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JP6468429B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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JP6468429B2
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Description

本発明は、車輪と車体との間に備えられて車高を調整する車高調整装置を備える車両の制御装置に関する。
従来、自動車等の車両には、車輪と車体との間に、例えば、サスペンション装置に設けられて車高を調整する車高調整装置を備えるものがある。この車高調整装置を適宜作動させ、例えば、乗員数や荷物等の積載条件に拘わらず車高を一定に保ち、走行安定性や乗り心地等の向上を図る技術がある。
また、例えば、車両が走行する路面の傾斜状態の変化に基づいて車高調整装置を作動させ、車体前部又は後部の車高を調整することで、つまり車体を前傾又は後傾させることで、車両の前方又は後方の視認性を高めるようにしたものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−234470号公報
ところで、例えば、自動車が平地から急な上り坂に進入する場合、自動車のアプローチアングル或いはディパーチャアングルが上り坂の傾斜角度よりも小さいと、車体が路面(地面)に干渉してしまう虞がある。すなわち自動車のフロントバンパやリアバンパの底面が路面(地面)に接触してしまう虞がある。このような状況は、具体的には、四輪駆動車によってオフロードを走行する場合等に起こり得る。
このような問題を解決する方法としては、例えば、上述した特許文献1に係る発明のように路面の傾斜状態に応じて車体姿勢を制御することが考えられる。
しかしながら、特許文献1に係る発明は、車両の前方又は後方の視認性を高めることを目的としたものであり、車体の路面との接触は考慮されていない。したがって、特許文献1に係る発明においても上述したような問題が生じ得る。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、走行する路面の傾斜状態の変化に拘わらず、車体と路面との干渉を抑制することができる車両の制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、車輪と車体との間に備えられて車高を調整する車高調整装置を備える車両の制御装置であって、前記車両が位置する第1の路面に対して傾斜する第2の路面の存在を車両前方に認識した場合に、前記第2の路面の前記第1の路面に対する傾斜角度を検出する路面傾斜検出部と、前記車両のアプローチアングルが前記第2の路面の傾斜角度以下である場合に、前記車高調整装置を作動させ、前記第2の路面に対して前記車体のフロント部が干渉しないように車体姿勢を制御する姿勢制御部と、を有することを特徴とする車両の制御装置にある。
本発明の第2の態様は、第1の態様の車両の制御装置において、前記車体のフロント部における車高を検出するフロント車高検出部と、前記フロント車高検出部の検出結果に基づいて前記車両のアプローチアングルを算出する第1のアングル算出部と、を有し、前記姿勢制御部が、前記第1のアングル算出部の結果に基づいて車体姿勢を制御することを特徴とする車両の制御装置にある。
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様の車両の制御装置において、前記姿勢制御部は、前記車両のディパーチャアングルが前記第2の路面の傾斜角度以下である場合に、前記車高調整装置を作動させ、前記第1の路面に対して前記車体のリア部が干渉しないように車体姿勢を制御することを特徴とする車両の制御装置にある。
本発明の第4の態様は、第3の態様の車両の制御装置において、前記車体のリア部における車高を検出するリア車高検出部と、前記リア車高検出部の検出結果に基づいて前記車両のディパーチャアングルを算出する第2のアングル算出部と、を有し、前記姿勢制御部が、前記第2のアングル算出部の結果に基づいて車体姿勢を制御することを特徴とする車両の制御装置にある。
本発明の第5の態様は、第1から4の何れか一つの態様の車両の制御装置において、前記アプローチアングルが前記第2の路面の傾斜角度以下である場合に、その旨を乗員に警告する警告部を有することを特徴とする車両の制御装置にある。
かかる本発明によれば、車両が走行する路面(地面)の傾斜状態の変化に拘わらず、車体と路面との干渉を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る制御装置を備える車両の概略構成を示す図。 本発明の一実施形態に係るフロント距離センサを説明する概略図。 本発明の一実施形態に係る制御装置の概略構成を示すブロック図。 車体姿勢の調整を行う際の車両の状態を説明する図。 車体姿勢の調整を行う際の車両の状態を説明する図。 本発明の一実施形態に係る車体姿勢の制御フローを示す図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る車両の制御装置は、車両前方或いは後方に、例えば、急な上り坂等があり、その坂に進入したい場合に、車体と路面との接触を抑制することを目的として車体姿勢を適宜調整するものである。
図1に示すように、自動車である車両1のフロント部、例えば、フロントバンパ2には、路面(地面)100との距離を検出するフロント距離センサ10が設けられている。また車両1のリア部、例えば、リアバンパ3にも、路面100との距離を検出するリア距離センサ20が設けられている。フロント距離センサ10及びリア距離センサ20は、本実施形態では、例えば、電波、或いはレーザ光等により路面100との距離を計測するセンサをそれぞれ複数備えている。
フロント距離センサ10は、図2に示すように、車両前方における路面100との距離L1を計測する第1のフロントセンサ11と、車両下方における路面との距離L2を計測する第2のフロントセンサ12と、第1のフロントセンサ11とは所定角度(例えば、15°〜45°程度)傾斜した向きでの前方の路面100との距離L3を計測する第3のフロントセンサ13とを含んでいる。
例えば、図2に示すように車両1の前方に、車両1が位置する略平坦な第1の路面101に対して傾斜(上り傾斜)する第2の路面102が存在する場合、第1のフロントセンサ11及び第3のフロントセンサ13は、車両1から第2の路面102までの距離を計測し、第2のフロントセンサ12は、車両1と第1の路面101との距離(車高)を計測する。
同様に、リア距離センサ20も、車両1の後方における路面100との距離を計測する第1のリアセンサ21と、車両1の下方における路面100との距離を計測する第2のリアセンサ22と、第1のリアセンサ21の向きとは所定角度(例えば、15°〜45°程度)傾斜した向きでの後方の路面100との距離を計測する第3のリアセンサ23とを含んでいる。
これらのフロント距離センサ10及びリア距離センサ20の検出情報は、制御装置としてのECU(電子制御ユニット)50に入力され、以下に詳しくは説明するが、ECU50は、この入力情報に基づいて車高調整装置40を適宜作動させ、車体姿勢を適切に制御する。
車高調整装置40(40A,40B)は、車両1の路面100からの高さ(車高)を調整するものであり、車両1の各車輪に対応して設けられている。この車高調整装置40は、例えば、油圧により駆動するアクチュエータ等で構成され、前輪4を支持するフロントサスペンション(図示なし)及び後輪5を支持するリアサスペンション(図示なし)のそれぞれに設けられている。なお車高調整装置40の構成は、特に限定されず、既存のものを採用すればよいため、ここでの詳細な説明は省略する。
ECU50は、図3に示すように、具体的には、路面傾斜検出部51と、車高検出部(フロント車高検出部及びリア車高検出部)52と、アングル算出部(第1のアングル算出部及び第2のアングル算出部)53と、姿勢制御部54と、警告部55と、を有する。
路面傾斜検出部51は、車両1が位置する第1の路面101に対して傾斜する第2の路面102の存在を車両1の前方に認識した場合に(図2参照)、第2の路面102の第1の路面101に対する傾斜角度θ1を検出(演算)する。例えば、図1に示すように、車両1が略平坦な第1の路面101に位置する状態で、車両1の前方に急な上り坂である第2の路面102の存在を認識すると、路面傾斜検出部51は、フロント距離センサ10の計測結果、特に第1のフロントセンサ11及び第3のフロントセンサ13の計測結果に基づいて、第2の路面102の第1の路面101に対する傾斜角度θ1を検出(演算)する。
なお車両1を後退(バック)させる際には、路面傾斜検出部51が車両1の後方に上り傾斜する路面が存在すると、その路面の傾斜角度をリア距離センサ20の計測結果に基づいて検出(演算)するようにしてもよい。
車高検出部52は、車体のフロント部及びリア部における車高を検出する。本実施形態では、車高検出部52は、フロントバンパ2に設けられたフロント距離センサ10(第2のフロントセンサ12)の検出結果を、車体のフロント部における車高として取得し、リアバンパ3に設けられたリア距離センサ20(第2のリアセンサ22)の検出結果を、車体のリア部における車高として取得する。
アングル算出部53は、車高検出部52の検出結果と、予め記憶されている車両1の諸元値とに基づいて車両1のアプローチアングル及びディパーチャアングルを適宜算出する。アプローチアングルとは、車体の前方最下部とタイヤの外周との接線の路面(地面)に対する角度をいい、ディパーチャアングルとは、車体の後方最下部とタイヤの外周との接線の路面(地面)に対する角度をいう。図1に示す例では、フロントバンパ2と前輪(タイヤ)4との接線の路面100に対する角度θ2がアプローチアングルであり、リアバンパ3と後輪(タイヤ)5との接線の路面100に対する角度θ3がディパーチャアングルである。
姿勢制御部54は、路面傾斜検出部51の検出結果及びアングル算出部53の算出結果に基づいて、車高調整装置40を必要に応じ適宜作動させ、図4及び図5に示すように車両1の車体姿勢を制御する。
例えば、車両1のアプローチアングルθ2が第2の路面102の傾斜角度(第1の路面101に対する傾斜角度)θ1以下である場合、車両1の前輪4が第2の路面102に進入する際、図4中に二点鎖線で示すように、車両1のフロント部が第2の路面102に干渉してしまう虞がある。すなわちフロントバンパ2の底面側が第2の路面102の表面に接触してしまう虞がある。
このような状況では、姿勢制御部54は、車高調整装置40を作動させ、図4中に実線で示すように車両(車体)1のフロント部を相対的に上昇させ、アプローチアングルθ2(図1参照)が第2の路面102の傾斜角度θ1よりも大きくなるようにする。具体的には、姿勢制御部54は、前輪4に対応する車高調整装置40Aを作動させて車体のフロント部を上昇させる。或いは後輪5に対応する車高調整装置40Bを作動させて車体のリア部を下降させることで、相対的に車体のフロント部を上昇させる。勿論、姿勢制御部54は、車高調整装置40A,40Bの両方を作動させ、車体のフロント部を上昇させつつ車体のリア部を下降させるようにしてもよい。
このように第2の路面102の傾斜角度θ1と車両1のアプローチアングルθ2との関係に基づいて車両1の車体姿勢を制御することで、フロントバンパ2の底面側を路面100に接触させることなく、車両1の前輪4を第1の路面101から第2の路面102に進入させることができる。なおアプローチアングルは、乗員の数や荷物の重量等に起因する車高の変化に応じて変化するが、本実施形態では、アングル算出部53がアプローチアングルθ2を適宜算出するようにしている。このため、アプローチアングルθ2の変化に拘わらず、車体姿勢を適切に調整することができる。
また、例えば、車両1のディパーチャアングルθ3が第2の路面102の傾斜角度(第1の路面101に対する傾斜角度)θ1以下である場合、車両1の前輪4が第2の路面102に進入した後、後輪5が第2の路面102に進入する際、図5中に二点鎖線で示すように、車両1のリア部が第1の路面101に干渉してしまう虞がある。すなわちリアバンパ3の底面側が第1の路面101の表面に接触してしまう虞がある。
このような状況では、姿勢制御部54は、車高調整装置40を作動させ、図5に実線で示すように車体のリア部を相対的に上昇させ、ディパーチャアングルθ3(図1参照)が第2の路面102の傾斜角度θ1よりも大きくなるようにする。具体的には、姿勢制御部54は、後輪5に対応する車高調整装置40Bを作動させて車体のリア部を上昇させる。或いは前輪4に対応する車高調整装置40Aを作動させて車体のフロント部を下降させることで車体のリア部を相対的に上昇させる。勿論、姿勢制御部54は、車高調整装置40A,40Bの両方を作動させ、車体のフロント部を下降させつつ車体のリア部を上昇させるようにしてもよい。
このように車両1の車体姿勢を制御することで、リアバンパ3の底面側を第2の路面102に接触させることなく、車両1の後輪5を第1の路面101から第2の路面102に進入させることができる。なおディパーチャアングルもアプローチアングルと同様、乗員の数や荷物の重量等に起因する車高の変化に応じて変化するが、本実施形態では、アングル算出部53がディパーチャアングルθ3を適宜算出するようにしているため、ディパーチャアングルθ3の変化に拘わらず、車体姿勢を適切に調整することができる。
警告部55は、車両1のアプローチアングルθ2又はディパーチャアングルθ3が第2の路面102の傾斜角度(第1の路面101に対する傾斜角度)θ1以下である場合に、姿勢制御部54が車体姿勢の制御を実行するのに先立って、「車体が路面100と接触する虞がある旨」の第1の警告を乗員に対して実行する。
また第2の路面102の傾斜角度θ1の大きさによっては、変位量を最大として車高調整装置40A,40Bを作動させた場合でも、アプローチアングルθ2又はディパーチャアングルθ3を第2の路面102の傾斜角度θ1よりも大きくすることができないことがある。そのような状況では、警告部55は、第1の警告よりも強い、「車体姿勢の制御を行った場合でも車体が路面と接触する虞がある旨」の第2の警告を乗員に対して実行する。
なお本実施形態では、警告部55は、例えば、車両1に設けられている警告ランプ6を点灯或いは点滅させることにより乗員への警告を行っている。このとき、第1の警告と第2の警告とで、警告方法を変更することが好ましい。勿論、警告方法は、特に限定されるものではない。
また警告部55による警告後、姿勢制御部54が自動的に車体姿勢の制御を開始するようにしてもよいが、例えば、乗員により所定のスイッチ等が操作されたことを条件に、姿勢制御部54が車体姿勢の制御を実行するようにしてもよい。
次に、図6のフローチャートを参照して、本実施形態に係る車体姿勢の制御の一例について説明する。
本実施形態に係る車体姿勢の制御は、車両1を上り坂近傍まで近づけた状態で実行されるものであり、その際、車両1は実質的に停止している状態であることが好ましい。
車体姿勢の制御が開始されると、図6に示すように、まずステップS1で、フロント距離センサ10の計測結果に基づいて、車両1の前方の上り坂(第2の路面102)の傾斜角度θ1を算出する。次いでステップS2で、算出した上り坂の傾斜角度θ1から、車両1のアプローチアングルθ2の変更が必要か否かを判定する。すなわち上り坂の傾斜角度θ1が車両1のアプローチアングルθ2以上であり、車両1が路面(地面)100に接触する虞があるか否かを判定する。
ここで、上り坂の傾斜角度θ1が車両1のアプローチアングルθ2以上であると判定した場合には(ステップS2:Yes)、さらにステップS3で、車高調整装置40を作動させることで車両(車体)1の路面100との接触を回避できるか否かを判定する。すなわち車高調整装置40を作動させることで車両1のアプローチアングルθ2を上り坂の傾斜角度θ1よりも大きくすることができるか否かを判定する。
そして車両1のアプローチアングルθ2を上り坂の傾斜角度θ1よりも大きくできると判定した場合には(ステップS3:Yes)、ステップS4に進み、例えば警告ランプ6を点滅させること等により、乗員に対して「車体のフロント部が路面に接触する状態にある」旨を警告する第1の警告を実行する。その後、車高調整装置40を作動させて車体姿勢を自動的に調整する(ステップS5)。なおステップS5における車体姿勢の調整は、車両1が停止した状態で行うようにしてもよいし、車両1が走行している状態で行ってもよい。車体姿勢の調整が終了し、アプローチアングルθ2が傾斜角度θ1よりも大きくなると、ステップS6で警告ランプ6を消灯、つまり第1の警告を解除した後、ステップS7に進む。
ステップS2で上り坂の傾斜角度θ1が車両のアプローチアングルθ2よりも小さいと判定した場合には、車両1は路面100に干渉することなく上り坂に進入できるため、ステップS3〜S6の処理を行うことなくステップS7に進む。
ステップS7において、例えば、フロント距離センサ10やリア距離センサ20等の計測結果に基づいて車両1を走行させて前輪4が上り坂に進入したこと確認すると、次いで、ステップS8で車体のリア部が路面(地面)100に接触する虞があるか否かを判定する。すなわち上り坂の傾斜角度θ1が車両1のディパーチャアングルθ3以上であるか否かを判定する。
ここで車体のリア部が路面(地面)100に接触する虞があると判定した場合には(ステップS8:Yes)、さらにステップS9で、車高調整装置40を作動させることで車両1の路面100との接触を回避できるか否かを判定する。すなわち車高調整装置40を作動させることで車両1のディパーチャアングルθ3を上り坂の傾斜角度θ1よりも大きくすることができるか否かを判定する。
そして車両1のディパーチャアングルθ3を上り坂の傾斜角度θ1よりも大きくできると判定した場合には(ステップS9:Yes)、ステップS10に進み、例えば警告ランプ6を点滅させること等により、乗員に対して「車体のリア部が路面に接触する状態にある旨」を警告する第1の警告を実行する。その後、車高調整装置40を作動させて車体姿勢を自動的に調整する(ステップS11)。なおステップS11における車体姿勢の調整は、車両1が停止した状態で行うようにしてもよいし、車両1が走行している状態で行ってもよい。車体姿勢の調整が終了し、ディパーチャアングルθ3が傾斜角度θ1よりも大きくなると、警告ランプ6を消灯、つまり第1の警告を解除する(ステップS12)。
その後は、ステップS13で、例えば、フロント距離センサ10やリア距離センサ20等の計測結果に基づいて、車両(車体)1と路面(地面)100との距離(車高)が適切に保たれているか否かを判定する。この判定方法は、特に限定されないが、例えば、車高が所定値以上である期間が所定時間以上経過すると、車高が適切に保たれていると判定し(ステップS13:Yes)、ステップS14に進み、車体を通常姿勢に戻す。すなわち車高調整装置40を通常制御に戻す。これにより、一連の車体姿勢の制御を終了する。
なおステップS7で車両1が上り坂に進入したことが検出されない場合には(ステップS7:No)、例えば、一定時間が経過した時点でステップS14に進み、一連の制御を終了する。
またステップS3で、車両1のアプローチアングルθ2を上り坂の傾斜角度θ1よりも大きくできないと判定した場合には(ステップS3:No)、ステップS15に進み、例えば、警告ランプ6を点灯させること等により、乗員に対して「車体姿勢の制御を行った場合でも車体のフロント部が路面と接触する虞がある旨」を警告する第1の警告よりも強い第2の警告を実行し、一連の制御を終了する。なお第2の警告は、例えば、一定時間経過後に終了するようにしてもよいし、乗員のスイッチ操作等により解除されるようにしてもよい。
同様に、ステップS9で、車両1のディパーチャアングルθ3を上り坂の傾斜角度θ1よりも大きくできないと判定した場合には(ステップS9:No)、ステップS16に進み、例えば、警告ランプ6を点灯させること等により、乗員に対して「車体姿勢の制御を行った場合でも車体のリア部が路面と接触する虞がある旨」を警告する第2の警告を実行し、一連の制御を終了する。
また本実施形態では、ステップS15及びステップS16で第2の警告を行った後は、制御を終了するようにしたが、例えば、警告を行ったにも拘わらず車両1が上り坂に進入した場合等には、車高調整装置40を作動させて車体姿勢を適宜調整するようにしてもよい。
さらに本実施形態では、ステップS8〜S10を車両1が上り坂に進入した後に実行しているが、これらのステップは、車両1が上り坂に進入する前に実行することもできる。
このような本実施形態に係る車両の制御装置では、路面の傾斜状態の変化に応じて車体姿勢を適宜調整するようにしたので、車両が走行する路面(地面)の傾斜状態が急激に変化する場合であっても、車体の路面との接触を抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述に実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、アングル算出部がアプローチアングル及びディパーチャアングルを適宜算出するようにしたが、ECU(制御装置)は必ずしもアングル算出部を有していなくてもよい。これらアプローチアングル及びディパーチャアングルは、予め記憶されている諸元値をそのまま利用してもよい。
またフロント距離センサ及びリア距離センサの一例として、複数のセンサを備える構成を例示したが、これらフロント距離センサ及びリア距離センサの構成は特に限定されるものではない。例えば、フロント距離センサ及びリア距離センサは、前後方向で回動可能な一つのセンサを備えるものであってもよいし、例えば、カメラ等によって路面までの距離を計測するもの等であってもよい。
また、上述の実施形態では、車両が平地から上り坂に進入する状況を一例として本発明を説明したが、本発明は、例えば、車両が下り坂から平地に進入する状況にも勿論適用することができる。
1 車両
2 フロントバンパ
3 リアバンパ
4 前輪
5 後輪
6 警告ランプ
10 フロント距離センサ
11 第1のフロントセンサ
12 第2のフロントセンサ
13 第3のフロントセンサ
20 リア距離センサ
21 第1のリアセンサ
22 第2のリアセンサ
23 第3のリアセンサ
40 車高調整装置
50 ECU(制御装置)
51 路面傾斜検出部
52 車高検出部
53 アングル算出部
54 姿勢制御部
55 警告部
100 路面
101 第1の路面
102 第2の路面

Claims (5)

  1. 車輪と車体との間に備えられて車高を調整する車高調整装置を備える車両の制御装置であって、
    前記車両が位置する第1の路面に対して傾斜する第2の路面の存在を車両前方に認識した場合に、前記第2の路面の前記第1の路面に対する傾斜角度を検出する路面傾斜検出部と、
    前記車両のアプローチアングルが前記第2の路面の傾斜角度以下である場合に、前記車高調整装置を作動させ、前記第2の路面に対して前記車体のフロント部が干渉しないように車体姿勢を制御する姿勢制御部と、を有する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の制御装置において、
    前記車体のフロント部における車高を検出するフロント車高検出部と、
    前記フロント車高検出部の検出結果に基づいて前記車両のアプローチアングルを算出する第1のアングル算出部と、を有し、
    前記姿勢制御部が、前記第1のアングル算出部の結果に基づいて車体姿勢を制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両の制御装置において、
    前記姿勢制御部は、前記車両のディパーチャアングルが前記第2の路面の傾斜角度以下である場合に、前記車高調整装置を作動させ、前記第1の路面に対して前記車体のリア部が干渉しないように車体姿勢を制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  4. 請求項3に記載の車両の制御装置において、
    前記車体のリア部における車高を検出するリア車高検出部と、
    前記リア車高検出部の検出結果に基づいて前記車両のディパーチャアングルを算出する第2のアングル算出部と、を有し、
    前記姿勢制御部が、前記第2のアングル算出部の結果に基づいて車体姿勢を制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  5. 請求項1から4の何れか一項に載の車両の制御装置において、
    前記アプローチアングルが前記第2の路面の傾斜角度以下である場合に、その旨を乗員に警告する警告部を有する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
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