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JP6517836B2 - 水上用太陽電池装置 - Google Patents

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JP6517836B2
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Description

本発明は、水上用太陽電池装置に関する。
近年の環境保護の機運の高まりに伴い、環境負荷の少ない太陽電池装置の普及が進んでいる。太陽電池装置の種類の一つとして、水上に設置する水上用太陽電池装置がある。
水上用太陽電池装置は、浮体上に太陽電池モジュールを取り付けた構造である。このような水上用太陽電池装置は、広い用地を確保しやすいダム湖または池などの水上に設置できることから注目を集めている。水上用太陽電池装置では、例えば、風などの影響に対する安定性が求められる。このため、例えば、浮体の浮力を任意に調整することで水面から露出する高さを小さくし、風の影響を低減する水上用太陽電池装置が提案されている(特開2007−118925号公報を参照)。
上記の水上用太陽電池装置では、浮体の喫水線よりも下側に位置する空間に送り込む空気量を制御することによって、喫水線の位置を変化させている。よって、このような水上用太陽電池装置では、上記の空気量を制御するためのエアポンプのような装置が必須となる。しかしながら、エアポンプのような装置は、一般的に構成部品が多いので、定期的にメンテナンスを要する。
本発明の1つの目的は、簡素な構造で風などに対する安定性を高められるとともに、メンテナンス頻度を低減できる水上用太陽電池装置を提供することである。
本発明の一実施形態に係る水上用太陽電池装置は、太陽電池モジュールと、該太陽電池モジュールが配置された浮体とを備え、該浮体は、前記太陽電池モジュールが配置された上面と、該上面の裏側に位置して水に接触するとともに前記上面側に向かって窪んだ下面と、前記上面で開口している第1開口部および前記下面で開口している第2開口部を有する貫通部と、該貫通部につながらない中空部と、前記第1開口部を塞ぐように配置され、前記下面側から前記上面側に向かって前記貫通部内を移動する気体の通過を許容するとともに前記上面側から前記下面側に向かって前記貫通部内を移動する気体の通過を妨げる逆止弁とを具備する。
本実施形態では、簡素な構造で風などに対する安定性を高めることができて、メンテナンスの頻度を低減できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る水上用太陽電池装置を説明する図であり、図1(a)は斜視図、図1(b)は側面図、図1(c)は正面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る水上用太陽電池装置を説明する図であり、図2(a)は水面Pに浮かべた水上用太陽電池装置を、図1(a)のA−A’線で切断した様子を示す端面図、図2(b)は図1(a)のB−B’線で切断した様子を示す端面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る水上用太陽電池装置における太陽電池モジュールを説明する図であり、図3(a)は受光面側から見た平面図、図3(b)は図3(a)をC−C’線で切断した様子を示す端面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る水上用太陽電池装置を説明する図であり、浮体の凹部に空気が入った時に喫水が浅くなる様子を示すモデル図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る水上用太陽電池装置を説明する図であり、水上用太陽電池装置を持ち上げようとする外力が加わった時の様子を示すモデル図である。 