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JP6354687B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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JP6354687B2
JP6354687B2 JP2015140815A JP2015140815A JP6354687B2 JP 6354687 B2 JP6354687 B2 JP 6354687B2 JP 2015140815 A JP2015140815 A JP 2015140815A JP 2015140815 A JP2015140815 A JP 2015140815A JP 6354687 B2 JP6354687 B2 JP 6354687B2
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Description

本発明は、エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機による発電電力が充電されるバッテリとを備えた車両の制御装置に関する技術分野に属する。
従来より、エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機による発電電力が充電されるバッテリとを備えた車両(特にシリーズ式のハイブリッド車両)が知られている。シリーズ式のハイブリッド車両では、発電要求がなされた場合、エンジンが始動されて、該エンジンにより発電機が駆動されることで、発電機による発電が行われ、この発電電力がバッテリに充電されたり走行用モータに供給されたりすることになる。
上記エンジンの始動直後は、エンジンを早期に温間状態にすることが望まれる。そのために、例えば特許文献1では、吸気弁及び排気弁が共に開弁状態となるバルブオーバーラップ期間を変更するバルブオーバーラップ期間変更手段(排気バルブタイミング可変機構)を設け、冷間時には、バルブオーバーラップ期間を温間時に比べて拡大することで、エンジン内の残留ガスを増大させるようにしている。
特開平5−215001号公報
ところで、上記バッテリの温度が所定範囲(例えば−10℃〜60℃)内にない場合や、バッテリの残存容量(SOC)がかなり多い(例えば80%よりも多い)場合には、バッテリに対する最大充電可能電力が低くなり、この場合、バッテリの早期劣化を抑制する観点から、バッテリに対する充電電力を、その低い値の最大充電可能電力以下に制限する充電制限がなされる。上記のような車両では、バッテリの充電制限がなされているときには、エンジン出力(つまり発電電力)が、バッテリの制限された充電電力に対応して制限されることになるため、比較的高率の良いエンジン回転数又は回転が不安定にならないようなエンジン回転数でエンジンを運転しようとすると、エンジン負荷(発電負荷)を小さくする必要があり、この結果、通常、軽負荷でエンジンを運転することになる。
このようにバッテリの充電制限によりエンジン負荷を軽負荷にするようにエンジンを制御する、該エンジンのバッテリ充電制限運転時には、エンジンの始動から、燃焼温度が低い不安定な燃焼が長く続くことになり、エンジンを早期に温間状態にすることがより一層強く要求される。そこで、上記バッテリ充電制限運転時において、上記従来例のように、バルブオーバーラップ期間をより一層拡大することで、エンジンの暖機を促進するようにすることが考えられる。
しかし、上記従来例のエンジンの暖機促進方法では、吸気弁及び/又は排気弁のバルブタイミング可変機構といった複雑な機構が必要になり、このような機構が設けられていないエンジン(特に、ロータリピストンエンジン)に適用することは困難である。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機による発電電力が充電されるバッテリとを備えた車両の制御装置において、エンジンに複雑なバルブタイミング可変機構等を設けなくても、バッテリの充電制限時にエンジンの暖機を容易に促進できるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機による発電電力が充電されるバッテリとを備えた車両の制御装置を対象として、上記エンジン及び上記発電機の作動を制御する制御手段を備え、上記エンジンは、該エンジンにおける吸気通路の燃焼室への開口と排気通路の燃焼室への開口とが連通状態となる吸排気開口連通期間を有するように構成され、上記制御手段は、上記バッテリの充電制限によりエンジン負荷を所定値以下にするように上記エンジンを制御する、該エンジンのバッテリ充電制限運転時において、上記吸排気開口連通期間の間、エンジン出力が一定の状態で上記発電機の発電負荷を増大させる発電負荷増大制御を実行するように構成されている、という構成とした。
上記の構成により、エンジンにおける吸気通路の燃焼室への開口と排気通路の燃焼室への開口とが連通状態となる吸排気開口連通期間(吸気弁及び排気弁を有する往復動型エンジンでは、吸気弁及び排気弁が共に開弁状態となるバルブオーバーラップ期間)に、発電負荷増大制御を実行することで、エンジン回転数が一時的に遅くなり(ブレーキがかかった状態となり)、この結果、発電負荷増大制御を実行しない場合に比べて、燃焼室内における排気ガスの残留量が増大して、エンジンの暖機を促進することができる。したがって、エンジンに複雑なバルブタイミング可変機構等を設けなくても、バッテリの充電制限時にエンジンの暖機を容易に促進することができる。
上記車両の制御装置において、上記エンジンは、概略楕円形状のトロコイド内周面を有するローターハウジングと、該ローターハウジングを挟むように配置されるサイドハウジングとにより区画されるローター収容室内に、概略三角形状のローターが収容されて上記燃焼室として3つの作動室を区画するとともに、該ローターが出力軸回りに遊星回転運動することによって、上記各作動室を周方向に移動させながら、吸気、圧縮、膨張及び排気の各行程を順に行わせるように構成されたロータリピストンエンジンであり、上記ロータリピストンエンジンは、上記圧縮乃至膨張行程にある作動室に臨むように、上記ローターハウジングのプラグホール内に設けられた点火プラグを有し、上記制御手段は、上記バッテリ充電制限運転時において、上記吸排気開口連通期間に加えて、上記ローターの各頂点に設けられたアペックスシールが上記プラグホールを通過するプラグホール通過期間の間にも、上記発電負荷増大制御を実行するように構成されている、ことが好ましい。
このことにより、バルブタイミング可変機構等を設けることが困難であるロータリピストンエンジンであっても、バッテリの充電制限時にエンジンの暖機を容易に促進することができる。また、ロータリピストンエンジンでは、アペックスシールがプラグホールを通過する際、そのプラグホールを介して、膨張乃至排気行程にある作動室から排気ガスが吸気乃至圧縮行程にある作動室に流入するが、そのときにも、発電負荷増大制御を実行することで、発電負荷増大制御を実行しない場合に比べて、その排気ガスの流入量が増大して、エンジンの暖機をより一層促進することができるようになる。
上記車両の制御装置において、上記エンジンは、上記燃焼室内に燃料を直接噴射する直噴噴射弁と、上記吸気通路に燃料を噴射するポート噴射弁とを有し、上記制御手段は、上記バッテリ充電制限運転時においては、上記ポート噴射弁により上記吸気通路に燃料を噴射させるように構成されている、ことが好ましい。
このことで、バッテリ充電制限運転時に、ポート噴射弁により吸気通路に燃料を噴射させることにより、燃料の気化・霧化を促進することができ、燃焼安定性を向上させることができる。
上記車両の制御装置において、上記制御手段は、上記バッテリ充電制限運転時においては、エンジン回転数を、上記バッテリの充電制限がないときの上記エンジンの運転時であるエンジン通常運転時におけるエンジン回転数よりも低い回転数にし、かつ上記所定値を、該低い回転数でもってエンジンを運転したときのエンジン出力が、上記バッテリの制限された充電電力に対応するエンジン出力になるような値に設定するように構成されている、ことが好ましい。
こうすることで、エンジン回転数を低くしてエンジン負荷を高めにすることができ、この結果、エンジンで発生する熱量を増大させて、エンジンの暖機を促進することができる。
上記車両の制御装置において、上記エンジンは、第1燃料と、該第1燃料よりも単位体積当たりの発熱量が高くかつ着火性が低い第2燃料とを使用するものであり、上記制御手段は、上記バッテリの充電制限がないときの上記エンジンの運転時であるエンジン通常運転時においては、上記第1燃料と上記第2燃料とを略同じ体積比率でもって上記エンジンの燃焼室に供給し、上記バッテリ充電制限運転時においては、上記第1燃料の残量が所定量よりも多いときには、上記第1燃料と上記第2燃料とを略同じ体積比率でもって上記エンジンの燃焼室に供給する一方、上記第1燃料の残量が上記所定量以下であるときには、上記エンジンの冷間始動時を除いて、上記第1燃料の使用を制限するように構成されている、ことが好ましい。
このことにより、第1燃料の残量が少なくなったときに、着火性の高い第1燃料を出来る限り残すべくその使用を抑制しながら、主として第2燃料でエンジンを運転することで、エンジンで発生する熱量を出来る限り増大させて、エンジンの暖機を促進することができる。
上記構成の場合、上記制御手段は、上記バッテリ充電制限運転時において、上記第1燃料の使用制限時に、該第1燃料を燃焼アシストとして使用し、該第1燃料のアシスト量を、上記エンジンの冷却水の温度が低いほど多くするように構成されている、ことが好ましい。
このように、着火性の高い第1燃料を燃焼アシストとして適量使用することで、燃焼性を良好なものにすることができるとともに、そのアシスト量を、エンジンの冷却水の温度が低いほど多くすることで、エンジンが極冷間状態であっても、バッテリ充電制限運転時に軽負荷運転が可能になる。
上記車両の制御装置において、上記制御手段は、上記所定値を、上記エンジンの冷却水の温度が低いほど大きくするように構成されている、ことが好ましい。
このことで、エンジンの冷却水の温度が低いほどエンジン負荷を大きくしてエンジンで発生する熱量を増大させることができ、エンジンの暖機を促進することができる。
以上説明したように、本発明の車両の制御装置によると、バッテリの充電制限によりエンジン負荷を所定値以下にするようにエンジンを制御する、該エンジンのバッテリ充電制限運転時において、エンジンにおける吸気通路の燃焼室への開口と排気通路の燃焼室への開口とが連通状態となる吸排気開口連通期間の間、エンジン出力が一定の状態で発電機の発電負荷を増大させる発電負荷増大制御を実行するようにしたことにより、エンジンに複雑なバルブタイミング可変機構等を設けなくても、バッテリの充電制限時にエンジンの暖機を容易に促進することができる。
本発明の実施形態に係る制御装置が搭載された車両の概略図である。 上記車両のエンジン及びその制御系の構成を示すブロック図である。 エンジンが吸排気開口連通期間にある状態を示す断面図である。 エンジンが、トレーリング側プラグホール通過期間にある状態を示す断面図である。 エンジンが、リーディング側プラグホール通過期間にある状態を示す断面図である。 バッテリの温度と該バッテリに対する最大充電可能電力との関係を示すグラフである。 バッテリのSOCと該バッテリに対する最大充電可能電力との関係を示すグラフである。 エンジン水温と所定値との関係を示すグラフである。 エンジン水温と水素アシスト量との関係を示すグラフである。 コントロールユニットによるエンジン及び発電機の制御の処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る制御装置が搭載された車両1の概略図である。この車両1は、所謂レンジエクステンダーEV車両(シリーズハイブリッド車両であるとも言える)であって、エンジン10と、該エンジン10により駆動されて発電する発電機20と、この発電機20によって発電された電力が蓄電(充電)される高電圧・大容量のバッテリ30と、エンジン10に駆動されることによる発電機20の発電電力及びバッテリ30の蓄電電力(放電電力)の両方又はバッテリ30の放電電力のみで駆動される駆動モータ40とを備えている。本実施形態では、発電機20は、モータの機能も有するモータジェネレータであり、モータとしての発電機20によりエンジン10を駆動して(クランキングして)、エンジン10を始動するようになされている。
発電機20とバッテリ30との間には、第1インバータ50が設けられ、バッテリ30と駆動モータ40との間には、第2インバータ51が設けられている。第1インバータ50と第2インバータ51とは互いに接続され、その接続ラインにバッテリ30が接続されている。発電機20の発電電力は、第1インバータ50を介してバッテリ30に供給されるとともに、第1及び第2インバータ50,51を介して駆動モータ40に供給される。バッテリ30からの放電電力は、第2インバータ51を介して駆動モータ40に供給される。
駆動モータ40は、基本的には、バッテリ30の放電電力で駆動され、車両1の乗員による車両1の加速要求時等のように、バッテリ30の放電電力のみでは駆動モータ40の出力が不足するときには、エンジン10が始動されて発電機20の発電電力も駆動モータ40に供給される。駆動モータ40の出力は、デファレンシャル装置60を介して、駆動輪61(ステアリングホイール62により操舵される左右の前輪)に伝達され、これにより、車両1が走行する。このことで、駆動モータ40は、車両駆動用のモータである。
また、駆動モータ40は、回生発電電力を発生可能なものであって、車両1の減速時に発電機として作動して、その発電した電力(回生発電電力)がバッテリ30に充電される。
バッテリ30の残存容量(SOC)が所定容量以下になると、エンジン10が始動されて発電機20の発電電力でもってバッテリ30が充電される。上記所定容量は、バッテリ30の充電が早急に必要な緊急性を要するレベルよりも多い容量であって、バッテリ30の残存容量として少なすぎずかつ多すぎない適切なレベルに維持できるような容量である。尚、バッテリ30は、車両1の外部の電源による外部充電も可能になされている。
エンジン10は、発電機20を駆動して発電させるために用いられる発電用エンジンである。エンジン10は、水素タンク70に貯留されている水素ガス、及び、CNGタンク71に貯留されている天然ガス(CNG)が、燃料としてそれぞれ供給可能に構成された多種燃料エンジンである。水素ガスは、第1燃料に相当し、天然ガスは、第1燃料に対して、単位体積当たりの発熱量が高くかつ着火性が低い第2燃料に相当する。この第2燃料としては、天然ガスに限らず、例えばプロパンやブタンであってもよい。
図2に示すように、エンジン10は、ツインロータ式(2気筒)のロータリピストンエンジンであって、2つの繭状のロータハウジング11内(気筒内)に形成されるロータ収容室11aに、概略三角形状のロータ12がそれぞれ収容されて構成されている。2つのロータハウジング11は、3つのサイドハウジング(図示せず)の間に挟み込むようにして該サイドハウジングと一体化されてなり、各ロータハウジング11とその両側のサイドハウジングとで各ロータ収容室11aが区画形成される。各ロータハウジング11は、概略楕円形状(互いに直交する長軸Y及び短軸Z(図3〜図5参照)によって規定される略楕円形状)のトロコイド内周面11bを有する。尚、図2では、2つのロータハウジング11(2つの気筒)を展開した状態で図示しており、2つのロータハウジング11内の中央部にそれぞれ描いているエキセントリックシャフト13は、同じものである。
上記各ロータ12は、その三角形の各頂部に図示しないアペックスシールを有し、これらアペックスシールがロータハウジング11のトロコイド内周面11b(図3〜図5参照)に摺接しており、このことで、各ロータ12により各ロータ収容室11a(各気筒)内に3つの作動室(燃焼室に相当)が画成される。そして、各ロータ12は、該ロータ12の3つのアペックスシールが各々ロータハウジング11のトロコイド内周面11bに当接した状態でエキセントリックシャフト13の周りを自転しながら、該エキセントリックシャフト13の軸心X(図3〜図5参照)の周りに公転するようになっている。ロータ12が1回転する間に、該ロータ12の各頂部間にそれぞれ形成された作動室が周方向に移動しながら、吸気、圧縮、膨張(燃焼)及び排気の各行程を行い、これにより発生する回転力がロータ12を介して出力軸としてのエキセントリックシャフト13から出力される。尚、エキセントリックシャフト13の軸心Xは、上記長軸Y及び短軸Zに対して垂直な方向に延びており、長軸Yは鉛直方向に延び、短軸Zは水平方向に延びている。
上記各ロータ収容室11aには、吸気行程にある作動室に開口する吸気開口14a(図3〜図5参照)に連通するように吸気通路14が接続されているとともに、排気行程にある作動室に開口する排気開口15a(図3〜図5参照)に連通するように排気通路15が接続されている。吸気開口14aは、エンジン10における吸気通路14(吸気ポート)の燃焼室への開口に相当し、排気開口15aは、エンジン10における排気通路15(排気ポート)の燃焼室への開口に相当する。吸気通路14は、上流側では1つであるが、下流側では、2つの分岐路に分岐してそれぞれ上記各ロータ収容室11aに連通している。吸気通路14の上記分岐部よりも上流側(後述の排気ターボ過給機85のコンプレッサ85aよりも上流側)には、ステッピングモータ等のスロットル弁アクチュエータ90により駆動されて吸気通路14の断面積(弁開度)を調節するスロットル弁16が配設されている。このスロットル弁16により、各ロータ収容室11a(吸気行程にある作動室)内への吸気量が調節されることになる。本実施形態における後述のエンジン制御では、スロットル弁16は全開とされる。
吸気通路14の上記分岐部よりも下流側の各分岐路には、上記水素タンク70からの水素ガス、及び、上記CNGタンク71からの天然ガスを、吸気通路14(特に吸気ポート又はその近傍が好ましい)内にそれぞれ噴射する水素用ポート噴射弁17A及びCNG用ポート噴射弁17Bが配設されている。これら水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17Bによりそれぞれ噴射された水素ガス及び天然ガスは、空気と混合された状態で、吸気行程にある作動室に供給される。
水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17Bは、エンジン10の極冷間時(エンジン冷間時の中でもエンジン10の冷却水(以下、エンジン冷却水という)の温度がかなり低くて、予め設定された設定温度よりも低いとき)における始動時、及び、後述のようなバッテリ30の充電制限がなされているときのエンジン10の始動時及び運転時に使用される。それ以外のときには、後述の水素用及びCNG用直噴噴射弁18A,18Bより燃料(水素ガス及び天然ガス)が作動室(燃焼室)内に直接噴射される。エンジン10の極冷間時における始動時においては、水素用及びCNG用直噴噴射弁18A,18Bの燃料噴射開口が、燃料の燃焼により生じた水分の凍結により塞がれている可能性があるので、水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17Bより燃料を噴射する。
上記排気通路15は、上流側では、各ロータ収容室11aにそれぞれ連通するように2つ設けられているが、下流側では、1つに合流されている。この排気通路15の該合流部よりも下流側には、排気ガスを浄化するための低温活性三元触媒81及びNOx吸蔵還元触媒82が配設されている。低温活性三元触媒81は、NOx吸蔵還元触媒82よりも触媒活性化温度が低い三元触媒であって、NOx吸蔵還元触媒82よりも上流側に配設されている。尚、図2において吸気通路14及び排気通路15に図示した矢印は、吸気及び排気の流れを示している。
上記NOx吸蔵還元触媒82は、例えば、白金(Pt)、パラジウム(Pd)等の貴金属を含んだ担体に、バリウム(Ba)、カリウム(K)等のNOx吸蔵剤を担持させて構成されていて、エンジン10の排気ガス中のNOxをリーン空燃比雰囲気下で吸蔵するとともに、該吸蔵したNOxを、リッチ空燃比雰囲気下で放出して、該NOxを、排気ガス中のHCやCOと反応させて還元する機能を有する。
上記各ロータハウジング11(各気筒)には、水素タンク70からの水素ガスを、ロータ収容室11aの圧縮行程にある作動室(燃焼室)内に直接噴射する水素用直噴噴射弁18Aと、CNGタンク71からの天然ガスを、ロータ収容室11aの圧縮行程にある作動室(燃焼室)内に直接噴射するCNG用直噴噴射弁18Bとが設けられている。各ロータハウジング11において、CNG用直噴噴射弁18Bは、2つ設けられていて、これら2つのCNG用直噴噴射弁18Bが、ロータ12の幅方向(エキセントリックシャフト13の軸心Xが延びる方向)に並んでいる(図2〜図5では、紙面奥側のCNG用直噴噴射弁18Bが見えていない)。水素用直噴噴射弁18A及びCNG用直噴噴射弁18Bにより水素ガス及び天然ガスを作動室内に直接噴射する場合には、水素ガス及び天然ガスを略同じ体積比率(共に約50%)でもって作動室内に噴射供給する。尚、本実施形態では、天然ガスを作動室内に直接噴射する場合、常に2つのCNG用直噴噴射弁18Bから噴射する。
エキセントリックシャフト13の軸心Xが延びる方向から見て、各ロータハウジング11における、短軸Zを挟んだロータ回転方向のトレーリング側(遅れ側)及びリーディング側(進み側)の両位置(短軸Zの近傍)には、点火プラグ用のプラグホール11cが形成されている(図3〜図5参照)。各プラグホール11cは、短軸Zに平行に延びていて、ロータ収容室11aに開口している。そして、各プラグホール11c内に点火プラグ19が、圧縮乃至膨張行程にある作動室に臨むように設けられている。両点火プラグ19は、圧縮トップ(TDC)の近傍で、リーディング側及びトレーリング側の順で点火されて、圧縮乃至膨張行程にある作動室内の混合気の点火を行う。
エンジン10には、該エンジン10の各ロータ収容室11aにおける吸気行程にある作動室(燃焼室)内への吸気の過給を行う排気ターボ過給機85が設けられている。この排気ターボ過給機85は、吸気通路14におけるスロットル弁16よりも下流側に配設されたコンプレッサ85aと、排気通路15における上記合流部よりも下流側でかつ三元触媒81よりも上流側に配設されたタービン85bとで構成されている。タービン85bが排気ガス流により回転し、このタービン85bの回転により、該タービン85bと連結されたコンプレッサ85aが作動して、吸気通路14に吸入された空気を圧縮する。この圧縮された空気は、吸気通路14におけるコンプレッサ85aよりも下流側に配設されたインタークーラ86によって冷却された後、上記各分岐路を介して各ロータ収容室11aにおける吸気行程にある作動室内に吸入される。
車両1には、バッテリ30に出入りする電流及びバッテリ30の電圧を検出するバッテリ電流・電圧センサ101と、車両1の乗員によるアクセルペダルの踏み込み量(乗員の操作によるアクセル開度)を検出するアクセル開度センサ102と、車両1の車速を検出する車速センサ103と、エキセントリックシャフト13に設けられ、エキセントリックシャフト13の回転角度位置を検出する回転角センサ104と、排気通路15における低温活性三元触媒81とタービン85bとの間に配設され、エンジン10の排気ガスの空燃比を検出する空燃比センサ105(本実施形態では、リニアO2センサで構成されている)と、ロータハウジング11の内部に形成されたウォータジャケット(図示せず)に臨んで該ウォータジャケット内を流れるエンジン冷却水の温度(エンジン水温)を検出するエンジン水温センサ106と、水素タンク70内の圧力(つまり水素タンク70内の水素ガス残量)及びCNGタンク71内の圧力(つまりCNGタンク71内の天然ガス残量)をそれぞれ検出するタンク圧力センサ107(水素タンク70とCNGタンク71とに別々に設けられている)と、吸気通路14内に吸入される吸気流量を検出するエアフローセンサ108と、バッテリ30の温度を検出するバッテリ温度センサ109と、エンジン10の作動制御や、第1及び第2インバータ50,51の作動制御(つまり発電機20及び駆動モータ40の作動制御)等を行うコントロールユニット100とが設けられている。上記回転角センサ104は、エンジン10の回転数を検出するエンジン回転数センサを兼ねている。
コントロールユニット100は、周知のマイクロコンピュータをベースとするコントローラであって、プログラムを実行する中央演算処理装置(CPU)と、例えばRAMやROMにより構成されてプログラム及びデータを格納するメモリと、電気信号の入出力をする入出力(I/O)バスと、を備えている。コントロールユニット100には、バッテリ電流・電圧センサ101、アクセル開度センサ102、車速センサ103、回転角センサ104、空燃比センサ105、エンジン水温センサ106、タンク圧力センサ107、エアフローセンサ108、バッテリ温度センサ109等からの各種情報の信号が入力されるようになっている。
発電機20は、該発電機20による発電電圧及び発電電流の情報をコントロールユニット100に送信するようになっており、コントロールユニット100は、その情報を入力して該情報から発電機20による発電電力(発電量)を検出する。
駆動モータ40は、該駆動モータ40の回転数の情報や、駆動モータ40による回生発電電圧及び回生発電電流の情報をコントロールユニット100に送信するようになっており、コントロールユニット100は、その情報を入力して駆動モータ40の作動制御に用いる。
そして、コントロールユニット100は、上記入力信号に基づいて、スロットル弁アクチュエータ90、水素用ポート噴射弁17A、CNG用ポート噴射弁17B、水素用直噴噴射弁18A、CNG用直噴噴射弁18B、及び点火プラグ19に対して制御信号を出力してエンジン10を制御するとともに、第1及び第2インバータ50,51に対して制御信号を出力して発電機20及び駆動モータ40を制御する。コントロールユニット100は、エンジン10及び発電機20の作動を制御する制御手段を構成することになる。
コントロールユニット100は、第1及び第2インバータ50,51の制御により、エンジン10が停止した状態でバッテリ30からの放電電力のみでもって駆動モータ40を駆動する第1態様と、発電機20の発電電力でもってバッテリ30を充電しながら、バッテリ30からの放電電力でもって駆動モータ40を駆動する第2態様と、バッテリ30及び発電機20の両方からの電力でもって駆動モータ40を駆動する第3態様とに切換える。この第3態様には、発電機20の発電電力の全てが駆動モータ40に供給される場合と、発電機20の発電電力の一部が駆動モータ40に供給されながら、残りがバッテリ30に供給される場合とが含まれる。尚、第2態様の際、駆動モータ40の駆動を、発電機20の発電電力のみでもって行うようにしてもよい。
コントロールユニット100は、バッテリ電流・電圧センサ101により検出された、バッテリ30に出入りする電流及びバッテリ30の電圧に基づいて、バッテリ30の残存容量(SOC)を検出する。そして、コントロールユニット100は、バッテリ30のSOCが上記所定容量よりも高いときには、上記第1態様を選択し、バッテリ30のSOCが上記所定容量よりも高くても、車両1の所定以上の加速要求があったときのように、アクセル開度センサ102及び車速センサ103からの信号に基づく駆動モータ40の要求出力が大きい場合においては、上記第3態様を選択する。また、コントロールユニット100は、バッテリ30のSOCが上記所定容量以下であるときには、上記第2態様を選択する。このときも、駆動モータ40の要求出力が大きい場合においては、上記第3態様を選択する。尚、タンク圧力センサ107による水素タンク70内の水素ガス残量が、予め設定された第1設定値(0に近い値)以下になった場合や、CNGタンク71内の天然ガス残量が、予め設定された第2設定値(0に近い値)以下になった場合等においては、上記第1態様を選択する。
コントロールユニット100は、エンジン10が停止した状態にあるときにおいて、駆動モータ40の要求出力及びバッテリ30のSOCの値に基づいて、エンジン10の運転要求の有無(本実施形態では、発電要求の有無と同じことである)を確認し、エンジン10の運転要求(発電要求)が有るときには、モータとしての発電機20によりエンジン10をクランキングしてエンジン10を始動させ、その始動後に発電機20に発電を行わせるべくエンジン10を運転する。
コントロールユニット100は、後述のようなバッテリ30の充電制限がないときのエンジン10の運転時であるエンジン通常運転時(NOx吸蔵還元触媒82からのNOx放出時は除く)には、車両1の所定以上の加速要求がなければ、基本的に、予め設定された設定回転数でもって定常運転し、この定常運転時のエンジン回転数(上記設定回転数)は、エンジン10の最高効率点を含む効率の良い領域(例えば1800rpm〜2200rpm)の値であり、本実施形態では、2000rpmとする。また、定常運転時のエンジン負荷は、後述の所定値よりも大きい中負荷ないし高負荷である。上記エンジン通常運転時において、車両1の所定以上の加速要求時には、2000rpmよりも高いエンジン回転数であって、駆動モータ40の要求出力が大きいほど高い回転数にする。また、車両1の所定以上の加速要求時には、駆動モータ40の要求出力に応じた目標過給圧に設定する。さらに、上記エンジン通常運転時には、水素用直噴噴射弁18A及びCNG用直噴噴射弁18Bにより水素ガス及び天然ガスを、略同じ体積比率でもって作動室内に直接噴射する(エンジン10の極冷間時を除く始動時も同様)。尚、エンジン10は、上記エンジン通常運転時及び後述のエンジン暖機促進運転時共に、基本的にリーン空燃比でもって運転される。また、NOx吸蔵還元触媒82からのNOx放出時には、エンジン10は、リッチ空燃比(例えば、空気過剰率λ=0.9)でもって運転される。NOxが放出されるのは、NOx吸蔵還元触媒82のNOx吸蔵量が所定吸蔵量(これ以上吸蔵することができないレベルよりも僅かに小さい量)よりも多くなったときである。上記NOx吸蔵量は、エンジン10の運転履歴から計算することができ、コントロールユニット100が、エンジン10の運転中、その運転状態に基づいてNOx吸蔵量を積算していく。
また、コントロールユニット100は、上記エンジン通常運転時には、発電機20による発電量(発電電力)が、予め設定された目標発電量になるように、発電機20(第1インバータ50)を制御する。この発電機20の制御を発電機通常制御という。上記目標発電量は、エンジン10の定常運転時には、該定常運転時の上記エンジン回転数(2000rpm)と上記エンジン負荷とから求まるエンジン出力に対応する値であり、車両1の所定以上の加速要求時には、駆動モータ40の要求出力に対応する値である。
ここで、バッテリ30に対する最大充電可能電力は、図6及び図7に示すように、バッテリ温度センサ109により検出されるバッテリ30の温度、及び、バッテリ30のSOCで決まっており、バッテリ30の温度がT1(例えば−10℃)〜T2(例えば60℃)の所定範囲内にない場合や、バッテリ30のSOCが、予め設定された設定容量L1(例えば80%)よりも高い場合には、バッテリ30に対する最大充電可能電力が、バッテリ30の温度が上記所定範囲(T1〜T2)内にある場合やSOCが上記設定容量L1以下である場合に比べて低くなり、この場合、バッテリの早期劣化を抑制する観点から、バッテリ30に対する充電電力を、その低い値の最大充電可能電力以下に制限する充電制限がなされる。
上記最大充電可能電力は、バッテリ30の温度が上記所定範囲の最小値(T1)よりも低い場合には、バッテリ30の温度が低いほど低くなり、バッテリ30の温度が上記所定範囲の最大値(T2)よりも高い場合には、バッテリ30の温度が高いほど低くなる。また、上記最大充電可能電力は、バッテリ30のSOCが上記設定容量L1よりも高い場合、バッテリ30のSOCが高いほど低くなる。本実施形態では、このような、バッテリ30の温度及びSOCとバッテリ30に対する最大充電可能電力との関係が、マップとして、コントロールユニット100のメモリに記憶されている。
コントロールユニット100は、エンジン10の運転による発電機20の発電電力をバッテリ30に供給して充電する際(上記第2態様を選択しているとき)、バッテリ30の充電制限がなされているときには、エンジン負荷を所定値以下の軽負荷にするようにエンジン10を制御する。すなわち、エンジン出力(つまり発電電力)が、バッテリ30の制限された充電電力に対応して制限されることになるため、比較的高率の良いエンジン回転数又は回転が不安定にならないようなエンジン回転数でエンジン10を運転しようとすると、エンジン負荷(発電機20の負荷(発電負荷))を小さくする必要がある。このようにバッテリ30の充電制限によりエンジン負荷を上記所定値以下の軽負荷にするようにエンジン10を制御する、該エンジン10のバッテリ充電制限運転時において、本実施形態では、エンジン負荷を出来る限り大きくできるようにする(エンジン10で発生する熱量を増大させて、エンジン10の暖機を促進する)ために、上記エンジン通常運転時におけるエンジン回転数(2000rpm)よりも低い回転数にし、上記所定値を、該低い回転数でもってエンジン10を運転したときのエンジン出力が、バッテリ30の制限された充電電力(バッテリ30の温度が上記所定範囲内にない場合や、バッテリ30のSOCが上記設定容量L1よりも高い場合の、バッテリ30に対する最大充電可能電力)に対応するエンジン出力になるような値に設定する。上記バッテリ充電制限運転時の具体的なエンジン回転数は、本実施形態では、回転が不安定にならない最小のエンジン回転数である1500rpmにする。以下、このようなエンジン回転数にする、エンジン10のバッテリ充電制限運転を、エンジン暖機促進運転という。
また、コントロールユニット100は、例えば図8に示すように、上記所定値を、エンジン水温センサ106によるエンジン水温が低いほど大きくする。これにより、エンジン水温が低いほどエンジン負荷を大きくしてエンジン10で発生する熱量を増大させる。
さらに、コントロールユニット100は、上記エンジン暖機促進運転において、水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17Bにより水素ガス及び天然ガスを吸気通路14内に噴射させる。そして、上記エンジン暖機促進運転時に、タンク圧力センサ107による水素ガス残量が所定量(上記第1設定値よりも多い量ではあるが、満量の半分よりも少ない量)よりも多いときには、水素ガス及び天然ガスを略同じ体積比率でもってエンジン10の作動室(燃焼室)に供給する一方、水素ガス残量が上記所定量以下であるときには、エンジン10の冷間始動時を除いて、水素ガスの使用を制限する。本実施形態では、この水素ガスの使用制限時に、水素ガスを燃焼アシストとして、天然ガスの体積よりもかなり少ない体積で使用し、該水素ガスのアシスト量を、例えば図9に示すように、エンジン水温センサ106によるエンジン水温が低いほど多くする。図9の例では、エンジン水温が所定温度Tw0(エンジン10の温間状態に近い温度)よりも大きいときには、水素ガスのアシスト量は0である。
上記エンジン暖機促進運転で、上記のようにエンジン負荷を出来る限り大きくするとはいっても軽負荷で運転されるため、バッテリ30の充電制限時には、エンジン10の始動から、燃焼温度が低い不安定な燃焼が長く続くことになる。そこで、本実施形態では、エンジン暖機促進運転時において、エンジン10の暖機をより促進するべく、エンジン10及びコントロールユニット100が、以下のように構成される。
エンジン10は、図3に示すように、吸気開口14aと排気開口15aとが連通状態となる吸排気開口連通期間を有するように構成されている。そして、コントロールユニット100は、上記エンジン暖機促進運転時において、上記吸排気開口連通期間の間、エンジン出力が一定の状態で発電機20の発電負荷を増大させる発電負荷増大制御を実行する。このように上記吸排気開口連通期間の間に発電負荷増大制御を実行することで、エンジン回転数(ロータ12の回転)が一時的に遅くなり(ロータ12にブレーキがかかった状態となり)、この結果、発電負荷増大制御を実行しない場合に比べて、吸気行程にある作動室内における排気ガスの残留量が増大する。すなわち、エンジン回転数が所定回転数以下である低中回転領域にある場合(特に、本実施形態のように1500rpmと低い場合)、排圧が弱いために、上記吸排気開口連通期間では、吸気側の負圧の影響により、排気ガスが排気通路15から引き戻され気味になり、このときにロータ12にブレーキをかけると、引き戻される排気ガス量が増大して、吸気行程にある作動室内の排気ガスの残留量が増大する。したがって、作動室内の温度が上昇して、エンジン10の暖機を促進することができるようになる。尚、図3では、水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17B並びに水素用及びCNG用直噴噴射弁18A,18Bの記載を省略している(図4及び図5も同様)。
また、本実施形態では、コントロールユニット100は、上記エンジン暖機促進運転時において、上記吸排気開口連通期間に加えて、ローター12の各頂点に設けられたアペックスシールがトレーリング側及びリーディング側のプラグホール11cをそれぞれ通過するトレーリング側及びリーディング側プラグホール通過期間の間にも、上記発電負荷増大制御を実行する。
すなわち、図4に示すように、アペックスシールがトレーリング側のプラグホール11cを通過するトレーリング側プラグホール通過期間の間は、膨張行程にある作動室の排気ガスが、トレーリング側のプラグホール11cを介して、吸気行程にある作動室に流入するが、そのときに発電負荷増大制御を実行することで、発電負荷増大制御を実行しない場合に比べて、その排気ガスの流入量が増大して、エンジン10の暖機をより一層促進することができるようになる。
また、図5に示すように、アペックスシールがリーディング側のプラグホール11cを通過するリーディング側プラグホール通過期間の間は、排気行程にある作動室の排気ガスが、リーディング側のプラグホール11cを介して、圧縮行程にある作動室に流入するが、そのときに上記発電負荷増大制御を実行することで、発電負荷増大制御を実行しない場合に比べて、その排気ガスの流入量が増大して、エンジン10の暖機をより一層促進することができるようになる。
尚、本実施形態では、エンジン10が、2つのプラグホール11c及び2つの点火プラグ19を有しているが、1つのプラグホール11c及び1つの点火プラグ19を有するものであってもよい。この場合、アペックスシールがその1つのプラグホール11cを通過するプラグホール通過期間の間、上記発電負荷増大制御を実行するようにすればよい。
上記エンジン暖機促進運転時において上記発電負荷増大制御を実行していないときには、発電機20による発電電力を、バッテリ30の制限された充電電力になるように、発電機20(第1インバータ50)を制御する。この発電機20の制御を充電制限時制御という。
尚、上記発電負荷増大制御は、エンジン水温センサ106によるエンジン水温が上記所定温度Tw0以下であるときに実行し、上記所定温度Tw0よりも大きくなったときには、実行しないようにしてもよい。
上記コントロールユニット100によるエンジン10及び発電機20の制御動作について、図10のフローチャートに基づいて説明する。
最初のステップS1で、各種センサ等からの各種入力信号を読み込み、次のステップS2で、アクセル開度センサ102及び車速センサ103からの信号に基づき、駆動モータ40の要求出力を計算する。
次のステップS3では、上記駆動モータ40の要求出力とバッテリ30のSOCとに基づき、エンジン10の運転要求の有無を確認し、次のステップS4で、エンジン10の運転要求が有るか否かを判定する。
上記ステップS4の判定がNOであるときには、上記ステップS1に戻る一方、ステップS4の判定がYESであるときには、ステップS5に進んで、バッテリ30の充電制限が有り、かつ、車両1の所定以上の加速要求があるか否かを判定する。
上記ステップS5の判定がNOであるときには、ステップS6に進んで、上記エンジン通常運転を行う。尚、上記ステップS4からステップS5を経てステップS6に進んできた場合には、エンジン10を始動した後に、上記エンジン通常運転を行う。そのエンジン10の始動時には、水素用及びCNG用直噴噴射弁18A,18Bより水素ガス及び天然ガスを略同じ体積比率でもって作動室内に直接噴射し(但し、エンジン10の極冷間時には、水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17Bより水素ガス及び天然ガスを略同じ体積比率でもって噴射する)、その始動後の上記エンジン通常運転でも、水素用及びCNG用直噴噴射弁18A,18Bより水素ガス及び天然ガスを略同じ体積比率でもって作動室内に直接噴射する。
次のステップS7では、上記発電機通常制御を実行し、しかる後にステップS10に進む。
一方、上記ステップS5の判定がYESであるときには、ステップS8に進んで、上記エンジン暖機促進運転を行う。尚、上記ステップS4からステップS5を経てステップS8に進んできた場合には、エンジン10を始動した後に、上記エンジン暖機促進運転を行う。そのエンジン10の始動時には、水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17Bより水素ガス及び天然ガスを噴射して作動室に供給し、その始動後の上記エンジン暖機促進運転でも、水素用及びCNG用ポート噴射弁17A,17Bより水素ガス及び天然ガスを噴射して作動室に供給する。このときの水素ガス及び天然ガスの噴射割合は、上記したように、水素ガス残量が上記所定量よりも多いか該所定量以下であるかによって異なる。
次のステップS9で、発電機20の上記充電制限時制御を実行するとともに、上記吸排気開口連通期間並びにトレーリング側及びリーディング側プラグホール通過期間の間は、上記発電負荷増大制御を実行し、しかる後にステップS10に進む。
上記ステップS10では、新たに各種入力信号を読み込んで新たにエンジン要求運転の有無を確認して、エンジン10の運転要求がなくなったか否かを判定する。このステップS10の判定がNOであるときには、上記ステップS5に戻る。一方、ステップS10の判定がYESであるときには、ステップS11に進んで、エンジン10を停止し、しかる後にリターンする。
したがって、本実施形態では、バッテリ30の充電制限によりエンジン負荷を所定値以下にするようにエンジン10を制御する、該エンジン10のバッテリ充電制限運転時(本実施形態では、エンジン通常運転時におけるエンジン回転数よりも低い回転数にするエンジン暖機促進運転時)において、上記吸排気開口連通期間の間、エンジン出力が一定の状態で発電機20の発電負荷を増大させる発電負荷増大制御を実行するようにしたので、エンジン10に複雑なバルブタイミング可変機構等を設けなくても、バッテリ30の充電制限時にエンジン10の暖機を容易に促進することができる。
特に本実施形態のような、バルブタイミング可変機構等を設けることが困難であるロータリピストンエンジンであっても、バッテリ30の充電制限時にエンジン10の暖機を容易に促進することができる。また、ロータリピストンエンジンでは、上記吸排気開口連通期間に加えて、ロータ12の各頂点に設けられたアペックスシールがトレーリング側及びリーディング側のプラグホール11cをそれぞれ通過するトレーリング側及びリーディング側プラグホール通過期間の間にも、発電負荷増大制御を実行することで、エンジン10の暖機をより一層促進することができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上記実施形態では、上記エンジン暖機促進運転時において、上記吸排気開口連通期間並びにトレーリング側及びリーディング側プラグホール通過期間の間、上記発電負荷増大制御を実行するようにしたが、上記吸排気開口連通期間の間のみ、上記発電負荷増大制御を実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、エンジン10をロータリピストンエンジンとしたが、吸気弁及び排気弁を有する往復動型エンジンとすることも可能である。この往復動型エンジンは、吸気弁及び排気弁が共に開弁状態となるバルブオーバーラップ期間(つまり、吸気通路(吸気ポート)の燃焼室への開口と排気通路(排気ポート)の燃焼室への開口とが連通状態となる吸排気開口連通期間)を有するように構成されていればよく、バルブオーバーラップ期間は可変でなくてもよい。往復動型エンジンの場合も、ロータリピストンエンジンの場合と同様に、エンジン回転数が所定回転数以下の低中回転領域にある場合には、バルブオーバーラップ期間に、排気ガスが排気通路から引き戻され気味になり、このときにピストンにブレーキをかけると、引き戻される排気ガス量が増大して、燃焼室内の排気ガスの残留量が増大し、よって、バッテリ30の充電制限時にエンジンの暖機を促進することができるようになる。
また、エンジン10は、気体燃料に限らず、液体燃料(例えば、ガソリン及びアルコール)を使用するものであってもよく、さらに、多種燃料エンジンに限らず、1種類のみの燃料(例えば、水素ガスのみ、CNGのみ、ガソリンのみ)を使用するものであってもよい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機による発電電力が充電されるバッテリとを備えた車両の制御装置に有用である。
1 車両
10 エンジン(ロータリピストンエンジン)
11 ロータハウジング
11a ロータ収容室
11b トロコイド内周面
11c プラグホール
12 ロータ
17A 水素用ポート噴射弁
17B CNG用ポート噴射弁
18A 水素用直噴噴射弁
18B CNG用直噴噴射弁
19 点火プラグ
20 発電機
30 バッテリ
100 コントロールユニット(制御手段)
106 エンジン水温センサ

Claims (7)

  1. エンジンと、該エンジンにより駆動されて発電する発電機と、該発電機による発電電力が充電されるバッテリとを備えた車両の制御装置であって、
    上記エンジン及び上記発電機の作動を制御する制御手段を備え、
    上記エンジンは、該エンジンにおける吸気通路の燃焼室への開口と排気通路の燃焼室への開口とが連通状態となる吸排気開口連通期間を有するように構成され、
    上記制御手段は、上記バッテリの充電制限によりエンジン負荷を所定値以下にするように上記エンジンを制御する、該エンジンのバッテリ充電制限運転時において、上記吸排気開口連通期間の間、エンジン出力が一定の状態で上記発電機の発電負荷を増大させる発電負荷増大制御を実行するように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  2. 請求項1記載の車両の制御装置において、
    上記エンジンは、概略楕円形状のトロコイド内周面を有するローターハウジングと、該ローターハウジングを挟むように配置されるサイドハウジングとにより区画されるローター収容室内に、概略三角形状のローターが収容されて上記燃焼室として3つの作動室を区画するとともに、該ローターが出力軸回りに遊星回転運動することによって、上記各作動室を周方向に移動させながら、吸気、圧縮、膨張及び排気の各行程を順に行わせるように構成されたロータリピストンエンジンであり、
    上記ロータリピストンエンジンは、上記圧縮乃至膨張行程にある作動室に臨むように、上記ローターハウジングのプラグホール内に設けられた点火プラグを有し、
    上記制御手段は、上記バッテリ充電制限運転時において、上記吸排気開口連通期間に加えて、上記ローターの各頂点に設けられたアペックスシールが上記プラグホールを通過するプラグホール通過期間の間にも、上記発電負荷増大制御を実行するように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  3. 請求項1又は2記載の車両の制御装置において、
    上記エンジンは、上記燃焼室内に燃料を直接噴射する直噴噴射弁と、上記吸気通路に燃料を噴射するポート噴射弁とを有し、
    上記制御手段は、上記バッテリ充電制限運転時においては、上記ポート噴射弁により上記吸気通路に燃料を噴射させるように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両の制御装置において、
    上記制御手段は、上記バッテリ充電制限運転時においては、エンジン回転数を、上記バッテリの充電制限がないときの上記エンジンの運転時であるエンジン通常運転時におけるエンジン回転数よりも低い回転数にし、かつ上記所定値を、該低い回転数でもってエンジンを運転したときのエンジン出力が、上記バッテリの制限された充電電力に対応するエンジン出力になるような値に設定するように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両の制御装置において、
    上記エンジンは、第1燃料と、該第1燃料よりも単位体積当たりの発熱量が高くかつ着火性が低い第2燃料とを使用するものであり、
    上記制御手段は、上記バッテリの充電制限がないときの上記エンジンの運転時であるエンジン通常運転時においては、上記第1燃料と上記第2燃料とを略同じ体積比率でもって上記エンジンの燃焼室に供給し、上記バッテリ充電制限運転時においては、上記第1燃料の残量が所定量よりも多いときには、上記第1燃料と上記第2燃料とを略同じ体積比率でもって上記エンジンの燃焼室に供給する一方、上記第1燃料の残量が上記所定量以下であるときには、上記エンジンの冷間始動時を除いて、上記第1燃料の使用を制限するように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  6. 請求項5記載の車両の制御装置において、
    上記制御手段は、上記バッテリ充電制限運転時において、上記第1燃料の使用制限時に、該第1燃料を燃焼アシストとして使用し、該第1燃料のアシスト量を、上記エンジンの冷却水の温度が低いほど多くするように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の車両の制御装置において、
    上記制御手段は、上記所定値を、上記エンジンの冷却水の温度が低いほど大きくするように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
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