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JP6465309B2 - トナーコンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置の現像部にトナーを供給するトナーコンテナに関する。
特許文献1では、現像剤としてのトナーが収容されたトナーコンテナが画像形成装置本体に着脱可能に装着されている。このトナーコンテナは、各種の画像形成ユニットを共通化するために形状がほぼ同一に形成されている。
トナーコンテナの形状がほぼ同一であると、トナーの色や特性等によって仕様が異なる画像形成装置本体に間違って装着する場合が考えられる。
特許文献1では、トナーコンテナのケース外面に凸部を形成し、画像形成装置本体にはこの凸部に係合する係合部を形成することで、トナー仕様(色・静電極性・磁/非磁性・定着特性・粒径など)の違うトナーコンテナの誤装着を防止して非互換性を保つようにしている。
特開2011−191618号公報
しかし、特定機種の画像形成装置本体に使用されるトナーコンテナにおいて、非互換部の凸部を切除するなどの比較的に簡単な加工により、他機種の画像形成装置本体にも装着できてしまう場合がある。このような不正な使用を防止するために、非互換部の構成において、トナーコンテナのケース内面に前記凸部に対応して当該凸部側に凹む凹部を形成し、凸部を切除するとケースに孔があいてトナーコンテナとして使えないようにすることが考えられる。
しかし、上記のトナーコンテナは、以下の欠点をも有する。つまり、トナーコンテナは、一般に樹脂成形品であり、上下に分割された2つの分割体を金型成形し、分割体同士を超音波溶着により接合することで作られる。この場合、片側の分割体に凸部及び凹部を形成することになるが、この凸部及び凹部に対応する型形状は、金型に直接形成するのではなく、金型に嵌め込まれる入れ子に形成する。しかし、ケース外面用の凹部を有する入れ子と、ケース内面用の凸部を有する入れ子として、異なる機種用の入れ子を組み合わせて使用してしまうと、型閉め時にケース内面用の入れ子の凸部がケース外面用の入れ子の成形面に衝突して成形金型が破損するという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、成形金型の損傷の問題を生じることなく、トナーコンテナの非互換性を確保することができる。
本発明に係るトナーコンテナは、非互換手段を有し、画像形成装置本体に装着される。上記トナーコンテナは、トナーが収容されたケースを備え、該ケースには、画像形成装置本体の機種に応じて個別に設けられたラッチ手段に係合してトナーコンテナを装着状態に保持する係合手段が上記非互換手段として設けられ、上記画像形成装置本体には、トナーコンテナの装着状態で該トナーコンテナを反装着方向に付勢する付勢手段が設けられ、上記ラッチ手段は、一端が上記画像形成装置本体に回動可能に支持された回動軸と、該回動軸の他端に設けられたラッチとを備え、上記係合手段は、トナーコンテナの装着動作により上記ラッチが挿入される凹部を備え、該凹部は、上記ラッチを挿入方向に案内する第1ガイドと、上記第1ガイドに連続し、トナーコンテナの装着動作の解除により該トナーコンテナが上記付勢手段の付勢力で反装着方向に移動することで、上記ラッチを反挿入方向に案内する第2ガイドと、上記第2ガイドに連続し、該第2ガイドに案内されたラッチを固定してトナーコンテナの装着状態を保持するストッパーと、上記ストッパーに連続し、トナーコンテナの装着方向への押し動作により上記ラッチを案内して上記ストッパーから解放する第3ガイドと、上記第3ガイドに連続し、トナーコンテナの装着方向への押し動作の解除により該トナーコンテナが上記付勢手段の付勢力で反装着方向に移動することで、上記第3ガイドに案内されたラッチを反挿入方向に案内してトナーコンテナを画像形成装置本体から取り外す第4ガイドとを備えている。
これによれば、特定機種の画像形成装置本体に使用されるトナーコンテナを他機種に流用しようとして、係合手段(非互換手段)を加工したり排除したりすると、トナーコンテナを画像形成装置本体に装着する際に、ラッチ手段と係合手段とが係合しないので、トナーコンテナを装着状態に保持することができない。よって、金型両側に入れ子を施さず、片側のみの入れ子で対応できるので、上述した金型の破損の問題を生じることなく、不正な使用を防止することができる。
また、適正なトナーコンテナの使用においては、トナーコンテナの装着動作を行い、ラッチ手段が係合手段に係合するか否かでトナーコンテナと画像形成装置本体とがマッチングしているか否かを判定できるため、トナーコンテナを機種の異なる画像形成装置本体に間違って装着する事態が防止される。
また、ケース内面の底壁部に凹部(前記凸部側に凹む凹部)を形成する必要がないので、ケースの底壁部の内面の略全体を平坦面状に形成することができる。
これにより、ケースの底壁部に形成された凹部にトナーが利用されずに無駄に溜まるのを防止することができる
また上記構成によれば、画像形成装置本体の機種に応じて、ラッチ手段を構成するラッチの位置や形状を異ならせるとともにトナーコンテナの係合手段(非互換手段)を構成する凹部の位置や形状を異ならせることで、トナーコンテナに対して確実に非互換性を付与することができる。また、トナーコンテナを装着方向に押す動作だけで画像形成装置本体に対して装着したり取り外すことができ、着脱操作が簡単である。
本発明によれば、成形金型の損傷問題を生じることなく、トナーコンテナに非互換性を確実に付与することができる。
図1は、画像形成装置の概略構造を示す断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係るトナーコンテナの斜視図である。 図3は、本発明の実施形態に係るトナーコンテナの装着側の端部を示す斜視図である。 図4Aは、本発明の実施形態におけるラッチ手段の斜視図である。 図4Bは、ラッチ手段の付勢手段の平面図と側面図である。 図5は、本発明の実施形態に係るトナーコンテナの装着側の端部を示す裏面図である。 図6は、本発明の実施形態における係合手段の斜視図である。 図7は、本発明の実施形態において係合手段を図6とは角度を変えて視た斜視図である。 図8は、本発明の実施形態において係合手段を図7とは別の角度から視た斜視図である。 図9は、本発明の実施形態においてトナーコンテナの装着動作によりラッチが凹部の奥部に位置した状態を示す工程図である。 図10は、本発明の実施形態においてラッチをストッパーで固定してトナーコンテナの装着状態を保持した状態を示す工程図である。 図11は、本発明の実施形態においてトナーコンテナを画像形成装置本体から取り外す際にラッチをストッパーから解放した状態を示す工程図である。 図12は、ラッチ手段の変形例を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、画像形成装置1の概略構造を示す断面図である。画像形成装置1は、例えばタンデム方式のカラープリンターであって、現像ユニットAと、現像ユニットAの上方に配置された中間転写ユニットBと、中間転写ユニットBの上方に配置された複数(4つ)のトナーコンテナCとを備え、中間転写ユニットBは現像ユニットAとトナーコンテナCとの間に並設されている。また、画像形成装置1は、一次転写部8、二次転写部9、定着部11及び光走査装置15をも備えている。現像ユニットAは、光走査装置15の上方に配置された複数(4つ)の画像形成部16を有する。中間転写ユニットBは、無端状の中間転写ベルト7を有し、中間転写ベルト7は、4つ画像形成部16の上方に画像形成部16の配列方向に沿うように配置されている。
画像形成装置1の画像形成装置本体2の内部下方には、給紙カセット3が配置されている。給紙カセット3は、その内部に印刷前の用紙(図示省略)を積載して収容している。給紙カセット3の側方には、第1用紙搬送部21が設けられている。第1用紙搬送部21は、給紙カセット3から送り出された用紙を受け取り、その用紙を上方の二次転写部9へ搬送する。
給紙カセット3の第1用紙搬送部21と反対側の側方には、手差し給紙部5が設けられている。手差し給紙部5と第1用紙搬送部21との間には、第2用紙搬送部22が設けられている。第2用紙搬送部22は、手差し給紙部5から送り出された用紙を受け取って第1用紙搬送部21へ搬送する。
光走査装置15は、第2用紙搬送部22の上方に配置され、画像形成装置1が受信した画像データに基づいてレーザー光を画像形成部16へ照射する。各中間転写ベルト7は、複数のローラーに巻き掛けられており、図示しない駆動装置によって回転駆動される。
中間転写ベルト7は、複数の感光体ドラム25の外周面に当接することによってその複数の感光体ドラム25の外周面からトナー像が転写されるように構成されている。
4つの画像形成部16は、中間転写ベルト7に沿って一列に配置されており、イエロー、マゼンタ、シアン、又はブラックのトナー像をそれぞれ形成する。各画像形成部16は、像担持体である感光体ドラム25と、感光体ドラム25の周囲に配置された帯電器31、現像部33及びクリーニング部32とをそれぞれ有している。
帯電器31は感光体ドラム25の表面を帯電させる。帯電器31により帯電された感光体ドラム25には、光走査装置15から照射されたレーザー光によって静電潜像が形成される。現像部33は、静電潜像を現像することによって感光体ドラム25の表面にトナー像を形成する。
一次転写部8は、各画像形成部16の上方にそれぞれ配置されている。一次転写部8は、画像形成部16により感光体ドラム25に形成されたトナー像を中間転写ベルト7の表面に一次転写する転写ローラーを有している。
そして、中間転写ベルト7が回転駆動されると共に、所定のタイミングで各感光体ドラム25のトナー像が中間転写ベルト7に転写されることによって、中間転写ベルト7の表面には、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー像が互いに重ね合わされたカラートナー像が形成される。また、トナー像が中間転写ベルト7に転写された感光体ドラム25の表面は、クリーニング部32によって清掃される。
二次転写部9は、中間転写ベルト7の側方に配置された転写ローラー17を有している。そして、二次転写部9は、第1用紙搬送部21から送られてきた用紙にトナーと逆極性の転写バイアス電圧を印加することによって、トナー像を中間転写ベルト7から用紙へ転写するようになっている。
中間転写ベルト7の二次転写部9と反対側の側方には、中間転写ベルト7の表面を清掃するためのベルトクリーニング部34が設けられている。
定着部11は、二次転写部9の上方に設けられている。二次転写部9と定着部11との間には、トナー像が二次転写された用紙を定着部11へ搬送する第3用紙搬送部23が形成されている。定着部11は、加圧ローラー18と、定着ローラー19と、加熱ローラー20とを備えている。そして、定着部11は、第3用紙搬送部23から搬送された用紙を加熱及び加圧することによって、その用紙にトナー像を定着させるようになっている。
定着部11の上方には、分岐部27が設けられている。定着部11から排出された用紙は、両面印刷を行わない場合、分岐部27から画像形成装置1の上部に形成された用紙排出部28に排出される。両面印刷を行う場合には、分岐部27から第4用紙搬送部24を介して用紙を再び二次転写部9へ搬送する。
中間転写ユニットBの前面側には、インナーユニットDが中間転写ユニットBの前面を覆うように配置されている。画像形成装置本体2には、4つのトナーコンテナCが着脱可能に装着されていて、これらトナーコンテナCには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー、又はブラックの各色のトナーが収容されている。そして、トナーコンテナCから現像ユニットAの現像部33にインナーユニットDを介してトナーを供給するようになっている。
トナーコンテナCは、図2及び図3に示すように、トナーが収容された矩形状のケース35を備えている。ケース35内にはトナーを貯留する空間が形成されており、ケース35の底壁部の内面は略全体に亘って平坦状に形成され、該底壁部の外面も同様に略全体に亘って平坦状に形成されている。ケース35の装着側の端部(図2奥側の端部)には、ケース35内に設けられた撹拌機構(図示せず)の撹拌シャフト36が突出している。撹拌シャフト36の突出端部には、コンテナ側カップリング37が固定されている。一方、画像形成装置本体2のトナーコンテナC装着箇所には、動力伝達シャフト38が駆動モータ39の出力軸に連結され、この動力伝達シャフト38の先端部には、本体側カップリング40が固定されている。そして、コンテナ側カップリング37を本体側カップリング40に結合することで、駆動モータ39の駆動力を撹拌シャフト36伝達してケース35内部のトナーを撹拌し、図示しない搬送スクリューによりトナーを現像部33に供給するようにしている。また、動力伝達シャフト38には、付勢手段としてのコイルスプリング41が外挿され、このコイルスプリング41によりトナーコンテナCの装着状態でトナーコンテナCを反装着方向(図2手前側)に付勢している。
画像形成装置本体2のコンテナ装着箇所には、図4に示すように、ラッチ手段42が画像形成装置1の機種に応じて場所を変えて個別に取り付けられている。一方、ケース35には、図3及び図5に示すように、係合手段43が画像形成装置1の機種に応じて場所を変えて個別に設けられている。そして、ラッチ手段42をトナーコンテナCの装着動作(図2奥側への押し込み動作)により係合手段43に係合させてトナーコンテナCの装着状態を保持するようにしている。
以下、ラッチ手段42及び係合手段43の構成を具体的に説明する。
ラッチ手段42は、図4Aに示すように、ベース44に一端が支持軸45で回動可能に支持された可動軸46を備え、可動軸46の他端には、円柱形状のラッチ47が固定されている。支持軸45は、ベース44に形成された回転軸44aに図4Bに示すねじりコイルバネ60を挟んで挿入されて、回転軸44aの回りに回動可能であるとともに、ねじりコイルバネ60により図4Aで矢印方向及び軸方向(図4Aにおいて上方)に付勢されている。なお、図4Aでは、ラッチ47を明示するために係合手段43側となる面を上に向けて描いているが、使用形態では、後述する図9〜図11のようにラッチ47を係合手段43側に向けているため、図4Aと図9〜図11とでは、表裏逆になっている。したがって、図4に記載の「右」、「左」と、図9〜図11に記載の「右」、「左」とは左右逆になっている。
ねじりコイルバネ60はコイルばね部60aと、コイルばね部60aの一方の端部から接線方向に延びる第1腕部60bと他方の端部から接線方向に延びる第2腕部60cとを備えている。第2腕部60cの先端部はコイルばね部60aの軸方向に折り曲げられて係合部60dが形成されている。コイルばね部60aの内径は回転軸44aよりも大きく、コイルばね部60aの外形は支持軸45の外形よりも小さく形成され、軸方向に圧縮可能である。ねじりコイルバネ60は、第1腕部60bが形成された側から回転軸44aに挿入され、第1腕部60bはベース44に形成された係合ボス44bに係合して反ねじり方向への移動が規制される。次に、ねじりコイルバネ60を挿入した回転軸44aにラッチ47の支持軸45を挿入する際に、第2腕部60cの係合部60dを可動軸46の右側面に係合させる。支持軸45を回転軸44aに挿入すると、図示しないストッパー手段により支持軸45は回転軸44aに対して抜け止めされる。よって、ラッチ47はねじりコイルバネ60により図4Aの矢印方向及び回転軸44aの軸方向に付勢される。
一方、係合手段43は、図5〜図8に示すように、トナーコンテナCの装着動作によりラッチ47が挿入される凹部48を備えている。
凹部48は、トナーコンテナCの装着方向端部が開放され、内部に4つの第1〜第4ガイド49〜52と、1つのストッパー53とを備えている。
第1ガイド49は、凹部48の図6上側のコンテナ装着方向に延びる側面で構成され、ラッチ47を挿入方向(凹部48の奥部)に案内するようになっている。
凹部48底面のラッチ挿入方向端部には、ラッチ47を挿入案内するスロープ48aが形成され、スロープ48aには平坦面48bが連続し、平坦面48bには、段下げ部48cが段差を境に形成され、この段差を第2ガイド50としている。この第2ガイド50は、第1ガイド49に連続し、凹部48の幅方向中程に近づくに従ってコンテナ装着方向に傾斜している。したがって、第2ガイド50は、トナーコンテナCの装着動作の解除によりトナーコンテナCがコイルスプリング41のバネ力で反装着方向に移動することで、ラッチ47を反挿入方向に案内するようになっている(図9及び図10参照)。
凹部48底面の段下げ部48cには、さらなる段下げ部が段差を境に連続して形成され、この段下げ部をストッパー53としている。このストッパー53は、第2ガイド50に連続し、第2ガイド50に反挿入方向に案内されたラッチ47をそれ以上反挿入方向に移動しないように固定してトナーコンテナCの装着状態を保持するようになっている。
第3ガイド51は、段下げ部48cとストッパー53との段差で構成されている。つまり、第3ガイド51は、ストッパー53に連続し、トナーコンテナCの装着方向への押し動作によりラッチ47を挿入方向に案内してストッパー53から解放するようになっている(図11参照)。
凹部48底面のストッパー53には、さらなる段下げ部48dが段差を境にコンテナ装着方向に延びるように連続して形成され、この段差を含むコンテナ装着方向に延びる側面を第4ガイド52としている。つまり、第4ガイド52は、第3ガイド51に連続し、トナーコンテナCの装着方向への押し動作の解除によりトナーコンテナCがコイルスプリング41のバネ力で反装着方向に移動することで、第3ガイド51に案内されたラッチ47を反挿入方向に案内してトナーコンテナCを画像形成装置本体2から取り外すようにしている。
このように構成されたトナーコンテナCは、次の工程を経て画像形成装置本体2に装着される。
まず、トナーコンテナCを画像形成装置本体2のコンテナ装着箇所に押し込む。この押し込み動作(トナーコンテナCの装着動作)により、ラッチ47が凹部48に挿入され、スロープ48a、平坦面48b及び段下げ部48cへと順に第1ガイド49により挿入方向に案内される。図9は、ラッチ47が凹部48の奥部に位置した状態を示す。また、これと並行してコンテナ側カップリング37が本体側カップリング40に結合される。
この際、トナーコンテナCが画像形成装置本体2の機種とマッチングしていないと、ラッチ手段42と係合手段43とが互いに位置ずれしていて、ラッチ47を凹部48に挿入できないか、挿入が不十分になり、コンテナ側カップリング37が本体側カップリング40に結合されず、トナーコンテナCを画像形成装置本体2の装着箇所に装着できない。これにより、トナーコンテナCを機種の異なる画像形成装置本体2に間違って装着する事態が防止されて非互換性が保たれる。
次に、トナーコンテナCの押し込み動作を止めて手をトナーコンテナCから離すと(トナーコンテナCの装着動作の解除により)、トナーコンテナCがコイルスプリング41のバネ力で反装着方向に移動し、ラッチ47が第2ガイド50により反挿入方向に案内されてストッパー53に達する。これにより、図10に示すように、ラッチ47がそれ以上反挿入方向に移動しないように固定されてトナーコンテナCの装着状態が保持される。
一方、トナーコンテナCを画像形成装置本体2から取り外す際には、トナーコンテナCを装着方向に押すと、図11に示すように、ラッチ47が第3ガイド51に案内されてストッパー53から解放され、段下げ部48d側に移動する。
これに続いて、トナーコンテナCの装着方向への押し動作を止めると(押し動作の解除により)、トナーコンテナCがコイルスプリング41のバネ力で押し戻され(反装着方向に移動することで)、コンテナ側カップリング37が本体側カップリング40から離脱する。これにより、ラッチ47が第4ガイド52により反挿入方向に案内されて凹部48から脱し、トナーコンテナCが画像形成装置本体2のコンテナ装着箇所から取り外される。
ところで、トナーコンテナCを仕様が異なる画像形成装置本体に不正に装着できないようにする(トナーコンテナCの非互換性を確保する)観点から、トナーコンテナCのケース外面に凸部を設けるとともに、この凸部に対応してケース内面に当該凸部側に凹む凹部を形成する場合がある。これによれば、凸部を切除するとケースに孔があいてトナーコンテナCとして使えなくなるので、トナーコンテナCの非互換性を確保することができる。
しかし、この場合、以下の問題が生じる。つまり、トナーコンテナCは、一般に樹脂成形品であり、上下に分割された2つの分割体を金型成形し、分割体同士を超音波溶着により接合することで作られる。この場合、下側の分割体に凸部及び凹部を形成することになるが、この凸部及び凹部に対応する型形状は、金型に直接形成するのではなく、金型に嵌め込まれる入れ子に形成する。そして、ケース外面用の凹部を有する入れ子と、ケース内面用の凸部を有する入れ子として、異なる機種用の入れ子を組み合わせて使用すると、型閉め時にケース内面用の入れ子の凸部がケース外面用の入れ子の成形面に衝突して成形金型が破損するという問題がある。
これに対して、本実施形態では、該ケース35には、画像形成装置本体2の機種に応じて個別に設けられたラッチ手段42に係合してトナーコンテナCを装着状態に保持する係合手段43が非互換手段として設けられている。これによれば、例えば、特定機種の画像形成装置本体2に使用されるトナーコンテナCを他機種に流用しようとして係合手段43を加工したり排除したりすると、トナーコンテナCを画像形成装置本体2に装着する際に、ラッチ手段42と係合手段43とが係合しないので、トナーコンテナCを装着状態に保持することができない。よって、上述の成形金型の破損の問題を生ずることなく、トナーコンテナCの非互換性を確保して、不正な使用を防止することができる。
また、適性なトナーコンテナの使用においては、トナーコンテナCの画像形成装置本体2への装着動作により、ラッチ手段42が係合手段43に係合するか否かでトナーコンテナCと画像形成装置本体2とがマッチングしているか否かを判定できるので、トナーコンテナCを機種の異なる画像形成装置本体2に間違って装着する事態が防止される。
しかも、トナーコンテナCを装着方向に押す動作だけで画像形成装置本体2に対して装着したり取り外すことができ、着脱操作が簡単である。
また、ケース35の底壁部の内面に凹部(前記凸部側に凹む凹部)を形成する必要がないので、ケース35の底壁部の内面の略全体を平坦面状に形成することができる。よって、ケース35の底壁部の凹部にトナーが使用されずに溜まったままになるのを防止することができる。
図12は、ラッチ手段42の変形例を示す平面図である。この変形例では、ラッチ手段42として、中程で折れ曲がった形状の可動軸46を用いている。この折れ曲がり箇所や折れ角を画像形成装置本体2の機種に応じて個別に用意し、当然に、トナーコンテナC側の係合手段43の設置場所や凹部48の形状も画像形成装置本体2の機種に応じて個別に用意することになる。これにより、トナーコンテナCの誤装着を防止して非互換性を保つことができる。
なお、図示しないが、ラッチ手段42として、可動軸46の長さを画像形成装置本体2の機種に応じて個別に用意し、当然に、トナーコンテナC側の係合手段43の凹部48の形状も画像形成装置本体2の機種に応じて個別に用意するようにしてもよい。そして、画像形成装置本体2の機種に対応した適正な長さの可動軸46を有するラッチ手段42と、それにマッチングしたトナーコンテナCの係合手段43とだけを係合可能にすることで、トナーコンテナCの誤装着を防止して非互換性を保つことができるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、画像形成装置の現像部にトナーを供給するトナーコンテナに関する。
2 画像形成装置本体
33 現像部
35 ケース
41 コイルスプリング(付勢手段)
42 ラッチ手段
43 係合手段(非互換手段)
46 回動軸
47 ラッチ
48 凹部
49 第1ガイド
50 第2ガイド
51 第3ガイド
52 第4ガイド
53 ストッパー
C トナーコンテ

Claims (2)

  1. 非互換手段を有し、画像形成装置本体に装着されるトナーコンテナであって、
    ナーが収容されたケースを備え、
    該ケースには、画像形成装置本体の機種に応じて個別に設けられたラッチ手段に係合してトナーコンテナを装着状態に保持する係合手段が上記非互換手段として設けられ
    上記画像形成装置本体には、トナーコンテナの装着状態で該トナーコンテナを反装着方向に付勢する付勢手段が設けられ、
    上記ラッチ手段は、一端が上記画像形成装置本体に回動可能に支持された回動軸と、該回動軸の他端に設けられたラッチとを備え、
    上記係合手段は、トナーコンテナの装着動作により上記ラッチが挿入される凹部を備え、
    該凹部は、上記ラッチを挿入方向に案内する第1ガイドと、
    上記第1ガイドに連続し、トナーコンテナの装着動作の解除により該トナーコンテナが上記付勢手段の付勢力で反装着方向に移動することで、上記ラッチを反挿入方向に案内する第2ガイドと、
    上記第2ガイドに連続し、該第2ガイドに案内されたラッチを固定してトナーコンテナの装着状態を保持するストッパーと、
    上記ストッパーに連続し、トナーコンテナの装着方向への押し動作により上記ラッチを案内して上記ストッパーから解放する第3ガイドと、
    上記第3ガイドに連続し、トナーコンテナの装着方向への押し動作の解除により該トナーコンテナが上記付勢手段の付勢力で反装着方向に移動することで、上記第3ガイドに案内されたラッチを反挿入方向に案内してトナーコンテナを画像形成装置本体から取り外す第4ガイドとを備えている、トナーコンテナ。
  2. 請求項記載のトナーコンテナにおいて、
    上記ケースの底壁部の内面側は略全体に亘って平坦面状に形成されている、トナーコンテナ。
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