図6は、本発明の他の実施形態に係る水上用太陽電池装置を説明する、図2(b)に相当する端面図であり、図6(a)は水上用太陽電池装置が水面に対して傾いた様子を示す端面図、図6(b)は水上用太陽電池装置が図6(a)の状態から元の状態に復元した様子を示す端面図である。 図7は、本発明の他の実施形態に係る水上用太陽電池装置を説明する図であり、図7(a)は図1(a)に相当する斜視図であり、図7(b)は図7(a)のD−D’線で切断した様子を示す端面図であり、図7(c)は連結部材の側面図である。 図8は、本発明の他の実施形態に係る水上用太陽電池装置を説明する図であり、2台の図7(a)に示す水上用太陽電池装置を連結部材で連結した様子を、図7(b)に相当する端面から見た端面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る水上用太陽電池装置1について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、図面は模式的に示したものである。以下の説明では、水上用太陽電池装置1を構成する太陽電池モジュール2の水面Pに対して平行な1辺に沿う方向をX軸方向とし、X軸方向に直交し水面Pに平行な方向をY軸方向とし、X軸方向とY軸方向に直交する方向をZ軸方向とした、左手系の座標軸で説明する。Z軸方向は鉛直方向に相当する。また、Z軸方向のうち重力に逆らう方向を+Z軸方向または上とし、重力に従う方向を−Z軸方向または下とする。また、傾斜して設置された太陽電池モジュール2の下方を下端側といい、上方を上端側という。
<<第1実施形態>>
図1および図2に示すように、水上用太陽電池装置1は、太陽電池モジュール2と、太陽電池モジュール2を取り付ける浮体3とを備えている。水上用太陽電池装置1は、浮体3を水面Pに浮かべて設置される。次に、水上用太陽電池装置1の構成について詳細に説明する。
<浮体>
浮体3は、例えば直方体に凹部および凸部を設けた形状である。浮体3は、内部に中空部3aを有する。浮体3は、上面3bと、上面3bの裏側に位置する下面3cとを有する。上面3bには太陽電池モジュール2が配置される。また、上面部3bには、上面3bの一端部に第1凸部3dと、上面3bの他端部に第1凸部3dよりも+Z軸方向側に高い第2凸部3eとが設けられている。これにより、太陽電池モジュール2は、浮体3の上面3b上において、水平方向に対して傾斜するように配置される。第1凸部3dは太陽電池モジュール2の下端側2aを支持し、第2凸部3eは太陽電池モジュール2の上端側2bを支持する。また、上面3bは、太陽電池モジュール2が配置された第1凸部3dおよび第2凸部3eの上方の面を含む第1上面3b1と、太陽電池モジュール2から離れて第1上面3b1よりも下面3c側に位置する部分を第2上面3b2と、を有する。
浮体3の下面3cは、水に接触するとともに上面3b側に向かって窪んでいる。よって、下面3cは凹部3c1を有している。また、浮体3は、第2上面3b2に開口する第1開口部3gと、下面3cの凹部3c1の奥側(凹部3c1の底面側)で開口する第2開口部3hとを有している。第1開口部3gと第2開口部3hとは貫通部3iでつながっている。貫通部3iは、その全長に渡って同じ断面積である必要はなく、断面積が変化していてもよい。その場合、第2開口部3hは、凹部3c1から開口径が急に小さくなる境目に位置する部位となる。
一方、中空部3aは、図2に示すように、貫通部3iにつながっていないため、貫通部3iとはつながっていない。また、第1開口部3gは、第2上面3b2に位置しているため、太陽電池モジュール2の裏面に接触していない。
浮体3の中空部3aの容積は、水上用太陽電池装置1を水面Pに浮かべたときに、第2上面3b2が喫水線よりも上の高さとなる浮力を得られる大きさにすればよい。このとき、太陽電池モジュール2の質量と浮体3の質量との合計値は、浮体3全体の体積および中空部3a全体の容積の合計値と水の比重との積から得られる値よりも小さくすればよい。これにより、浮体3が水中へ沈み過ぎないようにできる。
