JP6434118B2 - 光学的情報読取装置、光学的情報読取方法およびプログラム - Google Patents
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ワークに設けられたコードを撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により取得された画像データをデコードするデコード手段と、
前記撮像手段の撮像条件と前記デコード手段における画像処理条件とを含む読取条件を制御する読取条件制御手段とを有し、
前記読取条件制御手段は、
基準バンクを決定するチューニングモードにおいて、基準となるワークに設けられたコードを前記撮像手段に撮像させ、前記撮像手段により取得された前記コードの画像データを前記デコード手段にデコードさせ、前記デコード手段のデコード結果に基づき、前記読取条件を構成する複数のパラメータのセットである基準バンクを決定する決定手段と、
前記基準バンクを構成している複数のパラメータのうちの少なくともいくつかのパラメータを、予め定められた調整ルールにしたがって調整することで拡張バンクを生成する生成手段と
を有し、
前記拡張バンクは、ラインを搬送される複数のワークについて前記基準バンクを用いてコードを読み取る運用モードにおいて前記基準バンクを用いて取得されたデコード結果が前記コードの読み取り失敗であると、前記基準バンクに代えて前記撮像手段および前記デコード手段によって使用されることを特徴とする光学的情報読取装置が提供される。
図2(A)はリーダ3の斜視図であり、図2(B)は主要部品の展開図である。リーダ3の形状は略直方体であるため、筐体外面は概ね6つの面を有している。図2(B)が示すようにフロントケース10には4つの開口が設けられている。頂面側の開口にはホルダー13と、ホルダー13によって支持される画像表示装置14と、画像表示装置14をカバーするように配置される表示パネル15と、メインシート16が設けられる。フロントケース10の前面側の開口には透光性を有する窓部11と、フロントカバー12とが設けられる。とりわけ、本実施形態では窓部11の一部に偏光フィルタが設けられる。フロントケース10の背面側の開口から、リフレクタ17と照明基板18とが挿入され、リアケース19によってふたをされる。リアケース19には、メイン基板21と、メイン基板21に固定された光学系50およびAF機構51が設けられている。リフレクタ17は、照明基板18に設けられた発光素子からの光を効率よく前方に照射するための構造部品である。リフレクタ17には、照明用の発光素子からの光を前方に集光して照射するためのコーン(円錐台)型の集光部176〜179と、ポインタ用の発光素子からの光を前方に集光して照射するためのコーン型の集光部175とが設けられている。これらには集光効率を高めるために金メッキ等が施されている。フロントケース10の下面側に開口にはコネクタホルダ20が取り付けられる。コネクタホルダ20には2本の通信ケーブルが接続されており、それぞれコンピュータ4とPLC5とに接続される。コネクタホルダ20にはコネクタ基板が取り付けられている。
図5はリーダ3の電子的な構成を示すブロック図である。リーダ3のカメラ部(撮像手段)は、撮像素子31、光学系50、AF機構51、照明部52などを有している。撮像素子31は光学系50を通して結像した2次元コードの画像を電気的な信号に変換するCCDやCMOS等のイメージセンサである。AF機構51は光学系50のうち合焦用のレンズの位置や屈折率を調整する機構である。AF機構51と光学系50は、図3(B)において撮像素子31と開口部33との間に配置される。AF機構51と光学系50は一体化されて光学系モジュールを構成していてもよい。
本実施形態ではユーザの設置負担を軽減でき、かつ、様々なワークに付与されたコードを精度よく読み取り可能とするために、複数の照明手段を設け、第一照明手段には偏光フィルタを配置し、第二照明手段には偏光フィルタを配置しない。そして、第一照明手段と第二照明手段とをワーク2に応じて使い分ける。これによりユーザはリーダ3の設置角度をワークごとに調整する手間を省けるようになる。とりわけ、偏光フィルタはハレーションの除去に有効である。
2次元コードは、ワーク2に貼り付けられる用紙やタグに印刷されることが一般的であったが、近年はダイレクト・パーツ・マーキング(DPM)が普及している。DPMでは、2次元コードがワーク2の表面に印刷されたり、レーザ刻印されたり、ドットピーンで打刻されたりしてマーキングされる。DPMによって付与された2次元コードの読み取り成功率は、ワーク2の表面の材質、マーキング方法、リーダ3の設置環境に依存する。そのため、基準ワーク(合格品)を用いたチューニングによって読取条件を適切に調整して、基準バンク74を作成しておく必要がある。しかし、ワーク2の金型が摩耗したり、ドットピーンの先端が摩耗したり、インクが薄れたり、外光の影響が変化したりすると、チューニングで決定した読取条件では2次元コードを精度よく読み取れなくなってしまうことがある。ワーク2の生産工程には複数の工程が含まれており、たとえば、ワークの焼き入れ工程、メッキ工程、コーティング工程などが含まれることもある。よって、表面処理工程を実行する前に2次元コードの読み取り工程が存在していたのに、何らかの理由によって工程変更が実行され、表面処理工程を実行した後に2次元コードの読み取り工程が移動することもある。これらの表面処理工程は、ワーク2の表面を変化させるため、適切な読み取り条件も変化する。ワーク2が金属であれば、金属腐食によって2次元コードのコントラストが低下することもある。このような場合にも2次元コードの読み取りは失敗するだろう。このように、運用モードにおいて2次元コードの読み取りに失敗すると、ライン1を停止させ、再度チューニングを実行して基準バンク74を作り直さなければならない。ライン1を停止させれば、ワーク2の生産効率が低下してしまう。基準バンク74によってコードの読み取りに失敗したからと言ってそのワークを廃棄すれば、製品の歩留まりが低下する。エンジンブロックのような大型の鋳物は高価な部品であり、コードの読み取り成功率を上げることは非常に重要である。
図9は、明るさレベルについての基準バンクと複数の拡張バンクとの関係の一例を示す図である。横軸は明るさレベル(0〜255)を示し、縦軸はマッチングレベルを示している。各プロットは、チューニング部65が明るさレベルのチューニングを実行して得られたマッチングレベルを示している。チューニング部65はチューニングを実行して、最もマッチングレベルが高くなる明るさレベルaを判別し、基準バンク74に書き込む。演算部63は、明るさレベルaから所定間隔ずつ離れている明るさレベルb、c、dを用いて3つの拡張バンク75を作成する。この例では最も単純な調整ルールを採用しているが、明るさレベルの差が等間隔とならないような、より複雑な調整ルールが採用されてもよい。このように基準バンク74の明るさレベルaを明るさレベルb、c、dに差し替えることで、容易に拡張バンク75が作成される。
図10(A)はDPMによって形成された2次元コードの一例(ドット細りなし)を示している。図10(B)はDPMによって形成された2次元コードの一例(ドット細りあり)を示している。上述したようにDPM用のドットピーンは使用回数に応じて摩耗する。摩耗する前は、図10(A)に示すように2次元コードの各セル(ドット)が正確な面積で打刻される。しかし、摩耗が進むと、図10(B)に示すように2次元コードの各セルの面積が小さくなってしまう。そこで、画像処理によって各セルの面積を増やすことで、読み取り成功率を向上させる。このような画像処理を実行するフィルタとして膨張フィルタがある。基準バンク74では膨張フィルタを無効にするか、または、効き具合を弱めておく。一方で、拡張バンク75では膨張フィルタを無効から有効にするか、または、効き具合を強める。これにより、ドット細りが発生して2次元コードの読み取りに失敗したときは、演算部63が基準バンク74を拡張バンク75に切り替える。デコード部53は膨張フィルタで画像処理を実行してから、2次元コードのデコードを実行する。
図10(C)が示すように、2次元コードのコントラストが徐々に低下することがある。この場合、基準バンク74により設定された明るさレベルでは2次元コードを読み取れなくなることがある。拡張バンク75の明るさレベルは、基準バンク74の明るさレベルよりも低く設定されている。たとえば、基準バンク74の明るさレベルを100%とすると、−10%〜−70%の明るさレベルを有する7つの拡張バンク75が用意される。演算部63は、基準バンク74での読み取りに失敗すると、順番に拡張バンク75を切り替えることで、照明部52の明るさレベルを徐々に低下させる。これにより、コントラストの低下した2次元コードについてもデコードに成功するようになる。
読取条件を構成している代表的なパラメータについて説明する。基準バンク74に含まれている複数のパラメータのうち拡張バンク75では変更されるパラメータと変更されないパラメータとがある。拡張バンク75では、基準バンク74に含まれているパラメータのすべてが変更されるわけではない。すべてのパラメータが増えると、読み取り速度の低下を招くので、読み取りの向上に効果的なパラメータが変更される。
(1)変更されるパラメータ
●明るさレベル
明るさは、上述した照明光量だけでなく、撮像素子31の露光時間やデコード部53のゲインなどがある。たとえば、基準バンク74における明るさレベルを100%とすると、演算部63はこのレベルに対して10%刻みで+70%〜−70%のパラメータを生成し、拡張バンク75を作成する。
デコード部53は2次元コードを探索するためにエッジ検出を実行する。エッジ検出において使用されるパラメータがエッジ強度である。エッジ強度を増加減少させることで、コントラストの低下した2次元コードも検出可能となる。
タイムアウト時間は、2次元コードの探索を打ち切るための目安となる時間である。たとえば、基準バンク74のタイムアウト時間に対して、拡張バンク75では所定時間(例:20ミリ秒)が加算される。
デコード部53は様々な画像処理用のフィルタを備えている。たとえば、平均化フィルタ、膨張フィルタ、収縮フィルタ、オープンフィルタ、クローズフィルタ、メディアンフィルタ、アンシャープマスクフィルタなどがある。チューニングを実行することでこのうちの1つのフィルタが有効化される。さらに、平均化フィルタ、膨張フィルタ、収縮フィルタおよびアンシャープマスクフィルタといった4つのフィルタがさらに有効化または無効化されて、拡張バンク75が作成される。これは2次元コードを構成するセル(ドット)のボケ、位置ずれ、ワークの傷、ドット細りに対して2次元コードの読み取り成功率を向上させるであろう。
フィルタ回数とは、2次元コードの画像データに対してフィルタ処理を繰り返し適用する回数である。フィルタ回数は、たとえば、1回〜3回の間で可変される。これは2次元コードを構成するセル(ドット)のボケ、位置ずれ、ワークの傷、ドット細りに対して2次元コードの読み取り成功率を向上させるであろう。
基準バンク74で偏光フィルタが無効となっている場合、演算部63は、偏光フィルタを有効化し、拡張バンク75を生成する。とくに外光等によってハレーションが発生している場合、偏光フィルタによってハレーションが軽減され、2次元コードの読み取り成功率が向上しようする。
(2)変更されないパラメータ
●コード種
基準バンク74でコード種がQRコードに設定されていれば、拡張バンク75でもコード種はQRコードに設定される。コード種が変更されることはほとんどないからである。
読取桁数も通常は変更されないからである。
モデル・コードバージョンも通常は変更されないからである。
基準バンク74で偏光フィルタが有効となっている場合、演算部63は、偏光フィルタをそのまま有効化し、拡張バンク75を生成する。偏光フィルタを無効化したとしても、読み取り成功率が向上する可能性は低いので、拡張バンクにおいても偏光フィルタをそのまま有効としておく。
2次元コードの各ドットの白黒の割り当ては固定されており、通常は変更されないからである。
2次元コードの印刷の向きは固定されており、通常は変更されないからである。
図11は拡張バンクの生成方法の一例を示す図である。図11に示すように、基準バンク74には読取条件のパラメータの一例として明るさレベル、エッジ強度、タイムアウト時間、フィルタの種類およびフィルタ回数が含まれている。調整ルール76にはこれらのパラメータの調整方法が記されている。なお、「−」の記号はパラメータを変更しないことを意味する。この例では9個の調整ルール(パラメータテーブル)が用意されているため、演算部63は、9個の拡張バンク75を作成できる。
上述したように複数の調整ルール76を基準バンク74に適用することで複数の拡張バンク75が生成される。そこで、演算部63は、各バンクに優先度(優先順位)を付与してもよい。たとえば、基準バンク74は常に最初に試行されるバンクであるため、最も高い優先度が付与される。複数の拡張バンク75のうち2次元コードの読み取りに成功したバンクについては、読み取りに成功した数に応じて2番目以降の優先度が割り当てられる。なお、拡張バンク75に対する優先度の割り当ては、調整ルール76に対する優先度の割り当てと同義である。このように演算部63は拡張バンク75(または調整ルール76)をソーティングすることができる。読み取りに成功したバンクは次も読み取りに成功する確率が高いといえる。よって、このような優先度にしたがって拡張バンク75を使用することで、2次元コードの読み取りに要するトータルの処理時間を削減できるようになろう。
上述したように基準バンク74や複数の拡張バンク75には優先度が設定されうる。ところで、2次元コードの読み取り処理は何回かリトライされてもよい。リトライを実行することでバンクを変更しなくても読み取りに成功することがあるからである。これにより、バンクの切り替え処理を省略できるため、さらにトータルでの読み取り時間を削減可能となろう。
図4に示したようなユーザインタフェースを通じてユーザはチューニングモードの実行を指示したり、運用モードの実行を指示したりする。チューニング部65はチューニングモードの実行指示が入力されると、チューニングを実行し、基準バンク74を決定し、記憶部70に格納する。より具体的に説明すると、チューニング部65は、読取条件(例:明るさレベル、エッジ強度、タイムアウト時間、フィルタの種類、フィルタ回数)を変えながら実際に基準となるワーク2を撮像素子31で撮像し、デコード部53でデコードし、デコード結果に基づきマッチングレベル(または読み取り成功率)を算出する。チューニング部65は、マッチングレベル(または読み取り成功率)が最大となるように、読取条件を構成している各パラメータを調整する。これによりワーク2について試行した読取条件のうちで最も適切と考えられる読取条件が決定され、基準バンク74として保持される。
画像データの絵づくりに関連したパラメータとしては、上述したように明るさレベル、フィルタの種類、フィルタ回数などがある。たとえば、明るさレベルが全部で15レベルあり、フィルタの種類は7種類であり、フィルタ回数が1〜3回であったと仮定する。これらの組み合わせは315通りある。フィルタを用いない組み合わせは15通りあるため、全体では330通りがある。つまり、これだけでも330個の拡張バンク75を生成できる。しかし、そのすべてについて読み取りを試行することは難しい。1つの拡張バンク75を試すのに100ミリ秒の時間が必要と仮定すると、330個の拡張バンク75をすべて試すのに33秒の時間が必要となってしまう。そこで、拡張バンク75の数を削減する工夫が必要となる。
明るさレベルの変更が有効な「コントラスト変化」の発生要因と、フィルタの変更が有効な「ボケ・ドット位置ずれ・ワーク傷・ドット細り」の発生要因は、経験上、異なることが多い。たとえば、打刻機が揺れてドットずれが起きた場合、印刷の濃さ(ドットのサイズ)は変わらない。よって、明るさレベルの変更は不要である。焼入れ処理でコントラストが変わっても、ドットサイズは変わらない。そのため、フィルタの変更は不要である。そこで、基準バンク74と比較して明るさレベルが変更され拡張バンク75では、フィルタの種類とフィルタ回数を変更しないことにする。また、基準バンク74と比較してフィルタの種類とフィルタ回数が変更される拡張バンク75では、明るさレベルを変更しないことにする。
読み取り対象のコード種がバーコードの場合、フィルタを掛けるとバーの太さが変化し、かえって誤読確率が増加することがある。よって、フィルタは変動条件に含めない。よって、バーコード用の拡張バンク75では基準バンク74と比較してフィルタの種類と回数を変更しないことにする。
上述したように基準バンク74において偏光モードが有効となっている場合、拡張バンク75では偏光モードをそのまま有効とする。一方で、基準バンク74において偏光モードが無効となっている場合、拡張バンク75では偏光モードから無偏光モードに変更する。これにより、基準バンク74ではハレーション等が原因で読み取りに失敗しても、拡張バンクでは偏光フィルタによってハレーション等を軽減し、読み取り成功率が向上するだろう。
本実施形態によれば、チューニング部65は、チューニングモードにおいて、基準となるワークに設けられたコードを撮像素子31に撮像させ、撮像素子31により取得されたコードの画像データをデコード部53にデコードさせ、デコード部53のデコード結果に基づき、読取条件を構成する複数のパラメータのセットである基準バンク74を決定する。演算部63は、運用モードにおいて、ライン1を搬送される複数のワーク2について基準バンク74を用いてコードを読み取る。基準バンク74を用いて取得されたデコード結果(読み取り成功率やマッチングレベルなど)が所定の結果(閾値など)を下回ると(たとえば、コードの読み取りに失敗すると)、演算部63は、基準バンク74を構成している複数のパラメータのうちの少なくともいくつかのパラメータを、予め定められた調整ルールにしたがって調整することで拡張バンク75を生成する。その後、拡張バンク75が適用されるコードの読み取りが継続される。このように拡張バンク75を導入することで、再度のチューニングを実行することなく、ワーク2に付与されたコードの読み取り精度を向上させることができる。
Claims (13)
- ワークに設けられたコードを撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により取得された画像データをデコードするデコード手段と、
前記撮像手段の撮像条件と前記デコード手段における画像処理条件とを含む読取条件を制御する読取条件制御手段とを有し、
前記読取条件制御手段は、
基準バンクを決定するチューニングモードにおいて、基準となるワークに設けられたコードを前記撮像手段に撮像させ、前記撮像手段により取得された前記コードの画像データを前記デコード手段にデコードさせ、前記デコード手段のデコード結果に基づき、前記読取条件を構成する複数のパラメータのセットである基準バンクを決定する決定手段と、
前記基準バンクを構成している複数のパラメータのうちの少なくともいくつかのパラメータを、予め定められた調整ルールにしたがって調整することで拡張バンクを生成する生成手段と
を有し、
ラインを搬送される複数のワークについて前記基準バンクを用いてコードを読み取る運用モードにおいて前記基準バンクを用いて取得されたデコード結果が前記コードの読み取り失敗であると、前記基準バンクに代えて前記撮像手段および前記デコード手段によって前記拡張バンクが使用されることを特徴とする光学的情報読取装置。 - 前記拡張バンクを決定するために調整されるパラメータは、前記基準バンクを構成している複数のパラメータのうちの一部であることを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
- 前記生成手段は、前記基準バンクを構成する複数のパラメータのうちの一部について調整して前記拡張バンクのパラメータを生成し、前記基準バンクを構成する複数のパラメータのうちの残りの一部については調整せずにコピーして前記拡張バンクのパラメータを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の光学的情報読取装置。
- 前記基準バンクを構成する複数のパラメータのうち調整されるパラメータの1つは前記コードの画像の明るさに関連したパラメータであり、
前記基準バンクを構成する複数のパラメータのうち調整されずに前記拡張バンクへコピーされるパラメータの1つは前記コードの種類を特定するパラメータであることを特徴とする請求項3に記載の光学的情報読取装置。 - 前記基準バンクを構成する複数のパラメータのうち調整されずに前記拡張バンクへコピーされるパラメータには、前記コードのコード種と、 前記コードの読取桁数と、前記コードの画像データについて白黒反転処理を適用するかどうかを示すパラメータと、前記コードの画像データについて左右反転処理を適用するかどうかを示すパラメータと、前記コードのバージョンを特定するパラメータとのうち少なくとも1つが含まれていることを特徴とする請求項3または4に記載の光学的情報読取装置。
- 前記基準バンクを構成する複数のパラメータのうち調整されるパラメータには、前記コードの画像データの明るさレベル、 前記コードの画像データに関するエッジ強度、デコードの繰り返しを制限するためのタイムアウト時間、前記画像データに適用されるフィルタの種類、前記画像データに対して適用されるフィルタ処理の回数のうち少なくとも1つが含まれていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の光学的情報読取装置。
- 前記生成手段は、前記コードがバーコードであるときはいずれのフィルタも無効とするように前記拡張バンクを生成することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の光学的情報読取装置。
- 前記生成手段は、前記基準バンクにおいて偏光フィルタを通した照明光を照射する照明モードが有効にされているときは前記拡張バンクにおいても当該照明モードを有効とし、前記基準バンクにおいて偏光フィルタを通さずに照明光を照射する照明モードが有効にされているときは前記拡張バンクにおいては偏光フィルタを通した照明光を照射する照明モードが有効となるようにパラメータを変更することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の光学的情報読取装置。
- 前記生成手段が1つの基準バンクに対して生成した複数の拡張バンクを記憶する記憶手段をさらに有し、
前記複数の拡張バンクのうち前記デコード手段によってデコードに成功した拡張バンクが優先的に使用されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の光学的情報読取装置。 - 前記基準バンクと、前記基準バンクから派生して生成された複数の拡張バンクとにそれぞれ優先度を設定する設定手段をさらに有し、
前記デコード手段は前記優先度にしがって前記基準バンクおよび前記複数の拡張バンクから1つのバンクを選択して適用することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の光学的情報読取装置。 - 前記デコード手段は、前記基準バンクおよび前記拡張バンクのそれぞれに割り当てられている前記優先度にしたがってデコード処理のリトライ回数を制御することを特徴とする請求項10に記載の光学的情報読取装置。
- ワークに設けられたコードを撮像する撮像手段と、前記撮像手段により取得された画像データをデコードするデコード手段とを有する光学的情報読取装置において前記撮像手段の撮像条件と前記デコード手段における画像処理条件とを含む読取条件を制御して前記コードを読み取る光学的情報読取方法であって、
基準バンクを決定するチューニングモードにおいて、基準となるワークに設けられたコードを前記撮像手段に撮像させ、前記撮像手段により取得された前記コードの画像データを前記デコード手段にデコードさせ、前記デコード手段のデコード結果に基づき、前記読取条件を構成する複数のパラメータのセットである基準バンクを決定する決定工程と、
前記基準バンクを構成している複数のパラメータのうちの少なくともいくつかのパラメータを、予め定められた調整ルールにしたがって調整することで拡張バンクを生成する生成工程と、
ラインを搬送される複数のワークについて前記基準バンクを用いてコードを読み取る運用モードにおいて前記基準バンクを用いてコードを読み取る工程と、
前記運用モードにおいて前記基準バンクを用いて取得されたデコード結果が前記コードの読み取り失敗であると、前記基準バンクを前記拡張バンクに切り替え、前記拡張バンクを用いてコードを読み取る工程と
を有することを特徴とする光学的情報読取方法。 - 請求項1ないし11のいずれか1項に記載された光学的情報読取装置の各手段として当該光学的情報読取装置を機能させることを特徴とするプログラム。
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