JP6381209B2 - 送電装置、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の技術では、送電装置が給電を行っていない場合のスタンバイモード時に一定のパルス信号を発信して数メートル以内に受電装置が近接されたかを探索する。そして、受電装置が自身の固有IDを送電装置へ送ると、送電装置が給電対象の受電装置なのか否かを判別する。給電対象の受電装置である場合、送電装置が給電電力を受電装置へ送る。このとき送電装置は、充電量や機器の状態等を個別に受電装置から受信するために、受電装置へ固有のコードを送ることができる。
また1対Nの発展形として、ISO/IECの標準化団体により、複数の送電装置が複数の受電装置へ送電を行うN対Nの無線電力伝送規格の標準化が進行している(例えば、非特許文献1)。非特許文献1に記載の技術では、複数の送電装置によりグループを形成し、グループ内の一つの送電装置がマスターとなり、グループ内の全ての電力伝送と通信とを制御するように規定されている。
また、送電装置を複数台組み合わせて一つの連結システムとして動作させる技術も提案されている(例えば、特許文献2)。
本発明は、送電装置が受電装置に無線送電により給電する際の省エネルギー化を実現することを目的とする。
<実施形態1>
(無線電力伝送システム構成)
図1は、送電装置が複数の受電装置へ送電を行う1対Nの無線電力伝送システムの構成の一例を示す概念図である。
送電装置10aは、各受電装置20a、20bに無線で電力を給電する。また、送電装置10aは、通信可能な範囲内の各受電装置20a、20bとの間で給電のために必要なデータ通信も行う。
各受電装置20a、20bは、送電装置10aから無線で電力の給電を受ける。また、各受電装置20a、20bは、通信可能な範囲内の送電装置10aとの間で給電のために必要なデータ通信も行う。
給電エリア30aは、送電装置10aから各受電装置20a、20bへの給電が実行可能なエリアを示している。
通信エリア40aは、送電装置10aのデータ通信実行可能エリアを示している。図1の例の場合、送電装置10aの通信対象は受電装置20a、20bである。
図1のような構成において、送電装置10aは、通信可能な範囲内の各受電装置20a、20bと、自身(自装置)との距離に応じて、出力電流を変更することにより無線送電による給電エリアを変更することで省エネルギー化を実現する。
図2は、送電装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2において、データのやり取りを示す線を実線で示し、電力の供給を示す線を点線で示す。
送電装置10は、制御部110、無線送信部120、無線受信部130、AC電源140、電源供給部150を含む。
制御部110は、送電装置10を制御する。制御部110は、CPU111、ROM112、RAM113、HDD114、UI115、電源制御部116を含む。制御部110は、無線送信部120及び無線受信部130と内部バスで接続される。
CPU111は、各種の処理を実行し、送電装置10を制御する。CPU111は、ROM112やHDD114等に記憶されているプログラムを実行することにより、送電装置10の機能、後述する送電装置10に関するシーケンス図の処理、及びフローチャートの処理を実現する。
RAM113は、揮発性の記憶媒体であり、CPU111が使用するデータやプログラム、Info交換の際の交換データ等を一時的に記憶する。
HDD114は、不揮発性の記憶媒体であり、CPU111が使用するOSやアプリケーション及び書き換えることのない機器情報(Info管理情報の一部)等を記憶する。
UI115は、ユーザに様々な情報を表示し、ユーザから様々な指示を受け付ける。
電源制御部116は、各ユニットへの電源供給を制御する。
通信回路121は、通信を行うための変調信号を生成する。
送電回路122は、電力を送信するための変調信号を生成する。
ダイプレクサー123は、通信回路121が生成した変調信号と送電回路122が生成した変調信号とを合成する。
送電コイル124は、ダイプレクサー123が合成した変調信号を受電装置20へ送信する。
受電コイル131は、通信を行うための変調信号を受電装置20から受信する。
受信回路132は、受電コイル131が受信した変調信号を受信する。
復調回路133は、受信回路132が受信した変調信号を復調する。
AC電源140は、交流電圧を送電コイル124と電源供給部150とに供給する。
電源供給部150は、AC電源140が供給する交流電圧を直流電圧へ変換し、直流電圧を制御部110、無線送信部120、無線受信部130に供給する。
図3は、受電装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図3において、データのやり取りを示す線を実線で示し、電力の供給を示す線を点線で示す。
受電装置20は、制御部210、無線送信部220、無線受信部230を含む。
制御部210は、受電装置20を制御する。
制御部210は、CPU211、ROM212、RAM213、UI215を含む。制御部210は、無線送信部220及び無線受信部230と内部バスで接続される。
CPU211は、各種の処理を実行し、受電装置20を制御する。CPU211は、ROM212等に記憶されているプログラムを実行することにより、受電装置20の機能、及び後述する受電装置20に関するシーケンス図の処理を実現する。
RAM213は、揮発性の記憶媒体であり、CPU211が使用するデータやプログラム等を一時的に記憶する。
UI215は、ユーザに様々な情報を表示し、ユーザから様々な指示を受け付ける。
無線送信部220は、送電装置10へデータを送信する。無線送信部220は、通信回路221、送電コイル222を含む。
通信回路221は、通信を行うための変調信号を生成する。
送電コイル222は、通信回路221が生成した変調信号を送電装置10へ送信する。
受電コイル231は、送電装置10から変調信号を受信する。
ダイプレクサー232は、受電コイル231が受信した変調信号を、通信を行うための変調信号と電力を送信するための変調信号とに分ける。
復調回路233は、ダイプレクサー232が分けた通信を行うための変調信号を復調する。
整流回路234は、ダイプレクサー232が分けた電力を送信するための変調信号を整流して直流電圧を生成する。
電圧安定化回路235は、整流回路234が生成した直流電圧を安定化する。
バッテリー236は、電圧安定化回路235が安定化した電圧を受けて、電力を蓄積する。また、バッテリー236は、蓄積した電力を基に、直流電圧を制御部210、無線送信部220、無線受信部230に供給する。
図4は、1対Nの無線電力伝送システム全体の制御シーケンスの一例を示す図である。
以下のシーケンスにより、送電装置が複数の受電装置へ送電を行う、1対Nの無線電力伝送のためのデータ通信が実現される。本実施形態では通信可能な送電装置が1つ、給電を受ける受電装置が2つの場合について説明するが、送電装置及び受電装置の数はこれに限る必要はない。
まず、送電装置と受電装置との関連付けが行われる。
送電装置と受電装置との関連付けは以下の2ステップからなる。1つ目のステップは、送電装置10aの通信エリア40aに受電装置が存在するかしないかを特定するための認証作業である。2つ目のステップは、各受電装置との認証作業結果に基づき、送電装置10aが受電装置へ給電を行う給電エリア30aを決める作業である。以下それぞれのステップの詳細について説明する。
S101で、送電装置10aは、自身の通信エリア40a内に受電装置がいるかを確認するため、デバイスID要求をブロードキャストで発行する。
S102で、受電装置20a、20bは、要求を出した送電装置10aにデバイスID情報を送信する。
S103で、受電装置20a、20bは、送電装置10aの最大の給電エリアに入っているかを確認し、その結果を送電装置10aと情報交換する。送電装置10aは、情報交換するタイミングでデバイスIDを受け取った受電装置20a、20bとの距離を位置センサの検知結果から取得する。なお、送電装置10aは、受電装置20a、20bが最大の給電エリアに入っているか否かを、送電装置10aから受電装置20a、20bへ電力伝送トレーニングを行った結果に基づき判断してもよいし、位置センサの検知結果に基づき判断してもよい。
送電装置10aが自身の通信エリア40a内に存在する受電装置20a、20bとの情報交換が終了すると、S104で、受電装置20a、20bは、認証ACK(ACKnowledgement)を送電装置10aに送り、認証ステップを終了する。
S105で、送電装置10aは、S103で取得した自身と通信することができる受電装置20a、20bとの距離から展開する最適な給電エリア30aを設定する。ここでいう最適な給電エリアとは、送電装置10aが受電装置20a、20bに給電する際に最も効率よく給電することができるエリアのことを意味する。以降の説明においても同様とする。ここまでの処理で、送電装置と受電装置との関連付けが終了する。
関連付け期間の終了後は、電力伝送準備期間となる。電力伝送準備期間では、送電装置と受電装置との間で電力伝送を行うための各種設定が行われる。各種設定の例としては、給電先のデバイスIDや、給電元のソースID、給電周波数や受電装置の残電力情報等の設定がある。以下に電力伝送準備期間における送電装置10a及び受電装置20a、20bの動作について説明する。
送電装置10aと受電装置20a、20bとの間で給電情報の交換が終了すると、電力伝送準備期間が終了する。次のS107から電力伝送期間に入る。
S107で、送電装置10aは、受電装置20a、20bへ無線電力伝送を開始する。
電力伝送期間では、S108で、電力を受電している受電装置20a、20bは、定期的に充電量の通知を送電装置10aに行う。
S109で、充電量が満充電となった受電装置20a、20bは、充電完了を供給元の送電装置10aに通知する。
一方、受電装置20a、20bが充電完了の前に電源が切れたり、通信エリア外に移動したり等の理由により、送電装置10aが充電量の通知が受け取れなくなった場合、送電装置10aは、電力の給電を終了する。
このように全ての受電装置20a、20bが充電完了、又は送電装置10aが充電量の通知を受電装置20a、20bから受け取ることができなくなった等の理由により給電の必要性がなくなると、電力伝送期間が終了し、再び関連付け期間へと移行する。
以上が、無線電力伝送システム全体の制御シーケンスに関する処理である。
本実施形態では、送電装置10aが受電装置の充電に関する情報を取得すると共に、受電装置との距離を測定して給電エリアを設定する場合の処理について、図5〜7のフローチャート及び図8、9を用いて説明する。
図5は、本実施形態における送電装置10aの処理の一例を示すフローチャートである。
S201で、送電装置10aは、任意のタイミングで自身の通信エリア40a内に受電装置がいるか確認(検索)するため、デバイスID要求をブロードキャストで発行し、受電装置との関連付けを開始する。
S202で、送電装置10aは、デバイスID要求を受信した受電装置20a、20bが送信したデバイスIDを受け取る。そして、送電装置10aは、受け取ったデバイスIDを持つ受電装置20a、20に対して認証作業を開始する。
S203で、送電装置10aは、認証作業中の受電装置20a、20bとの位置を位置センサで検知して距離を測定する。
S205で、送電装置10aは、測定した距離を示す距離情報と、取得した充電電圧情報とを基に最適な給電エリアを判断する。S205の処理の詳細については、図6を用いて説明する。送電装置10aは、図6のフローチャートの処理(S301〜S304)を実行すると、S206へ移行する。
図6は、送電装置10aによる最適な給電エリアの判断処理の一例を示すフローチャートである。
S301で、送電装置10aは、最適な給電エリアの決定処理を行う。より具体的には、送電装置10aは、最適な給電エリアを展開することができる電流値を求める。S301の処理の詳細については、図7を用いて説明する。
S401で、送電装置10aは、例えば受電装置20a、20bに対して給電を行うとき、最適な給電エリアを展開することができる電流値を図8の管理テーブル300を参照して決定する。より具体的には、送電装置10aは、測定した送電装置10aと受電装置20a、20bとの距離を示す距離情報と、取得した受電装置20a、20bの充電電圧情報とに基づいて図8の管理テーブル300を参照する。そして、送電装置10aは、受電装置20a、20bの充電電圧を満たす最小の出力電流を決定する。
管理テーブル300は、充電電圧、距離、出力電流が関連付けられた管理情報の一例である。充電電圧は、受電装置の充電電圧を示している。距離は、送電装置と受電装置との距離を示している。出力電流は、送電装置10aが出力する電流を示している。送電装置10aが出力する出力電流は、送電装置10aと受電装置との距離に対して受電装置の充電電圧を満足する最も電力効率がよい電流値を示している。距離と充電電圧と出力電流とに関する値は、予め送電装置10aが測定した結果を基に設定された値である。例えば送電装置10aは、取得した受電装置の充電電圧情報が示す充電電圧が30Vで、受電装置との距離が1.0mである場合、管理テーブル300を参照して、出力電流を1.15Aと決定する。
S402で、送電装置10aは、決定した出力電流の電流値を最適な給電エリアを展開することができる値として取得する。このように、送電装置10aは、前記距離情報と、前記充電電圧情報とに基づいて管理テーブル300を参照することで、最適な給電エリアを展開するための出力電流値を取得することができる。
S302で、送電装置10aは、図7の決定処理(S401、S402)で取得した電流値と、図7の決定処理前の電流値(初期設定値や以前決定したときの値等)とを比較して電力効率がよい方の電流値を決定する。
送電装置10aは、S302の比較の結果、決定処理前の電流値の方が電力効率がよい場合は、決定処理前の電流値が最適な給電エリアを展開することができると判断する(S303)。即ち、送電装置10aは、決定処理前の給電エリアが最適な給電エリアだと判断する。
また、送電装置10aは、S302の比較の結果、決定処理で取得した電流値の方が電力効率がよい場合は、決定処理で取得した電流値が最適な給電エリアを展開することができると判断する(S304)。即ち、送電装置10aは、決定処理後の電流値に変更することにより給電エリアを変更すると判断する。
図5の説明に戻る。
S206において、送電装置10aは、判断処理(S301〜304)の結果を反映し、最適な給電エリアを展開する。送電装置10aが出力する電流値を減少させる場合、給電エリアは縮小される。その場合、送電装置10aは、例えば図9のように給電エリアを給電エリア30aから給電エリア30bに変更する。このように、送電装置10aは、展開している給電エリアを最適な給電エリアに変更することができる。
本実施形態では、送電装置10aが受電装置へトライアル給電(試行給電)した結果に基づいて最適な給電エリアを設定する場合の処理について、図10、11のフローチャート及び図12を用いて説明する。なお、本実施形態は、送電装置10aと、受電装置20a、20bとが図4の電力伝送期間にある場合の実施形態である。
図10は、本実施形態における送電装置10aの処理の一例を示すフローチャートである。
S501で、送電装置10aは、受電装置20a、20bに対して行うトライアル給電の出力電流を設定する。送電装置10aは、最初は予め設定された初期値で次からは出力電流をインクリメントする。送電装置10aは、規定回数トライアル給電するまで出力電流をインクリメントする。即ち、送電装置10aは、出力する電流値を初期値から規定回数変化させながらトライアル給電を行う。規定回数は、送電装置10aにより変更可能であってもよいし、固定であってもよい。
S502で、送電装置10aは、受電装置20a、20bに対して設定した出力電流でトライアル給電を行う。
S503で、送電装置10aは、トライアル給電を実施した受電装置20a、20bから充電量通知(内容はS108で取得できる情報と同じ)を受信する。
S505で、送電装置10aは、S504で取得した充電電圧と自身の出力電流の値と電力効率とを図12の表400に反映させる。
表400は、充電電圧、出力電流、効率の関係を示すトライアル給電の結果(試行結果)の一例である。充電電圧は、送電装置10aが受電装置に対して給電することができた電圧を示している。出力電流は、送電装置10aが受電装置に給電したときの自身の出力電流を示している。効率は、受電装置が要求する電力に対して送電装置10aがどの程度の効率で給電することができたかを示している。送電装置10aは、自身が給電した電力と、受電装置の受けた電力とから効率を求める。ここで、送電装置10aは、自身が給電した電力(送電装置の電力)を、出力電流と出力電圧とから求める。また、送電装置10aは、受電装置の電力を、充電電圧と充電時に発生した電流とから求める。そして、送電装置10aは、求めた電力を基に下記のような式で効率を導出してもよい。
送電装置の電力=出力電圧×出力電流
受電装置の電力=充電電圧×充電時に発生した電流
効率=受電装置の電力÷送電装置の電力
S507で、送電装置10aは、表400から最適な電流値を決定する。S507の処理の詳細については、図11を用いて説明する。
図11は、送電装置10aによる最適な出力電流の決定処理の一例を示すフローチャートである。
S601で、送電装置10aは、表400から最も効率がよい出力電流を検索して決定する。
S602で、送電装置10aは、S601で決定した出力電流を最適な給電エリアを展開することができる出力電流と判断する。これにより、送電装置10aは、最も電力効率(給電効率)がよくなる出力電流を選択して決定することができる。
図10の説明に戻る。
S508で、送電装置10aは、決定処理(S601、S602)の結果を反映し、給電エリアを変更する。即ち、送電装置10aは、決定処理により決定した出力電流に応じた給電エリアに変更する。これにより、送電装置10aは、受電装置に対して無線送電により給電する場合に、最も電力効率がよくなる給電エリアに変更することができる。
本実施形態では、給電中に受電装置が移動した場合の送電装置10aの処理について、図5、10、13のフローチャート及び図14を用いて説明する。なお、図5、10のフローチャートの処理については、上述したため説明を省略する。
S701で、送電装置10aは、S108で定期的に受電装置から受信している充電量通知が示す充電量が大きく変化したことを検知する。ここで「大きく変化した」とは、例えば磁束密度の振れ幅が閾値を超えた場合等を意味する。これは、送電装置10aから受電装置への給電における効率の変化の振れ幅が閾値を超えた場合であり、送電装置10aと受電装置20a、20bとの距離に変化があったことを示す。例えば図14のように、給電エリア30b内にいた受電装置20bが給電エリア30bの外に移動した場合である。
S702で、送電装置10aは、S108で充電量通知を送信した受電装置20a、20bに対して現在の給電エリアで給電可能か判断する。ここで、送電装置10aは、再度、充電量通知を受電装置20a、20bに送信してもらうことにより、受電装置20a、20bに対して現在の給電エリアで給電可能か判断する。送電装置10aは、給電不可能と判断した場合はS703へ移行し、給電可能と判断した場合はこのフローチャートの処理から抜ける。
S704で、送電装置10aは、以上の実行結果を給電エリアに反映させる。より具体的には、送電装置10aは、S703で取得した電流値が最適な給電エリアを展開することができる電流値であると判断し、その電流値に応じて給電エリアを変更する。例えば、送電装置10aは、出力する電流値を変更することにより図14の給電エリア30bを給電エリア30cに拡大する。これにより、送電装置10aは、給電中に受電装置が移動した場合であっても、その移動を検知し、その移動に応じて最適な給電エリアに変更することができる。
以上、受電装置が移動した場合の送電装置10aの処理について説明したが、送電装置10aは、給電中に通信エリア40a内に新たな受電装置が出現した場合においても同様の処理により最適な給電エリアに変更することができる。例えば、送電装置10aは、給電中に通信エリア40a内に新たな受電装置が出現したことを検知すると、再度、図5又は図10の処理を実行する。これにより、送電装置10aは、通信エリア40a内に出現した新たな受電装置を含めた場合の最適な給電エリアに変更することができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (8)
- 受電装置に無線送電する送電装置であって、
前記受電装置と前記送電装置との距離を示す距離情報と、前記受電装置に対して充電する際の電圧を示す充電電圧情報と、を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記距離情報、及び前記充電電圧情報と、前記距離情報が示す距離と前記充電電圧と無線送電における出力電流との関係を示す管理情報と、により求まる前記出力電流を変更することにより前記無線送電における給電エリアを変更する変更手段と、
を有する送電装置。 - 給電中に前記受電装置が移動したか否かを判断する判断手段を更に有し、
前記取得手段は、前記判断手段により前記受電装置が移動したと判断された場合、前記受電装置が移動した後の位置に対する前記距離情報を新たに取得し、
前記変更手段は、前記新たに取得された距離情報を含む前記取得手段により取得された距離情報に基づいて、前記給電エリアを再度変更する請求項1記載の送電装置。 - 前記受電装置から定期的に前記受電装置の充電量に関する充電量通知を受信する受信手段を更に有し、
前記判断手段は、前記受信手段により定期的に受信された前記充電量通知に基づく給電効率の変化が予め定められた閾値よりも大きくなった場合、前記受電装置が移動したと判断する請求項2記載の送電装置。 - 前記取得手段は、通信エリア内に新たな受電装置が検知された場合、前記送電装置と前記新たな受電装置との距離情報を新たに取得し、
前記変更手段は、前記新たに取得された距離情報を含む前記取得手段により取得された距離情報に基づいて、前記給電エリアを再度変更する請求項1乃至3何れか1項記載の送電装置。 - 前記取得手段は、通信エリア内に存在する前記受電装置と前記送電装置との距離をセンサにより測定することで前記距離情報を取得する請求項1乃至4何れか1項記載の送電装置。
- 前記管理情報が示す出力電流は、前記充電電圧を満たす最小の電流である請求項1記載の送電装置。
- 受電装置に無線送電する送電装置が実行する制御方法であって、
前記受電装置と前記送電装置との距離を示す距離情報と、前記受電装置に対して充電する際の電圧を示す充電電圧情報と、を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された前記距離情報、及び前記充電電圧情報と、前記距離情報が示す距離と前記充電電圧と無線送電における出力電流との関係を示す管理情報と、により求まる前記出力電流を変更することにより前記無線送電における給電エリアを変更する変更ステップと、
を含む制御方法。 - 受電装置に無線送電するコンピュータに、
前記受電装置と前記コンピュータとの距離を示す距離情報と、前記受電装置に対して充電する際の電圧を示す充電電圧情報と、を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された前記距離情報、及び前記充電電圧情報と、前記距離情報が示す距離と前記充電電圧と無線送電における出力電流との関係を示す管理情報と、により求まる前記出力電流を変更することにより前記無線送電における給電エリアを変更する変更ステップと、
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (2)
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