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JP6477402B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置は、現像装置および現像剤の像を担持する像担持体を含む作像部を備える。さらに、前記画像形成装置は、前記作像部に補給される補給用現像剤を収容する現像剤補給容器と、前記作像部から回収される廃現像剤を収容する現像剤回収容器とを備える。通常、前記廃現像剤は、前記像担持体の表面から擦り取られた前記現像剤と、前記現像装置から少しずつ抜き取られる前記現像剤とを含む。
また、1種類の現像剤容器が、前記現像剤補給容器および前記現像剤回収容器として共用できれば、前記現像剤容器の製造コストの低減につながる。この場合、前記現像剤回収容器として利用された前記現像剤容器が前記現像剤補給容器として利用されてしまうと、前記作像部が、前記現像剤容器に残存した前記廃現像剤によって汚染されるおそれがある。
例えば、前記画像形成装置が、前記現像剤回収容器の装着位置に装着された前記現像剤容器の一部を、前記現像剤補給容器として利用できない形状に加工することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−171609号公報
ところで、前記現像剤補給容器として利用された前記現像剤容器が、未だ前記現像剤が残存する状態で前記現像剤回収容器として利用されると、未使用の前記現像剤が無駄になる。
本発明の目的は、補給現像剤の容器として利用された現像剤容器が、未だ現像剤が残存する状態で廃現像剤の容器として利用され、未使用の現像剤が無駄になることを防ぐことができる画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、現像剤容器と、第1装着部と、第2装着部と、現像剤エンプティ検知部と、エンプティ履歴記録部と、エンプティ履歴判定部と、動作制限部とを備える。前記現像剤容器は、装置本体に取り外し可能に装着され、現像剤を収容可能な容器である。前記第1装着部は、現像装置に補給される前記現像剤の補給元となる前記現像剤容器が装着される部分である。前記第2装着部は、前記現像装置および前記現像剤の像を担持する像担持体を含む作像部から回収される前記現像剤の収容先となる前記現像剤容器が装着される部分である。前記現像剤エンプティ検知部は、前記第1装着部に装着された前記現像剤容器について、前記現像剤の残量が予め定められた下限量を下回った現像剤エンプティ状態を検知する。前記エンプティ履歴記録部は、前記現像剤エンプティ状態が検知された場合に、前記現像剤エンプティ状態が検知された前記現像剤容器に対応づけて、不揮発性の履歴記憶部にエンプティ履歴情報を記録する。前記エンプティ履歴判定部は、前記第2装着部に装着された前記現像剤容器が、当該現像剤容器に対応する前記エンプティ履歴情報が前記履歴記憶部に記録されているエンプティ後状態であるか否かを判定する。前記動作制限部は、前記第2装着部に装着された前記現像剤容器が前記エンプティ後状態ではない判定結果が得られた場合に、前記作像部の動作を制限する。
本発明によれば、補給現像剤の容器として利用された現像剤容器が、未だ現像剤が残存する状態で廃現像剤の容器として利用され、未使用の現像剤が無駄になることを防ぐことができる画像形成装置を提供することが可能になる。
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 図2は、第1実施形態に係る画像形成装置における制御関連部分のブロック図である。 図3は、第1実施形態に係る画像形成装置における電子タグのブロック図である。 図4は、第1実施形態に係る画像形成装置における現像剤容器管理処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、第1実施形態に係る画像形成装置における現像剤エンプティ判定・記録処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、第1実施形態に係る画像形成装置における現像剤フル判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、第1実施形態に係る画像形成装置における現像剤補給容器履歴検査処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、第1実施形態に係る画像形成装置における現像剤回収容器履歴検査処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、第2実施形態に係る画像形成装置を含む画像形成システムの構成図である。 図10は、第2実施形態に係る画像形成装置における制御関連部分のブロック図である。 図11は、第2実施形態に係る画像形成装置における回収利用履歴情報記録処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図12は、第2実施形態に係る画像形成装置における履歴情報記録処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図13は、第2実施形態に係る画像形成装置における履歴情報取得処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
[第1実施形態]
まず、図1を参照しつつ、第1実施形態に係る画像形成装置10の構成について説明する。画像形成装置10は、シート材に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置である。前記シート材は、紙、コート紙、ハガキ、封筒、およびOHPシートなどのシート状の画像形成媒体である。
画像形成装置10は、本体1内にシート供給部2、シート搬送部3、作像部40、光走査部46および定着装置49などを備える。作像部40は、現像および現像剤90の搬送に関する機器の総称であり、現像ユニット4を含む。
図1に示される画像形成装置10は、タンデム式画像形成装置であり、カラープリンターである。そのため、画像形成装置10は、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの各色に対応した複数の現像ユニット4を備える。
現像ユニット4各々は、感光体41、帯電装置42、現像装置43、一次転写装置44および一次クリーニング装置45などを備える。
タンデム式の画像形成装置10は、中間転写ベルト47、二次転写装置48および二次クリーニング装置470をさらに備える。
シート供給部2は、シートカセット21およびシート送出部22を備える。シートカセット21は、重ねられた複数の前記シート材を収容する部分である。シート送出部22は、前記シート材をシートカセット21から搬送路30へ送り出す。
シート搬送部3は、複数の搬送ローラー31を備える。搬送ローラー31各々は、シート供給部2から供給される前記シート材を搬送路30に沿って搬送する。さらに搬送路30の出口に配置された搬送ローラー31が、前記シート材を搬送路30から排出トレイ101上へ排出する。通常、排出トレイ101上へ排出される前記シート材は、画像形成後の前記シート材であり、印刷物である。
中間転写ベルト47は、環状に形成された帯状部材である。中間転写ベルト47は、2つのローラーに架け渡された状態で回転する。
現像ユニット4各々において、ドラム状の感光体41が回転し、帯電装置42が感光体41の表面を一様に帯電させる。光走査部46は、レーザー光を走査することにより感光体41の表面に静電潜像を書き込む。現像装置43は、感光体41の表面の前記静電潜像を粉状の現像剤90によって現像する。これにより、現像剤90の像が感光体41の表面に形成される。
本実施形態において、現像装置43は、トナーおよびキャリアを含む二成分の現像剤90を用いて現像処理を実行する。現像装置43は、前記トナーおよび前記キャリアを担持するマグネットローラーから前記トナーを感光体41の表面に供給する。
例えば、現像装置43が、インタラクティブタッチダウン方式の装置であることが考えられる。この場合、現像装置43は、前記マグネットローラーから現像ローラーへ前記トナーを移行させ、さらに、前記現像ローラーから感光体41へ前記トナーを供給する。また、現像装置43が、前記マグネットローラーから感光体41へ前記トナーを直接供給する方式の装置であることも考えられる。
一次転写装置44は、感光体41表面の現像剤90の像を中間転写ベルト47に転写する。中間転写ベルト47は、複数の感光体41各々から現像剤90の像が転写される。これにより、各色の現像剤90の像が重ねられたカラー画像が中間転写ベルト47に形成される。一次クリーニング装置45は、感光体41表面に残存する現像剤90を除去する。
二次転写装置48は、搬送路30におおいて、中間転写ベルト47に形成された前記カラー画像を前記シート材に転写する。二次クリーニング装置470は、中間転写ベルト47に残存する現像剤90を除去する。
定着装置49は、搬送路30において、前記シート材に転写された前記カラー画像を加熱し、前記カラー画像を前記シート材に定着させる。
さらに、画像形成装置10は、それぞれ現像剤90を収容可能な複数の現像剤容器5を備える。現像剤容器5は、本体1における第1装着部51および第2装着部52に対して取り外し可能に装着されている。
現像剤90は、本体1の第1装着部51に装着された現像剤容器5内から現像装置43へ供給される。即ち、第1装着部51は、現像装置43に補給される現像剤90の補給元となる現像剤容器5が装着される部分である。
本体1には、複数の現像ユニット4に対応した複数の第1装着部51が設けられている。従って、それぞれ異なる色の現像剤90を収容する複数の現像剤容器5各々が、複数の第1装着部51各々に装着される。
また、一次クリーニング装置45および二次クリーニング装置470によって感光体41および中間転写ベルト47から除去された現像剤90は、本体1の第2装着部52に装着された現像剤容器5内へ回収される。さらに、現像装置43内で劣化した現像剤90の一部も、第2装着部52に装着された現像剤容器5内へ回収される。第2装着部52は、本体1の1箇所にのみ設けられている。
即ち、第2装着部52は、作像部40から回収される現像剤90の収容先となる現像剤容器5が装着される部分である。本実施形態において、複数の現像ユニット4、中間転写ベルト47、二次転写装置48および二次クリーニング装置470は、それぞれ作像部40の一部を構成している。なお、感光体41および中間転写ベルト47は、現像剤90の像を担持する像担持体の一例である。
以下の説明において、第1装着部51に装着された現像剤容器5のことを現像剤補給容器5aと称する。また、現像剤補給容器5a内に収容された現像剤90のことを補給現像剤90aと称する。通常、補給現像剤90aは、前記トナーを含み、前記キャリアを含まない。
一方、第2装着部52に装着された現像剤容器5のことを現像剤回収容器5bと称する。また、現像剤回収容器5b内に回収される現像剤90のことを廃現像剤90bと称する。通常、感光体41および中間転写ベルト47から回収される現像剤90は前記トナーである。また、現像装置43から回収される現像剤90は前記トナーと前記キャリアとを含む。従って、廃現像剤90bは前記トナーと前記キャリアとを含む。
作像部40は、現像剤90の像を感光体41および中間転写ベルト47に形成する現像処理と、現像剤90を搬送する現像剤搬送処理とを実行する機器の総称である。補給現像剤90aを搬送する現像剤補給機構と、廃現像剤90bを搬送する現像剤回収機構とが、前記現像剤搬送処理を実行する。
さらに、画像形成装置10は、制御部8および操作表示部80を備える。制御部8は、画像形成装置10における電気機器を制御する。操作表示部80は、操作部80aおよび表示部80bを含むユーザーインターフェイスである。操作部80aは、ユーザーの操作を受け付けるタッチパネルおよび操作ボタンなどを含む。また、表示部80bは、メッセージを表示可能な液晶表示パネルなどの表示パネルを含む。
画像形成装置10において、複数の第1装着部51および第2装着部52に装着される複数の現像剤容器5は全て同形状である。即ち、1種類の現像剤容器5が、現像剤補給容器5aおよび現像剤回収容器5bとして共用できる。このことは、現像剤容器5の製造コストの低減につながる。
ところで、現像剤補給容器5aとして利用された現像剤容器5が、未だ補給現像剤90aが残存する状態で現像剤回収容器5bとして利用されると、未使用の補給現像剤90aが無駄になる。
画像形成装置10においては、制御部8が後述する現像剤容器管理処理を実行する。これにより、補給現像剤90aの容器として利用された現像剤容器5が、未だ補給現像剤90aが残存する状態で現像剤回収容器5bとして利用され、未使用の補給現像剤90aが無駄になることを防ぐことができる。以下、その詳細について説明する。
