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JP6399491B2 - 渋滞判定装置 - Google Patents

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Description

本開示は、車両に搭載され、自車両が渋滞区間内にいることを検出する渋滞判定装置に関する。
車両の前方をレーダ等によって走査し、自車両が渋滞区間内にいるか否かの判定を行う技術として、例えば特許文献1に開示された渋滞判定装置がある。特許文献1に開示された渋滞判定装置は、自車速度を検出する車速センサと、自車両と先行車両との車間距離を検出する測距センサとを有し、車速が所定速度以下に達した時点から一定時間を計時し、その間の自車速度が所定速度以下である場合で、かつ一定時間の間において測距センサにより先行車両が検出され続けている場合に、渋滞と判定する。
しかしながら、特許文献1に開示された渋滞判定装置では、先行車両が例えば自転車等の軽車両や原動機付自転車等、自車両を含む自動車等と比較して低速な車両であった場合には、実際には渋滞ではない場合でも誤って渋滞と判定してしまうことがあった。
このように先行車両1台では渋滞の判定精度が不十分である場合があるため、1台前の先行車両以外にも、2台前の先行車両も渋滞の判定に使用する渋滞判定装置がある。
特開2002−22466号公報
しかしながら、1台前の先行車両に関する情報と2台前の先行車両に関する情報とを用いて渋滞の判定を行う渋滞判定装置においても、2台の先行車両のうちのどちらかが低速な自転車や原動機付自転車等であった場合には、実際には渋滞ではなくても誤って渋滞と判定してしまうことがある。
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、自車両が渋滞区間内であるか否かを精度よく判定することができる渋滞判定装置を提供することを目的とする。
本開示の渋滞判定装置は、車両に搭載され、レーダ送信信号を送信して自車両の周囲の物体により反射された反射波を受信して、前記自車両の進行方向に位置する先行車両の有無、自車両との車間距離および相対速度を検出するレーダ装置と、前記自車両の速度を検出する自車両速度検出部と、前記検出された前記自車両の速度が第1の所定速度以下であって、かつ前記レーダ装置が2台以上の先行車両を検出し、2台以上前の先行車両との車間距離が所定の基準距離以下であり、かつ最も大きい相対速度を有する先行車両の相対速度が第2の所定速度以下である場合、あるいは、2台以上前の先行車両との車間距離が前記基準距離より大きく、かつ2台以上前の先行車両の相対速度が1台前の先行車両の相対速度よりも小さい場合に、前記自車両が渋滞区間内であると判断する渋滞要件判定部と、を有する。
本開示によれば、自車両が渋滞区間内であるか否かを精度よく判定することができる。
実施の形態1に係る渋滞判定装置の構成の一例を示す図 レーダ装置による2台前の先行車両の検出を例示する図 自車両が渋滞区間内にいるか否かの判定を行う渋滞要件判定処理の動作の一例を示す図 実施の形態2に係る渋滞判定装置の構成の一例を示す図 レーダ走査範囲制御部が設定するレーダ走査範囲について説明するための図 実施の形態2に係る渋滞判定装置の動作例を示す図
以下、本開示の実施の形態の渋滞判定装置について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態1に係る渋滞判定装置100の構成の一例を示す図である。図1に示すように、渋滞判定装置100は、レーダ装置1と、自車両速度検出部2と、渋滞要件判定部3と、を有する。渋滞判定装置100は、例えば自動車等の車両に搭載されることが想定されている。
[レーダ装置1]
レーダ装置1は、例えば車載用のミリ波レーダであり、レーダ送信信号を送信して自車両の周囲の物体からの反射波を受信し、各物体に関する情報を生成する。
自車両の周囲の物体として、例えば他の自動車や原動機付自転車等を含む他の車両、自転車等の軽車両、歩行者、あるいは道路の側壁やガードレール等の静止物が想定される。また、物体に関する情報とは、自車両から物体までの距離および方向、物体の速度および移動方向を含む情報である。
レーダ装置1は、特に、自車両の進行方向に存在し、自車両と同一の方向に走行する物体、すなわち先行車両に関する情報を検出し、渋滞要件判定部3に出力する。
ここで、レーダ装置1は、図2に示すようにレーダ送信波あるいは反射波の路面反射を活用する等して、レーダ走査範囲内に2台以上の先行車両が存在する場合、1台前ではなく2台以上前の先行車両に関する情報、すなわち2台以上前の先行車両までの距離および方向、2台以上前の先行車両の相対速度および移動方向を検出し、各先行車両に関する情報を渋滞要件判定部3に出力する。なお、レーダ装置1の代わりに、カメラ又はレーザを用いた場合、見通しの範囲に限定されるため、2台前以上の先行車両に関する情報を得ることは困難である。
[自車両速度検出部2]
自車両速度検出部2は、自車両の速度を計測し、自車両の速度に関する自車両速度情報を渋滞要件判定部3に出力する。
[渋滞要件判定部3]
渋滞要件判定部3は、レーダ装置1が生成した各先行車両に関する情報、そして自車両速度検出部2が生成した自車両速度情報に基づいて、自車両が渋滞区間内にいるか否か、の判定を行う。
図3は、渋滞要件判定部3が、自車両が渋滞区間内にいるか否かの判定を行う渋滞要件判定処理の動作の一例を示すフローチャートである。
(ステップST1)
渋滞要件判定部3は、自車両速度検出部2が出力した自車両速度情報に基づいて、自車両が第1の所定速度以下であるか否かを判定する。判定の結果、第1の所定速度以下であった場合にはフローはステップST2に進み、そうでない場合はステップST5に進む。なお、第1の所定速度とは、渋滞区間内を走行している車両の速度を想定したものであり、例えば時速10〜20km等とすればよい。
(ステップST2)
渋滞要件判定部3は、レーダ装置1により2台以上の先行車両を検出できたか否かを判定する。判定の結果、検出できた場合にはフローはステップST3に進み、検出できなかった場合はステップST9に進む。
(ステップST3)
渋滞要件判定部3は、ステップST2において検出した先行車両のうち、2台前の先行車両との車間距離が所定の基準距離以内であるか否かを判定する。判定の結果、基準距離以内である場合にはフローはステップST4に進み、基準距離より大きい場合はステップST5に進む。なお、所定の基準距離とは、渋滞により車間距離が小さくなっている状態を想定したものであり、例えば車両の速度に応じた安全に停止できる制動距離などを基準に、10〜30m等とすればよい。
(ステップST4)
渋滞要件判定部3は、1台前の先行車両と2台前の先行車両のうち、相対速度が大きい先行車両の相対速度が、第2の所定速度以下であるか否かを判定する。判定の結果、第2の所定速度以下であった場合にはフローはステップST6に進み、第2の所定速度を超える場合はステップST5に進む。なお、第2の所定速度とは、先行車両と自車両とが同じような速度で走行しているか否かを判定するための相対速度であり、例えば時速10kmとすればよい。
(ステップST5)
渋滞要件判定部3は、1台前の先行車両の相対速度が、2台前の先行車両の相対速度よりも大きいか否かを判定する。判定の結果、相対速度が大きい場合にはフローはステップST6に進み、そうでない場合はステップST9に進む。
(ステップST6)
渋滞要件判定部3は、ステップST4における、相対速度が大きい先行車両の相対速度が第2の所定速度以下である状態、あるいは、ステップST5における、1台前の先行車両の相対速度が2台前の先行車両の相対速度よりも大きい状態が、所定時間以上継続しているか否かを判定する。判定の結果、状態が継続している場合にはフローはステップST7に進み、そうでない場合はステップST9に進む。なお、所定時間とは、例えば信号や踏切での平均待ち時間より長い時間であり、この時間以上上記状態が継続することで渋滞と見なすことができる時間である。すなわち、所定時間は例えば1分30秒とすればよい。
(ステップST7)
渋滞要件判定部3は、自車両が渋滞区間内にいる要件が成立したと判断し、変数T_jamを1にする。変数T_jamは、渋滞判定装置100内で有効な、自車両が渋滞区間内にいるか否かを示すフラグである。なお、T_jam=1は自車両が渋滞区間内にいることを示し、T_jam=0は自車両が渋滞区間内でないことを意味する。渋滞判定装置100は、直前の渋滞判定処理の結果に従って、0か1のいずれかの値をとる変数T_jamを保持しているものとする。
(ステップST8)
渋滞要件判定部3は、自車両が渋滞区間内にいるとする検出結果を出力する。
(ステップST9)
渋滞要件判定部3は、自車両が渋滞区間内にいる要件が成立していないと判断し、変数T_jamを0にする。
(ステップST10)
渋滞要件判定部3は、ステップST9において変数T_jamに変化があったか否かを判定する。判定の結果、変化があった場合、すなわちステップST8より前のステップST1からST6において、自車両が渋滞区間内にいることを示すT_jam=1であった場合にはフローはステップST11に進み、ステップST1からST6において、自車両が渋滞区間内でないことを示すT_jam=0であった場合にはステップST12に進む。
(ステップST11)
渋滞要件判定部3は、自車両が渋滞区間内にいない状態に遷移した、すなわち渋滞区間を脱したとする検出結果を出力する。
(ステップST12)
渋滞要件判定部3は、自車両が渋滞区間内にいない状態が継続しているとする検出結果を出力する。
上記説明したように、本実施の形態1の渋滞判定装置100では、渋滞要件判定部3が、自車両速度検出部2が検出した自車両の速度が第1の所定速度以下であって、かつレーダ装置1が2台以上の先行車両を検出したとき、2台前の先行車両との車間処理が所定の基準距離以下であり、かつ相対速度が大きい方の先行車両が第2の所定速度以下である場合、あるいは、2台前の先行車両との車間距離が基準距離より大きく、かつ2台前の先行車両の相対速度が1台前の先行車両の相対速度よりも小さい場合に、自車両が渋滞区間内であると判断する。
すなわち、本実施の形態1の渋滞判定装置100は、自車両速度検出部が検出した自車両の速度が所定速度以下であって、かつレーダ装置1が2台以上の先行車両を検出したとき、2台前の先行車両との車間処理が所定の基準距離以下であり、かつ相対速度が大きい方の先行車両が第2の所定速度以下である場合には、自車両、1台前の先行車両および2台前の先行車両が接近して低速かつ同じような速度で走行していることから、自車両が渋滞区間内であるとみなす。
また、本実施の形態1の渋滞判定装置100は、自車両の速度が所定速度以下であって、かつレーダ装置1が2台以上の先行車両を検出したとき、2台前の先行車両との車間距離が所定の基準距離より大きく、かつ1台前の先行車両の相対速度が2台前の先行車両の相対速度よりも大きい場合には、2台前の先行車両との車間距離は即座に渋滞と判断できるほど近接してはいないが、レーダ装置1により検出できる程度の距離であり、また1台前の先行車両が速度差に伴い2台前の先行車両に近づこうとしていることから、自車両がこれから渋滞区間に入ろうとしているとみなす。
このように、本実施の形態1の渋滞判定装置100によれば、自車両の速度以外にも、2台以上前の先行車両との車間距離や先行車両の速度を用いて自車両が渋滞区間内にいるか否かを判断するので、精度よく渋滞を判定することができる。特に、1台前か2台前の先行車両が自車両と比較して低速な自転車や原動機付自転車であったとしても、もう1台の先行車両との速度関係を参照するので、渋滞区間外であるのに誤って渋滞区間内であると判定してしまう事態を回避することができる。
なお、図3に示すフローチャートにおいて、渋滞要件判定部3は、1台前の先行車両に関する情報と、2台前の先行車両に関する情報とを用いて渋滞の判定を行ったが、本開示はこれには限定されず、3台以上前の先行車両に関する情報を用いて渋滞の判定を行ってもよい。
また、図3に示すフローチャートのステップST1における第1の所定速度、ステップST3における所定の基準距離、ステップST4における第2の所定速度は、それぞれ例示した値には限定されない。渋滞要件判定部3は、例えば、自車両速度検出部2による自車両速度情報に基づき、自車両が高速道路を走行しているのか、高速道路以外の一般道路を走行しているのか、を判定し、判定結果に応じて各値を変更するようにしてもよい。具体的には、例えば第1の所定速度は、高速道路では時速40kmとし、一般道路では時速20kmとする、等してもよい。
<実施の形態2>
次に、本開示の実施の形態2に係る渋滞判定装置100Aについて説明する。
図4は、実施の形態2に係る渋滞判定装置100Aの構成の一例を示す図である。図4に示すように、渋滞判定装置100Aは、レーダ装置1と、自車両速度検出部2と、渋滞要件判定部3と、環境情報取得部4と、レーダ走査範囲制御部5と、を有する。渋滞判定装置100Aの構成のうち、レーダ装置1、自車両速度検出部2、および渋滞要件判定部3は実施の形態1と同様の構成であるため、本実施の形態2においては説明を省略する。
[環境情報取得部4]
環境情報取得部4は、自車両の周囲の環境に関する情報を取得する。自車両の周囲の環境に関する情報とは、例えば、天候が晴れであるか雨であるかを示す天候情報、および、昼か夜かを示す昼夜情報を含む。
環境情報取得部4は、例えば自車両のワイパーが動作中であるか否かに関する情報を図示しないワイパー制御部から取得する。そして、環境情報取得部4は、ワイパーが動作中である状態が所定時間継続した場合には天候が雨であると判断し、それ以外の場合は晴れであると判断して天候情報を生成する。
また、環境情報取得部4は、例えば自車両のヘッドライトが点灯しているか否かに関する情報を図示しないヘッドライト制御部から取得する。そして、環境情報取得部4は、ヘッドライトが点灯している状態が所定時間継続した場合には夜間であると判断し、それ以外の場合は昼であると判断して昼夜情報を生成する。
[レーダ走査範囲制御部5]
レーダ走査範囲制御部5は、渋滞要件判定部3が出力した渋滞判定結果と、環境情報取得部4が出力する天候情報および昼夜情報とを用いて、レーダ装置1のレーダ走査範囲を制御する。
具体的には、レーダ走査範囲制御部5は、自車両が渋滞区間であるか否かと、天候情報および昼夜情報との組み合わせに応じて、異なるレーダ走査範囲を設定する。図5は、レーダ走査範囲制御部5が設定するレーダ走査範囲について説明するための図である。
図5(a)は、自車両が渋滞区間内でない場合のレーダ走査範囲を示している。図5(a)に示すように、レーダ走査範囲は半径Rnの扇形形状をしている。この半径Rnの走査範囲がレーダ装置1の通常の走査範囲であり、また最大の走査範囲である。ここで、レーダ走査範囲の半径Rnについては本開示では限定しないが、例えば制限速度で走行する車両の適正な車間距離を開けた状態で、2台前の先行車両を検出できる距離であることが好ましい。
図5(b)は、自車両が渋滞区間内であり、さらに晴天の昼間である場合のレーダ走査範囲を示している。図5(c)は、自車両が渋滞区間内であり、さらに雨天あるいは夜間である場合のレーダ走査範囲を示している。図5(b)および(c)に示すように、渋滞区間内において、雨天あるいは夜間である場合のレーダ走査範囲の半径R2は、晴天の昼間である場合のレーダ走査範囲の半径R1に比べて大きくなっている。これは、雨天あるいは夜間の場合には、晴天かつ昼間である場合よりも、先行車両との車間距離を大きくとるべきと考えられるからである。本実施の形態2では、例えばR2をR1の1.2倍に設定する。
なお、図5(b)では雨天あるいは夜間の場合を示しているが、雨天かつ夜間の場合には、レーダ走査範囲の半径をR2のさらに1.2倍とした半径R3とすればよい。ここで、渋滞区間内のレーダ走査範囲の半径R1〜R3と、渋滞区間でない場合のレーダ走査範囲の半径Rnとの関係は、以下の式(1)のようになる。
Rn>R3>R2>R1 ・・・(1)
以上説明したようにレーダ走査範囲制御部5は、渋滞区間内か否か、晴天か雨天か、昼間か夜間か、に応じてレーダ走査範囲を変更する。渋滞区間内である場合に渋滞区間でない場合よりも走査半径を小さくして走査範囲を狭くするのは、渋滞区間においては、車間距離が小さくなり自車両および前後の車両の走行速度も小さくなるため、自車両から遠距離を走査する必要性が小さくなるからである。また、雨天である場合に晴天である場合よりも走査半径を大きくして走査範囲を広くするのは、雨天の場合には運転者の視認のしにくさや制動距離を考慮して晴天の場合より車間距離を大きくとるべきだからである。夜間の場合に昼間の場合よりも走査半径を大きくして走査範囲を広くするのも、雨天の場合と同様の考え方によるものである。
また、レーダ走査範囲制御部5は、渋滞要件判定部3が、自車両が渋滞区間を脱したとする判定結果を出力した場合、渋滞区間内において半径R1からR3のいずれかであったレーダ走査範囲を、速やかに最大のレーダ走査範囲、すなわち半径Rnのレーダ走査範囲に戻す。これは、渋滞区間ではないにもかかわらずレーダ走査範囲を狭くすることで周囲の物体を検出できなくなり、衝突等の事故が生じることを防止するためである。
[動作例]
実施の形態2の渋滞判定装置100Aの動作例について、図6を用いて説明する。
(ステップST101)
自車両速度検出部2は、自車両の速度を取得し、自車両速度情報を出力する。
(ステップST102)
レーダ装置1は、レーダ検出結果を取得して出力する。
(ステップST103)
渋滞要件判定部3は、ステップST101の自車両速度情報と、ステップST102のレーダ検出結果に基づいて、上述した図3に示す渋滞要件判定処理を行う。渋滞要件判定部3が、自車両が渋滞区間内にいるとする検出結果を出力した場合には、フローはステップST104に進む。渋滞要件判定部3が、自車両が渋滞区間内にいない状態が継続しているとする検出結果を出力した場合には、フローはステップST101に戻る。渋滞要件判定部3が渋滞区間を脱したとする検出結果を出力した場合には、フローはステップST107に進む。
(ステップST104)
環境情報取得部4は、自車両の周囲の環境に関する環境情報を取得する。
(ステップST105)
レーダ走査範囲制御部5は、ステップST104における環境情報に基づいて、レーダ走査範囲を設定する。具体的には、上記説明したように天候情報および昼夜情報の組み合わせに応じて、適切なレーダ走査範囲を設定する。
(ステップST106)
レーダ走査範囲制御部5は、ステップST105において設定したレーダ走査範囲に基づいて、レーダ装置1のレーダ走査範囲を制御する。具体的には、レーダ走査範囲制御部5は、レーダ送信強度を制御する信号等をレーダ装置1に出力してレーダ送信信号の到達距離を設定したレーダ走査範囲の半径となるように設定する。
(ステップST107)
レーダ走査範囲制御部5は、渋滞区間であるとして狭くしていたレーダ走査範囲を通常の走査範囲(最大のレーダ走査範囲)に戻す。
以上説明したように、本実施の形態2の渋滞判定装置100Aは、渋滞要件判定部が渋滞区間内であると判断したとき、環境情報取得部が取得した環境情報に基づいて、レーダ装置1の走査範囲の制御を行う。特に、晴天かつ昼間である場合には、渋滞区間内では遠距離のレーダ走査が必要ないため、レーダ走査範囲制御部5はレーダ走査範囲を通常の走査範囲よりも狭く設定する。また雨天あるいは夜間においては、渋滞区間内でも晴天かつ昼間である場合と比較して車間距離を大きくとる必要があるため、レーダ走査範囲を晴天かつ昼間の走査範囲よりは広く、通常の走査範囲よりは狭く設定する。
レーダ装置1による物体検出は、レーダ反射波に対して多段階の演算処理を行うことで行っており、レーダ走査範囲が広くなると演算量が急激に増加する性質がある。このため、本実施の形態2の渋滞判定装置100Aでは、レーダ走査範囲制御部5により周囲環境に応じたレーダ走査範囲とすることで、レーダ装置1における物体検出の演算量を減らし、レーダ装置1の消費電力を抑えることができるようになる。また、レーダ装置1における過剰な演算量はレーダ装置1の発熱やそれに伴う故障等の問題を引き起こす可能性があり、本実施の形態2の渋滞判定装置100Aはこれらの問題を未然に防ぐことができる。
また、本実施の形態2の渋滞判定装置100Aによれば、渋滞要件判定部3が渋滞区間を脱したと判定した場合には、レーダ走査範囲制御部5はすぐにレーダ走査範囲を通常の走査範囲に戻す。これにより、渋滞区間ではないにもかかわらずレーダ走査範囲を狭くすることで周囲の物体を検出できなくなり、事故が生じる事態を防止することができる。
なお、実施の形態2の変形例として、例えばレーダ走査範囲制御部5は、自車両速度検出部2による自車両速度情報に基づき、自車両が高速道路を走行しているのか、高速道路以外の一般道路を走行しているのか、を判定し、高速道路を走行している場合には、一般道路を走行している場合よりも、レーダ走査範囲を広くするようにしてもよい。
本発明は、自車が渋滞区間内にいるか否かを判定する渋滞判定装置に好適である。
100,100A 渋滞判定装置
1 レーダ装置
2 自車両速度検出部
3 渋滞要件判定部
4 環境情報取得部
5 レーダ走査範囲制御部

Claims (4)

  1. 車両に搭載され、レーダ送信信号を送信して自車両の周囲の物体により反射された反射波を受信して、前記自車両の進行方向に位置する先行車両の有無、前記自車両との車間距離および相対速度を検出するレーダ装置と、
    前記自車両の速度を検出する自車両速度検出部と、
    前記検出された前記自車両の速度が第1の所定速度以下であって、かつ前記レーダ装置が2台以上の先行車両を検出し、
    2台以上前の先行車両との車間距離が所定の基準距離以下であり、かつ最も大きい相対速度を有する先行車両の相対速度が第2の所定速度以下である場合、あるいは、
    2台以上前の先行車両との車間距離が前記基準距離より大きく、かつ2台以上前の先行車両の相対速度が1台前の先行車両の相対速度よりも小さい場合に、
    前記自車両が渋滞区間内であると判断する渋滞要件判定部と、
    を有する渋滞判定装置。
  2. 前記渋滞要件判定部は、
    前記先行車両の相対速度が前記第2の所定速度以下である状態が所定時間以上継続した後、あるいは、
    前記2台以上前の先行車両の相対速度が、前記1台前の先行車両の相対速度よりも小さい状態が所定時間以上継続した後に、
    前記自車両が渋滞区間内であると判断する、
    請求項1に記載の渋滞判定装置。
  3. 前記自車両の周囲の環境に関する情報である環境情報を出力する環境情報取得部と、
    前記渋滞要件判定部が、前記自車両が渋滞区間内であると判断した場合、前記環境情報取得部が取得した環境情報に基づいて、前記レーダ装置の走査範囲の制御を行うレーダ走査範囲制御部と、
    をさらに有する請求項1に記載の渋滞判定装置。
  4. 前記環境情報取得部は、天候が晴れか雨かを示す天候情報、あるいは、昼か夜かを示す昼夜情報、の少なくともいずれかを前記環境情報に含める、
    請求項3に記載の渋滞判定装置。
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