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JP6396135B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、単位変換器を多段接続したMMC(Modular Multilevel Converter)に好適な電力変換装置に関する。
半導体技術の発展と共に、電力変換器(インバータ)に用いるスイッチング素子も進歩してきた。その成果の1つとして、変換器の多レベル化がある。
従来、電力変換器が高圧系統に連系する際には、2,3電圧レベルの変換器出力をトランスで昇圧するのが一般的であったが、その場合、出力電圧に含まれる高調波成分を低減するために、三相交流出力にリアクトルやコンデンサで構成される高調波フィルタを挿入する必要があった。出力電圧のレベル数が少ないと、含まれる高調波成分も大きい。そのため、電力系統に流れ出す高調波成分が他の機器に悪影響を及ぼさないレベルまで低減させためには、前記高調波フィルタを大きくする必要があり、結果としてコストの増大と重量の増加を招いていた。
これらを解決するべく、細かい電圧を出力する単位変換器を複数台直接接続することにより、多レベルの階段状の電圧波形を出力できる電力変換器(MMC:Modular Multilevel Converter)の開発が進められている。このMMC回路の場合、多レベル化により出力電圧波形を正弦波に近付けることができるため、重量、体積及びコストの面で不利な前記高調波フィルタを小型化し、あるいは不要にできるメリットがある。
このMMC回路にPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御を適用する場合、各単位変換器の三角波キャリアの位相を均等にずらすことで高調波を低減する。その場合、三角波キャリアの周波数を電源周波数より大きくする必要があり、スイッチング回数を低減するのには限界がある。それはスイッチング損失の低減に限界があり、効率の限界があることを意味する。
そこで、1周期に各単位変換器を1回スイッチングする1パルス制御を適用すれば、スイッチング損失を低減できることになる。非特許文献1に記載されているように1パルス制御は、レベル数の少ない回路ならば電圧高調波は大きいが、多レベル回路ならば高調波を低減できるため、低損失と低高調波を両立できることになる。
図6は、多レベル回路を1パルス制御で駆動した場合の、正弦波状の電圧指令値vr*と、実際に出力されるステップ状の出力電圧vrの波形例を示す図である。
F.Z.Peng, J.S.Lai, J.W.McKeever, J.VanCoevering, "A Multilevel urceVoltage−Source Inverter with Separate DC Sources for Static Var Generation," IEEE TRANSACTIONS ON INDUSTRY APPLICATIONS,VOL.32, NO.5, SEPTEMBER/OCTBER 1996, pp.1130−1138
前述の如く1パルス制御を適用すると、出力電圧のオン期間が長いため、その間に流れる電流の影響を大きく受けて、単位変換器のコンデンサ電圧が大きく脈動する。そしてその脈動は単位変換器の出力電圧にも反映され、結果として電流高調波が増大するという課題がある。
図7は、無効電力補償装置で進み無効電流が流れている場合の単位変換器の動作を例示する。図7(A)に単位変換器の構成を、図7(B)に電圧vと電流iの各波形を示す。
図7(A)に示すように、単位変換器は、コンデンサCを直流電圧源とする、スイッチング素子SWを用いた単相フルブリッジ変換器で構成する。この単位変換器を複数相毎に多段接続することで、全体の電力変換器を構成する。
前述したように進み無効電流が流れている場合、1パルスのオン期間中には、図7(C)に示す電流icのように、電圧vと90°位相差のある電流が流れる。そのため、単位変換器のコンデンサCの両端に係るコンデンサ電圧vcは、図7(D)に示すように脈動し、結果として図7(E)に示すように単位変換器の出力電圧voutもリプルが重畳された波形となる。
しかし制御上は、前記図6に示した通り、1パルスが完全な矩形波であると想定して電圧指令値vr*を与えているため、この指令値vr*と実際の出力の差によって電流の高調波成分が増大することとなる。この現象が生じるのは1パルス制御に限らないが、スイッチング周波数が低いほど顕著となるため、1パルス制御では特に問題になり得る。さらに、前述した如く単位変換器を多段構成とした場合、各単位変換器の1パルス電圧を重畳した出力となるので、指令値と実際の電圧値との差も、同様に重畳した、高調波成分がより強調されたものとなる。
コンデンサ電圧のリプルを低減するには、コンデンサCの静電容量を大きくすればよいが、それはコンデンサCの体積、重量及びコストがいずれも増加することにつながる。
このように、変換器を低いスイッチング周波数で制御すると、コンデンサ電圧のリプルが大きくなり、電流の高調波成分が増大することとなる。
本発明は前記のような実情に鑑みて、コンデンサの静電容量を大きくすることなくコンデンサ電圧からリプルの影響を排除し、電流の高調波成分を十分低減させることを目的とする。
実施形態に係る電力変換装置は、コンデンサを直流電圧源とし、ブリッジ接続したスイッチング素子によりパルス状の電圧を出力する単相フルブリッジ変換器からなる単位変換器を、各相において複数直列に接続した電力変換器であって、前記各単位変換器毎のコンデンサの電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段で検出した前記コンデンサの電圧を基に補正量を演算し、前記単位変換器に対し、前記補正量で補正した電圧指令値を前記スイッチング素子のゲート信号として与える制御手段とを備え、前記制御手段は、各相毎に、前記単位変換器のうち電圧を出力している単位変換器のコンデンサ電圧の合計値を演算し、各相の前記コンデンサ電圧の平均値と、各相中の電圧を出力している前記単位変換器の数との積から、前記合計値を減算することにより補正量を演算し、各相の前記電圧指令値に、前記補正量を加算することを特徴とする。
本発明によれば、コンデンサの静電容量を大きくすることなくコンデンサ電圧からリプルの影響を排除し、電流の高調波成分を十分低減させることができる。
第1の実施形態に係る電力変換器全体の回路構成を示す図。 同実施形態に係る制御部の回路構成の一部を示す図。 同実施形態に係る制御部で取扱う各信号波形を示す図。 第3の実施形態に係る制御部の回路構成の一部を示す図。 第6の実施形態に係る各単位変換器の出力電圧波形を示す図。 多レベル回路を1パルス制御で駆動した場合の正弦波状の電圧指令値と実際に出力されるステップ状の出力電圧の波形例を示す図。 単位変換器の構成と動作とを説明する図。
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る、デルタ結線の無効電力補償装置に適用した電力変換器の全体構成を示す図である。なお、後述する第2の実施形態以下においても、図1に示す電力変換器の構成要素と同一、または相当する構成要素には、図1で使用した符号と同一の符号を付して説明する。
この電力変換器では、4つのスイッチング素子SWとコンデンサCにより構成された単相フルブリッジ構成の単位変換器11を、r,s,tの各相あたりn段直列接続して電力変換部1を構成する。そして、この電力変換部1内の各単位変換器11を制御する制御部2を備える。
本実施形態では、前述した如くデルタ結線の無効電力補償装置に適用した場合の例であるため、各相にバッファリアクトル3を直列に備え、各相の変換器はデルタ結線で接続され、トランス4を介して、3相交流電源5を含む電力系統に連系されている。また本実施形態の各単位変換器11は1パルス制御で動作させるものとする。
図2は、前記制御部2の構成を、r相の制御を行なう部分を例にとって説明する図である。s相、t相を含んで変換器構成や制御方法は全相とも同じであるため、それらの図示及び説明は省略する。
同図で、系統電圧vsr,vss,vvst、変換器電流irs,ist,itr、コンデンサ電圧vcr1〜vcrn,vcs1〜vcsn,vct1〜vctnが検出され、アクティブ/リアクティブ電力制御部21に与えられる。アクティブ/リアクティブ電力制御部21はこれらの検出出力から電圧指令値vr*を算出し、加算器22へ出力する。
一方、コンデンサ電圧vcr1〜vcrnが検出され、オン電圧合計部23に与えられる。オン電圧合計部23は、これら検出出力のうち、オンとなって電圧を出力しているものの合計値を算出し、r相の瞬時出力電圧vrとして減算器24に減数として与える。
さらにその時点でオンとなっているr相の単位変換器11の数が検出され、乗算器25に乗数として与えられる。この乗算器25には、r相のコンデンサ電圧平均値vcrが与えられ、その積が理想出力電圧vr_idealとして前記減算器24に出力される。
減算器24は、理想出力電圧vr_idealから前記r相の瞬時出力電圧vrを減じ、その差電圧vr_compを前記加算器22に出力する。加算器22は、前記電圧指令値vr*と差電圧vr_compとを加算し、和を補正後の電圧指令値vr_c*とする。
前記のような回路構成にあって、主として制御部2での動作について説明する。
制御部2では、オン電圧合計部23がコンデンサ電圧vcr1〜vcrnのうち、電圧を出力している単位変換器11のものを合計して、r相の瞬時出力電圧vrを演算する。
さらに、r相のコンデンサ電圧平均値vcrと、電圧を出力している単位変換器の数とを乗算器25で乗算し、その積をコンデンサ電圧リプルの影響がない場合の理想出力電圧vr_idealとする。当該r相を構成する単位変換器の直列段数がnである場合、r相のコンデンサ電圧平均値vcrは以下の式(1)で演算される。
理想出力電圧vr_idealから瞬時出力電圧vrを引いた値が、r相電圧指令値の補正量vr_compとなる。これをr相電圧指令値vr*に加算することで、コンデンサ電圧リプルの影響を補正し、補正後の電圧指令値vr_c*を得る。これを式で表すと以下の式(2)のようになる。
図3は、これらの数値を波形で例示したものである。理想出力電圧vr_idealと実際の出力電圧vrには差があり、その差vr_compを補正量として与える。そして、補正後の電圧指令値vr_c*を基に、各単位変換器の1パルス制御するゲート信号を生成し、r相を構成する各単位変換器11を駆動して電圧を出力する。
このような補正を行なうことにより、本実施形態における電力変換器は、単位変換器11が備えるコンデンサCに生じる電圧リプルの影響が打ち消されるため、電流の高調波成分を低減することができる。また制御部2での制御によりリプルの影響を排除しているため、コンデンサCの静電容量を増やす必要がなく、単位変換器11の体積、重量、及び製造コストはいずれも増加しない。
なお、前記第1の実施形態、及び以下に説明する第2以降のすべての実施形態の共通事項として、図1に示した構成では各相において直列接続された単位変換器をデルタ結線しているが、Y結線であってもよい。
また図1では、バッファリアクトル3を各相毎に挿入しているが、これを用いずにトランス4の漏れインダクタンスで代用しても構わない。また図1ではトランス4を介して電力系統に連系しているが、トランスなしで連系してもよい。また図1では制御装置は変換器電流irs,ist,itrに基づいて制御しているが、系統電流ir,is,itに基づいて制御してもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る電力変換器について説明する。なお、電力変換器全体の構成は前記図1に示した内容と同様であり、且つ、制御部内の各相毎の回路構成は前記図2に示した内容と同様であるため、同一部分には同一符号を用いるものとして、それらの図示及び説明を省略する。
前記第1の実施形態において、制御部2の乗算器25にはr相のコンデンサ電圧平均値vcrが与えられたが、本実施形態では、全コンデンサ電圧平均値vcが与えられるものとする。
この場合、各相における単位変換器11の直列段数がnで、相数がr,s,tの3相である場合、全コンデンサ電圧平均値vcは以下の式で演算される。
それ以外の動作は第1の実施形態での動作と同様である。
本実施形態における電力変換器は、単位変換器11が備えるコンデンサCに生じる電圧リプルの影響が打ち消されるため、電流の高調波成分を低減することができる。また制御部2での制御動作によりリプルの影響を排除しているため、コンデンサCの静電容量を増やす必要がなく、単位変換器11の体積、重量、及び製造コストはいずれも増加しない。
以上に示した如く本実施形態によれば、各相のコンデンサ電圧平均値に代えて、全コンデンサ電圧平均値を近似したものとして用いることにより、すべての処理で共通して全コンデンサ電圧平均値を用いることにより、各相毎にコンデンサ電圧平均値を求める演算時間を短縮できる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態に係る電力変換器について説明する。なお、電力変換器全体の構成は前記図1に示した内容と同様であり、同一部分には同一符号を用いて、その図示及び説明を省略する。
図4は、制御部2内の各相毎の回路構成を示すものであり、全体には前記図2に示した内容とほぼ同様であるため、同一部分には同一符号を用いて、その説明を省略する。
しかるに、この図4において、r相のコンデンサ電圧平均値vcrをローパスフィルタ(LPF)31を介してノイズや電圧リプルなどの高周波成分を除去した上で、前記乗算器25に供給し、乗算器25で前記理想出力電圧vr_idealを算出させている。
このような制御部2の構成とすることにより、前記図2で説明した制御部2による動作と比較して、単位変換器11が備えるコンデンサCに生じる電圧リプルの影響を打ち消すため、電流の高調波成分を低減できる。
また制御部2での制御動作によりリプルの影響を排除しているため、コンデンサCの静電容量を増やす必要がなく、単位変換器11の体積、重量、及び製造コストはいずれも増加しない。
以上に示した如く本実施形態によれば、ローパスフィルタ31を挿入することで、コンデンサ電圧平均値からノイズやコンデンサ電圧リプルの影響を排除することにより、理想出力電圧vr_idealの変動を抑制して、制御を安定化させることができる。
なお前記図4では、r相のコンデンサ電圧平均値vcrをLPF31を介して前記乗算器25に供給しているが、コンデンサ電圧平均値vcrの代わりに全コンデンサ電圧平均値vcを与えてもよい。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態に係る電力変換器について説明する。なお、電力変換器全体の構成は前記図1に示した内容と同様であり、且つ、制御部内の各相毎の回路構成は前記図2に示した内容と同様であるため、同一部分には同一符号を用いるものとして、それらの図示及び説明を省略する。
前記第1の実施形態において、制御部2の乗算器25にはr相のコンデンサ電圧平均値vcrが与えられたが、本実施形態では、コンデンサ電圧の定格値vc*を与えるものとする。このコンデンサ電圧の定格値vc*は、予め制御部2に固定値として与える数値であり、実際の制御動作時に検出する必要がないものである。
それ以外の動作は第1の実施形態での動作と同様である。
本実施形態における電力変換器は、単位変換器11が備えるコンデンサCに生じる電圧リプルの影響が打ち消されるため、電流の高調波成分を低減することができる。また制御部2での制御動作によりリプルの影響を排除しているため、コンデンサCの静電容量を増やす必要がなく、単位変換器11の体積、重量、及び製造コストはいずれも増加しない。
以上に示した如く本実施形態によれば、各相のコンデンサ電圧平均値に代えて、近似値であり、且つ固定値であるコンデンサ電圧の定格値vc*を用いることにより、コンデンサ電圧平均値を求める演算時間を短縮できる。
(第5の実施形態)
以下、本発明の第5の実施形態に係る電力変換器について説明する。なお、電力変換器全体の構成は前記図1に示した内容と同様であり、且つ、制御部内の各相毎の回路構成は前記図2に示した内容と同様であるため、同一部分には同一符号を用いるものとして、それらの図示及び説明を省略する。
前記第1の実施形態において、制御部2の理想出力電圧vr_idealにはr相のコンデンサ電圧平均値vcrとオン単位変換器数の積が与えられたが、本実施形態では、各単位変換器11が1パルス電圧の出力を開始した瞬間のそのコンデンサ電圧を、その相において電圧を出力している単位変換器すべてについて合計した値を理想出力電圧vr_idealに与えるものとする。
前記第1の実施形態において、制御部2の乗算器25にはr相のコンデンサ電圧平均値vcrが与えられたが、本実施形態では、各単位変換器11が1パルス電圧の出力を開始した瞬間のそのコンデンサ電圧を、その相において電圧を出力している単位変換器すべてについて合計した値を乗算器25に与えるものとする。
それ以外の動作は第1の実施形態の動作と同様である。
本実施形態における電力変換器は、単位変換器11が備えるコンデンサCに生じる電圧リプルの影響が打ち消されるため、電流の高調波成分を低減することができる。また制御部2での制御動作によりリプルの影響を排除しているため、コンデンサCの静電容量を増やす必要がなく、単位変換器11の体積、重量、及び製造コストはいずれも増加しない。
以上に示した如く本実施形態によれば、各相のコンデンサ電圧平均値とオン単位変換器数の積に代えて、各単位変換器11が1パルス電圧の出力を開始した瞬間のコンデンサ電圧の、その相における合計値を用いることにより、理想出力電圧vr_idealをより正確に求め、ひいてはより正確に電圧指令値vr*を補正できる。
(第6の実施形態)
以下、本発明の第6の実施形態に係る電力変換器について説明する。なお、電力変換器全体の構成は前記図1に示した内容と同様であり、且つ、制御部内の各相毎の回路構成は前記図2に示した内容と同様であるため、同一部分には同一符号を用いるものとして、それらの図示及び説明を省略する。
本実施形態では、制御部2が単位変換器11に対して1パルス制御とPWM制御を併用する。具体的には、各相で直列接続された単位変換器11のうち、少なくとも1つを1パルス制御で駆動し、それ以外の単位変換器11をPWM制御で駆動する。
1パルス制御の単位変換器11には高耐圧のスイッチング素子SWを使用する一方で、PWM制御の単位変換器11には低耐圧のスイッチング素子SWを使用する。
図5により、例えば、4つの単位変換器11を直列接続してr相の変換器アームが構成されており、そのうち1段目と2段目の単位変換器11を1パルス制御、3段目と4段目の単位変換器11をPWM制御する場合について説明する。
図5(A)に示すようにr相にvr*なる正弦波電圧指令値を与える場合、1段目の単位変換器11は図5(B)に示すような1パルス電圧vr1を、2段目の単位変換器11は図5(C)に示すような1パルス電圧vr2をそれぞれ出力する。
これと同時に3段目と4段目の単位変換器11は図5(D)に示すようなPWM制御の指令値の合計(vr3+vr4)*を合わせて出力する。実際にはこれら2段の単位変換器11はそれぞれ変調率に応じたPWM波形を出力する。
図5(B)〜図5(D)に示す出力電圧vr1〜vr4を合計すると、図5(A)に示した電圧指令値vr*で示すような正弦波の波形となる。
前述した如く1パルス制御を行なう単位変換器11に高耐圧のスイッチング素子SWを使用する一方で、PWM制御を行なう単位変換器11に低耐圧のスイッチング素子SWを使用するものとしたので、少ないスイッチング素子数で、変換器としての高耐圧化と、高スイッチング周波化による電圧の高調波成分の低減とを両立することができる。
それ以外の動作は第1の実施形態と同様である。補正量は、各相全体の出力電圧指令値に対して加算される。図5の例であれば、アクティブ/リアクティブ電力制御部21の出力する電圧vr*に加算器22において補正量vr_compを加算することで、その和である補正済の電圧指令値vr_c*を得て出力する。
本実施形態における電力変換器は、単位変換器11が備えるコンデンサCに生じる電圧リプルの影響が打ち消されるため、電流の高調波成分を低減することができる。また制御部2での制御動作によりリプルの影響を排除しているため、コンデンサCの静電容量を増やす必要がなく、単位変換器11の体積、重量、及び製造コストはいずれも増加しない。
なお、前記電圧指令値vr*に対する補正量vr_compを演算する方法に関しては、前記第2乃至第5の実施形態のいずれかで説明した方法を採用しても良い。
またコンデンサ電圧リプルは1パルス制御を行なう単位変換器11のコンデンサCのみを考慮して演算しても良いし、PWM制御を行なう単位変換器11のコンデンサCも含めて考慮しても良い。
(第7の実施形態)
以下、本発明の第7の実施形態に係る電力変換器について説明する。なお、電力変換器全体の構成は前記図1に示した内容と同様であり、且つ、制御部内の各相毎の回路構成は前記図2に示した内容と同様であるため、同一部分には同一符号を用いるものとして、それらの図示及び説明を省略する。
本実施形態では、前記第6の実施形態と同様、制御部2が単位変換器11に対して1パルス制御とPWM制御を併用する。具体的には、各相で直列接続された単位変換器11のうち、少なくとも1つを1パルス制御で駆動し、それ以外の単位変換器11をPWM制御で駆動するものとする。
前記図5を用いて説明した場合と同様に、例えば、4つの単位変換器11を直列接続してr相の変換器アームが構成されており、そのうち1段目と2段目の単位変換器11を1パルス制御、3段目と4段目の単位変換器11をPWM制御する場合について説明する。
本実施形態の前記第6の実施形態との差異は、制御部2がPWM制御する単位変換器に対する電圧指令値にのみ補正量を加算する点である。前記図5においては、図5(D)に示した、3段目及び4段目の単位変換器11が出力する電圧(vr3+vr4)*に対してのみ、加算器22において補正量vr_compを加算することで、その和である補正済の電圧指令値vr_c*を得て出力する。
本実施形態における電力変換器は、単位変換器11が備えるコンデンサCに生じる電圧リプルの影響が打ち消されるため、電流の高調波成分を低減することができる。また制御部2での制御動作によりリプルの影響を排除しているため、コンデンサCの静電容量を増やす必要がなく、単位変換器11の体積、重量、及び製造コストはいずれも増加しない。
以上に示した如く本実施形態によれば、出力電圧の自由度が高いPWM制御の単位変換器11のみに補正動作を受け持たせることで、安定した制御動作が実現可能となる。
なお第6の実施形態と同様、前記電圧指令値vr*に対する補正量vr_compを演算する方法に関しては、前記第2乃至第5の実施形態のいずれかで説明した方法を採用しても良い。
またコンデンサCの電圧リプルは、1パルス制御を行なう単位変換器11のコンデンサCのみを考慮して演算しても良いし、PWM制御を行なう単位変換器11のコンデンサCも含めて考慮しても良い。
(第8の実施形態)
以下、本発明の第8の実施形態に係る電力変換器について説明する。なお、電力変換器全体の構成は前記図1に示した内容と同様であり、且つ、制御部内の各相毎の回路構成は前記図2に示した内容と同様であるため、同一部分には同一符号を用いるものとして、それらの図示及び説明を省略する。
本実施形態では、前記第6の実施形態と同様、制御部2が単位変換器11に対して1パルス制御とPWM制御を併用する。具体的には、各相で直列接続された単位変換器11のうち、少なくとも1つを1パルス制御で駆動し、それ以外の単位変換器11をPWM制御で駆動するものとする。
前記図5を用いて説明した場合と同様に、例えば、4つの単位変換器11を直列接続してr相の変換器アームが構成されており、そのうち1段目と2段目の単位変換器11を1パルス制御、3段目と4段目の単位変換器11をPWM制御する場合について説明する。
本実施形態では、制御部2が、各相全体の電圧指令値から、電圧を出力している1パルス制御を行なっている単位変換器11の出力電圧を減算することで、PWM制御を行なっている単位変換器11への電圧指令値を演算する。
前記図5においては、図5(D)に示した、3段目及び4段目の単位変換器11の電圧指令値(vr3+vr4)*に対して、加算器22において、
のように、PWM制御を行なう単位変換器11への電圧指令値を求める。このような演算方法であれば、これまでのような補正量の演算をせずとも、1パルス制御を行なう単位変換器11のコンデンサCでの電圧リプルの影響を、PWM制御を行なう単位変換器11への電圧指令値に反映して補正させることができる。
本実施形態における電力変換器は、単位変換器11が備えるコンデンサCに生じる電圧リプルの影響を排除し、電流の高調波成分を低減させることができる。また制御部2での制御動作によりリプルの影響を排除しているため、コンデンサCの静電容量を増やす必要がなく、単位変換器11の体積、重量、及び製造コストはいずれも増加しない。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…電力変換器、
2…制御部、
3…バッファリアクトル、
4…トランス、
5…3相交流電源、
11…単位変換器、
21…アクティブ/リアクティブ電力制御部、
22…加算器、
23…オン電圧合計部、
24…減算器、
25…乗算器、
31…ローパスフィルタ(LPF)、
C…コンデンサ、
SW…スイッチング素子。

Claims (9)

  1. コンデンサを直流電圧源とし、ブリッジ接続したスイッチング素子によりパルス状の電圧を出力する単相フルブリッジ変換器からなる単位変換器を、各相において複数直列に接続した電力変換器であって、
    前記各単位変換器毎のコンデンサの電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段で検出した前記コンデンサの電圧を基に補正量を演算し、前記単位変換器に対し、前記補正量で補正した電圧指令値を前記スイッチング素子のゲート信号として与える制御手段と
    を備え
    前記制御手段は、
    各相毎に、前記単位変換器のうち電圧を出力している単位変換器のコンデンサ電圧の合計値を演算し、
    各相の前記コンデンサ電圧の平均値と、各相中の電圧を出力している前記単位変換器の数との積から、前記合計値を減算することにより補正量を演算し、
    各相の前記電圧指令値に、前記補正量を加算する
    ことを特徴とする電力変換器。
  2. コンデンサを直流電圧源とし、ブリッジ接続したスイッチング素子によりパルス状の電圧を出力する単相フルブリッジ変換器からなる単位変換器を、各相において複数直列に接続した電力変換器であって、
    前記各単位変換器毎のコンデンサの電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段で検出した前記コンデンサの電圧を基に補正量を演算し、前記単位変換器に対し、前記補正量で補正した電圧指令値を前記スイッチング素子のゲート信号として与える制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    各相毎に、前記単位変換器のうち電圧を出力している単位変換器のコンデンサ電圧の合計値を演算し、
    全相の前記コンデンサ電圧の平均値と、各相中の電圧を出力している前記単位変換器の数との積から、前記合計値を減算することにより補正量を演算し、
    各相の前記電圧指令値に、前記補正量を加算する
    ことを特徴とする電力変換器。
  3. コンデンサを直流電圧源とし、ブリッジ接続したスイッチング素子によりパルス状の電圧を出力する単相フルブリッジ変換器からなる単位変換器を、各相において複数直列に接続した電力変換器であって、
    前記各単位変換器毎のコンデンサの電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段で検出した前記コンデンサの電圧を基に補正量を演算し、前記単位変換器に対し、前記補正量で補正した電圧指令値を前記スイッチング素子のゲート信号として与える制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    各相毎に、前記単位変換器のうち電圧を出力している単位変換器のコンデンサ電圧の合計値を演算し、
    前記コンデンサ電圧の定格値と、各相中の電圧を出力している前記単位変換器の数との積から、前記合計値を減算することにより補正量を演算し、
    各相の前記電圧指令値に、前記補正量を加算する
    ことを特徴とする電力変換器。
  4. コンデンサを直流電圧源とし、ブリッジ接続したスイッチング素子によりパルス状の電圧を出力する単相フルブリッジ変換器からなる単位変換器を、各相において複数直列に接続した電力変換器であって、
    前記各単位変換器毎のコンデンサの電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段で検出した前記コンデンサの電圧を基に補正量を演算し、前記単位変換器に対し、前記補正量で補正した電圧指令値を前記スイッチング素子のゲート信号として与える制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    各相毎に、前記単位変換器のうち電圧を出力している単位変換器のコンデンサ電圧の合計値を演算し、
    前記単位変換器が電圧出力を開始した瞬間のコンデンサ電圧を、各相の電圧を出力している単位変換器全てについて合計した値から、前記合計値を減算することにより補正量を演算し、
    各相の前記電圧指令値に、前記補正量を加算する
    ことを特徴とする電力変換器。
  5. 前記制御手段は、前記コンデンサ電圧の平均値に代えて、前記コンデンサ電圧の平均値にローパスフィルタを処理した値を用いることを特徴とする請求項1または2記載の電力変換器。
  6. 前記制御手段は、出力電圧の基本波1周期あたり正負それぞれ1回ずつパルス電圧を出力する1パルス制御で前記単位変換器をそれぞれ制御することを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の電力変換器。
  7. 前記制御手段は、
    前記単位変換器のうち少なくとも1つを除いて1パルス制御で制御し、
    それ以外の少なくとも1つの単位変換器はPWM制御し、
    前記補正量は、各相の単位変換器の合計出力についての電圧指令値に加算する
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の電力変換器。
  8. 前記制御手段は、
    前記単位変換器のうち少なくとも1つを除いて1パルス制御で制御し、
    それ以外の少なくとも1つの単位変換器はPWM制御し、
    前記補正量は、各相の単位変換器のうちPWM制御する単位変換器についての電圧指令値に加算する
    ことを特徴とする請求項7記載の電力変換器。
  9. 前記制御手段は、
    前記単位変換器のうち少なくとも1つを除いて1パルス制御で制御し、
    それ以外の少なくとも1つの単位変換器はPWM制御し、
    各相の単位変換器の合計出力についての電圧指令値から、1パルス制御にて電圧を出力している同相の単位変換器の全てのすべてのコンデンサ電圧の合計を減算し、同相のPWM制御される単位変換器の合計出力に対する電圧指令値を演算する
    ことを特徴とする請求項7記載の電力変換器。
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