図1,2に示されるように、画像形成装置10は、第1装着部51に設けられた第1現像剤センサー71と、第2装着部52に設けられた第2現像剤センサー72とを備える。
第1現像剤センサー71は、現像剤補給容器5aについて、補給現像剤90aの残量が予め定められた下限量を下回った状態である現像剤エンプティ状態であるか否かを検知するセンサーである。なお、第1現像剤センサー71が現像剤エンプティ検知部の一例である。
第2現像剤センサー72は、現像剤回収容器5bについて、廃現像剤90bが予め定められた上限量に達した状態である現像剤フル状態であるか否かを検知するセンサーである。
例えば、第1現像剤センサー71が、透過型光センサーであることが考えられる。前記透過型光センサーは、対向して配置された発光部7aおよび受光部7bを備える。
第1現像剤センサー71が、前記透過型光センサーである場合、第1現像剤センサー71は、現像剤補給容器5aにおける下端寄りの予め定められた位置に配置される。現像剤補給容器5aにおける少なくとも第1現像剤センサー71が対向する部分は透明である。
そして、第1現像剤センサー71が、発光部7aと受光部7bとの間に補給現像剤90aが存在しないことを検知する状態が、前記現像剤エンプティ状態である。
第2現像剤センサー72が、前記透過型光センサーである場合、第2現像剤センサー72は、現像剤回収容器5bにおける上端寄りの予め定められた位置に配置される。現像剤回収容器5bにおける少なくとも第2現像剤センサー72が対向する部分は透明である。
そして、第2現像剤センサー72が、発光部7aと受光部7bとの間に廃現像剤90bが存在することを検知する状態が、前記現像剤フル状態である。
なお、第1現像剤センサー71が、現像剤補給容器5aの重量が予め定められた下限重量を下回ったことを検知するセンサーであることも考えられる。この場合、第1装着部51が、そこに装着された現像剤補給容器5aの重量に応じて変位する変位機構を備えることが考えられる。そして、第1現像剤センサー71は、第1装着部51が予め定められた上限位置まで変位したことを検知する。
同様に、第2現像剤センサー72が、現像剤回収容器5bの重量が予め定められた上限重量に達したことを検知するセンサーであることも考えられる。この場合、第2装着部52が、そこに装着された現像剤回収容器5bの重量に応じて変位する変位機構を備えることが考えられる。そして、第2現像剤センサー72は、第2装着部52が予め定められた下限位置まで変位したことを検知する。
また、現像剤容器5各々には、電子タグ53が固定されている。電子タグ53は、例えばRF(Radio Frequency)タグなどである。
図3に示されるように、電子タグ53は、近距離無線通信を行う無線通信部531と、コンピューター読取可能な不揮発性のデータ記憶部532とを含む。
以下の説明において、現像剤補給容器5aの電子タグ53のことを補給容器タグ53aと称し、現像剤回収容器5bの電子タグ53のことを回収容器タグ53bと称する。
さらに、画像形成装置10は、第1装着部51に設けられた第1タグアクセス部73と、第2装着部52に設けられた第2タグアクセス部74とを備える。
第1タグアクセス部73は、補給容器タグ53aのデータ記憶部532へのアクセス処理が可能な装置である。前記アクセス処理は、データ記憶部532に記憶されたデータを読み出すリード処理、および、補給容器タグ53aのデータ記憶部532にデータを書き込むライト処理を含む。
第2タグアクセス部74は、回収容器タグ53bのデータ記憶部532への前記アクセス処理が可能な装置である。
一般に、第1タグアクセス部73および第2タグアクセス部74は、タグのリーダー・ライターなどと称される。
後述するように、現像剤容器5に対応する情報が、その現像剤容器5に固定された電子タグ53のデータ記憶部532に記録される。同様に、現像剤容器5に対応する情報が、その現像剤容器5に固定された電子タグ53のデータ記憶部532から取得される。
即ち、現像剤補給容器5aに対応するデータ記憶部532への情報の記録およびデータ記憶部532の情報の参照は、第1タグアクセス部73を通じて行われる。同様に、現像剤回収容器5bに対応するデータ記憶部532への情報の記録およびデータ記憶部532の情報の参照は、第2タグアクセス部74を通じて行われる。
図2に示されるように、制御部8は、現像剤量判定部81、データ管理部82、駆動制御部83およびユーザーインターフェイス制御部84などを含む。また、制御部8は、二次記憶部800にアクセス可能である。
二次記憶部800は、制御部8が参照する各種データを記憶する不揮発性の記憶部である。二次記憶部800は、制御部8によるデータの読み書きが可能な記憶部でもある。なお、二次記憶部800は、コンピューター読取可能な不揮発性の記憶部の情報記憶媒体の一例である。
例えば、制御部8が、予め二次記憶部800に記憶されたプログラムを実行するMPU(Micro Processor Unit)およびRAM(Random Access Memory)などを備えることが考えられる。前記RAMは、前記MPUに実行させるためのプログラムを一時記憶する揮発性の主記憶部である。
なお、制御部8が、DSP(Digital Signal Processor)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)などによって構成されることも考えられる。
現像剤量判定部81は、第1現像剤センサー71および第2現像剤センサー72の検知結果に基づいて、現像剤容器5内の現像剤90の量を判定する。
データ管理部82は、第1タグアクセス部73および第2タグアクセス部74を通じて、現像剤容器5各々における電子タグ53のデータ記憶部532にアクセスし、前記リード処理および前記ライト処理を制御する。
さらに、データ管理部82は、二次記憶部800からのデータの読み出し処理、および、二次記憶部800へのデータの書き込み処理を実行する。
駆動制御部83は、作像部40が備える作像系モーター6の動作を制御する。作像系モーター6は、作像部40における感光体41、現像装置43、前記現像剤補給機構および前記現像剤回収機構を駆動するモーターである。
ユーザーインターフェイス制御部84は、操作表示部80を制御する。
[前記現像剤容器管理処理]
次に、図4に示されるフローチャートを参照しつつ、制御部8が実行する現像剤容器管理処理の手順の一例について説明する。以下の説明において、S101,S102,…は、制御部8が実行する各工程の識別符号を表す。