さらに、水上用太陽電池装置1は、喫水線が第1開口部3gと第2開口部3hとの間に位置する浮力を得られるような中空部3aを設けるとよい。このように、水上用太陽電池装置1の喫水線を第1開口部3gと第2開口部3hとの間に位置させるためには、太陽電池モジュール2の質量と浮体3の質量との合計値は、水の比重と、貫通部3iの第2開口部3hよりも下方側に位置する浮体3の体積および貫通部3iの第2開口部3hよりも下方側に位置する中空部3aの容積の合計値との積から得られる値よりも大きくすればよい。
また、水上用太陽電池装置1において、太陽電池モジュール2の質量と浮体3の質量との合計値は、水の比重と、第1開口部3gよりも下方側に位置する浮体3の体積および中空部3aの容積の合計値との積から得られる値よりも小さくするとよい。このような水上用太陽電池装置1では、太陽電池モジュール2が水に浸されないようにするとともに、凹部3c1内の水の重量を可能な限り多くすることができる。その結果、水上用太陽電池装置1の水面P上における安定性をさらに高めることができる。
浮体3は、水、紫外線および外力に対する強度をもつポリエチレン、ポリプロピレンまたは繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)等を用いて形成するとよい。例えば、浮体3がポリエチレンで形成される場合には、その厚みは5〜20mm程度である。また、浮体3の大きさは、浮体3上に配置する太陽電池モジュール2の質量および大きさを考慮して決定すればよいが、例えば縦1.3〜1.5m、幅1〜1.2m、高さ0.5〜1m程度にするとよい。
<逆止弁>
逆止弁4は、少なくとも浮体3の第1開口部3gを覆うように設けられている。逆止弁4は、第1開口部3gよりも大きい板状の弁体4aと、弁体4aの一端を第1開口部3gの近傍に固定する固定部材4bとからなる。逆止弁4は、弁体4aが撓むことによって、浮体3の下面3c側の空間(凹部3c1)にある気体が貫通部3i内を通過(移動)して上面3b側の空間に移動することを許容する。一方、逆止弁4は、浮体3の上面3b側の空間から下面3c側の空間に向かって貫通部3i内を移動する気体の通過を妨げる。この場合、弁体4aは、第1開口部3gを塞ぐようになる。
逆止弁4の弁体4aには、例えば、シリコーンゴムまたはポリプロピレンなど弾性率の低い樹脂からなる板材を用いることができる。また、逆止弁4の固定部材4bには、例えばネジ等を用いることができる。
<係止部材>
太陽電池モジュール2は、係止部材5を用いて浮体3に固定される。具体的には、太陽電池モジュール2は、例えば浮体3の側面3fから張り出した鉤状部3f1と、後述する太陽電池モジュール2のフレーム部材12とを係止部材5で接続することによって固定される。このような係止部材5は、例えばステンレスをプレス成形したり、アルミニウム合金を押出成形することによって形成できる。
<太陽電池モジュール>
図3に示すように、太陽電池モジュール2は、太陽電池パネル11と、この太陽電池パネル11の外縁部を補強するフレーム部材12とを有している。
図3(b)に示すように、太陽電池パネル11は、主として光を受光する第1主面(受光面)11a(透光性基板13の一主面)と、この第1主面11aの裏面に相当する第2主面(非受光面)11b(裏面保護部材17の一主面)とを有している。そして、太陽電池パネル11は、第1主面11a側から順に、太陽電池モジュール10の基板を兼ねる透光性基板13と、熱硬化性樹脂からなる一対の封止材14と、インナーリード15によって電気的に接続された複数の太陽電池素子16とを備えている。
さらに、太陽電池パネル11は、太陽電池モジュール10の裏面を保護する裏面保護部材17と、太陽電池素子16で得られた出力を外部に取り出すための端子ボックス18とを備えている。
なお、太陽電池パネル11の第2主面11bは、例えば、太陽電池素子16と裏面保護部材17との間に位置する封止材14、および裏面保護部材17を、それぞれ透光性を有する材質で構成して、第2主面11b側からも光を受けることができる形態にしてもよい。
太陽電池素子16は、例えば、単結晶シリコンまたは多結晶シリコン等からなる平板状の基板が用いられる。このようなシリコン基板を用いる場合は、上述したように、インナーリード15で隣接するシリコン基板同士を電気的に接続すればよい。
また、太陽電池素子16の種類は特に制限されない。例えば、太陽電池素子16として、アモルファスシリコンよりなる薄膜太陽電池、CIGS太陽電池、CdTe太陽電池、または、結晶シリコン基板上に薄膜のアモルファスシリコンを形成した太陽電池素子16等を用いてもよい。例えば、アモルファスシリコン、CIGSおよびCdTeよりなる太陽電池素子16としては、透光性基板13上において、アモルファスシリコン層、CIGS層またはCdTe層を透明電極等と組み合わせて適宜積層するようにしたものが利用できる。
また、端子ボックス18は、例えば、変性ポリフェニレンエーテル樹脂(変性PPE樹脂)またはポリフェニレンオキサイド樹脂(PPO樹脂)の箱体と、この箱体内に配置されるターミナル板と、箱体の外部へ電力を導出する出力ケーブルとを備えている。
フレーム部材12は、太陽電池パネル11を保持する機能を有する。フレーム部材12は、太陽電池パネル11の周縁部を挿入する嵌合部12aと、太陽光を受光する側に位置するフレーム上面12bと、フレーム上面12bの裏面側に位置するフレームフランジ部12cと、フレーム上面12bおよびフレームフランジ部12cを接続するフレーム側壁部12dとを備えている。フレームフランジ部12cは、フレーム側壁部12dの下方から太陽電池モジュール10の内側へ向けて張り出した板状の部分である。このようなフレーム部材12は、例えばアルミニウムを押出成形すること等によって製造することができる。
本実施形態に係る水上用太陽電池装置1では、風などの影響で浮体3が傾くことによって、浮体3の下面3c側の窪んだ部分(凹部3c1)に余分な気体が入り込む。そして、浮体3の喫水が所定の位置よりも浅くなった際に、弁体4aが上がることによって、凹部3c1に入った気体を外部に排出できる。また、水上用太陽電池装置1では、図4に示すように、湖沼等から生じるガス等の気体が凹部3c1に入ったとしても、凹部3c1内の気圧が高まることによって、逆止弁4の弁体4aが浮き上がる。このため、凹部3c1内の気体を第1開口部3gから外部に排出することができる。これにより、本実施形態では、エアポンプ等の装置を不要にできて、不安定になった浮体3の喫水線の位置を正常な状態の位置に戻すことができる。その結果、本実施形態では、水上用太陽電池装置1の転覆等の発生を低減できるため、風などに対する安定性を高めることができる。
また、図5に示すように、太陽電池モジュール2が風にあおられて、水上用太陽電池装置1が持ち上げられた際に、貫通部3i内の気体が水に引っ張られて気圧が低下する。一方、逆止弁4は、浮体3の上面3b側から下面3c側の空間に向けて貫通部3i内を移動しようとする気体の動きを妨げる機構を有するため、貫通部3i内の気圧が外気圧よりも低下することによって、逆止弁4(弁体4a)が第1開口部3gを塞ぐようになる。このような場合には、凹部3c1内の水が、水上用太陽電池装置1と一緒に持ち上げられる力を受けることから、水上用太陽電池装置1の見かけの重量が大きくなる。これにより、本実施形態では、水上用太陽電池装置1が、強風等を受けても移動しにくくなるため、安定性を高めることができる。
このように、本実施形態では、浮体3の下面3cの凹部3c1とつながる第1開口部3gに、+Z軸方向に沿って貫通部3iを通過する気体の移動を許容する。そして、−Z軸方向に沿って貫通部3iを通過する気体の移動を妨げる逆止弁4を設けることよって、風などに対する安定性を高めることができる。また、本実施形態は、比較的簡素な構造であることから、メンテナンスの頻度を低減できる。
<<第2実施形態>>
本実施形態に係る水上用太陽電池装置1は、下方に向かうに従って幅が小さくなる脚部3f2を有する点で第1実施形態と相違する。
具体的には、図6に示すように、凹部3cの外周側に位置する側面3fに相当する部分が脚部3f2になる。そして、この脚部3f2は、該脚部3f2内の中空部3aのX軸方向の幅は、下方に向かうに従って小さくなっている。これにより、本実施形態では、図6(a)に示すように、水上用太陽電池装置1が水面Pに対して傾いたときには、浮体3の左右に位置する脚部3f2の喫水線よりも下方側に位置する中空部3aの容積の差が大きくなる。これにより、浮体3の左右に位置する脚部3f2のうち、喫水が深い方の脚部3f2の浮力が大きくなり、喫水が浅い方の脚部3f2の浮力が小さくなる。このように、水上用太陽電池装置1の傾きが大きくなれば、左右の脚部3f2における浮力の差が大きくなる。そのため、本実施形態では、水上用太陽電池装置1が傾いた状態から元の位置に戻るための力(復元力)が大きく働くため、速やかに図6(b)に示す態様(元の位置)に復元しやすい。その結果、本実施形態では、風などの外力が発生しても、水上用太陽電池装置1を正常な位置に戻りやすいため、安定性をより高めることができる。
<<第3実施形態>>
本実施形態に係る水上用太陽電池装置1は、浮体3の両端に連結部を有する点で第1実施形態および第2実施形態と相違する。具体的には、本実施形態では、複数の水上用太陽電池装置1を連結するための機構を備えている。
本実施形態において、浮体3は、図7(a)、(b)に示すように、一方の側面3fから突出する第1連結部3f3と、第1連結部3f3の設けられた側と反対側の側面3fから突出する第2連結部3f4とを有する。
第1連結部3f3および第2連結部3f4は、図8に示すように、同形の第1水上用太陽電池装置1Aと第2水上用太陽電池装置1Bとを隣接して配置したときに、第1太陽電池装置1Aの第1連結部3f3を第2水上用太陽電池装置1Bの第2連結部3f4の上に重ね合わせられる位置に設けている。そのため、第1連結部3f3と第2連結部3f4とでは、Z軸方向の高さが異なっている。なお、第1連結部3f3および第2連結部3f4は、これらを重ね合せたときに互いに接触させてもよいが、これらの間に隙間があってもよい。
第1連結部3f3および第2連結部3f4は、それぞれZ軸方向に貫通する第1連結孔3f31と第2連結孔3f42とを有している。第1連結孔3f31と第2連結孔3f42とは、第1連結部3f3と第2連結部3f4とを重ね合わせた際に連なるように設けられている。
第1連結孔3f31は、その内部の上方に位置する直径の大きい第1部分3f32と、下方に位置する直径の小さい第2部分3f33とを有する。そして、第1部分3f32と第2部分3f33との境目に段差部3f34を有する。また、第2連結孔3f4は、第1連結孔3f31の第2部分3f33よりも小さな直径の丸孔であり、その内部に雌ネジ部3f43を有する。
また、図8に示すように、第1水上用太陽電池装置1Aの第1連結孔3f3と第2水上用太陽電池装置1Bの第2連結孔3f4には、棒状の連結部材6が配置される。
図7(c)に示すように、連結部材6は軸部6aと、その一端に設けられた頭部6bと、他端に設けられた雄ネジ部6cとを有する。頭部6bは、第1連結孔3f31の第1部分3f32よりも小さな直径でかつ、第2部分3f33よりも大きな直径の円筒状の部分である。また、軸部6aは、第1連結孔3f31と第2連結孔3f32とを重ね合わせたときに、第1連結孔3f31内の段差部3f34から第2連結孔3f42までの距離よりも長く、第1連結孔3f31の第2部分3f33よりも小さな直径を有する。雄ネジ部6cは、第2連結孔3f42内に設けられた雌ネジ部3f43に係合する。
これにより、波浪などで第1水上用太陽電池装置1Aおよび第2水上用太陽電池装置1Bにピッチングやローリング等の揺れが生じた場合には、連結部材6の軸部6aの長さの範囲でZ軸方向の揺れを許容しつつ連結を維持することができる。また、本実施形態では、軸部6aと第1連結孔3f31との間の隙間の範囲でX軸方向とY軸方向の揺れを許容しつつ連結を維持することもできる。このように、本実施形態では、各水上用太陽電池装置1が、それぞれピッチングまたはローリングの揺動が可能となるため、連結部材6に作用する力を低減できる。その結果、連結部材6が破損しにくくなる。
このような連結部材6は、浮体3と同様に水、紫外線および外力に対する強度をもつポリエチレン、ポリプロピレンまたはFRP(Fiber Reinforced Plastics、繊維強化プラスチック材料)等を用いて形成するとよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で多くの修正および変更を加えることができる。例えば、逆止弁4は第1開口部3gに板状の弁体4aを配置したものに限られるものではなく、第1開口部3gを丸孔とし、第1開口部3gをZ軸方向に移動可能な球体または円錐を塞ぐ形態としてもよい。これにより、凹部3c1の空気量が多くなり浮体3の喫水が浅くなっても、凹部3c1内の気圧が上昇することで弁体4aが浮き上がり、逆止弁4を介して凹部3c1内の気体(空気)を外部に排出することができる。
1:水上用太陽電池装置
1A:第1水上用太陽電池装置
1B:第2水上用太陽電池装置
2:太陽電池モジュール
2a:下端側
2b:上端側
3:浮体
3a:中空部
3b:上面
3b1:第1上面
3b2:第2上面
3c:下面
3c1:凹部
3d:第1凸部
3e:第2凸部
3f:側面
3f1:鉤状部
3f2:脚部
3f3:第1連結部
3f31:第1連結孔
3f32:第1部分
3f33:第2部分
3f34:段差部
3f4:第2連結部
3f42:第2連結孔
3f43:雌ネジ部
3g:第1開口部
3h:第2開口部
3i:貫通部
4:逆止弁
4a:弁体
4b:固定部材
5:係止部材
6:連結部材
6a:軸部
6b:頭部
6c:雄ネジ部
11:太陽電池パネル
11a:第1主面
11b:第2主面
12:フレーム部材
12a:嵌合部
12b:フレーム上面
12c:フレームフランジ部
12d:フレーム側壁部
13:透光性基板
14:封止材
15:インナーリード
16:太陽電池素子
17:裏面保護部材
18:端子ボックス
P:水面

Claims (4)

  1. 太陽電池モジュールと、
    該太陽電池モジュールが配置された浮体とを備え、
    該浮体は、
    前記太陽電池モジュールが配置された上面と、
    該上面の裏側に位置して水に接触するとともに前記上面側に向かって窪んだ下面と、
    前記上面で開口している第1開口部および前記下面で開口している第2開口部を有する貫通部と、
    該貫通部につながらない中空部と、
    前記第1開口部を塞ぐように配置され、前記下面側から前記上面側に向かって前記貫通部内を移動する気体の通過を許容するとともに前記上面側から前記下面側に向かって前記貫通部内を移動する気体の通過を妨げる逆止弁とを具備する、水上用太陽電池装置。
  2. 前記上面は、前記太陽電池モジュールが配置された第1上面と、該第1上面よりも前記下面側に位置するとともに、前記太陽電池モジュールから離れて位置する第2上面とを有しており、前記第1開口部は前記第2上面で開口している、請求項1に記載の水上用太陽電池装置。
  3. 前記浮体は、前記下面の外周側に位置する部分が下方に向かって幅が小さくなっている、中空の脚部を有する、請求項1または請求項2に記載の水上用太陽電池装置。
  4. 前記太陽電池モジュールの質量と前記浮体の質量との合計値が、
    前記貫通部よりも下方側に位置する前記浮体の体積および前記貫通部よりも下方側に位置する前記中空部の容積の合計値と水の比重との積から得られる値よりも大きく、
    前記浮体全体の体積および前記中空部全体の容積の合計値と水の比重との積から得られる値よりも小さい、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の水上用太陽電池装置。
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