[go: up one dir, main page]

JP6410615B2 - 収納ベッド付き車両 - Google Patents

収納ベッド付き車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6410615B2
JP6410615B2 JP2015003268A JP2015003268A JP6410615B2 JP 6410615 B2 JP6410615 B2 JP 6410615B2 JP 2015003268 A JP2015003268 A JP 2015003268A JP 2015003268 A JP2015003268 A JP 2015003268A JP 6410615 B2 JP6410615 B2 JP 6410615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bed
storage
frame
main body
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015003268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016128288A (ja
Inventor
教一 横内
教一 横内
時雄 廣西
時雄 廣西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2015003268A priority Critical patent/JP6410615B2/ja
Publication of JP2016128288A publication Critical patent/JP2016128288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6410615B2 publication Critical patent/JP6410615B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)

Description

本発明は、室内内に収納可能なベッドを備え、このベッドを収納状態から使用状態に組み立てることにより室内で使用可能な収納ベッド付き車両に関する。
収納ベッド付き車両のなかには、ベッド本体を複数の床板で形成し、ベッド本体の未使用時に複数の床板を積み重ねた状態に収納し、ベッド本体の使用時に複数の床板を水平に配置してベッドとして利用するものが知られている。
具体的には、この収納ベッド付き車両は、トレーラの側壁に台座部が設けられ、台座部にフレームが架け渡され、フレームに複数の床板を配置することにより複数の床板でベッドが平坦に形成される。
さらに、複数の床板を所定位置に保持するために、複数の床板に嵌合溝を形成して嵌合溝をフレームに嵌合させる方法や、複数の床板にフック金具を係止させる方法が採用される(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−226268号公報
しかし、特許文献1の収納ベッド付き車両は、複数の床板を所定位置に保持するために、複数の床板に嵌合溝を形成して嵌合溝をフレームに嵌合させる方法や、複数の床板にフック金具を係止させる方法が採用される。
このため、収納ベッド付き車両の構成が複雑になり、この観点から改良の余地が残されている。
本発明は、ベッド本体の収納や使用状態への組立てを簡単な構成でおこなうことができる収納ベッド付き車両を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、室内の側壁に設けられる係合子と、この係合子に係合するフレームと、このフレームの上面に載置された状態で前記係合子に係合するベッド本体と、を備えることを特徴とする。
請求項2は、前記ベッド本体は積み重ね可能な複数の部材からなり、前記ベッド本体を積み重ねた状態に収納可能で、かつ、収納されたベッド本体を前記室内から仕切る壁部を有する収納部を備え、前記壁部に前記フレームを収納可能としたことを特徴とする。
請求項3は、前記ベッド本体は、車両に牽引されるキャンピング用のトレーラに用いられることを特徴とする。
請求項4は、前記ベッド本体を前記フレーム上に載置した状態において、前記ベッド本体を使用する使用者の頭部周辺となる部位に設けられる開口部と、この開口部を室外から開閉可能な開閉扉と、を備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、室内の側壁に係合子を設け、係合子にフレームを係合させるようにした。よって、フレームを係合子で保持することができる。フレームを係合子で保持した状態において、フレームの上面にベッド本体を載せてベッド本体を係合子に係合させる。これにより、ベッド本体を係合子で所定位置に保持できる。
このように、フレームを保持する係合子を利用してベッド本体を所定位置に保持できる。よって、ベッド本体を所定位置に保持するために、従来技術のように、ベッド本体に嵌合溝を形成したり、フック金具を用意する必要がなく、収納ベッド付き車両を簡単な構成にできる。すなわち、ベッド本体を簡単な構成で使用状態に組み立てることができる。
また、ベッド本体を収納する際には、ベッド本体を係合子から外してベッド本体と係合子との係合を解除するだけでベッド本体を収納できる。これにより、ベッド本体を手間をかけないで簡単に収納できる。
請求項2に係る発明では、ベッド本体を積み重ね可能な複数の部材で形成し、積み重ねたベッド本体を収納する収納部を備えた。さらに、収納部に壁部を備え、収納部に積み重ねたベッド本体を壁部で室内から仕切るようにした。これにより、収納部に積み重ねたベッド本体を壁部で室内から目視できないように隠すことができ、室内の意匠性を高めることができる。
また、壁部にフレームを収納可能とした。よって、壁部を利用してフレームを収納できるので、フレームを収納する部材やフレームを保持する部材を個別に設ける必要がない。
これにより、ベッド本体やフレームを簡単な構成で収納することができる。
請求項3に係る発明では、ベッド本体をキャンピング用のトレーラに用いるようにした。ここで、トレーラを牽引車両で牽引する際の燃費を考慮すると、トレーラを軽量に抑えることが好ましい。そこで、ベッド本体を簡単な構成とすることにより、トレーラの軽量化を図るようにした。これにより、トレーラを牽引車両で牽引する際の燃費を少なく抑えることができる。
さらに、ベッド本体をトレーラに用いることにより、ベッド本体を収納状態と使用状態とに切り替える頻度が高くなる。このため、ベッド本体を収納状態と使用状態とに手間をかけないで切り替えられることが好ましい。
そこで、係合子 にベッド本体を係合するだけで、ベッド本体を所定位置に保持できるようにした。これにより、ベッド本体を収納状態と使用状態とに手間をかけないで切り替えることができ、トレーラの使い勝手を高めることができる。
請求項4に係る発明では、ベッド本体を使用する使用者の頭部周辺に開口部を設け、開口部を室外から開閉扉で開閉可能とした。よって、例えば、頭部周辺に室内灯の切替スイッチを設けることにより、開閉扉を室外から開けて切替スイッチを操作し、室内灯の点灯状態や消灯状態を切り替えることができる。
これにより、室内灯を点灯した状態で室内から室外に降車し、室外から開閉扉を開けて切替スイッチで室内灯を消灯することができる。あるいは、室外から室内に乗車する前に、室外から開閉扉を開けて切替スイッチで室内灯を点灯することができる。
このように、室外から開閉扉を開けて切替スイッチを操作可能とすることにより、室内を使用する際の利便性を高めることができる。
本発明に係る収納ベッド付き車両を備えたキャンピングカーを示す斜視図である。 図1の収納ベッド付き車両に備えたサイドドアや開閉扉を開けた状態を示す斜視図である。 図1の収納ベッド付き車両の室内を車両後方から見た状態を示す斜視図である。 図3の4部拡大図である。 図4の収納壁部を開位置に配置した状態を示す斜視図である。 図5の収納壁部から左フレームおよび右フレームを外した状態を示す斜視図である。 図3の左側壁および左側壁に左フレームおよび右フレームを設けた状態を示す斜視図である。 図7の収納部に収納するベッド本体を示す斜視図である。 図8のベッド本体を使用状態に配置する状態を示す斜視図である。 図7の左側壁および左側壁から左フレームおよび右フレームを外した状態を示す斜視図である。 図9のベッド本体を使用状態に配置した状態を示す斜視図である。 図11のベッド本体を使用者が使用している状態を示す斜視図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係る収納ベッド付き車両15について説明する。
なお、実施例においては、収納ベッド付き車両15として被牽引用のトレーラを例示するが、収納ベッド付き車両15は被牽引用のトレーラに限定するものではない。
図1に示すように、キャンピングカー10は、自走可能な牽引車両(車両)11と、牽引車両11の後部12に牽引ヒッチ14を介して連結されるトレーラ(収納ベッド付き車両)15とを備えている。
トレーラ15は、走行用の車輪16と、車輪16に支持されるトレーラ車体17とを備えるキャンピング仕様の被牽引車両である。
トレーラ車体17は、車輪16に支持される床部21と、床部21の左側部から立ち上げられる左側壁(側壁)22と、床部21の右側部から立ち上げられる右側壁(側壁)23(図2参照)と、床部21の前部から立ち上げられる前壁24と、前壁24の上部から前方に向けて膨出される前膨出部25と、床部21の後部から立ち上げられる後壁26と、後壁26のリヤ乗降口を開閉するテールゲート(図示せず)とを備えている。
このテールゲートを開けることによりリヤ乗降口から使用者29(図12参照)が矢印Aの如く乗降できる。
図2、図3に示すように、前膨出部25は、底部31、左側部32、右側部33、上部34および前部35で形成される。
前膨出部25の前部35に前窓部36が設けられ、前膨出部25の左側部32に開口部37が設けられている。さらに、前膨出部25の左側部32に開閉扉38が設けられ、開閉扉38により開口部37が開閉される。開閉扉38は室外39側から開閉可能に取り付けられている。
よって、使用者29(図12参照)が室外39側から開閉扉38を開けて開口部37から室内49に手29b(図12参照)を矢印Bの如く差し込むことが可能になる。
左側壁22の上部22aには、左中央サイド窓部41および左後サイド窓部42が設けられ、左中央サイド窓部41の前方にサイド乗降口43が設けられている。サイド乗降口43はサイドドア44により開閉される。
サイドドア44には、ドア窓部(いわゆる、前サイド窓部)45が設けられている。サイドドア44を開けることによりサイド乗降口43から使用者29(図12参照)が矢印Cの如く乗降できる。
また、右側壁23の上部23aには、右前サイド窓部46、右中央サイド窓部47および右後サイド窓部48が設けられている。
右前サイド窓部46、右中央サイド窓部47および右後サイド窓部48は、車幅方向において、左側壁22側のドア窓部45、左中央サイド窓部41および左後サイド窓部42にそれぞれ対応させて配置される。
トレーラ車体17の室内49には、床部21にテーブル51やシート52が配置される。また、トレーラ車体17の室内49には、左側壁22や右側壁23に設けられる支持手段55と、前膨出部25に設けられる収納部56と、収納部56に収納可能なベッド本体57および左右のフレーム(フレーム)58,59(図7参照)とが備えられる。
さらに、トレーラ車体17の室内49には、サイド乗降口43の上部や開口部37の上部に設けられる室内灯61と、サイド乗降口43および開口部37間に設けられる切替スイッチ62とが備えられる。
左側壁22の上部22aにおいて、サイド乗降口43および開口部37間に切替スイッチ62が設けられる。よって、使用者29(図12参照)が室外39側から開閉扉38を開けて開口部37から室内49に手を差し込むことにより、差し込んだ手で切替スイッチ62を操作できる。
切替スイッチ62を操作することにより、室内灯61の点灯状態や消灯状態が室外39側から切り替えられる。
支持手段55は、左側壁22の上部22aのうちサイド乗降口43および左中央サイド窓部41間に設けられる左前支持部64と、上部22aのうち左中央サイド窓部41および左後サイド窓部42間に設けられる左後支持部65とを備えている。
また、支持手段55は、右側壁23の上部23aのうち右前サイド窓部46および右中央サイド窓部47間に設けられる右前支持部66と、上部23aのうち右中央サイド窓部47および右後サイド窓部48間に設けられる右後支持部67とを備えている。
左前支持部64は、サイド乗降口43および左中央サイド窓部41間に固定されて上端に平坦部71aを有する左前支持台71と、平坦部71aから上方に突出する左前係合子(係合子)72とを備えている。
左後支持部65は、左中央サイド窓部41および左後サイド窓部42間に固定されて上端に平坦部74aを有する左後支持台74と、平坦部74aから上方に突出する左後係合子(係合子)75とを備えている。
右前支持部66は、右前サイド窓部46および右中央サイド窓部47間に固定されて上端に平坦部77aを有する右前支持台77と、平坦部77aから上方に突出する右前係合子(係合子)78とを備えている。
右後支持部67は、右中央サイド窓部47および右後サイド窓部48間に固定されて上端に平坦部81aを有する右後支持台81と、平坦部81aから上方に突出する右後係合子(係合子)82とを備えている。
左前支持台71の平坦部71a、左後支持台74の平坦部74a、右前支持台77の平坦部77aおよび右後支持台81の平坦部81aがそれぞれ面一に配置される。
また、左前係合子72および右前係合子78が車幅方向に延びる同一線上に配置される。さらに、左後係合子75および右後係合子82が車幅方向に延びる同一線上に配置される。
左前係合子72、左後係合子75、右前係合子78および右後係合子82には、例えば装飾用の花が係合される。よって、左前係合子72、左後係合子75、右前係合子78および右後係合子82に係合された装飾用の花で各係合子72,75,78,72が目視されないように隠される。
図4、図5に示すように、前膨出部25および収納壁部(壁部)84で収納部56が形成される。収納部56は、前膨出部25の底部31(図8参照)、左側部32、右側部33、上部34(図2参照)および前部35で収納空間85が形成される。さらに、収納部56は、底部31の後端部31a(図8参照)において左側部32および右側部33に連結される収納壁部84を備える。
図6に示すように、収納壁部84に左フレーム58および右フレーム59が収納される。
図7、図8に示すように、前膨出部25の底部31は平面視略矩形状に形成されている。底部31が平面視略矩形状に形成されることにより、底部31にベッド本体57を積み重ねることが可能になる。ベッド本体57は、収納部56の底部31に積み重ね可能な複数のベッド部(複数の部材)93〜96を備えている。
図9に示すように、複数のベッド部93〜96は、底部31(図8参照)に載置される前ベッド部93と、前ベッド部93の車体後方に配置される中央ベッド部94と、中央ベッド部94の車体後方に配置される第1後ベッド部95と、第1後ベッド部95の車体後方に配置される第2後ベッド部96とで構成される。
図7、図8に戻って、前ベッド部93および中央ベッド部94は、底部31と略同じ矩形状に形成されている。よって、中央ベッド部94が前ベッド部93に上方から積み重ねられる。
また、第1後ベッド部95および第2後ベッド部96は、前ベッド部93や中央ベッド部94の前後方向の長さ寸法L1に対して半分の長さ寸法L2に形成されている。よって、第1後ベッド部95および第2後ベッド部96が車体前後方向に並べられた状態で中央ベッド部94に上方から積み重ねられる。
これにより、収納部56の底部31に前ベッド部93、中央ベッド部94、第1後ベッド部95および第2後ベッド部96(すなわち、ベッド本体57)が積み重ねられた状態で収納される。
中央ベッド部94、第1後ベッド部95および第2後ベッド部96は、各左下端部94a,95a,96aに左係合孔98がそれぞれ形成され、各右下端部94b,95b,96bに右係合孔99がそれぞれ形成されている。
左係合孔98は、左前係合子72、左中央係合子116(後述する)や左後係合子75に上方から係合可能に形成されている。また、右係合孔99は、右前係合子78、右中央係合子119(後述する)や右後係合子82に上方から係合可能に形成されている。
底部31の後端部31aにおいて左側部32および右側部33に収納壁部84が連結される。これにより、収納壁部84が、収納部56の底部31に収納されたベッド本体57の車体後方側に配置される。
図6に示すように、収納壁部84は、底部31の後端部31a(図8参照)において収納部56の左側部32から右側部33まで延出されて略矩形状(帯状)に形成されている(図4も参照)。
収納壁部84の裏面84aに前収納溝86、後収納溝87、左凹部88および右凹部89が形成されている。左凹部88は、後収納溝87側に大きく形成される取出部位88aを含む。右凹部89は、前収納溝86側に大きく形成される取出部位89aを含む。
図4、図5に戻って、収納壁部84の左下部84bが左側部32に左連結ピン101で回動自在に連結される。同様に、収納壁部84の右下部84cが右側部33に右連結ピン102で回動自在に連結される。収納壁部84が左連結ピン101および右連結ピン102を軸にして閉位置P1と開位置P2との間で回動可能に連結されている。
収納壁部84にはロック手段104が設けられている。
ロック手段104は、収納壁部84の左上部84dから突没自在に左ロックピン105が設けられている。同様に、収納壁部84の右上部84eから突没自在に右ロックピン106が設けられている。
収納壁部84が閉位置P1に配置された状態において、左ロックピン105を左上部84dから突出させて左側部32の第1左ロック孔に係止させ、右ロックピン106を右上部84eから突出させて右側部33の第1右ロック孔に係止させる。
これにより、収納壁部84が左ロックピン105および右ロックピン106で閉位置P1に立ち上げられた状態で保持される。
収納壁部84が閉位置P1に保持された状態において、収納部56に積み重ねたベッド本体57が収納壁部84で室内49から仕切られる。これにより、収納部56に積み重ねたベッド本体57を収納壁部84で室内49から目視できないように隠すことができ、室内49の意匠性が高められる。
さらに、収納壁部84が閉位置P1に保持された状態において、収納壁部84の表面84fが室内49側に対峙する。収納壁部84の表面84fは平坦に形成されているので室内49の意匠性が一層高められる。
一方、収納壁部84が開位置P2に配置された状態において、収納壁部84の下部84gのうち表面84fが底部31の後端部31aに載置される。これにより、収納壁部84が開位置P2に略水平に配置された状態で保持される。
ここで、収納壁部84の前収納溝86に左フレーム58が収納され、左フレーム58の左中央係合子116が左凹部88に収納される(図6も参照)。この状態において、収納壁部84の裏面84aに左フレーム58が略面一に配置される。
左凹部88は後収納溝87側の取出部位88aが大きく形成されている。よって、左凹部88の取出部位88aに指を差し込み、差し込んだ指で左中央係合子116を引き上げることにより、前収納溝86から左フレーム58を容易に取り出すことができる。
また、後収納溝87に右フレーム59が収納され、右フレーム59の右中央係合子119が右凹部89に収納される。この状態において、収納壁部84の裏面84aに右フレーム59が略面一に配置される。
右凹部89は前収納溝86側の取出部位89aが大きく形成されている。よって、右凹部89の取出部位89aに指を差し込み、差し込んだ指で右中央係合子119を引き上げることにより、後収納溝87から右フレーム59を容易に取り出すことができる。
このように、前収納溝86に左フレーム58を収納し、後収納溝87に右フレーム59を収納することにより、収納壁部84を利用して左フレーム58および右フレーム59を収納できる。
よって、左フレーム58および右フレーム59を収納する部材や、左フレーム58および右フレーム59を保持する部材を個別に設ける必要がない。これにより、ベッド本体57、左フレーム58および右フレーム59を簡単な構成で収納することができる。
図7、図10に示すように、左フレーム58は、軽量化を図るために、中空の断面略矩形状に形成されている。この左フレーム58は、前端部58aに上下方向へ向けて貫通する左前係合孔114と、後端部58b側に上下方向へ向けて貫通する左後係合孔115と、左前係合孔114および左後係合孔115間の部位58cから上方に突出する左中央係合子116とを有する。
左フレーム58の左前係合孔114が左前係合子72に上方から貫通され、左後係合孔115が左後係合子75に上方から貫通される。左フレーム58のフレーム底面58dが、左前支持台71の平坦部71aおよび左後支持台74の平坦部74aに載置される。
すなわち、左前係合子72および左後係合子75に左フレーム58が係合された状態において、左前支持台71および左後支持台74の各平坦部74aで左フレーム58が略水平に保持される。
左フレーム58が略水平に保持された状態において、左前係合子72および左後係合子75が左フレーム58のフレーム上面58eから上方に突出する。さらに、中央部58cから左中央係合子116が上方に突出する。
右フレーム59は、左フレーム58と略同じ部材である。この右フレーム59は、左フレーム58と同様に、中空の断面略矩形状に形成され、右前係合孔117、右後係合孔118および右中央係合子119を有する。
よって、右フレーム59の右前係合孔117が右前係合子78に貫通され、右フレーム59の右後係合孔118が右後係合子82に貫通されることにより、右前係合子78および右後係合子82に右フレーム59が係合される。
右フレーム59が係合されることにより、右前支持台77の平坦部77aおよび右後支持台81の平坦部81aで右フレーム59が略水平に保持される。
この状態において、右前係合子78および右後係合子82が右フレーム59のフレーム上面59aから上方に突出する。さらに、右フレーム59の右前係合孔117および右後係合孔118間の部位59bから右中央係合子119が上方に突出する。
図8、図11に示すように、収納部56の底部31に前ベッド部93が載置された状態に保持される。さらに、収納壁部84が開位置P2(図5参照)に配置されて収納壁部84の下部84g底部31の後端部31aに載置されることにより、収納壁部84が略水平に配置される。
収納壁部84の裏面84aに中央ベッド部94の前部94cが上方から載置される。また、左フレーム58のフレーム上面58eおよび右フレーム59のフレーム上面59aに中央ベッド部94の後部94dが載置される。
この状態において、中央ベッド部94の左係合孔98が左前係合子72に上方から係合される。同時に、中央ベッド部94の右係合孔99が右前係合子78に上方から係合される。よって、中央ベッド部94が左前係合子72および右前係合子78で所定位置に保持された状態において、中央ベッド部94が前ベッド部93の後縁部93aに連続するように前ベッド部93の車体後方側に配置される。
また、左フレーム58のフレーム上面58eおよび右フレーム59のフレーム上面59aに第2後ベッド部96が上方から載置される。この状態において、第2後ベッド部96の左係合孔98が左後係合子75に上方から係合し、第2後ベッド部96の右係合孔99が右後係合子82に上方から係合する。
これにより、第2後ベッド部96が左フレーム58の後部58fおよび右フレーム59の後部59cの所定位置に保持される。
さらに、左フレーム58のフレーム上面58eおよび右フレーム59のフレーム上面59aに第1後ベッド部95が上方から載置される。この状態において、第1後ベッド部95の左係合孔98が左中央係合子116に上方から係合し、第1後ベッド部95の右係合孔99が右中央係合子119に上方から係合する。
これにより、第1後ベッド部95が中央ベッド部94および第1後ベッド部95間の所定位置に連続するように保持される。
よって、中央ベッド部94、第1後ベッド部95および第2後ベッド部96が前ベッド部93と略面一になるように略水平に保持される。
これにより、前ベッド部93、中央ベッド部94、第1後ベッド部95および第2後ベッド部96で、ベッド本体57が室内49の中段の高さに平行に敷かれてベッドとして使用可能になる。
このように、左フレーム58を保持する左前係合子72および左後係合子75や、右フレーム59を保持する右前係合子78および右後係合子82を利用して中央ベッド部94、第1後ベッド部95および第2後ベッド部96を所定位置に保持できる。
よって、従来技術のように、各ベッド部に嵌合溝を形成したり、フック金具を用いることなく、中央ベッド部94、第1後ベッド部95および第2後ベッド部96を所定位置に保持できる。
これにより、ベッド本体57を簡単な構成で使用状態に組み立てることができ、さらに、ベッド本体57を簡単な構成で収納状態に積み重ねることができる。
また、ベッド本体57を積み重ねて収納する際には、左前係合子72、左中央係合子116および左後係合子75から各ベッド部(すなわち、中央ベッド部94、第1後ベッド部95および第2後ベッド部96)の左係合孔98を外す。
同様に、右前係合子78、右中央係合子119および右後係合子82から各ベッド部94,95,96の右係合孔99を外す。
外した中央ベッド部94を前ベッド部93に積み重ね、積み重ねた中央ベッド部94に第1後ベッド部95および第2後ベッド部96をさらに積み重ねることによりベッド本体57を収納部56に収納できる(図5参照)。
このように、各左係合子72,116,75や各右係合子78,119,82から各ベッド部94,95,96を外すだけでベッド本体57を収納部56に収納できる。これにより、ベッド本体57を手間をかけないで簡単に収納部56に収納できる。
ここで、トレーラ15を牽引車両11で牽引する際の燃費を考慮すると、トレーラ15を軽量に抑えることが好ましい。
そこで、ベッド本体57を簡単な構成で使用状態に組立て可能で、かつ、簡単な構成で収納状態に積重ね可能とした。これにより、トレーラ15の軽量化を図ることができ、トレーラ15を牽引車両11で牽引する際の燃費を少なく抑えることができる。
さらに、ベッド本体57をトレーラ15に備えることにより、昼間はベッド本体57を収納部56に収納する必要がある。よって、ベッド本体57を収納状態と使用状態とに切り替える頻度が高くなる。
このため、ベッド本体57をトレーラ15に作用する場合には、ベッド本体57を収納状態と使用状態とに手間をかけないで切り替えられることが好ましい。
そこで、左前係合子72および左後係合子75に各ベッド部94,95,96の左係合孔98を係合し、右前係合子78および右後係合子82に各ベッド部94,95,96の右係合孔99を係合するだけで、各ベッド部94,95,96を使用状態に保持できるようにした。
これにより、ベッド本体57を収納状態と使用状態とに手間をかけないで切り替えることができ、トレーラ15の使い勝手を高めることができる。
図12に示すように、前ベッド部93の左側上方や、中央ベッド部94の左側上方に室内灯61が配置されている。よって、ベッド本体57を使用する使用者29の頭部29aの上方に室内灯61が設けられ、頭部29aの近傍に切替スイッチ62が設けられる。
これにより、ベッド本体57を使用する使用者29による室内灯61の使い勝手が向上する。
また、ベッド本体57を使用する使用者29の頭部29a側に開口部37が設けられる。具体的には、前収納部56の左側部32のうち、頭部29a周辺となる部位32aに開口部37が設けられる。
よって、開口部37の近傍に切替スイッチ62が配置される。
これにより、使用者29が室外39側から開閉扉38を開けて開口部37から室内49に手29bを矢印B(図2参照)の如く差し込むことにより、差し込んだ手で切替スイッチ62を操作できる。
すなわち、室内灯61を点灯した状態で室内49からサイド乗降口43を経て室外39に降車し、室外39から開閉扉38を開けて切替スイッチ62で室内49灯を消灯することができる。あるいは、室外39から室内49に乗車する前に、室外39から開閉扉38を開けて切替スイッチ62で室内灯61を点灯することもできる。
このように、室外39から開閉扉38を開けて切替スイッチ62を操作可能とすることにより、室内49を使用する際の利便性を高めることができる。
なお、本発明に係る収納ベッド付き車両は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、収納ベッド付き車両15として被牽引用のトレーラを例示するが、収納ベッド付き車両15は被牽引用のトレーラに限定するものではなく、自走式のキャンピングカーなどの他の収納ベッド付き車両に適用させることも可能である。
また、前記実施例では、収納壁部84の左ロックピン105や右ロックピン106を個別に操作して突没させる例について説明したが、これに限定するものではない。
例えば、左ロックピン105や右ロックピン106を連結ロッドを介して一つの操作レバーに連結し、一つの操作レバーで左ロックピン105や右ロックピン106を同時に操作させるなどの他の操作手段を用いることも可能である。
さらに、前記実施例では、開閉扉38を上下方向に開閉する例について説明したが、これに限定するものではなく、開閉扉38を水平方向に開閉することやスライド移動で開閉するなどの他の方法で開閉させることも可能である。
また、前記実施例で示したキャンピングカー、牽引車両、トレーラ、左右の側壁、左側部、頭部周辺となる部位、開口部、開閉扉、ベッド本体、左右のフレーム、左前係合子、左後係合子、右前係合子、右後係合子および収納壁部などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、室内に収納されたベッドを使用状態に組み立てることにより室内で使用可能な収納ベッド付き車両を備えた自動車への適用に好適である。
10 キャンピングカー
11 牽引車両(車両)
15 トレーラ(収納ベッド付き車両)
22,23 左右の側壁(側壁)
32 左側部
32a 頭部周辺となる部位
37 開口部
38 開閉扉
39 室外
49 室内
56 収納部
57 ベッド本体
58,59 左右のフレーム(フレーム)
58e,59a 左右側のフレーム上面(左右のフレームの上面)
72 左前係合子(係合子)
75 左後係合子(係合子)
78 右前係合子(係合子)
82 右後係合子(係合子)
84 収納壁部(壁部)
93〜96 複数のベッド部(複数の部材)
29 使用者
29a 頭部

Claims (4)

  1. 室内の側壁に設けられる係合子と、
    この係合子に係合するフレームと、
    このフレームの上面に載置された状態で前記係合子に係合するベッド本体と、
    を備えることを特徴とする収納ベッド付き車両。
  2. 前記ベッド本体は積み重ね可能な複数の部材からなり、
    前記ベッド本体を積み重ねた状態に収納可能で、かつ、収納されたベッド本体を前記室内から仕切る壁部を有する収納部を備え、
    前記壁部に前記フレームを収納可能としたことを特徴とする請求項1記載の収納ベッド付き車両。
  3. 前記ベッド本体は、車両に牽引されるキャンピング用のトレーラに用いられることを特徴とする請求項1または請求項2記載の収納ベッド付き車両。
  4. 前記ベッド本体を前記フレーム上に載置した状態において、前記ベッド本体を使用する使用者の頭部周辺となる部位に設けられる開口部と、
    この開口部を室外から開閉可能な開閉扉と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の収納ベッド付き車両。
JP2015003268A 2015-01-09 2015-01-09 収納ベッド付き車両 Expired - Fee Related JP6410615B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015003268A JP6410615B2 (ja) 2015-01-09 2015-01-09 収納ベッド付き車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015003268A JP6410615B2 (ja) 2015-01-09 2015-01-09 収納ベッド付き車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016128288A JP2016128288A (ja) 2016-07-14
JP6410615B2 true JP6410615B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=56384049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015003268A Expired - Fee Related JP6410615B2 (ja) 2015-01-09 2015-01-09 収納ベッド付き車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6410615B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6380258B2 (ja) 2015-06-26 2018-08-29 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
JP7201147B2 (ja) * 2019-11-29 2023-01-10 株式会社岡モータース 車両用ベッド

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06206490A (ja) * 1993-01-13 1994-07-26 Akiichi Tanaka 車載用ベッドの取付構造
JPH0726248U (ja) * 1993-10-25 1995-05-16 一雄 木村 車両室内の吊りベッド
JPH07291041A (ja) * 1994-04-22 1995-11-07 Matsuda Sangyo Kk 車両用簡易棚及び車両用簡易ベッド
JP3025948U (ja) * 1995-12-15 1996-06-25 清 亀卦川 車載用ベット
JPH10226268A (ja) * 1997-02-14 1998-08-25 Kunio Fukushima 全面取外し可能な段ベッドを有するキャンピングカ−
JP3116852B2 (ja) * 1997-02-28 2000-12-11 トヨタ車体株式会社 組立式車両用ベッド
JP2002321560A (ja) * 2001-04-25 2002-11-05 Rinjiro Suda 移動個室車
JP4452590B2 (ja) * 2004-09-14 2010-04-21 株式会社大井製作所 車両用開閉体の開閉装置
FR2886900B1 (fr) * 2005-06-08 2007-09-21 Richard Maximilien Cadre de lit, lit comportant un tel cadre et procede pour munir d'un tel lit une voiture automobile
DE202006006151U1 (de) * 2006-04-15 2006-10-05 Seitz Gmbh Fahrzeug mit flexiblem Innenraum
DE102007037456A1 (de) * 2007-08-08 2009-02-12 Man Nutzfahrzeuge Ag Schlafliegen-Rahmen für Schlafliegen von Fahrerhäusern von Nutzfahrzeugen

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016128288A (ja) 2016-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7118150B2 (en) Storage compartment and step for pick-up trucks
US8585116B2 (en) Vehicular utility bed having end wall and seat bottom portion and vehicles including same
US9090209B2 (en) Integrated underseat storage
US8075040B2 (en) Vehicle having utility bed and seat
US6773046B2 (en) Rear luggage compartment structure for hatchback vehicle
US6824029B2 (en) Under-seat storage bin for extended cab pickup trucks
US8313133B2 (en) Vehicular utility bed having locking assembly and vehicles including same
US8573671B2 (en) Toolbox system for vehicles having flared fenders
US7469948B2 (en) Apparatus for extending vehicle cargo space and method for same
WO2019220418A3 (en) Method for assembling vehicles of a family of vehicles and corresponding vehicles
JP6410615B2 (ja) 収納ベッド付き車両
JP4293208B2 (ja) 自動車後部の荷室構造
JP2003291732A (ja) 自動車用荷室の仕切構造
US20150298614A1 (en) Seatback with an integrated storage sleeve
WO2006101427A1 (en) Bunk arrangement
JP2975226B2 (ja) 自動車のボディ構造
GB2436817A (en) Movable floor for the load space of a vehicle
JP2008087752A (ja) 車両の補助テールゲート構造
JP2008230288A (ja) 車両の車室内構造
JP2008239001A (ja) 車両の車室内構造
JP2011240894A (ja) トノカバー装置を備えた車両の後部車体構造
CN205417509U (zh) 一种固定于遮阳板的锁链式的方向盘锁
JP2008230286A (ja) 車両の車室内構造
JP2008149821A (ja) 車両用ラゲージフロア構造
JP2006282126A (ja) 車両用ラゲージフロア構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6410615

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees