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JP6439383B2 - 円筒形成形型およびこれを用いた円筒形セラミックス成形体の製造方法 - Google Patents

円筒形成形型およびこれを用いた円筒形セラミックス成形体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、マグネトロン型回転カソードスパッタリング装置において、スパッタリングターゲットとして用いられる円筒形セラミックス成形体を成形するための円筒形成形型、および、この円筒形成形型を用いた、冷間静水圧プレス法による円筒形セラミックス成形体の製造方法に関する。
マグネトロン型回転カソードスパッタリングは、平板型マグネトロンスパッタリングと比較して、高い成膜速度とスパッタリングターゲットの使用効率の向上を実現できることから、注目を集めている。マグネトロン型回転カソードスパッタリング装置には、円筒形スパッタリングターゲットが用いられる。円筒形スパッタリングターゲットの材料として、円筒形状への加工が容易で機械的強度の高い金属材料が広く使用されているものの、セラミックス材料については、機械的強度が低く、脆いという性質から、いまだ普及するに至っていない。
セラミックス製の円筒形スパッタリングターゲットは、円筒形状のバッキングチューブの外周にセラミックス粉末を溶射して付着させる溶射法や、円筒形状のバッキングチューブの外周にセラミックス粉末を充填し、高温高圧の不活性雰囲気下でセラミックス粉末を焼成する、熱間静水圧プレス(HIP)法などにより製造することが一般的である。しかしながら、溶射法には高密度のターゲットが得られにくいという問題がある。また、HIP法には、イニシャルコストやランニングコストが高い、熱膨張差による剥離が生じる、さらにはターゲットやバッキングチューブのリサイクルができないといった問題がある。
これに対して、近年、冷間静水圧プレス(CIP)法により円筒形セラミックス成形体を成形し、これを焼成することで円筒形セラミックス焼結体とした後、円筒形状のバッキングチューブと接合する、円筒形スパッタリングターゲットの製造方法が研究されている。ここで、CIP法では、通常、硬質材料からなる芯棒と、軟質材料からなる型枠と、軟質材料からなり、芯棒および型枠と係合可能な一対の蓋体とにより構成される円筒形成形型が用いられる。このような方法では、工業規模の製造においても、高密度の円筒形スパッタリングターゲットを容易に得ることができる。また、生産コストを比較的安く抑えることができ、さらに、ターゲットやバッキングチューブのリサイクルが可能であるという利点もある。
しかしながら、CIP法では、(a)充填した原料粉末の重さにより、型枠や蓋体の形状が歪んでしまうという問題がある。特に、直径が100mm以上の大型の円筒形セラミックス成形体を得ようとする場合、この問題が顕著となる。また、(b)CIP成形時に、型枠と一対の蓋体との係合部分において、型枠の径方向の変形量が急激に変化することに起因して、円筒形セラミックス成形体の両端部に、その外径が端面に向うにしたがって大きくなる、いわゆる「象の足」が発生し、これが亀裂などの欠陥の原因となるという問題がある。さらに、(c)CIP成形後、保持圧力から常圧まで降圧する際、円筒形成形型からのスプリングバックにより、亀裂などの欠陥が生じるという問題がある。このため、現在、これらの問題に対して、さまざまな方策が検討されている。
たとえば、(a)の問題に対しては、円筒形成形型の歪み(変形量)を見込んで、目的とする寸法よりも大きな円筒形成形型を使用してCIP成形し、得られた円筒形セラミックス成形体またはこれを焼成した円筒形セラミックス焼結体を加工することが行われている。また、(b)の問題に対して、特開昭64−66099号公報では、型枠と蓋体の係合部分に、弾性材料からなる介装リングを配設する方法が提案されている。さらに、(c)の問題に対して、特開平3−126505号公報には、型枠の硬度を蓋体の硬度以上とすることが、特開2013−147368号公報には、CIP成形後、保持圧力から常圧まで降圧する際に、200kgf/cm2(20MPa)から常圧までの減圧速度を200kgf/cm2・h(20MPa/h)以下に規制することが、それぞれ記載されている。
しかしながら、円筒形セラミックス成形体または円筒形セラミックス焼結体は、上述したように機械的強度が低く、脆いため、これらの加工には時間と労力を要し、生産性が著しく低下するおそれがある。
また、特開昭64−66099号公報に記載の方法では、その構造上、介装リングが損耗しやすく、耐久性を確保することが困難である。加えて、この文献では、金属製の蓋体を使用しており、円筒形成形型全体の重量が増加することは避けられず、冷間静水圧プレス装置(CIP装置)への投入作業が困難なものとなる。
さらに、特開平3−126505号公報に記載の方法は、NAS電池に用いられる、比較的小型の有底β−アルミナ管を対象としたものであり、外径が100mm以上の円筒形スパッタリングターゲットを対象とした場合に、スプリングバックによる欠陥の発生を十分に抑制することは困難である。一方、特開2013−147368号公報に記載の方法によれば、スプリングバックの抑制効果を期待できるものの、この方法では、20MPaから常圧まで降圧する際に1時間以上要するため、生産性の低下を招くおそれがある。
特開昭64−66099号公報 特開平3−126505号公報 特開2013−147368号公報
本発明は、工業規模の製造において、亀裂や著しい変形が生じることなく、高品質の円筒形セラミックス成形体を製造可能な円筒形成形型を提供することを目的とする。また、本発明は、この円筒形成形型を用いた、CIP法による円筒形セラミックス成形体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の円筒形成形型は、硬質材料からなる円柱状の芯棒と、弾性材料からなり、前記芯棒の外側に同軸に配置される円筒状の型枠と、弾性材料からなり、前記芯棒と前記型枠の両端を軸方向両端から支持する一対の蓋体と、前記型枠の外周面に取り付けられ、該型枠を外側から支持する、少なくとも1本の弾性支持部材とを備え、前記型枠および前記蓋体は、硬度(JIS K6253)が30°〜60°の範囲にあり、かつ、該型枠と該蓋体の硬度差が10°以下であることを特徴とする。
円筒形成形型。
前記弾性支持部材は、型枠の外周面と前記弾性支持部材とを固定する固定手段をさらに備えることが好ましい。また、前記弾性支持部材は帯状であることが好ましい。
前記固定手段としては、前記弾性支持部材の基材の一方の面に塗布された粘着剤を使用することができる。このような弾性支持部材としては、破断強度が2kg/cm〜15kg/cmであることが好ましい。また、前記弾性支持部材の基材は、ポリエステル、ポリイミド、ポリエチレンおよびポリプロピレンから選択される少なくとも1種から構成されることが好ましい。この場合、前記弾性支持部材は、厚さが0.025mm〜0.150mm、幅が前記型枠の3%〜50%であり、該弾性支持部材が、該型枠の軸方向に1本〜5本巻き付けられていることが好ましい。
また、前記固定手段は、前記型枠の外周面および前記弾性支持部材の基材の一方の面に取り付けられた一対の面ファスナを使用することができる。このような弾性支持部材としては、破断強度が20kg/cm〜90kg/cmであることが好ましい。前記弾性支持部材の基材は、ポリエステル、ポリプロピレンおよびナイロンから選択される少なくとも1種から構成されることが好ましい。この場合、前記弾性支持部材は、厚さが0.5mm〜4.0mm、幅が前記型枠の3%〜50%であり、該弾性支持部材が、該型枠の軸方向に1本〜5本巻き付けられていることが好ましい。
前記型枠および前記蓋体は、ウレタンゴム、シリコンゴム、アメゴムおよび天然ゴムから選択される少なくとも1種からなることが好ましい。
前記芯棒は、金属、合金、硬質樹脂、アメゴムおよび天然ゴムから選択される少なくとも1種からなることが好ましい。
本発明の円筒形セラミックス成形体の製造方法は、前記円筒形成形型を組み合わせた状態において、前記芯棒と前記型枠と前記蓋体とによって形成される空間内に原料粉末を充填する充填工程と、前記充填工程後、前記原料粉末が充填された円筒形成形型を、保持圧力を98MPa〜294MPaとして、冷間静水圧プレスにより加圧成形する成形工程と、前記成形工程後、保持圧力から20MPaまで降圧した後、20MPaから常圧までを10分〜40分かけて降圧する降圧工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、亀裂や著しい変形が生じることなく、高品質の円筒形セラミックス成形体を製造可能な円筒形成形型が提供される。また、本発明によれば、この円筒形成形型を用いて、CIP法により加圧成形することで、高品質の円筒形セラミックス成形体を効率的に得ることができる製造方法が提供される。したがって、本発明の工業的意義はきわめて大きい。
図1は、本発明の円筒形成形型の一例を示す概略断面図である。
本発明者らは、上述した(a)〜(c)の問題に鑑みて、工業規模の製造において、欠陥のない高品質の円筒形セラミックス成形体を製造可能な円筒形成形型、および、これを用いた円筒形セラミックス成形体の製造方法について鋭意研究を重ねた。その結果、型枠および蓋体を所定の硬度を有する弾性材料により構成すること、型枠に弾性支持部材を取り付けること、および、この円筒形成形型を用いたCIP成形後、20MPaから常圧までを所定の時間で降圧することにより、これらの問題を同時かつ十分に解決可能であるとの知見を得た。本発明は、この知見に基づき完成されたものである。
以下、本発明を、「1.円筒形成形型」および「2.円筒形セラミックス成形体の製造方法」に分けて詳細に説明する。なお、本発明は、目的とする円筒形セラミックス成形体のサイズによって制限されることはないが、以下では、本発明を好適に適用することができる、外径が80mm〜200mm、内径が40mm〜190mm、全長が50mm〜500mmの円筒形セラミックス成形体を製造する場合を例に挙げて説明する。
1.円筒形成形型
図1に示すように、本発明の円筒成形型1は、硬質材料からなる円柱状の芯棒2と、弾性材料からなり、芯棒2の外側に同軸に配置される円筒状の型枠3と、弾性材料からなり、芯棒2と型枠3の両端を軸方向両端から支持する一対の蓋体4a、4bと、型枠3の外周面に取り付けられ、型枠3を外側から支持する、少なくとも1本の弾性支持部材7とを備えることを特徴とする。また、この円筒形成形型1は、型枠3および一対の蓋体4a、4bを構成する弾性材料の硬度(JIS K6253)が30°〜60°の範囲にあり、かつ、型枠3と一対の蓋体4a、4bの硬度差が10°以下であることを特徴とする。なお、本発明は、上述した基本的な構成を備える限り、円筒形成形型の形状に関わらず適用することができる。
(1)芯棒
本発明の円筒形成形型1を構成する芯棒2は、CIP成形時において変形しない硬質材料から構成される。このような硬質材料としては、たとえば、鉄や銅などの金属、これらの金属を主成分とする合金、MCナイロンなどの硬質樹脂、アメゴムおよび天然ゴムなどを挙げることができる。
芯棒2としては、通常、円柱形状のものが用いられるが、CIP成形後に、得られた円筒形セラミックス成形体から芯棒2を抜き取りやすくする観点から、一端側から他端側にかけてテーパ(抜き勾配)を設けたものを用いてもよい。この場合、勾配θは0°〜0.30°とすることが好ましく、0°〜0.15°とすることがより好ましい。
なお、芯棒2は、目的とする円筒形セラミックス成形体の内径とほぼ同じ大きさの外径を有することが必要となる。たとえば、上述した円筒形セラミックス成形体を得ようとする場合、芯棒2として、外径が40mm〜190mmであるものを使用することが必要となる。
(2)型枠および蓋体
型枠3は、従来の円筒形成形型と同様に、芯棒2の外径よりも十分に大きい内径を有する円筒状に構成される。また、一対の蓋体4a、4bは、芯棒2と型枠3を軸方向両端から支持可能に構成される。図1に示される例では、一対の蓋体4a、4bは、芯棒2の端部と係合し、これを支持するための係合孔5a、5bと、型枠3の端部と係合し、これを支持するための係合溝6をそれぞれ備える。
型枠3および一対の蓋体4a、4bは弾性材料から構成される。具体的には、型枠3および一対の蓋体4a、4bは、硬度が30°〜60°、好ましくは30°〜55°、より好ましくは30°〜50°の範囲にあり、かつ、型枠3と一対の蓋体4a、4bの硬度差が10°以下、好ましくは5°以下、より好ましくは3°以下の弾性材料から構成される。型枠3と一対の蓋体4a、4bは、これらの条件を満たしている限り、同じ硬度、すなわち、硬度差が0°であってもよい。なお、本発明において弾性材料の硬度とは、JIS K6253に基づき、デュロメータ硬さ試験機を用いて、規定の形状の押針を、規定のスプリングの力で試験片表面に押し付け、そのときの押針の押込み深さから得られる硬さを意味する。
型枠3および一対の蓋体4a、4bの硬度をこのような範囲に規制することにより、充填工程における円筒形成形型1の変形を抑制しつつ、降圧工程におけるスプリングバックによる影響を軽減することが可能となる。これに対して、硬度が30°未満の場合、充填工程において、原料粉末10の重さにより型枠3および一対の蓋体4a、4bが変形してしまい、所望の形状の円筒形セラミックス成形体を得ることができない。一方、硬度が60°を超える場合または硬度差が10°を超える場合、降圧工程において、型枠3および一対の蓋体4a、4bが元の形状に復元する際に、円筒形セラミックス成形体に作用するせん断応力が大きくなり、目に見えるような大きな亀裂が生じるおそれがある。あるいは、微細な亀裂(マイクロクラック)が生じ、後の焼成工程や加工工程において、このマイクロクラックを起点として、円筒形セラミックス焼結体が割れてしまうおそれがある。
型枠3および一対の蓋体4a、4bとしては、ウレタンゴム、シリコンゴム、アメゴム、天然ゴムから選択される少なくとも1種から構成されるものを用いることができる。
なお、型枠3および一対の蓋体4a、4bの大きさも、目的とする円筒形セラミックス成形体の大きさや密度に応じて、CIP成形の条件を加味して選択されるべきものである。ただし、型枠3および一対の蓋体4a、4bとして上述した硬度を有するものを使用する場合には、型枠3の厚さを、概ね2mm〜20mmとすることが好ましく、3mm〜10mmとすることがより好ましい。また、蓋体4、4aの厚さを、概ね5mm〜50mmとすることが好ましく、3mm〜10mmとすることがより好ましい。これにより、充填工程における円筒形成形型1の変形を抑制しつつ、降圧工程におけるスプリングバックの影響をより軽減することが可能となる。
(3)弾性支持部材
本発明の円筒形成形型1は、型枠3の外周面に取り付けられ、型枠3を外側から支持する、少なくとも1本(図1では3つ)の弾性支持部材7を備える。これにより、充填工程で円筒形成形型1内に充填した原料粉末10の重さによる円筒形成形型1の変形を効果的に抑制することが可能となるばかりでなく、降圧工程において、スプリングバックの影響を軽減することが可能となる。この結果、密度ムラ、亀裂や変形がほとんど存在しない、高品質の円筒形セラミックス成形体を得ることが可能となる。
なお、円筒形成形型1は、型枠3と弾性支持部材7とを固定する固定手段8をさらに備えることが好ましい。このような固定手段8としては、特に制限されることなく、粘着剤や面ファスナなどを用いることができる。
また、弾性支持部材7としては、型枠3を外側から支持し、充填工程における円筒形成形型1の変形や、降圧工程におけるスプリングバックを抑制することができる限り、その形状が制限されることはなく、帯状や円環状などの任意の形状を採用することができる。ただし、型枠3に対する支持力を適宜調整することができる、帯状の弾性支持部材7を使用することが好ましい。
以下、本発明の実施態様として、弾性支持部材7として帯状のものを使用し、固定手段8として、粘着剤(第一実施態様)および面ファスナ(第二実施態様)を使用する場合について説明する。
a)第一実施態様
本発明の第一実施態様では、固定手段8として、帯状の弾性支持部材7の基材9の一方の面に塗布した粘着剤を使用する。すなわち、本実施態様では、弾性支持部材7として、基材9の一方の面に粘着剤が塗布された樹脂テープを用いることができる。このような本実施態様によれば、弾性支持部材7を型枠3の外周面に取り付けるに際し、型枠9に何ら加工を施す必要がなく、本発明の効果を容易に得ることができる。
この場合、弾性支持部材7として、25℃における破断強度(JIS L 1096)が2kg/cm〜15kg/cmのものを用いることが好ましい。破断強度が2kg/cm未満では、本発明の効果を十分に得ることができない場合がある。一方、破断強度が15kg/cmを超えると、成形工程において、この結合体が円筒形成形型1の圧縮量に追随することができず、弾性支持部材7の位置がずれたり、著しい場合には、円筒形成形型1から脱落したりするおそれがある。
弾性支持部材7の基材9としては、たとえば、ポリエステル、ポリイミド、ポリエチレンおよびポリプロピレンから選択される少なくとも1種から構成されるものを用いることができる。一方、固定手段8(粘着剤)としては、天然ゴム系粘着剤、アクリル樹脂系粘着剤、スチレン-ブタジエンゴム溶液系粘着剤などを用いることができる。
弾性支持体7は、型枠3に円環状に巻き付けて固定してもよく、らせん状に巻き付けて固定してもよい。いずれの場合においても、弾性支持部材7の厚さ、幅および本数は、その破断強度などに応じて適宜選択することが必要となる。
たとえば、破断強度が上記範囲にある弾性支持体7を型枠3に円環状に巻き付けて固定する場合、弾性支持部材7の厚さを0.025mm〜0.150mmとし、その幅を型枠3の全長の3%〜50%とすることが好ましい。また、弾性支持体7を、軸方向に1本〜5本巻き付けることが好ましく、2本〜4本巻き付けることがより好ましい。なお、弾性支持体7を2本以上巻き付ける場合には、その間隔を等間隔とすることが好ましい。また、各位置に巻き付ける弾性支持部材7の巻き数は、必ずしも1周である必要はなく、その破断強度や厚さなどに応じて2周以上としてもよい。
b)第二実施態様
本発明の第二実施態様では、固定手段8として、型枠3の外周面および帯状の弾性支持部材7の基材9の一方の面に取り付けられた一対の面ファスナを使用する。すなわち、本実施態様では、型枠3の外周面に、面ファスナのフック面またはループ面を取り付け、基材9の一方の面(型枠3の外周面に対向する面)に、型枠3の外周面に取り付けたフック面またはループ面と対となる面(ループ面またはフック面)を取付け、これらの一対の面ファスナを固定手段8として使用する。なお、型枠3の外周面に取り付ける面ファスナのフック面またはループ面は、基材9およびその一方の面に取り付けられた面ファスナのループ面またはフック面(以下、「基材9等」という)を固定することができる限り、必ずしも、型枠3の外周面の周方向全体にわたって取り付ける必要はない。しかしながら、型枠3の外周面に基材9等を安定して固定する観点から、面ファスナのフック面またはループ面は、型枠3の外周面であって、基材9等を巻き付ける位置と対応する位置に、周方向全体にわたって取り付けることが好ましい。このような本実施態様によれば、弾性支持部材7の再利用が可能であるばかりでなく、弾性支持部材7の巻き付け位置の微調整を容易に行うことができる。
この場合、弾性支持部材7として、25℃における破断強度(JIS L 1096)が20kg/cm〜90kg/cmのものを用いることが好ましい。破断強度が20kg/cm未満では、本発明の効果を十分に得ることができない場合がある。一方、破断強度が90kg/cmを超えると、成形工程において、この結合体が円筒形成形型1の圧縮量に追随することができず、弾性支持部材7の位置がずれたり、著しい場合には、円筒形成形型1から脱落したりするおそれがある。なお、本実施態様では、第一実施態様の場合と比べて、弾性支持部材7の破断強度が大きな値となっている。これは、本実施態様では、弾性支持部材7を繰り返し使用することを前提としているため、弾性支持部材7に一定の強度が要求されるからである。
弾性支持部材7としては、たとえば、基材9および固定手段8(面ファスナ)が、ポリエステル、ポリプロピレンおよびナイロンから選択される少なくとも1種から構成されるものを用いることができる。なお、本実施態様においては、基材9と、基材9の一方の面に取り付けられる面ファスナのループ面またはフック面は、別個に構成されている必要はなく、これらを一体に構成してもよい。
弾性支持体7は、第一実施態様の場合と同様に、型枠3に円環状に巻き付けて固定してもよく、らせん状に巻き付けて固定してもよい。いずれの場合においても、弾性支持部材7の厚さ、幅および本数は、その破断強度などに応じて適宜選択することが必要となる。
たとえば、破断強度が上記範囲にある弾性支持体7を型枠3に円環状に巻き付けて固定する場合、弾性支持部材7の厚さを0.5mm〜4.0mmとし、その幅を型枠3の全長の3%〜50%とすることが好ましい。また、弾性支持体7を、軸方向に1本〜5本巻き付けることが好ましく、2本〜4本巻き付けることがより好ましい。なお、弾性支持体7を2本以上巻き付ける場合には、その間隔を等間隔とすることが好ましい。また、各位置に巻き付ける弾性支持部材7の巻き数は必ずしも1周である必要はなく、その破断強度や厚さなどに応じて2周以上としてもよい。
2.円筒形セラミックス成形体の製造方法
本発明の円筒形セラミックス成形体の製造方法は、上述した円筒形成形型1を組み合わせた状態において、芯棒2と型枠3と蓋体4とによって形成される空間(キャビティ)内に原料粉末10を充填する充填工程と、充填工程後、原料粉末10が充填された円筒形成形型1を、保持圧力を98MPa〜294MPaとして、CIP法により加圧成形する成形工程と、成形工程後、保持圧力から常圧まで降圧する際、20MPaから常圧までを10分〜40分かけて降圧する降圧工程とを備える。
(1)充填工程
充填工程は、円筒形成形型1を組み合わせた状態において、芯棒2と型枠3と一方の蓋体4とにより形成されるキャビティ内に、開口側から原料粉末10を充填した後、他方の蓋体4を組み合わせて密封する工程である。なお、キャビティ内に原料粉末10を充填する方法は、特に制限されることなく、公知の技術を適用することができる。
本発明において、原料粉末10は特に制限されることなく、目的とする円筒形スパッタリングターゲットの組成に応じて適宜選択することができる。たとえば、ITO(Indium Tin Oxide)からなる円筒形スパッタリングターゲットを得ようとする場合には、原料粉末10として、酸化インジウム(In23)粉末と酸化スズ(SnO)粉末を用いることができる。また、AZO(Aluminium Zinc Oxide)からなる円筒形スパッタリングターゲットを得ようとする場合には、原料粉末10として、酸化アルミニウム(Al23)粉末と酸化亜鉛(ZnO)粉末を用いることができる。
なお、原料粉末10を所定の割合で混合した後、そのままの状態でキャビティ内に充填することも可能である。しかしながら、純水、バインダおよび分散剤などと混合した後、噴霧乾燥し、造粒粉末10aとしてからキャビティ内に充填することが好ましい。造粒粉末10aは、原料粉末10と比べて高い流動性を有しており、充填性に優れている。このため、原料粉末10の代わりに、造粒粉末10aを用いることで、工業規模の製造においても、高密度の円筒形セラミックス成形体を容易に得ることができる。
(2)成形工程
成形工程は、原料粉末10または造粒粉末10aを充填した円筒形成形型を、保持圧力98MPa〜294MPaとして、CIP装置に投入し、加圧成形する工程である。なお、成形工程では、円筒形成形型1の内部に水や圧力などの加圧媒体が浸入したり、円筒形成形型が加圧媒体に濡れたりすることを防止するため、円筒形成形型1全体を薄手のビニール袋に入れ、減圧ポンプなどを用いて真空包装した上で、CIP装置に投入してもよい。この際使用するビニール袋としては、特に制限されることはなく、たとえば、市販されているナイロン製のものを用いることができるが、真空包装用の2層構造または3層構造のナイロン製ビニール袋を用いることが好ましい。このようなビニール袋の厚さも特に制限されることはないが、CIP成形時の耐久性や作業性を考慮すると、0.05mm〜0.3mm程度とすることが好ましい。
CIP成形における保持圧力は、98MPa〜294MPaとする。保持圧力が98MPa未満では、原料粉末10間または造粒粉末10a間に存在する空孔を除去することができず、得られる円筒形セラミックス成形体の密度を十分に高いものとすることができない。一方、保持圧力が294MPaを超えると、CIP装置に対する負荷が過度に大きくなるばかりか、生産コストの上昇を招くこととなる。
なお、保持圧力で保持する時間(保持時間)は、1分〜30分とすることが好ましく、3分〜10分とすることがより好ましい。保持時間が1分未満では、得られる円筒形セラミックス成形体の密度を十分に高いものとすることができない。一方、保持時間が30分を超えると、生産性が悪化することとなる。
(3)降圧工程
降圧工程は、成形工程において、保持圧力での保持終了後、保持圧力から常圧まで降圧する工程である。特に、本発明の製造方法では、20MPaから常圧までを、10分〜40分という範囲で降圧することを特徴とする。
圧縮変形した円筒形成形型1の復元は、主として20MPaから常圧までの範囲で進行する。この間、得られた円筒形セラミックス成形体は、円筒形成形型1の型枠3および一対の蓋体4a、4bからせん断応力を受ける。したがって、降圧工程において、得られた円筒形セラミックス成形体に亀裂が生じることを防止するためには、この間の降圧時間を適正な範囲に制御することが重要となる。
本発明においては、この間の降圧時間を10分〜40分、好ましくは20分〜30分としている。この間の降圧時間が10分未満では、得られた円筒形セラミックス成形体の表面から急激に型枠3および一対の蓋体4a、4bが剥離することとなり、亀裂の発生を抑制することができない。一方、この間の降圧時間が40分を超えると、円筒形セラミックス成形体がせん断応力を受ける時間が長時間となり、同様に、亀裂の発生を抑制することができない。
以下、実施例および比較例を用いて、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例および比較例によって限定されるべきものではない。
(実施例1)
[造粒粉末]
はじめに、酸化インジウム粉末と酸化スズ粉末を、酸化スズ粉末の割合が10質量%となるように秤量した。これらの原料粉末10の濃度が65質量%となるように、純水と、バインダとしてのポリビニルアルコール(PVA)と、分散剤とを加えて、ビーズミル(アシザワ・ファインテック株式会社製、LMZ型)により混合および解砕することで、スラリーを形成した。このスラリーに含まれる酸化インジウム粉末および酸化スズ粉末の平均粒径をレーザ回折式粒度分布測定装置(株式会社島津製作所製、SALD−2200)を用いて測定したところ、いずれも0.55μmであることが確認された。
次に、このスラリーをスプレードライヤ(大川原化工機株式会社製、ODL−20型)を用いて噴霧乾燥することで造粒粉末10aを得た。この造粒粉末10aの平均粒径を、同様にして測定したところ、55μmであることが確認された。また、この造粒粉末10aのタップ密度を振とう比重測定器(蔵持科学器械製作所製、KRS−409)を用いて測定したところ、1.51g/cm3であることが確認された。
[円筒形成形型]
図1に示すような円筒形成形型1を用意した。具体的には、基本となる円筒形成形型として、芯棒2(MCナイロン製、全長:320mm、一端側の外径141mm、他端側の外径:140mm)と、型枠3(硬度30°のアメゴム製、全長:320mm、外径246mm、内径240mm、抜き勾配θ:0.10°)と、一対の蓋体4a、4b(硬度30°のシリコンゴム製、外径:250mm、厚さ:30mm)とを備えるものを用意した。なお、蓋体4aの片面には、芯棒2の一端側と係合可能な係合孔5aと、型枠3と係合可能な係合溝6が設けられており、蓋体4bの片面には、芯棒2の他端側と係合可能な係合孔5bと、型枠3と係合可能な係合溝6が設けられていた。これらの係合孔5a、5bおよび係合溝6の深さは、いずれも6mmであった。
この円筒形成形型の型枠3の外周面の軸方向上部、中部および下部に、等間隔で、弾性支持部材7として、25℃における破断強度が5.6kg/cmであり、幅が25mm(型枠3の全長の7.8%)、厚さが0.13mmであり、一方の面にアクリル樹脂系粘着剤が塗布されたポリエチレンテープ(株式会社寺岡製作所製、Pカットテープ)を、それぞれ1周ずつ巻き付け、固定することにより、円筒形成形型1を形成した。
[円筒形セラミックス成形体の製造]
芯棒2、型枠3、外周面に弾性支持部材7が巻き付けられた型枠3および蓋体4bを組み合わせた状態で、これを振動させながら、キャビティ内に、造粒粉末10aを13500kg充填した後、蓋体4aを組み合わせた。次いで、この円筒形成形型1をビニール袋に入れ、減圧ポンプを用いて真空包装した。
このようにして密封した円筒形成形型1を、CIP装置(株式会社神戸製鋼所製)に投入し、保持圧力を98MPa、保持時間を10分として加圧成形した。
保持時間経過後、保持圧力から20MPaまでを10分間かけて降圧した後、20MPaから常圧までを10分間かけて降圧し、円筒形セラミックス成形体を得た。
[円筒形セラミックス成形体の評価]
このようにして得られた円筒形セラミックス成形体を円筒形成形型1から取り出し、目視にて観察した。この結果、得られた円筒形セラミックス成形体に、亀裂や著しい変形などの欠陥がないものを「良(○)」、これらの欠陥が確認されたものを「不良(×)」として評価した。この結果を表2に示す。
(実施例2〜14及び比較例1〜11)
型枠3、蓋体4a、4bおよび弾性支持部材7として表1に示すものを用いたこと、ならびに、CIP成形の条件を表2に示すようにしたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜14および比較例1〜11の円筒形セラミックス成形体を作製し、その評価を行った。この結果を表2に示す。
Figure 0006439383
Figure 0006439383
表1および2より、実施例1〜14では、円筒形セラミックス成形体に亀裂や著しい変形などの欠陥は発生しなかったことが確認される。これに対して、比較例1〜11では、円筒形セラミックス成形体に、亀裂や著しい変形などの欠陥が発生していることが確認される。
比較例1〜5では、弾性支持部材7を使用しなかったため、造粒粉末10aの充填時に円筒形成形型1が大きく歪んでしまい、得られた円筒形セラミックス成形体には、厚みや密度のムラが生じ、これによって、円筒形セラミックス成形体に亀裂が発生したものと考えられる。あるいは、降圧時に、急激なスプリングバックが生じ、円筒形セラミックス成形体に亀裂が生じたものと考えられる。
比較例6では、型枠3および一対の蓋体4a、4bの硬度が低すぎたため、造粒粉末10aの充填により円筒形成形型1が大きく歪んでしまい、円筒形セラミックス成形体が著しく変形してしまったものと考えられる。
比較例7は、型枠3と一対の蓋体4a、4bの硬度差が10°を超えていたため、CIP成形時に作用するせん断応力が過度に大きくなり、円筒形セラミックス成形体に亀裂が発生したものと考えられる。
比較例8では、CIP成形時の保持圧力が98MPa未満であったため、円筒形セラミックス成形体の形状が崩れてしまったものと考えられる。
比較例9では、降圧時間が10分未満であったため、降圧工程において、円筒形セラミックス成形体の表面から円筒形成形型1が急激に剥離し、このことに起因して亀裂が発生したものと考えられる。
比較例10では、降圧時間が40分を超えていたため、円筒形セラミックス成形体にせん断応力が長時間作用することとなり、これによって亀裂が発生したものと考えられる。
比較例11では、型枠3および一対の蓋体4a、4bの硬度が高すぎたため、降圧工程における円筒形セラミックス成形体へのせん断応力が大きくなり、円筒形セラミックス成形体に亀裂が発生したためと考えられる。
以上の結果から、本発明の円筒形成形型およびこれを用いた円筒形セラミックス成形体の製造方法によれば、亀裂や著しい変形のない、高品質の円筒形セラミックス成形体を効率的に得ることができると確認される。
1 円筒形成形型
2 芯棒
3 型枠
4a、4b 蓋体
5a、5b 係合孔
6 係合溝
7 弾性支持部材
8 固定手段
9 基材
10 原料粉末
10a 造粒粉末

Claims (12)

  1. 硬質材料からなる円柱状の芯棒と、
    弾性材料からなり、前記芯棒の外側に同軸に配置される円筒状の型枠と、
    弾性材料からなり、前記芯棒と前記型枠の両端を軸方向両端から支持する一対の蓋体と、
    前記型枠の外周面に取り付けられ、該型枠を外側から支持する、少なくとも1本の弾性支持部材とを備え、
    前記型枠および前記蓋体は、JIS K6253による硬度が30°〜60°の範囲にあり、かつ、該型枠と該蓋体の硬度差が10°以下であり、
    前記弾性支持部材は、帯状で、前記型枠の全長の3%50%の幅を有し、および、
    前記弾性支持部材は、前記型枠の外周面と該弾性支持部材とを固定する固定手段をさらに備える、
    円筒形成形型。
  2. 前記固定手段は、前記弾性支持部材の基材の一方の面に塗布された粘着剤である、請求項に記載の円筒形成形型。
  3. 前記弾性支持部材は、破断強度が2kg/cm〜15kg/cmである、請求項に記載の円筒形成形型。
  4. 前記弾性支持部材の基材は、ポリエステル、ポリイミド、ポリエチレンおよびポリプロピレンから選択される少なくとも1種から構成される、請求項2または3に記載の円筒形成形型
  5. 前記弾性支持部材は、厚さが0.025mm〜0.150mmであり、該弾性支持部材が、該型枠の軸方向に1本〜5本巻き付けられている、請求項に記載の円筒形成形型。
  6. 前記固定手段は、前記型枠の外周面および前記弾性支持部材の基材の一方の面に取り付けられた一対の面ファスナである、請求項に記載の円筒形成形型。
  7. 前記弾性支持部材は、破断強度が20kg/cm〜90kg/cmである、請求項に記載の円筒形成形型。
  8. 前記弾性支持部材の基材は、ポリエステル、ポリプロピレンおよびナイロンから選択される少なくとも1種から構成される、請求項6または7に記載の円筒形成形型。
  9. 前記弾性支持部材は、厚さが0.5mm〜4.0mmであり、該弾性支持部材が、該型枠の軸方向に1本〜5本巻き付けられている、請求項に記載の円筒形成形型。
  10. 前記型枠および前記蓋体は、ウレタンゴム、シリコンゴム、アメゴムおよび天然ゴムから選択される少なくとも1種からなる、請求項1〜のいずれかに記載の円筒形成形型。
  11. 前記芯棒は、金属、合金、硬質樹脂、アメゴムおよび天然ゴムから選択される少なくとも1種からなる、請求項1〜10のいずれかに記載の円筒形成形型。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の円筒形成形型を組み合わせた状態において、前記芯棒と前記型枠と前記蓋体とによって形成される空間内に原料粉末を充填する充填工程と、
    前記充填工程後、前記原料粉末が充填された円筒形成形型を、保持圧力を98MPa〜294MPaとして、冷間静水圧プレスにより加圧成形する成形工程と、
    前記成形工程後、保持圧力から20MPaまで降圧した後、20MPaから常圧までを10分〜40分かけて降圧する降圧工程と、
    を備える、円筒形セラミックス成形体の製造方法。
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