JP6365800B2 - 熱転写シートと被転写体との組合せ、及び印画物の形成方法、並びに熱転写シート - Google Patents
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Description
また、上記課題を解決するための本開示の実施の形態に係る熱転写シートと被転写体との組合せは、前記熱転写シートが、基材の一方の面に、不可視光線吸収材料を含有する不可視光線吸収材料含有層、第1転写層、色材層が面順次に設けられた熱転写シートであり、前記被転写体と前記不可視光線吸収材料含有層との積層体と、前記被転写体との色差(ΔE*ab)が10以下であることを特徴とする。
また、上記課題を解決するための本開示の実施の形態に係る印画物の形成方法は、熱転写シートと被転写体とを用いた印画物の形成方法であって、被転写体を準備する被転写体準備工程と、基材の一方の面に、不可視光線吸収材料を含有する不可視光線吸収材料含有層、第1転写層、色材層が面順次に設けられた熱転写シートを準備する熱転写シート準備工程と、前記被転写体の一方の面に、前記熱転写シートの前記不可視光線吸収材料含有層を転写して不可視光線吸収材料を含有する特別画像を形成する特別画像形成工程と、前記特別画像上に、前記熱転写シートの第1転写層を転写する第1転写層転写工程と、前記転写された前記第1転写層上に、前記熱転写シートの前記色材層を熱転写して熱転写画像を形成する熱転写画像形成工程と、を含み、前記特別画像形成工程において形成される前記被転写体と前記特別画像との積層体と、前記被転写体準備工程で準備される前記被転写体との色差(ΔE*ab)が10以下であることを特徴とする。
以下、本発明の熱転写シートと被転写体との組合せについて、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。後述する本発明の印画物の形成方法、及び熱転写シートについても同様である。
本開示の実施の形態に係る熱転写シートと被転写体との組合せ(以下、一実施形態の組合せと言う場合がある)に用いられる熱転写シートは、図1に示すように、基材1の一方の面に、不可視光線吸収材料含有層2、第1転写層(5)、色材層3が面順次に設けられた構成を呈している。基材1、不可視光線吸収材料含有層2、第1転写層(5)、色材層3は、一実施形態の組合せに用いられる熱転写シート10における必須の構成である。
基材1についていかなる限定もされることはなく、熱転写シートの分野で従来公知のものを適宜選択して用いることができる。一例としては、グラシン紙、コンデンサー紙またはパラフィン紙等の薄紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトンもしくはポリエーテルサルホン等の耐熱性の高いポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルペンテンまたはアイオノマー等のプラスチックの延伸または未延伸フィルムが挙げられる。また、これらの材料を2種以上積層した複合フィルムも使用することができる。
図1に示すように、基材1の一方の面(図示する形態では基材1の上面)には、第1転写層(5)、色材層3と面順次に不可視光線吸収材料含有層2が設けられていている。不可視光線吸収材料含有層2は、必須の成分として不可視光線吸収材料を含有している。本願明細書で言う不可視光線吸収材料とは、赤外光や紫外光等を吸収する材料を意味する。一実施形態の組合せによれば、熱転写シート10と、被転写体100とを重ね合わせ、被転写体100上に不可視光線吸収材料含有層2を溶融転写することで、被転写体100上に、赤外光下或いは紫外光下で認識可能な画像50Aを形成することができる(図6参照)。また、不可視光線吸収材料含有層を、可視光を吸収せず、或いは殆ど吸収せず、赤外光や紫外光等を吸収する不可視光線吸収材料を含有する不可視光線吸収材料含有層とすることもできる。この場合、熱転写シート10と、被転写体100とを重ね合わせ、被転写体100上に不可視光線吸収材料含有層2を溶融転写することで、被転写体100上に、可視光下では視認することができない、或いは視認しにくく、赤外光下或いは紫外光下で認識可能な画像50Aを形成することができる。以下、不可視光線吸収材料を含有する画像のことを「特別画像」と言う場合がある。
不可視光線吸収材料含有層2の転写性(離型性)を向上させるべく、基材1と不可視光線吸収材料含有層2との間に、離型層(図示しない)を設けることもできる。なお、離型層は、不可視光線吸収材料含有層2を被転写体100上に移行させるときに、基材1側に残る層である。離型層の材料としては、例えば、シリコーンワックス等の各種ワックス類、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等の水溶性樹脂、セルロース誘導体樹脂、ウレタン系樹脂、酢酸系ビニル樹脂、アクリルビニルエーテル系樹脂、無水マレイン酸樹脂等の各種樹脂等やこれらの混合物等を挙げることができる。離型層の厚みは、通常、0.5μm以上5μm以下の範囲内である。
図1に示すように、基材1上には、上記不可視光線吸収材料含有層2、色材層3と面順次に第1転写層(5)が設けられている。第1転写層(5)は、基材1から剥離可能に設けられており、熱転写によって、特別画像50Aが形成された被転写体100上に転写される(移行する)層である。
受容層5Aの材料について特に限定はないが、色材層3が含有する昇華性染料が染着し易いバインダー樹脂を用いることが好ましい。このようなバインダー樹脂としては、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニル系モノマーとの共重合体、アイオノマー、セルロース系樹脂等を挙げることができる。受容層5Aは、これらのバインダー樹脂の1種を単独で含有していてもよく、2種以上を含有していてもよい。また、これらバインダー樹脂の2種以上を共重合してなる共重合体を用いることもできる。中でも、セルロース系樹脂は、転写界面に位置する層である受容層5Aの転写性を十分に満足させることができ、熱転写シート10に印加されるエネルギーを高めていった場合であっても、受容層5Aを含む第1転写層(5)の転写性を満足させることができる点で受容層5Aの材料として好ましい。また、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体は、受容層5Aの染料染着性や、受容層5Aと色材層3との離型性を高めることができる点で、受容層5Aの材料として好ましい。
被転写体100と第1転写層(5)との密着性を向上させるべく、図2に示すように、第1転写層(5)を、基材1側から受容層5A、ヒートシール層5Cをこの順で積層してなる積層構成とすることもできる。ヒートシール層5Cの材料としては、被転写体100との接着性が良好な材料が好ましい。このような材料としては、例えば、エチルセルロース、酢酪酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリα−メチルスチレン等のスチレン共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレート、ポリエチルアクリレート等のアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール等のビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、アイオノマー、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等の合成樹脂や、粘着付与剤としてのロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、エステルゴム、ポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンアクリルニトリルゴム、ポリアミド樹脂、ポリ塩素化オレフィン等を挙げることができる。ヒートシール層5Cの厚みは、0.1μm以上20μm以下の範囲が好ましい。
図2に示すように、受容層5Aとヒートシール層5Cとの間に、プライマー層5Bを設けることもできる。プライマー層5Bを設けることで、受容層5Aとヒートシール層5Cとの密着性の向上、受容層5Aと色材層との離型性の向上を図ることができ、また、受容層5A上に形成された熱転写画像に生じ得る滲みの抑制や、帯電防止性を付与することができる。
図1に示すように、基材1の一方の面には、上記不可視光線吸収材料含有層2、第1転写層(5)と面順次に色材層3が設けられている。一例としての色材層3は昇華性染料を含有しており、一実施形態の組合せにより形成される熱転写画像がモノカラーである場合には、図1に示すように適宜選択した1色の層のみ形成してもよいし、所望の画像がフルカラー画像である場合には、図2に示すように、イエローの昇華性染料を含有するイエロー色材層3Y、マゼンタの昇華性染料を含有するマゼンタ色材層3M、シアンの昇華性染料を含有するシアン色材層3Cを、基材1の同一面に面順次に繰り返し形成してもよい。また、イエロー色材層3Y、マゼンタ色材層3M、シアン色材層3Cのうちの2つの色材層を設けた構成としてもよい。
基材1と色材層3との間に、基材1と色材層3との密着性の向上を目的とする染料プライマー層(図示しない)を設けることもできる。
図2に示すように、基材1の一方の面に、上記不可視光線吸収材料含有層2、第1転写層(5)、色材層3とともに、保護層7Aを含む第2転写層(7)を面順次に設けることもできる。第2転写層(7)は、保護層7Aのみからなる単層構成を呈していてもよく、図2に示すように、基材1側から剥離層7B、保護層7Aがこの順で積層されてなる積層構成を呈していてもよい。また、これ以外の構成を呈していてもよい。
保護層7Aを構成するバインダー樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリエステルウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、紫外線吸収性樹脂、エポキシ樹脂、アクリルウレタン樹脂、これらの各樹脂をシリコーン変性させた樹脂、これらの各樹脂の混合物、活性光線硬化性樹脂等を挙げることができる。なお、活性光線とは、活性光線硬化性樹脂に対して化学的に作用させて重合を促進せしめる光線を意味し、具体的には、可視光線、紫外線、X線、電子線、α線、β線、γ線等を意味する。
第2転写層(7)の転写性を向上させるべく、第2転写層(7)を、基材1側から剥離層7B、保護層7Aがこの順で積層されてなる積層構成とすることもできる。剥離層7Bを構成するバインダー樹脂としては、例えば、エチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロースなどのセルロース誘導体、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラールなどのビニル共重合体の熱可塑性樹脂や、飽和又は不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、熱架橋性エポキシ−アミノ樹脂、アミノアルキッド樹脂などの熱硬化型の樹脂、シリコーンワックス、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、フッ素樹脂、フッ素変性樹脂、ポリビニルアルコール等を挙げることができる。また、第2転写層(7)の箔切れ性の向上を図るべく、剥離層7Bに、マイクロシリカやポリエチレンワックスなどのフィラーを含有させてもよい。また剥離層は、上記に例示した樹脂に加えイソシアネート化合物等の架橋剤、錫系触媒、アルミニウム系触媒等の触媒を用いて形成することとしてもよい。
また、基材1の他方の面に背面層(図示しない)を設けることもできる。なお、背面層は、一実施形態の組合せで用いられる熱転写シート10における任意の構成である。
以上、一実施形態の組合せに用いられる熱転写シートとして、基材1の一方の面に、不可視光線吸収材料含有層2、第1転写層(5)、色材層3が面順次に設けられた構成の熱転写シートを中心に説明を行ったが、上記構成の熱転写シートにかえて、以下の熱転写シートの組合せを、被転写体と組合せる熱転写シートとしてもよい。
次に、一実施形態の組合せに用いられる被転写体100について説明する。一実施形態の組合せで用いられる被転写体100について特に限定はなく、天然繊維紙、コート紙、トレーシングペーパー、プラスチックフィルム、ガラス、金属、セラミックス、木材、布等からなるものであり、単層からなるものであっても、複数層からなるものであっても良い。
図3〜図5は、一実施形態の組合せで用いられる熱転写シートの構成の一例を示す概略断面図である。
次に、図6を参照して、本開示の実施の形態に係る印画物の形成方法(以下、一実施形態の印画物の形成方法と言う)について説明する。
本工程で準備される被転写体100は、上記一実施形態の組合せで説明した被転写体100をそのまま用いることができ、ここでの詳細な説明は省略する。なお、図示する形態では、被転写体10の特別画像50Aが形成される面とは反対側の面に、受容層が設けられているが、被転写体100は受容層を有していなくともよい。
本工程で準備される熱転写シート10は、上記一実施形態の組合せで説明した熱転写シート10をそのまま用いることができ、ここでの詳細な説明は省略する。
本工程は、熱転写シート10と被転写体100とを、熱転写シート10の不可視光線吸収材料含有層2と被転写体100の一方の面とが対向するように重ね合わせ、図6(a)に示すように、被転写体100の一方の面に、熱転写シート10の不可視光線吸収材料含有層2を溶融転写して特別画像50Aを形成する工程である。特別画像50Aについて特に限定はなく、例えば、後述する熱転写画像50Bの画像情報を含む二次元コード等を挙げることができる。特別画像50Aの形成、及び第1転写層(5)の転写、並びに熱転写画像50Bの形成に用いられるプリンタとしては、サーマルヘッド等の加熱手段を有する従来公知のプリンタを適宜選択して用いることができる。
本工程は、熱転写シート10と、特別画像50Aが形成された被転写体100とを、熱転写シート10の第1転写層(5)と被転写体100の一方の面とが対向するように重ね合わせ、図6(b)に示すように、特別画像50Aが形成された被転写体100上に、熱転写シート10の第1転写層(5)を溶融転写する工程である。第1転写層(5)は、後述する熱転写画像50Bが形成される領域に転写されていればよく、その転写領域は、被転写体100の一方の面の全面であってもよく、被転写体100の一方の面の一部であってもよい(図示する形態では、被転写体の一方の面の全面)。
本工程は、熱転写シート10と、特別画像50A、及び第1転写層(5)が形成された被転写体100とを、熱転写シート10の色材層3と被転写体100の一方の面とが対向するように重ね合わせ、色材層3が含有している昇華性染料を拡散移行させて、図6(c)に示すように、第1転写層(5)上に熱転写画像50Bを形成する工程である。又は、色材層3が熱溶融インキを含む場合には、当該色材層を溶融、或いは軟化させて、溶融、或いは軟化した色材層3を層ごと転写して、図6(c)に示すように、第1転写層(5)上に熱転写画像50Bを形成する工程である。本工程を経ることで、被転写体100の一方の面に、特別画像50A、及び熱転写画像50Bが形成されてなる印画物200を得る。
また、図6(d)に示すように、熱転写画像50Bの形成後、当該熱転写画像50B上に、第2転写層(7)を転写する第2転写層転写工程を含んでいてもよい。第2転写層転写工程は、一実施形態の印画物の形成方法における任意の工程である。第2転写層(7)の転写は、図2〜図5に示すように、第2転写層(7)を有する熱転写シート10を用いて行ってもよく、上記で準備した熱転写シート10とは異なる別途の熱転写シート(保護層転写シート等)を用いて行ってもよい。
また、図3〜図5に示す熱転写シート10を用い、上記の各種の工程に先立って、或いは、上記各種の工程を行った後に、図6(e)に示すように、被転写体100の他方の面に、別途の熱転写画像50Cを形成する工程を含んでいてもよい。この場合において、被転写体100の他方の面が受容層を有していない場合には、熱転写画像50Cの形成を行う前に、被転写体100の他方の面に、第1転写層(5)を転写する工程を含んでいてもよい。また、熱転写画像50C上に、第2転写層(7)を転写する工程を含んでいてもよい(図示しない)。別途の熱転写画像形成工程を含む一実施形態の印画物の形成方法によれば、両面に熱転写画像が形成された印画物を得ることができる。また、被転写体100の他方の面に、特別画像50Aを形成することもできる。
次に、本開示の実施の形態に係る熱転写シート(以下、一実施形態の熱転写シートと言う)について説明する。一実施形態の熱転写シート10は、被転写体上に熱転写画像(50A、50B)を形成する際に用いられる熱転写シートであって、図1〜図5に示すように、基材1の一方の面に、不可視光線吸収材料含有層2、第1転写層(5)、色材層3が面順次に設けられ、第1転写層(5)は、受容層5Aのみからなる単層構成、又は基材1から最も近くに受容層5Aが位置する積層構成を呈し、色材層3は、昇華性染料を含有しており、被転写体100と不可視光線吸収材料含有層2との積層体20と、被転写体100との色差(ΔE*ab)が10以下であることを特徴としている。
基材として厚さ4.5μmPETフィルムを用い、この基材の一方の面に、下記組成の背面層用塗工液を乾燥時の厚みが1μmになるように塗布・乾燥し背面層を形成した。また、基材の他方の面に、下記組成の不可視光線吸収材料含有層用塗工液1を乾燥時の厚みが1μmになるように塗布・乾燥し不可視光線吸収材料含有層を形成した。また、基材の他方の面に、不可視光線吸収材料含有層と面順次に、下記組成の受容層用塗工液を乾燥時の厚みが1μmになるように塗布・乾燥して受容層を形成した。また、基材の他方の面に、不可視光線吸収材料含有層、受容層と面順次に、下記組成のプライマー層用塗工液を乾燥時の厚みが0.2μmになるように塗布・乾燥してプライマー層を形成し、このプライマー層上に下記組成のイエロー色材層用塗工液、マゼンタ色材層用塗工液、およびシアン色材層用塗工液を、グラビア印刷機により、各層の乾燥時の厚みが0.7μmになるように塗布・乾燥して色材層を形成した。次いで、基材の他方の面に、不可視光線吸収材料含有層、受容層、イエロー色材層、マゼンタ色材層、シアン色材層と面順次に、下記組成の剥離層用塗工液を乾燥時の厚みが1μmになるように塗布・乾燥して剥離層を形成し、この剥離層上に下記組成の保護層用塗工液を乾燥時の厚みが1μmになるように塗布・乾燥し、保護層を形成することで、基材の一方の面に、背面層が設けられ、基材の他方の面に、不可視光線吸収材料含有層、受容層、イエロー色材層、マゼンタ色材層、シアン色材層、剥離層と保護層との積層体がこの順で面順次に設けられた熱転写シート1を得た。
・ポリビニルブチラール樹脂 1.8部
(エスレック(登録商標)BX−1 積水化学工業(株))
・ポリイソシアネート 5.5部
(バーノック(登録商標)D750 DIC(株))
・リン酸エステル系界面活性剤 1.6部
(プライサーフ(登録商標)A208N 第一工業製薬(株))
・タルク 0.35部
(ミクロエース(登録商標)P−3 日本タルク工業(株))
・トルエン 18.5部
・メチルエチルケトン 18.5部
・アクリル樹脂 6.7部
(ダイヤナール(登録商標)BR−87 三菱レイヨン(株))
・ジイモニウム塩 0.3部
(CIR−RL 日本カーリット(株))
・酸化チタン 2.9部
(TCA―888 堺化学工業(株))
・トルエン 20部
・メチルエチルケトン 20部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 15.8部
(ソルバイン(登録商標)CNL 日信化学工業(株))
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 1部
(ソルバイン(登録商標)C 日信化学工業(株))
・有機変性シリコーンオイル 1.2部
(X−22−3000T 信越化学工業(株))
・有機変性シリコーンオイル 1.2部
(X−24−510 信越化学工業(株))
・有機変性シリコーンオイル 0.8部
(KF−352A 信越化学工業(株))
・トルエン 40部
・メチルエチルケトン 40部
・アルミナゾル 2.5部
(アルミナゾル200 日産化学工業(株))
・ポリビニルピロリドン樹脂 2.5部
(PVP K−60 ISPジャパン(株))
・水 47.5部
・イソプロピルアルコール 47.5部
・ソルベントイエロー93 2.5部
・ソルベントイエロー201 2.5部
・ポリビニルアセタール樹脂 5部
(KS−5 積水化学工業(株))
・トルエン 50部
・メチルエチルケトン 50部
・ディスパースレッド60 3部
・ディスパースバイオレット26 4部
・ポリビニルアセタール樹脂 5部
(KS−5 積水化学工業(株))
・トルエン 50部
・メチルエチルケトン 50部
・ソルベントブルー63 4部
・ディスパースブルー354 4部
・ポリビニルアセタール樹脂 5部
(KS−5 積水化学工業(株))
・トルエン 50部
・メチルエチルケトン 50部
・アクリル樹脂 20部
(ダイヤナール(登録商標)BR−87 三菱レイヨン(株))
・トルエン 40部
・メチルエチルケトン 40部
・ポリエステル樹脂 24部
(バイロン(登録商標)700 東洋紡(株))
・紫外線吸収剤 6部
・トルエン 35部
・メチルエチルケトン 35部
不可視光線吸収材料含有層用塗工液1にかえて、下記組成の不可視光線吸収材料含有層用塗工液2を用いて不可視光線吸収材料含有層を形成した以外は、全て熱転写シート1と同様の作成方法にて熱転写シート2を得た。
・アクリル樹脂 6.7部
(ダイヤナール(登録商標)BR−87 三菱レイヨン(株))
・ジイモニウム塩 0.3部
(CIR−RL 日本カーリット(株))
・炭酸カルシウム 2.9部
(ホモカルD 白石工業(株))
・トルエン 20部
・メチルエチルケトン 20部
不可視光線吸収材料含有層用塗工液1にかえて、下記組成の不可視光線吸収材料含有層用塗工液3を用いて不可視光線吸収材料含有層を形成した以外は、全て熱転写シート1と同様の作成方法にて熱転写シート3を得た。
・アクリル樹脂 6.7部
(ダイヤナール(登録商標)BR−87 三菱レイヨン(株))
・ジイモニウム塩 0.3部
(CIR−RL 日本カーリット(株))
・アクリル系微粒子 2.9部
(MA1004 (株)日本触媒)
・トルエン 20部
・メチルエチルケトン 20部
不可視光線吸収材料含有層用塗工液1にかえて、下記組成の不可視光線吸収材料含有層用塗工液4を用いて不可視光線吸収材料含有層を形成した以外は、全て熱転写シート1と同様の作成方法にて熱転写シート4を得た。
・アクリル樹脂 6.7部
(ダイヤナール(登録商標)BR−87 三菱レイヨン(株))
・ジイモニウム塩 0.3部
(CIR−RL 日本カーリット(株))
・酸化チタン 3.3部
(TCA―888 堺化学工業(株))
・トルエン 20部
・メチルエチルケトン 20部
不可視光線吸収材料含有層用塗工液1にかえて、下記組成の不可視光線吸収材料含有層用塗工液5を用いて不可視光線吸収材料含有層を形成した以外は、全て熱転写シート1と同様の作成方法にて熱転写シート5を得た。
・アクリル樹脂 8.5部
(ダイヤナール(登録商標)BR−87 三菱レイヨン(株))
・ジイモニウム塩 1.5部
(CIR−RL 日本カーリット(株))
・酸化チタン 2.4部
(TCA―888 堺化学工業(株))
・トルエン 20部
・メチルエチルケトン 20部
不可視光線吸収材料含有層用塗工液1にかえて、下記組成の不可視光線吸収材料含有層用塗工液6を用いて不可視光線吸収材料含有層を形成した以外は、全て熱転写シート1と同様の作成方法にて熱転写シート6を得た。
・アクリル樹脂 6.7部
(ダイヤナール(登録商標)BR−87 三菱レイヨン(株))
・ジイモニウム塩 0.3部
(CIR−RL 日本カーリット(株))
・トルエン 20部
・メチルエチルケトン 20部
不可視光線吸収材料含有層用塗工液1にかえて、下記組成の不可視光線吸収材料含有層用塗工液7を用いて不可視光線吸収材料含有層を形成した以外は、全て熱転写シート1と同様の作成方法にて熱転写シート7を得た。
・アクリル樹脂 6.7部
(ダイヤナール(登録商標)BR−87 三菱レイヨン(株))
・ジイモニウム塩 0.7部
(CIR−RL 日本カーリット(株))
・トルエン 20部
・メチルエチルケトン 20部
不可視光線吸収材料含有層用塗工液1にかえて、下記組成の不可視光線吸収材料含有層用塗工液8を用いて不可視光線吸収材料含有層を形成した以外は、全て熱転写シート1と同様の作成方法にて熱転写シート8を得た。
・アクリル樹脂 6.7部
(ダイヤナール(登録商標)BR−87 三菱レイヨン(株))
・ジイモニウム塩 0.3部
(CIR−RL 日本カーリット(株))
・ソルベントイエロー93 0.4部
・トルエン 20部
・メチルエチルケトン 20部
厚み35μmの多孔質ポリオレフィンフィルム(SP−U 三井化学東セロ(株))上に、下記組成のプライマー層用塗工液1を、バーコーターにより乾燥時の厚みが1.5μmとなるように塗布・乾燥(110℃、1分)してプライマー層を形成し、次いで、プライマー層上に、下記組成の受容層用塗工液をバーコーターにより、乾燥時の厚みが4μmとなるように塗布・乾燥(110℃、1分)して受容層を形成し、多孔質ポリオレフィンフィルム、プライマー層、受容層がこの順で積層された積層体を得た。次いで、厚み400μm(坪量310g/m2)の芯材紙(OKLカード 王子製紙(株))の一方の面、及び他方の面の双方に、下記組成の接着層用塗工液を乾燥時の厚みが4μmとなるように塗布して接着層を形成し、当該接着層がウェットな状態で、芯材紙の一方の面、及び他方の面の双方に、接着層を介して上記で得られた積層体を貼合し、その後、接着層の乾燥を行った。これにより、芯材紙の一方の面、及び他方の面の双方に、接着層を介して多孔質ポリオレフィンフィルム、プライマー層、受容層がこの順で積層された積層体を貼合されてなる被転写体1を得た。
・ポリエステル樹脂 4.2部
(ポリエスター(登録商標)WR−905 日本合成化学工業(株))
・酸化チタン 8.4部
(TCA−888 堺化学工業(株))
・蛍光増白剤 0.07部
(ユビテックス(登録商標)BAC BASF社)
・イソプロピルアルコール 7.2部
・水 21部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 10部
(ソルバイン(登録商標)C 日信化学工業(株))
・シリコーンオイル 1部
(X−22−3000T 信越化学工業(株))
・トルエン 20部
・酢酸エチル 20部
・ウレタン樹脂 30部
(タケラック(登録商標)A−969V 三井化学(株))
・イソシアネート 10部
(タケネート(登録商標)A−5 三井化学(株))
・酢酸エチル 60部
プライマー層用塗工液1を下記プライマー層用塗工液2に変更した以外は、被転写体1と同様に被転写体2を得た。
・ポリエステル樹脂 10部
(MD−1480 東洋紡(株))
・合成ヘクトライト 10部
(ラポナイトJS ロックウッドアディティブス社)
・消泡剤 0.05部
(ダイノール604 日信化学工業(株))
・イソプロピルアルコール 10部
・水 80部
上記で作成した熱転写シート、及び被転写体を下表1に示す組合せとし、各実施例、及び比較例の組合せとした。なお、後述する印画物の形成方法で形成した被転写体上に特別画像が形成されてなる積層体と、被転写体との色差(ΔE*ab)が10以下となる組合せを実施例とし、色差(ΔE*ab)が10を超える組合せを比較例としている。なお、色差(ΔE*ab)は、分光測定器(i1 X−rite社)を使用して、測色した。
<不可視光線吸収材料含有層を含有する画像(特別画像)の形成>
下表1の組合せにより、下記テストプリンターを用いて、被転写体上へ、不可視光線吸収材料含有層を溶融転写し特別画像を形成した。特別画像の厚さは1.0μmであった。
サーマルヘッド:KEE−57−12GAN2−STA(京セラ(株))
発熱体平均抵抗値:3303(Ω)
主走査方向印字密度:300(dpi)
副走査方向印字密度:300(dpi)
印画電圧:18(V)
ライン周期:1.5(msec./line)
印字開始温度:35(℃)
パルスDuty比:85(%)
上記テストプリンターを用いて、上記で形成した特別画像上に、受容層の転写を行った。
上記テストプリンターを用い、上記で転写した受容層上に、128/256階調のグレー画像を形成し、各実施例、及び比較例の印画物を得た。
各実施例、及び比較例の組合せにより形成した各実施例、及び比較例の印画物を目視で確認し、特別画像のコードパターンを認識することができたか否かを、下記の評価基準に基づいて評価した。評価結果を表1に併せて示す。
A:予め特別画像の位置を知っている人が見ても、その位置、形状を認識することができなかった。
B:予め特別画像の位置を知っている人が見ると、その位置、形状を認識することができたが、知らない人が見た場合、その位置、形状を認識できなかった。
NG:予め特別画像の位置、形状を知らない人が見ても、その位置、形状を認識することができた。
カラーセンサー(CZ−H35S キーエンス(株))にて、各実施例、及び比較例の組合せで用いている熱転写シートの不可視光線吸収材料含有層を、各色材層(イエロー色材層、マゼンタ色材層、シアン色材層)、及び保護層と区別して検知できるかどうかを、以下の評価基準に基づいて評価した。評価結果を表1に併せて示す。
A:問題なく検知でき、誤検知する可能性が極めて低い。
B:検知でき、誤検知される可能性が低い。
C:検知できるが、誤検知される可能性が高い。
2・・・不可視光線吸収材料含有層
2A・・・不可視光線吸収材料を含有する層
2B・・・顔料、又は有機染料を含有する層
3・・・色材層
5・・・第1転写層
5A・・・受容層
5B・・・プライマー層
5C・・・ヒートシール層
7・・・第2転写層
7A・・・保護層
10・・・熱転写シート
20・・・積層体
50A・・・不可視光線吸収材料を含有する画像(特別画像)
50B・・・熱転写画像
100・・・被転写体
200・・・印画物
Claims (4)
- 熱転写シートと被転写体との組合せであって、
前記熱転写シートが、基材の一方の面に、不可視光線吸収材料、及び顔料を含有する不可視光線吸収材料含有層と、昇華性染料を受容可能な受容層を含む第1転写層と、昇華性染料を含有する色材層とが面順次に設けられた熱転写シートであり、
前記被転写体が、顔料を含有する被転写体であり、
前記不可視光線吸収材料含有層が含有している前記顔料により、前記不可視光線吸収材料含有層と前記色材層の可視光線透過率を異ならせ、
前記不可視光線吸収材料含有層、及び前記被転写体が含有している前記顔料が、ともに酸化チタンであり、
前記被転写体と前記不可視光線吸収材料含有層との積層体と、前記被転写体との色差(ΔE*ab)が8以下であることを特徴とする熱転写シートと被転写体との組合せ。 - 前記第1転写層が、前記受容層のみからなる単層構成、又は前記基材から最も近くに前記受容層が位置する積層構成を呈する転写層であることを特徴とする請求項1に記載の熱転写シートと被転写体との組合せ。
- 熱転写シートと被転写体とを用いた印画物の形成方法であって、
被転写体を準備する被転写体準備工程と、
基材の一方の面に、不可視光線吸収材料、及び顔料を含有する不可視光線吸収材料含有層と、昇華性染料を受容可能な受容層を含む第1転写層と、昇華性染料を含有する色材層とが面順次に設けられた熱転写シートを準備する熱転写シート準備工程と、
前記被転写体の一方の面に、前記熱転写シートの前記不可視光線吸収材料含有層を転写して不可視光線吸収材料を含有する特別画像を形成する特別画像形成工程と、
前記特別画像上に、前記熱転写シートの第1転写層を転写する第1転写層転写工程と、
前記転写された前記第1転写層の前記受容層上に、前記熱転写シートの前記色材層が含有している前記昇華性染料を移行して熱転写画像を形成する熱転写画像形成工程と、
を含み、
前記被転写体が、顔料を含有する被転写体であり、
前記不可視光線吸収材料含有層が含有している前記顔料により、前記不可視光線吸収材料含有層と前記色材層の可視光線透過率を異ならせ、
前記不可視光線吸収材料含有層、及び前記被転写体が含有している前記顔料が、ともに酸化チタンであり、
前記被転写体を準備する工程で準備される前記被転写体、及び前記熱転写シートを準備する工程で準備される前記熱転写シートが、前記特別画像形成工程において形成される前記被転写体と前記特別画像との積層体と、前記被転写体準備工程で準備される前記被転写体との色差(ΔE*ab)が8以下となる被転写体、及び熱転写シートであることを特徴とする印画物の形成方法。 - 前記第1転写層転写工程が、前記特別画像、及び前記被転写体の一方の面の全面を覆うように、前記第1転写層を転写する工程であることを特徴とする請求項3に記載の印画物の形成方法。
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