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JP6408822B2 - ブレーカー及びそれを備えた安全回路並びに2次電池回路 - Google Patents

ブレーカー及びそれを備えた安全回路並びに2次電池回路 Download PDF

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JP6408822B2 JP2014155326A JP2014155326A JP6408822B2 JP 6408822 B2 JP6408822 B2 JP 6408822B2 JP 2014155326 A JP2014155326 A JP 2014155326A JP 2014155326 A JP2014155326 A JP 2014155326A JP 6408822 B2 JP6408822 B2 JP 6408822B2
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Description

本発明は、電気機器の2次電池パック等に内蔵される小型のブレーカー等に関するものである。
従来、各種電気機器の2次電池やモーター等の保護装置(安全回路)としてブレーカーが使用されている。ブレーカーは、充放電中の2次電池の温度が過度に上昇した場合、又は自動車、家電製品等の機器に装備されるモーター等に過電流が流れた場合等の異常が生じた際に、2次電池やモーター等を保護するために電流を遮断する。このような保護装置として用いられるブレーカーは、機器の安全を確保するために、温度変化に追従して正確に動作する(良好な温度特性を有する)ことと、通電時の抵抗値が安定していることが求められる。
ブレーカーには、温度変化に応じて動作し、電流を導通又は遮断する熱応動素子が備えられている。特許文献1には、熱応動素子としてバイメタルを適用したブレーカーが示されている。バイメタルとは、熱膨張率の異なる2種類の板状の金属材料が積層されてなり、温度変化に応じて形状を変えることにより、接点の導通状態を制御する素子である。同文献に示されたブレーカーは、固定片、可動片、熱応動素子、PTCサーミスター等の部品が、ケースに収納されてなり、固定片及び可動片の端子が電気機器の電気回路に接続されて使用される。上記特許文献1に示されたブレーカーにおいて、固定片は、ケース本体(樹脂ベース)にインサート成形により組み込まれる(同文献の段落(0031)等参照)。
WO2011/105175号公報
特許文献1において、ケースを構成するケース本体と蓋部材とは、共に樹脂材料によって形成されているので、超音波溶着によって互いに強固に接合し、両者の間で高い接合強度と気密性(密封性)が得られる。一方、可動片等と共に電気回路を構成する固定片は、銅等を主成分とする金属材料によって形成されている。金属材料と樹脂材料との接合強度は、樹脂材料同士の接合強度に比べて劣るため、固定片とケース本体との間では、十分な密着性が得られず、極めて温度及び湿度の高い雰囲気で長時間に亘ってブレーカーが使用される場合、熱応動素子等を収容する内部空間に水蒸気の他、例えば、ブレーカーの周囲環境から発生した気体等が侵入する虞がある。ブレーカーの内部空間に侵入した水蒸気等は、熱応動素子等を構成する金属に悪影響を及ぼすことが懸念される。
また、近年、生産効率の向上を狙って、ブレーカーを回路基板に直接的に実装する形態が検討されており、さらには、ブレーカーの端子と回路基板のリードとの接続にリフロー方式のはんだ付けを用いることが検討されている。ところが、固定片とケース本体との間に生じた僅かな隙間からフラックスが侵入することがあり、上述した懸念の一因となっている。
上記特許文献1に開示されているブレーカーにあっては、固定片が、その裏面のうち端縁部を含む領域でケース本体から露出している。固定片の端縁部では金属材料と樹脂材料との接合となるため、気密性に影響を及ぼすおそれが生じている。そこで、例えば、固定片の裏面を樹脂にて被う構成とすることにより、気密性を高めることが検討されている。
図10には、固定片の裏面がケース本体の外壁によって被われたブレーカーが示されている。このようなブレーカー101に用いられるケース本体171は、固定片102をインサートしてケース本体171を成形する金型において、固定片102の裏面に接する領域に樹脂171bを充填するためのキャビティ空間を形成することにより形成されうる。また、ケース本体171の内壁174には、PTCサーミスター106を固定片102と導通可能な状態で収容するための開口173dが設けられている。
しかしながら、上記金型にあっては、固定片102の裏面側に樹脂171bを充填するためのキャビティ空間を形成する関係上、金型内でインサートされた固定片102の裏面を固定することができないため、キャビティ空間に充填される樹脂の圧力によって、例えば、下記図11に示されるように、先端部125が変形するおそれがある。この場合、変形した固定片102の表面には、樹脂171zが侵入し固定片102の先端部125を変形させた状態で硬化する。
図11は、図10に示される構造のブレーカー101において、熱応動素子105が過熱により変形している状態を、拡大して示している。図11においては、上述のごとく変形した固定片102の形状が実線で、固定片102の本来のあるべき形状が2点鎖線で示されている。
固定片102の上方には、PTCサーミスター106が載置されている。このブレーカー101においては、固定片102の先端部125が実線で示されるように変形していることに伴い、固定片102の上方に載置されるPTCサーミスター106のケース本体171に対する姿勢が、本来のあるべき姿勢からずれる。
このような、PTCサーミスター106のケース本体171に対する姿勢のずれは、熱変形時の熱応動素子105の姿勢に影響を及ぼし、ひいては、可動片104の押し上げ高さ、すなわち、固定接点121に対する可動接点141の距離が小さくなり、ブレーカー101の電流遮断動作に影響を及ぼすおそれがある。例えば、図11では、固定片102の先端部125の変形に起因して、熱応動素子105が熱変形しているにも関わらず、固定接点121と可動接点141とが接触している状態が示されている。なお、図11では、先端部125が下方に変形してる場合が示されているが、先端部125が上方に変形してる場合には、例えば、通常動作時における固定接点121と可動接点141との間の接触抵抗に影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、固定片とケース本体との結合強度及び気密性を高めつつ、PTCサーミスター及び熱応動素子等の姿勢を適正化し、良好な電流遮断動作を確保することができるブレーカーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、固定接点を有する固定片と、可動接点を有し、この可動接点を前記固定接点に押圧して接触させる可動片と、温度変化に伴って変形することにより前記可動接点が前記固定接点から離反するように前記可動片を作動させる熱応動素子と、前記固定接点から前記可動接点が離反しているときに、前記熱応動素子を介して前記可動片と前記固定片を導通させる正特性サーミスターと、前記固定片、可動片、熱応動素子及び正特性サーミスターを収容する収容凹部を有するケース本体と、前記収容凹部を被い、密閉する蓋部材とを備えたブレーカーにおいて、前記固定片は、前記ケース本体の内壁と外壁との間に埋設され、前記ケース本体の前記内壁は、該内壁の一部を貫通して前記正特性サーミスターを前記固定片と導通可能な状態で収容する開口を有し、前記ケース本体の前記外壁は、該外壁の一部を貫通する貫通孔を有し、前記貫通孔の少なくとも一部は、平面視で前記開口の少なくとも一部と重複し、かつ該開口の面積中心から外れて形成されていることを特徴とする。
本発明に係る前記ブレーカーにおいて、前記固定片は、前記内壁及び前記外壁に挟まれて前記ケース本体内に埋設される先端部を有し、前記貫通孔は、前記開口の面積中心よりも前記先端部の側に設けられていることが望ましい。
本発明に係る前記ブレーカーにおいて、前記ケース本体は、金型に設けられているゲートから充填された樹脂により形成され、前記貫通孔は、前記開口の面積中心よりも前記ゲートの側に設けられていることが望ましい。
本発明に係る前記ブレーカーにおいて、前記貫通孔は、複数個設けられていることが望ましい。
本発明の電気機器用の安全回路は、前記ブレーカーを備えたことを特徴とする。
本発明の2次電池回路は、前記ブレーカーを備えたことを特徴とする。
本発明のブレーカーによれば、固定片は、ケース本体の内壁と外壁との間に埋設されるので、固定片とケース本体との結合強度及び気密性が高められる。また、ケース本体の内壁は、その一部を貫通する開口を有しているので、正特性サーミスターは、固定片と導通可能な状態で開口に収容される。
一方、ケース本体の外壁は、その一部を貫通する貫通孔を有する。このようなケース本体は、例えば、固定片を金型内にインサートして、樹脂材料を射出することによって成形可能である。貫通孔は、平面視で開口の少なくとも一部と重複するので、射出成形に用いられる金型のキャビティ空間には、開口を形成するための凸部と貫通孔を形成するための凸部とが、少なくとも一部で互いに対向して設けられる。この互いに対向して設けられた凸部によって、固定片が表裏両面から支持されるので、樹脂材料の充填時に固定片が変形することが抑制される。従って、PTCサーミスター及び熱応動素子等の姿勢を適正化し、ブレーカーの電流遮断動作を良好に確保することが可能となる。
さらに、貫通孔は、開口の面積中心から外れて形成されているので、固定片は上記凸部によって開口の端縁近傍で強固に支持されうる。これにより、開口の端縁近傍にケース本体を形成する材料がはみ出して形成されることが抑制され、固定片の変形をより一層抑制できる。
本発明の一実施形態によるブレーカーの概略構成を示す組立て斜視図。 通常の充電又は放電状態における上記ブレーカーを示す断面図。 過充電状態又は異常時などにおける上記ブレーカーを示す断面図。 上記ブレーカーのケース本体の構成を示す斜視図。 上記ケース本体の構成を示す平面図及び底面図。 上記ケース本体の構成を示す断面図。 上記ケース本体の成形工程を示す断面図。 本発明の上記ブレーカーを備えた2次電池パックの構成を示す平面図。 本発明の上記ブレーカーを備えた安全回路の回路図。 従来のブレーカーの構成を示す断面図。 従来のブレーカーで過熱により熱応動素子が変形している状態を示す断面図。
本発明の一実施形態によるブレーカーについて図面を参照して説明する。図1乃至図3は、ブレーカーの構成を示している。ブレーカー1は、固定接点21を有する固定片2と端子が形成されている端子片3と、先端部に可動接点41を有する可動片4と、温度変化に伴って変形する熱応動素子5と、PTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスター6と、固定片2、端子片3と、可動片4、熱応動素子5及びPTCサーミスター6を収容するケース7等によって構成されている。ケース7は、ケース本体(第1ケース)71とケース本体71の上面に装着される蓋部材(第2ケース)81等によって構成されている。
固定片2は、例えば、銅等を主成分とする金属板(この他、銅−チタン合金、洋白、黄銅などの金属板)をプレス加工することにより形成され、ケース本体71にインサート成形により埋め込まれている。固定片2の一端には外部回路と電気的に接続される端子22が形成され、他端側には、PTCサーミスター6を支持する支持部23が形成されている。PTCサーミスター6は、固定片2の支持部23に3箇所形成された凸状の突起(ダボ)24の上に載置されて、突起24に支持される。
固定接点21は、銀、ニッケル、ニッケル−銀合金の他、銅−銀合金、金−銀合金などの導電性の良い材料のクラッド、メッキ又は塗布等により可動接点41に対向する位置に形成され、ケース本体71の内部に形成されている開口73aの一部から露出されている。端子22はケース本体71の端縁から外側に突き出されている。支持部23は、ケース本体71の内部に形成されている開口73dから露出されている。
本出願においては、特に断りのない限り、固定片2において、固定接点21が形成されている側の面(すなわち図1において上側の面)を表(おもて)面、その反対側の面を裏(うら)面として説明している。他の部品、例えば、可動片4及び熱応動素子5等についても同様である。
端子片3は、固定片2と同様に、銅等を主成分とする金属板をプレス加工することにより形成され、ケース本体71にインサート成形により埋め込まれている。端子片3の一端には外部回路と電気的に接続される端子32が形成され、他端側には、可動片4と電気的に接続される接続部33が形成されている。端子32はケース本体71の端縁から外側に突き出されている。接続部33は、ケース本体71の内部に設けられた開口73bから露出し、可動片4と電気的に接続される。
可動片4は、板状の金属材料をプレス加工することにより、長手方向の中心線に対して対称なアーム状に形成されている。可動片4の材料としては、固定片2と同等の銅等を主成分とするものが好ましい。この他、銅−チタン合金、洋白、黄銅などの導電性弾性材料を用いてもよい。
可動片4の先端部には、可動接点41が形成されている。可動接点41は、固定接点21と同等の材料によって形成され、溶接の他、クラッド、かしめ(crimping)等の手法によって可動片4の先端部に接合されている。
可動片4の先端部には、端子片3の接続部33と電気的に接続される接続部42が形成されている。端子片3の接続部33と可動片4の接続部42とは、例えば、溶接によって固着されている。
可動片4は、可動接点41と接続部42との間に、弾性部43を有している。弾性部43は、接続部42から可動接点41の側に延出されている。接続部42において端子片3の接続部33と固着されることにより可動片4が固定され、弾性部43が弾性変形することにより、その先端に形成されている可動接点41が固定接点21の側に押圧されて接触し、固定片2と可動片4とが通電可能となる。可動片4と端子片3とは、電気的に接続されているので、固定片2と端子片3とが通電可能となる。
可動片4は、弾性部43において、プレス加工により湾曲又は屈曲されている。湾曲又は屈曲の度合いは、熱応動素子5を収納できる限り特に限定はなく、動作温度及び復帰温度における弾性力、接点の押圧力などを考慮して適宜設定すればよい。また、弾性部43の裏面には、熱応動素子5に対向して一対の突起(接触部)44a,44bが形成されている。突起44a,44bと熱応動素子5とは接触して、突起44a,44bを介して熱応動素子5の変形が弾性部43に伝達される(図1、図2及び図3参照)。
熱応動素子5は円弧状に湾曲した初期形状をなし、熱膨張率の異なる薄板材を積層することにより形成される。過熱により動作温度に達すると、熱応動素子5の湾曲形状は、スナップモーションを伴って逆反りし、冷却により復帰温度を下回ると復元する。熱応動素子5の初期形状は、プレス加工により形成することができる。所期の温度で熱応動素子5の逆反り動作により可動片4の弾性部43が押し上げられ、かつ弾性部43の弾性力により元に戻る限り、熱応動素子5の材質及び形状は特に限定されるものでないが、生産性及び逆反り動作の効率性の観点から矩形が望ましく、小型でありながら弾性部43を効率的に押し上げるために正方形に近い長方形であるのが望ましい。なお、熱応動素子5の材料としては、例えば、高膨脹側に銅−ニッケル−マンガン合金又はニッケル−クロム−鉄合金、低膨脹側に鉄−ニッケル合金をはじめとする、洋白、黄銅、ステンレス鋼など各種の合金からなる熱膨張率の異なる2種類の材料を積層したものが、所要条件に応じて組み合わせて使用される。
PTCサーミスター6は、固定片2と熱応動素子5との間に配設されている。すなわち、PTCサーミスター6を挟んで、固定片2は熱応動素子5の直下に位置している。熱応動素子5の逆反り動作により固定片2と可動片4との通電が遮断されたとき、PTCサーミスター6に流れる電流が増大する。PTCサーミスター6は、温度上昇と共に抵抗値が増大して電流を制限する正特性サーミスターであれば、動作電流、動作電圧、動作温度、復帰温度などの必要に応じて種類を選択でき、その材料及び形状はこれらの諸特性を損なわない限り特に限定されるものではない。本実施形態では、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム又はチタン酸カルシウムを含むセラミック焼結体が用いられる。セラミック焼結体の他、ポリマーにカーボン等の導電性粒子を含有させたいわゆるポリマーPTCを用いてもよい。
ケース7を構成するケース本体71及び蓋部材81は、難燃性のポリアミド、耐熱性に優れたポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの熱可塑性樹脂により成形されている。上述した樹脂と同等以上の特性が得られるのであれば、樹脂以外の材料を適用してもよい。
ケース本体71には、可動片4、熱応動素子5及びPTCサーミスター6などを収容するための収容凹部73が形成されている。収容凹部73は、可動片4を収容するための開口73a,73b、可動片4及び熱応動素子5を収容するための開口73c、並びに、PTCサーミスター6を収容するための開口73d等を有している。なお、ケース本体71に組み込まれた可動片4、熱応動素子5及びPTCサーミスター6の端縁は、収容凹部73の内部に形成されている枠によってそれぞれ当接され、熱応動素子5の逆反り時に案内される。
蓋部材81には、カバー片9がインサート成形によって埋め込まれている。カバー片9は、上述した銅等を主成分とする金属板又はステンレス鋼等の金属板をプレス加工することにより形成される。カバー片9は、図2及び図3に示すように、可動片4の表面と適宜当接し、可動片4の動きを規制すると共に、蓋部材81のひいては筐体としてのケース7の剛性・強度を高めつつブレーカー1の小型化に貢献する。カバー片9の外面側には、樹脂が配されている。
図1に示すように、固定片2、可動片4、熱応動素子5及びPTCサーミスター6等を収容したケース本体71の開口73a、73b、73c等を塞ぐように、蓋部材81が、ケース本体71に装着される。ケース本体71と蓋部材81とは、例えば超音波溶着によって接合される。
図2は、通常の充電又は放電状態におけるブレーカー1の動作を示している。通常の充電又は放電状態においては、熱応動素子5は初期形状を維持し(逆反り前であり)、固定接点21と可動接点41は接触し、可動片4の弾性部43などを通じてブレーカー1の両端子22、32間は導通している。可動片4の弾性部43と熱応動素子5とは接触しており、可動片4、熱応動素子5、PTCサーミスター6及び固定片2は、回路として導通している。しかし、PTCサーミスター6の抵抗は、可動片4の抵抗に比べて圧倒的に大きいため、PTCサーミスター6を流れる電流は、固定接点21及び可動接点41を流れる量に比して実質的に無視できる程度である。
図3は、過充電状態又は異常時などにおけるブレーカー1の動作を示している。過充電又は異常により高温状態となると、PTCサーミスター6が過熱され、動作温度に達した熱応動素子5は逆反りし、可動片4の弾性部43が押し上げられて固定接点21と可動接点41とが離反する。このとき、固定接点21と可動接点41の間を流れていた電流は遮断され、僅かな漏れ電流が熱応動素子5及びPTCサーミスター6を通して流れることとなる。PTCサーミスター6は、このような漏れ電流の流れる限り発熱を続け、熱応動素子5を逆反り状態に維持させつつ抵抗値を激増させるので、電流は固定接点21と可動接点41の間の経路を流れず、上述の僅かな漏れ電流のみが存在する(自己保持回路を構成する)。この漏れ電流は安全装置の他の機能に充てることができる。
過充電状態を解除し、又は異常状態を解消すると、PTCサーミスター6の発熱も収まり、熱応動素子5は復帰温度に戻り、元の初期形状に復元する。そして、可動片4の弾性部43の弾性力によって可動接点41と固定接点21とは再び接触し、回路は遮断状態を解かれ、図2に示す導通状態に復帰する。
図4及び図5は、固定片2及び端子片3が埋設されたケース本体71を示している。図4において、(a)は、内面側から視たケース本体71の斜視図であり、(b)は、外面側から視たケース本体71の斜視図である。図5において、(a)は、内面側から視たケース本体71の平面図であり、(b)は、外面側から視たケース本体71の底面図である。図6は、PTCサーミスター6及びその周辺部の断面を拡大して示している。図6では、熱応動素子5が過熱により逆反り変形している状態が示されている。
図4、図5及び図6に示されるように、ケース本体71は、ケース7の内方に設けられた内壁74と、ケース7の外方に設けられた外壁75とを有している。固定片2は、ケース本体71の内壁74と外壁75との間に埋設されている。特に本実施形態では、図6に示されるように、固定片2の先端部25は、ケース本体71の内壁74と外壁75との間に埋設されている。これにより、固定片2とケース本体71との結合強度及び気密性が高められる。固定片2によってPTCサーミスター6の全体が支持されうるように、固定片2の先端部25は、PTCサーミスター6の端子片3側の端縁よりも端子片3側に延出されている。
本実施形態では、内壁74は、収容凹部73の底壁、すなわち、開口73cの底壁を構成する。内壁74には、PTCサーミスター6を収容するための開口73dが設けられている。開口73dは、内壁74の一部を貫通して、固定片2の支持部23を露出させる。これにより、PTCサーミスター6は、固定片2の支持部23に対して導通可能な状態で収容される。
外壁75は、ケース7の底壁を構成する。外壁75は、固定片2の裏面を被って形成され、ケース本体71の剛性及び強度を高める。従って、図6に示される熱応動素子5の逆反り状態にあっても、固定片2及びケース7の変形が抑制される。外壁75には、外壁75の一部を貫通する貫通孔76が形成されている。図5に示されるように、貫通孔76は、開口73dよりも小さく形成されている。本実施形態では、3個の貫通孔76が形成されている。貫通孔76の個数は任意であるが、複数個分散して設けられるのが望ましい。開口73dよりも小さい複数個の貫通孔76が分散して設けられることにより、ケース本体71の剛性及び強度が高められる。なお、貫通孔76の形状は、真円に限られることなく、例えば、楕円、長円等、任意である。
本実施形態では、それぞれの貫通孔76は、平面視で開口73dの内側に配されているが、貫通孔76の少なくとも一部が、開口73dの少なくとも一部と重複する形態であればよい。このようなケース本体71は、例えば、金型内にインサートされた固定片2を、金型のキャビティ空間内で支持しながら、樹脂材料を射出し、硬化させることによって成形可能である。
図7は、ケース本体71を成形する工程を示している。ケース本体71は、例えば、雄金型210と雌金型220とを有する金型200によって成形される。雄金型210には、ケース本体71に開口73dを形成するための凸部211が設けられている。また、雄金型210には、ケース本体71に開口73a及び73bを形成するための凸部212及び213が設けられている。一方、雌金型220には、ケース本体71に貫通孔76を形成するための凸部221が設けられている。また、雌金型220には、固定片2及び端子片3をキャビティ空間内で支持するための凸部222及び223が設けられている。
雌金型220の凸部221と雄金型210の凸部211とは、金型200のキャビティ空間内で互いに対向するように設けられている。すなわち、凸部221は、平面視で凸部211の少なくとも一部と重複している。これにより、平面視で開口73dの少なくとも一部と重複する貫通孔76がケース本体71に形成されうる。
同様に、雌金型220の凸部222と雄金型210の凸部212とは、金型200のキャビティ空間内で互いに対向するように設けられ、凸部222は、平面視で凸部212の少なくとも一部と重複している。さらに、雌金型220の凸部223と雄金型210の凸部213とは、金型200のキャビティ空間内で互いに対向するように設けられ、凸部223は、平面視で213の少なくとも一部と重複している。
本実施形態の雌金型220は、キャビティ空間に樹脂材料を供給するためのランナー224と、ランナー224の先端に設けられたゲート225とを有している。
図7(a)に示されるように、本実施形態では、固定片2及び端子片3が雌金型220に装填される。装填された固定片2は、凸部221、222等によって支持されている。一方、端子片3は、凸部223等によって支持されている。
図7(b)に示されるように、雄金型210と雌金型220とが接近して、金型200が閉じられると、雄金型210と雌金型220とによって、キャビティ空間230が区画される。このとき、雌金型220の凸部221は、平面視で雄金型210の凸部211の少なくとも一部と重複しているので、固定片2は、凸部211と凸部221とによって表裏両面から強固に支持される。本実施形態では、貫通孔76が3個設けられていることに伴い、3個の凸部221が雌金型220に設けられている。このように、複数の貫通孔76がケース本体71に設けられることにより、複数の凸部221が雌金型220に設けられ、固定片2を一層強固に支持することができる。
同様に、固定片2は、凸部212と凸部222とによって表裏両面から強固に支持される。また、端子片3は、凸部213と凸部223とによって表裏両面から強固に支持される。
この後、図7(c)に示されるように、キャビティ空間230には、ケース本体71を形成するための樹脂材料71bが充填される。樹脂材料71bは、例えば、雌金型220に設けられているゲート225を介して充填される。本実施形態では、ゲート225は、端子片3の接続部33の裏面に対向する位置に設けられている。ゲートは、雄金型210に設けられていてもよい。
既に述べたように、図7(c)に示されるようなインサート成形では、充填される樹脂材料71bの圧力によって、固定片2及び端子片3が変形するおそれがある。しかしながら、本実施形態では、上述したように、固定片2は、凸部211及び221並びに凸部212及び222によって表裏両面から強固に支持されているので、固定片2の変形は抑制される。これにより、固定片2は、本来のあるべき形状を維持できる。
従って、PTCサーミスター6は、固定片2の支持部23によって、本来のあるべき姿勢で支持され、これにより、熱変形時の熱応動素子5の姿勢が適正化され。もって、可動片4の押し上げ高さ、すなわち、固定接点21に対する可動接点41の距離が適正に維持され、ブレーカー1の電流遮断動作を良好に確保することが可能となる。
同様に、端子片3は、凸部213と凸部223とによって表裏両面から強固に支持されているので、端子片3の変形は抑制される。従って、可動片4の姿勢が適正化され、通常の充電又は放電状態における固定接点21と可動接点41の接触抵抗が適正に維持される。
キャビティ空間230に充填された樹脂材料の硬化後、図7(d)に示されるように、金型200が開かれて、ケース本体71が金型200から取り外される。ケース本体71の外壁75には、凸部221によって貫通孔76が形成される。また、外壁75には、凸部222によって貫通孔77が、凸部223によって貫通孔78がそれぞれ形成される。貫通孔77は、固定片2の固定接点21が形成されている領域の裏面側に設けられている。貫通孔78は、端子片3の接続部33が形成されている領域の裏面側に設けられている。一方、内壁74には、凸部211、212、213等によって開口73a、73b、73c、73dがそれぞれ形成される。
雄金型210のゲート225内で硬化した樹脂は、ケース本体71の離型に伴って千切れ、その痕跡が、ゲート跡79(図4(b)及び図5(b)参照)として、ケース本体71の外壁75に形成される。
図5に示されるように、貫通孔76は、開口73dの面積中心Oから外れて、例えば、開口73dの端縁の近傍に形成されるのが望ましい。貫通孔76が面積中心Oから外れて形成されることにより、ケース本体71の成形時に、固定片2は凸部211と凸部221とによって開口73dの端縁近傍で強固に支持されうる。これにより、開口73dの端縁近傍にケース本体71を形成する樹脂材料がはみ出して形成されることが抑制され、固定片2の変形をより一層抑制できる。
貫通孔76は、開口73dの面積中心Oよりも固定片2の先端部25(図6参照)の側に設けられるのが望ましい。例えば、図5に示される貫通孔76a及び貫通孔76bは、面積中心Oよりも固定片2の先端部25の側に設けられている。貫通孔76a及び貫通孔76bが面積中心Oよりも先端部25の側に設けられることにより、ケース本体71の成形時に、固定片2の先端部25は凸部211と凸部221とによって強固に支持されうる。これにより、先端部25の変形をより一層抑制できる。
貫通孔76は、開口73dの面積中心Oよりもゲート225の側に設けられるのが望ましい。すなわち、貫通孔76は、開口73dの面積中心Oよりもゲート跡79の側に設けられるのが望ましい。例えば、図5に示される貫通孔76aは、面積中心Oよりもゲート跡79の側に設けられている。貫通孔76aが、面積中心Oよりもゲート225の側に設けられることにより、雌金型220の凸部221がゲート225の近傍に設けられる。これにより、図7(b)に示される型閉じ状態において、固定片2が凸部211と凸部221とによってゲート225の近傍で強固に支持される。従って、ケース本体71の成形時に、ゲート225からキャビティ空間230に充填される樹脂の圧力によって、固定片2が変形することを効果的に抑制できる。
なお、図4(b)及び図5(b)に示されるように、本実施形態では、ケース本体71のゲート跡79の外側には、周辺部分から陥没する凹部79aが形成されている。凹部79aは、ゲート跡79を収容する。既に述べたように、ゲート跡79は、金型のゲート内で硬化し離型時又はその後切断された樹脂材料の痕跡であり、凹部79aの底面から若干量突出する。ゲート跡79の先端がケース本体71の底面から突出しないように、凹部79aの深さが設定される。また、凹部79aの形状及び大きさは、ゲート225の形状及び径に応じて設定される。
以上のように、本実施形態のブレーカー1によれば、固定片2は、ケース本体71の内壁74と外壁75との間に埋設されるので、固定片2とケース本体71との結合強度及び気密性が高められる。また、ケース本体71の内壁74は、その一部を貫通する開口73dを有しているので、PTCサーミスター6は、固定片2の支持部23と導通可能な状態で開口73dに収容される。
一方、ケース本体71の外壁75は、その一部を貫通する貫通孔76を有する。このようなケース本体71は、例えば、固定片2を金型200内にインサートして、樹脂材料71bを射出することによって成形可能である。貫通孔76は、平面視で開口73dの少なくとも一部と重複するので、射出成形に用いられる金型200のキャビティ空間230には、開口73dを形成するための凸部211と貫通孔76を形成するための凸部221とが、少なくとも一部で互いに対向して設けられる。この互いに対向して設けられた凸部211及び221によって、固定片2が表裏両面から支持されるので、樹脂材料の充填時に固定片2が変形することが抑制される。従って、PTCサーミスター6及び熱応動素子5等の姿勢を適正化し、ブレーカー1の電流遮断動作を良好に確保することが可能となる。
さらに、貫通孔76は、開口73dの面積中心Oから外れて形成されているので、固定片2は凸部211及び221によって開口73dの端縁近傍で強固に支持されうる。これにより、開口73dの端縁近傍にケース本体71を形成する材料がはみ出して形成されることが抑制され、固定片2の変形をより一層抑制できる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく、少なくとも、固定片2が、ケース本体71の内壁74と外壁75との間に埋設され、ケース本体71の内壁74は、内壁74の一部を貫通してPTCサーミスター6を固定片2と導通可能な状態で収容する開口73dを有し、ケース本体71の外壁75は、外壁75の一部を貫通する貫通孔76を有し、貫通孔76は、平面視で開口73dの少なくとも一部と重複し、かつ開口73dの面積中心Oから外れて形成されていればよい。
ケース7は、二次的なインサート成形等により、樹脂等で密封されていてもよい。この場合、固定片2の端子22及び端子片3の端子32が、回路基板等のランドに固定され導通可能なように、ケース7の外側に形成された樹脂から露出していればよい。
また、ケース本体71と蓋部材81との接合手法は、超音波溶着に限られることなく、両者が強固に接合される手法であれば、適宜適用することができる。例えば、液状又はゲル状の接着剤を塗布・充填し、硬化させることにより、両者が接着されてもよい。また、ケース7は、ケース本体71と蓋部材81等によって構成される形態に限られることなく、2個以上の部品によって構成されていればよい。
また、可動片4をバイメタル又はトリメタル等の積層金属によって形成することにより、可動片4と熱応動素子5を一体的に形成する構成であってもよい。この場合、ブレーカーの構成が簡素化されて、小型化を図ることができる。
また、固定片2、端子片3、可動片4、熱応動素子5、PTCサーミスター6及び収容凹部73等の形状も、図1等に示したものに限られず、適宜変更可能である。
また、上記特許文献1に示されるような、端子片3と可動片4とが一体に形成されている形態に、本発明を適用してもよい。この場合、一体化された端子片3及び可動片4は、例えば、ケース本体71と蓋部材81とによって挟み込まれて溶着される。
また、本発明のブレーカー1は、2次電池パック、電気機器用の安全回路等にも広く適用できる。図8は2次電池パック500を示す。2次電池パック500は、2次電池501と、2次電池501の出力端回路中に設けたブレーカー1とを備える。図9は電気機器用の安全回路502を示す。安全回路502は2次電池501の出力回路中に直列にブレーカー1を備えている。ブレーカー1を備えた2次電池パック500又は安全回路502によれば、良好な電流遮断動作を確保できる2次電池パック500又は安全回路502を製造できる。
1 ブレーカー
2 固定片
21 固定接点
25 先端部
3 端子片
4 可動片
41 可動接点
5 熱応動素子
6 PTCサーミスター(正特性サーミスター)
7 ケース
71 ケース本体
73 収容凹部
73d 開口
74 内壁
75 外壁
76 貫通孔
81 蓋部材
501 2次電池
502 安全回路

Claims (5)

  1. 固定接点を有する固定片と、
    可動接点を有し、この可動接点を前記固定接点に押圧して接触させる可動片と、
    温度変化に伴って変形することにより前記可動接点が前記固定接点から離反するように前記可動片を作動させる熱応動素子と、
    前記固定接点から前記可動接点が離反しているときに、前記熱応動素子を介して前記可動片と前記固定片を導通させる正特性サーミスターと、
    前記固定片、可動片、熱応動素子及び正特性サーミスターを収容する収容凹部を有するケース本体と、
    前記収容凹部を被い、密閉する蓋部材とを備えたブレーカーにおいて、
    前記固定片は、前記ケース本体の内壁と外壁との間に埋設され、
    前記ケース本体の前記内壁は、該内壁の一部を貫通して前記正特性サーミスターを前記固定片と導通可能な状態で収容する開口を有し、
    前記ケース本体の前記外壁は、該外壁の一部を貫通する貫通孔を有し、
    前記貫通孔の少なくとも一部は、平面視で前記開口の少なくとも一部と重複し、かつ該開口の面積中心から外れて形成され
    前記貫通孔は、複数個設けられていることを特徴とするブレーカー。
  2. 前記固定片は、前記内壁及び前記外壁に挟まれて前記ケース本体内に埋設される先端部を有し、
    前記貫通孔は、前記開口の面積中心よりも前記先端部の側に設けられている請求項1記載のブレーカー。
  3. 前記ケース本体は、金型に設けられているゲートから充填された樹脂により形成され、
    前記貫通孔は、前記開口の面積中心よりも前記ゲートの側に設けられている請求項1又は2に記載のブレーカー。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のブレーカーを備えたことを特徴とする電気機器用の安全回路。
  5. 請求項1乃3のいずれかに記載のブレーカーを備えたことを特徴とする2次電池回路。
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