130との両方で吸収したりすることができる。したがって、二次衝突時の衝撃吸収荷重を調整することができる。
As described above, when a secondary collision occurs while the
As described above, by changing the position of the
たとえば、運転者の体格が比較的大きい場合やシートベルトを正しく着用していない場合には、係合突起140を係合位置へ進出させて衝撃吸収荷重を増大させることができる。また、運転者の体格が比較的小さい場合やシートベルトを正しく着用している場合には、係合突起140を係合解除位置に退避させて衝撃荷重を低減することができる。これにより、ステアリング装置1を組み立てた後に衝撃吸収荷重を適宜変更し、二次衝突時における乗員の最適な保護が実現できる。
For example, when the driver's physical size is relatively large or the seat belt is not properly worn, the
また、第2衝撃吸収ユニット130は、第1衝撃吸収ユニット120に重ねて設けられているため、レイアウトの自由度の向上と、小型化とが図れる。
第3変形例では、さらに、本実施形態と同様の効果を奏する。
以下では、本発明の第4変形例について説明する。
図18は、第4変形例に係るステアリング装置1の要部の分解斜視図である。
Further, since the second
In the third modified example, the same effect as that of the present embodiment is further achieved.
Below, the 4th modification of this invention is demonstrated.
FIG. 18 is an exploded perspective view of the main part of a
図18を参照して、第4変形例のステアリング装置1は、本実施形態のステアリング装置1とは異なり、蓋部材170を備えている。また、第4変形例の第2歯形成部材50は、本実施形態の第2歯形成部材50(図4参照)とは異なり、一対の対向部55を含んでいる。
蓋部材170は、衝撃吸収ユニット70の一対の衝撃吸収部71の浮き上がりを規制する規制部171と、一対の拘束部164とを一体的に含む。一対の拘束部164は、規制部171のコラム軸方向Xの下方側の端部に配置されている。各拘束部164は、規制部171の第1直交方向Y1における両外側へ向けて規制部171から突出している。一対の拘束部164は、第3変形例の蓋部材160の一対の拘束部164(図12参照)と同様の構成であるため、詳しい説明を省略する。
Referring to FIG. 18, the
The
規制部171は、コラム軸方向Xに長手の板状である。規制部171では、第1直交方向Y1における略中央が、第2直交方向Y2の一方側Y2aへ突出している。詳しくは、規制部171は、一対の第1部分172と、第2部分173と、一対の傾斜部174とを一体的に含む。
各第1部分172は、第1直交方向Y1に互いに間隔を隔てて配置されている。第1部分172は、衝撃吸収ユニット70の一対の衝撃吸収部71のそれぞれの第1部分73に一方側Y2aから1つずつ接している(後述する図21も参照)。
The restricting
The
第2部分173は、第1直交方向Y1における一対の第1部分172の内側において、第1部分172よりも第2直交方向Y2の一方側Y2aに配置されている。第4変形例のステアリング装置1の要部の模式的側面図である図19を参照して、第2部分173は、一対の対向縁部71aによって第1直交方向Y1から挟まれた空間Aを一方側Y2aから覆っている。
The
図18を参照して、各傾斜部174は、第1部分172と第2部分173との間に架設されている。各傾斜部174は、第1直交方向Y1に互いに近づくにつれて一方側Y2aへ向かうように第1部分172に対して傾斜している。一対の傾斜部174は、第4変形例とは異なり、コラム軸方向Xから見て、第1部分172に対して直交する直交部であってもよい。
Referring to FIG. 18, each
第2歯形成部材50の一対の対向部55は、被支持部52よりもコラム軸方向Xにおける上方に配置された部分50aから第1直交方向Y1の両外側へ1つずつ突出している。各対向部55はブロック状である。
図19を参照して、一対の対向部55は、衝撃吸収ユニット70よりもコラム軸方向Xの上方に位置している。そのため、第2歯形成部材50が支持軸66の中心軸線C2を中心として回転する際、対向部55は、衝撃吸収ユニット70と接触しない。したがって、第2歯形成部材50は、対向部55によって阻害されることなく中心軸線C2を中心として回転し、第2歯51を第1歯形成部材40の第1歯41に噛み合わせることができる。
The pair of facing
Referring to FIG. 19, the pair of facing
対向部55のコラム軸方向Xにおける下端部55aは、先細り状に形成されている。下端部55aは、コラム軸方向Xの下方へ向かうにしたがって他方側Y2bへ向かうように傾斜する傾斜面55bを有する(図18も参照)。
ツースロック機構TLの噛合状態において、二次衝突が発生すると、本実施形態と同様に案内軸81が破断し、第2歯形成部材50は、第2歯51を第1歯形成部材40の第1歯41に噛合させた状態でロアージャケット8の一対の被締付部19から離脱する。
The
In the meshing state of the tooth lock mechanism TL, when a secondary collision occurs, the
一対の被締付部19から離脱した第2歯形成部材50は、アッパージャケット7とともにコラム軸方向Xの下方へ移動する。第2歯形成部材50の被支持部52の対向面52aがコラム軸方向Xにおける連結部76の上端と当接すると、第2歯形成部材50は、連結部76を押して衝撃吸収部71を変形させながらコラム軸方向Xの下方へ移動する。
図20は、図19において、二次衝突によって、第2歯形成部材50がコラム軸方向Xに移動している途中の状態を示した図である。図20では、二次衝突により破断した案内軸81の図示を省略している。図21は、図20のXXI−XXI線に沿った断面図である。図21では、一対の被締付部19およびボルト77の図示を省略している。
The second
FIG. 20 is a view showing a state in which the second
図20を参照して、第2歯形成部材50は、二次衝突時にコラム軸方向Xの下方へ移動する際、一対の対向縁部71aによって第1直交方向Y1から挟まれた空間Aに入り込む。前述したように、蓋部材170の第2部分173は、一方側Y2aから空間Aを覆う(図21参照)。そのため、第2歯形成部材50が蓋部材170の第2部分173に当接することによって、第2歯形成部材50の浮き上がりを阻止できる。したがって、二次衝突時の第2歯形成部材50の姿勢を一層安定させることができるので、二次衝突時に第1歯41と第2歯51との噛み合いが解除されることを阻止できる。
Referring to FIG. 20, when the second
また、このとき、蓋部材170の傾斜部174は、第1直交方向Y1における両端面のそれぞれに1つずつ対向する(図21参照)。そのため、第2歯形成部材50の姿勢をより一層安定させることができる。このように、蓋部材170の第2部分173および一対の傾斜部174は、二次衝突時に第2歯形成部材50の姿勢を保持する第1姿勢保持機構181を構成している。
Further, at this time, the
二次衝突時に第2歯形成部材50がコラム軸方向Xの下方へ移動する際、一対の対向部55は、衝撃吸収部71の第2部分75と、アッパージャケット7もしくは第1歯形成部材40との間の隙間Bに入り込む。対向部55は、傾斜面55bを有するので、隙間Bが第2直交方向Y2に狭い場合であっても、第2部分75に引っ掛かることなく、スムーズに隙間Bに入り込むことができる。
When the second
図21を参照して、隙間Bに入り込んだ対向部55は、衝撃吸収部71の第2部分75に他方側Y2bから1つずつ対向している。そのため、対向部55が第2部分75に当接することによって、第2歯形成部材50の浮き上がりを阻止できる。したがって、二次衝突時の第2歯形成部材50の姿勢を一層安定させることができるので、二次衝突時に第1歯41と第2歯51との噛み合いが解除されることを阻止できる(図20も参照)。言い換えると、二次衝突時の第1歯41と第2歯51との噛み合いを保証できる。このように、対向部55と第2部分75とは二次衝突時に第2歯形成部材50の姿勢を保持する第2姿勢保持機構182を構成している。
Referring to FIG. 21, the facing
二次衝突時の第2歯形成部材50の姿勢は、第1姿勢保持機構181および第2姿勢保持機構182によって、第2歯51と第1歯41とが噛合した状態で安定して保持される。そのため、衝撃吸収ユニット70は、二次衝突時に安定して衝撃を吸収することができる。
第4変形例では、さらに、本実施形態と同様の効果を奏する。
The posture of the second
The fourth modification further exhibits the same effect as that of the present embodiment.
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、第2歯形成部材50は、噛合および解除を達成し、かつ、二次衝突時に離脱可能に構成されていればよい。
また、第2歯形成部材50に案内孔82が設けられていない場合も有り得る。この場合、第2歯形成部材50には、案内軸81を挿通支持する丸孔(図示せず)が設けられている。また、この場合、一対の被締付部19には、支持孔38が設けられておらず、案内軸81が挿通され案内軸81を案内する案内孔(図示せず)が設けられている。
The present invention is not limited to the embodiments described above, and various modifications are possible within the scope of the claims.
For example, the second
Moreover, the case where the
また、各衝撃吸収部71の第1部分73と第2部分75との位置関係は、本実施形態と逆であってもよい。すなわち、本実施形態では、第2部分75が第1部分73よりも第2直交方向Y2の他方側Y2bに配置されているが、第2部分75が第1部分73よりも第2直交方向Y2の一方側Y2aに配置されていてもよい。
また、本実施形態では、衝撃吸収ユニット70には、衝撃吸収部71が一対設けられているが、衝撃吸収部71は、3つ以上設けられていてもよい。
Further, the positional relationship between the
Further, in the present embodiment, the
また、第2歯形成部材50の移動を阻害したり、衝撃吸収部71の変形を不安定にさせることがなければ、第1部分73間は適宜連結されていてもよい。
また、支持軸66は、衝撃吸収部71によって支持されていなくてもよく、ロアージャケット8によって直接支持されていてもよい。この場合、衝撃吸収部71の第1部分73と第2部分75とによって区画される孔は、支持孔67として機能しない。また、この場合、ロアージャケット8の各被締付部19に設けられたコラム軸方向Xに延びる長孔(図示せず)が、支持軸66を支持し、支持軸66をコラム軸方向Xに案内する。
In addition, the
Further, the
また、ステアリング装置1は、操作レバー20が固定された締付軸21がアッパージャケット7よりもチルト方向Zの上方に配置された、いわゆるレバー上置きタイプのステアリング装置であるが、締付軸21がアッパージャケット7よりもチルト方向Zの下方に配置された、いわゆるレバー下置きタイプのステアリング装置にも本発明を適用することができる。
The
また、ステアリング装置1は、操舵部材2の操舵が補助されないマニュアルタイプのステアリング装置に限らず、電動モータの動力をステアリングシャフト3に与えて操舵部材2の操舵を補助するコラムアシストタイプの電動パワーステアリング装置(C−EPS)でもよい。
また、第3変形例の第2衝撃吸収部136は、第3部分136dを含んでいなくてもよい。この場合、係合突起140が係合位置に位置している状態で二次衝突が発生すると、第2衝撃吸収部136は、引き裂かれずに、曲げのみによって変形する。
Further, the
In addition, the second
また、第3変形例のステアリング装置1は、第1衝撃吸収ユニット120を含んでいない構成であってもよい。
The
1…ステアリング装置、3…ステアリングシャフト、6…コラムジャケット、7…アッパージャケット、8…ロアージャケット、40…第1歯形成部材、41…第1歯、50…第2歯形成部材、51…第2歯、66…支持軸、70…衝撃吸収ユニット、71;71P;71Q…衝撃吸収部、71a…対向縁部、72…拘束部、73;73P;73Q…第1部分、74…折り返し部、75…第2部分、76…連結部、110;111;112…傾斜部、120…第1衝撃吸収ユニット、121…第1衝撃吸収部、130…第2衝撃吸収ユニット、131…移動部、132…被係合部、136…第2衝撃吸収部、140…係合突起、150…駆動機構、C2…中心軸線、X…コラム軸方向、Y1…第1直交方向
DESCRIPTION OF
Claims (4)
ロアージャケットと前記ロアージャケットに嵌合されたアッパージャケットとを含み、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持する前記コラム軸方向に伸縮可能なコラムジャケットと、
第1歯を前記コラム軸方向に複数並べて形成し前記アッパージャケットと一体移動する第1歯形成部材と、
前記ロアージャケットまたは前記ロアージャケットによって支持された部材によって支持され前記コラム軸方向と直交する直交方向に延びる支持軸と、
前記第1歯に噛合可能な第2歯を形成し前記支持軸の中心軸線回りに回転可能に前記支持軸によって支持され、二次衝突時に前記第2歯を前記第1歯に噛合させた状態で前記ロアージャケットから離脱する第2歯形成部材と、
前記ロアージャケットによって前記コラム軸方向に拘束された拘束部と、前記拘束部から前記コラム軸方向上方へ延びる第1部分と、折り返し部と、前記第1部分から前記折り返し部を介して折り返された第2部分とをそれぞれ含み前記直交方向に離隔する一対の衝撃吸収部と、前記一対の衝撃吸収部の前記第2部分間を連結し二次衝突時に前記第2歯形成部材と一体移動する連結部とを含む衝撃吸収ユニットと、を備え、
二次衝突時に、前記一対の衝撃吸収部は、互いの対向縁部間で前記第2歯形成部材の前記コラム軸方向の下方への移動を案内しながら、前記折り返し部を前記コラム軸方向の下方に移動させて衝撃を吸収するように構成されている、ステアリング装置。 Steering shaft that can extend and contract in the column axis direction,
An axially expandable column jacket including a lower jacket and an upper jacket fitted to the lower jacket, the column jacket rotatably supporting the steering shaft;
A first tooth forming member formed by arranging a plurality of first teeth in the column axis direction and moving integrally with the upper jacket;
A support shaft supported by the lower jacket or a member supported by the lower jacket and extending in a direction orthogonal to the axial direction of the column;
A state in which a second tooth capable of meshing with the first tooth is formed and supported by the support shaft so as to be rotatable about the central axis of the support shaft, and the second tooth is engaged with the first tooth at the time of a secondary collision A second tooth forming member that disengages from the lower jacket at
A restraining portion restrained in the column axial direction by the lower jacket, a first portion extending upward from the restraining portion in the column axial direction, a folded back portion, and a folded back portion from the first portion via the folded back portion Connection between the pair of shock absorbing parts including the second part and separated in the orthogonal direction, and the second part of the pair of shock absorbing parts, and moving integrally with the second tooth forming member at the time of a secondary collision A shock absorbing unit including:
At the time of a secondary collision, the pair of impact absorbing parts guide the downward movement of the second tooth forming member in the column axial direction between the opposing edges thereof, A steering device that is configured to move downward to absorb an impact.
二次衝突時に、前記支持軸が、前記第1部分に対する前記第2部分の平行移動を案内するように構成されている、ステアリング装置。 The shock absorber according to claim 1, wherein the support shaft is supported between the first portion and the second portion of the shock absorbing portion of the shock absorbing unit as the member supported by the lower jacket.
Steering device, wherein the support shaft is configured to guide translation of the second portion relative to the first portion during a secondary collision.
二次衝突時に前記第2歯形成部材と一体移動する移動部と、前記係合突起によって係合される被係合部と、前記被係合部に対する前記移動部の移動によって変形して二次衝突時の衝撃を吸収する第2の衝撃吸収部とを含む第2の衝撃吸収ユニットと、
前記被係合部と係合する係合位置へ向けて前記係合突起を進出させたり、前記被係合部との係合が解除される係合解除位置へ向けて前記係合突起を退避させたりする駆動機構と、を備える、ステアリング装置。 The engagement protrusion supported by the lower jacket according to any one of claims 1 to 3.
A moving portion that moves integrally with the second tooth forming member at the time of a secondary collision, an engaged portion engaged by the engagement protrusion, and deformation due to movement of the moving portion with respect to the engaged portion A second shock absorbing unit including a second shock absorbing portion for absorbing a shock at the time of a collision;
The engagement protrusion is advanced toward the engagement position engaged with the engaged portion, or the engagement protrusion is retracted toward the disengagement position where the engagement with the engaged portion is released. And a driving mechanism for driving the steering wheel.
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