制御部8は、例えば、画像形成装置10が起動したとき、画像形成のジョブが実行される前、画像形成のジョブが実行された後、および第1装着部51または第2装着部52にアクセスするカバーが閉じられたときなどに前記現像剤容器管理処理を実行する。
<工程S101〜S104>
前記現像剤容器管理処理において、制御部8は、現像剤エンプティ判定・記録処理(S101)、現像剤フル判定処理(S102)、現像剤補給容器履歴検査処理(S103)および現像剤回収容器履歴検査処理(S104)を実行する。
工程S101〜S104の処理は、モーター駆動禁止フラグを"ON"または"OFF"に設定するための処理である。前記モーター駆動禁止フラグは、作像系モーター6の動作を禁止するか否かを指定する情報である。工程S101〜S104の処理の詳細については後述する。なお、作像系モーター6の動作を禁止することは、作像部40の動作を制限することの典型例である。
<工程S105>
工程S101〜S105の処理が行われた後、駆動制御部83は、前記モーター駆動禁止フラグが"ON"に設定されているか否かを判定する。
駆動制御部83は、前記モーター駆動禁止フラグが"ON"に設定されている場合、画像形成のジョブが発生しても、作像系モーター6の動作を禁止する。これにより、前記ジョブは実行されずに、前記現像剤容器管理処理が終了する。
<工程S106>
一方、駆動制御部83は、前記モーター駆動禁止フラグが"ON"に設定されていない場合、即ち、前記モーター駆動禁止フラグが"OFF"に設定されている場合、前記ジョブが発生したときに、作像系モーター6の動作を許容する。これにより、前記ジョブが実行される。
<工程S107>
また、現像剤回収容器5bが第2装着部52に装着された状態で、1度でも作像部40が動作すると、データ管理部82が、回収容器タグ53bのデータ記憶部532に回収利用履歴情報D1を記録する(図3参照)。
工程S107において、回収利用履歴情報D1が、回収容器タグ53bのデータ記憶部532に既に記録されている場合、回収容器タグ53bのデータ記憶部532は、その回収利用履歴情報D1の記憶を維持する。なお、データ管理部82は、第2タグアクセス部74を通じて、回収容器タグ53bのデータ記憶部532に情報を記録する。
本実施形態において、電子タグ53が現像剤容器5に固定されていることにより、現像剤回収容器5bとデータ記憶部532の回収利用履歴情報D1とが対応づけられている。
従って、工程S107のデータ管理部82は、作像部40が動作した場合に、現像剤回収容器5bに対応づけて、不揮発性のデータ記憶部532に回収利用履歴情報D1を記録する処理を実行する。
なお、工程S107の処理を実行するデータ管理部82は、現像剤回収容器5bにおける電子タグ53のデータ記憶部532に回収利用履歴情報D1を記録する回収利用履歴記録部の一例である。また、電子タグ53のデータ記憶部532は履歴記憶部の一例である。
工程S106,S107の処理が実行された後、前記現像剤容器管理処理が終了する。
[前記現像剤エンプティ判定・記録処理(S101)]
次に、図5に示されるフローチャートを参照しつつ、制御部8が実行する前記現像剤エンプティ判定・記録処理(S101)の手順の一例について説明する。以下の説明において、S201,S202,…は、前記現像剤エンプティ判定・記録処理において制御部8が実行する各工程の識別符号を表す。
<工程S201>
まず、現像剤量判定部81が、第1現像剤センサー71が前記現像剤エンプティ状態を検知している状態であるか否かを判定する。前述したように、前記現像剤エンプティ状態は、現像剤補給容器5aにおける補給現像剤90aの残量が予め定められた下限量を下回った状態である。
<工程S202>
前記現像剤エンプティ状態が第1現像剤センサー71によって検知されている場合、データ管理部82が、対応する補給容器タグ53aのデータ記憶部532にエンプティ履歴情報D2を記録する(図3参照)。
エンプティ履歴情報D2の記録先は、前記現像剤エンプティ状態が検知されている現像剤補給容器5aに固定されている補給容器タグ53aのデータ記憶部532である。なお、データ管理部82は、第1タグアクセス部73を通じて、補給容器タグ53aのデータ記憶部532に情報を記録する。
即ち、前記現像剤エンプティ状態が検知された場合に、工程S202において、データ管理部82は、前記現像剤エンプティ状態が検知された現像剤補給容器5aに対応づけて、不揮発性のデータ記憶部532にエンプティ履歴情報D2を記録する。
なお、本実施形態において、電子タグ53が現像剤容器5に固定されていることにより、現像剤補給容器5aとデータ記憶部532のエンプティ履歴情報D2とが対応づけられている。
工程S202の処理を実行するデータ管理部82は前記履歴記憶部にエンプティ履歴情報D2を記録するエンプティ履歴記録部の一例である。また、補給容器タグ53aのデータ記憶部532が前記履歴記憶部の一例である。
<工程S203>
また、前記現像剤エンプティ状態が第1現像剤センサー71によって検知されている場合、ユーザーインターフェイス制御部84が、表示部80bに、警告メッセージを表示させる。この警告メッセージは、前記現像剤エンプティ状態が発生していることを表すメッセージである。
工程S203の処理の終了により、前記現像剤エンプティ判定・記録処理が終了する。また、前記現像剤エンプティ状態が第1現像剤センサー71によって検知されていない場合、工程S201,S202の処理がスキップされ、前記現像剤エンプティ判定・記録処理が終了する。
[前記現像剤フル判定処理(S102)]
次に、図6に示されるフローチャートを参照しつつ、制御部8が実行する前記現像剤フル判定処理(S102)の手順の一例について説明する。以下の説明において、S301,S302,…は、前記現像剤フル判定処理において制御部8が実行する各工程の識別符号を表す。
<工程S301>
まず、現像剤量判定部81が、第2現像剤センサー72が前記現像剤フル状態を検知している状態であるか否かを判定する。前述したように、前記現像剤フル状態は、現像剤回収容器5b内の廃現像剤90bが予め定められた上限量に達した状態である。
<工程S302>
前記現像剤フル状態が第2現像剤センサー72によって検知されている場合、駆動制御部83が、前記モーター駆動禁止フラグを"ON"に設定する。なお、前記モーター駆動禁止フラグの初期状態は"OFF"である。
<工程S303>
また、前記現像剤フル状態が第2現像剤センサー72によって検知されている場合、ユーザーインターフェイス制御部84が、表示部80bに、警告メッセージを表示させる。この警告メッセージは、前記現像剤フル状態が発生していることを表すメッセージである。
工程S303の処理の終了により、前記現像剤フル判定処理が終了する。また、前記現像剤フル状態が第2現像剤センサー72によって検知されていない場合、工程S301,S302の処理がスキップされ、前記現像剤フル判定処理が終了する。
[前記現像剤補給容器履歴検査処理(S103)]
次に、図7に示されるフローチャートを参照しつつ、制御部8が実行する前記前記現像剤補給容器履歴検査処理(S103)の手順の一例について説明する。以下の説明において、S401,S402,…は、前記現像剤補給容器履歴検査処理において制御部8が実行する各工程の識別符号を表す。
<工程S401>
まず、データ管理部82が、回収利用履歴取得処理を実行する。前記回収利用履歴取得処理は、現像剤補給容器5a各々に対応する回収利用履歴情報D1を取得する処理である。回収利用履歴情報D1は、現像剤補給容器5aが過去に現像剤回収容器5bとして利用された実績があることを示す情報である。
本実施形態における前記回収利用履歴取得処理は、データ管理部82が、第1タグアクセス部73各々を通じて、補給容器タグ53a各々のデータ記憶部532から回収利用履歴情報D1を読み出す処理である。
<工程S402>
さらに、データ管理部82が、現像剤補給容器5a各々が回収利用後状態であるか否かを判定する。前記回収利用後状態は、現像剤補給容器5aに対応する回収利用履歴情報D1が、その現像剤補給容器5aに対応する補給容器タグ53aのデータ記憶部532に記録されている状態である。
なお、工程S402の処理を実行するデータ管理部82が回収利用判定部の一例である。
全ての現像剤補給容器5aが前記回収利用後状態ではないと判定された場合、前記現像剤補給容器履歴検査処理が終了する。
<工程S403>
少なくとも1つの現像剤補給容器5aが前記回収利用後状態であると判定された場合、駆動制御部83が、前記モーター駆動禁止フラグを"ON"に設定する。
<工程S404>
また、少なくとも1つの現像剤補給容器5aが前記回収利用後状態であると判定された場合、ユーザーインターフェイス制御部84が、警告・確認処理を実行する。
前記警告・確認処理において、ユーザーインターフェイス制御部84は、表示部80bに、警告メッセージを表示させる。この警告メッセージは、作像部40が廃現像剤90bで汚染されるおそれがあるため、前記回収利用後状態と判定された現像剤補給容器5aを使用しないことを求めるメッセージである。
さらに、前記警告・確認処理において、ユーザーインターフェイス制御部84は、操作部80aを通じて、予め定められた制限解除操作を受け付ける処理を実行する。前記制限解除操作は、ユーザーの意思により、作像部40の動作の制限を強制的に解除する操作である。
<工程S405>
さらに、ユーザーインターフェイス制御部84は、操作部80aを通じて前記制限解除操作を受け付けたか否かを判定する。
操作部80aが前記制限解除操作を受けなかった場合、即ち、ユーザーインターフェイス制御部84が、操作部80aに対する前記制限解除操作を検知しなかった場合、前記現像剤補給容器履歴検査処理が終了する。
<工程S406>
操作部80aが前記制限解除操作を受けた場合、即ち、ユーザーインターフェイス制御部84が、操作部80aに対する前記制限解除操作を検知した場合、駆動制御部83が、前記モーター駆動禁止フラグを"OFF"に設定する。
<工程S407>
また、操作部80aが前記制限解除操作を受けた場合、データ管理部82が、二次記憶部800に制限解除履歴情報D3を記録する。制限解除履歴情報D3は、作像部40の動作の制限が強制的に解除された実績があることを表す。
なお、工程S407の処理を実行するデータ管理部82が制限解除記録部の一例である。また、二次記憶部800が、不揮発性の制限解除記憶部の一例である。
<工程S408>
制限解除履歴情報D3が二次記憶部800に記録されている場合、ユーザーインターフェイス制御部84が、予め定められた警告メッセージを表示部80bに表示させる。この警告メッセージは、画像形成装置10の品質が保証されない旨を表すメッセージである。これ以降、ユーザーインターフェイス制御部84は、随時、工程S408の処理を実行する。
工程S408の処理により、制限解除履歴情報D3の記録に基づく前記警告メッセージが表示部80bに表示される。これにより、ユーザーの責任の下で画像形成装置10の品質が保証されない状態が生じたことを、明らかにすることができる。
なお、工程S408の処理を実行するユーザーインターフェイス制御部84が、第2警告メッセージを表示部80bに表示させる制限解除履歴通知部の一例である。
工程S406〜S408の処理が行われた後、前記現像剤補給容器履歴検査処理が終了する。
[前記現像剤回収容器履歴検査処理(S104)]
次に、図8に示されるフローチャートを参照しつつ、制御部8が実行する前記現像剤回収容器履歴検査処理(S104)の手順の一例について説明する。以下の説明において、S501,S502,…は、前記現像剤回収容器履歴検査処理において制御部8が実行する各工程の識別符号を表す。
<工程S501>
まず、データ管理部82が、エンプティ履歴取得処理を実行する。前記エンプティ履歴取得処理は、現像剤回収容器5bに対応するエンプティ履歴情報D2を取得する処理である。エンプティ履歴情報D2は、現像剤回収容器5bが過去に現像剤補給容器5aとして利用された際に、かつ、第1現像剤センサー71によって前記現像剤エンプティ状態が検知された実績があることを示す情報である。
本実施形態における前記エンプティ履歴取得処理は、データ管理部82が、第2タグアクセス部74を通じて、回収容器タグ53bのデータ記憶部532からエンプティ履歴情報D2を読み出す処理である。
<工程S502>
さらに、データ管理部82が、現像剤回収容器5bがエンプティ後状態であるか否かを判定する。前記エンプティ後状態は、現像剤回収容器5bに対応する回収利用履歴情報D1が、その現像剤回収容器5bに対応する回収容器タグ53bのデータ記憶部532に記録されている状態である。
なお、工程S502の処理を実行するデータ管理部82がエンプティ履歴判定部の一例である。
現像剤回収容器5bが前記エンプティ後状態であると判定された場合、前記現像剤回収容器履歴検査処理が終了する。
<工程S503>
現像剤回収容器5bが前記エンプティ後状態ではないと判定された場合、駆動制御部83が、前記モーター駆動禁止フラグを"ON"に設定する。
<工程S504>
また、現像剤回収容器5bが前記エンプティ後状態ではないと判定された場合、ユーザーインターフェイス制御部84が、図7の工程S404と同様に、前記警告・確認処理を実行する。
工程S504の前記警告・確認処理において、ユーザーインターフェイス制御部84は、表示部80bに、警告メッセージを表示させる。この警告メッセージは、現像剤回収容器5b内に残存する補給現像剤90aが未使用のまま使えなくなることを通知するメッセージである。
さらに、前記警告・確認処理において、ユーザーインターフェイス制御部84は、操作部80aを通じて、前記制限解除操作を受け付ける処理を実行する。
<工程S505>
さらに、ユーザーインターフェイス制御部84は、操作部80aを通じて前記制限解除操作を受け付けたか否かを判定する。
操作部80aが前記制限解除操作を受けなかった場合、即ち、ユーザーインターフェイス制御部84が、操作部80aに対する前記制限解除操作を検知しなかった場合、前記現像剤回収容器履歴検査処理が終了する。
<工程S506>
操作部80aが前記制限解除操作を受けた場合、即ち、ユーザーインターフェイス制御部84が、操作部80aに対する前記制限解除操作を検知した場合、駆動制御部83が、前記モーター駆動禁止フラグを"OFF"に設定する。
工程S506の処理が行われた後、前記現像剤回収容器履歴検査処理が終了する。
本実施形態において、現像剤容器5は、現像剤補給容器5aと現像剤回収容器5bとに共用可能である。このことは、現像剤容器5の製造コストの低減につながる。
また、現像剤容器5が現像剤補給容器5aとして利用されているときに前記現像剤エンプティ状態が検知されると、エンプティ履歴情報D2が、その現像剤容器5に対応づけられた態様で、不揮発性のデータ記憶部532に記録される(図8のS502)。
そして、エンプティ履歴情報D2の記録が無い状態、即ち、第2装着部52に装着された現像剤容器5が前記エンプティ後状態ではない場合、作像部40の動作が制限される。これにより、現像剤補給容器5aとして利用された現像剤容器5が、未だ現像剤90が残存する状態で現像剤回収容器5bとして利用され、未使用の現像剤90が無駄になることを防ぐことができる。
また、作像部40が動作した場合に、回収利用履歴情報D1が、第2装着部52に装着された現像剤容器5と対応づけられた態様で、不揮発性のデータ記憶部532に記録される(図4のS107)。
そして、回収利用履歴情報D1の記録が有る状態、即ち、第1装着部51に装着された現像剤容器5が前記回収利用後状態である場合、作像部40の動作が制限される。これにより、作像部40が廃現像剤90bによって汚染されることを防ぐことができる。
また、現像剤容器5に固定された電子タグ53、第1タグアクセス部73および第2タグアクセス部74が採用されることにより、現像剤容器5各々に個別の情報の管理が容易となる。例えば、現像剤容器5各々の識別情報などを管理する必要がなくなる。
また、現像剤回収容器5bが前記エンプティ後状態ではないという判定結果が得られた場合、ユーザーインターフェイス制御部84が予め定められた警告メッセージを表示部80bに表示させる(図8のS504)。さらに、駆動制御部83が、少なくとも操作部80aが前記制限解除操作を受けるまで、作像部40を停止状態に維持する(図8のS503,S505,S506,図4のS105)。
従って、現像剤回収容器5bが前記エンプティ後状態ではない場合、作像部40の動作が制限されるとともに、ユーザーの責任の下で、作像部40の動作制限の解除の余地が残される。
同様に、現像剤補給容器5aが前記回収利用後状態であるという判定結果が得られた場合、ユーザーインターフェイス制御部84が予め定められた警告メッセージを表示部80bに表示させる(図7のS404)。さらに、駆動制御部83が、少なくとも操作部80aが前記制限解除操作を受けるまで、作像部40を停止状態に維持する(図7のS403,S405,S406,図4のS105)。
従って、現像剤補給容器5aが前記回収利用後状態である場合、作像部40の動作が制限されるとともに、ユーザーの責任の下で、作像部40の動作制限の解除の余地が残される。
なお、図8の工程S503〜S506および図4の工程S105を実行するユーザーインターフェイス制御部84および駆動制御部83が、動作制限部の一例である。同様に、図7の工程S403〜S406および図4の工程S105を実行するユーザーインターフェイス制御部84および駆動制御部83も、前記動作制限部の一例である。また、工程S504,S404で表示される前記警告メッセージが第1警告メッセージの一例である。
[第2実施形態]
次に、図9〜13を参照しつつ、第2実施形態に係る画像形成装置10Aおよびそれを含む画像形成システム100について説明する。
図9に示されるように、画像形成システム100は、ネットワーク100nを介して通信可能な画像形成装置10Aおよび管理装置7を含む。管理装置7は、CPU(Central Processing Unit)、主記憶部、および通信インターフェイスなどを含むデータ処理部7xとデータ記憶部7yとを備える。管理装置7は、例えば、NAS(Network Attached Storage)と称されるネットワークストレージに特化した情報処理装置、または、ネットワークストレージ機能を備えたコンピューターなどである。
管理装置7のデータ記憶部7yは、ハードディスクドライブなどのコンピューター読取可能な不揮発性の記憶部である。
図10に示されるように、画像形成装置10Aは、画像形成装置10の構成に加え、通信部85を備える。通信部85は、ネットワーク100nを通じて、外部の管理装置7と通信を行う通信インターフェイスである。なお、本実施形態において、通信部85は、制御部8の一部である。
画像形成装置10Aにおける画像形成装置10と異なる点は、回収利用履歴情報D1およびエンプティ履歴情報D2の記録先が、管理装置7のデータ記憶部7yであることである。本実施形態において、管理装置7のデータ記憶部7yは、不揮発性の前記履歴記憶部の一例である。
従って、図4の工程S107、図5の工程S202、図7の工程S401および図8の工程S501の処理の内容が、画像形成装置10Aと画像形成装置10との間で異なる。
また、図11に示されるように、画像形成装置10Aにおいて、電子タグ53のデータ記憶部532には、容器識別情報D0が予め記録されている。容器識別情報D0は、電子タグ53が固定された現像剤容器5を識別する情報である。なお、データ記憶部532は、容器識別情報D0が予め記録された情報記録媒体である識別情報記録媒体の一例である。
また、本実施形態における第1タグアクセス部73は、第1装着部51に装着された現像剤容器5における電子タグ53のデータ記憶部532から容器識別情報D0を読み取る第1識別情報読取部の一例である。
同様に、本実施形態における第2タグアクセス部74は、第2装着部52に装着された現像剤容器5における電子タグ53のデータ記憶部532から容器識別情報D0を読み取る第2識別情報読取部の一例である。
前述したように、工程S107の処理は、回収利用履歴情報D1の記録処理であり、工程S202の処理は、エンプティ履歴情報D2の記録処理である。データ管理部82および通信部85は、工程S107,S202において、履歴情報記録処理を実行する。
また、工程S401の処理は前記回収利用履歴取得処理であり、工程S501の処理は、前記エンプティ履歴取得処理である。データ管理部82および通信部85は、工程S401,S501において、履歴情報取得処理を実行する。
[前記履歴情報記録処理]
ここで、図12に示されるフローチャートを参照しつつ、画像形成装置10Aにおける前記履歴情報記録処理の手順の一例について説明する。以下の説明において、S601およびS602は、前記履歴情報記録処理においてデータ管理部82および通信部85が実行する各工程の識別符号を表す。
<工程S601>
前記履歴情報記録処理において、まず、データ管理部82が、第1タグアクセス部73または第2タグアクセス部74を通じて、目的の現像剤容器5に対応する容器識別情報D0を読み出す。
工程S107における前記目的の現像剤容器5は、現像剤補給容器5aである。また、工程S202における前記目的の現像剤容器5は、現像剤回収容器5bである。
<工程S602>
続いて、データ管理部82が、工程S601で得られる容器識別情報D0および記録対象情報を含む記録要求を、通信部85を通じて管理装置7に送信する。なお、前記記録要求は処理要求の一例である。
データ管理部82は、前記記録要求の送信により、目的の現像剤容器5に対応する情報についてのデータ記憶部7yへの記録を実行する。その際、データ管理部82が、受信した前記記録要求に含まれる容器識別情報D0が正当な情報である場合にのみデータ記憶部7yへの情報記録を実行することが考えられる。
工程S107における前記記録対象情報は、回収利用履歴情報D1である。また、工程S202における前記記録対象情報は、エンプティ履歴情報D2である。
管理装置7は、画像形成装置10Aからの前記記録要求に含まれる容器識別情報D0および前記記録対象情報を、相互に対応づけてデータ記憶部7yに記憶させる。以上により、前記履歴情報記録処理が終了する。
[前記履歴情報取得処理]
次に、図13に示されるフローチャートを参照しつつ、画像形成装置10Aにおける前記履歴情報取得処理の手順の一例について説明する。以下の説明において、S701,S702,S703は、前記履歴情報取得処理においてデータ管理部82および通信部85が実行する各工程の識別符号を表す。
<工程S701>
前記履歴情報取得処理において、まず、データ管理部82が、第1タグアクセス部73または第2タグアクセス部74を通じて、目的の現像剤容器5に対応する容器識別情報D0を読み出す。
工程S401における前記目的の現像剤容器5は、現像剤補給容器5aである。また、工程S501における前記目的の現像剤容器5は、現像剤回収容器5bである。
<工程S702>
続いて、データ管理部82が、工程S701で得られる容器識別情報D0を含む情報提供要求を、通信部85を通じて管理装置7に送信する。なお、前記情報提供要求は処理要求の一例である。
管理装置7は、画像形成装置10Aからの前記情報提供要求に含まれる容器識別情報D0に対応する前記履歴情報を、データ記憶部7yから読み出すとともに、画像形成装置10Aへ送信する。
なお、容器識別情報D0に対応する前記履歴情報がデータ記憶部7yに存在しない場合、管理装置7は、前記履歴情報が存在しないことを表す情報を画像形成装置10Aへ送信する。
<工程S703>
さらに、データ管理部82が、通信部85を通じて、管理装置7から前記履歴情報を受信する。受信される前記履歴情報は、回収利用履歴情報D1およびエンプティ履歴情報D2である。以上により、前記履歴情報取得処理が終了する。
以上に示されるように、画像形成装置10Aにおいて、現像剤補給容器5aに対応する情報についてのデータ記憶部7yへの情報記録およびデータ記憶部7yからの情報取得は、第1タグアクセス部73を通じて得られる容器識別情報D0を含む処理要求を、通信部85を通じて管理装置7に送信することにより行われる。
同様に、画像形成装置10Aにおいて、現像剤回収容器5bに対応する情報についてのデータ記憶部7yへの情報記録およびデータ記憶部7yからの情報取得は、第2タグアクセス部74を通じて得られる容器識別情報D0を含む処理要求を、通信部85を通じて管理装置7に送信することにより行われる。
画像形成装置10Aが採用される場合も、画像形成装置10が採用される場合と同様の効果が得られる。
また、本実施形態によれば、回収利用履歴情報D1およびエンプティ履歴情報D2が管理装置7によって管理される。そのため、現像剤容器5の模倣品が画像形成装置10Aに装着されることによって誤動作が生じることを防止することができる。
[応用例]
画像形成装置10Aにおいて、容器識別情報D0の記録媒体が、QRコード(登録商標)またはバーコードなどが記されたシートなど、電子タグ53以外の情報記録媒体であってもよい。この場合、画像形成装置10Aは、第1タグアクセス部73および第2タグアクセス部74に替えて、前記シートに記録されたコードを読み取るカメラなどの装置を備える。
なお、本発明に係る画像形成装置は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された実施形態及び応用例を自由に組み合わせること、或いは実施形態及び応用例を適宜、変形する又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
1 :本体
2 :シート供給部
3 :シート搬送部
4 :現像ユニット
5 :現像剤容器
5a :現像剤補給容器
5b :現像剤回収容器
6 :作像系モーター
7 :管理装置
7a :発光部
7b :受光部
7x :データ処理部
7y :データ記憶部(履歴記憶部)
8 :制御部
10,10A:画像形成装置
