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JP6518398B2 - 摺動部品 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、メカニカルシール、軸受、その他、摺動部に適した摺動部品に関する。特に、摺動面に流体を介在させて摩擦を低減させるとともに、摺動面から流体が漏洩するのを防止する必要のある密封環または軸受などの摺動部品に関する。
摺動部品の一例である、メカニカルシールにおいて、その性能は、漏れ量、摩耗量、及びトルクによって評価される。従来技術ではメカニカルシールの摺動材質や摺動面粗さを最適化することにより性能を高め、低漏れ、高寿命、低トルクを実現している。しかし、近年の環境問題に対する意識の高まりから、メカニカルシールの更なる性能向上が求められており、従来技術の枠を超える技術開発が必要となっている。
そのような中で、例えば、水冷式エンジンの冷却に用いられるウォーターポンプのメカニカルシールにおいては、時間の経過とともに不凍液の1種であるLLCの添加剤、例えばシリケートやリン酸塩など(以下、「堆積物発生原因物質」という。)が、摺動面で濃縮され、堆積物が生成されメカニカルシールの機能が低下するおそれのあることが本件発明者において確認された。この堆積物の生成は薬品やオイルを扱う機器のメカニカルシールにおいても同様に発生する現象と考えられる。
従来のメカニカルシールにおいては、摺動面の摩擦発熱による摩耗や焼損の発生を防止するために、摺動面に流体層を形成させるべく溝を形成したものが知られている(例えば、特許文献1、2、3参照。)が、これらの発明は摺動面に流体を導入するというものに留まり、摺動面における堆積物の生成を防止するという方策は講じられていない。
特開平7−180772号公報 特開平7−224948号公報 米国特許第5498007号明細書
本発明は、密封と潤滑という相反する条件を両立させつつ、摺動面における流体の循環を促進させると共に、摺動面における堆積物発生を防止し、長期間にわたり摺動面の密封機能を維持させることのできる摺動部品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の摺動部品は、第1に、互いに相対摺動する一対の摺動部品を備え、一方の摺動部品の摺動面には、入口部及び出口部を介して高圧流体側に連通され、低圧流体側とはランド部により隔離された流体循環溝が設けられ、他方の摺動部品の摺動面には前記流体循環溝の流体に対して圧力変動を生起させる干渉溝が高圧流体側に連通するように設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、流体循環溝の入口部と出口部とにおいて、圧力差が存在し、それが絶えず交互に変動している状態になり、流体循環溝内おける流体は移動を繰り返すため、被密封流体が堆積物発生原因物質を含む場合でも、流体循環溝における堆積物の発生を防止することができ、長期間にわたり摺動面の密封機能を維持させることができる。
また、本発明の摺動部品は、第2に、第1の特徴において、前記干渉溝は、周方向に複数設けられ、これら複数の干渉溝は、いずれかの干渉溝が前記流体循環溝の前記入口部に対向する位置にあるとき、他の干渉溝が前記流体循環溝の前記出口部に対向する位置にないように配設されることを特徴としている。
この特徴によれば、流体循環溝の入口部と出口部との圧力差を大きく、かつ、確実に生じさせることができ、流体循環溝における堆積物の発生を、より一層、防止することができる。
また、本発明の摺動部品は、第3に、第1または第2の特徴において、前記一方の摺動部品は固定側密封環であり、前記他方の摺動部品は回転側密封環であって、前記回転側密封環は前記固定側密封環に対して外径を大きく、かつ、内径を小さく形成され、前記干渉溝は、前記流体循環溝の前記入口部と前記出口部の流体に対して圧力変動を生起させる位置に配設されることを特徴としている。
この特徴によれば、摺動面幅が固定側密封環により決まるため摺動面幅のバラツキを小さくすることができる。また、回転側密封環の摺動面に干渉溝が形成されるため渦を伴った旋回流が積極的に生成され、流体循環溝の入口部と出口部との圧力差を、一層、大きくすることができる。
また、本発明の摺動部品は、第4に、第1ないし3のいずれかの特徴において、前記干渉溝の内径側の端部は、前記流体循環溝の前記入口部と前記出口部と径方向において近接する位置まで延びていることを特徴としている。
この特徴によれば、流体循環溝の入口部と出口部との圧力差を、より一層、大きくすることができる。
また、本発明の摺動部品は、第5に、第1ないし3のいずれかの特徴において、前記干渉溝の内径側の端部は、前記流体循環溝の前記入口部及び前記出口部と径方向において重複する位置まで延びていることを特徴としている。
この特徴によれば、干渉溝による圧力変動作用が直に流体循環溝の入口部及び出口部に及ぼされるため、流体循環溝の入口部と出口部との圧力差を、さらにより一層、大きくすることができる。
本発明は、以下のような優れた効果を奏する。
(1)一方の摺動部品の摺動面には、入口部及び出口部を介して高圧流体側に連通され、低圧流体側とはランド部により隔離された流体循環溝が設けられ、他方の摺動部品の摺動面には流体循環溝の流体に対して圧力変動を生起させる干渉溝が高圧流体側に連通するように設けられることにより、流体循環溝の入口部と出口部とにおいて、圧力差が存在し、それが絶えず交互に変動している状態になり、流体循環溝内おける流体は移動を繰り返すため、被密封流体が堆積物発生原因物質を含む場合でも、流体循環溝における堆積物の発生を防止することができ、長期間にわたり摺動面の密封機能を維持させることができる。
(2)干渉溝は、周方向に複数設けられ、これら複数の干渉溝は、いずれかの干渉溝が流体循環溝の入口部に対向する位置にあるとき、他の干渉溝が流体循環溝の出口部に対向する位置にないように配設されることにより、流体循環溝の入口部と出口部との圧力差を大きく、かつ、確実に生じさせることができ、流体循環溝における堆積物の発生を、より一層、防止することができる。
(3)固定側密封環に流体循環溝が形成され、回転側密封環に干渉溝が形成され、回転側密封環は固定側密封環に対して外径を大きく、かつ、内径を小さく形成され、干渉溝は、流体循環溝の入口部と出口部の流体に対して圧力変動を生起させる位置に配設されることにより、摺動面幅が固定側密封環により決まるため摺動面幅のバラツキを小さくすることができる。また、回転側密封環の摺動面に干渉溝が形成されるため渦を伴った旋回流が積極的に生成され、流体循環溝の入口部と出口部との圧力差を、一層、大きくすることができる。
(4)干渉溝の内径側の端部は、流体循環溝の前記入口部と前記出口部と径方向において近接する位置まで延びていることにより、流体循環溝の入口部と出口部との圧力差を、より一層、大きくすることができる。
(5)干渉溝の内径側の端部は、流体循環溝の入口部及び出口部と径方向において重複する位置まで延びていることにより、干渉溝による圧力変動作用が流体循環溝の入口部及び出口部に、直に、及ぼされるため、流体循環溝の入口部と出口部との圧力差を、さらにより一層、大きくすることができる。
本発明の実施例1に係るメカニカルシールの一例を示す縦断面図であって、回転軸の中心より上側の半分を示している。 図1の摺動部品の摺動面をA−Aで断面した図であって、摺動面の特徴を説明するため摺動面に近接した部分で切断しており、また、摺動面の全周を示している。 実施例1の回転側密封環が回動された場合の固定側密封環に設けられた流体循環溝の入口部及び出口部の平均圧力を示したものである。 本発明の実施例2に係る摺動部品の摺動面を、図2と同じ要領で、示したものである。 本発明の実施例3に係る摺動部品の摺動面を、図2と同じ要領で、示したものである。 本発明の実施例4に係る摺動部品の摺動面を、図2と同じ要領で、示したものである。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置などは、特に明示的な記載がない限り、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1ないし図3を参照して、本発明の実施例1に係る摺動部品について説明する。
なお、以下の実施例においては、摺動部品の一例であるメカニカルシールを例にして説明する。また、メカニカルシールを構成する摺動部品の外周側を高圧流体側(被密封流体側)、内周側を低圧流体側(大気側)として説明するが、本発明はこれに限定されることなく、高圧流体側と低圧流体側とが逆の場合も適用可能である。
図1は、メカニカルシールの一例を示す縦断面図であって、摺動面の外周から内周方向に向かって漏れようとする高圧流体側の被密封流体を密封する形式のインサイド形式のものであり、高圧流体側の回転体(例えば、ポンプインペラ。図示省略)を駆動させる回転軸2側にスリーブ3及びカップガスケット4を介してこの回転軸2と一体的に回転可能な状態に設けられた一方の摺動部品である円環状の回転側密封環1と、ハウジング6に非回転状態かつ軸方向移動可能な状態で設けられた他方の摺動部品である円環状の固定側密封環5とが設けられ、固定側密封環5を軸方向に付勢するコイルドウェーブスプリング7及びベローズ8によって、ラッピング等によって鏡面仕上げされた摺動面の摺動部分S同士で密接摺動するようになっている。すなわち、このメカニカルシールは、回転側密封環1と固定側密封環5との互いの摺動部分Sにおいて、被密封流体が回転軸2の外周から大気側へ流出するのを防止するものである。
メカニカルシールにおいては、通常、回転側密封環1及び固定側密封環5の回転中心が厳密に一致していない場合にも対応可能であるように、いずれか一方の摺動面幅を大きく、すなわち、外径を大きく、かつ、内径を小さくして、外径側の摺動面余裕代So及び内径側の摺動面余裕代Siが形成されている。本発明において、回転側密封環1と固定側密封環5とが、現に摺動している部分を摺動部分Ssと呼び、摺動面余裕代を含む場合は摺動面Sと呼ぶことにする。
図1においては、回転側密封環1の外径が固定側密封環5の外径より大きく、また、回転側密封環1の内径が固定側密封環5の内径より小さく、摺動面余裕代が回転側密封環1に形成されている場合を示しているが、本発明はこれに限定されることなく、逆の場合においても適用出来ることはもちろんである。
図1の場合、固定側密封環5の摺動部分Ssと摺動面Sとは一致している。
図2は、図1のA−A断面図であり、回転側密封環1及び固定側密封環5の摺動面Sがハッチングで示されている。
図2において、摺動面Sの外径側が高圧流体側であり、また、内径側が低圧流体側、例えば大気側であり、回転側密封環1は反時計方向に回転するものとする。
固定側密封環5の摺動面Sには、高圧流体側に連通されると共に低圧流体側とは摺動面の平滑部R(本発明においては、「ランド部」ということがある。)により隔離された流体循環溝10が周方向に4等配で設けられている。
なお、流体循環溝10は4個に限らず、少なくとも1個設けられればよく、また、等配である必要もない。
流体循環溝10は、高圧流体側から入る入口部10a、高圧流体側に抜ける出口部10b、及び、入口部10a及び出口部10bとを周方向に連通する連通部10cから構成されている。流体循環溝10は、摺動部分Ssにおいて腐食生成物などを含む流体が濃縮されることを防止するため、積極的に高圧流体側から被密封流体を摺動部分に導入し排出するという役割を担うものであり、相手摺動面の回転に合わせて摺動部分に被密封流体を取り入れ、かつ、排出しやすいように入口部10a及び出口部10bが図示のように広口に形成される一方、漏れを低減するため、低圧流体側とはランド部Rにより隔離されている。
本例では、入口部10a及び出口部10bは直線状に形成され、略V字状をなしているが、特にこれに限定されるものではなく、入口部10aと出口部10bとなす内角αをさらに大きく、又は、小さくしてもよく、また、直線状ではなく曲線状(円弧状など)にしてもよい。また、流体循環溝10の幅及び深さは、被密封流体の圧力、種類(粘性)などに応じて最適なものに設定される。深さの一例をあげると、100〜300μm程度である。
流体循環溝は、略V字状に限らず、例えば、U字状でもよく、要は、入口部及び出口部が高圧流体側に連通されたものであればよい。
回転側密封環1の摺動面Sには流体循環溝10の流体に対して圧力変動を生起させる干渉溝15が設けられている。
干渉溝15は、高圧流体側に連通され、径方向において流体循環溝10の入口部10a及び出口部10bの流体に対して圧力変動を生起させる位置に配設されるものである。
図2の場合、干渉溝15は外径側の摺動面余裕代So内に設けられ、その内径側の端部15aは径方向において流体循環溝10の入口部10a及び出口部10bに近接する位置まで延びている。
なお、ここでいう、近接とは、径方向において干渉溝15で生成される渦等により流体循環溝10の入口部10a及び出口部10bの流体が圧力変動を生起される程度に近いという意味である。
図2においては、流体循環溝10が固定側密封環5の摺動面S(摺動部分Ssに同じ。)の外周まで形成されていることから、干渉溝15の内径側の端部15aは、径方向において固定側密封環5の摺動面Sの外周に近接する位置まで延びている。
干渉溝15の形状は、図2においては略矩形状のものが示されているが、これに限定されるものではなく、例えば、円形、楕円形、菱形などもよく、要は、高圧流体側に連通され、内径側の端部15aが流体循環溝10の入口部10a及び出口部10bに近接する位置まで延びていればよい。
また、干渉溝15の深さは、特に限定されるものではないが、例えば、流体循環溝10の深さと同程度、あるいは、少し深く設定されてもよい。
図2において、干渉溝15は、周方向に3等配で設けられているが、これら複数の干渉溝15は、いずれかの干渉溝15が流体循環溝10の入口部10aに対向する位置にあるとき、他の干渉溝10が流体循環溝10の出口部10bに対向する位置にないように配設されるものである。図2の場合、流体循環溝10は4等配で設けられ、流体循環溝10の入口部10aと出口部10bとのなす中心角θ1は約45°であるのに対し、隣接する干渉溝15のなす中心角θは120°であるから、回転側密封環1が回動して、いずれかの干渉溝15が流体循環溝10の入口部10aに対向する位置にあるとき、他の干渉溝10は流体循環溝10の出口部10bに対向する位置にはない。
なお、干渉溝15は、周方向に3個に限らず、少なくとも1個設けられればよく、また、等配である必要もない。
回転側密封環1が回動されると、干渉溝15の付近において渦が生成され、渦を伴った干渉溝15が周方向に移動する。
いま、干渉溝15の1つが、ある流体循環溝10の入口部10aに対向する位置に達すると、入口部10a内の流体の圧力が上昇する。この際、出口部10bに対向する位置には他の干渉溝15がないように設定されているため、該出口部10b内の流体の圧力上昇はなく、入口部10aの圧力>出口部10b、の圧力の状態になる。
次に、該干渉溝15が、その流体循環溝10の出口部10bに対向する位置に達すると、出口部10b内の流体の圧力が上昇する。この際、入口部10aに対向する位置には他の干渉溝15がないように設定されているため、該入口部10b内の流体の圧力上昇はなく、入口部10aの圧力<出口部10bの圧力、の状態になる。
すなわち、1つの流体循環溝10に着目すると、干渉溝15の作用により、入口部10aと出口部10bとの圧力差が存在し、それが絶えず交互に変動している状態になる。
図3は、回転側密封環1が回動された場合の固定側密封環に設けられた流体循環溝10の入口部10a及び出口部10bの平均圧力を示したもので、実線が入口部10aの平均圧力、破線が出口部10bの平均圧力を示している。この図から、入口部10aと出口部10bとにおいては、圧力差が存在し、それが絶えず交互に変動しているのがわかる。特に、回転角度が100°及び150°付近では、入口部10aの平均圧力と出口部10bの平均圧力との差が大きくなっていることがわかる。
入口部10aと出口部10bとにおいて、圧力差が存在し、それが絶えず交互に変動している状態になると、流体循環溝10内おける流体は移動を繰り返すため、たとえ、被密封流体が堆積物発生原因物質を含む場合でも、流体循環溝10内における堆積物の発生は防止されることになる。
実施例1においては、以下のような顕著な効果を奏する。
(1)固定側密封環5の摺動面には、入口部10a及び出口部10bを介して高圧流体側に連通され、低圧流体側とはランド部Rにより隔離された流体循環溝10が設けられ、回転側密封環1の摺動面には流体循環溝10の流体に対して圧力変動を生起させる干渉溝15が設けられるため、流体循環溝10の入口部10aと出口部10bとにおいて、圧力差が存在し、それが絶えず交互に変動している状態になり、流体循環溝10内おける流体は移動を繰り返すため、被密封流体が堆積物発生原因物質を含む場合でも、流体循環溝10における堆積物の発生を防止することができ、長期間にわたり摺動面の密封機能を維持させることができる。また、摺動面幅が固定側密封環5により決まるため摺動面幅のバラツキを小さくすることができる。
(2)干渉溝15は、周方向に複数設けられ、これら複数の干渉溝15は、いずれかの干渉溝15が流体循環溝10の入口部10aに対向する位置にあるとき、他の干渉溝15が流体循環溝10の出口部10bに対向する位置にないように配設されるため、流体循環溝10の入口部10aと出口部10bとの圧力差を大きく、かつ、確実に生じさせることができ、流体循環溝10における堆積物の発生を、より一層、防止することができる。
(3)干渉溝15の内径側の端部15aは、流体循環溝10の入口部10aと出口部10bに近接する位置まで延びているため、流体循環溝10の入口部10aと出口部10bとの圧力差を、より一層、大きくすることができる。
図4を参照して、本発明の実施例2に係る摺動部品について説明する。
実施例2は、干渉溝15の数が実施例1より多い点で相違するが、複数の干渉溝15は、いずれかの干渉溝15が流体循環溝10の入口部10aに対向する位置にあるとき、他の干渉溝10が流体循環溝10の出口部10bに対向する位置にないように配設される点で実施例1と同じである。
なお、図4において、図2と同じ符号は同じ部材を示しており、重複する説明は省略する。
図4において、干渉溝15は、周方向に12等配で設けられている。これら複数の干渉溝15は、いずれかの干渉溝15が流体循環溝10の入口部10aに対向する位置にあるとき、他の干渉溝10が流体循環溝10の出口部10bに対向する位置にないように配設されるものである。図4の場合、流体循環溝10は4等配で設けられ、流体循環溝10の入口部10aと出口部10bとのなす中心角θ1は約45°であるのに対し、隣接する干渉溝15のなす中心角θは30°であるから、回転側密封環1が回動して、いずれかの干渉溝15が流体循環溝10の入口部10aに対向する位置にあるとき、他の干渉溝10は流体循環溝10の出口部10bに対向する位置にはない。
なお、干渉溝15は、周方向に等配で設けられる必要はなく、また、12個に限定されない。要は、回転側密封環1が回動して、いずれかの干渉溝15が流体循環溝10の入口部10aに対向する位置にあるとき、他の干渉溝15は流体循環溝10の出口部10bに対向する位置になければよい。
実施例2においては、干渉溝15が周方向に多数設けられるため、流体循環溝10の入口部10aと出口部10bとの圧力差を、実施例1の場合より頻繁に、交互に変動させることができ、流体循環溝10における堆積物の発生を、より一層、防止することができる。
図5を参照して、本発明の実施例3に係る摺動部品について説明する。
実施例3は、干渉溝の内径側の端部が回転側密封環1の摺動部分Ss内まで延びている点で図2に示す実施例1と相違するが、その他の点は実施例1と同じである。
なお、図4において、図2と同じ符号は同じ部材を示しており、重複する説明は省略する。
図5において、回転側密封環1の摺動面Sには、干渉溝20が周方向に3等配で設けられている。干渉溝20は高圧流体側に連通され、干渉溝20の内径側の端部20aは、破線で示すように、流体循環溝10の入口部10a及び出口部10bと径方向において重複する位置まで延びている。すなわち、干渉溝20は、径方向において外径側の摺動面余裕代Soにとどまらず、回転側密封環1の摺動部分Ssまで延びるように形成されている。
回転側密封環1が回動されると、干渉溝20の付近において渦が生成され、渦を伴った干渉溝20が周方向に移動するが、その際、干渉溝20は流体循環溝10の入口部10a及び出口部10bの上を通過する。このため、流体循環溝10の入口部10a及び出口部10bに対する干渉溝20の影響が大きくなり、入口部10a及び出口部10bの圧力の変動も大きくなる。
入口部10aと出口部10bとの圧力差が大きくなり、それが絶えず交互に変動するため、流体循環溝10内における堆積物の発生は、より一層、防止されることになる。
実施例3においては、干渉溝20の内径側の端部20aが、流体循環溝10の入口部10a及び出口部10bと径方向において重複する位置まで延びていることにより、干渉溝20による圧力変動作用が流体循環溝10の入口部10a及び出口部10bに、直に、及ぼされるため、流体循環溝10の入口部10aと出口部10bとの圧力差を、さらにより一層、大きくすることができるという顕著な効果を奏する。
図6を参照して、本発明の実施例4に係る摺動部品について説明する。
実施例4は、干渉溝の内径側の端部が回転側密封環1の摺動部分Ss内まで延びている点で図5に示す実施例3と同じであり、図6において、図5と同じ符号は同じ部材を示しており、重複する説明は省略する。
図6において、干渉溝20は、周方向に12等配で設けられている。これら複数の干渉溝20は、いずれかの干渉溝20が流体循環溝10の入口部10aに対向する位置にあるとき、他の干渉溝10が流体循環溝10の出口部10bに対向する位置にないように配設されるものである。図6の場合、流体循環溝10は3等配で設けられ、流体循環溝10の入口部10aと出口部10bとのなす中心角θ1は約45°であるのに対し、隣接する干渉溝20のなす中心角θは30°であるから、回転側密封環1が回動して、いずれかの干渉溝20が流体循環溝10の入口部10aに対向する位置にあるとき、他の干渉溝10は流体循環溝10の出口部10bに対向する位置にはない。
なお、干渉溝20は、周方向に等配で設けられる必要はなく、また、12個に限定されない。要は、回転側密封環1が回動して、いずれかの干渉溝20が流体循環溝10の入口部10aに対向する位置にあるとき、他の干渉溝20は流体循環溝10の出口部10bに対向する位置になければよい。
干渉溝20は高圧流体側に連通され、干渉溝20の内径側の端部20aは、破線で示すように、流体循環溝10の入口部10a及び出口部10bと径方向において重複する位置まで延びている。すなわち、干渉溝20は、径方向において外径側の摺動面余裕代Soにとどまらず、回転側密封環1の摺動部分Ssまで延びるように形成されている。
実施例4においては、干渉溝15が周方向に多数設けられるため、流体循環溝10の入口部10aと出口部10bとの圧力差を、実施例3の場合より頻繁に、交互に変動させることができ、流体循環溝10における堆積物の発生を、より一層、防止することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、摺動部品をメカニカルシール装置における一対の回転用密封環及び固定用密封環のいずれかに用いる例について説明したが、円筒状摺動面の軸方向一方側に潤滑油を密封しながら回転軸と摺動する軸受の摺動部品として利用することも可能である。
また、例えば、前記実施例では、外周側に高圧の被密封流体が存在する場合について説明したが、内周側が高圧流体の場合にも適用できる。
また、例えば、前記実施例では、摺動部品を構成するメカニカルシールの固定側密封環に流体循環溝を設け、回転側密封環に干渉溝を設ける場合について説明したが、これとは逆に、回転側密封環に流体循環溝、固定側密封環に干渉溝を設けてもよい。
また、例えば、前記実施例1及び2では、干渉溝の内径側端部が径方向において流体循環溝の入口部及び出口部の近傍に配設し、実施例3及び4では、干渉溝の内径側端部が径方向において流体循環溝の入口部及び出口部に重複するように配設する場合について説明したが、これらに限らず、これらの形態をミックスさせてもよい。
1 回転側密封環
2 回転軸
3 スリーブ
4 カップガスケット
5 固定側密封環
6 ハウジング
7 コイルドウェーブスプリング
8 ベローズ
10 流体循環溝
10a 入口部
10b 出口部
10c 連通部
15 干渉溝
15a 干渉溝の内径側端部
20 干渉溝
20a 干渉溝の内径側端部
R ランド部
S 摺動面
Ss 摺動部分








Claims (4)

  1. 互いに相対摺動する一対の摺動部品を備え、一方の摺動部品の摺動面には、入口部及び出口部を介して高圧流体側に連通され、低圧流体側とはランド部により隔離された流体循環溝が設けられ、他方の摺動部品の摺動面には前記流体循環溝の流体に対して圧力変動を生起させる干渉溝が高圧流体側に連通するように設けられ
    前記干渉溝は、周方向に複数設けられ、いずれかの前記干渉溝が前記流体循環溝の前記入口部に対向する位置にあるとき、他の前記干渉溝が前記流体循環溝の前記出口部に対向する位置にないように配設されることを特徴とする摺動部品。
  2. 前記一方の摺動部品は固定側密封環であり、前記他方の摺動部品は回転側密封環であって、前記回転側密封環は前記固定側密封環に対して外径を大きく、かつ、内径を小さく形成され、前記干渉溝は、前記流体循環溝の前記入口部と前記出口部の流体に対して圧力変動を生起させる位置に配設されることを特徴とする請求項1に記載の摺動部品。
  3. 前記干渉溝の内径側の端部は、前記流体循環溝の前記入口部と前記出口部と径方向において近接する位置まで延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載の摺動部品。
  4. 前記干渉溝の内径側の端部は、前記流体循環溝の前記入口部及び前記出口部と径方向において重複する位置まで延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載の摺動部品。
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