JP6508024B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1には、ハイブリッド車両のモータジェネレータに電力供給するインバータに設けられるコンデンサの温度を推定するコンデンサ温度推定手段を有するハイブリッド車両用駆動装置が開示されている。
本発明はこのような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、コンデンサ温度を精度良く推定し、過熱から適切に保護する電力変換装置を提供することにある。
電力変換回路は、電源から入力される電力を、複数のパワースイッチング素子の動作により変換して出力する。コンデンサは、電力変換回路の入力部に設けられ、入力電圧を平滑化する。ケースは、電力変換回路及びコンデンサを収容する。冷却器は、通電により発熱した複数のパワースイッチング素子を冷媒の循環により冷却する。
駆動制御部は、複数のパワースイッチング素子を操作し、電力変換回路の駆動を制御する。コンデンサ温度推定部は、コンデンサの温度であるコンデンサ温度(Tc)を所定の演算周期で繰り返し推定する。
コンデンサ温度推定部は、電力変換装置の雰囲気温度(Ta)、及び、冷却器の冷媒温度(Tw)に基づいて、環境温度の今回値(Te_new)を推定する。また、環境温度からの上昇温度の前回値(Td_old)に、電力変換回路の通電による発熱に比例する「発熱項」と、環境温度からの上昇温度の前回値に比例する「放熱項」との差を加算し、環境温度からの上昇温度の今回値(Td_new)を推定する。環境温度の今回値と環境温度からの上昇温度の今回値とを加算し、コンデンサ温度の今回値(Tc_new)を推定する。
本発明では、コンデンサ温度の前回値からの変化量を「発熱量」と「放熱量」との差として捉える。発熱量は電力変換回路の通電に基づく。また、環境温度からの上昇温度が、周囲の環境による受熱量、すなわち、「コンデンサから環境への放熱量」として現れる。
従来技術の特許文献1に記載された温度算出式には放熱量の計算項が無い。そのため、「発熱量」と「放熱量」との差が大きくなる高温域で実温度と推定温度との乖離が大きくなり、コンデンサ温度を精度良く推定することができなくなると考えられる。
この構成では、コンデンサ温度推定部は、電力変換装置の雰囲気温度及び冷却器の冷媒温度に加え、電力変換装置の雰囲気温度及び冷却器の冷媒温度に加え、分岐回路ヒューズの発熱の影響による環境温度の上昇量を示す「ヒューズ発熱項(A)」に基づいて、環境温度(Te)を推定する。これにより、ヒューズの発熱の影響を考慮しつつ、コンデンサ温度を精度良く推定することができる。
各実施形態の電力変換装置は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車の動力源であるモータジェネレータを駆動する電力システムに適用される。第1及び第2実施形態を包括して「本実施形態」という。
第1実施形態の電力変換装置について、図1〜図6を参照して説明する。まず図1に、第1実施形態の電力変換装置201が適用される電力システム901の全体構成を示す。この電力システム901は、バッテリ15の直流電力をインバータ40で三相交流電力に変換し、モータジェネレータ(以下「MG」)60に供給するシステムである。
バッテリ15の正極とインバータ40の高電位側とを接続する電力経路を高電位ラインLpと記し、バッテリ15の負極とインバータ40の低電位側とを接続する電力経路を低電位ラインLnと記す。
パワースイッチング素子41、42、43は、それぞれU相、V相、W相の上アームのパワースイッチング素子であり、パワースイッチング素子44、45、46は、それぞれU相、V相、W相の下アームのパワースイッチング素子である。パワースイッチング素子41〜46は、例えばIGBTで構成され、低電位側から高電位側へ向かう電流を許容する還流ダイオードが並列に接続されている。
また、インバータ40のパワースイッチング素子41〜46の周囲に冷媒を循環させ、通電による発熱したパワースイッチング素子41〜46を冷却する冷却器24が設けられている。冷媒温度センサ74は、冷却器24の冷媒温度Twを検出する。
また、エンジン91を冷却するためのエンジン冷却水路92が設けられている。冷媒温度センサ75は、エンジン冷却水路92の冷媒温度Taを検出する。
また、MG60の電気角θは、レゾルバ等の回転角センサ65によって検出される。
本実施形態のインバータ制御回路(図中「INV制御回路」)50は、例えばハイブリッド自動車におけるMG−ECUに相当し、マイコン等により構成される。インバータ制御回路50は、図示しないCPU、ROM、I/O、及び、これらを接続するバスライン等を内部に備え、予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理や、専用の電子回路によるハードウェア処理による制御を実行する。
また、本実施形態では、インバータ制御回路50は、バッテリ15のSOC(すなわち充電量)や充放電許容電力等を管理するバッテリECU10等の他のECUと、CAN通信用のバス18を経由して接続されている。
特に本実施形態の駆動制御部54は、コンデンサ温度推定部51が推定したコンデンサ温度が保護閾値以上であるとき、インバータ40の出力を制限し、コンデンサ3を過熱から保護する。
コンデンサ温度Tcは、コンデンサ3の無通電時の温度に相当する「コンデンサ環境温度Te」と、「コンデンサ環境温度からの上昇温度Td」との合計として、式(1.1)により定義される。各温度記号は、図3に参照される。
Tc=Td+Te ・・・(1.1)
以下、「コンデンサ環境温度」を略して「環境温度」と記す。「環境温度からの上昇温度Td」は、周囲の環境による受熱量、すなわち、「コンデンサから環境への放熱量」を意味する。
また、コンデンサ温度推定部51は、環境温度からの上昇温度Tdの推定に用いる情報として、電流センサ76からモータ電流実効値Imを取得する。
こうして取得した各情報に基づく具体的な温度推定方法については後述する。
電力変換装置201は、ケース21、冷却器24、コンデンサ3、インバータ40、インバータ制御回路50等を備える。ケース21の内部には、コンデンサ3、インバータ40、冷却器24の一部を構成する複数の冷却管241、インバータ制御回路50が搭載された制御回路基板22等が収容されている。
図1及び図2に示すように、冷却器24の冷媒温度センサ74が検出した冷却器の冷媒温度Tw、及び、エンジン冷却水路92の冷媒温度センサ75が検出した電力変換装置の雰囲気温度Taは、インバータ制御回路50に取得される。
Tc_new=Td_new+Te_new ・・・(1.2)
そこで、コンデンサ温度推定部51は、大きく分けて、環境温度からの上昇温度の今回値Td_newを推定する演算ブロック群531、532、533と、環境温度の今回値Te_newを推定する演算ブロック群534、537とを有する。
ブロック531では、モータ電流実効値Im[Arms]の二乗に、損失演算係数Kc[W/Arms2]、及び、熱抵抗Rc[℃/W]の積を乗算する。
ブロック532では、ブロック531で算出した発熱項から、環境温度からの上昇温度の前回値Td_oldを減算する。
ここで、環境温度からの上昇温度Tdに係るコンデンサ3の熱時定数τdは数百〜数千secであるため、演算周期Δtは、通常のモータ制御の演算周期とは異なり、数sec以上のオーダーで十分である。
ブロック534では、電力変換装置の雰囲気温度Taから冷却器の冷媒温度Twを差し引いた温度差に係数αを乗じた値に、冷却器の冷媒温度Twを加算する。
係数αは、コンデンサ温度Tcの飽和温度と、冷却器の冷媒温度Tw及び電力変換装置の雰囲気温度Taとの関係を示す指標であり、冷却器24の冷却特性等によって決まる。
Tc_sat=α(Ta−Tw)+Tw ・・・(3)
冷却特性が高いほどαは低くなり、コンデンサ温度の飽和温度Tc_satは、冷却器の冷媒温度Twに近づく。積極的に冷却を実施した場合、α≒0.1〜0.2となることが見込まれる。
環境温度Teに係るコンデンサ3の熱時定数τeも数百〜数千secであり、環境温度からの上昇温度Tdに係る熱時定数τdよりも長い。すなわち、「Te>Td」の関係にある。
このように、本実施形態では、各温度の前回値に演算周期Δtでの温度変化分を加算して今回値を演算するという「漸化式」の思想に基づいて、コンデンサ温度の今回値Tc_newを推定する。そこで次に、漸化式演算を開始するとき必要となる初期値の設定について説明する。
具体的には、コンデンサ温度Tcが最も上昇する状況として、山岳登坂路等を最大負荷で走行後に数分間停車した状況、いわゆるデッドソークを想定する。このとき、冷却系統が停止することで、エンジンコンパートメント内が高温になる。そこで、この状況における電力変換装置の雰囲気初期温度Ta_start、及び、冷却器の冷媒初期温度Tw_startの最高温度に基づいて、コンデンサ温度の初期値Tc_startを式(5)により設定する。
図5(a)は、実温度の初期値を直接検出、又は推定することが可能な状況を仮定し、推定温度の初期値Tc_start_estを実温度の初期値Tc_start_actに合わせて設定した場合のコンデンサ通電に伴う温度変化を示す。この場合、推定温度Tc_estと実温度Tc_actとは、通常開始時からずっと一致したまま上昇する。
ただし、現実の走行シーンでは、車両電源投入直後からコンデンサ熱時定数τeに到達するまでの間に、加減速を繰り返す等の高負荷運転を継続することは、ほぼ考えにくい。しかし、全く可能性が無いわけではないため、安全側で設定する。
要するに、想定し得る最高温度に基づいてコンデンサ温度の初期値Tc_startを設定することにより、いかなる状況においてもコンデンサ3を過熱から適切に保護することができる。その上で、出力制限の要否が判断される領域でのコンデンサ温度Tcを精度良く推定することができるため、不要な出力制限を回避することができる。
コンデンサ温度推定部51は、S1で、モータ電流実効値Im、電力変換装置の雰囲気温度Ta及び冷却器の冷媒温度Twを取得し、S3で、それらの情報に基づいてコンデンサ温度Tcを推定する。そして、S4で、コンデンサ温度Tcが保護閾値Tc_th以上であるか否か判断する。S4でYESのとき、コンデンサ温度推定部51は、駆動制御部54に対し、要保護信号を送信する。
一方、S4でNOであり、要保護信号を受信しないとき、駆動制御部54は、S6で、通常制御を実施する。通常制御では、例えば電流フィードバック制御によりPI演算された電圧指令をそのまま用いてインバータ40を駆動する。
以上のように、第1実施形態では、コンデンサ温度Tcの推定演算において、環境温度からの上昇温度を放熱項として設定することで、インバータ40が高負荷出力を継続し、コンデンサ温度Tcが環境温度Teから大きく上昇している状況での温度を精度良く推定することができる。また、インバータ40の出力制限を行う領域での温度推定精度が高いため、必要な出力制限を確実に実行し、且つ、不要な出力制限を避けることができる。よって、コンデンサ3を過熱から適切に保護しつつ、車両等の商品性向上に貢献することができる。
第2実施形態の電力変換装置について、図7〜図10を参照して説明する。図7、図8、図9、図10は、それぞれ、第1実施形態の図1、図2、図3、図6に対応する。第2実施形態において第1実施形態と実質的に同一の構成、又は、フローチャートの実質的に同一のステップには、同一の符号又はステップ番号を付して説明を省略する。
電力システム902において、バッテリ15からインバータ40への電力経路を、分岐回路に対し「主回路」という。
バッテリ15からの入力電力Pinは、例えばバッテリECU10からCANバス18を経由して取得される。CAN通信での情報取得であるため、数msec〜数十msecでの情報更新となる。ただし、コンデンサ3の熱時定数τd、τeが数百〜数千secと十分に長いため、CAN通信の時間は演算精度に影響を与えない。
trq_est=pm×{Iq×φ+(Ld−Lq)×Id×Iq} ・・・(6)
ただし、
pm:MGの極対数
φ :逆起電圧定数
Ld、Lq:d軸インダクタンス、q軸インダクタンス
Pout=trq_est×ω+Ploss ・・・(7.1)
或いは、インバータ出力電力Poutは、式(7.2)により、各相の電圧と電流との積に基づいて算出されてもよい。
Pout=Vu×Iu+Vv×Iv+Vw+Iw+Ploss ・・・(7.2)
例えば、高電圧バッテリ15の体格が大きく、エンジンコンパートメント内に搭載することができない場合、分岐回路80への分岐専用の部品を設けるよりも、この構成のように電力変換装置202内で電力経路を分岐させる方が、体格及びコスト面で有利となる。
なお、分岐回路80に電流センサを備えたシステムでは分岐回路電流Ifuseを直接検出し、「抵抗×電流2」の式により、発熱を算出してもよい。ただし、現実には分岐回路80に電流センサを備えない構成が通常であるため、ここでは、分岐回路80の電力と電圧とから電流を算出する例について説明する。
Paux=Pin−Pout ・・・(8.1)
次に式(8.2)により、分岐回路80への出力電力Pauxを入力電圧Vinで除して、分岐回路ヒューズ81に流れる分岐回路電流Ifuseが算出される。
Ifuse=Paux/Vin ・・・(8.2)
A=β×Ifuse2 ・・・(8.3)
ここで、係数βは、ヒューズ81の発熱が環境温度Teに及ぼす影響の程度を示す指標であり、ヒューズ81とコンデンサ3との距離や配置方向、それらの間に介在する部材の位置、大きさ、熱的物性等に応じて決まる。現実的には、実験やシミュレーションによって係数βの値を求める。
ブロック534、536、537を総合すると、第2実施形態では、環境温度の今回値Te_newは式(9)で表される。すなわち、第1実施形態の式(4)に対しヒューズ発熱項Aを一つ追加するだけでよい。
よって、第1実施形態と同様にコンデンサ3を過熱から適切に保護することができる。また、不要な出力制限を回避し、車両等の商品性向上に貢献することができる。
(1)図1、図7には一つのMGを備えたシステム構成を例示しているが、本発明は、二つ以上のMGを備えたシステムにも同様に適用可能である。具体的には、主に発電機として機能するMG1、及び、主に電動機として機能するMG2を備えたシリーズパラレル方式のハイブリッド自動車等に適用することができる。その場合、MG1、MG2をそれぞれ駆動する二つのインバータが並列に設けられており、入力電圧Vinは、二つのインバータに共通に入力される。また、本発明は、バッテリとインバータとの間に昇圧コンバータを備えるシステムに適用されてもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
201、202・・・電力変換装置、
21・・・ケース、 24・・・冷却器、
3 ・・・コンデンサ、
40・・・インバータ(電力変換回路)、
41〜46・・・パワースイッチング素子、
51、52・・・コンデンサ温度推定部、
54・・・駆動制御部、
80・・・分岐回路、 81・・・ヒューズ、分岐回路ヒューズ。
Claims (5)
- 電源(15)から入力される電力を、複数のパワースイッチング素子(41〜46)の動作により変換して出力する電力変換回路(40)と、
前記電力変換回路の入力部に設けられ、入力電圧を平滑化するコンデンサ(3)と、
前記電力変換回路及び前記コンデンサを収容するケース(21)と、
通電により発熱した前記複数のパワースイッチング素子を冷媒の循環により冷却する冷却器(23)と、
前記複数のパワースイッチング素子を操作し、前記電力変換回路の駆動を制御する駆動制御部(54)と、
前記コンデンサの温度であるコンデンサ温度(Tc)を所定の演算周期(Δt)で繰り返し推定するコンデンサ温度推定部(51、52)と、
を備え、
前記コンデンサ温度推定部は、
前記コンデンサ温度を、前記コンデンサの無通電時の温度に相当する環境温度(Te)と、前記環境温度からの上昇温度(Td)との合計として定義し、
前記電力変換装置の雰囲気温度(Ta)、及び、前記冷却器の冷媒温度(Tw)に基づいて、前記環境温度の今回値(Te_new)を推定し、
前記環境温度からの上昇温度の前回値(Td_old)に、前記電力変換回路の通電による発熱に比例する発熱項と、前記環境温度からの上昇温度の前回値に比例する放熱項との差を加算し、前記環境温度からの上昇温度の今回値(Td_new)を推定し、
前記環境温度の今回値と前記環境温度からの上昇温度の今回値とを加算し、コンデンサ温度の今回値(Tc_new)を推定し、
前記駆動制御部は、
前記コンデンサ温度推定部が推定したコンデンサ温度の今回値が保護閾値(Tc_th)以上のとき、前記電力変換回路の出力を制限する電力変換装置。
- 前記コンデンサ温度推定部は、
前記電力変換装置の雰囲気温度及び前記冷却器の冷媒温度の最高温度に基づいて、コンデンサ温度の初期値(Tc_start)を設定する請求項1に記載の電力変換装置。 - 前記電源に対し前記電力変換回路と並列に分岐回路(80)が接続された電力システムに適用され、
前記ケースの内部に、過電流が通電されたとき前記分岐回路を断線させる分岐回路ヒューズ(81)をさらに備え、
前記コンデンサ温度推定部(52)は、
前記電力変換装置の雰囲気温度及び前記冷却器の冷媒温度に加え、前記分岐回路ヒューズの発熱の影響による前記環境温度の上昇量を示すヒューズ発熱項(A)に基づいて、前記環境温度を推定する請求項1または2に記載の電力変換装置。 - 前記コンデンサ温度推定部は、
前記電源からの入力電力(Pin)と前記電力変換回路の出力電力(Pout)との差分を入力電圧(Vin)で除して算出される分岐回路電流(Ifuse)に基づいて、前記ヒューズ発熱項を算出する請求項3に記載の電力変換装置。 - エンジン(91)とモータジェネレータ(60)とを備えるハイブリッド自動車(100)に搭載され、
前記コンデンサ温度推定部は、前記電力変換装置の雰囲気温度として、エンジン冷却水路の冷媒温度を取得する請求項1〜4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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