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JP6350851B2 - 壁面緑化フレーム及びそれを用いた壁面緑化構造 - Google Patents

壁面緑化フレーム及びそれを用いた壁面緑化構造 Download PDF

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Description

本発明は、壁面緑化フレーム及びその壁面緑化フレームを用いた壁面緑化構造に関する。
近年、地球温暖化に対する環境負荷低減策として、壁面緑化が注目されている。この壁面緑化は建築物の壁面を植物で覆うことで表面温度を下げて冷房負荷を低減することができるとともに、周辺に対して熱の照り返しを防止することができ、さらに環境の美化に資することができる等の効果を得ることができる。
壁面緑化を実施するに当たっては、植物の育成基材としての土壌を垂直方向に支持する必要から、自然の土壌よりも軽量化され、かつ、固形性に富む緑化基材が提案されている。このような緑化基材としては、例えば、特許文献1には無機質発砲体を主成分とする緑化基材が開示されている。また、軽量化及び固形性に富むとともに、植物の育成に重要な保水性・透水性の物理的性質に富んだポリエステル繊維を用いた固化培土も市販されている。
特開2002−119130号公報
上述のように、軽量化及び固形化に富み、しかも、保水性・透水性に富んだ固化培土は種々提案されているが、壁面緑化の場合は、建築物等の構造物の壁面に沿って、つまり垂直面に沿って固化培土を如何にして保持するかという課題を有していた。すなわち、従来の壁面緑化の施工に当たっては、緑化の対象となる壁面に合わせて固化培土の収納部、取付部、潅水施設等の設備を作っていたので多くの手間を要するとともに、設置現場における作業時間も長くなるという課題があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、壁面緑化フレームのユニット化を図ることにより組立作業及び取付作業を容易に行うことのできる壁面緑化フレーム及びその壁面緑化フレームを用いた壁面緑化構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る壁面緑化フレームでは、固化培土を収納する収納室と、収納室内に収納された固化培土に潅水する潅水部と、前記固化培土に植えられた植物を支持する支持材を取り付けるための支持材取付部と、壁面緑化を施す面に取り付けるための取付機構と、を備えた下枠を有し、前記下枠には、前記収納室を挟んで壁面緑化を施す面側とは反対側に前壁が設けられ、該前壁は、上下方向に沿って湾曲するとともに、前記収納室側に凹となる凹曲面が形成されていることを特徴としている。
本発明では、固化培土を収納する収納室、潅水部、支持材取付部、及び取付機構が予め一体でユニット化された構成となっているので、これらの部品が各別に設けられる場合に比べて組み立てや解体を容易に行うことができ、これらの作業にかかる手間や時間を低減することができる。
また、この場合には、風を受けやすい凹曲面が円弧状になっていて、その曲面に沿って風が流れるため、支持材に絡まっている植物の根元部分に風が直接当たるのを防止することができる。
また、本発明に係る壁面緑化構造では、上記目的を達成するために、固化培土を収納する収納室、その収納室内に収納された固化培土に潅水する潅水部、前記固化培土に植えられた植物を支持する支持材を取り付けるための支持材取付部及び壁面緑化を施す面に取り付けるための取付機構を備えた下枠と、前記下枠の両端側にそれぞれ設けられた縦枠と、前記縦枠の上部に設けられた上枠と、からなる壁面緑化フレームを上下左右に配置して構成され、前記下枠には、前記収納室を挟んで壁面緑化を施す面側とは反対側に前壁が設けられ、該前壁は、上下方向に沿って湾曲するとともに、前記収納室側に凹となる凹曲面が形成されていることを特徴としている。
上記構成に係る壁面緑化構造では、固化培土を収納する収納室、潅水部、支持材取付部、及び取付機構がユニット化されて壁面緑化フレームが形成され、その複数の壁面緑化フレームを上下左右に配置することができる。
また、この場合には、風を受けやすい凹曲面が円弧状になっていて、その曲面に沿って風が流れるため、支持材に絡まっている植物の根元部分に風が直接当たるのを防止することができる。
本発明の壁面緑化フレーム及びそれを用いた壁面緑化構造によれば、固化培土を収納する収納室、潅水部、支持材取付部、及び取付機構がユニット化され、そのユニット化された壁面緑化フレームを上下左右に配置して壁面緑化構造とすることができるので、設置現場で容易に壁面緑化フレームの組み立て、及び壁面緑化構造の製作ができるから、設置現場における作業時間を短くすることができる。
本発明の第1の実施の形態による壁面緑化フレームを用いた壁面緑化構造の正面図である。 図1に示す壁面緑化フレームの正面図である。 図1に示す壁面緑化フレームの平面図である。 図1に示す壁面緑化フレームの底面図である。 図1に示す壁面緑化フレームの右側面図である。 図1に示す壁面緑化フレームの背面図である。 図2に示すX1−X1線断面図であって、壁面緑化フレームに固化培土を収納した状態の図である。 壁面緑化フレームの下枠の正面図である。 壁面緑化フレームの下枠の背面図である。 壁面緑化フレームの下枠の平面図である。 壁面緑化フレームの下枠の底面図である。 壁面緑化フレームの下枠の右面図である。 図1に示すX2−X2線の拡大断面図である。 図1に示すX3−X3線の拡大断面図である。 第2の実施の形態による壁面緑化フレームを示す縦断面図である。 図15に示す壁面緑化フレームの下枠の一側面である。 図16に示す下枠の正面図である。 図16に示す下枠の背面図である。 図16に示す下枠の平面図である。 図16に示す下枠の底面図である。 第3の実施の形態による壁面緑化フレームの縦枠の一側面である。 (a)は第4の実施の形態による壁面緑化フレームを示す概略図、(b)は(a)のXXIIbで示す拡大図である。
以下、本発明の実施の形態による壁面緑化フレーム及びそれを用いた壁面緑化構造について図面を用いて説明する。なお、本発明は、この実施の形態により限定されるものではなく、また、下記の実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一ものも含まれる。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態による壁面緑化フレーム(以下、「フレーム」という。)1を用いた壁面緑化構造Aの正面図であって、図示しない建築物の壁面を覆うように設けられている。この壁面緑化構造Aは、長方形状のフレーム1を長辺方向が水平になるようにして上下左右方向に複数枚(図示の例では、上下方向に6枚、左右方向に10枚)を並設して構成されている。図1中の符号Bは、フレーム1に植えられた植物を示している。
図2〜図7は、フレーム1を示している。なお、フレーム1の左側面図は右側面図と対称に表われ、また、図2の正面図におけるフレーム1は、例えば左右幅を3.3mとし、上下の高さを1.5mとすることができる。
フレーム1は、図2に示すように、下枠10、カバー材20(図13参照)、上枠30及び縦枠40を備えている。このうち下枠10は、固化培土D(図7参照)を収納し、その下枠10の形状は、図8〜図12に示されている。なお、下枠10の左側面図は右側面図と対称に表われ、また、例えば、図8の正面図における下枠10の左右幅は3.3mで、図12の右面図における下枠10の左右幅は26cm、上下の高さは9cmである。
以下、図13及び図14を用いてフレーム1の詳細について説明する。なお、図13の拡大割合及び図14の拡大割合は、作図の都合上異なっている。
下枠10は、図示しない建築物の壁面緑化を施す面に設けられる取付枠50に取り付けられるように構成されている。すなわち、下枠10は、取付枠50から突出して設けられている取付片51にL型金具52を介して取り付けられるように構成されている。この取付片51は、図1に示される各フレーム1に対応して複数個設けられていて、取付枠50を工場で製造する際にその取付枠50と一体化して製造されている。
上記L型金具52は、ボルト・ナット53を介して取付片51に取り付けられるとともに、L型金具52には、ボルト・ナット54を介して下枠10が取り付けられるように構成されている。また、取付片51のボルト・ナット53の挿入される孔及びL型金具52のボルト・ナット54の挿入される孔は、それぞれ長孔に形成されていて取付位置の調整ができるように工夫されている。
下枠10は、アルミニウム合金製の型材からなり、突出片11と、収納部12と、取付部13とが一体で構成されていて、上述した図8〜図11に示されるように長尺状を呈している。この下枠10は型材からなるので、断面から見たときには、補強用等のために一端が開放した突起条が表われている。なお、この下枠10は、アルミニウム合金製以外にも、例えばステンレス、鋼、亜鉛メッキ鋼等の金属板を折り曲げ加工により製造することができる。
突出片11(フラットバー)は、フレーム1の前方(取付枠50と反対方向)に向けて所定距離だけ突出するように設けられている。そして、この突出片11はフレーム1の長手方向(左右方向)に沿って所定の間隔を保って後述する線材60の第1取付孔14(支持材取付部)が設けられている。
収納部12には、固化培土Dを収納する所定の容積を有する上部開口の収納室12Rが形成されている。そして、その収納室12Rの底面15は奥方向側(取付枠50方向側)が低くなるように傾斜し、その傾斜の最も低い箇所に水抜き穴16が設けられている。また、その収納室12Rの奥側の壁面12aの高さは前方側より低く形成されているとともに、その壁面12aの内側には、固化培土Dの底面を受けて収納された固化培土Dを水平に保つ突起17が設けられている。
取付部13は、収納部12とL型金具52との間に設けられている。そして、この取付部13の内部には中空室18が形成されている。この中空室18の前側の壁面18aは収納部12の収納室12Rの奥側の壁面12aと共通で、上壁面18bが収納室Rに向けて下がった傾斜面に形成され、底面18cが収納部12の収納室12Rの底面15の延長上で、かつ、奥側の壁面18dがL型金具52側に当接されるように構成されている。
このように、下枠10が中空室18を有する取付部13を介してL型金具52に取り付けられるようにすると、下枠10の強度を十分に保つことができる。したがって、収納室12Rに水分を含む固化培土Dが収納されても十分に保持することができるとともに、線材60の取付張力にも十分に対処することができる。
中空室18のL型金具52側に当接される壁面18dの内側には、ボルト・ナット54のボルト頭部が挿入されるカーテンレール状の溝条19(取付機構)が設けられている。この溝条19は、ボルト・ナット54のボルト頭部がネジ部を外に出しながらフレーム1の長手方向に沿って自由に移動でき、かつ、そのボルト頭部の脱出を阻止できるように構成されている。したがって、ボルト・ナット54を移動させることにより、下枠10をL型金具52に容易に取り付けることができる。
カバー材20はアルミニウム合金製の型材からなり、下枠10の取付部13の上部全部を内部に空間を有して覆うことができるようして、その下枠10の長手方向と同方向に延びる長尺状に形成されている。また、このカバー材20は下枠10の取付部13に着脱自在に設けられるように構成されている。
このカバー材20は、取付部13の中空室18の上壁面18b上に配設される後述する給水パイプ70を覆うように設けられている。そして、このカバー材20の収納室12R側の壁面端部20aは、中空室18の上壁面18bより少し上となるように間隙が構成されていて、その間隙が潅水部21として形成されている。したがって、給水パイプ70から供給された水は中空室18の上壁面18b上を流下して収納室12R内の固化培土Dに潅水される。
なお、このカバー材20は、下枠10の必須の部材ではないが、給水パイプ70を保護するとともに位置決めができ、また、給水パイプ70が露出しないのでフレーム1全体の見栄えを良くすることができる。
固化培土Dは、保水性・透水性の物理的性質に富んだ周知の固化培土を用いることができる。この固化培土Dは、底面が傾斜している収納室12Rの突起17に固化培土Dの底面の一部を載置し、さらに、取付部13と反対側が壁面12bに接しないように所定の間隙(空間)を有するようにして収納室12R内に収納される。
このように、固化培土Dの底面及び周囲の一部に間隙が存在すると、その間隙においては根の張り出しが抑制されて根詰まりが防止されるので、植物の長期的な健全育成を期待することができる。なお、収納室12Rの内壁面に内側に突出する突起を設けて固化培土Dの周囲が確実に壁面に接しないようにしてもよい。
上枠30は、下枠10と平行で、かつ、その下枠10から上方に向けて所定距離だけ離れて設けられ、下枠10と同様に、取付枠50に取り付けられるように構成されている。すなわち、この上枠30は、取付枠50から突出して設けられている取付片51にL型金具52を介して取り付けられるように構成されている。
この上枠30も下枠10と同様に、アルミニウム合金製の型材からなり、突出片31と、中間部32と、取付部33とが一体で構成されていて、上述した図3に示されるように長尺状を呈している。この上枠30は型材からなるので、断面から見たときには、補強用等のために一端が開放した突起条が表われている。なお、この上枠30は、アルミニウム合金製以外にも、例えばステンレス、鋼、亜鉛メッキ鋼等の金属板を折り曲げ加工により製造することができる。
突出片31(フラットバー)は、下枠10の突出片11と同様に、フレーム1の前方(取付枠50と反対方向)に向けて所定距離だけ突出するように設けられているとともに、フレーム1の長手方向(左右方向)に沿って所定の間隔を保って線材60の第2取付孔34(支持材取付部)が設けられている。この第2取付孔34のL型金具52からの距離は、下枠10の突出片11に設けられている第1取付孔14と同様に決められている。
中間部32は、突出片31の上端部より少し低い位置からL型金具52側に延び、内部が中空部35に形成れている。そしてこの中空部35は、底面が水平で、上面は突出片31側が低くなるように傾斜が付けられている。したがって、中間部32上の水を突出片31側に流すことができる。
取付部33は、中間部32とL型金具52との間に設けられ、内部が中空部36に形成されている。そして、この取付部33の突出片31と反対側の壁面33aがL型金具52側に当接されるように構成されている。また、L型金具52側に当接される壁面33aには、ボルト・ナット54のボルト頭部が挿入されるカーテンレール状の溝条37が設けられている。この溝条37は、ボルト・ナット54のボルト頭部がネジ部を外に出しながらフレーム1の長手方向に沿って自由に移動でき、かつ、そのボルト頭部の脱出を阻止できるように構成されている。したがって、ボルト・ナット54を移動させることにより、上枠30をL型金具52に容易に取り付けることができる。
上記構成からなる上枠30は、内部に中空部35を有する中間部32、及び中空部36を有する取付部33を介してL型金具52に取り付けられるようにしているので、上枠30の強度を十分に保つことができる。したがって、線材60の取付張力にも十分に対処することができる。
図14に示すように、縦枠40は、上下に所定の間隔を保って配設された下枠10及び上枠30の両端部間を接続するように設けられている。そしてこの縦枠40も、下枠10及び上枠30と同様に、取付枠50に取り付けられるように構成されている。すなわち、この縦枠40も取付枠50から突出して設けられている取付片51にL型金具52を介して取り付けられるように構成されている。
なお、この縦枠40も上述の下枠10及び上枠30と同様に、アルミニウム合金製の型材で構成されている、また、この上縦枠40は、アルミニウム合金製以外にも、例えばステンレス、鋼、亜鉛メッキ鋼等の金属板を折り曲げ加工により製造することができる。
この縦枠40の内部は、縦方向に延びる第1中空部41及び第2中空部42に形成されている。すなわち、第1中空部41は下枠10の収納部12に対向して設けられ、第2中空部42は取付部13に対向して設けられている。そして、図13に示すように、第1中空部41の上端部の手前側(上枠30の突出片31側)には、上枠30の中間部32の上壁面上と同じ位置に達するまで切り欠かれた切欠部43が設けられている。したがって、上枠30の中間部32の上壁面上に存在する水分を縦枠40の第1中空部41内に流出させることができる。
また、図14に示すように、縦枠40の第2中空部42のL型金具52側に当接される壁面には、ボルト・ナット54のボルト頭部の挿入されるカーテンレール状の溝条44が設けられている。この溝条44は、ボルト・ナット54のボルト頭部がネジ部を外に出しながら縦枠40の長手方向(縦方向)に沿って自由に移動でき、かつ、そのボルト頭部の脱出を阻止できるように構成されている。したがって、ボルト・ナット54を移動させることにより、縦枠40をL型金具52に容易に取り付けることができる。
カバー材45はアルミニウム合金製の型材からなり、上述した下枠10に装着されるカバー材20と同様に構成されていて、縦枠40の第2中空部42の外側の一方側で、かつ、その縦枠40の長手方向(縦方向)に沿って設けられている給水パイプ70を覆うように設けられている。すなわち、このカバー材45は、縦枠40の第2中空部42の側部の一面側全部を内部に空間を有して覆うことができるようにして、その縦枠40の長手方向と同方向に延びる長尺状に形成されている。そして、このカバー材45は下縦枠40の第2中空部42に着脱自在に設けられるように構成されている。
なお、このカバー材45は、縦枠40の必須の部材ではないが、給水パイプ70を保護するとともに位置決めができ、また、給水パイプ70が露出しないのでフレーム1全体の見栄えを良くすることができる。
図13に示すように、線材60(植物支持材)は、図示の線材60はステンレス等の金属製のワイヤーからなり、図2に示されるように、フレーム1の前面側に水平方向に所定の間隔を保って縦方向に複数本配置して構成されている。各線材60の下端側は、下枠10の突出片11に設けられている第1取付孔14に長さ調整ナット機構61を介してそれぞれ取り付けられ、その上端側は、上枠30の突出片31に設けられている第2取付孔34に取付具62を介してそれぞれ取り付けられるように構成されている。
なお、線材60は金属製のワイヤーとしたが、これを合成樹脂製等の耐久性に富む線材とすることもできる。例えば、FRP(繊維強化プラスチック)製のロッド、PE(ポリエチレン)製のロープ、アルミロッド等の複数種の線材60を用いることが可能である。そのため、下枠10と上枠30のそれぞれの突出片11、31に設けられる取付孔14、34においても、上述したような複数種の線材60が変更自在に取り付けられることが好ましい。
さらに、この線材60は植物がつる性の場合に好適なものとしているので、植物の種類によっては線材60にネットを張接することもできる。あるいは、線材60の取付孔14,34を利用してネット等の他の植物支持部材を設けるようにしてもよい。
給水パイプ70は、縦枠40のカバー材45内に縦方向に配置され、下枠10のカバー材20内では縦方向から横方向に分岐するように配置されている。そして、そのカバー材20の給水パイプ70には、その長手方向に沿って、かつ、所定の間隔を保って下向きの小孔が設けられている。
したがって、給水パイプ70に水が供給されると、水は中空室18の上面壁上に落下し、その落下した水は潅水部21を介して収納室12Rに流出し、収納室12Rに収納されている固化培土Dに潅水することができる(図13参照)。なお、給水パイプ70には、図示しない供給源から水が供給されるが、この際、必要に応じて液肥が添加される。また、給水パイプ70には、壁面緑化構造A全体で必要とする水の量が過不足なく供給される。
上記構成からなるフレーム1の組み立ては、予め壁面緑化を施す面に設けられている取付枠50にL型金具52を介して下枠10、上枠30及び縦枠40が取り付けられ、次いで給水パイプ70が配設される。そして、その配設された給水パイプ70を覆うようにカバー材20,45が装着され、次いで両取付孔14,34間に線材60が張設されて組み立てが完了となる。
壁面緑化構造Aは、上述のようにして組み立てられるフレーム1を複数枚、上下左右に配置して組み立てられる(図1参照)。組み立てられた壁面緑化構造Aの下枠10の収納室12Rに固化培土Dが収納され、その固化培土Dに所望の植物が植えられる。そして、給水パイプ70を介して固化培土Dに潅水される。なお、下枠10の収納室12Rにおける固化培土Dの収納は、壁面緑化構造Aの組み立て終了後に行われたが、フレーム1の組み立て時に行うようにしてもよい。
上記構成からなるフレーム1及び壁面緑化構造Aは、設置現場で容易に組み立てができるので、設置現場における作業時間を短くすることができる。
次に、上述した壁面緑化フレーム及びそれを用いた壁面緑化構造の作用について、図面に基づいて詳細に説明する。
本実施の形態では、下枠10が固化培土Dを収納する収納室12R、潅水部21、第1取付孔14、及び溝条19が予め一体でユニット化された構成となっているので、これらの部品が各別に設けられる場合に比べて組み立てや解体を容易に行うことができ、これらの作業にかかる手間や時間を低減することができる。
また、潅水部21には、カバー材20が設けられているので、カバー材20によって下枠10の潅水部21が覆われるので、潅水部21を保護することができるとともに、潅水部21の内側が外から見えることがないので、下枠10全体の見栄えが良好となる利点がある。
また、本実施の形態では、下枠10、一対の縦枠40、及び上枠30がそれぞれユニット化されたもので構成され、これら各ユニット10、40、30を組み合わせることで、正面視で矩形状をなす壁面緑化のフレーム構造を容易に作成することができる。
しかも、下枠10及び上枠30の間に植物を支持する線材60を容易に取り付けることができる。
さらに、ボルト・ナット54のボルトの頭部を溝条19内に沿って任意の位置に移動させることができるので、壁面緑化を施す面の所定位置に設けられる取付部分の位置にかかわらず取り付けることができる。そのため、組み付け時に生じる位置合わせ作業が不要となり、作業の効率化を図ることができる。
さらにまた、収納室12R内に収納される固化培土Dは、その収納室12Rの内壁面に間隙を有して収納されており、その間隙において、収納室12Rに収納されている固化培土Dに植えられている植物の根の張り出しが抑制されるので、根詰まりが防止され、植物の長期的な健全育成を期待することができる。
上述のように本実施の形態による壁面緑化フレーム及びそれを用いた壁面緑化構造では、固化培土Dを収納する収納室12R、潅水部21、第1取付孔14、及び溝条19がユニット化され、そのユニット化されたフレーム1を上下左右に配置して壁面緑化構造Aとすることができるので、設置現場で容易にフレーム1の組み立て、及び壁面緑化構造Aの製作ができるから、設置現場における作業時間を短くすることができる。
(第2の実施の形態)
図15は、第2の実施の形態の壁面緑化フレームの全体を示している。図16〜図20は、第2の実施の形態による壁面緑化フレームにおける下枠10Aのみを示しており、前述した給水パイプ70、溝条19、線材60(図13参照)が省略されている。この下枠10Aは、図15に示すように、上枠30Aとしても共通で使用することができる構成である。そのため、ここでは下枠10Aの構成について説明する。
なお、図16は、下枠10Aの長手方向(左右方向)の一方から見た断面図であるが、左右対称であるので、他方から見た断面図については省略する。
第2の実施の形態の下枠10Aは、図16〜図20に示すように、上述した第1の実施の形態による図13に示すカバー材20を一体的に設けており、溝条19の収納部12側を囲う中空室18が省略された構成となっている。つまり、下枠10Aは、突出片11、収納部12、溝条19、及びカバー部22が一体で構成されている。
収納部12は、取付枠側の後壁12cと、後壁12cに対向する前壁12dと、後壁12c及び前壁12dの下端同士を連設する底壁12eとから形成されている。前壁12dの下端には、前方に向けて前記突出片11が設けられている。
溝条19は、後壁12cの下端側の位置に配置されている。溝条19には、前方に向けて突出するとともに、固化培土D(図16の二点鎖線参照)の後側下端部を下方から支持する支持片23が設けられている。この支持片23は、下枠10Aの長さ方向の全体にわたって設けられていても良いし、所定の間隔をあけて部分的に設けられていても良い。
カバー部22は、後壁12cの上端から前方に向けて突出している。
このように構成される下枠10Aでは、図16に示すように、固化培土Dが前壁12dから溝条19までの領域に収容することができるので、上記第1の実施の形態のように中空室18の壁面18a(図13参照)を有する構成の場合に比べて、前後方向のより容量の大きな固化培土Dを収納することができる。
また、図示しない給水パイプをカバー部22の下方に配置することで潅水部を形成することができ、給水パイプとともに潅水部を上方から覆って保護することができる。
なお、第2の実施の形態の下枠10Aにおいても、水抜き穴及び線材を取り付けるための取付孔は、不図示であるが、第1の実施の形態の下枠10と同様に下枠10Aの長さ方向に沿って適宜な間隔をあけて配置されている。
(第3の実施の形態)
図21に示す第3の実施の形態による縦枠40Aは、上述の第1の実施の形態のカバー材45(図14参照)を省略した構成となっており、第2中空部42の一部に開口部42aが形成されている。なお、第1中空部41、溝条44の構成については、上記第1の実施の形態と同様である。この場合、開口部42aより図示しない給水パイプを第2中空部42内に配置することができる。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態による壁面緑化フレームについて、図22を用いて説明する。
第4の実施の形態による下枠10B及び上枠10Cは、それぞれ収容部12の前壁12d(収納室12Rを挟んで壁面緑化を施す面(取付枠)側とは反対側の壁部分)の形状が平板状ではなく、上下方向に沿って湾曲するとともに、収納室12R側に凹となる円弧状の凹曲面12fが形成されている。この場合、風を受けやすい凹曲面12fが円弧状になっていて、矢印Fのように曲面に沿って風が流れるため、線材60に絡まっている植物Bの根元部分Baや、上枠10C付近まで伸びた植物Bの上端部分Bbに風が直接当たるのを防止することができる。
また、本実施の形態の下枠10B及び上枠10Cでは、突出片11の前側の端部11aが曲面状に形成されている。そのため、上下に配設される緑化フレーム1、1同士の間に形成される隙間(符号N部分)を風が通過する際、すなわち上下の突出片11の端部11aの曲面に沿って風が滑らかに流れるので、前記隙間Nを通過する際に生じる風切音を小さく抑えることができる。
以上、本発明による壁面緑化フレーム及びそれを用いた壁面緑化構造の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態では、上枠30を下枠10と別に製造したが、両者は線材60の取付位置が同じであるので、上枠30も下枠10と同じ構成とすることもできる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
A 壁面緑化構造
B 植物
D 固化培土
1 フレーム(壁面緑化フレーム)
10、10A 下枠
11 突出片(フラットバー)
11a 端部
12 収納部
12R 収納室
13 取付部
14 第1取付孔(支持材取付部)
15 底面
16 水抜き穴
17 突起
18 中空室
19 溝条(取付機構)
20 カバー材
21 潅水部
30、30A 上枠
31 突出片(フラットバー)
32 中間部
33 取付部
34 第2取付孔(支持材取付部)
35,36 中空部
37 溝条
40、40A 縦枠
41 第1中空部
42 第2中空部
43 切欠部
44 溝条
45 カバー材
50 取付枠
51 取付片
52 L型金具
53,54 ボルト・ナット
60 線材(支持材)
61 長さ調整ナット機構
62 取付具
70 給水パイプ

Claims (2)

  1. 固化培土を収納する収納室と、
    該収納室内に収納された固化培土に潅水する潅水部と、
    前記固化培土に植えられた植物を支持する支持材を取り付けるための支持材取付部と、
    壁面緑化を施す面に取り付けるための取付機構と、
    を備えた下枠を有し、
    前記下枠には、前記収納室を挟んで壁面緑化を施す面側とは反対側に前壁が設けられ、
    該前壁は、上下方向に沿って湾曲するとともに、前記収納室側に凹となる凹曲面が形成されていることを特徴とする壁面緑化フレーム。
  2. 固化培土を収納する収納室、その収納室内に収納された固化培土に潅水する潅水部、前記固化培土に植えられた植物を支持する支持材を取り付けるための支持材取付部及び壁面緑化を施す面に取り付けるための取付機構を備えた下枠と、
    前記下枠の両端側にそれぞれ設けられた縦枠と、
    前記縦枠の上部に設けられた上枠と、
    からなる壁面緑化フレームを上下左右に配置して構成され
    前記下枠には、前記収納室を挟んで壁面緑化を施す面側とは反対側に前壁が設けられ、
    該前壁は、上下方向に沿って湾曲するとともに、前記収納室側に凹となる凹曲面が形成されていることを特徴とする壁面緑化構造。
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