JP6356044B2 - 配風用流路主部材入りシートパッド及びその製造方法 - Google Patents
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Description
請求項2の発明たる配風用流路主部材入りシートパッドは、請求項1で、エア噴出口に配される前記裏当て材の部位に、該エア噴出口の孔径よりも小さい孔径を有する前記透孔が設けられてなることを特徴とする。請求項3の発明たる配風用流路主部材入りシートパッドは、請求項1又は2で、樋状部に係る対向側壁の中間高さ外面に、外方へ張り出す外鍔が該樋状部に一体成形されてなることを特徴とする。請求項4の発明たる配風用流路主部材入りシートパッドは、請求項1〜3で、合成樹脂製の前記樋状部の対向側壁に抜孔が設けられ、且つ該抜孔に配される前記裏当て材に、両側壁の内面側から抜孔を通って両外方へ膨らむ膨出部が設けられてなることを特徴とする。請求項5の発明たる配風用流路主部材入りシートパッドは、請求項1〜4で、樋状部の開口側部分に、前記裏当て材を介してシート状又は板状の配風用流路副部材で蓋をして取付け、該配風用流路副部材と前記流路主部材とで筒状の通風流路を形成したことを特徴とする。
請求項6に記載の発明の要旨は、発泡体からなるシートパッドの裏面に沿って、横断面コ字状に成形された樋状部の開口側部分が裏面側になるようにして、該樋状部を有する配風用流路主部材を配設し、さらに布地製裏当て材で該樋状部の内面及び前記シートパッドの裏面を覆って、該シートパッドを流路主部材及び裏当て材と一体発泡成形する配風用流路主部材入りシートパッドの製造方法であって、分割型で構成され、一の分割型に、シートパッド表面から空気が噴出す空気吹出口用の窪みを形成する隆起部が設けられる一方、他の分割型に盛上り部が設けられ、さらに該盛上り部の先端面に突出する凸部が設けられた発泡型を用いて、該凸部に、前記裏当て材に形成した透孔と前記樋状部に形成したエア噴出口とを順に嵌めて、該盛上り部に前記裏当て材を被着セットし、さらにシートパッド表面側にあたる該樋状部の部位に通孔を離間して複数設けた前記流路主部材を被着セットした後、型閉じし、その後、該凸部の突端面が前記隆起部の先端に当接して、前記透孔から前記空気吹出口まで導通するシートパッドを、前記流路主部材及び前記裏当て材と一体発泡成形し、且つ該シートパッドの発泡成形で、発泡原料が該通孔を通過して前記裏当て材に含浸、硬化するようにしたことを特徴とする配風用流路主部材入りシートパッドの製造方法にある。請求項7の発明たる配風用流路主部材入りシートパッドの製造方法は、請求項6で、盛上り部の側面に疣状の突起部分をさらに形成し、且つ該盛上り部に被着セットした合成樹脂製の前記流路主部材で、該突起部分との対向側壁に抜孔を形成して、該盛上り部への前記裏当て材と前記流路主部材の被着セットで、該突起部分が抜孔へ入り込んで流路主部材の外方へ該裏当て材を押し出し、その膨出部が形成されるようにしたことを特徴とする。
配風用流路主部材入りシートパッド(以下、単に「流路主部材入りシートパッド」ともいう。)及びその製造方法は、乗員が座る座部を構成するクッションパッドに適用される。図1〜図10は本発明の流路主部材入りシートパッド及びその製造方法の一形態で、図1は裏面側から見たその斜視図、図2は図1のII-II線の要部拡大矢視図、図3は図2に代わる他態様図、図4は空気吹出口周りの部分断面斜視図、図5は上型に裏当て材,流路主部材をセットする説明断面図、図6は裏当て材と流路主部材のセット後、型開状態で発泡原料を注入している発泡型の説明断面図、図7は図6の発泡原料注入後に型閉じした様子を示す説明断面図、図8は図5に代わる他態様図で、上型に流路主部材をセットする様子を示す拡大断面図、図9は図7の後、発泡成形を終えた流路主部材周りの拡大断面図、図10は図3で通孔や透孔周縁部分が無い場合の対比説明図である。尚、図面を判り易くするため、要部を強調して大きく描き、各図を簡略図示する。
配風用流路主部材入りシートパッドは、流路主部材2と、裏当て材6と、これらと一体発泡成形され、表面側に空気吹出口10が複数設けられたクッションパッドからなるシートパッド1と、を具備する(図1)。
本発明でいう「表面側」とは、乗員が座部に腰掛ける時にファブリック等のシート状表皮を介して当接するシートパッド面の側を指し、「裏面側」とはその反対面の側を指す。本シートパッド1が裏面1b側を上にして発泡成形されることから、図2〜図9では紙面下方側が表面側、紙面上方側が裏面になっている。
また、樋状部3には、該シートパッド表面1a側にあたる部位に通孔31bが離間して複数設けられる。通孔31bはシートパッド表面1a側に相当する底壁31寄りの側壁32でも構わないが、本実施形態は、図1,図2のごとく底壁31に該通孔31bが所定間隔をとって設けられる。
しかし、流路主部材2入りシートパッド1が出来上がり、車両に組付けられ、使用状態下におかれると、樋状部3の内面3bを覆った裏当て材6の部分が、図10の鎖線図示のごとく垂れ下がってしまい、流路主部材2でつくる流路uの通風を妨げる。通気抵抗を大きくする。
斯かる問題を、底壁31に通孔31bを所定間隔で設けて解消している(図1)。通孔31bが設けられると、シートパッド1の発泡成形で、発泡原料gが該通孔31bを自律的に通過して裏当て材6に含浸、硬化するので、流路主部材2入りシートパッド1が使用状態下におかれても、樋状部内面3bの裏当て材6が垂れない。通孔31bを設けると、発泡原料gがシートパッド1の発泡成形で該通孔31bを通って裏当て材6に含浸一体化する。発泡成形過程で、含浸一体化した発泡原料gは、通孔31bおよびこの周りの底壁31で図4のような含浸硬化部分18となる。該含浸硬化部分18は、裏当て材6に一体化し、且つ通孔31bを通って樋状部3の外側のシートパッド1と結合しているので、図10のように紙面上方がシートパッド表面1aになる使用状態下におかれても、樋状部内面3bに在る裏当て材6が垂れ下がらない。通孔31bの孔径は、裏当て材6の垂れ下がり防止ができればよく、エア噴出口31aの孔径よりも小さい。
さらに、樋状部3の開口側部分30に、前記裏当て材6を介して板状(又はシート状)の配風用流路副部材5で蓋をして取付け、該流路副部材5と流路主部材2とで筒状の通風流路uを形成した流路主部材入りシートパッドにしてもよい。通風流路uを形成するので、特開2011-110366号公報、特開2012-368号公報等のダクト入りシートパッド1とほぼ同じ取り扱いになる。
裏当て材6を介して流路副部材5で開口側部分30を塞いで取付けるにあたっては、図2のように接着剤による接着固定の他、図3のように取付け固定できる。すなわち、樋状部3の開口縁から張り出すフランジ部43にピン43dを一体成形した流路主部材2を用意し、配風用流路副部材5に設けた小孔50に該ピン43dを通して、流路副部材5で開口側部分30を塞ぎ、その後、図10のように小孔50から突き出たピン43dの頭にカシメ部分43fを形成して取付け固定できる。
図中、符号13はシートパッド1のサイド部、符号33は樋状部3の端壁を示す。
配風用流路主部材入りシートパッドの製造方法は、発泡体からなるシートパッド1の裏面1bに沿って、横断面コ字状に成形された樋状部3の開口側部分30が裏面側になるようにして、該樋状部3を有する配風用流路主部材2を配設し、さらに裏当て材6で樋状部内面3b及びシートパッド裏面1bを覆った後、シートパッド1を流路主部材2及び裏当て材6と一体発泡成形する製法である。製造に先立ち、流路主部材2と裏当て材6とを準備する。流路主部材2と裏当て材6は(1)で述べたものと同じであり、詳細説明を省く。
下型71には、型面710の各所を柱状に盛り上げて、シートパッド表面1aから空気が噴出す空気吹出口10用の窪み11を形成する隆起部711が設けられる。一方、上型72には、図5のような盛上り部721が設けられる。該盛上り部721は、図示のごとく流路主部材2に係る樋状部3の内面3bにほぼ一致する断面が台形形状で、シートパッド裏面1bへの樋状部3の配設位置に合わせるようにして上型型面720に隆起形成される。さらに該盛上り部721の下面721a(先端面)で、前記隆起部711に対応する位置には下方へ突出する凸部722が設けられる。より詳しくは、凸部722が透孔60,エア噴出口31aの対応位置に配され、該凸部722の基端部分が裏当て材6の透孔60に略一致する大きさの円柱状体になっている。上型72にはエア導入部41の方にも、該エア導入部41の形状に合わせた係止部分が設けられる。
前記凸部722が裏当て材6に形成した透孔60を貫通するようにして、裏当て材6を盛上り部721に被着セットする。図5の裏当て材6は盛上り部721に合わせた形状に予め付形させた格好になっているが、平面的なシート状裏当て材6を用い、これを該盛上り部721に沿わせるようにしてもよい。
続いて、図7のように上型72を作動させ型閉じする。上型72と下型71との型閉じで、流路主部材2がインサートセットされたシートパッド1用キャビティCができる。型閉じにより、下型71の隆起部上面711aに上型72の凸部722に係る突端面722aが当接し、この当接で、透孔60,エア噴出口31aから空気吹出口10が導通するシートパッド1を造る型構成になる。
また、樋状部3の側壁32に抜孔32cが設けられているので、発泡原料gが該抜孔32cを通って裏当て材6の膨出部65に接触して含浸後、硬化し一体となる(図2)。膨出部65を判り易くするため、図2は膨出部65の先端部分のみ接触して含浸硬化する図が描かれているが、膨出部65の略全域に発泡原料gが含浸し、硬化し一体となる。
さらに、エア噴出口31aに配される裏当て材6の透孔60の孔径を、エア噴出口31aの孔径d3よりも小さく設定し、且つ透孔60の孔径に合わせて凸部722を形成するので、シートパッド1の発泡成形で、図4,図9のごとく発泡原料gがメイン部12からエア噴出口31aを通ってエア噴出口31aよりも透孔60に向けて突き出た裏当て材6の透孔周縁部分61に接触して含浸後、硬化し一体となる。
発泡型7へ流路主部材2,裏当て材6がインサートされた状態下で、シートパッド1が発泡成形されるが、かくのごとく、発泡成形で、通孔31bと抜孔32cとエア噴出口31aについては、発泡原料gがそれらの周りにある裏当て材6に含浸硬化し、樋状部3に裏当て材6を密着保持させている。
図中、符号K12はメイン部形成部、符号K13はサイド部形成部、符号719、729は型合わせ面を示す。
このように構成した配風用流路主部材入りシートパッド及びその製造方法によれば、剛性のある合成樹脂製流路主部材2で流路uを形成するので、特許文献1のように乗員の着座で流路部が変形して必要流量が確保できないといった事態を避けることができる。流路主部材2入りシートパッド1に係る樋状部3の開口側部分30に、裏当て材6を介して流路副部材5で簡便に塞いで筒状の通風流路uを形成すれば、乗員に心地良い空調エアを簡単かつ確実に配風することができ、品質安定維持が図られた配風用流路主部材入りシートパッドとなる。
ここで、流路主部材2にウレタン発泡体等からなるシートパッド1との接着性が悪いポロプロピレン樹脂等の熱可塑性合成樹脂品を採用する場合がある。斯かる場合、乗員着座等に伴うシートパッド1の弾性変形で該流路主部材2がもげる虞があるが、樋状部3の内面3b及びシートパッド1の裏面1bを、一枚ものの裏当て材6が覆って、シートパッド1に該裏当て材6が一体発泡成形されるので、流路主部材2がもげるのを防止する。ただ、車両に流路主部材2入りシートパッド1が組み込まれて設置されると、樋状部3の内面3bに在る裏当て材6の部分が垂れ下がる。この垂れ下がりが図10の鎖線図示のごとく空調流路を妨げる問題があるが、本発明は通孔31bや透孔周縁部分61、抜孔32cが解決する。
本発明のごとく、シートパッド表面1a側にあたる樋状部3の部位に、通孔31bを離間して複数設けると、該シートパッド1の発泡成形で、発泡原料gが自律的に該通孔31bを通過して裏当て材6に含浸、硬化する。別途、接着剤等で接着させる手間なく、裏当て材6と含浸一体化した発泡原料gの含浸硬化部分18がシートパッド1の本体と通孔31bを通じて結合するので、特にコストをかけずに、その部位での前記垂れ下がる問題は解消できる。通孔31bを適宜ピッチで複数設ければ、裏当て材6が通風流路u内に垂れ下がって通風抵抗を上げるようなことはなくなる。
また、樋状部3の対向側壁32に抜孔32cが設けられ、且つ抜孔32cに配される裏当て材6に、両側壁32の内面3b側から抜孔32cを通って両外方へ膨らむ膨出部65が設けられると、シートパッド1の発泡成形で、膨出部65及び抜孔32c周りの裏当て材6に含浸一体化した発泡体の含浸硬化部分がシートパッド1の発泡体と結合するので、その周りでも裏当て材6が樋状部3の内面3bに当接,保持されるようになり、前記垂れ下がる問題を解消できる。さらに、該抜孔32cを形成する場合は、上型72の対向位置に突起部分723を設けると、裏当て材6と流路主部材2の盛上り部721への被着セットで、突起部分723が抜孔32cへ入り込んで流路主部材2の外方へ裏当て材6を押し出し、膨出部65を形成するだけでなく、上型72に流路主部材2を係止保持できるので、発泡型7への流路主部材2,裏当て材6の被着セットが容易になる。
また、特開2011-110366号公報、特開2012-368号公報等にみられる通風流路uを形成するダクトと違って、樋状部3をシートパッド1に一体化させるので、図9のシートパッド表面1aから樋状部底壁31までの発泡体厚みh1を十分確保できる。最近はシートパッド1の厚みが薄肉化しており、ダクト厚み方向の寸法が希望通りに得られないケースがあるが、斯かるケースでも本発明は対応できるので、配風可能なシートパッドとして取り扱いできる適用範囲が広い。
さらに、樋状部3の開口側部分30に、裏当て材6を介してシート状又は板状の流路副部材5で蓋をして取付け、流路副部材5と流路主部材2とで筒状の通風流路uを形成した配風用流路主部材入りシートパッドにすれば、特開2011-110366号公報等のものと同じ通風流路uを形成した製品を低コストで作製できる。
さらにいえば、図11のごとくエア導入部41も樋状部3とほぼ同じ横断面コ字状に成形した流路主部材2を採用すると、流路主部材2は射出成形の他、プレス成形や真空成形等で簡単に造ることができ、一層の低コスト化を図ることができる。
1a 表面(シートパッド表面)
1b 裏面(シートパッド裏面)
10 空気吹出口
11 窪み
2 流路主部材
3 樋状部
3b 内面(樋状部内面)
31 底壁
31a エア噴出口
32 側壁
32c 抜孔
42 外鍔
5 流路副部材
6 裏当て材
60 透孔
65 膨出部
71 一の分割型(下型)
710 型面
711 隆起部
72 他の分割型(上型)
722 凸部
723 突起部分
g 発泡原料
u 通風流路(流路)
Claims (7)
- 発泡体からなるシートパッドと、該シートパッドの裏面に沿って横断面コ字状に成形した樋状部がその開口側部分を裏面側にして配設される配風用流路主部材と、該樋状部の内面及び前記シートパッドの裏面を覆う裏当て材と、を具備し、前記シートパッドが前記流路主部材及び該裏当て材と一体発泡成形され、且つシートパッド表面に形成する空気吹出口用の窪みに位置合わせをして、エア噴出口が該流路主部材に、透孔が該裏当て材に夫々設けられて、該透孔から空気吹出口まで導通するのに加え、前記樋状部には該シートパッド表面側にあたる部位に通孔が離間して複数設けられ、該シートパッドの発泡成形で、発泡原料が該通孔を通過して前記裏当て材に含浸、硬化したことを特徴とする配風用流路主部材入りシートパッド。
- 前記エア噴出口に配される前記裏当て材の部位に、該エア噴出口の孔径よりも小さい孔径を有する前記透孔が設けられてなる請求項1記載の配風用流路主部材入りシートパッド。
- 前記樋状部に係る対向側壁の中間高さ外面に、外方へ張り出す外鍔が該樋状部に一体成形されてなる請求項1又は2に記載の配風用流路主部材入りシートパッド。
- 合成樹脂製の前記樋状部の対向側壁に抜孔が設けられ、且つ該抜孔に配される前記裏当て材に、両側壁の内面側から抜孔を通って両外方へ膨らむ膨出部が設けられてなる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配風用流路主部材入りシートパッド。
- 前記樋状部の開口側部分に、前記裏当て材を介してシート状又は板状の配風用流路副部材で蓋をして取付け、該配風用流路副部材と前記流路主部材とで筒状の通風流路を形成した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の配風用流路主部材入りシートパッド。
- 発泡体からなるシートパッドの裏面に沿って、横断面コ字状に成形された樋状部の開口側部分が裏面側になるようにして、該樋状部を有する配風用流路主部材を配設し、さらに布地製裏当て材で該樋状部の内面及び前記シートパッドの裏面を覆って、該シートパッドを流路主部材及び裏当て材と一体発泡成形する配風用流路主部材入りシートパッドの製造方法であって、
分割型で構成され、一の分割型に、シートパッド表面から空気が噴出す空気吹出口用の窪みを形成する隆起部が設けられる一方、他の分割型に盛上り部が設けられ、さらに該盛上り部の先端面に突出する凸部が設けられた発泡型を用いて、
該凸部に、前記裏当て材に形成した透孔と前記樋状部に形成したエア噴出口とを順に嵌めて、該盛上り部に前記裏当て材を被着セットし、さらにシートパッド表面側にあたる該樋状部の部位に通孔を離間して複数設けた前記流路主部材を被着セットした後、型閉じし、その後、該凸部の突端面が前記隆起部の先端に当接して、前記透孔から前記空気吹出口まで導通するシートパッドを、前記流路主部材及び前記裏当て材と一体発泡成形し、且つ該シートパッドの発泡成形で、発泡原料が該通孔を通過して前記裏当て材に含浸、硬化するようにしたことを特徴とする配風用流路主部材入りシートパッドの製造方法。 - 前記盛上り部の側面に疣状の突起部分をさらに形成し、且つ該盛上り部に被着セットした合成樹脂製の前記流路主部材で、該突起部分との対向側壁に抜孔を形成して、
該盛上り部への前記裏当て材と前記流路主部材の被着セットで、該突起部分が抜孔へ入り込んで流路主部材の外方へ該裏当て材を押し出し、その膨出部が形成されるようにした請求項6記載の配風用流路主部材入りシートパッドの製造方法。
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