JP6448405B2 - 水素脆性型の面疲労強度に優れた浸炭窒化軸受部品 - Google Patents
水素脆性型の面疲労強度に優れた浸炭窒化軸受部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6448405B2 JP6448405B2 JP2015030396A JP2015030396A JP6448405B2 JP 6448405 B2 JP6448405 B2 JP 6448405B2 JP 2015030396 A JP2015030396 A JP 2015030396A JP 2015030396 A JP2015030396 A JP 2015030396A JP 6448405 B2 JP6448405 B2 JP 6448405B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- surface layer
- concentration
- hydrogen embrittlement
- nitrides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
Description
これは、高振動、高荷重、急加減速等の厳しい負荷条件下で、油膜厚さが不十分となり一部で金属接触が生じ、潤滑油が分解して転動面に水素が発生し、これが内部に侵入することにより水素脆性剥離が生じたためと考えられている。オルタネータ用軸受では潤滑油を変えることにより、この早期剥離を防止してきた。しかし、単に潤滑油を変えるだけでは水素起因の早期剥離を抑制できなくなりつつあり、水素脆性に優れた材料開発が求められていた。
さらに、下記特許文献2で開示したように、水素脆性剥離寿命を更なる長寿命化するためには、微細な水素トラップサイトを増やす必要がある。すなわち、水素脆性型の転動疲労において長寿命を得るための表層N濃度と表層C濃度の適正条件を各種試験により見出した。具体的には、表層C濃度は窒化に伴うCの拡散により低下してしまうので、通常の浸炭より高めの0.80〜2.00%が適している。一方、表層N濃度が高すぎると粗大な窒化物が生成してしまうので、表層N濃度は0.10〜1.50%が適していることを明らかにした。また、水素トラップとして有効な微細窒化物を増やすためには、単に表層窒素量を高めるだけではなく、化学成分を適正化した上で、生成する窒化物にも工夫が必要であることを各種試験により見出した。すなわち、微細窒化物としてCr系窒化物であるCrNに加えて、同時に生成するMn系窒化物であるMnSiN2の生成量を最大化する必要があることを見出した。具体的には、Mn系窒化物であるMnSiN2はMnとSiの複合窒化物として生成するため、Si量を0.50〜1.50%、Mn量を0.80〜1.50%添加する必要があることを明らかにした。さらに、その効果を最大化するためには、Si+Mn量を1.8超〜2.50%、Mn+Cr量を3.00〜4.50%とする必要があることを明らかにした。
しかしながら、Cr+Mo量が8.10%を超えると著しく製造性が低下するため、Cr+Mo量を5.00〜8.10%とする必要があることを明らかにした。また、CrNを効果的に活用する一方、MnSiN2を生成するMn及びSi量は積極的に添加せず、製造性の観点からMn及びSi量は各々1.00%以下に低減することが望ましいことを明らかにした。
なお、上記特許文献3に記載の技術においても、Cr量を4.00〜8.00%添加し、Mo量を0.01〜1.00%添加するようにしているが、この技術がM7C3系の炭化物又は炭窒化物を積極的に生成するものであるのに対し、本発明はCr系窒化物であるCrNを積極的に生成するものであり、CrNはM7C3に比して微細であるため、より微細な水素トラップを増やすという点で本発明と上記特許文献3の技術思想は相違する。
C(鋼材C濃度)は、軸受部品としての例えば転がり軸受の心部硬さを確保するために必要な元素である。所定の熱処理後に必要な心部硬さを確保するためにはC含有量が0.10%以上は必要であるため、C含有量の下限を0.10%に規定した。一方、C含有量が0.50%を超えると、鍛造や旋削加工等の製造性が低下するため、C含有量の上限を0.50%とした。好ましくは0.30〜0.40%未満、さらに好ましくは0.33〜0.38%である。
Siは、浸炭窒化によりMnと複合窒化物(例えばMnSiN2など)を形成して水素トラップサイトとして働き、水素脆性型面疲労強度を改善する。この効果を得るためにはSi含有量が0.05%以上は必要であるため、Si含有量の下限を0.05%に規定した。一方、Si含有量が1.00%を超えると、Cの場合と同様、鍛造や旋削加工等の製造性が低下するため、Si含有量の上限を1.00%とした。好ましくは0.10〜0.50%である。
Mnは、浸炭窒化によりSiとMn窒化物(例えばMnSiN2など)を形成して水素トラップサイトとして働き、水素脆性型面疲労強度を改善する。この効果を得るためにはMn含有量が0.10%以上は必要であるため、Mn含有量の下限を0.10%に規定した。一方、Mn含有量が1.00%を超えると、Siの場合と同様、鍛造や旋削加工等の製造性が低下するため、Mn含有量の上限を1.00%とした。好ましくは0.20〜0.50%である。
Pは、鋼のオーステナイト粒界に偏析し、靭性や転動疲労寿命の低下を招く。特に水素脆性型転動疲労の特徴である粒界強度を大きく低下させるため、P含有量の上限を0.030%とした。
Sは、鋼の熱間加工性を害し、鋼中での非金属介在物を形成して靭性や転動寿命を低下させ、水素脆性型転動疲労強度を低下させるので、可及的に少なくすることが望ましい。このため、S含有量の上限を0.030%とした。一方、Sは切削加工性を向上させる効果も有しているため、好ましくは下限を0.010%とする。
Crは、本発明において重要な添加元素であり、浸炭窒化により窒化物を形成して水素トラップサイトとして働き、水素脆性型面疲労強度を改善する。また、Crは、焼入れ性の改善や炭化物による硬さの確保、寿命改善のために添加される。高耐水素脆性のための所定の窒化物を得るためには4.00%以上のCr量の添加が必要であるため、Cr含有量の下限を4.00%に規定した。一方、Cr含有量が8.00%を超えると、浸炭性を劣化させ、大型の炭窒化物を生成し、転動疲労寿命の低下を招来するため、Cr含有量の上限を8.00%とした。好ましくは5.00〜7.00%である。
Moは、粒界破壊を抑制することにより、水素脆性型の面疲労強度を向上させる。また、Moは鋼の焼入れ性を改善するとともに、炭化物中に固溶することにより、焼戻し時の硬さの低下を抑制する効果がある。その効果を得るためには0.10%以上のMo量の添加が必要であるため、Mo含有量の下限を0.10%に規定した。一方、Mo含有量が1.00%を超えると、鋼材のコストが上昇する他、鍛造や旋削加工等の製造性が低下するため、Mo含有量の上限を1.00%とした。好ましくは0.20〜0.50%である。
Alは、鋼の製造時の脱酸剤として使用されるが、硬質の非金属介在物を生成し、転動疲労寿命を低下させるため低減することが望ましい。Al含有量が0.050%を超えると、顕著な転動疲労寿命の低下が認められるため、Al含有量の上限を0.050%とした。なお、Al含有量を0.005%未満にすると鋼材のコストが上昇するため、Al含有量の下限を0.005%とすることが好ましい。
O及びNは、鋼中に酸化物、窒化物を形成し、非金属介在物として疲労破壊の起点となり、転動疲労寿命を低下させるため、O含有量の上限を0.0015%とし、N含有量の上限を0.025%とした。
CrとMoは、単独添加でも水素脆性型の面疲労強度を改善するが、十分な効果を得るためには、両者を適正に複合添加することが必要である。Cr+Moの含有量が5.00%未満では、水素脆性に対する改善効果を十分に得ることができないため、下限を5.00%とした。一方、Cr+Moの含有量が8.10%を超えると、鍛造や旋削加工等の製造性が低下するため、上限を8.10%とした。好ましくは5.50〜7.50%である。
焼戻し後の表面硬さと転動疲労寿命には相関が認められ、表面硬さが高いほど転動疲労寿命は長くなる傾向がある。特に、焼戻し処理後の表面硬さがHRC58未満になると急激に転動疲労寿命が低下し、寿命のばらつきも大きくなるため、焼戻し処理後の表面硬さをHRC58以上とした。一方、表面硬さが高くなると水素脆性に対する感受性が高くなり、表面硬さがHRC64以上になると水素脆性型の面疲労強度が著しく低下するため、HRC64未満とした。なお、Hv硬さに換算すると約650Hv以上800Hv未満に相当する。
水素脆性型面疲労強度の改善には、微細窒化物を多数析出させることが必要である。すなわち、窒化物のうち水素トラップに有効な窒化物は、粒径300nm以下の微細なCr窒化物(例えばCrN)、及びMnとSiの複合窒化物(例えばMnSiN2)である。しかし、表層N濃度や合金元素を高めると、粒径の大きい粗大な窒化物が形成されやすくなり、強度低下の要因となる。粒径2μm以上の粗大な窒化物の個数割合が103個/mm2を超えると、著しく水素脆性型面疲労強度が低下するため、粒径2μm以上の粗大な窒化物の個数割合の上限を103個/mm2とした。
表層Cは、転がり軸受として強度を確保するために必須の元素であり、所定の熱処理後硬さを維持するためには表層C濃度が0.80%以上は必要であるため、表層C濃度の下限を0.80%に規定した。一方、表層C濃度が2.00%を超えると、大型の炭化物が生成し、転動疲労寿命の低下が生じることが判明したため、表層C濃度の上限を2.00%とした。好ましくは1.20〜1.40%である。
表層Nは、微細な窒化物を表層に生成することにより水素トラップサイトとして働き、耐水素脆性を改善する。また、鋼の軟化抵抗性を改善することにより転動寿命を向上させる。これらの効果を得るためには表層N濃度が0.05%以上は必要であるため、表層N濃度の下限を0.05%とした。一方、表層N濃度が1.50%を超えると、残留オーステナイトの生成により表面硬さを低下させ、所定の表面硬さが得られなくなるため、表層N濃度の上限を1.50%とした。好ましくは0.60〜0.90%である。
表層C+N濃度を適正化することで、必要な表層硬さと微細窒化物の析出を両立し、水素脆性面疲労強度を向上させることができる。この効果を得るためには表層C+N濃度が1.10%以上は必要であるため、表層C+N濃度の下限を1.10%に規定した。一方、表層C+N濃度が3.00%を超えると、粗大な炭窒化物が生成し、水素脆性型面疲労強度が低下するため、表層C+N濃度の上限を3.00%に規定した。好ましくは1.80〜2.30%である。
(16)Ni:0.50%未満
Niは、転動疲労過程での組織変化を抑制し、転動疲労寿命を向上させる。また、Niの添加は靭性および耐食性の改善にも効果がある。一方、Ni含有量が0.50%を超えると、鋼の焼入れ時に多量の残留オーステナイトが生成し、所定の硬さが得られなくなるとともに、鋼材のコストが上昇するため、Ni含有量を0.50%未満とした。
Tiの炭化物は微細であり、水素トラップサイトとして有効に働くことにより、水素脆性型の面疲労強度が改善する。一方、Tiは鋼中に酸化物、窒化物を形成し、非金属介在物として疲労破壊の起点となり、転動疲労寿命を低下させるため、Ti含有量の上限を0.10%とした。
Nbの炭化物も微細であり、水素トラップサイトとして有効に働くことにより、水素脆性型の面疲労強度が改善する。また、Nbは結晶粒の粗大化を抑制する。結晶粒が微細化すれば、耐水素脆性の改善に有効となる。一方、Nb含有量が0.10%を超えてもその効果が飽和するため、Nb含有量の上限を0.10%とした。
ここでの不可避不純物(不可避的不純物)は、表1のNiに代表される不純物レベル(表1中に示すNiの欄の「−」表示)を示す。表1において残部はFeである。
表1に示す化学成分の材料を150kgの真空溶解で溶製し、熱間鍛造により直径70mmと直径28mmの棒鋼を製造した。この後、球状化焼なまし処理として850℃に加熱し、4時間保持した後、−15℃/時間で650℃まで冷却した後空冷し、各試験の素材とした。
試験条件は面圧4.9GPaで、潤滑はナフテン系鉱油を用い、負荷速度1800rpmで試験を行った。同一条件で約10点の試験を行い、ワイブル分布の累積破損確率が10%となるL10寿命を求めて評価寿命とした。
Claims (2)
- 質量%で、
C:0.10〜0.50%、
Si:0.05〜1.00%、
Mn:0.10〜1.00%、
P:0.030%以下、
S:0.030%以下、
Cr:4.00〜8.00%、
Mo:0.10〜1.00%、
Al:0.050%以下、
O:0.0015%以下、
N:0.025%以下、
Cr+Mo:5.00〜8.10%、
残部がFe及び不可避不純物からなる、浸炭窒化処理及び焼入れ焼戻し処理された浸炭窒化軸受部品であって、前記焼戻し処理後の表層C濃度が質量%で、0.80〜2.00%、表層N濃度が0.05〜1.50%、及び表層C+N濃度が1.10〜3.00%であり、かつ表面硬さがHRC58以上64未満であり、表層に分散析出した窒化物のうち粒径2μm以上の粗大な窒化物の個数が103個/mm2以下であって、前記分散析出した窒化物には粒径300nm以下の微細なCr系窒化物であるCrN及びMn系窒化物であるMnSiN 2 も含まれることを特徴とする水素脆性型の面疲労強度に優れた浸炭窒化軸受部品。 - 請求項1において、質量%で、
Ni:0.50%未満、
Ti:0.10%以下、
Nb:0.10%以下、
の何れか1種又は2種以上を更に含有していることを特徴とする水素脆性型の面疲労強度に優れた浸炭窒化軸受部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015030396A JP6448405B2 (ja) | 2015-02-19 | 2015-02-19 | 水素脆性型の面疲労強度に優れた浸炭窒化軸受部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015030396A JP6448405B2 (ja) | 2015-02-19 | 2015-02-19 | 水素脆性型の面疲労強度に優れた浸炭窒化軸受部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016151057A JP2016151057A (ja) | 2016-08-22 |
JP6448405B2 true JP6448405B2 (ja) | 2019-01-09 |
Family
ID=56696205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015030396A Active JP6448405B2 (ja) | 2015-02-19 | 2015-02-19 | 水素脆性型の面疲労強度に優れた浸炭窒化軸受部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6448405B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3677804B1 (en) * | 2017-08-28 | 2022-06-15 | NTN Corporation | Rolling component, rolling bearing, rolling bearing for automobile electrical auxiliary equipment, and rolling bearing for speed increasing/decreasing machine |
JP7379955B2 (ja) * | 2019-09-03 | 2023-11-15 | 大同特殊鋼株式会社 | 浸炭窒化用鋼及び浸炭窒化部品 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3033349B2 (ja) * | 1992-07-10 | 2000-04-17 | 株式会社神戸製鋼所 | 耐ピッチング性に優れた浸炭鋼部品 |
JP5644166B2 (ja) * | 2010-04-20 | 2014-12-24 | 大同特殊鋼株式会社 | 水素脆性型の面疲労強度に優れた浸炭窒化鋼 |
JP5879681B2 (ja) * | 2010-11-22 | 2016-03-08 | 日本精工株式会社 | 転動軸の製造方法 |
JP6027925B2 (ja) * | 2013-03-25 | 2016-11-16 | 株式会社不二越 | 水素脆性型の面疲労強度に優れた浸炭窒化軸受部品 |
-
2015
- 2015-02-19 JP JP2015030396A patent/JP6448405B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016151057A (ja) | 2016-08-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5644166B2 (ja) | 水素脆性型の面疲労強度に優れた浸炭窒化鋼 | |
JP2008280583A (ja) | 水素脆性型の面疲労強度に優れた肌焼鋼 | |
JP2005068453A (ja) | 耐高面圧部品及びその製造方法 | |
WO2013084800A1 (ja) | 転がり軸受およびその製造方法 | |
JP5728844B2 (ja) | 転がり軸受 | |
JP4998054B2 (ja) | 転がり軸受 | |
JP2019167551A (ja) | 転動疲労特性に優れた鋼部品 | |
JP5736937B2 (ja) | 転がり軸受 | |
JP6027925B2 (ja) | 水素脆性型の面疲労強度に優れた浸炭窒化軸受部品 | |
JP6448405B2 (ja) | 水素脆性型の面疲労強度に優れた浸炭窒化軸受部品 | |
JP6238124B2 (ja) | 水素脆性型の面疲労強度に優れた浸炭窒化鋼及びそれを用いた浸炭窒化部品 | |
JP5999485B2 (ja) | 水素脆性型の面疲労強度に優れた浸炭窒化部品 | |
WO2022092210A1 (ja) | 転動部材及び転がり軸受 | |
JP5076274B2 (ja) | 転がり軸受 | |
JP6007562B2 (ja) | 転がり軸受 | |
JP2012031456A (ja) | 転がり軸受 | |
JP5991026B2 (ja) | 転がり軸受の製造方法 | |
JP6735589B2 (ja) | 製造性と耐水素脆性に優れた耐環境用軸受鋼 | |
JP5668283B2 (ja) | 転がり摺動部材の製造方法 | |
JP6974642B1 (ja) | 転動部材及び転がり軸受 | |
WO2023058518A1 (ja) | 転動部品及び転がり軸受 | |
JP7379955B2 (ja) | 浸炭窒化用鋼及び浸炭窒化部品 | |
JP5194538B2 (ja) | 転がり軸受 | |
JP2019056141A (ja) | 浸炭窒化用鋼材および浸炭窒化軸受部品 | |
JP7177883B2 (ja) | 転動部品及び転がり軸受 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170822 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180515 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180524 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180705 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6448405 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |