JP6492683B2 - 防眩性フィルム及びそれを用いた画像表示装置 - Google Patents
防眩性フィルム及びそれを用いた画像表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6492683B2 JP6492683B2 JP2015009590A JP2015009590A JP6492683B2 JP 6492683 B2 JP6492683 B2 JP 6492683B2 JP 2015009590 A JP2015009590 A JP 2015009590A JP 2015009590 A JP2015009590 A JP 2015009590A JP 6492683 B2 JP6492683 B2 JP 6492683B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fine particles
- antiglare
- film
- layer
- pdia
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
Description
防眩性フィルムは、透明基材フィルムをベースとし、その少なくとも一方の面に防眩層が積層されており、適宜、透明基材フィルムと防眩層の間にハードコート層が積層されている。
透明基材フィルムは、無色透明であれば特に制限されない。そのような透明基材フィルムを形成する材料としては、例えばトリアセチルセルロース、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、シクロオレフィンポリマー、ポリカーボネート樹脂、又はポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアリレート、ポリエーテルスルフォンなどがある。これらのうち、トリアセチルセルロース、ポリエチレンテレフタレートが、汎用性が高い点で好ましい。これらの透明基材フィルムの589nmの光に対する屈折率は、概ね1.47〜1.70である。
防眩層は、光透過性を有する。防眩層は、表面に微細な凹凸を有し、その凹凸により反射光を散乱させてぎらつきを低減するとともに、指滑り性を高める。
大径微粒子は、球形であり、小径微粒子に比べて粒子径が大きく比重が小さい。大径微粒子により防眩性フィルムの表面に凹凸形状が形成される。大径微粒子の粒子径Pdiaは、0.1μm≦Pdia≦5μmである。粒子径Pdiaが0.1μm未満の場合、表面凹凸(≒Ra)が小さくなりすぎるため、防眩性が発現しない。一方、粒子径Pdiaが5μmを超えると、表面の凹凸間隔(≒Sm)が大きくなるため、ぎらつき抑制作用が低下する。また、指との接触面積が大きくなるなので指滑り性も低下する。好ましくは、0.5μm≦Pdia≦3μmである。0.5μm≦Pdia≦3μmに制御すると、表面凹凸(≒Ra)の大きさと表面の凹凸間隔(≒Sm)をより適度に調整することができる。
小径微粒子は、大径微粒子に比べて粒子径が小さく比重が大きく、大径微粒子を防眩層の上層部へ偏析させる。小径微粒子は、典型的には球形である。小径微粒子の粒子径Mdiaは、0.01μm≦Mdia≦0.1μmである。粒子径Mdiaが0.01μm未満の場合、粒子が凝集しやすく、均一な防眩性を発現しにくいことがある。一方、粒子径Mdiaが0.1μmを越えると可視光が散乱しやすいため、ヘイズが上昇することがある。粒子径Mdiaが0.02μm≦Mdia≦0.07μmに制御される場合、大径微粒子を均一に防眩層の上層部に偏析させる効果が発現するため、好ましい。
バインダー樹脂としては、アクリロイル基、メタクリロイル基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基等のラジカル重合性官能基や、エポキシ基、ビニルエーテル基、オキセタン基等のカチオン重合性官能基を有するモノマー、オリゴマー、プレポリマーを単独で、または適宜混合した組成物が用いられる。モノマーの例としては、アクリル酸メチル、メチルメタクリレート、メトキシポリエチレンメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、フェノキシエチルメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート等を挙げることができる。オリゴマー、プレポリマーとしては、ポリエステルアクリレート、ポリウレタンアクリレート、多官能ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエーテルアクリレート、アルキットアクリレート、メラミンアクリレート、シリコーンアクリレート等のアクリレート化合物、不飽和ポリエステル、テトラメチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、ビスフェノールAジグリシジルエーテルや各種脂環式エポキシ等のエポキシ系化合物、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、1,4-ビス{[(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシ]メチル}ベンゼン、ジ[1−エチル(3−オキセタニル)]メチルエーテル等のオキセタン化合物を挙げることができる。これらは単独、もしくは複数混合して使用することができる。
光重合開始剤は、紫外線(UV)等の活性エネルギー線により防眩性ハードコート層用樹脂組成物を硬化させて塗膜を形成する際の重合開始剤として用いられる。光重合開始剤としては、活性エネルギー線照射により重合を開始するものであれば特に限定されず、公知の化合物を使用できる。例えば、1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフェリノプロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン等のアセトフェノン系重合開始剤、ベンゾイン、2,2−ジメトキシ1,2−ジフェニルエタン−1−オン等のベンゾイン系重合開始剤、ベンゾフェノン、[4−(メチルフェニルチオ)フェニル]フェニルメタノン、4−ヒドロキシベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン等のベンゾフェノン系重合開始剤、2−クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン等のチオキサントン系重合開始剤等が挙げられる。
防眩層用樹脂組成物は、必要に応じて、表面調製剤、フッ素系防汚剤、シリコン系防汚剤、レベリング剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、消泡剤等の従来公知の添加物を、本発明の効果を損なわない範囲で含有していても良い。
透明基材フィルムと防眩層の間には、防眩性フィルムの表面硬度を高めるために、ハードコート層を設けることができる。ハードコート層の屈折率nhは、特に制限されることはなく、適宜適用できるが、透明基材フィルムの屈折率nbとの差|nb-nh|が0.35を超過しない方が好ましい。透明基材フィルムの屈折率nbとハードコート層の屈折率nhの差|nb-nh|が0.35を超過すると、透明基材フィルム/ハードコート層の界面での反射率が大きくなるため、透過率が減少する。また、さらに好ましくは、ハードコート層の屈折率nhは基材の屈折率nb以上であり、かつ、防眩層の屈折率na以下であることが好ましい。ハードコート層の屈折率nhが透明基材フィルムの屈折率nbよりも低い場合、ハードコート層/防眩層の界面での反射率が大きくなるため、透過率が減少する。また、ハードコート層の屈折率nhが防眩層の屈折率naよりも高い場合、基材/ハードコート層の界面での反射率が大きくなるため、透過率が低下する。ハードコート層の屈折率は、1.49〜1.85であるのが好ましい。屈折率が1.85を超える場合には、透明基材フィルムとハードコート層の屈折率差から生じる干渉により、干渉ムラが表れる場合がある。
防眩層及びハードコート層の形成方法は特に制限されず、例えば、ウェットコーティング法の塗布方法により、各層用樹脂組成物を適宜溶剤で希釈して調整した各塗液を透明基材フィルムに、塗布し、硬化させる方法を採用することができる。塗布方法としては、生産性や生産コストの面より、特にウェットコーティング法が好ましい。ウェットコーティング法は公知の方法でよく、例えばロールコート法、ダイコート法、スピンコート法、そしてディップコート法等が代表的なものとして挙げられる。これらの中では、ロールコート法等、連続的に塗膜を形成できる方法が生産性の点より好ましい。形成された塗膜は、加熱や紫外線、電子線等の活性エネルギー線照射によって硬化反応を行うことにより硬化被膜を形成することができる。
上記防眩性フィルムを画面の表面に備える画像表示装置は、画面にて光の反射を抑制するとともに、ぎらつきを抑制することができ、且つフリック時の指のすべり易さが良好である。画像表示装置としては、例えば、カーナビ、スマートフォン、モバイルPC、電子黒板のディスプレイなどが挙げられる。防眩性フィルムは、OCA(optical clear adhesive)を介して画像表示装置の観察側の表面に貼り合わせたり、偏光フィルムとして観察側の表面に装着される。防眩性フィルムを偏光フィルムとして使用する場合の形態について説明すると、偏光フィルムは一般に、ヨウ素又は二色性染料が吸着配向されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなる偏光子の少なくとも片面に、保護フィルムが積層された形のものが多いが、このような偏光フィルムの一方の面に、上記防眩性フィルムを貼合すれば、防眩性反射防止効果のある偏光フィルムとなる。また、上記防眩性フィルムを保護フィルムと兼用し、その防眩層が積層された一方の面が外側となるよう偏光子の片面に貼合することによっても、防眩性反射防止効果のある偏光フィルムとすることができる。
各実施例及び比較例において、透明基材フィルムとしては、以下のものを使用した。
トリアセチルセルロース(TAC)
富士フイルム(株)製「TD80UL」80μm、屈折率1.48
ポリエチレンテレフタレート(PET)
東レ(株)製「U403」100μm、屈折率1.65
シクロオレフィンポリマー(COP)
日本ゼオン株式会社製「ゼオノアフィルム」80μm、屈折率1.53
防眩層用樹脂組成物として、次の原料を使用し、各原料を下記表1〜6に記載した組成にて混合し、防眩層用樹脂組成物AG−1〜AG−39を調製した。なお、各原料の体積割合は、防眩層用樹脂組成物全体積における当該原料の体積の割合を示す。
酸化チタン微粒子(分散液)
CIKナノテック(株)製「RTTMEK25WT%−F02」、粒子径0.015μm
ジルコニア(分散液)
シーアイ化成(株)製「ZRMEK25%−F47」、粒子径径0.015μm
アンチモン酸亜鉛微粒子(AZO)(分散液)
日産化学工業(株)製「セルナックスCX−603M−F2」、粒子径0.05μm
ITO微粒子(分散液)
大日本塗料(株)製「コンダクティブEI−3NMHR3、35%」、粒子径0.05μm
シリカ超微粒子(分散液)
日産化学(株)製「IPA−ST、30%」、粒子径0.03μm
シリカ超微粒子
CIKナノテック(株)製「SIMIBK15WT%-H58」、粒子径0.1μm
アンチモン‐酸化スズ微粒子(ATO)
日産化学工業(株)製 商品名:ATO、粒子径径0.05μm
酸化亜鉛
エア・ブラウン株式会社(株)製「TECNAPOW-ZNO」、粒子径0.02μm
アクリル(PMMA)、粒子径0.8μm 綜研化学(株)製「MX-80H3wT」
アクリル(PMMA)、粒子径3μm 綜研化学(株)製「MX-300」
アクリル(PMMA)、粒子径5μm 綜研化学(株)製「MX-500」
アクリル(PMMA)、粒子径8μm 積水化成品工業(株)製「SSX-108」
ポリスチレン(PS)、粒子径3.5μm 「綜研化学(株)製、SX-350H」
架橋アクリル−スチレン共重合樹脂(MS)、粒子径0.8μm
積水化成品(株)製「SSX1008QXE」
架橋アクリル−スチレン共重合樹脂(MS)、粒子径5μm
積水化成品(株)製「SSX1055QXE」粒子径の揃った単分散な微粒子
シリカ、粒子径0.8μm コアフロント(株) 製「sicastar 43-00-802」
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、日本化薬(株)製「KAYARAD DPHA」
ウレタンアクリレート
日本合成化学工業(株)製「紫光UV7600B」分子量1400、60℃における粘度が2500〜4500Pa・s
ペンタエリスリトールトリアクリレート(PE3A)
日本化薬(株)製「PET30」
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製「IRGACURE184(I−184)」
ハードコート層用樹脂組成物として、下記の市販品を用いた。
東洋インキ(株)製 ハードコート「リオデュラスLAS1303NL」
富士フイルム製TACフィルム「TD80UL、80μm」の一面に、防眩用樹脂組成物(AG−1)をバーコーターにて硬化後の膜厚(粒子の存在しない部分の膜厚)が0.2μmとなるように塗布し、120W高圧水銀灯にて400mJの紫外線を照射して硬化させることにより防眩層を形成して防眩性フィルムを作製した。
表7〜11に示される材料を使用して実施例1−1と同様に防眩性フィルムを作成した。
富士フイルム製TACフィルム「TD80UL、80μm」の一面に、ハードコート用樹脂組成物をバーコーターにて硬化後の膜厚が4μmとなるように塗布し、120W高圧水銀灯にて400mJの紫外線を照射して硬化させることによりクリアハードコート層を形成した。ついで、クリアハードコート層上へ、実施例1−1と同様の手法にて防眩層を設け、防眩性フィルムを作成した。
JIS K 7142−2014記載の方法にて測定した。
(1)TACフィルム〔商品名「TD80UL」、富士フイルム(株)製〕上に、バーコーターにより、各層用塗液をそれぞれ乾燥硬化後の膜厚で100〜1000nmになるように層の厚さを調整して塗布した。乾燥後、紫外線照射装置〔岩崎電気(株)製〕により窒素雰囲気下で120W高圧水銀灯を用いて、400mJの紫外線を照射して硬化し、屈折率測定用フィルムを作製した。
(2)作製したフィルムの裏面をサンドペーパーで荒らし、黒色塗料で塗りつぶしたものを反射分光膜厚計〔「FE-3000」、大塚電子(株)製〕により、反射スペクトルを測定した。
(3)反射スペクトルより読み取った反射率から、下記に示すn-Cauchyの波長分散式(式1)の定数を求め、光の波長589nmにおける屈折率を求めた。
N(λ)=a/λ4+b/λ2+c (式1)
なお、防眩層の屈折率は、防眩層を構成する組成物のうち、大径粒子を除く組成物を硬化して硬化膜を形成し、その硬化膜の反射スペクトルを測定することで算出した。
分光膜厚計(FE3000,大塚電子製)によって、粒子による突出(凸)のない部分の反射スペクトルを測定し、得られた反射スペクトルからピークバレイ法によって算出した。
(株)小坂研究所製、表面粗さ測定機、サーフコーダSE500を使用し、走査範囲4mm、走査速度0.2mm/sの条件で、JIS B 0601−1994の規定に準拠して算術平均粗さRa(μm)、凹凸の平均間隔Sm(mm)を測定した。
測定面の裏面反射を除くため、裏面をサンドペーパーで粗し、黒色塗料で塗り潰したものを分光光度計〔日本分光(株)製、商品名:U−best560〕により、光の波長380nm〜780nmの5°、−5°正反射スペクトルを測定した。得られる光の波長380nm〜780nmの分光反射率と、CIE標準イルミナントD65の相対分光分布を用いて、JIS Z8701で想定されているXYZ表色系における、反射による物体色の三刺激値Yを視感度反射率(%)とした。
ヘイズメーター〔日本電色工業(株)製、NDH2000〕を使用し、光学特性としてのヘイズ値(%)を測定した。
内部ヘイズ値は、防眩性ハードコート層表面に水滴を落とし、そこにガラスを押し当てて測定したヘイズ値である。
外部ヘイズ=全へイズ−内部へイズにより算出した。
防眩性ハードコート層が積層された面に蛍光灯距離3m、入射角10°となるように蛍光灯の灯りを映り込ませた場合、10°で正反射した蛍光灯の輪郭がどれほどぼけるかを下記に示す評価基準に従って評価した。蛍光灯はパナソニック(株)製FHF32EXNHを使用した。
○:輪郭が確認できないほどぼけている。
×:輪郭はぼけていない、または、輪郭が確認できないほどぼけているが、画像の視認性が悪い。
高精細液晶ディスプレイとしての高精細液晶タッチパネルの画像表示側の最表面に防眩性フィルムを置き、目視にてぎらつきを測定し、下記の3段階で評価した。
◎:ぎらつきなし、○:ぎらつき若干あるが、気にならない、×:気になる程のぎらつきあり。
JISK7125−1999に準拠した測定方法にてウレタンエラストマー素材の人工皮膚モデル(商品名:バイオスキンプレート プレート#BSカラー1、ビューラックス株式会社製)に対する動摩擦係数を測定した。本評価方法にて評価した摩擦係数は、人の指でフリックする際のすべり性と相関しており、摩擦係数が小さいほど指がすべり易く、摩擦係数が大きいほど、指がすべりにくいと官能的に評価された。また、摩擦係数が摩擦係数≦0.5となる場合、評価者(N=30)の90%以上がフリック時に指が滑りやすいと判定した。
荷重は750gとし、JIS K 5600に準拠し評価した。
Claims (8)
- 透明基材フィルムに防眩層が積層されており、
前記防眩層は、大径微粒子と、該大径微粒子よりも比重が大きく粒子径の小さい小径微粒子とを含み、
前記大径微粒子は、粒子径Pdiaが0.1μm≦Pdia≦5μmであり、且つ、前記防眩層の膜厚tと粒子径Pdiaの比t/Pdiaが0.05≦t/Pdia≦1.7であり、前記小径微粒子の粒子径Mdiaは0.01μm≦Mdia≦0.1μmであり、
前記小径微粒子の比重Mdenと前記大径微粒子の比重Pdenの比Mden/Pdenが6.0≧Mden/Pden≧2.7であり、
前記防眩層の全体積に占める前記大径微粒子の体積割合が0.5%以上40%以下であり、前記防眩層の全体積に占める前記小径微粒子の体積割合が15%以上65%以下である防眩性フィルム。 - 前記防眩層の全体積に占める前記大径微粒子の体積割合が1%以上37%以下であり、前記防眩層の全体積に占める前記小径微粒子の体積割合が15%以上62%以下である請求項1に記載の防眩性フィルム。
- 前記防眩層の膜厚tと前記大径微粒子の粒子
径Pdiaの比t/Pdiaが0.05≦t/Pdia≦1.3である請求項1または請求項2に記載の防眩性フィルム。 - 前記防眩層の全体積に占める前記小径微粒子の体積割合が15%以上55%以下である請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の防眩性フィルム。
- 前記小径微粒子は、酸化ジルコニウム、酸化チタン、ジルコニア、酸化亜鉛、アンチモン酸亜鉛、錫ドープ酸化インジウム、アンチモンドープ酸化錫、シリカからなる群より選ばれる少なくとも一種である請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の防眩性フィルム。
- 前記大径微粒子は、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリメタクリルスチレン、架橋アクリル−スチレン共重合樹脂、シリカ、ベンゾグアナミンホルムアルデヒド縮合物、ベンゾグアナミン・メラミン・ホルムアルデヒド縮合物、メラミン・ホルムアルデヒド縮合物、ポリエチレン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリフッ化ビニリデン及びポリフッ化エチレン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一種である請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の防眩性フィルム。
- 前記透明基材フィルムと前記防眩層との間にハードコート層が積層されている請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の防眩性フィルム。
- 請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の防眩性フィルムを表面に備える画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015009590A JP6492683B2 (ja) | 2015-01-21 | 2015-01-21 | 防眩性フィルム及びそれを用いた画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015009590A JP6492683B2 (ja) | 2015-01-21 | 2015-01-21 | 防眩性フィルム及びそれを用いた画像表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016133722A JP2016133722A (ja) | 2016-07-25 |
JP6492683B2 true JP6492683B2 (ja) | 2019-04-03 |
Family
ID=56437862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015009590A Active JP6492683B2 (ja) | 2015-01-21 | 2015-01-21 | 防眩性フィルム及びそれを用いた画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6492683B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6884045B2 (ja) | 2017-06-13 | 2021-06-09 | リンテック株式会社 | 防眩性ハードコートフィルム及び防眩性ハードコートフィルムの製造方法 |
JP7335718B2 (ja) * | 2017-12-11 | 2023-08-30 | 株式会社ダイセル | 防眩フィルム並びにその製造方法及び用途 |
JP2019105694A (ja) * | 2017-12-11 | 2019-06-27 | 株式会社ダイセル | 防眩フィルム並びにその製造方法及び用途 |
CN110927848A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-03-27 | 浙江启诚新材料科技有限公司 | 一种反射膜及其制备方法 |
WO2021235491A1 (ja) * | 2020-05-22 | 2021-11-25 | 恵和株式会社 | 光学シート、バックライトユニット、液晶表示装置及び情報機器 |
JP2023170856A (ja) * | 2022-05-20 | 2023-12-01 | Toppanホールディングス株式会社 | 光学積層体及びこれを用いた画像表示装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002202402A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-07-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | 防眩性反射防止フィルムおよび画像表示装置 |
JP4393088B2 (ja) * | 2003-03-20 | 2010-01-06 | 日本製紙株式会社 | 防眩フィルム |
-
2015
- 2015-01-21 JP JP2015009590A patent/JP6492683B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016133722A (ja) | 2016-07-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6520114B2 (ja) | 防眩性反射防止フィルム及びそれを用いた画像表示装置 | |
KR101870473B1 (ko) | 반사 방지 필름, 반사 방지 필름의 제조 방법, 편광판 및 화상 표시 장치 | |
JP7188500B2 (ja) | 反射防止光学フィルム | |
JP6492683B2 (ja) | 防眩性フィルム及びそれを用いた画像表示装置 | |
JP6221018B1 (ja) | 光学積層体、偏光板及び表示装置 | |
KR101487039B1 (ko) | 광학 적층 필름 | |
CN107111012B (zh) | 光学层叠体、偏光板及显示装置 | |
JP6244760B2 (ja) | 反射防止フィルム | |
KR101432987B1 (ko) | 투과도가 우수한 내지문성 방현코팅액 조성물 및 상기 조성물을 이용하여 제조된 내지문성 방현필름 | |
JP6575191B2 (ja) | 指滑り層形成用樹脂組成物、指滑りフィルム及びそれを用いた画像表示装置 | |
KR102026541B1 (ko) | 광학 적층체, 편광판 및 표시 장치 | |
JPWO2016030738A1 (ja) | 防眩性積層体 | |
JP2010186020A (ja) | 防眩性反射防止フィルム | |
JP2010078698A (ja) | 防眩性反射防止フィルム及びそれを備える画像表示装置 | |
KR102194639B1 (ko) | 광학 적층체, 편광판 및 표시 장치 | |
JP6484847B2 (ja) | タッチパネル、表示装置及び光学シート、並びに光学シートの選別方法及び光学シートの製造方法 | |
JP6565096B2 (ja) | タッチパネル、表示装置及び光学シート、並びに光学シートの選別方法及び光学シートの製造方法 | |
JP6484846B2 (ja) | タッチパネル、表示装置及び光学シート、並びに光学シートの選別方法及び光学シートの製造方法 | |
JP6225428B2 (ja) | 低屈折率層用樹脂組成物及び反射防止フィルム | |
WO2017002779A1 (ja) | ハードコートフィルム | |
KR102045055B1 (ko) | 디스플레이 패널용 시인성 개선 필름 및 이를 포함하는 디스플레이 장치 | |
JP6565095B2 (ja) | タッチパネル、表示装置及び光学シート、並びに光学シートの選別方法及び光学シートの製造方法 | |
JP2013213881A (ja) | 反射防止フィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171211 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180815 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180911 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181016 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6492683 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |