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JP6457251B2 - 荷電粒子ビーム発生装置の運転方法および荷電粒子ビーム発生装置 - Google Patents

荷電粒子ビーム発生装置の運転方法および荷電粒子ビーム発生装置 Download PDF

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JP6457251B2 JP2014236705A JP2014236705A JP6457251B2 JP 6457251 B2 JP6457251 B2 JP 6457251B2 JP 2014236705 A JP2014236705 A JP 2014236705A JP 2014236705 A JP2014236705 A JP 2014236705A JP 6457251 B2 JP6457251 B2 JP 6457251B2
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Description

本発明は、荷電粒子線治療装置に用いられる荷電粒子ビーム発生装置の運転方法および荷電粒子ビーム発生装置に関する。
粒子線治療装置に用いられる荷電粒子ビーム発生装置には、直線加速器が用いられる。この直線加速器は、直線加速器内部のイオン源で生成したイオンビームを所定のエネルギーまで加速し、後続の円形加速器に入射する装置である。
ここで、直線加速器内部のイオン源から生成するイオンビームは、イオン源下流の装置に熱負荷を与え、放射化させる可能性がある。
そこで、特許文献1には、荷電粒子線治療装置の運転時のみビームを発生させ、待機状態では、ビームは発生しないように制御する技術が開示されている。
特開2007−42659号公報
ところで、直線加速器において生成されるイオンビームを安定させるために、円形加速器を運転していないときであっても、イオン源内部では、プラズマを一定周期で生成している。
円形加速器を運転していないときには、イオン源内部でプラズマが生成され、イオン源と引出電極間の引出電圧によりイオン源下流にイオンビームが出射されるが、チョッパーによりイオンビームを遮断し、円形加速器には入射させない構成となっている。
このため、円形加速器を運転していないときであっても、イオンビームが発生し、このイオンビームによりイオン源、イオン源下流の引出電極や静電レンズ、チョッパーを汚損させている。
このため、イオン源、およびイオン源下流の静電レンズ、チョッパー等には定期点検が実施されるが、この定期点検は、直線加速器を真空状態から大気開放して実施しなければならず、非常に煩雑である。
前記課題解決案として、イオンビーム出射時以外の時間はプラズマを生成しない、という運転方法が考えられるが、前記で述べたように安定したイオンビームをシンクロトロンへ供給するためには、イオン源内部でプラズマを一定周期で生成しなければならない。
このため、イオンビームを安定に供給でき、イオンビームによる直線加速器内部の汚損を低減し、定期点検時の作業の煩雑さを低減できる技術が望まれている。
上述した特許文献1に記載の技術は、荷電粒子線治療装置の運転時のみビームを発生させるものであるが、イオンビームによる直線加速器内部の汚損については記載がなく、汚損を低減する技術についての提案はなされていない。
本発明の目的は、イオンビームを安定に供給でき、イオンビームによる直線加速器内部の汚損を低減し、煩雑な定期点検項目も低減可能な荷電粒子ビーム発生装置の運転方法および荷電粒子ビーム発生装置を実現することである。
前記目的を達成するため、本発明は次のように構成される。
プラズマを生成するイオン源、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極、及び引出電源を有する直線加速器と、前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器とを有する荷電粒子ビーム発生装置の運転方法において、前記引出電源を、前記円形加速器の運転開始から初期化完了までの間にオンし、前記円形加速器の運転状態に応じて、前記引出電源をオフすることを特徴とする。
また、プラズマを生成するイオン源、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極、及び引出電源を有する直線加速器と、前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器とを有する荷電粒子ビーム発生装置の運転方法において、前記円形加速器の運転状態に応じて、前記引出電源をオンし、前記引出電源を、前記円形加速器の運転終了時にオフとすることを特徴とする。
また、プラズマを生成するイオン源と、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極及び引出電源とを有する直線加速器と、前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器とを有する荷電粒子ビーム発生装置の運転方法において、前記円形加速器の運転状態に応じて、前記引出電源をオンし、前記円形加速器の加速工程開始以降のタイミングで、前記引出電源をオフとすることを特徴とする
また、プラズマを生成するイオン源と、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極及び引出電源とを有する直線加速器と、前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器とを有する荷電粒子ビーム発生装置の運転方法において、前記直線加速器は、前記イオン源から出射されたイオンビームが通過する静電レンズと、静電レンズ電源とを有し、前記引出電源のオンオフ動作と同期させて、前記静電レンズの電源をオンオフさせることを特徴とする。
荷電粒子ビーム発生装置において、プラズマを生成するイオン源、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極、及び引出電源を有する直線加速器と、前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器と、前記ビーム利用機器の動作を制御するビーム利用系制御装置と、前記ビーム利用系制御装置からの指令信号に基づいて、前記円形加速器及び前記直線加速器の動作を制御する加速器機器制御部と、前記加速器機器制御部からの指令信号に基づいて、前記円形加速器の運転開始から初期化完了までの間の前記引出電源のオンと、前記円形加速器の運転状況に応じて前記引出電源のオフとを制御する入射器制御装置を備える。
また、プラズマを生成するイオン源、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極、及び引出電源を有する直線加速器と、前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器と、前記ビーム利用機器の動作を制御するビーム利用系制御装置と、前記ビーム利用系制御装置からの指令信号に基づいて、前記円形加速器及び前記直線加速器の動作を制御する加速器機器制御部と、前記加速器機器制御部からの指令信号に基づいて、前記円形加速器の運転状況に応じて前記引出電源のオンオフを制御する入射器制御装置を備える荷電粒子ビーム発生装置において、前記入射器制御装置は、前記直線加速器の引出電源を、前記円形加速器の運転終了時にオフとする。
また、プラズマを生成するイオン源、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極、及び引出電源を有する直線加速器と、前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器と、前記ビーム利用機器の動作を制御するビーム利用系制御装置と、前記ビーム利用系制御装置からの指令信号に基づいて、前記円形加速器及び前記直線加速器の動作を制御する加速器機器制御部と、前記加速器機器制御部からの指令信号に基づいて、前記円形加速器の運転状況に応じて前記引出電源のオンオフを制御する入射器制御装置を備える荷電粒子ビーム発生装置において、前記入射器制御装置は、前記円形加速器の加速工程開始以降のタイミングで、前記直線加速器の引出電源をオフとする。
プラズマを生成するイオン源、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極、及び引出電源を有する直線加速器と、前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器と、前記ビーム利用機器の動作を制御するビーム利用系制御装置と、前記ビーム利用系制御装置からの指令信号に基づいて、前記円形加速器及び前記直線加速器の動作を制御する加速器機器制御部と、前記加速器機器制御部からの指令信号に基づいて、前記円形加速器の運転状況に応じて前記引出電源のオンオフを制御する入射器制御装置を備える荷電粒子ビーム発生装置において、前記直線加速器は、前記イオン源から出射されたイオンビームが通過する静電レンズと、レンズ電源とを有し、前記入射器制御装置は、前記引出電源のオンオフ動作と同期させて、前記レンズ電源をオンオフさせる。
本発明によれば、イオンビームを安定に供給でき、イオンビームによる直線加速器内部の汚損を低減し、煩雑な定期点検項目も低減可能な荷電粒子ビーム発生装置の運転方法および荷電粒子ビーム発生装置を実現することができる。
本発明の実施例が適用される荷電粒子線治療装置における直線加速器の概略構成図である。 本発明の実施例1における荷電粒子線治療装置の動作タイミングチャートである。 本発明の実施例が適用される荷電粒子線治療装置における制御ブロック図である。 本発明の実施例2における荷電粒子線治療装置の動作タイミングチャートである。 本発明の実施例3における荷電粒子線治療装置の動作タイミングチャートである。 本発明の荷電粒子線治療装置における円形加速器の運転パターンである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例が適用される荷電粒子線治療装置における直線加速器の概略構成図である。
図1において、直線加速器100から出射されたイオンビームは、シンクロトロン(円形加速器)10に入射され、加速された後、ビーム輸送系30を経由してビーム利用機器20により患者(対象物)に照射される。ビーム利用機器20が複数ある場合は、複数の照射室に向けてビーム輸送系30が分岐して各治療室にビームが輸送される。
直線加速器100は、イオン源1と、引出電源2と、引出電極3と、静電レンズ4と、レンズ電源5と、チョッパー6と、チョッパー電源7と、高周波加速器8と、高周波電源9を備える。
イオン源1に引出電源2から引出電圧が印加されると、イオン源1からプラズマが引き出される。引き出されたプラズマは、引出電極3、静電レンズ4を介してチョッパー6に入射される。
チョッパー6は、チョッパー電源7に対するオフ信号がオンとなっている場合は、チョッパー6に入射されたイオンビームを通過させ、チョッパー電源7に対するオフ信号がオフとなっている場合は、チョッパー6が動作し、チョッパー6に入射されたイオンビームは遮断される。遮断の方法については例えば、チョッパー6が動作すると、プラズマの通過経路に電場が形成され、イオンビームが高周波加速器8に到達することを防ぐ。
チョッパー電源7に対するオフ信号がオンとなっている場合は、チョッパー6に入射されたイオンビームは、高周波加速器8に入射され、円形加速器10に入射される。
図2は本発明の実施例1における荷電粒子線治療装置の動作タイミングチャートであり、図3は本発明の実施例が適用される荷電粒子線治療装置における制御ブロック図である。
まず、図3を参照して制御ブロックについて説明する。
図3において、ビーム利用系制御装置21は、ビーム利用機器20の動作を制御する装置であり、加速器機器制御部22にビーム出射要求信号、シンクロトロン(円形加速器)10の運転パターンの移行を要求する次パターン切り替え要求信号、シンクロトロン10から出射されるエネルギーを変更させるエネルギー切り替え要求信号等が供給される。
加速器機器制御部22は、ビーム利用系制御装置21からの信号に従って、シンクロトロン10の動作を制御すると共に、入射器制御装置23に制御指令信号を供給する。入射器制御装置23は、高周波電源制御部23aと、引出電源制御部23bと、レンズ電源制御部23cと、チョッパー電源制御部23dを備える。
高周波電源制御部23aは、加速器機器制御部22からの指令信号に従って高周波電源9の動作を制御する。引出電源制御部23bは、加速器機器制御部22からの指令信号に従って引出電源2の動作を制御する。レンズ電源制御部23cは、加速器機器制御部22からの指令信号に従ってレンズ電源5の動作を制御する。チョッパー電源制御部23dは、加速器機器制御部22からの指令信号に従ってチョッパー電源7の動作を制御する。
次に、図2を参照して直線加速器100の動作を説明する。
ビーム利用系制御装置21から、シンクロトロン10の運転開始が指令されると、運転開始から時刻t1までシンクロトロンが初期化される。そして、1人分の照射が終了すると、シンクロトロンの運転が終了する。
引出電源制御部23bは、シンクロトロン10の運転開始が指令されると、引出電源2をオンとし、引出電圧がオンとなって一定レベルとなり、シンクロトロン運転終了が指令されると、引出電源2をオフとして、引出電圧がオフとなって0レベルとなる。
引出電源2がオンとなっている期間は、イオン源1からイオンビームが出射される。
ビーム利用系制御装置21からビーム出射要求信号が、時刻t1、t2、t3、t4、t5に出され、これに応答してチョッパー電源制御部23dは、時刻t1、t2、t3、t4、t5にチョッパーオフ信号をオンとする。
これにより、イオンビームが、チョッパー6を通過し、高周波加速器8を介してシンクロトロン10に供給される。
プラズマは、シンクロトロン10の運転状態、待機状態に関係なく、一定周期で生成されている。
なお、静電レンズ4に対しても、レンズ電源5により高電圧が印加されていることにより、イオン源1からプラズマが引き出される可能性がある。
このため、レンズ電源制御部23cのレンズ電源5の制御は、引出電源制御部23bの引出電源2の制御と同期させて行う。つまり、シンクロトロン10の運転開始から終了期間のみ、レンズ電源5をオンとし、他の期間はレンズ電源5をオフとして、イオン源1からイオンビームが引き出されないように制御する。
ここで、荷電粒子線治療装置による治療時間は、一人約15分であるが、シンクロトロン10の利用時間は約3分である。このため、シンクロトロン10の待機期間の12分間においても、イオン源1からイオンビームを出射させるとすると、シンクロトロン10で利用されないイオンビームにより、直線加速器100の内部が汚損されることとなる。
このため、本願の実施例1においては、シンクロトロン10の運転開始に同期し引出電源2をオンとし、シンクロトロン10の非稼動時は引出電源2をオフとして、シンクロトロン非稼動時にイオン源1からイオンビームが引き出されないように制御している。本実施例の荷電粒子ビーム発生装置により、イオンビームによる直線加速器内部の汚損は抑制できる。また、引出電源のオン時間の低減により、消費電力も低減できる。
一方で引出電圧をオフにした状態から暫くすると、イオン源1や引出電極3、静電レンズ4、チョッパー6等の表面に不純物が付着することが考えられる。この不純物があると、ビーム引き出し時に各電極に電圧(これらをビーム光学系という)を印加する際、電圧が設定値とずれてしまい、結果直線加速器100の内部のビーム光学系が乱れることが考えられる。
そこで、好ましくは、引出電圧をオンするタイミングは、直線加速器100の内部に付着した不純物を除去するため、またその際にイオン源内部で放電すること、ビーム光学系の各電極が所定の電圧に到達するまでの時間を考慮して、ビーム出射前に引出電圧をオンし、プラズマを敢えて数発引き出すように制御してもよい。これによりビーム出射時には直線加速器100の内部のビーム光学系が改善され、直線加速器100の内部の放電も低減しているため、安定したビームを供給でき、且つイオン源1、イオン源1下流の引出電極3や静電レンズ4、及びチョッパー6の汚損を低減することができる。
実施例1では、シンクロトロン起動のタイミングで引出電圧をオンしているため、イオン源1、引出電極3、静電レンズ4、チョッパー6等の表面に付着した不純物を除去する時間と、直線加速器100の内部の放電が減少するまでの時間を十分に確保することができるため、不純物をより確実に除去することができる。これによって、より安定したイオンビームを供給することができる。
さらに、ビーム利用系が癌腫瘍等の粒子線治療ノズルである場合、安定したイオンビームを得ることは特に重要である。一方、常にイオン源の状態を最適に保つために引出電極を常にONにし、静電レンズ4やチョッパー6等の下流の機器が汚損されやすくなり、機器の交換が必要な周期が早まると、メンテナンスにより粒子線治療施設の稼働率が低下するおそれがある。本実施例の制御を用いることにより、安定したイオンビームの供給と、粒子線治療施設の稼働率維持の両立した最適な荷電粒子ビーム発生装置を実現することができる。
以上により、イオンビームによる直線加速器100の内部の汚損を低減し、煩雑な定期点検項目も低減可能な荷電粒子ビーム発生装置の運転方法および荷電粒子ビーム発生装置を実現することができる。
なお、本願に記載する荷電粒子ビーム発生装置とは、粒子線治療装置に使用するイオンビームを生成する直線加速器(LINAC)、および直線加速器にて生成したイオンビームを所定のエネルギーまで加速する円形加速器を含む。
(実施例2)
図4は本発明の実施例2における荷電粒子線治療装置の動作タイミングチャートある。荷電粒子線治療装置における直線加速器100の概略構成、および制御ブロックは、実施例1と同様であるので、図示及び詳細な説明は省略する。
本発明の実施例2においては、引出電源2をオンとするタイミングは、シンクロトロン10の運転開始と同時ではなく、シンクロトロン10の初期化開始後であって、初期化終了前の時間に引出電源2をオンとする。シンクロトロン10の初期化に要する時間は、予め定まっているため、シンクロトロン10の運転が開始されてから、時間を計測し、初期化終了前の予め定めた時間に引出電源2をオンとすることができる。引出電源2をオンとするタイミングは、その機器の状態等により設定可能である。
他の制御動作は、実施例1と同様である。
