JP6496061B1 - 転がり軸受の異常診断方法及び異常診断装置 - Google Patents
転がり軸受の異常診断方法及び異常診断装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6496061B1 JP6496061B1 JP2018068814A JP2018068814A JP6496061B1 JP 6496061 B1 JP6496061 B1 JP 6496061B1 JP 2018068814 A JP2018068814 A JP 2018068814A JP 2018068814 A JP2018068814 A JP 2018068814A JP 6496061 B1 JP6496061 B1 JP 6496061B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- frequency
- abnormality
- evaluation index
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01M—TESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01M13/00—Testing of machine parts
- G01M13/04—Bearings
- G01M13/045—Acoustic or vibration analysis
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/52—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with devices affected by abnormal or undesired conditions
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/08—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers for spindles
- F16C35/12—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers for spindles with ball or roller bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2233/00—Monitoring condition, e.g. temperature, load, vibration
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
【解決手段】転がり軸受の異常診断方法として、主軸の振動を測定する振動測定ステップ(S1〜S5)と、振動を周波数分析して、周波数毎の振動の大きさを算出する周波数分析ステップ(S6)と、軸受の諸元と振動測定時の主軸の回転速度とから、振動の周波数である特徴周波数を算出する特徴周波数算出ステップ(S7)と、特徴周波数における振動の大きさを、振動測定時の主軸の角速度を底とし正の数をべき指数とする値で除して、回転速度の影響を除いた振動値を算出する振動値算出ステップ(S8〜S11)と、振動値に基づいて評価指標を算出する評価指標算出ステップ(S12〜S15)と、評価指標に基づいて異常の有無を判断する判断ステップ(S16)とを実行する。
【選択図】図3
Description
基本周波数だけ離れた2つの特徴周波数の振動の大きさがともに大きい場合、測定される振動の波形を見ると、基本周波数で振幅が変動しているように解釈することも可能である。よって、測定された振動の波形に対してエンベロープ処理をしたのちに周波数分析をすることで、振幅の変動の度合いを定量化し、診断する手法が知られている。
例えば特許文献1では、振動もしくは音響を測定してエンベロープ処理および周波数分析し、基本周波数成分の振動の大きさを全スペクトル成分の積分値であるオーバーオール値で除算して得られた算出値の大小によって異常の有無の判定を行う手法が示されている。
特許文献2では、振動を測定してエンベロープ処理および周波数分析し、特徴周波数成分の値を、打撃試験により予め測定した振動応答のレベル差や回転速度を考慮した特徴周波数ごとに個別に設定されるしきい値と比較して診断する手法が示されている。
特許文献3では、振動測定精度の向上を目的として、振動が大きく測定される共振周波数帯において測定し、増幅された信号強度を低減するために伝達関数の逆関数を掛け合わせる手法が示されている。
工作機械の主軸のような複雑な振動モードを持つ回転体に対して診断を実施する場合、回転体の回転速度を1割変化させて特徴周波数が1割変化しただけであってもエンベロープ処理後の特徴周波数の振動の大きさは数倍変わってしまうことがある。回転速度の変化に対してその増減は不規則であって、測定ばらつきを考慮すると正常時と異常時の区別がつかないような回転速度も存在する。
また、エンベロープ処理を行うと複数の周波数の情報が不可逆に混ざり合い、本来の振動の周波数ではない別の周波数の振動となってしまうため、特許文献2で提案されているような、エンベロープ処理後の特徴周波数の振動の大きさに対する、伝達関数や回転速度の影響を考慮したしきい値というのは、伝達関数や回転速度から合理的に決定することはできないといった課題がある。このため、一般に市販されている軸受診断装置では、異常と判断するしきい値の設定は使用者に任されていたり、異常と判断するしきい値を予めもっていても、測定を実施する回転速度によって判定結果が変わってしまい本当に異常であるのか判断できないという課題がある。
さらに、特許文献3の手法では、伝達関数の測定が難しい場合には、元の振動の大きさが算出できないという課題がある。実験で伝達関数を同定するためには、入力と出力の双方の信号を必要とする。軸受の異常による加振力からセンサ位置における振動値への伝達関数を同定するためには、組立後の機械の軸受位置に既知の加振力を入力する必要があるが、組立後の機械の軸受位置への加振は困難であるという課題がある。加振可能な軸受近傍へ加振した場合の伝達関数を代わりに用いる場合では、代わりの伝達関数の値が軸受の異常による加振力からセンサ位置における振動値への伝達関数と大きく異なるような周波数の振動に対応できないという課題がある。
そこで、機械の3次元CADモデルを有限要素法により解析して伝達関数を算出する手法も知られているが、減衰の大きさを適切に設定することは難しく、伝達関数の絶対的な大きさを精度良く算出することはできないという課題がある。
一方、伝達関数によって同じ力に対して生じる振動の大きさが異なるだけでなく、回転速度によっても、軸受異常により生じる力の大きさが変化する。つまり、軸受異常により生じる力の大きさと回転速度の関係と伝達関数の両方を考慮しなければ、測定される振動の大きさから絶対的な評価指標を算出することはできないという課題がある。
回転体の振動を測定する振動測定ステップと、
振動を周波数分析して、周波数毎の振動の大きさを算出する周波数分析ステップと、
転がり軸受の諸元と振動測定ステップでの振動測定時の回転体の回転速度とから、振動の周波数である特徴周波数を算出する特徴周波数算出ステップと、
特徴周波数における振動の大きさを、振動測定ステップでの振動測定時の回転体の角速度と比例関係にある所定の物理量を底とし正の数をべき指数とする値で除して、回転速度の影響を除いた振動値を算出する振動値算出ステップと、
振動値に基づいて評価指標を算出する評価指標算出ステップと、
評価指標に基づいて異常の有無を判断する判断ステップと、を実行し、
振動測定ステップでは、振動センサを用いて回転体の振動を測定し、
評価指標算出ステップでは、振動値を、特徴周波数における軸受異常による加振力から振動センサの位置における振動への伝達関数で除算し、その除算した値に基づいて評価指標を決定し、
判断ステップでは、評価指標を予め設定したしきい値と比較して異常の有無を判断するすることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、べき指数は2であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、振動測定ステップでは、複数の回転速度において振動測定を行い、評価指標算出ステップでは、評価指標として、伝達関数の大きさで重み付けした加重平均評価指標を算出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3の構成において、加重平均評価指標を算出する際に用いる振動値と伝達関数とは、特徴周波数が予め指定した範囲に含まれる値のみを用いることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4の構成において、判断ステップで異常と判断した際に、評価指標又は加重平均評価指標の何れか一方と、回転体の質量と、回転体の剛性ロータの釣合い良さの上限値と、を用いて推奨最高回転速度を算出する推奨最高回転速度算出ステップをさらに実行することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5の構成において、推奨最高回転速度を表示部に表示する表示ステップをさらに実行することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の構成において、回転体は工作機械の主軸であって、振動値算出ステップでは、主軸に取り付けられた工具又は治具を判別し、判別した工具又は治具に応じて、評価指標又は加重平均評価指標を算出するために用いる伝達関数を選択することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項8に記載の発明は、回転体を支持する転がり軸受の異常を診断する装置であって、
回転体の振動を測定する振動測定手段と、
振動を周波数分析して、周波数毎の振動の大きさを算出する周波数分析手段と、
転がり軸受の諸元と振動測定手段による振動測定時の回転体の回転速度とから、振動の周波数である特徴周波数を算出する特徴周波数算出手段と、
特徴周波数における振動の大きさを、振動測定手段による振動測定時の回転体の角速度と比例関係にある所定の物理量を底とし正の数をべき指数とする値で除して、回転速度の影響を除いた振動値を算出する振動値算出手段と、
振動値に基づいて評価指標を算出する評価指標算出手段と、
評価指標に基づいて異常の有無を判断する判断手段と、を備え、
振動測定手段は、振動センサを用いて回転体の振動を測定し、
評価指標算出手段は、振動値を、特徴周波数における軸受異常による加振力から振動センサの位置における振動への伝達関数で除算し、その除算した値に基づいて評価指標を決定し、
判断手段は、評価指標を予め設定したしきい値と比較して異常の有無を判断することを特徴とする。
図1は転がり軸受の異常診断装置を工作機械の主軸に対して適用した場合の構成を示した機能ブロック図で、この図に基づいて具体的に説明する。
主軸1は、転がり軸受である軸受7を介して主軸ハウジング2に対して回転可能に取り付けられており、加工を行うための工具3が固定されている。モータ4は主軸1を駆動する。モータ4には速度検出器5が設けられて、測定されたモータ4の回転速度が制御装置6に入力されるようになっている。制御装置6は、加工時には、速度検出器5で測定されたモータ4の回転速度を指令回転速度に保つようにモータ4へ供給する電流の制御を行っている。
但し、ここで用いた伝達関数は、軸受異常による加振力から振動センサ8の位置における振動への伝達関数ではなく、軸受近傍を加振した際の振動センサ8の位置における振動を測定することで得られた伝達関数を代用している。ここで、軸受近傍とは、有限要素解析などにより求めた、振動センサ8の位置に加振した際に、軸受異常による加振力の発生位置と振動の方向・大きさが少なくともある周波数範囲において、同じと見なせる位置のことを表している。伝達関数の入力と出力を入れ替えても同じとなる相反定理により、ある周波数範囲においては軸受近傍を加振して得られる伝達関数は、軸受異常による加振力から振動センサ8の位置における振動への伝達関数として代用することが可能である。
このように、軸受異常による加振力と回転速度の関係が明らかとなると、測定した振動の値から回転速度の影響を除いた値(回転速度を考慮した振動値)を算出することが可能となるため、着目する特徴周波数の伝達関数が大きい(高感度である)回転速度を選んで振動測定を行うことができる。
なお、測定する回転速度が複数の場合、回転速度によって変化する特徴周波数では議論がしにくいため、特徴周波数を回転周波数で割った値(特徴比周波数)で論じる。内輪傷のN次の低い側の特徴比周波数kI,N−、内輪傷のN次の高い側の特徴比周波数kI,N+は、以下の数3、数4のようにそれぞれ求めることができる。
このため、複数の回転周波数で測定した加速度に基づき算出した不釣り合い量と比較可能な異常度合いU*(k、fROT(f、k))について、伝達関数の大きさにより重み付けした加重平均をとることで推定精度の向上を図ることが望ましい。不釣り合い量と比較可能な異常度合いの伝達関数の大きさによる重み付けした加重平均異常度合いU**(k)は、以下の数12のように算出することができる。U**(k)は、U*(k、fROT(f、k))の平均を求めただけであるため同様に扱うことが可能な評価指標である。
また、算出した不釣り合い量と比較可能な異常度合いU*(k、fROT(f、k))、または、不釣り合い量と比較可能な異常度合いの伝達関数の大きさによる重み付けした加重平均異常度合いU**(k)より、代表の異常度合いUrepを算出して、これが数13で算出される許容残留不釣合いUMAXを超過するか否かを判断することで、異常の有無を診断することもできる。この代表の異常度合いUrepは、例えば、以下の数14のように最大値をとる。
まず、S1で、速度検出器5で測定される速度が非零であるか否か、速度の変化量が基準値以下であるか否か、モータ4へ供給する電流量が基準値以下であるか否かにより、主軸1が一定の回転速度で回転しており、なおかつ加工中でないこと(すなわち異常診断に係る測定が可能な状態であること)を判断する。
ここで、主軸1が一定の回転速度で回転しており、なおかつ加工中でないと判断されたら(S1でYES)、S2へ移行する。そうでなければ(S1でNO)、S3で一時記憶した振動加速度を破棄し、S1へ移行する。
S2では、振動センサ8によって振動加速度を測定し一時記憶する。次に、S4で、データ長が診断に必要な点数となったか否かを判断し、データ長が診断に必要な点数となった場合(S4でYES)、S5で、測定時の回転速度と一時記憶した振動加速度を記録して、S6に移行する。そうでない場合はS1に戻る(S1〜S5:振動測定ステップ)。
次に、S8で、P番目の特徴周波数が予め指定された周波数範囲にあるか否かを判断し、ここでP番目の特徴周波数が予め指定された周波数範囲にある場合は、S9に移行する。P番目の特徴周波数が予め指定された周波数範囲にない場合は、次の特徴周波数についてS8の判別を行う。
S9では、加速度のP番目の特徴周波数における振動加速度の大きさを診断時の角速度の2乗で割った値(回転速度を考慮した振動値)を、例えば上記数6を用いて算出し、特徴比周波数ごとに記録する。
次に、S10で、現在の工具番号から取り付けられている工具を判断し、P番目の特徴周波数と工具とから、対応する軸受異常による加振力から振動センサ8の位置における振動への伝達関数を選択し、P番目の特徴周波数における伝達関数の大きさを求めて特徴比周波数ごとに記録する。
次に、S11で、診断対象とする軸受7の特徴周波数の処理が終わっているか否かを判断し、終わっていればS12に移行する(S8〜S11:振動値算出ステップ)。終わっていなければ次の特徴周波数についてS8の判別を行う。
S14では、それぞれの特徴比周波数において、これまでのS9において記録された回転速度を考慮した振動値の合計値を算出し、S12で算出したそれぞれの特徴比周波数に対応する伝達関数の大きさの合計値で除することで、伝達関数で重み付けした加重平均評価指標としての異常度合い(例えば数12の加重平均異常度合いU**(k))を算出する。
次に、S15で、全ての特徴比周波数の評価指標の値から、代表の異常度合い(例えば数14の代表の異常度合いUrep)を算出する(S12〜S15:評価指標算出ステップ)。
S16の判別で超過している場合は、S17で異常と判断し、主軸1の質量、釣合い良さの上限値、代表の異常度合いから、診断結果として推奨最高回転速度(例えば数15の推奨最高回転速度fROTrecommended)を算出する(推奨最高回転速度算出ステップ)。超過していない場合はS18で正常と判断する。そして、S19で診断結果を記録する。
次に、S20で、S9およびS10において記録された回転速度を考慮した振動値の合計値と伝達関数の大きさの合計値を削除し、S21で、表示部12に図4に示すような診断結果を表示する(表示ステップ)。
図4では、仕様上の最高回転速度と、実際に使われた一定期間ごとの使用最高回転速度(使用実績)と、診断により算出された推奨最高回転速度とが時系列で表示されている。また、使用実績に対して推奨最高回転速度が下回った場合(図4では機械B)には警告を表示することも可能である。
しかし、ここでは、回転速度を考慮した振動値と伝達関数の大きさを用いて求められる不釣合いと同じ次元を持つ評価指標(異常度合いU*(k、fROT(f、k)))を算出しているので、異常の程度を絶対評価をすることが可能となる。
また、不釣合いと同じ次元を持つ評価指標について伝達関数の大きさで重み付けした加重平均評価指標(加重平均異常度合いU**(k))を算出しているので、ノイズの影響を受けやすい伝達関数が小さい条件で測定した振動値の影響を受けにくくできるため、高い診断精度が期待できる。さらに、測定された振動値から回転速度の影響を除くことができるため、診断において考慮する特徴比周波数の範囲が広くても、それぞれの特徴比周波数にあわせた回転速度を選択することで、同一の周波数範囲において測定することが可能である。加えて、軸受異常による加振力から振動センサ8の位置における振動への伝達関数の推定精度が高い周波数範囲のみを使用するため、高い診断精度が期待できる。
さらに、主軸1に取り付けられた工具(治具でもよい)により伝達関数が大きく変化する周波数範囲の振動値を使用する場合であっても、それぞれの工具や治具に対応した伝達関数を自動的に選択して評価指標を算出するため、高い診断精度が期待できる。
また、上記形態では、回転速度を考慮した振動値の算出において、角速度の2乗で除算しているが、正の数であれば他のべき指数であってもよいし、角速度と比例関係にある物理量としては、回転速度や回転周波数も同等の効果が得られるため置換できる。
さらに、全ての特徴比周波数の評価指標の値から代表の評価指標を算出する場合は、全ての特徴比周波数の評価指標の値の最大値としてもよいし、複数の特徴比周波数の評価指標の値を用いた関数等によって決定してもよい。
また、工作機械以外の機械に用いられる転がり軸受であっても本発明は適用可能である。
Claims (8)
- 回転体を支持する転がり軸受の異常を診断する方法であって、
前記回転体の振動を測定する振動測定ステップと、
前記振動を周波数分析して、周波数毎の振動の大きさを算出する周波数分析ステップと、
前記転がり軸受の諸元と前記振動測定ステップでの振動測定時の前記回転体の回転速度とから、振動の周波数である特徴周波数を算出する特徴周波数算出ステップと、
前記特徴周波数における振動の大きさを、前記振動測定ステップでの振動測定時の前記回転体の角速度と比例関係にある所定の物理量を底とし正の数をべき指数とする値で除して、前記回転速度の影響を除いた振動値を算出する振動値算出ステップと、
前記振動値に基づいて評価指標を算出する評価指標算出ステップと、
前記評価指標に基づいて異常の有無を判断する判断ステップと、を実行し、
前記振動測定ステップでは、振動センサを用いて前記回転体の振動を測定し、
前記評価指標算出ステップでは、前記振動値を、前記特徴周波数における軸受異常による加振力から前記振動センサの位置における振動への伝達関数で除算し、その除算した値に基づいて前記評価指標を決定し、
前記判断ステップでは、前記評価指標を予め設定したしきい値と比較して異常の有無を判断することを特徴とする転がり軸受の異常診断方法。 - 前記べき指数は2であることを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受の異常診断方法。
- 前記振動測定ステップでは、複数の前記回転速度において振動測定を行い、
前記評価指標算出ステップでは、前記評価指標として、前記伝達関数の大きさで重み付けした加重平均評価指標を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の転がり軸受の異常診断方法。 - 前記加重平均評価指標を算出する際に用いる前記振動値と前記伝達関数とは、前記特徴周波数が予め指定した範囲に含まれる値のみを用いることを特徴とする請求項3に記載の転がり軸受の異常診断方法。
- 前記判断ステップで異常と判断した際に、前記評価指標又は前記加重平均評価指標の何れか一方と、前記回転体の質量と、前記回転体の剛性ロータの釣合い良さの上限値と、を用いて推奨最高回転速度を算出する推奨最高回転速度算出ステップをさらに実行することを特徴とする請求項3又は4に記載の転がり軸受の異常診断方法。
- 前記推奨最高回転速度を表示部に表示する表示ステップをさらに実行することを特徴とする請求項5に記載の転がり軸受の異常診断方法。
- 前記回転体は工作機械の主軸であって、
前記振動値算出ステップでは、前記主軸に取り付けられた工具又は治具を判別し、判別した前記工具又は治具に応じて、前記評価指標又は前記加重平均評価指標を算出するために用いる前記伝達関数を選択することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の転がり軸受の異常診断方法。 - 回転体を支持する転がり軸受の異常を診断する装置であって、
前記回転体の振動を測定する振動測定手段と、
前記振動を周波数分析して、周波数毎の振動の大きさを算出する周波数分析手段と、
前記転がり軸受の諸元と前記振動測定手段による振動測定時の前記回転体の回転速度とから、振動の周波数である特徴周波数を算出する特徴周波数算出手段と、
前記特徴周波数における振動の大きさを、前記振動測定手段による振動測定時の前記回転体の角速度と比例関係にある所定の物理量を底とし正の数をべき指数とする値で除して、前記回転速度の影響を除いた振動値を算出する振動値算出手段と、
前記振動値に基づいて評価指標を算出する評価指標算出手段と、
前記評価指標に基づいて異常の有無を判断する判断手段と、を備え、
前記振動測定手段は、振動センサを用いて前記回転体の振動を測定し、
前記評価指標算出手段は、前記振動値を、前記特徴周波数における軸受異常による加振力から前記振動センサの位置における振動への伝達関数で除算し、その除算した値に基づいて前記評価指標を決定し、
前記判断手段は、前記評価指標を予め設定したしきい値と比較して異常の有無を判断することを特徴とする転がり軸受の異常診断装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018068814A JP6496061B1 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 転がり軸受の異常診断方法及び異常診断装置 |
US16/363,172 US12044594B2 (en) | 2018-03-30 | 2019-03-25 | Abnormality diagnostic method and abnormality diagnostic device for rolling bearing |
DE102019204161.2A DE102019204161B4 (de) | 2018-03-30 | 2019-03-26 | Abnormitätsdiagnoseverfahren und Abnormitätsdiagnoseeinrichtung für ein Wälzlager |
CN201910249141.XA CN110320038B (zh) | 2018-03-30 | 2019-03-29 | 滚动轴承的异常诊断方法以及异常诊断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018068814A JP6496061B1 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 転がり軸受の異常診断方法及び異常診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6496061B1 true JP6496061B1 (ja) | 2019-04-03 |
JP2019178973A JP2019178973A (ja) | 2019-10-17 |
Family
ID=65999235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018068814A Active JP6496061B1 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 転がり軸受の異常診断方法及び異常診断装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US12044594B2 (ja) |
JP (1) | JP6496061B1 (ja) |
CN (1) | CN110320038B (ja) |
DE (1) | DE102019204161B4 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111693284A (zh) * | 2020-06-23 | 2020-09-22 | 中国大唐集团科学技术研究院有限公司华东电力试验研究院 | 一种快速判断电厂轴承振动频率成分的方法及装置 |
CN112710426A (zh) * | 2020-12-17 | 2021-04-27 | 大唐东北电力试验研究院有限公司 | 一种基于虚拟现实的ar电站汽轮机动平衡方法及装置 |
CN114861118A (zh) * | 2022-05-07 | 2022-08-05 | 北京化工大学 | 双转子旋转设备故障监测用测点布局确定方法 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3832285B1 (en) * | 2018-07-30 | 2024-02-28 | Metawater Co., Ltd. | Information processing system, program, and information processing method |
DE102019209605A1 (de) | 2019-07-01 | 2021-01-07 | Aktiebolaget Skf | Vorrichtung zum Detektieren eines Defekts einer rotierenden Anordnung |
DE102019209606A1 (de) * | 2019-07-01 | 2021-01-07 | Aktiebolaget Skf | Vorrichtung zum Detektieren eines Defekts einer rotierenden Anordnung |
JP2021055601A (ja) | 2019-09-30 | 2021-04-08 | いすゞ自動車株式会社 | 内燃機関のオイル供給装置 |
CN114585821A (zh) * | 2019-11-05 | 2022-06-03 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 用于减小滚动轴承设备的振动的方法 |
DE102020133335A1 (de) * | 2019-12-17 | 2021-06-17 | Fanuc Corporation | Werkzeugmaschine und verfahren zum abschätzen von schwingungen |
KR102592987B1 (ko) * | 2020-03-03 | 2023-10-24 | 주식회사 일진글로벌 | 휠베어링의 진단방법 |
CN111947929B (zh) * | 2020-08-14 | 2022-07-29 | 华东交通大学 | 一种旋转机械振动特性评价指标工况敏感度分析方法 |
JP7496736B2 (ja) * | 2020-08-20 | 2024-06-07 | オークマ株式会社 | 回転体のアンバランス算出方法及び算出装置 |
CN112781820B (zh) * | 2020-12-29 | 2022-01-11 | 浙江大学 | 一种滚刀性能退化趋势评估方法 |
DE102021211493A1 (de) * | 2021-10-12 | 2023-04-13 | Aktiebolaget Skf | Vorrichtung und Verfahren zum Abschätzen einer Last in einem Lager |
CN114136617B (zh) * | 2021-11-29 | 2023-09-08 | 中国航发哈尔滨轴承有限公司 | 高速主轴轴承动态监测方法 |
CN114782453A (zh) * | 2022-06-23 | 2022-07-22 | 张家港Aaa精密制造股份有限公司 | 一种基于智能制造的轴承质量检测方法及系统 |
CN118424701A (zh) * | 2024-07-04 | 2024-08-02 | 吉林大学 | 一种基于激光测振的机床主轴状态检测装置 |
CN119106384A (zh) * | 2024-09-14 | 2024-12-10 | 南通长江电器实业有限公司 | 异步电机噪声源的高精度识别方法、系统及存储介质 |
Family Cites Families (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5146008A (ja) | 1974-10-18 | 1976-04-20 | Hitachi Ltd | |
JPH07260564A (ja) * | 1994-03-16 | 1995-10-13 | Toyoshiro Inamura | 回転機器の異常診断装置及び方法 |
JP3214233B2 (ja) * | 1994-06-02 | 2001-10-02 | 三菱電機株式会社 | 回転機振動診断装置 |
JP4120099B2 (ja) * | 1999-07-09 | 2008-07-16 | 日本精工株式会社 | 軸受の異常診断方法および異常診断装置 |
JP3935079B2 (ja) * | 2003-01-06 | 2007-06-20 | 新日本製鐵株式会社 | 油圧サーボ系を含む装置の異常診断・傾向管理方法 |
WO2006043511A1 (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Nsk Ltd. | 機械設備の異常診断システム |
JP2007010415A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Toshiba Corp | 軸受異常診断システム、軸受異常診断装置及び軸受異常診断方法 |
JP4997936B2 (ja) * | 2006-11-28 | 2012-08-15 | 日本精工株式会社 | 転がり軸受の異常診断装置および乗物 |
JP5146008B2 (ja) | 2007-06-11 | 2013-02-20 | 日本精工株式会社 | 異常診断装置、及び異常診断方法 |
JP4560110B2 (ja) | 2008-09-17 | 2010-10-13 | ジヤトコ株式会社 | 異常診断装置及び異常診断方法 |
JP5725833B2 (ja) * | 2010-01-04 | 2015-05-27 | Ntn株式会社 | 転がり軸受の異常診断装置、風力発電装置および異常診断システム |
CN103180790B (zh) * | 2010-10-27 | 2016-04-20 | 株式会社牧野铣床制作所 | 数值控制方法 |
CN102721545B (zh) * | 2012-05-25 | 2015-05-20 | 北京交通大学 | 一种基于多特征参量的滚动轴承故障诊断方法 |
CN102735447B (zh) * | 2012-06-29 | 2015-01-21 | 西安交通大学 | 一种滚动轴承性能退化程度的定量识别方法 |
US20160187226A1 (en) * | 2013-08-01 | 2016-06-30 | Ntn Corporation | Bearing device vibration analysis method, bearing device vibration analyzer, and rolling bearing condition monitoring system |
JP6308922B2 (ja) * | 2014-09-17 | 2018-04-11 | Ntn株式会社 | 転がり軸受の異常診断装置、風力発電装置、及び転がり軸受の異常診断方法 |
JP6553970B2 (ja) * | 2015-07-24 | 2019-07-31 | Ntn株式会社 | 異常診断装置およびセンサ外れ検知方法 |
JP6558131B2 (ja) * | 2015-08-04 | 2019-08-14 | 日本精工株式会社 | 異常診断装置、軸受、機械装置及び車両 |
JP2017037052A (ja) | 2015-08-14 | 2017-02-16 | 富士通株式会社 | 振動検出装置、振動検出方法および振動検出プログラム |
JP6499946B2 (ja) * | 2015-09-07 | 2019-04-10 | オークマ株式会社 | 工作機械の軸受診断装置 |
GB2543521A (en) * | 2015-10-20 | 2017-04-26 | Skf Ab | Method and data processing device for severity assessment of bearing defects using vibration energy |
JP6603104B2 (ja) * | 2015-11-09 | 2019-11-06 | オークマ株式会社 | 工作機械 |
CN105606360A (zh) * | 2015-11-24 | 2016-05-25 | 国网内蒙古东部电力有限公司电力科学研究院 | 基于多传感器信息融合的变工况行星齿轮箱故障诊断方法 |
JP2018025450A (ja) * | 2016-08-09 | 2018-02-15 | オークマ株式会社 | 軸受診断装置 |
-
2018
- 2018-03-30 JP JP2018068814A patent/JP6496061B1/ja active Active
-
2019
- 2019-03-25 US US16/363,172 patent/US12044594B2/en active Active
- 2019-03-26 DE DE102019204161.2A patent/DE102019204161B4/de active Active
- 2019-03-29 CN CN201910249141.XA patent/CN110320038B/zh active Active
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111693284A (zh) * | 2020-06-23 | 2020-09-22 | 中国大唐集团科学技术研究院有限公司华东电力试验研究院 | 一种快速判断电厂轴承振动频率成分的方法及装置 |
CN112710426A (zh) * | 2020-12-17 | 2021-04-27 | 大唐东北电力试验研究院有限公司 | 一种基于虚拟现实的ar电站汽轮机动平衡方法及装置 |
CN114861118A (zh) * | 2022-05-07 | 2022-08-05 | 北京化工大学 | 双转子旋转设备故障监测用测点布局确定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE102019204161B4 (de) | 2024-02-15 |
CN110320038B (zh) | 2022-11-11 |
US12044594B2 (en) | 2024-07-23 |
US20190301975A1 (en) | 2019-10-03 |
CN110320038A (zh) | 2019-10-11 |
DE102019204161A1 (de) | 2019-10-02 |
JP2019178973A (ja) | 2019-10-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6496061B1 (ja) | 転がり軸受の異常診断方法及び異常診断装置 | |
JP4339048B2 (ja) | タイヤのユニフォーミティ計測方法及び装置、並びにタイヤ修正方法及び装置 | |
JP5449889B2 (ja) | アンバランス状態を定量的に検出する方法および装置と工作物のクランプ状態を検出する方法 | |
JP6511573B1 (ja) | 転がり軸受の異常診断方法及び異常診断装置、異常診断プログラム | |
JP5686760B2 (ja) | 振動判別方法、及び振動判別装置 | |
JP2014530347A (ja) | 自動車用シャシシステムにおける構成部品の欠陥診断方法及び装置 | |
EP0762248A1 (en) | Characterising a machine tool system | |
JP2010017842A5 (ja) | ||
JP5541689B2 (ja) | バランス試験における監視方法及び動バランス計測装置 | |
JP3327303B2 (ja) | 被測定物の寿命予測方法及び装置 | |
JP2012196741A (ja) | 回転速度表示装置 | |
KR102579985B1 (ko) | 가공 환경 측정 장치 | |
US6840104B2 (en) | Apparatus and method for testing rotational balance of crankshaft | |
JP2002079439A (ja) | 工作機械の保守管理装置 | |
KR100378591B1 (ko) | 비틀림진동측정및분석장치 | |
JP5631264B2 (ja) | タイヤバランス試験方法及びタイヤバランス試験機 | |
JP3036237B2 (ja) | トランスミッション試験装置 | |
JP7170510B2 (ja) | モニタリング装置及びモニタリング方法 | |
JP7496736B2 (ja) | 回転体のアンバランス算出方法及び算出装置 | |
JP4419561B2 (ja) | モータのトルクリップル測定装置及びトルクリップル測定方法 | |
JP5294314B2 (ja) | シャシーダイナモメータの拘束装置と車両剛性の特性同定方法 | |
JP2006189333A (ja) | 軸受の異常診断装置 | |
JP2728805B2 (ja) | 回転体診断装置 | |
JPH0815100A (ja) | 加振機能付振動診断装置 | |
JPS63138230A (ja) | 自動車の振動解析装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181024 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20181024 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20181204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181211 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190118 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190307 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6496061 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |