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JP6363430B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力電圧を所定電圧に変換する電力変換装置に関する。
一般的なDCDCコンバータは、スイッチング素子のオンオフにより直流電圧を交流電圧に変換し、変換した交流電圧をトランスの1次側に入力して変圧し、トランスの2次電圧を整流及び平滑化して所定の直流電圧を出力する。この種のDCDCコンバータとして、複数の直流電圧を出力可能なものも提案されている。例えば、特許文献1に記載のDCDCコンバータは、複数の2次側巻線、複数の主回路、及び主回路のスイッチング素子を制御する複数の制御回路を備え、複数の独立した出力電圧を出力できる。
特開2007−325386号公報
特許文献1に記載のDCDCコンバータの出力電圧は、入力電圧、トランスの1次側巻線に対する2次側巻線の巻数比、及びスイッチング素子をスイッチングするデューティ比で決まる。特許文献1に記載のDCDCコンバータでは、各2次側回路において、1次側巻線の巻数に対して2次側巻線の巻数が一定になっており、それゆえに実際の使用に際して不都合の発生が懸念される。
例えば、入力電圧が変動する場合は、デューティ比を調整して目標の出力電圧に維持するが、デューティ比を調整できる範囲は限られている。そのため、特許文献1に記載のDCDCコンバータは、入力電圧がデューティ比で調整可能な範囲を超える変動をした場合に、目標の出力電圧を出力できなくなる。また、発明者らの知見によれば、スイッチング素子のスイッチングに伴い出力電流にリプル電流が重畳することが確認されている。こうした実情から、技術改善の余地があると考えられる。
本発明は、上記実情に鑑み、適正な電力変換を実施することができる電力変換装置を提供することを主たる目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、トランスの1次側巻線に入力された入力電圧を所定電圧に変換して出力する電力変換装置であって、複数の巻線部を有する2次側巻線と、前記複数の巻線部のうち前記変換に用いる巻線部を切替えることにより、前記2次側巻線の巻数を可変にする巻数切替手段と、前記2次側巻線と出力端子側との間の経路に設けられ、前記入力電圧と前記所定電圧との比及び前記1次側巻線と前記2次側巻線との巻数比から定まるデューティ比によりオンオフされるスイッチング手段と、前記巻数切替手段による前記巻線部の切替え、及び前記スイッチング手段のオンオフを実行する駆動手段と、を備える。
本電力変換装置では、巻数切替手段により変換に用いる巻線部を切り替えることにより、2次側巻線の巻数を可変にすることができる。すなわち、1次側巻線と2次側巻線との巻数比を変えることができる。よって、入力電圧が変動した際に2次側巻線の巻数を変更することでデューティ比の調整をしたり、強制的に大小異なるデューティ比を混在させることでリプル電流の高調波成分のレベルを低減したりすることができる。その結果、適正な電力変換を実施することができる。
第1実施形態に係る電力変換装置の構成を示す図。 第1実施形態に係るスイッチング素子の動作を示す図。 第1実施形態に係るリプル電流の波形を示す図。 参考例に係るリプル電流の波形を示す図。 第1実施形態及び参考例に係るリプル電流の高調波成分のレベルを示す図。 第2実施形態に係る電力変換装置の構成を示す図。 第3実施形態に係る電力変換装置の構成を示す図。 第4実施形態に係る電力変換装置の構成を示す図。 第5実施形態に係る電力変換装置の構成を示す図。 参考例に係る電力変換装置の構成を示す図。
以下、電力変換装置を具現化した各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。各実施形態に係る電力変換装置は、入力電圧を変換して一定の所定電圧(例えば15V)を出力することを想定している。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る電力変換装置の構成について、図1を参照しつつ説明する。第1実施形態に係る電力変換装置Sは、電力変換部10とコントローラ20とを有している。電力変換部10は、トランスTの1次側巻線L1、1次側巻線L1に磁気的に結合した2次側巻線L2、スイッチング素子SW1〜SW4、整流ダイオードDa,Db、チョークコイルLc、平滑コンデンサC及びドライバ回路11を備える。1次側巻線L1の入力側は図略しているが、1次側巻線L1には、インバータ回路を介して直流電源であるバッテリが接続される。インバータ回路は、例えば図10に示すフルブリッジのスイッチング回路を採用できる。第1実施形態では、SW1〜SW4が巻数切替手段及びスイッチング手段に相当し、ドライバ回路11が駆動手段に相当する。
2次側巻線L2の出力端子側は、トランスTの2次電圧を全波整流する回路となっている。2次側巻線L2は、直列接続された複数の巻線部L2a〜L2dを有し、各巻線部の両端は接続点P1〜P5となっている。接続点P1及びP5は、2次側巻線L2の両端に相当する。また、接続点P3は、中性点に相当し、接続点P3から引き出された接続線は負極側の出力端子To2に接続されている。2次側巻線L2の接続点間には、複数の巻数が異なる2次巻線部が形成される。詳しくは、接続点P1とP3との間には、巻線部L2aとL2bとから構成される2次巻線部(以下、L2abとする)が形成され、接続点P2とP3との間には、巻線部L2bから構成される2次巻線部L2bが形成される。また、接続点P5とP3との間には、巻線部L2cとL2dとから構成される2次巻線部(以下、L2cdとする)が形成され、接続点P4とP3との間には、巻線部L2cから構成される2次巻線部L2cが形成される。
本実施形態では、巻線L2a〜L2dの巻数を全てNaとする。2次巻線部L2abの巻数は2Na、2次巻線部L2bの巻数はNa、2次巻線部L2cdの巻数は2Na、2次巻線部L2cの巻数はNaとなる。すなわち、2種類の巻数の2次巻線部が形成される。2次巻線部L2ab,L2bは、1次側巻線L1に正の電圧が印加されたときに2次電流が流れる2次巻線部である。2次巻線部L2cd,L2cは、1次側巻線L1に負の電圧が印加されたときに2次電流が流れる2次巻線部である。なお、図1に示す矢印の向きを正の電圧とする。
巻線部L2a,L2bの両端のうちの一端である接続点P1,P2から引き出された接続線には、それぞれスイッチング素子SW1,SW2が接続されている。スイッチング素子SW1及びSW2は、整流ダイオードDaのアノード端子に接続されている。整流ダイオードDaのカソード端子は、平滑化回路の正極側の端子To3に接続されている。平滑化回路は、チョークコイルLc及び平滑コンデンサCから構成されている。
また、巻線部L2c,L2dの両端のうちの一端である接続点P4,P5から引き出された接続線には、スイッチング素子SW3,SW4がそれぞれ接続されている。スイッチング素子SW3及びSW4は、整流ダイオードDbのアノード端子に接続されている。整流ダイオードDbのカソード端子は、平滑化回路の正極側の端子To3に接続されている。電力変換部10の出力端子To1及びTo2には、所定電圧の負荷12が接続されている。
スイッチング素子SW1〜SW4は、各2次巻線部と出力端子側との間の経路に設けられ、後述するデューティ比Duによりオンオフされるものである。スイッチング素子SW1〜SW4としては、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)や、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等を採用できる。
そして、スイッチング素子SW1〜SW4は、巻線部L2a〜L2dのうち電力変換に用いる巻線部を切替えることにより、2次側巻線L2の巻数N2を可変とする。詳しくは、トランスTの1次電圧が正のときに、スイッチング素子SW1をオンにすると2次巻線部L2abが整流ダイオードDaに接続され、スイッチング素子SW2をオンにすると2次巻線部L2bが整流ダイオードDaに接続される。また、1次電圧が負のときに、スイッチング素子SW4をオンにすると2次巻線部L2cdが整流ダイオードDbに接続され、スイッチング素子SW3をオンにすると2次巻線部L2cが整流ダイオードDbに接続される。すなわち、オンにするスイッチング素子によって、電力変換に用いる2次巻線部が選択され、2次側巻線L2の巻数N2が可変となる。
2次巻線部L2ab,L2cdが選択される場合、2次側巻線L2の巻数N2は2Naであり、2次巻線部L2b,L2cが選択される場合、2次側巻線L2の巻数N2はNaである。よって、1次側巻線の巻数N1は定数で、2次側巻線L2の巻数N2はNa又は2Naとなるので、2次側巻線L2に対する1次側巻線の巻数比N1/N2は可変となる。
ドライバ回路11は、上位のコントローラ20からの指令に基づいて、スイッチング素子SW1〜SW4を駆動する。すなわち、ドライバ回路11は、スイッチング素子SW1〜SW4による巻線部の切替え、及びスイッチング素子SW1〜SW4のオンオフを実行する。コントローラ20は、例えばECUであり、図示しない電圧センサにより検出された入力電圧Vi及び出力電圧Voを取得して、ドライバ回路11に指令を出す。なお、1次側巻線の端子間電圧が入力電圧Viに相当し、出力端子To1及びTo2の端子間電圧が出力電圧Voに相当する。
出力電圧Voは、Vo=Vi×(N2/N1)×Duとなる。ここで、デューティ比Duは、トランスTの1次電圧の半周期Tsに対するスイッチング素子SW1〜SW4のオン時間Ton、すなわちDu=Ton/Tsと定義する。デューティ比Duがとり得る値の範囲は0〜1である。
所定の出力電圧Voを出力するためには、デューティ比Du=(Vo/Vi)×(N1/N2)でスイッチングする必要がある。ドライバ回路11は、電力変換に用いる2次巻線部に応じて、入出力電圧比Vo/Vi及び巻数比N1/N2から定まるデューティ比Duで、その2次巻線部に接続されたスイッチング素子をスイッチングする。
よって、ドライバ回路11は、2次巻線部L2b,L2cに接続されたスイッチング素子SW2,SW3を、2次巻線部L2ab,L2cdに接続されたスイッチング素子SW1,SW4と比較して、2倍のデューティ比Duでスイッチングする。
例えば、所定の出力電圧Voを15V、入力電圧Viを200V、N1:Na=8:1とする。2次巻線部L2abを選択する場合、巻数比N1/N2=4となるので、スイッチング素子SW1をデューティ比Du=0.3でスイッチングすると、15Vの出力電圧Voを得られる。一方、2次巻線部L2bを選択する場合、巻数比N1/N2=8となるので、スイッチング素子SW2をデューティ比Du=0.6でスイッチングすると、15Vの出力電圧Voを得られる。同様に、2次巻線部L2cdを選択する場合は、スイッチング素子SW4をデューティ比Du=0.3でスイッチングし、2次巻線部L2cを選択する場合は、スイッチング素子SW3をデューティ比Du=0.6でスイッチングすれば、15Vの出力電圧Voが得られる。
すなわち、スイッチング素子SW1〜SW4は、巻数切替手段として機能し、いずれか1つのスイッチング素子以外を選択的にオフすることで、変換に用いる巻線部を切り替える。さらに、スイッチング素子SW1〜SW4は、スイッチング手段として機能し、選択的にオフしたもの以外のスイッチング素子をオンオフすることで電圧調整を実施する。
次に、参考例に係る電力変換装置100について、図10を参照して説明する。電力変換装置100では、バッテリ13から出力された直流電圧が、スイッチング素子Q1〜Q4から構成されたフルブリッジ回路で交流電圧に変換される。変換された交流電圧は、トランスTrの1次側巻線L1に入力されて変圧され、トランスTrの2次側に出力される。1次電圧が正のとき、2次電流は、2次側巻線の巻線部L2ar及び整流ダイオードDarを流れて整流されて、チョークコイルLcr及び負荷12rに流れる。1次電圧が負のとき、2次電流は、2次側巻線の巻線部L2br及び整流ダイオードDbrを流れて整流されて、チョークコイルLcr及び負荷12rに流れる。電力変換装置100は、巻線部L2arと巻線部L2brの巻数を等しくし、スイッチング素子Q1とQ2のデューティ比Durと、スイッチング素子Q2とQ3のデューティ比Durとを等しくすることで、1次電圧の極性に関わらず同じ出力電圧Voに変換する。
よって電力変換装置100では、巻数比N1/N2は固定であり変えることができない。バッテリ13の電圧が変動すると、その影響で1次側の入力電圧Viが変動する。電力変換装置100では、1次側の入力電圧Viが変動すると、巻線比N1/N2が固定のため、出力電圧Voも変動して、目標とする所定の出力電圧Voを得られなくなる。仮に、スイッチング素子Q1〜Q4のデューティ比Durを調整して入力電圧Viを一定に維持しようとしても、デューティ比Durで調整可能な範囲は限られる。入力電圧Viの変動がデューティ比Durで調整可能な範囲を超える場合、入力電圧Viを一定に維持できず、所定の出力電圧Voを得られない。なお、このような入力電圧Viの変動は、バッテリ13が劣化したときや、負荷12rが想定外の使われ方をしたときなどに生じる。
これに対して、本実施形態に係る電力変換装置Sでは、選択する2次巻線部に応じて巻数比N1/N2を変えることができる。そのため、入力電圧Viが、スイッチング素子のデューティ比Duで調整可能な範囲を超える変動をした場合でも、巻数比N1/N2を変えることにより、所定の出力電圧Voを出力することができる。
例えば、入力電圧が200Vから100Vにまで低下した場合、2次巻線部L2bを選択すると、15Vの出力電圧Voを得るためには、スイッチング素子SW2をデューティ比Du=1.2でスイッチングさせる必要がある。しかしながら、デューティ比Du=1.2は、デューティ比Duがとり得る値の範囲を超えている。そのため、2次巻線部L2bを選択すると、15Vの出力電圧Voを得ることができない。一方、2次巻線部L2abを選択すると、スイッチング素子SW1をデューティ比Du=0.6でスイッチングさせることにより、15Vの出力電圧Voを得られる。コントローラ20は、入力電圧Viの変動を監視し、ドライバ回路11に、入力電圧Viに対して出力電圧Voを出力可能な2次巻線部の選択を指令する。
次に、電力変換装置Sの動作について、図2〜5を参照しつつ説明する。電力変換装置Sの出力電流は、完全に直流成分のみに変換されるわけではなく、スイッチング素子SW1〜SW4のスイッチング周波数に由来する交流成分、いわゆるリプル電流が含まれる。
リプル電流は、スイッチング素子SW1〜SW4のデューティ比Duに応じた波形となる。そのため、例えば、2次巻線部L2ab及びL2cを選択し、1次電圧が正のときと負のときとで2次側巻線L2の巻数N2を変えると、1次電圧が正のときと負のときとで異なる波形のリプル電流が出力電流に重畳される。図2に示すように、スイッチング素子SW1のデューティ比Duを0.3、スイッチング素子SWのデューティ比Duを0.6とした場合、リプル電流の波形は図3に示すように、デューティ比Du=0.6及び0.3に対応した2種類の波形が順次繰り返す波形になる。
これに対して、参考例に係る電力変換装置10では、所定の出力電圧Voを得るためには、スイッチング素子Q1とQ2のデューティ比Durと、スイッチング素子Q2とQ3のデューティ比Durとを等しくする必要がある。スイッチング素子Q1〜Q4のデューティ比Durを0.6とした場合、リプル電流の波形は、図4に示すように、デューティ比Du=0.6に対応した1種類の波形が繰り返す波形になる。
図3のリプル波形をフーリエ変換した高調波成分のレベルを図5に実線で示し、図4のリプル波形をフーリエ変換した高調波成分のレベルを図5に一点鎖線で示す。本実施形態に係る高調波成分は、参考例に係る高調波成分よりも周波数成分は多くなっている。しかしながら、本実施形態に係る高調波成分は、参考例に係る高調波成分よりも、AM帯域でレベルがピークとなる周波数の0.6MHzにおいて、レベルが2dB低減している。本実施形態では、スイッチング素子のオンオフの1周期ごとに、2次側巻線の巻数N2を変更することにより、複数のデューティ比Duを混在させている。その結果、リプル電流の高調波成分が拡散されてピークレベルが抑制されている。リプル電流は高周波ノイズのノイズ源となるため、リプル電流の高調波成分のレベルを抑制することにより、高周波ノイズを低減することができる。
混在させるデューティ比Duの種類が多いほど、リプル電流の高調波成分のレベル抑制効果は大きく、ひいては、高周波ノイズの低減効果は大きい。よって、本実施形態では2次側巻線L2の巻数N2の種類は2種類だが、2次側巻線L2の巻数N2の種類を増やせば、さらに高周波ノイズの低減効果を大きくすることもできる。
本実施形態では、ドライバ回路11は、コントローラ20の指令を受けて、スイッチング素子のオンオフの1周期ごとに、異なる巻数の2次巻線部を選択するようにスイッチング素子を駆動し、さらに、選択された2次巻線部に接続されたスイッチング素子を、対応するデューティ比Duにより駆動する。すなわち、巻数切替手段としてのスイッチング素子SW1〜SW4は、スイッチング手段としてのスイッチング素子SW1〜SW4のオンオフの1周期ごとに、2次側巻線L2の巻数N2を変更するものである。
例えば、所定の出力電圧Voを15V、入力電圧Viを200V、N1:Na=8:1とし、選択する2次巻線部の組合せをL2ab,L2c、すなわち2次側巻線L2の巻数N2の組合せをNa,2Naとする。この場合、ドライバ回路11は、スイッチング素子SW1,SW3を交互にオンするように、それぞれのデューティ比Duでスイッチングする。すなわち、ドライバ回路11は、デューティ比0.3と0.6を交互に繰り返すように、スイッチング素子SW1,SW3をスイッチングする。あるいは、選択する2次巻線部の組合せをL2b,L2cdとし、ドライバ回路11は、スイッチング素子SW2,SW4を交互にそれぞれのデューティ比Duでスイッチングしてもよい。
また、ドライバ回路11は、スイッチング素子のオンオフの複数周期ごとに、異なる巻数の2次巻線を選択するようにスイッチング素子を駆動してもよい。すなわち、巻数切替手段としてのスイッチング素子は、スイッチング手段としてのスイッチング素子のオンオフの複数周期ごとに、2次側巻線L2の巻数N2を変更するものでもよい。例えば、選択する2次巻線部の組合せをL2ab,L2b,L2c,L2cdにし、スイッチング素子SW1,SW4,SW2,SW3の順に、順次それぞれのデューティ比Duでスイッチングした場合、2次側巻線L2の巻数N2は、2Na,2Na,Na,Naの順に順次変更される。すなわち、スイッチング素子のオンオフの2周期ごとに、2次側巻線L2の巻数N2が変更されるとともに、デューティ比Duが変更される。
あるいは、選択する2次巻線部の組合せをL2ab,L2b,L2cにし、ドライバ回路11は、スイッチング素子SW1,SW3,SW2,SW3の順に、順次それぞれのデューティ比Duでスイッチングしてもよい。また、2次側巻線L2の巻数N2の種類を増やし、3種類以上のデューティ比Duの組合せを繰り返すようにスイッチングしてもよい。
混在させるデューティ比Duの種類、及びデューティ比Duの繰り返しパターンによって、抑制されるリプル電流の高調波成分が変わる。すなわち、巻数N2の組合せ及び巻数N2を変更する周期により、抑制されるリプル電流の高調波成分が変わる。リプル電流のうち抑制対象となる周波数域は定められている。コントローラ20は、抑制対象となる周波数域に応じた巻数N2の組合せ及び周期で巻数N2を変更するように、ドライバ回路11に指令を出す。ドライバ回路11は、コントローラ20からの指令に基づいたパターンで、スイッチング素子を駆動する。これにより、スイッチング素子は、抑制対象となる周波数域に応じた巻数N2の組合せ及び周期で巻数N2を変更する。なお、抑制対象となる周波数域に応じた巻数N2の組合せ及び周期のいずれか一方だけを用いて、巻数N2を変更してもよい。
さらに、入力電圧Viが変動した場合には、ドライバ回路11は、コントローラ20の指令に基づいて、2次側巻線L2の巻数N2が、入力電圧Viの変動に対応して所定の出力電圧Voを得られる巻数となるように、スイッチング素子を駆動して電力変換に用いる巻線部L2a〜L2dの切替えを実行する。
例えば、入力電圧Viが100Vまで低下した場合は、2次巻線部L2b,L2cを選択すると15Vの出力電圧Voを得られなくなる。よって、この場合は、ドライバ回路11は、2次巻線部L2ab,L2cdのみを選択する。すなわち、ドライバ回路11は、通常時には、スイッチング素子のオンオフの1又は複数の周期ごとに、2次側巻線L2の巻数N2を変更して、複数のデューティ比Duを混在させ、入力電圧が変動した場合には、変動に対応できない巻数の2次巻線部を選択しないようにする。
以上説明した第1実施形態は、以下の効果を奏する。
(1)スイッチング素子SW1〜SW4によって電力変換に用いる巻線部L2a〜L2dを切り替えることにより、2次側巻線L2の巻数N2を可変にできる。すなわち、1次側巻線と2次側巻線との巻数比N1/N2を変えることができる。よって、入力電圧Viが大きく変動して、入出力電圧比Vo/Vi及び巻数比N1/N2から定まるデューティ比Duが使用可能な範囲外となった場合でも、2次側巻線L2の巻数N2を変えることにより、巻数比N1/N2を変えてデューティ比Duを使用可能な範囲内にできる。したがって、入力電圧Viがデューティ比Duで調整可能な範囲を超える変動した場合でも、目標である所定の出力電圧Voを出力できる。
(2)入力電圧Viと出力電圧Voとの比を一定にする条件下であれば、2次側巻線L2の巻数N2を変更することに伴い、スイッチング素子のデューティ比Duが変更されることになる。この場合、デューティ比Duがスイッチング素子のオンオフの1又は複数の周期ごとに変更されることで、異なる波形が混在したリプル電流となる。そのため、単一のデューティ比Duでスイッチング素子をスイッチングする場合よりも、スイッチング周波数に由来するリプル電流の高調波成分を拡散させ、高調波成分のレベルを抑制できる。ひいては、単一のデューティ比Duでスイッチング素子をオンオフする場合よりも、高周波ノイズを低減できる。
(3)リプル電流のうち抑制対象となる周波数域に応じた巻数N2の組合せで、2次側巻線L2の巻数N2が変更されるため、抑制対象である周波数域のノイズを適切に低減できる。また、リプル電流のうち抑制対象となる周波数域に応じた周期で、2次側巻線L2の巻数N2が変更されるため、抑制対象である周波数域のノイズを適切に低減できる。
(4)入力電圧Viが変動した場合には、2次側巻線L2の巻数N2が、入力電圧Viの変動に対応して所定の出力電圧Voを出力する巻数となるように、電力変換に用いる巻線部L2a〜L2bが切り替えられる。よって、入力電圧Viが変動しても、所定の出力電圧Voを維持できる。
(5)巻線部L2a〜L2dにそれぞれ接続されたスイッチング素子SW1,SW2,SW3,SW4により、電力変換に用いる巻線部L2a〜L2dの切替え及びデューティ制御の両方を行うことができる。よって、電力変換装置10の部品数を減らすことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、第1実施形態と異なる点について図6を参照して説明する。図6は、第2実施形態に係る電力変換装置の2次側の構成を示した図である。第2実施形態に係る電力変換装置の省略した構成は図1と同じである。
第2実施形態に係る電力変換装置は、整流ダイオードDa,Dbを備えない。スイッチング素子SW1,SW2が整流ダイオードDaの役割をし、スイッチング素子SW3,SW4が整流ダイオードDbの役割をする。すなわち、スイッチング素子SW1〜SW4は、整流機能を実現する。
詳しくは、ドライバ回路11は、2次巻線部L2ab又はL2bを選択して、スイッチング素子SW1又はSW2をオンにするときは、スイッチング素子SW3及びSW4をオフにし、2次電流が端子To3から2次巻線部L2cd,L2cへ向かって流れないようにする。また、ドライバ回路11は、2次巻線部L2cd又はL2cを選択して、スイッチング素子SW3又はSW4をオンにするときは、スイッチング素子SW1及びSW2をオフにして、2次電流が端子To3から2次巻線部L2ab,L2bへ向かって流れないようにする。
第2実施形態によれば、第1実施形態の(1)〜(5)と同様の効果を奏する。さらに、スイッチング素子SW1〜SW4が整流機能を実現することにより、整流ダイオードを備える必要がない。よって、電力変換装置の部品数を減らすことができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について、第1実施形態と異なる点について図7を参照して説明する。図7は、第3実施形態に係る電力変換装置の2次側の構成を示した図である。第3実施形態に係る電力変換装置の省略した構成は図1と同じである。
