JP6372815B2 - 表示機構、時計用ムーブメントおよび時計 - Google Patents
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Description
このような表示機構において曜日を表示させる場合を例に説明する。
扇形の表示領域の一端部(他方側)から順に終端部(一方側)までには、曜日である月、火、水・・・日が表示されており、運針は、時間経過とともに現在の曜日を指し示す(すなわち、月から日まで指し示す)。そして、月曜日を迎えると、運針は、表示領域に表示された日から月まで瞬間的に戻るようになっている。
したがって、運針が他端部へ移動した後に一端部へ戻る際に、時間経過に応じて運針を移動させることはできなかった。換言すれば、運針が、表示領域を往復移動(一端部から他端部へ移動し、更に一端部に戻る移動)しながら、時間経過に応じた所定の情報を表示することができなかった。さらに、移動領域の一端と他端との間を指示部が往復移動するとき、使用者は、指示部の移動方向を判別できないという問題もある。
また、本発明の時計は、上述の時計用ムーブメントを備えたことを特徴とする。
以下では、第一実施形態に係る機械式の腕時計(請求項の「時計」に相当。)およびこの腕時計に組み込まれたムーブメント(請求項の「時計用ムーブメント」に相当。)について説明したあと、第一実施形態に係る表示機構の詳細について説明する。
一般に、時計の駆動部分を含む機械体を「ムーブメント」と称する。このムーブメントに文字板および針を取り付けて、時計ケースの中に入れて完成品にした状態を時計の「コンプリート」と称する。時計の基板を構成する地板の両側のうち、時計ケースのガラスのある方の側、すなわち文字板のある方の側をムーブメントの「裏側」と称する。また、地板の両側のうち、時計ケースのケース裏蓋のある方の側、すなわち文字板と反対の側をムーブメントの「表側」と称する。
図3は、図1におけるA−A線に沿った断面図である。なお、図3においては、下側がムーブメント10の表側となっており、上側がムーブメント10の裏側となっている。
図1および図2に示すように、本実施形態の時計1のコンプリートには、ケース本体3a、不図示の裏蓋、およびカバーガラス3bを備えた時計ケース3内に、ムーブメント10と、時刻に関する情報を示す目盛り2aを有する文字板2と、時を示す時針4a、分を示す分針4bおよび秒を示す秒針4cを含む針4と、が設けられている。
文字板2には、時針4a、分針4bおよび秒針4cの回転中心である時計1の中心軸Oよりも平面視で目盛り2aの6時側に、0時から24時の時の情報の表示について表示するレトログラード表示領域21(請求項の「所定領域」に相当。)が設けられている。なお、図1および図2においては、レトログラード表示領域21を二点鎖線で図示している。
なお、本発明において、「連続的な往復移動」の一例としては、例えば、運針(指示部6)が、表示領域(表示部20)を往復移動(表示領域の一端22から他端23へ移動し、更に一端22に戻る移動)しながら、時間経過に応じた所定の情報を表示することを含むものとする。
表示受14の裏側には、文字板2が配置されている。
図1に示すように、文字板2には、開口部15が形成されている。開口部15は、平面視で目盛り2aの4時の近傍に設けられている。
巻真8は、巻真案内穴によって回転可能に支持されているとともに、巻真8の延在方向に例えば2段階に引き出し操作可能とされている。この際、巻真8は、地板12の表側に配置された、おしどり、かんぬきやかんぬきばね等により、延在方向の位置が決められている。
表示部20は、レトログラード表示領域21を指示部6が連続的に往復移動して、時間情報を表示するものである。
表示部20のレトログラード表示領域21は、平面視で時計1の中心軸Oよりも目盛り2aの6時側に位置する運針軸Qを中心とし、目盛り2aの4時側と8時側との間に広がる扇形状に形成されている。レトログラード表示領域21の中心角度は、例えば約90°となっている。以下では、レトログラード表示領域21における目盛り2aの8時側に対応した端部を一端22とし、目盛り2aの4時側に対応した端部を他端23として説明する。
図1に示すように、指示部6は、レトログラード表示領域21を一端22から他端23へ連続的に移動したあと、レトログラード表示領域21を他端23から一端22へ連続的に移動する動作を繰り返すことにより、レトログラード表示領域21の一端22と他端23との間を往復移動する。
また、9時、6時、3時および0時の時を表す第一文字群25に対応した位置であって、第一文字群25よりもレトログラード表示領域21の径方向における外側には、運針軸Qを中心とした反時計回り方向に沿うように、他端23から一端22に向かって、15時、18時、21時および24時の時を表す第二文字群26が付されている。第二文字群26は、指示部6がレトログラード表示領域21を他端23から一端22に向かって移動する際に、指示部6によって指示される文字である。
図5は、指示部6がレトログラード表示領域21の一端22から他端23へ向かって移動し、他端23に到達したときの表示機構5の説明図である。
図6は、指示部6がレトログラード表示領域21の他端23から一端22へ向かって移動を開始したときの表示機構5の説明図である。
図7は、指示部6がレトログラード表示領域21の他端23から一端22へ向かって移動し、一端22に到達したときの表示機構5の説明図である。
なお、図4から図7においては、文字板2および表示受14を透過して図示しており、開口部15、指示部6、および表示部20のレトログラード表示領域21をそれぞれ二点鎖線で図示している。
また、時計1の文字板2を平面視したときの12時−6時の方向をX方向とし、12時側を+X側とし、6時側を−X側と定義する。また、時計1の文字板2を平面視したときの3時−9時の方向をY方向とし、3時側を+Y側とし、9時側を−Y側と定義する。以下では、必要に応じてX−Y直交座標系を用いて説明する。
図4に示すように、運針機構40は、主に24時間車41と、ハートカム42と、伝達レバー43と、運針レバー45と、24時間表示車47と、により構成されている。
図3に示すように、24時間車41は、時計1の中心軸Oよりも−X側に設けられた軸部材41aを介して、地板12により24時間車41の中心軸周りに回転自在に支持されている。
24時間車41は、例えば筒車18と一体的に設けられた中間車19と噛合している。中間車19は、筒車18の回転速度を1/2倍に減速しつつ、筒車18の駆動力を24時間車41に伝達している。これにより、24時間車41は、筒車18の1/2倍の回転速度、すなわち24時間に1回転の回転速度で回転する。
伝達レバー43の基端部は、24時間車41の径方向の外側であって、(−X,−Y)領域に設けられたレバー軸部材44に対して例えば外嵌固定されており、レバー軸部材44を中心として回動可能に軸支されている。
伝達レバー43の先端部は、(−X,+Y)領域に配置されている。伝達レバー43の先端部は、ハートカム42側に向かって屈曲しており、ハートカム42のカム面に摺接する摺接部43aとなっている。
運針レバー45のベース部45aは、レバー軸部材44に対して例えば外嵌固定されており、レバー軸部材44を中心として伝達レバー43と連動するように回動可能に軸支されている。
運針レバー45の回動歯部45cは、平面視で所定の中心角度で広がる扇形状に形成されており、24時間表示車47と噛合している。
24時間表示車47は、指示部軸部材81に対して例えば外嵌固定されており、指示部6と連動するように回動可能に軸支されている。
図4に示すように、指示部6の移動開始時において、指示部6は、レトログラード表示領域21の一端22に位置している。このとき、伝達レバー43の摺接部43aは、ハートカム42の最外部42bと当接するとともに、軸部材41aの中心軸から最も離間した位置に配置される。
また、運針レバー45の回動歯部45cと噛合する24時間表示車47および24時間表示車47と連動する指示部6は、指示部軸部材81を中心として時計回り方向に回動する。これにより、指示部6は、レトログラード表示領域21の一端22から他端23に向かって移動する。
これにより、伝達レバー43および運針レバー45は、レバー軸部材44を中心として、時計回り方向に回動する。また、運針レバー45の回動歯部45cと噛合する24時間表示車47および24時間表示車47と連動する指示部6は、指示部軸部材81を中心として反時計回り方向に回動する。これにより、指示部6は、レトログラード表示領域21の他端23から一端22へ向かって移動する。
以上で、24時間を周期とする指示部6の運針が完了する。
図4から図7に示すように、方向表示部30は、指示部6がレトログラード表示領域21の一端22から他端23へ、またはレトログラード表示領域21の他端23から一端22へ向かう際の移動方向を示すものであり、例えば後述の切替機構50を構成する方向表示車66の円板部68の表面に設けられている。なお、方向表示車66の詳細については後述する。
方向表示部30は、開口部15に対応した領域を除き、文字板2によって覆われる。方向表示部30は、レトログラード表示領域21の一端22から他端23へ向かう方向を示す第一マーク31と、レトログラード表示領域21の他端23から一端22へ向かう方向を示す第二マーク32と、をそれぞれ複数(本実施形態ではそれぞれ3つずつ)備えている。
15から交互に露出可能なように、文字板2の開口部15に対応した位置に付されている。
また、図2に示すように、第二マーク32は、指示部6が他端23から一端22に向かって移動するときの移動方向を示すものであり、例えば反時計回り方向を指向する矢印として付されている。
図8は、図1におけるB−B線に沿った断面図である。なお、図8においては、下側がムーブメント10の表側となっており、上側がムーブメント10の裏側となっている。
図9は、切替機構50の拡大図である。なお、図9においては、文字板2および方向表示部30を透過するとともに、文字板2、開口部15、方向表示部30を二点鎖線で図示している。また、方向表示部30に付された第一マーク31および第二マーク32のうち、文字板2の開口部15から露出している部分のみを二点鎖線で図示している。
図8および図9に示すように、切替機構50は、表示中間車51と、表示作動カム55と、表示作動爪車61と、方向表示車66と、表示作動レバー71と、表示ジャンパ76と、を備えている。以下に、各部品について詳細に説明する。
表示中間車51には、平面視で第一軸P1を中心とし、表示中間車51の径方向に幅を有する弧状の溝部52が設けられている。弧状に形成された溝部52の中心角は、例えば90°程度となっている。
表示作動カム面55aは、時計回り方向に漸次半径が縮径するように形成されている。押圧面55bは、表示作動カム面55aの一端部において、反時計回り方向に面するように設けられている。膨出部55cは、第一軸P1を挟んで表示作動カム面55aとは径方向の反対側に設けられており、径方向の外側に膨出している。
第一ピン56は、溝部52に挿入可能な位置に形成されている。第一ピン56は、直径が溝部52の幅よりも小さくなっており、溝部52内に遊挿されるとともに、溝部52内を周方向に沿って移動可能となっている。
また、後述の表示作動レバー71により表示作動カム55の押圧面55bが押圧されると、第一ピン56は、表示中間車51の回転速度よりも速い速度で、溝部52内を時計回り方向に移動する。これにより、表示作動カム55は、溝部52の形成範囲に対応した所定角度(本実施形態では90°)だけ、表示中間車51に対して時計回り方向に回転可能となっている。
第二ピン57は、平面視で第一ピン56よりも表示作動カム55の径方向の外側に設けられている。第二ピン57は、表示作動爪車61と係合している。
切欠部62は、表示作動爪車61の外周縁部の一部分が、表示作動爪車61の径方向の内側に凹むことにより形成されている。切欠部62には、表示作動カム55の第二ピン57が係合される。これにより、表示作動爪車61は、表示作動カム55と連結されて、表示作動カム55とともに表示中間車51に対して時計回り方向に回転可能となっている。
表示作動爪部63は、表示作動爪車61の外周縁部の一部分が、表示作動爪車61の径方向の外側に突出することにより形成されている。表示作動爪部63は、後述の方向表示車66と係合することにより、方向表示車66を回転させている。
歯車部67は、方向表示車66の径方向に突出する歯部67aを複数有している。歯車部67の歯部67aは、表示作動爪車61の表示作動爪部63と係合可能となっている。歯車部67の歯部67aは、第一マーク31および第二マーク32(図4参照)のピッチと対応するように、周方向に所定ピッチ(本実施形態では60°ピッチ)で複数(本実施形態では6個)形成されている。
円板部68は、歯車部67よりも大形に形成されており、歯車部67の裏側に積層配置されている。円板部68は、その表面に例えば不滅インキ等による印刷やレーザマーキング等によって第一マーク31および第二マーク32(図4参照)が付されることにより、方向表示部30を構成している。
表示作動レバー本体72の基端部72aは、地板12と表示受14とにより軸支されて回動可能となっている。
表示作動レバー本体72の先端部72bは、表示作動カム55の表示作動カム面55aおよび押圧面55bに接触するとともに、表示作動レバー71の回動にともない、表示作動カム55の回転中心である第一軸P1に対して接近離反する。
バネ部74は、表示作動レバー本体72の先端部72bを表示作動カム55に向かって付勢している。これにより、表示作動レバー本体72の先端部72bは、表示作動カム55が回転しているときに、表示作動カム55に摺接する。
また、表示作動カム55および表示作動爪車61は、表示作動カム55により押圧されて所定角度回転した後、表示作動カム55の膨出部55cが表示作動レバー本体72の第一凸部73aと第二凸部73bとの間に入り込み、一時的に保持されるようになっている。
表示ジャンパ本体77の基端部77aは、地板12と表示受14とにより軸支されて回動可能となっている。
表示ジャンパ本体77の先端部77bは、方向表示車66の歯車部67に向かって突出する係合凸部78を有している。
図10から図13は、切替機構50の動作説明図である。なお、図10から図13においては、図9と同様に、文字板2および方向表示部30を透過するとともに、文字板2、開口部15および方向表示部30を二点鎖線で図示している。また、方向表示部30に付された第一マーク31および第二マーク32のうち、文字板2の開口部15から露出している部分のみを二点鎖線で図示している。
続いて、上述のように形成された切替機構50の動作について、各図面を用いて説明する。
また、方向表示車66は、第二マーク32を文字板2の開口部15から露出させた状態で、表示ジャンパ76により所定位置に保持される。以上で、切替機構50による第一マーク31と第二マーク32との切替動作が終了する。
以降、上述の動作が繰り返されることにより、表示機構5は、方向表示部30により指示部6の移動方向を示すとともに、切替機構50により指示部6の移動方向の切り替わりに対応して、第一マーク31と第二マーク32とを切り替えることができる。
図14は、第一実施形態の第一変形例に係る時計1の説明図である。
図15は、第一実施形態の第二変形例に係る時計1の説明図である。
続いて、第一実施形態の各変形例について説明する。
第一実施形態の時計1は、第一マーク31および第二マーク32が指示部6の移動方向を指向する矢印であった。これに対して、第一マーク31および第二マーク32は、第一実施形態に限定されない。なお、第一実施形態と同様の構成については、説明を省略する。
第一実施形態の第一変形例によれば、一目で午前であるか午後であるかを把握できるとともに、指示部6の移動方向を容易に判別することができる。
第一実施形態の第二変形例によれば、一目で指示部6の移動方向を判別することができるとともに、意匠性に優れた表示部20とすることができる。
図16は、第二実施形態に係る時計1の外観図である。
図17は、第二実施形態に係る時計1の表示機構5の説明図である。
第一実施形態では、文字板2に開口部15を一箇所設け、開口部15から第一マーク31および第二マーク32を表示していた(図1および図2参照)。
これに対して、第二実施形態では、図16および図17に示すように、文字板2に二箇所の開口部15,16(第一の開口部15および第二の開口部16)を設けるとともに、それぞれの開口部15,16から、第一マーク31および第二マーク32(図17参照)を表示している点で、第一実施形態とは異なっている。なお、第一実施形態と同様の構成については、説明を省略する。
図17に示すように、時計1は、二個の切替機構50(第一切替機構50Aおよび第二切替機構50B)を備えている。
第一切替機構50Aは、第一の開口部15から表示される第一マーク31と第二マーク32とを切り替えている。
第二切替機構50Bは、第二の開口部16から表示される第一マーク31と第二マーク32とを切り替えている。
第二切替機構50Bの表示中間車51Bと、24時間車41との間に、24時間中間車46を介在させてもよい。これにより、第一切替機構50Aの方向表示部30(すなわち方向表示車66)の回転方向と、第二切替機構50Bの方向表示部30(すなわち方向表示車66)の回転方向とを異ならせることができる。
第二実施形態によれば、一目で指示部6の移動方向を判別することができるとともに、意匠性に優れた表示部20とすることができる。
例えば、図18に示すように、文字板2に第一の開口部15および第二の開口部16を設けるとともに、第一の開口部15から第一マーク31を表示させ(図18(a)参照)、第二の開口部16から第二マーク32を表示させる(図18(b)参照)構成としてもよい。
また、例えば、図19に示すように、文字板2に第一の開口部15および第二の開口部16を設けるとともに、第一の開口部15および第二の開口部16からそれぞれ異なる第一マーク31と第二マーク32とを表示させる構成としてもよい。より具体的には、例えば図19(a)に示すように、指示部6がレトログラード表示領域21の一端22から他端23へ移動するときには、第一マーク31として、第一の開口部15に矢印からなる主第一マーク31Aを表示させるとともに、第二の開口部16に第一色からなる副第一マーク31Bを表示させる構成としてもよい。さらに、図19(b)に示すように、指示部6がレトログラード表示領域21の他端23から一端22へ移動するときには、第二マーク32として、第一の開口部15に第二色からなる副第二マーク32Bを表示させるとともに、第二の開口部16に矢印からなる主第二マーク32A表示させる構成としてもよい。
また、第一マーク31および第二マーク32の態様は、各実施形態および各変形例に限定されない。
Claims (8)
- 所定領域を指示部が往復移動して時間情報を表示する表示部と、
前記指示部が、前記所定領域の一端から他端へ、または前記所定領域の他端から一端へ向かう際の、前記指示部の移動方向の情報を示す方向表示部と、
前記方向表示部に表示され、前記指示部が前記所定領域の一端から他端へ向かうときの情報を示す第一マークと、
前記方向表示部に表示され、前記指示部が前記所定領域の他端から一端へ向かうときの情報を示す第二マークと、
前記指示部の移動方向の切り替わりに対応して、前記第一マークと前記第二マークとを切り替える切替機構と、
を備え、
前記切替機構は、
第一軸周りに12時間に一回転する表示中間車と、
前記表示中間車と同軸に設けられ、前記表示中間車に対して回転可能に積層された表示作動カムと、
前記表示作動カムとともに前記第一軸周りに回転する表示作動爪部と、
前記表示作動爪部と係合可能な歯部と、前記第一マークと前記第二マークとが記載された円板部とを有し、第二軸周りに回転可能な方向表示車と、
前記表示作動カムを押圧し、前記表示作動カムおよび前記表示作動爪部を前記第一軸周りに回転させる表示作動レバーと、
前記方向表示車の歯部に係合され、前記方向表示車の回転角度を所定角度に規制する表示ジャンパと、
を備え、
前記表示作動レバーにより前記表示作動カムが押圧されて、前記表示作動カムおよび前記表示作動爪部が前記表示中間車に対して回転することにより、前記方向表示車が前記所定角度だけ回転することを特徴とする表示機構。 - 請求項1に記載の表示機構であって、
前記表示作動爪部は、前記表示中間車および前記表示作動カムと同軸に設けられた表示作動爪車に形成されていることを特徴とする表示機構。 - 請求項1または2に記載の表示機構であって、
前記指示部は、前記所定領域の往路および復路をそれぞれ12時間で移動するように構成されていることを特徴とする表示機構。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の表示機構であって、
前記第一マークおよび前記第二マークは、前記移動方向を指向する矢印であることを特徴とする表示機構。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の表示機構であって、
前記第一マークは、午前を示す文字であり、前記第二マークは、午後を示す文字であることを特徴とする表示機構。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の表示機構であって、
前記表示部には、前記指示部が往復移動する際に指示する前記時間情報を示す文字が複数記載され、
複数の前記文字のうち、前記指示部が往路で指示する第一文字群には、第一色が着色され、
前記複数の文字のうち、前記指示部が復路で指示する第二文字群には、第一色とは異なる第二色が着色され、
前記第一マークは、第一色に着色され、前記第二マークは、第二色に着色されていることを特徴とする表示機構。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の表示機構を備えたことを特徴とする時計用ムーブメント。
- 請求項7に記載の時計用ムーブメントを備えたことを特徴とする時計。
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