本発明の実施例2によれば、イオン源1からイオンビームが出射される期間をさらに短縮することができるので、イオンビームによる直線加速器100の内部の汚損を実施例1よりさらに低減し、煩雑な定期点検も実施例1よりさらに低減可能な荷電粒子ビーム発生装置の運転方法および荷電粒子ビーム発生装置を実現することができる。
更に実施例2でも、イオン源1、静電レンズ4、チョッパー6等の表面に付着した不純物を除去する時間と、直線加速器100の内部の放電が減少するまでの時間が十分にあるシンクロトロン10の初期化中のタイミングで引出電圧をオンしているため、安定したイオンビームを供給することができる。
なお、上述した例においては、引出電源2をオンとして、イオン源1からイオンビームを出射させるタイミングを、シンクロトロン10の運転開始と同期とするか、シンクロトロン10の運転開始後であって、初期化期間の終了前としたが、初期化終了と同期して引出電源2をオンとしてもよい。
また、上述した例においては、レンズ電源5の制御は、引出電源制御部23bの引出電源2の制御と同様に行うように構成したが、レンズ電源5は、引出電源2の制御とは関係なく、治療動作中は常にオンとなるように制御しても、本発明は成立する。
(実施例3)
図5は本発明の実施例3における荷電粒子線治療装置の動作タイミングチャートある。荷電粒子線治療装置における直線加速器100の概略構成、および制御ブロックは、実施例1、及び実施例2と同様であるので、重複する箇所については詳細な説明は省略する。
図5(a)はシンクロトロン4の運転パターンである電磁石励磁パターンの代表として偏向電磁石の励磁パターンを示す。図5(b)はビーム利用系20から生じるビーム出射要求の信号を示す。図5(c)はイオン源1の運転を示し、プラズマは一定周期で生成される。図5(d)は高周波加速器8の動作をRFの信号で示す。図5(e)は静電レンズ4と高周波加速器8の間に位置するチョッパーの電源がOFFになるタイミングを示し、図5(f)は引出電源2がONになるタイミングを示している。
本発明の実施例3においては、治療中のビーム出射要求時以外の時間から引き出されるイオンビームによる直線加速器100の内部の汚損を極力低減するため、ビーム出射要求時のタイミングに引出電源2をオンとし、直線加速器100からイオンビーム出射後に引出電源2をオフとする運転方法となる。
ここで、図6を参照して、実施例3においての制御方法について説明する。
図6は円形加速器10の運転パターンを示している。円形加速器10の運転パターンは、入射工程、加速工程、出射工程、減速工程からなる。入射工程とは直線加速器100からのイオンビームをシンクロトロン10に入射するための期間を指す。入射工程でシンクロトロン10に入射されたイオンビームは、加速工程にて治療に使用する所定のエネルギーまで加速したのち、出射工程にて患者に出射される。照射が完了すると、シンクロトロン10は減速工程を経て、次のビーム出射要求信号を受け取るまで待機状態となる。
本発明の実施例3においては、ビーム出射要求時以外にイオン源1から引き出されるイオンビームにより直線加速器100の内部が汚損することを極力低減するため、実施例1、及び実施例2よりも引出電圧がイオン源1に印加される時間を更に限定する運転方法となる。
そのため実施例3においては、ビーム出射要求信号を加速器機器制御部22が受け取ったタイミングで引出電圧をイオン源1に印加し、シンクロトロン10の加速工程の開始以降のタイミングで引出電圧をオフするものとする。
本発明の実施例3によれば、治療中のビーム出射要求時以外の時間から引き出されるイオンビームは実施例1、実施例2の中で最も低減でき、そのため、直線加速器100の内部の汚損も最も低減できる。
更に実施例3でも、イオン源1、静電レンズ4、チョッパー6等の表面に付着した不純物を除去する時間と、直線加速器100の内部の放電が減少するまでの時間を十分確保した上で引出電圧をオンすることもできる。例えば、そのための時間は、ビーム出射要求信号から入射工程終了時までの期間とする。これにより、安定したイオンビームをビーム利用機器に供給することができる。
実施例1乃至3においては、イオン源1、静電レンズ4、チョッパー6に電圧を印加するための機構として、電源としてミリ秒オーダー程度で電圧制御が可能な通常の引出電源を採用した場合とは異なるパルス電源の使用、あるいは前記イオン源1、静電レンズ4、チョッパー6と各電源間に高速スイッチングが可能な回路を使用して実現しても良い。
1・・・イオン源、2・・・引出電源、3・・・引出電極、4・・・静電レンズ、5・・・レンズ電源、6・・・チョッパー、7・・・チョッパー電源、8・・・高周波加速器、9・・・高周波電源、10・・・シンクロトロン(円形加速器)、20・・・ビーム利用機器、21・・・ビーム利用系制御装置、22・・・加速器機器制御部、23・・・入射器制御装置、23a・・・高周波電源制御部、23b・・引出電源制御部、23c・・・レンズ電源制御部、23d・・・チョッパー電源制御部、30・・・ビーム輸送系、100・・・直線加速器

Claims (14)

  1. プラズマを生成するイオン源、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極、及び引出電源を有する直線加速器と、
    前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、
    前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器とを有する荷電粒子ビーム発生装置の運転方法において、
    前記引出電源を、前記円形加速器の運転開始から初期化完了までの間にオンし、
    前記円形加速器の運転状態に応じて、前記引出電源をオフすることを特徴とする荷電粒子ビーム発生装置の運転方法。
  2. プラズマを生成するイオン源、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極、及び引出電源を有する直線加速器と、
    前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、
    前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器とを有する荷電粒子ビーム発生装置の運転方法において、
    前記円形加速器の運転状態に応じて、前記引出電源をオンし、
    前記引出電源を、前記円形加速器の運転終了時にオフとすることを特徴とする荷電粒子ビーム発生装置の運転方法。
  3. プラズマを生成するイオン源と、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極及び引出電源とを有する直線加速器と、
    前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、
    前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器とを有する荷電粒子ビーム発生装置の運転方法において、
    前記円形加速器の運転状態に応じて、前記引出電源をオンし、
    前記円形加速器の加速工程開始以降のタイミングで、前記引出電源をオフとすることを特徴とする荷電粒子ビーム発生装置の運転方法。
  4. 請求項1乃至3に記載の荷電粒子ビーム発生装置の運転方法において、
    前記直線加速器は、静電レンズとチョッパーとを備え、
    前記イオン源、前記引出電極、前記静電レンズ及び前記チョッパーに付着した不純物を除去するために前記イオン源からプラズマを引き出し、
    前記直線加速器から前記イオンビームを出射するまでに前記引出電極、前記静電レンズ、前記チョッパーに印加される電圧が所定の電圧となるように制御することを特徴とする荷電粒子ビーム発生装置の運転方法。
  5. 請求項2又は3に記載の荷電粒子ビーム発生装置の運転方法において、前記円形加速器の運転開始時、前記円形加速器の運転開始時から初期化終了時までの間、前記円形加速器の初期化終了時のいずれかのタイミングで、前記直線加速器の引出電源をオンとすることを特徴とする荷電粒子ビーム発生装置の運転方法。
  6. 請求項2又は3に記載の荷電粒子ビーム発生装置の運転方法において、ビーム利用系制御装置がビーム出射要求信号を出力時に前記直線加速器の引出電源をオンとすることを特徴とする荷電粒子ビーム発生装置の運転方法。
  7. プラズマを生成するイオン源と、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極及び引出電源とを有する直線加速器と、
    前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、
    前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器とを有する荷電粒子ビーム発生装置の運転方法において、前記直線加速器は、前記イオン源から出射されたイオンビームが通過する静電レンズと、静電レンズ電源とを有し、前記引出電源のオンオフ動作と同期させて、前記静電レンズの電源をオンオフさせることを特徴とする荷電粒子ビーム発生装置の運転方法。
  8. プラズマを生成するイオン源、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極、及び引出電源を有する直線加速器と、前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器と、前記ビーム利用機器の動作を制御するビーム利用系制御装置と、前記ビーム利用系制御装置からの指令信号に基づいて、前記円形加速器及び前記直線加速器の動作を制御する加速器機器制御部と、前記加速器機器制御部からの指令信号に基づいて、前記円形加速器の運転開始から初期化完了までの間の前記引出電源のオンと、前記円形加速器の運転状況に応じて前記引出電源のオフとを制御する入射器制御装置を備えることを特徴とする荷電粒子ビーム発生装置。
  9. プラズマを生成するイオン源、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極、及び引出電源を有する直線加速器と、前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器と、前記ビーム利用機器の動作を制御するビーム利用系制御装置と、前記ビーム利用系制御装置からの指令信号に基づいて、前記円形加速器及び前記直線加速器の動作を制御する加速器機器制御部と、前記加速器機器制御部からの指令信号に基づいて、前記円形加速器の運転状況に応じて前記引出電源のオンオフを制御する入射器制御装置を備える荷電粒子ビーム発生装置において、
    前記入射器制御装置は、前記直線加速器の引出電源を、前記円形加速器の運転終了時にオフとすることを特徴とする荷電粒子ビーム発生装置。
  10. プラズマを生成するイオン源、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極、及び引出電源を有する直線加速器と、前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器と、前記ビーム利用機器の動作を制御するビーム利用系制御装置と、前記ビーム利用系制御装置からの指令信号に基づいて、前記円形加速器及び前記直線加速器の動作を制御する加速器機器制御部と、前記加速器機器制御部からの指令信号に基づいて、前記円形加速器の運転状況に応じて前記引出電源のオンオフを制御する入射器制御装置を備える荷電粒子ビーム発生装置において、
    前記入射器制御装置は、前記円形加速器の加速工程開始以降のタイミングで、前記直線加速器の引出電源をオフとすることを特徴とする荷電粒子ビーム発生装置。
  11. 請求項8乃至10に記載の荷電粒子ビーム発生装置において、
    前記直線加速器は、静電レンズとチョッパーとを備え、
    前記引出電極、前記静電レンズ及び前記チョッパーに付着した不純物を除去するために前記イオン源からプラズマを引き出し、前記直線加速器から前記イオンビームを出射するまでに前記引出電極、前記静電レンズ及び前記チョッパーに印加される電圧が所定の電圧となるように制御することを特徴とする荷電粒子ビーム発生装置。
  12. 請求項9又は10に記載の荷電粒子ビーム発生装置において、前記入射器制御装置は、前記円形加速器の運転開始時、前記円形加速器の運転開始から初期化終了までの間、前記円形加速器の初期化終了時のいずれかのタイミングで、前記直線加速器の引出電源をオンとすることを特徴とする荷電粒子ビーム発生装置。
  13. 請求項9又は10に記載の荷電粒子ビーム発生装置において、ビーム利用系制御装置がビーム出射要求信号を出力時、前記入射器制御装置が前記直線加速器の引出電源をオンとすることを特徴とする荷電粒子ビーム発生装置。
  14. プラズマを生成するイオン源、前記イオン源からイオンビームを出射させる引出電極、及び引出電源を有する直線加速器と、前記直線加速器から出射されたイオンビームを加速する円形加速器と、前記円形加速器から出射されたイオンビームを対象物に照射するビーム利用機器と、前記ビーム利用機器の動作を制御するビーム利用系制御装置と、前記ビーム利用系制御装置からの指令信号に基づいて、前記円形加速器及び前記直線加速器の動作を制御する加速器機器制御部と、前記加速器機器制御部からの指令信号に基づいて、前記円形加速器の運転状況に応じて前記引出電源のオンオフを制御する入射器制御装置を備える荷電粒子ビーム発生装置において、前記直線加速器は、前記イオン源から出射されたイオンビームが通過する静電レンズと、レンズ電源とを有し、前記入射器制御装置は、前記引出電源のオンオフ動作と同期させて、前記レンズ電源をオンオフさせることを特徴とする荷電粒子ビーム発生装置。
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