21 :シートカセット
22 :シート送出部
30 :搬送路
31 :搬送ローラー
40 :作像部
41 :感光体(像担持体)
42 :帯電装置
43 :現像装置
44 :一次転写装置
45 :一次クリーニング装置
46 :光走査部
47 :中間転写ベルト
48 :二次転写装置
49 :定着装置
51 :第1装着部
52 :第2装着部
53 :電子タグ
53a :補給容器タグ
53b :回収容器タグ
71 :第1現像剤センサー
72 :第2現像剤センサー
73 :第1タグアクセス部
74 :第2タグアクセス部
80 :操作表示部
80a :操作部
80b :表示部
81 :現像剤量判定部
82 :データ管理部
83 :駆動制御部
84 :ユーザーインターフェイス制御部
85 :通信部
90 :現像剤
90a :補給現像剤
90b :廃現像剤
100 :画像形成システム
100n :ネットワーク
101 :排出トレイ
470 :二次クリーニング装置
531 :無線通信部
532 :データ記憶部(履歴記憶部)
800 :二次記憶部
D0 :容器識別情報
D1 :回収利用履歴情報
D2 :エンプティ履歴情報
D3 :制限解除履歴情報

Claims (5)

  1. メッセージを表示可能な表示部と、
    操作を受け付ける操作部と、
    装置本体に取り外し可能に装着され、現像剤を収容可能な現像剤容器と、
    現像装置に補給される前記現像剤の補給元となる前記現像剤容器が装着される第1装着部と、
    前記現像装置および前記現像剤の像を担持する像担持体を含む作像部から回収される前記現像剤の収容先となる前記現像剤容器が装着される第2装着部と、
    前記第1装着部に装着された前記現像剤容器について、前記現像剤の残量が予め定められた下限量を下回った状態である現像剤エンプティ状態を検知する現像剤エンプティ検知部と、
    前記現像剤エンプティ状態が検知された場合に、前記現像剤エンプティ状態が検知された前記現像剤容器に対応づけて、不揮発性の履歴記憶部にエンプティ履歴情報を記録するエンプティ履歴記録部と、
    前記第2装着部に装着された前記現像剤容器が、当該現像剤容器に対応する前記エンプティ履歴情報が前記履歴記憶部に記録されているエンプティ後状態であるか否かを判定するエンプティ履歴判定部と、
    前記第2装着部に装着された前記現像剤容器が前記エンプティ後状態ではない判定結果が得られた場合に、前記第2装着部に装着された前記現像剤容器内に残存する前記現像剤が未使用のまま使えなくなる旨を通知する警告メッセージを前記表示部に表示させ、少なくとも前記操作部が予め定められた制限解除操作を受けるまで、前記作像部の動作を禁止する動作制限部と、
    前記操作部が前記制限解除操作を受けた場合に、不揮発性の制限解除記憶部に制限解除履歴情報を記録する制限解除記録部と、
    前記第1装着部に装着された前記現像剤容器についての前記制限解除履歴情報が前記制限解除記憶部に記録されている場合に、装置の品質が保証されない旨を表す警告メッセージを前記表示部に表示させる制限解除履歴通知部と、を備える画像形成装置。
  2. 前記作像部が動作した場合に、前記第2装着部に装着された前記現像剤容器に対応づけて、前記履歴記憶部に回収利用履歴情報を記録する回収利用履歴記録部と、
    前記履歴記憶部に前記回収利用履歴情報が記録されているか否かを判定することにより、前記第1装着部に装着された前記現像剤容器が、当該現像剤容器に対応する前記回収利用履歴情報が前記履歴記憶部に記録されている回収利用後状態であるか否かを判定する回収利用判定部と、を備え、
    前記動作制限部は、前記第1装着部に装着された前記現像剤容器が前記回収利用後状態である判定結果が得られた場合に、前記作像部が汚染されるおそれがある旨の警告メッセージを前記表示部に前記表示させ、少なくとも前記操作部が前記制限解除操作を受けるまで、前記作像部の動作を禁止する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記履歴記憶部を含み、前記現像剤容器に固定された電子タグと、
    前記第1装着部に装着された前記現像剤容器の前記電子タグにおける前記履歴記憶部にアクセス可能な第1タグアクセス部と、
    前記第2装着部に装着された前記現像剤容器の前記電子タグにおける前記履歴記憶部にアクセス可能な第2タグアクセス部と、を備え、
    前記第1装着部に装着された前記現像剤容器に対応する前記履歴記憶部への情報の記録および前記履歴記憶部の情報の参照が、前記第1タグアクセス部を通じて行われ、
    前記第2装着部に装着された前記現像剤容器に対応する前記履歴記憶部への情報の記録および前記履歴記憶部の情報の参照が、前記第2タグアクセス部を通じて行われる、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤容器に固定され、当該現像剤容器を識別する容器識別情報が予め記録された情報記録媒体である識別情報記録媒体と、
    前記第1装着部に装着された前記現像剤容器の前記識別情報記録媒体から前記容器識別情報を読み取る第1識別情報読取部と、
    前記第2装着部に装着された前記現像剤容器の前記識別情報記録媒体から前記容器識別情報を読み取る第2識別情報読取部と、
    前記履歴記憶部を備える外部の管理装置と通信可能な通信部と、を備え、
    前記第1装着部に装着された前記現像剤容器に対応する情報についての前記履歴記憶部への記録および前記履歴記憶部からの取得が、前記第1識別情報読取部を通じて得られる前記容器識別情報を含む処理要求を、前記通信部を通じて前記管理装置に送信することにより行われ、
    前記第2装着部に装着された前記現像剤容器に対応する情報についての前記履歴記憶部への記録および前記履歴記憶部からの取得が、前記第2識別情報読取部を通じて得られる前記容器識別情報を含む処理要求を、前記通信部を通じて前記管理装置に送信することにより行われる、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  5. それぞれ異なる色の前記現像剤に対応する複数の前記現像剤容器および複数の前記第1装着部を備え、
    複数の前記現像剤容器が全て同形状である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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