第3実施形態に係る電力変換装置は、巻数切替手段とスイッチング手段とが異なる素子で構成され、各巻線部L2a〜L2dの両端のうちの中性点P3と異なる側に、巻数切替手段及びスイッチング手段が直列に接続されている。詳しくは、スイッチング素子SW1a〜SW4aは、第1実施形態に係るスイッチング素子SW1〜SW4と同じ場所に接続されており、巻数切替手段に相当する。また、スイッチング素子SW5a,SW6aは、第1実施形態に係る整流ダイオードDa,Dbと同じ場所に接続されており、スイッチング手段に相当するとともに、整流機能を実現する。
2次巻線部L2abを選択する場合は、スイッチング素子SW1aをオンにした状態で、スイッチング素子SW5aをオンオフさせてデューティ制御する。2次巻線部L2bを選択する場合は、スイッチング素子SW2aをオンにした状態で、スイッチング素子SW5aをオンオフさせてデューティ制御する。2次巻線部L2cd,L2cを選択する場合も同様である。
例えば、2次巻線部L2ab及び2次巻線部L2cを選択する場合は、スイッチング素子SW1a及びSW3aをオン状態にしたまま、スイッチング素子SW5aとSW6aを交互にオンとなるように、それぞれのデューティ比Duでスイッチングさせる。
スイッチング素子SW1a〜SW6aとしては、MOSFETや、IGBT等を採用できるが、スイッチング素子SW1a〜SW4aは、スイッチング素子SW5a,SW6aよりも低速のスイッチング素子を採用してもよい。
第3実施形態によれば、第1実施形態の(1)〜(4)と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について、第3実施形態と異なる点について図8を参照して説明する。図8は、第4実施形態に係る電力変換装置の2次側の構成を示した図である。第4実施形態に係る電力変換装置の省略した構成は図1と同じである。
第4実施形態に係る電力変換装置は、巻数切替手段とスイッチング手段とを異なる素子で構成している。直接に接続された巻線部L2a〜L2d同士の接続点P2〜P4から引き出された接続線には、それぞれスイッチング素子SW1b〜SW3bが接続されている。また、接続点P1,P5から引き出された接続線には、それぞれスイッチング素子SW4b,SW5bが接続されている。スイッチング素子SW1b〜SW3bが巻数切替手段に相当し、スイッチング素子SW4b,SW5bがスイッチング手段に相当する。また、スイッチング素子SW4b,SW5bは整流機能を実現する。
1次電圧が正のときにスイッチング素子SW1bをオンにすると、巻線部L2aから構成される2次巻線部L2aが選択され、1次電圧が負のときにスイッチング素子SW1bをオンにすると、巻線部L2b,L2c,L2dから構成される2次巻線部L2bcdが選択される。また、1次電圧が正のときにスイッチング素子SW2bをオンにすると、巻線部L2a,L2bから構成される2次巻線部L2abが選択され、1次電圧が負のときにスイッチング素子SW2bをオンにすると、巻線部L2c,L2dから構成される2次巻線部L2cdが選択される。また、1次電圧が正のときにスイッチング素子SW3bをオンにすると、巻線部L2a,L2b,L2cから構成される2次巻線部L2abcが選択され、1次電圧が負のときにスイッチング素子SW3bをオンにすると、巻線部L2dから構成される2次巻線L2dが選択される。
第4実施形態に係る電力変換装置では、巻線部L2a〜L2d同士の接続点P2〜P4のいずれか1点が中性点となる。スイッチング素子SW1bをオンにすると接続点P2が中性点となり、スイッチング素子SW2bをオンにすると接続点P3が中性点になり、スイッチング素子SW3bをオンにすると接続点P4が中性点になる。すなわち、第4実施形態に係る電力変換装置では、オンするスイッチング素子によって、中性点の位置をP2〜P4で可変できる。
これに対して、第1〜3実施形態に係る電力変換装置では、中性点の位置がP3で固定であった。そのため、1次電圧が正のときは、接続点P1からP3の間の巻線部L2a,L2bから2次巻線部を選択し、1次電圧が負のときは、接続点P5からP3の間の巻線部L2c,L2dから2次巻線部を選択しなければならなかった。
第4実施形態に係る電力変換装置では、中性点の位置を可変できるため、1次電圧が正のときは、接続点P1からP4の間の巻線部L2a〜L2cから2次巻線部を選択し、1次電圧が負のときは、接続点P5からP2の間の巻線部L2b〜L2dから2次巻線部を選択できる。よって、2次巻線部の選択の幅が広がる。
第4実施形態によれば、第1実施形態の(1)〜(4)と同様の効果を奏する。さらに、2次側巻線L2の中性点の位置を可変できるため、中性点の位置を固定した場合よりも、2次巻線部の巻数の種類を増やすことができる。ひいては、混在させるデューティ比Duの種類を増やして、ノイズの低減効果を高めることができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について、第4実施形態と異なる点について図9を参照して説明する。図9は、第5実施形態に係る電力変換装置の2次側の構成を示した図である。第5実施形態に係る電力変換装置の省略した構成は図1と同じである。
第5実施形態に係る電力変換装置では、スイッチング素子SW1c〜SW3cが、第4実施形態に係るスイッチング素子SW1b〜SW3bと同じ位置に接続されており、巻数切替手段及びスイッチング手段に相当する。また、整流ダイオードDc,Ddが、第4実施形態に係るスイッチング素子SW4b,SW5bと同じ位置に接続されている。
第5実施形態に係る電力変換装置では、1次電圧が正のときに、スイッチング素子SW2cをスイッチングすると、2次巻線部L2abが選択され、2次巻線部L2abを流れる2次電流は整流ダイオードDcで整流されて、チョークコイルLcへ流れる。また、1次電圧が負のときに、スイッチング素子SW2cをスイッチングすると、2次巻線部L2cdが選択され、2次巻線部L2cdを流れる2次電流は整流ダイオードDdで整流されて、チョークコイルLcへ流れる。他の2次巻線部を選択する場合も同様である。
第5実施形態によれば、第4実施形態と同様の効果を奏するとともに、スイッチング素子の数を減らすことができる。
(他の実施形態)
・実施形態1〜3に係る電力変換装置は、2次側回路を半波整流回路にしてもよい。このようにしても、実施形態1〜3と同様の効果を得られる。
・実施形態1〜3に係る電力変換装置では、トランスTの2次側に、各2次巻線部が個別に形成されていてもよい。
・巻線部L2a,L2b,L2c,L2dの巻数は等しくする必要はなく、それぞれ任意の巻数にしてもよい。また、巻線部の数を増やして、2次側巻線の巻数の種類を増やしてもよい。
・ドライバ回路11は、コントローラ20が内蔵されているものであってもよい。
10…電力変換装置、11…ドライバ回路、L2…2次側巻線、L2a〜L2d…巻線部、SW1〜SW4…スイッチング素子。

Claims (11)

  1. トランス(T)の1次側巻線(L1)に入力された入力電圧を所定電圧に変換して出力する電力変換装置(S)であって、
    複数の巻線部(L2a〜L2d)を有する2次側巻線(L2)と、
    前記複数の巻線部のうち前記変換に用いる巻線部を切替えることにより、前記2次側巻線の巻数を可変にする巻数切替手段(SW1〜SW4)と、
    前記2次側巻線と出力端子側との間の経路に設けられ、前記入力電圧と前記所定電圧との比及び前記1次側巻線と前記2次側巻線との巻数比から定まるデューティ比によりオンオフされるスイッチング手段(SW1〜SW4)と、
    前記巻数切替手段による前記巻線部の切替え、及び前記スイッチング手段のオンオフを実行する駆動手段(11)と、を備え、
    前記巻数切替手段は、前記スイッチング手段のオンオフの1又は複数の周期ごとに、前記2次側巻線の巻数を変更するものであり、
    出力電流に重畳されるリプル電流のうち抑制対象となる周波数域が定められており、
    前記巻数切替手段は、前記周波数域に応じた巻数の組合せで前記2次側巻線の巻数を変更する電力変換装置。
  2. 前記巻数切替手段は、前記周波数域に応じた周期で前記2次側巻線の巻数を変更する請求項1に記載の電力変換装置。
  3. トランス(T)の1次側巻線(L1)に入力された入力電圧を所定電圧に変換して出力する電力変換装置(S)であって、
    複数の巻線部(L2a〜L2d)を有する2次側巻線(L2)と、
    前記複数の巻線部のうち前記変換に用いる巻線部を切替えることにより、前記2次側巻線の巻数を可変にする巻数切替手段(SW1〜SW4)と、
    前記2次側巻線と出力端子側との間の経路に設けられ、前記入力電圧と前記所定電圧との比及び前記1次側巻線と前記2次側巻線との巻数比から定まるデューティ比によりオンオフされるスイッチング手段(SW1〜SW4)と、
    前記巻数切替手段による前記巻線部の切替え、及び前記スイッチング手段のオンオフを実行する駆動手段(11)と、を備え、
    前記巻数切替手段は、前記スイッチング手段のオンオフの1又は複数の周期ごとに、前記2次側巻線の巻数を変更するものであり、
    出力電流に重畳されるリプル電流のうち抑制対象となる周波数域が定められており、
    前記巻数切替手段は、前記周波数域に応じた周期で前記2次側巻線の巻数を変更する電力変換装置。
  4. 前記複数の巻線部にそれぞれ接続される複数のスイッチング素子(SW1〜SW4)を有し、
    前記複数のスイッチング素子は、前記巻数切替手段として機能し、いずれかを選択的にオフすることで、前記変換に用いる巻線部を切り替えるとともに、前記スイッチング手段として機能し、前記選択的にオフしたもの以外のスイッチング素子をオンオフすることで電圧調整を実施する請求項1〜3のいずれかに記載の電力変換装置。
  5. トランス(T)の1次側巻線(L1)に入力された入力電圧を所定電圧に変換して出力する電力変換装置(S)であって、
    複数の巻線部(L2a〜L2d)を有する2次側巻線(L2)と、
    前記複数の巻線部のうち前記変換に用いる巻線部を切替えることにより、前記2次側巻線の巻数を可変にする巻数切替手段(SW1〜SW4)と、
    前記2次側巻線と出力端子側との間の経路に設けられ、前記入力電圧と前記所定電圧との比及び前記1次側巻線と前記2次側巻線との巻数比から定まるデューティ比によりオンオフされるスイッチング手段(SW1〜SW4)と、
    前記巻数切替手段による前記巻線部の切替え、及び前記スイッチング手段のオンオフを実行する駆動手段(11)と、を備え、
    前記複数の巻線部にそれぞれ接続される複数のスイッチング素子(SW1〜SW4)を有し、
    前記複数のスイッチング素子は、前記巻数切替手段として機能し、いずれかを選択的にオフすることで、前記変換に用いる巻線部を切り替えるとともに、前記スイッチング手段として機能し、前記選択的にオフしたもの以外のスイッチング素子をオンオフすることで電圧調整を実施する電力変換装置。
  6. 前記スイッチング素子は、整流機能を実現する請求項4または5に記載の電力変換装置。
  7. 前記2次側巻線は、直列接続された前記複数の巻線部、及びその巻線部同士の接続点のいずれか1点である中性点を有し、
    記巻線部同士の接続点(P2〜P4)には、それぞれ第1スイッチング素子(SW1b〜SW3b)が接続されており、
    記2次側巻線の両端(P1,P5)には、それぞれ第2スイッチング素子(SW4b〜SW5b)が接続されており、
    前記第1スイッチング素子は、前記巻数切替手段として機能し、
    前記第2スイッチング素子は、前記スイッチング手段として機能する請求項1〜4のいずれかに記載の電力変換装置。
  8. トランス(T)の1次側巻線(L1)に入力された入力電圧を所定電圧に変換して出力する電力変換装置(S)であって、
    複数の巻線部(L2a〜L2d)を有する2次側巻線(L2)と、
    前記複数の巻線部のうち前記変換に用いる巻線部を切替えることにより、前記2次側巻線の巻数を可変にする巻数切替手段(SW1b〜SW3b)と、
    前記2次側巻線と出力端子側との間の経路に設けられ、前記入力電圧と前記所定電圧との比及び前記1次側巻線と前記2次側巻線との巻数比から定まるデューティ比によりオンオフされるスイッチング手段(SW4b,SW5b)と、
    前記巻数切替手段による前記巻線部の切替え、及び前記スイッチング手段のオンオフを実行する駆動手段(11)と、を備え、
    前記2次側巻線は、直列接続された前記複数の巻線部、及びその巻線部同士の接続点のいずれか1点である中性点を有し、
    前記巻数切替手段(SW1b〜SW3b)は、前記巻線部同士の接続点(P2〜P4)にそれぞれ接続されており、
    前記スイッチング手段(SW4b,SW5b)は、前記2次側巻線の両端(P1,P5)にそれぞれ接続されている電力変換装置。
  9. 前記2次側巻線は、直列接続された前記複数の巻線部、及びその巻線部同士の接続点のいずれか1点である中性点を有し、
    前記巻線部同士の接続点(P2〜P4)にはそれぞれスイッチング素子(SW1c〜SW3c)が接続されており、
    前記2次側巻線の両端(P1,P5)にはそれぞれ整流ダイオード(Dc,Dd)が接続されており、
    前記スイッチング素子は、前記巻数切替手段及び前記スイッチング手段として機能する請求項1〜4のいずれかに記載の電力変換装置。
  10. トランス(T)の1次側巻線(L1)に入力された入力電圧を所定電圧に変換して出力する電力変換装置(S)であって、
    複数の巻線部(L2a〜L2d)を有する2次側巻線(L2)と、
    前記複数の巻線部のうち前記変換に用いる巻線部を切替えることにより、前記2次側巻線の巻数を可変にする巻数切替手段(SW1〜SW4)と、
    前記2次側巻線と出力端子側との間の経路に設けられ、前記入力電圧と前記所定電圧との比及び前記1次側巻線と前記2次側巻線との巻数比から定まるデューティ比によりオンオフされるスイッチング手段(SW1〜SW4)と、
    前記巻数切替手段による前記巻線部の切替え、及び前記スイッチング手段のオンオフを実行する駆動手段(11)と、を備え、
    前記2次側巻線は、直列接続された前記複数の巻線部、及びその巻線部同士の接続点のいずれか1点である中性点を有し、
    前記巻線部同士の接続点(P2〜P4)にはそれぞれスイッチング素子(SW1c〜SW3c)が接続されており、
    前記2次側巻線の両端(P1,P5)にはそれぞれ整流ダイオード(Dc,Dd)が接続されており、
    前記スイッチング素子は、前記巻数切替手段及び前記スイッチング手段として機能する電力変換装置。
  11. 前記駆動手段は、前記入力電圧が変動した場合に、前記2次側巻線が前記入力電圧の変動に対応して前記所定電圧を出力する巻数となるように、前記巻数切替手段による前記巻線部の切替えを実行する請求項1〜10のいずれかに記載の電力変換装置。
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