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JP6350139B2 - 放電灯点灯装置、照明装置、及び放電灯点灯装置の制御方法 - Google Patents

放電灯点灯装置、照明装置、及び放電灯点灯装置の制御方法 Download PDF

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JP6350139B2
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Description

本発明は放電灯点灯装置、それを用いた照明装置、及び放電灯点灯装置の制御方法に関する。
特許文献1は、異常の発生を早期に検知し、素早く保護動作に移行することができる高圧放電灯点灯装置を開示する。この高圧放電灯点灯装置は、高圧放電灯に電力を供給する点灯回路と、高圧放電灯に高電圧を印加して始動させる始動回路と、点灯回路に流れる点灯回路電流を測定する点灯回路電流測定回路を備える。更に、高圧放電灯点灯装置は、高圧放電灯の始動前の段階で、始動回路に電圧を発生させ、点灯回路電流の値があらかじめ設定された電流値の範囲から外れた場合に所定の保護動作を行う制御手段を備える。
特許第5035748号公報
特許文献1の構成によると、異常発生時の素早い保護動作が可能となる。この構成において、更に、その異常が放電灯側で発生しているのか、それとも放電灯点灯装置側で発生しているのかといったように、異常発生箇所が特定されれば保守管理等において有利となる。例えば、異常が放電灯側に発生していることが特定された場合には、放電灯、その周辺配線等を交換すればよく、放電灯点灯装置を継続して使用することができる。一方、異常が放電灯点灯装置側に発生していることが特定された場合には、放電灯点灯装置を交換すればよく、放電灯を継続して使用することができる。また更に、放電灯点灯装置内でも異常発生箇所が特定された場合には、その箇所の部品を交換して残りの部品を継続して使用したり、その異常発生箇所の情報を今後の品質管理に活用したりすることができる。また、異常発生箇所がいずれの場合であっても異常又は故障は頻繁に発生するものではないため、異常発生箇所の特定のために別途の検出回路をハードウェア上で設けることはコスト上好ましくない。
そこで、本発明は、追加の検出回路部品を要することなく異常発生箇所を特定することができる放電灯点灯装置、それを用いた照明装置、及び放電灯点灯装置の制御方法を提供することを課題とする。
本発明の第1の形態の放電灯点灯装置は、直流の出力電圧を出力する直流電源回路と、第1乃至第4のスイッチング素子を有し、第1及び第2のスイッチング素子の直列回路並びに第3及び第4のスイッチング素子の直列回路が直流電源回路の出力側に接続され、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子の接続点と第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子の接続点が放電灯を介して接続されるフルブリッジ回路と、直流電源回路の出力電流を検出する電流検出回路と、放電灯の非点灯時に、第1及び第3のスイッチング素子の組と第2及び第4のスイッチング素子の組のいずれか一方の組をオン状態とするとともに他方の組をオフ状態とするワンサイドオンモードを適用し、電流検出回路によって検出される出力電流が閾値を超える場合に、放電灯点灯装置内に異常があることを判別する制御部とを備える。
上記の放電灯点灯装置によると、フルブリッジ回路におけるハイサイドのスイッチング素子とローサイドのスイッチング素子のいずれか一方の組だけをオン状態とするワンサイドオンモードの適用時に、直流電源回路の出力電流が閾値を超える場合に放電灯点灯装置内に異常があることが特定される。これにより、放電灯点灯装置内の異常を、放電灯側の異常と区別して判別することが可能となる。すなわち、追加の検出回路部品を要することなく異常発生箇所を特定することが可能となる。
本発明の第2の形態の放電灯点灯装置は、直流の出力電圧を出力する直流電源回路と、第1乃至第4のスイッチング素子を有し、第1及び第2のスイッチング素子の直列回路からなる第1のアーム並びに第3及び第4のスイッチング素子の直列回路からなる第2のアームが直流電源回路の出力側に接続され、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子の接続点と第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子の接続点が放電灯を介して接続されるフルブリッジ回路と、直流電源回路の出力電流を検出する電流検出回路と、放電灯の非点灯時に、第1乃至第4のスイッチング素子のうちの1つのスイッチング素子をオン状態とするとともに残余のスイッチング素子をオフ状態とする単独オンモードを適用し、電流検出回路によって検出される出力電流が閾値を超える場合に、放電灯点灯装置内に異常があることを判別する制御部とを備える。
上記の放電灯点灯装置によると、フルブリッジ回路における1つのスイッチング素子をオン状態とするとともに残余のスイッチング素子をオフ状態とする単独オンモードの適用時に、直流電源回路の出力電流が閾値を超える場合に放電灯点灯装置内に異常があることが特定される。これにより、放電灯点灯装置内の異常を、放電灯側の異常と区別して判別することが可能となる。すなわち、追加の検出回路部品を要することなく異常発生箇所を特定することが可能となる。
また、制御部は、出力電流が閾値を超える場合に、オン状態とされているスイッチング素子と同じアームに含まれる他方のスイッチング素子に異常があることを判別するように構成される。これにより、放電灯点灯装置内の異常を、異常のあるスイッチング素子を特定して判別することが可能となる。すなわち、追加の検出回路部品を要することなく異常発生箇所をより具体的に特定することが可能となる。
本発明の第3の形態の放電灯点灯装置は、直流の出力電圧を出力する直流電源回路と、第1乃至第4のスイッチング素子を有し、第1及び第2のスイッチング素子の直列回路からなる第1のアーム並びに第3及び第4のスイッチング素子の直列回路からなる第2のアームが直流電源回路の出力側に接続され、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子の接続点と第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子の接続点が放電灯を介して接続されるフルブリッジ回路と、直流電源回路の出力電流を検出する電流検出回路と、放電灯の非点灯時に、第1及び第3のスイッチング素子の組と第2及び第4のスイッチング素子の組のいずれか一方の組をオン状態とするとともに他方の組をオフ状態とするワンサイドオンモード、及び第1乃至第4のスイッチング素子のうちの1つのスイッチング素子をオン状態とするとともに残余のスイッチング素子をオフ状態とする単独オンモードを適用可能な制御部とを備える。制御部は更に、ワンサイドオンモードにおいて、電流検出回路によって検出される出力電流が閾値を超える場合に、当該一方の組のスイッチング素子の1つをオフ状態として得られる単独オンモードを更に適用し、電流検出回路によって検出される出力電流が閾値を超える場合に、オン状態とされているスイッチング素子と同じアームに含まれる他方のスイッチング素子に異常があることを判別するように構成される。
上記の放電灯点灯装置によると、ワンサイドオンモードが適用されて異常が判別された場合に、同モードにおいてオン状態とされている2つのスイッチング素子のうちの一方をオフして得られる単独オンモードによってスイッチング素子ごとの異常が判別される。これにより、放電灯点灯装置内の異常を、放電灯側の異常と区別するとともに異常のあるスイッチング素子を特定し、かつ少ない処理で判別処理を行うことが可能となる。すなわち、追加の検出回路部品を要することなく異常発生箇所をより具体的かつ迅速に特定することが可能となる。
上記の各放電灯点灯装置において、ワンサイドオンモード又は単独オンモードの適用時における直流電源回路の出力電圧が、放電灯の始動時又は点灯時における直流電源回路の出力電圧よりも低いことが好ましい。これにより、省電力及び(異常がある場合の)更なる故障の誘発防止が実現される。
また、上記の各放電灯点灯装置は、制御部による判別の結果を出力する出力手段を更に備えることが好ましい。これにより、ユーザは、異常発生箇所を把握するこができるとともに、故障した箇所のみを交換又は修理することによって放電灯点灯装置を継続して使用することができ、保守管理において有利となる。また、異常発生箇所の情報を管理することによってそのような情報をその後の品質管理等に活用することが可能となる。
なお、本発明は、上記いずれかの放電灯点灯装置と、放電灯とを備える照明装置も含む。また更に、本発明は、上記の各放電灯点灯装置において実行される放電灯点灯装置の制御方法も含む。
本発明の各実施形態による放電灯点灯装置を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態による放電灯点灯装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による放電灯点灯装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による放電灯点灯装置の制御方法を示すフローチャートである。
<放電灯点灯装置の基本構成>
図1に本発明の各実施形態による放電灯点灯装置1(以下、「点灯装置1」という)を示す。点灯装置1及び放電灯9が照明装置10を構成する。商用電源等の交流電源ACからの入力電源が点灯装置1に入力され、点灯装置1からの出力電力が放電灯9に供給される。以降に説明する各実施形態では、図1の点灯装置1が用いられるものとする。
点灯装置1は、整流回路2、昇圧コンバータ3、降圧コンバータ4、フルブリッジ回路5、検出回路6、始動回路7、及び制御部8を含む。本実施形態では放電灯9は高圧放電灯からなるものとする。整流回路2はダイオードブリッジからなり、交流電源ACからの入力電圧を全波整流する。整流回路2、昇圧コンバータ3及び降圧コンバータ4は直流電源回路を構成する。ただし、入力電源として交流電源ではなく直流電源が入力される場合には整流回路2は不要である。
昇圧コンバータ3は、スイッチング素子31、コイル32、ダイオード33、及び平滑コンデンサ34を含み、整流回路2の整流出力を昇圧して直流化する。昇圧コンバータ3は力率改善回路としても機能する。スイッチング素子31のオン時にコイル32→スイッチング素子31に電流が流れ、コイル32にエネルギーが蓄えられる。スイッチング素子31のオフ時に、コイル32に蓄えられているエネルギーにより、コイル32→ダイオード33→平滑コンデンサ34に電流が流れ、平滑コンデンサ34が充電される。スイッチング素子31は、後述する制御部8に含まれるドライバ回路によって駆動され、スイッチング素子31のオン幅(オンデューティ)は制御部8において決定される。すなわち、制御部8によってスイッチング素子31がPWM制御され、昇圧コンバータ3の出力電圧(以下、「出力電圧Vdc」という)が決定される。
降圧コンバータ4は、スイッチング素子41、コイル42、ダイオード43、及びコンデンサ44を含み、昇圧コンバータ3の昇圧出力から、制限された電圧及び電流を出力する。スイッチング素子41のオン時にスイッチング素子41→コイル42→負荷(例えば、フルブリッジ回路5、放電灯9等)に電流が流れ、コイル42にエネルギーが蓄えられる。スイッチング素子41のオフ時に、コイル42に蓄えられているエネルギーにより、コイル42→上記負荷→ダイオード43に電流が流れる。コンデンサ44は降圧コンバータ4の出力を平滑する。スイッチング素子41は、制御部8に含まれるドライバ回路によって駆動され、スイッチング素子41のオン幅(オンデューティ)は制御部8において決定される。すなわち、制御部8によってスイッチング素子41がPWM制御され、降圧コンバータ4の出力電圧(以下、「出力電圧Vout」という)及び出力電流(以下、「出力電流Iout」という)が決定される。
フルブリッジ回路5は、スイッチング素子(SW)51、52、53及び54を有する。なお、本明細書において、スイッチング素子とは、IGBT等のバイポーラトランジスタ、MOSFET等を総括的に表すものである。言い換えると、本明細書における各スイッチング素子はIGBT、MOSFET等のいずれであってもよい。スイッチング素子51及び52の直列回路からなる第1のアーム並びにスイッチング素子53及び54の直列回路からなる第2のアームが降圧コンバータ4の出力側に接続され、スイッチング素子51とスイッチング素子52の接続点とスイッチング素子53とスイッチング素子54の接続点が放電灯9を介して接続される。以降の説明において、図1に示すように、スイッチング素子51及び53の共通端子(コレクタ端子、ドレイン端子)が接続されるラインを高電位ラインL1といい、スイッチング素子52及び54の共通端子(エミッタ端子、ソース端子)が接続されるラインを低電位ラインL2というものとする。
スイッチング素子51〜54の各々は、制御部8に含まれるドライバによってオンオフされる。詳細を後述するように、制御部8はスイッチング素子51〜54のうちの1又は2を個別にオンオフできるものとする。例えば、通常のランプ始動時及び点灯時においては、スイッチング素子51及び54の組と、スイッチング素子52及び53の組とが、50Hz〜1kHz程度の周波数で交互にオンオフされ、降圧コンバータ4の直流出力が交流変換され、交流出力が放電灯9に供給される。これにより、上記周波数の矩形波の電圧が放電灯9に印加され、通常点灯時にはそれに対応する電流が放電灯9に通電される。
検出回路6は、抵抗61及び62の直列回路からなる電圧検出回路並びに電流検出回路63を含む。抵抗61及び62は降圧コンバータ4の出力端に並列接続され、出力電圧Voutを検出する。ノードAに示す抵抗62に発生する電圧が検出電圧として制御部8に出力される。電流検出回路63は電流測定用の0.1〜1Ω程度のシャント抵抗又は低抵抗素子からなり、降圧コンバータ4とフルブリッジ回路5の間の電流経路に挿入され、出力電流Ioutを検出する。ノードBに示す電流検出回路63に発生する電圧が検出電流として制御部8に出力される。なお、以降の説明において、検出電圧及び検出電流とは、電圧検出回路の抵抗62及び電流検出回路63にそれぞれ発生する電圧、又はこれらの電圧によって表される出力電圧Vout及び出力電流Ioutのいずれかをいうものとする。
始動回路7は、抵抗71、コンデンサ72、放電ギャップ73、及びパルストランス74を含み、放電灯9の始動時に始動パルスを放電灯9に印加するように構成される。降圧コンバータ4が起動すると、その出力電圧が抵抗71を介してコンデンサ72に充電される。コンデンサ72の充電電圧が放電ギャップ73のブレークダウン電圧を超えると、放電ギャップ73が導通してコンデンサ72の電圧がパルストランス74の一次巻線に印加される。これに応じて、パルストランス74の巻数比に応じたパルス電圧が、放電灯9に直列接続された二次巻線に発生し、このパルス電圧がフルブリッジ回路5の出力電圧に重畳されて放電灯9に印加される。このパルス重畳電圧によって放電灯9が絶縁破壊して放電を開始する。なお、始動回路7は、放電灯9の始動動作の前後においては停止しているため、放電灯の点灯動作に実質的な影響を与えない。
制御部8には、上述したように、ノードAの検出電圧及びノードBの検出電流が入力される。なお、制御部8の制御電源は(例えば、昇圧コンバータ3又は降圧コンバータ4の所定箇所から)適宜給電されているものとする。そして、制御部8は、昇圧コンバータ3のスイッチング素子31、降圧コンバータ4のスイッチング素子41、及びフルブリッジ回路5のスイッチング素子51〜54を駆動する。
具体的には、スイッチング素子31の制御について、制御部8は、出力電圧Vdcが所定値となるようにスイッチング素子31をPWM制御する。例えば、昇圧コンバータ3及び制御部8においては、出力電圧Vdcがフィードフォワード制御されてもよいし、不図示の出力電圧検出回路によって検出される出力電圧Vdcが電圧目標値に一致するように出力電圧Vdcがフィードバック制御されるようにしてもよい。出力電圧Vdc、後述する各動作に応じて適宜設定されるものとする。
スイッチング素子41の制御について、制御部8はまた、検出電圧又は検出電流が電圧目標値又は電流目標値に一致するように降圧コンバータ4のスイッチング素子41をPWM制御する。すなわち、降圧コンバータ4及び制御部8においては、出力電圧Vout又は出力電流Ioutがフィードバック制御される。あるいは、制御部8は、検出電流と検出電圧の乗算値が電力目標値に一致するように降圧コンバータ4のスイッチング素子41をPWM制御するようにしてもよい。この場合、降圧コンバータ4及び制御部8においては、出力電力がフィードバック制御される。
スイッチング素子51〜54の制御に関して、制御部8は、点灯装置1の起動後であって放電灯9の始動前、すなわち、昇圧コンバータ3及び降圧コンバータ4が起動された後であって始動回路7が起動される前に、異常判別動作のためのスイッチングを実行する。詳細を後述するように、異常判別動作においては、フルブリッジ回路5のスイッチング素子51〜54のうちの所定のスイッチング素子がオン状態とされ、その状態における出力電流Ioutの値によって、異常(故障)の有無及び/又はその箇所が判別される。すなわち、異常判別動作においては、点灯装置1の内部(特に、フルブリッジ回路5)の異常の有無、及び点灯装置1の出力端から放電灯9の間における異常の有無が判別及び識別される。なお、説明の便宜上、異常発生箇所に関して、点灯装置1内部のことを「回路側」といい、点灯装置1の出力端から放電灯9まで(放電灯9を含む)の部位のことを「ランプ側」というものとする。また、本明細書において、特に指定がない限り、異常と故障は実質的に同義であるものとする。
制御部8は、回路側又はランプ側に異常があることを判別した場合には、降圧コンバータ4、フルブリッジ回路5、又はその両方の動作を停止させ、この停止状態をラッチする。異常が回路側にある場合には、その後の点灯装置1の修理又は交換のために、少なくとも降圧コンバータ4、好ましくは降圧コンバータ4及びフルブリッジ回路5を停止させることが望ましい。一方、異常がランプ側にある場合には、放電灯9又はその周辺配線の交換のために、少なくともフルブリッジ回路5を停止させること、好ましくは降圧コンバータ4及びフルブリッジ回路5を停止させることが望ましい。なお、いずれの異常の場合であっても、昇圧コンバータ3も(制御部8から停止させることが可能な回路である場合には)制御部8によって停止されることが望ましい。
制御部8は、放電灯9が非点灯状態である異常判別動作においては、回路側及びランプ側の正常な状態によってもたらされる無負荷状態を前提として、出力電圧Voutのフィードバック制御を行う。異常判別動作中の出力電圧Voutは所定の電圧V1に設定されるものとする。この電圧V1は、放電灯9の始動又は点灯を目的とする電圧ではないため、省電力及び(異常がある場合の)更なる故障の誘発防止の観点から、放電灯9の始動用の出力電圧Vout(V2)及び点灯用の出力電圧Vout(V3(V2>V3))よりも低い電圧であることが好ましい。
制御部8には、判別結果を出力する(例えば、ユーザに通知する)出力手段80が接続されることが好ましい。出力手段80は、制御部8による判別結果を発光態様(発光の有無、発光周期、発光色の変化、発光強度の変化等)、文字、図形等又はこれらの組合せによって視覚的に出力するLEDインジケータ、液晶表示画面等であればよい。また、出力手段80は、判別結果をブザー音、音声案内等によって出力するスピーカ等であってもよい。あるいは、出力手段80は、制御部8と通信可能なコンピュータのモニタ画面であってもよい。出力手段80は、異常が判別された場合にその異常が回路側にあるのか、あるいはランプ側にあるのかを出力するように構成される。また、出力手段80は、異常を示す判別結果と併せて、又はそれに代えて、正常を示す判別結果を出力するようにしてもよい。出力手段80は制御部8に一体化されていてもよいし、別置されていてもよい。また、制御部8と出力手段80の接続は有線であっても無線であってもよい。また更に、出力手段80には、判別結果を記録する記憶手段が設けられていてもよい。
<第1の実施形態>
第1の実施形態では、上記の異常判別動作において、フルブリッジ回路5のハイサイドのスイッチング素子のみがオンされるハイサイドオンモード、ローサイドのスイッチング素子のみがオンされるローサイドオンモード、及び通常動作時と同様の組合せでスイッチング素子がオンされる対角オンモードが使用される。なお、ハイサイドオンモード及びローサイドオンモードについて、これらを総称して又はこれらの一部を代表してワンサイドオンモードというものとする。
ハイサイドオンモードとは、スイッチング素子51及び53の組がオン状態とされるとともにスイッチング素子52及び54の組がオフ状態とされるモードをいう。ハイサイドオンモードにより、スイッチング素子52又は54の短絡故障等の異常が検出可能となる。具体的には、スイッチング素子52及び54が正常である場合にスイッチング素子51及び53がオン状態となっても、放電灯9は始動前(絶縁破壊前の開放状態)であるから、高電位ラインL1と低電位ラインL2との間は導通しない。したがって、電流検出回路63に出力電流Ioutは流れない。一方、スイッチング素子52及び54の少なくとも一方が短絡故障している場合、スイッチング素子51及び53がオン状態となると、高電位ラインL1と低電位ラインL2との間が導通し、電流検出回路63に出力電流Ioutが流れる。このスイッチング素子52又は54の短絡故障の有無と出力電流Ioutの関係は、ランプ側の短絡故障の有無とは無関係に得られる。
したがって、ハイサイドオンモードでは、制御部8は、電流Ioutが閾値Ithを超える場合にはスイッチング素子52及び54の少なくとも一方が異常であると判別し、その他の場合にはスイッチング素子52及び54は正常であると判別することができる。
ローサイドオンモードとは、スイッチング素子52及び54の組がオン状態とされるとともにスイッチング素子51及び53の組がオフ状態とされるモードをいう。ローサイドオンモードにより、スイッチング素子51又は53の短絡故障等の異常が検出可能となる。具体的には、スイッチング素子51及び53が正常である場合にスイッチング素子52及び54がオン状態となっても、放電灯9は開放状態であるから高電位ラインL1と低電位ラインL2との間は導通しない。したがって、電流検出回路63に出力電流Ioutは流れない。一方、スイッチング素子51及び53の少なくとも一方が短絡故障している場合、スイッチング素子52及び54がオン状態となると、高電位ラインL1と低電位ラインL2との間が導通し、電流検出回路63に出力電流Ioutが流れる。ハイサイドオンモードの場合と同様に、このスイッチング素子51又は53の短絡故障の有無と出力電流Ioutの関係は、ランプ側の短絡故障の有無とは無関係に得られる。
したがって、ローサイドオンモードでは、制御部8は、電流Ioutが閾値Ithを超える場合にはスイッチング素子51及び53の少なくとも一方が異常であると判別し、その他の場合にはスイッチング素子51及び53は正常であると判別することができる。
対角オンモードとは、放電灯9の始動時又は点灯時と同様に、スイッチング素子51及び54の組がオン状態とされるとともにスイッチング素子52及び53の組がオフ状態とされる第1方向モード、又はスイッチング素子52及び53の組がオン状態とされるとともにスイッチング素子51及び54の組がオフ状態とされる第2方向モードをいう。ハイサイドオンモード及びローサイドオンモードとの併用において、対角オンモードによってランプ側の短絡故障等の異常が検出可能となる。具体的には、例えば第1方向モードにおいて、スイッチング素子52及び53が正常であり、かつランプ側に短絡故障がない場合にスイッチング素子51及び54がオンされても、放電灯9は開放状態であるので高電位ラインL1と低電位ラインL2との間は導通しない。したがって、電流検出回路63に出力電流Ioutは流れない。一方、ランプ側に短絡故障がある場合、スイッチング素子51及び54がオンされると、高電位ラインL1と低電位ラインL2との間が導通し、電流検出回路63に出力電流Ioutが流れる。上記検出原理は、第2方向モードの場合も同様である。したがって、対角オンモードについては、第1方向モードと第2方向モードのうちの一方が行われればよい。
上記のように、対角オンモードでは、制御部8は、ハイサイドオンモード及びローサイドオンモードの併用において、電流Ioutが閾値Ithを超える場合にはランプ側が異常であると判別し、その他の場合にはランプ側は正常であると判別することができる。
このように、制御部8は、ハイサイドオンモード、ローサイドオンモード及び対角オンモードを適用することによって、回路側の異常とランプ側の異常とを識別して判別することができる。更に、出力手段80が、ハイサイドオンモード又はローサイドオンモードにおいて異常が判別された場合には回路側の異常を出力し、対角オンモードにおいて異常が判別された場合にはランプ側の異常を出力することができる。また更に、出力手段80は、ハイサイドオンモードにおいて異常が判別された場合にはスイッチング素子52及び54の異常を出力し、ローサイドオンモードにおいて異常が判別された場合にはスイッチング素子51及び53の異常を出力するようにしてもよい。
図2に、本実施形態の制御方法のフローチャートを示す。
点灯装置1に交流電源ACが投入されると、ステップS100において、降圧コンバータ4の出力電圧Voutが所定の電圧V1に設定される。この時点で、スイッチング素子51〜54は全てオフ状態にある。
ステップS101において、制御部8は、降圧コンバータ4の出力電流Ioutが閾値Ithを超えるか否かを判定する。ステップS101において、出力電流Ioutが閾値Ithを超える場合には(ステップS101、YES)、制御部8は回路側に異常があるものと判定し、処理はステップS115に進む。この事象は、例えば、フルブリッジ回路5において、第1のアームと第2のアームの少なくとも一方が全体として短絡している場合に起こり得る。ステップS101において、出力電流Ioutが閾値Ithを超えない場合には(ステップS101、NO)、処理はステップS110に進む。
ステップS110において、制御部8はハイサイドオンモードを適用する。
ステップS111において、制御部8は、出力電流Ioutが閾値Ithを超えるか否かを判定する。ステップS111において、出力電流Ioutが閾値Ithを超える場合には(ステップS111、YES)、制御部8は回路側に異常があるものと判定し、処理はステップS115に進む。この事象は、上述したように、ローサイドのスイッチング素子52及び54の少なくとも一方が短絡故障している場合に起こる。一方、ステップS111において、出力電流Ioutが閾値Ithを超えない場合には(ステップS111、NO)、スイッチング素子52及び54は正常であるものと判別されて処理はステップS112に進む。
ステップS112において、制御部8はローサイドオンモードを適用する。
ステップS113において、制御部8は、出力電流Ioutが閾値Ithを超えるか否かを判定する。ステップS113において、出力電流Ioutが閾値Ithを超える場合には(ステップS113、YES)、制御部8は回路側に異常があるものと判定し、処理はステップS115に進む。この事象は、上述したように、ハイサイドのスイッチング素子51及び53の少なくとも一方が短絡故障している場合に起こる。一方、ステップS113において、出力電流Ioutが閾値Ithを超えない場合には(ステップS113、NO)、スイッチング素子51及び53は正常であるものと判別されて処理はステップS140に進む。
ステップS115において、制御部8は、回路側の異常を特定して、降圧コンバータ4、フルブリッジ回路5又はその両方の動作を停止させる。この際、出力手段80が、異常が回路側に発生したこと、又は異常がフルブリッジ回路5のハイサイドとローサイドのどちらで発生したのかを出力するようにしてもよい。
ステップS140において、制御部8は対角オンモードを適用する。
ステップS141において、制御部8は、出力電流Ioutが閾値Ithを超えるか否かを判定する。ステップS141において、出力電流Ioutが閾値Ithを超える場合には(ステップS141、YES)、制御部8はランプ側が異常であるものと判定し、処理はステップS145に進む。一方、ステップS141において、出力電流Ioutが閾値Ithを超えない場合には(ステップS141、NO)、制御部8は回路側及びランプ側に異常はないものと判定し、処理はステップS200に進む。
ステップS145において、制御部8は、ランプ側の異常を特定して、降圧コンバータ4、フルブリッジ回路5又はその両方の動作を停止させる。この際、出力手段80が、異常がランプ側に発生したことを出力するようにしてもよい。
なお、上記のフローにおいて、ハイサイドオンモードに関する処理(S110及びS111)とローサイドオンモードに関する処理(S112及びS113)の実行順序は逆であってもよい。また、対角オンモードに関する処理(S140〜S145)がハイサイドオンモード及びローサイドオンモードに関する処理よりも先に実行されてもよい。この場合、対角オンモードにおいて回路側又はランプ側に異常があることが(いずれかが判別されない状態で)検出された後に、ハイサイドオンモード及びローサイドオンモードにおいても異常が検出されなかった場合に、帰納的にランプ側の異常が特定される。
ステップS200において、制御部8は、出力電圧Voutが始動に適した電圧V2となるように昇圧コンバータ3及び降圧コンバータ4を制御する。これにより、始動回路7等の動作によって放電灯9の始動動作が行われる。
ステップS200において放電灯9が絶縁破壊されると、ステップS250において、制御部8は、出力電圧Voutが点灯に適した電圧V3となるように昇圧コンバータ3及び降圧コンバータ4を制御し、放電灯9の通常点灯動作を行う。
以上のように、本実施形態の点灯装置1によると、放電灯9の非点灯時に、ハイサイドのスイッチング素子51及び53とローサイドのスイッチング素子52及び54のいずれか一方の組だけをオン状態とするワンサイドオンモードが適用される。そして、検出される出力電流Ioutが閾値Ithを超えた場合に、回路側の異常が判別される。これにより、回路側の異常を(ランプ側の異常の有無にかかわらず)ランプ側の異常と区別して判別することが可能となる。したがって、点灯装置1において、追加の検出回路部品を要することなく異常発生箇所を特定することが可能となる。そして、照明装置10において異常が発生した場合でも、ユーザは、故障した側の部材(回路側の部材又はランプ側の部材)のみを交換することによって照明装置10を継続して使用することができ、保守管理において有利となる。また、ハイサイドのスイッチング素子とローサイドのスイッチング素子で異常が発生したかを記録し、記録された情報をその後の品質管理等に活用することが可能となる。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、異常判別動作において、ワンサイドオンモードが使用される構成を示したが、本実施形態では、ワンサイドオンモードの代わりに、単独のスイッチング素子がオンされる単独オンモードが使用される構成を示す。
単独オンモードとは、スイッチング素子51〜54のうちの1つのスイッチング素子がオン状態とされるとともに残余の3つのスイッチング素子がオフ状態とされるモードをいう。単独オンモードにより、オン状態とされたスイッチング素子と同じアームにある他方のスイッチング素子の短絡故障が検出可能となる。例えば、スイッチング素子52が正常である場合にスイッチング素子51がオン状態となっても、高電位ラインL1と低電位ラインL2との間は導通せず、電流検出回路63に出力電流Ioutは流れない。一方、スイッチング素子52が短絡故障している場合にスイッチング素子51がオン状態となると、高電位ラインL1と低電位ラインL2との間が導通し、電流検出回路63に出力電流Ioutが流れる。このスイッチング素子52の短絡故障の有無と出力電流Ioutの関係は、ランプ側の短絡故障の有無とは無関係に得られる。
したがって、制御部8は、電流Ioutが閾値Ithを超える場合にはオン状態にあるスイッチング素子と同じアームにある他方のスイッチング素子が異常であると判別し、電流Ioutが閾値Ithを超えない場合には、上記他方のスイッチング素子が正常であると判別することができる。
より具体的には、第1のアームに関して、スイッチング素子51がオンされる単独オンモード(以下、「SW51オンモード」という)においては、上述のようにスイッチング素子52の異常の有無が判別され、スイッチング素子52がオンされる単独オンモード(以下、「SW52オンモード」という)では、スイッチング素子51の異常の有無が判別される。同様に、第2のアームに関して、スイッチング素子53がオンされる単独オンモード(以下、「SW53オンモード」という)においては、スイッチング素子54の異常の有無が判別され、スイッチング素子54がオンされる単独オンモード(以下、「SW54オンモード」という)では、スイッチング素子53の異常の有無が判別される。
また、本実施形態においても、単独オンモードと併せて対角オンモードが使用される。対角オンモードは第1の実施形態で説明したものと同様であるのでその説明を省略する。
このように、制御部8は、単独オンモード及び対角オンモードを適用することによって、回路側の異常乃至は各スイッチング素子の異常とランプ側の異常とを識別して判別することができる。更に、出力手段80は、単独オンモードにおいて異常が判別された場合には、回路側の異常又は異常と判別されたスイッチング素子を出力し、対角オンモードにおいて異常が判別された場合には、ランプ側の異常を出力することができる。
図3に、本実施形態の制御方法のフローチャートを示す。
ステップS100、S101及びS115は第1の実施形態のフローと同様である。すなわち、ステップS100において、出力電圧Voutが電圧V1に設定され、スイッチング素子51〜54は全てオフ状態とされる。そして、ステップS101において、出力電流Ioutが閾値Ithを超える場合には(ステップS101、YES)、処理はステップS115に進み、それ以外の場合には(ステップS101、NO)、処理はステップS120に進む。そして、ステップS115において、回路側の異常が特定されて、所定の回路動作が停止される。この際、出力手段80によって、異常が回路側に発生したことが出力され得る。
ステップS120において、制御部8はSW51オンモードを適用する。
ステップS121において、制御部8は、出力電流Ioutが閾値Ithを超えるか否かを判定する。ステップS121において、出力電流Ioutが閾値Ithを超える場合には(ステップS121、YES)、制御部8はスイッチング素子52に異常があるものと判定し、処理はステップS122に進む。一方、ステップS121において、出力電流Ioutが閾値Ithを超えない場合には(ステップS121、NO)、スイッチング素子52は正常であると判別されて処理はステップS125に進む。
ステップS122において、制御部8は、オン状態のスイッチング素子51と同じ第1のアームにあるスイッチング素子52の異常を特定して、降圧コンバータ4、フルブリッジ回路5又はその両方の動作を停止する。この際、出力手段80が、異常が回路側に発生したこと、又は異常がスイッチング素子52で発生したことを出力するようにしてもよい。
ステップS125において、制御部8はSW52オンモードを適用する。
ステップS126において、制御部8は、出力電流Ioutが閾値Ithを超えるか否かを判定する。ステップS126において、出力電流Ioutが閾値Ithを超える場合には(ステップS126、YES)、制御部8はスイッチング素子51に異常があるものと判定し、処理はステップS127に進む。一方、出力電流Ioutが閾値Ithを超えない場合には(ステップS126、NO)、スイッチング素子51は正常であると判別されて処理はステップS130に進む。
ステップS127において、制御部8は、オン状態のスイッチング素子52と同じ第1のアームにあるスイッチング素子51の異常を特定して、降圧コンバータ4、フルブリッジ回路5又はその両方の動作を停止する。この際、出力手段80が、異常が回路側に発生したこと、又は異常がスイッチング素子51で発生したことを出力するようにしてもよい。
ステップS130において、制御部8はSW53オンモードを適用する。
ステップS131において、制御部8は、出力電流Ioutが閾値Ithを超えるか否かを判定する。ステップS131において、出力電流Ioutが閾値Ithを超える場合には(ステップS131、YES)、制御部8はスイッチング素子54に異常があるものと判定し、処理はステップS132に進む。一方、出力電流Ioutが閾値Ithを超えない場合には(ステップS131、NO)、スイッチング素子54は正常であると判別されて処理はステップS135に進む。
ステップS132において、制御部8は、オン状態のスイッチング素子53と同じ第2のアームにあるスイッチング素子54の異常を特定して、降圧コンバータ4、フルブリッジ回路5又はその両方の動作を停止する。この際、出力手段80が、異常が回路側に発生したこと、又は異常がスイッチング素子54で発生したことを出力するようにしてもよい。
ステップS135において、制御部8はSW54オンモードを適用する。
ステップS136において、制御部8は、出力電流Ioutが閾値Ithを超えるか否かを判定する。ステップS136において、出力電流Ioutが閾値Ithを超える場合には(ステップS136、YES)、制御部8はスイッチング素子53に異常があるものと判定し、処理はステップS137に進む。一方、出力電流Ioutが閾値Ithを超えない場合には(ステップS136、NO)、スイッチング素子53は正常であると判別されて処理はステップS140に進む。
ステップS137において、制御部8は、オン状態のスイッチング素子54と同じ第2のアームにあるスイッチング素子53の異常を特定して、降圧コンバータ4、フルブリッジ回路5又はその両方の動作を停止する。この際、出力手段80が、異常が回路側に発生したこと、又は異常がスイッチング素子53で発生したことを出力するようにしてもよい。
ステップS140以降は、第1の実施形態におけるフローと同様である。すなわち、ステップS140において対角オンモードが適用され、ステップS141において回路側の異常の有無が判別され、異常がある場合にはステップS145において所定の回路動作の停止及び必要な通知出力が行われる。そして、異常がない場合には、ステップS200において放電灯9の始動動作が行われ、ステップS250において放電灯9の通常点灯動作が行われる。
なお、上述したSW51オンモード〜SW54オンモードの適用順序は任意に変更可能である。また、対角オンモードに関する処理(S140〜S145)が単独オンモードに関する処理(S120〜S137)よりも先に実行されてもよい。この場合、対角オンモードにおいて回路側又はランプ側に異常があることが(いずれかが判別されない状態で)検出された後に、全ての単独オンモードにおいても異常が検出されなかった場合に、帰納的にランプ側の異常が特定される。
以上のように、本実施形態の点灯装置1によると、放電灯9の非点灯時に、単独のスイッチング素子をオン状態とする単独オンモードが適用される。そして、検出される出力電流Ioutが閾値Ithを超える場合に、オン状態となっているスイッチング素子と同じアームの他方のスイッチング素子の異常が判別される。これにより、回路側の異常を、ランプ側の異常と区別してかつ異常なスイッチング素子を特定して判別することが可能となる。したがって、点灯装置1において、追加の検出回路部品を要することなく異常発生箇所をより具体的に特定することが可能となる。そして、照明装置10において異常が発生した場合でも、ユーザは、故障した側の部材又は部品(例えば、スイッチング素子、制御部内のドライバIC等)のみを交換することによって照明装置10を継続して使用することができ、保守管理において有利である。また、どのスイッチング素子で異常が発生したかを記録し、記録された情報をその後の品質管理等に活用することが可能となる。
<第3の実施形態>
上記第1の実施形態ではワンサイドオンモードが適用される構成を、上記第2の実施形態では単独オンモードが適用される構成を示したが、本実施形態ではワンサイドオンモードと単独オンモードが組み合わされる構成を示す。
上述したように、ワンサイドオンモードによると、2回のモード適用による簡潔な処理で回路側の異常が特定されるものの、異常が発生したスイッチング素子までは特定されない。一方、単独オンモードによると、異常が発生したスイッチング素子が特定されるものの、異常が発生したスイッチング素子の特定のために最大で4回のモード適用が必要となる。例えば、図3のフローチャートを参照すると、スイッチング素子53の異常が特定されるステップS137に到達するまでに、SW51オンモード(ステップS120)、SW52オンモード(ステップS125)、SW53オンモード(ステップS130)及びSW54オンモード(ステップS135)の4回のモード適用が必要となる。そこで、本実施形態は、3回以内のモード適用によって、異常が発生したスイッチング素子を特定することができる構成を提案する。
図4に、本実施形態の制御方法のフローチャートを示す。
ステップS100、S101及びS115は第1及び第2の実施形態のフロー(図2及び図3参照)と同様であるのでその説明を省略する。また、ステップS110、S111、S112及びS113は第1の実施形態のフロー(図2参照)と同様であり、ステップS121、S122、S126及びS127は第2の実施形態のフロー(図3参照)と同様であるので、それらの詳細な説明は適宜省略される。
ステップS110において、制御部8はハイサイドオンモードを適用する。
ステップS111において、制御部8は、出力電流Ioutが閾値Ithを超えるか否かを判定する。ステップS111において、出力電流Ioutが閾値Ithを超える場合には(ステップS111、YES)、処理はステップS117に進む。この時点で、異常がローサイドのスイッチング素子52又は54にあることが特定される。一方、ステップS111において、出力電流Ioutが閾値Ithを超えない場合には(ステップS111、NO)、処理はステップS112に進む。
ステップS117において、制御部8は、スイッチング素子53をオフしてハイサイドオンモードからSW51オンモードに処理を移行させる。
ステップS121において、制御部8は、出力電流Ioutが閾値Ithを超えるか否かを判定する。ステップS121において、出力電流Ioutが閾値Ithを超える場合には(ステップS121、YES)、処理はステップS122に進み、それ以外の場合には、(ステップS121、NO)、処理はステップS133に進む。
ステップS122において、制御部8は、オン状態のスイッチング素子51と同じ第1のアームにあるスイッチング素子52の異常を特定して、所定の回路動作を停止する。この際、出力手段80が、異常がスイッチング素子52で発生したことを出力するようにしてもよい。
一方、ステップS133において、制御部8は、(ステップS111によってスイッチング素子52又は54に異常があることが特定され、かつステップS121によってスイッチング素子52の異常が否定されたので)スイッチング素子54の異常を特定して、所定の回路動作を停止する。この際、出力手段80が、異常がスイッチング素子54で発生したことを出力するようにしてもよい。
ステップS112において、制御部8はローサイドオンモードを適用する。
ステップS113において、制御部8は、出力電流Ioutが閾値Ithを超えるか否かを判定する。ステップS113において、出力電流Ioutが閾値Ithを超える場合には(ステップS113、YES)、処理はステップS119に進む。この時点で、異常がハイサイドのスイッチング素子51又は53にあることが特定される。一方、ステップS113において、出力電流Ioutが閾値Ithを超えない場合には(ステップS113、NO)、処理はステップS140に進む。
ステップS119において、制御部8は、スイッチング素子54をオフしてローサイドオンモードからSW52オンモードに処理を移行させる。
ステップS126において、制御部8は、出力電流Ioutが閾値Ithを超えるか否かを判定する。ステップS126において、出力電流Ioutが閾値Ithを超える場合には(ステップS126、YES)、処理はステップS127に進み、それ以外の場合には(ステップS126、NO)、処理はステップS138に進む。
ステップS127において、制御部8は、オン状態のスイッチング素子52と同じ第1のアームにあるスイッチング素子51の異常を特定して、所定の回路動作を停止する。この際、出力手段80が、異常がスイッチング素子51で発生したことを出力するようにしてもよい。
一方、ステップS138において、制御部8は、(ステップS113によってスイッチング素子51又は53に異常があることが特定され、かつステップS126によってスイッチング素子51の異常が否定されたので)スイッチング素子53の異常を特定して、所定の回路動作を停止する。この際、出力手段80が、異常がスイッチング素子53で発生したことを出力するようにしてもよい。
ステップS140以降は、第1及び第2の実施形態におけるフローと同様である。すなわち、ステップS140において対角オンモードが適用され、ステップS141において回路側の異常の有無が判別され、異常がある場合にはステップS145において所定の回路動作の停止及び必要な通知出力が行われる。そして、異常がない場合には、ステップS200において放電灯9の始動動作が行われ、ステップS250において放電灯9の通常点灯動作が行われる。
上記のように、スイッチング素子51〜54のいずれかの異常の判別に到達するのに、最大でも3回のモード適用しか必要とならない。例えば、図4のフローチャートによると、スイッチング素子51又は53の異常の判別に到達するのに、ハイサイドオンモード(S110)、ローサイドオンモード(S112)及びSW52オンモード(S119)しか必要とならない。すなわち、少ないモード適用によって、異常が発生したスイッチング素子を特定することが可能となる。
なお、ハイサイドオンモードに伴う処理(S110、S111、S117、S121、S122及びS133)とローサイドオンモードに伴う処理(S112、S113、S119、S126、S127及びS138)の実行順序は逆であってもよい。また、図4におけるフローの変形として、ステップS117において、スイッチング素子51をオフしてSW53モードを適用し、ステップS121でYESの場合にステップS133を実行し、NOの場合にステップS122を実行するようにしてもよい。同様に、ステップS119において、スイッチング素子52をオフしてSW54モードを適用し、ステップS126でYESの場合にステップS138を実行し、NOの場合にステップS127を実行するようにしてもよい。言い換えると、フルブリッジ回路5に異常がある場合に、ハイサイドオンモード及びローサイドオンモードによって、異常がハイサイドとローサイドのどちらにあるのかが特定された後に、特定された側のみについて単独オンモードを適用して各スイッチング素子の異常の有無が判別されるようにすればよい。
以上のように、本実施形態によると、ワンサイドオンモードが適用されて異常が判別された場合に、ワンサイドオンモードにおいてオン状態とされている2つのスイッチング素子のうちの一方をオフして単独モードが実行される。これにより、回路側の異常を、ランプ側の異常と区別して、異常なスイッチング素子を特定して、かつ少ない処理で判別することが可能となる。したがって、点灯装置1において、追加の検出回路部品を要することなく異常発生箇所をより具体的にかつ迅速に特定することが可能となる。そして、照明装置10において異常が発生した場合でも、ユーザは、故障した側の部材又は部品(例えば、スイッチング素子、制御部内のドライバIC等)のみを交換することによって照明装置10を継続して使用することができ、保守管理上有利である。また、どのスイッチング素子で異常が発生したかを記録し、記録された情報をその後の品質管理等に活用することが可能となる。
<変形例>
上記において本発明の好適な実施例を示したが、本発明は上記構成に限られず、以下に示すように種々の変形が可能である。
(1)放電灯の種類についての変形
上記各実施形態においては放電灯9として高圧放電灯を例示したが、本発明は、低圧放電灯等(水銀灯、蛍光灯等)、交流点灯される他の種類の放電灯の点灯装置にも適用可能である。
(2)電圧V1又は閾値Ithについての変形
上記各実施形態においては、全てのモード(ハイサイドオンモード、ローサイドオンモード、単独オンモード、対角オンモード)に対して、出力電圧Voutが同じ電圧V1に設定され、出力電流Ioutが同じ閾値Ithと比較される構成を示したが、電圧V1又は閾値Ithは適用されるモードに応じて適宜変更されるようにしてもよい。
(3)異常の種類についての変形
上記各実施形態においては、回路側の異常として、主にフルブリッジ回路5のスイッチング素子の短絡故障を想定して説明したが、検出される回路側の故障モードはこれに限られない。例えば、スイッチング素子自体は正常であっても、点灯装置1内(特に、スイッチング素子の近辺)に混入した異物、水分等によりスイッチング素子が短絡されているような状態も上記実施形態において同様に異常として検出される。
(4)異常判別動作の適用タイミングについての変形
上記各実施形態においては、異常判別動作が、交流電源ACの投入後で放電灯9の始動前に実行される構成を示したが、異常判別動作は放電灯9の非点灯時であれば他のタイミングに実行されてもよい。例えば、制御部8が不揮発性メモリを備え、かつコンデンサ34の容量が充分大きいことを条件として、異常判別動作が放電灯9の消灯直後(交流電源ACの遮断直後)であって制御部8が動作を終了する前に実行されてもよい。これにより、次回点灯に備えて異常の有無を判別してその判別結果を不揮発性メモリに記憶しておき、次回点灯時にその記憶された情報(特に、正常であることを示す情報)に基づいて迅速に放電灯9の始動動作を開始することができる。この場合も、異常の判別について、上記各実施形態と実質的に同様の制御が行われる。
1 放電灯点灯装置
2 整流回路
3 昇圧コンバータ
4 降圧コンバータ
5 フルブリッジ回路
6 検出回路
8 制御部
9 放電灯
10 照明装置
51〜54 スイッチング素子
63 電流検出回路
80 出力手段

Claims (9)

  1. 放電灯点灯装置であって、
    直流の出力電圧を出力する直流電源回路と、
    第1乃至第4のスイッチング素子を有し、前記第1及び第2のスイッチング素子の直列回路からなる第1のアーム並びに前記第3及び第4のスイッチング素子の直列回路からなる第2のアームが前記直流電源回路の出力側に接続され、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の接続点と前記第3のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子の接続点が放電灯を介して接続されるフルブリッジ回路と、
    前記直流電源回路の出力電流を検出する電流検出回路と、
    前記放電灯の非点灯時に、前記第1乃至第4のスイッチング素子のうちの1つのスイッチング素子をオン状態とするとともに残余のスイッチング素子をオフ状態とする単独オンモードを適用し、前記電流検出回路によって検出される前記出力電流が閾値を超える場合に、前記放電灯点灯装置内に異常があることを判別する制御部と
    を備え
    前記制御部が、前記出力電流が前記閾値を超える場合に、前記オン状態とされているスイッチング素子と同じアームに含まれる他方のスイッチング素子に異常があることを判別するように構成された放電灯点灯装置。
  2. 放電灯点灯装置であって、
    直流の出力電圧を出力する直流電源回路と、
    第1乃至第4のスイッチング素子を有し、前記第1及び第2のスイッチング素子の直列回路からなる第1のアーム並びに前記第3及び第4のスイッチング素子の直列回路からなる第2のアームが前記直流電源回路の出力側に接続され、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の接続点と前記第3のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子の接続点が放電灯を介して接続されるフルブリッジ回路と、
    前記直流電源回路の出力電流を検出する電流検出回路と、
    前記放電灯の非点灯時に、前記第1及び第3のスイッチング素子の組と前記第2及び第4のスイッチング素子の組のいずれか一方の組をオン状態とするとともに他方の組をオフ状態とするワンサイドオンモード、及び前記第1乃至第4のスイッチング素子のうちの1つのスイッチング素子をオン状態とするとともに残余のスイッチング素子をオフ状態とする単独オンモードを適用可能な制御部であって、前記ワンサイドオンモードにおいて、前記電流検出回路によって検出される前記出力電流が閾値を超える場合に、前記一方の組の前記スイッチング素子の1つをオフ状態として得られる前記単独オンモードを更に適用し、前記電流検出回路によって検出される前記出力電流が閾値を超える場合に、前記オン状態とされているスイッチング素子と同じアームに含まれる他方のスイッチング素子に異常があることを判別するように構成された制御部と
    を備えた放電灯点灯装置。
  3. 請求項1又は2に記載の放電灯点灯装置において、前記ワンサイドオンモード又は単独オンモードの適用時における前記直流電源回路の出力電圧が、前記放電灯の始動時又は点灯時における前記直流電源回路の出力電圧よりも低い、放電灯点灯装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の放電灯点灯装置であって、前記制御部による判別の結果を出力する出力手段を更に備えた放電灯点灯装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の放電灯点灯装置と、前記放電灯とを備えた照明装置。
  6. 直流の出力電圧を出力する直流電源回路と、第1及び第2のスイッチング素子の直列回路からなる第1のアーム並びに第3及び第4のスイッチング素子の直列回路からなる第2のアームが前記直流電源回路の出力側に接続されるとともに前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の接続点と前記第3のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子の接続点が放電灯を介して接続されるフルブリッジ回路とを有する放電灯点灯装置の制御方法であって、
    前記放電灯の非点灯時に、前記第1乃至第4のスイッチング素子のうちの1つのスイッチング素子をオン状態とするとともに残余のスイッチング素子をオフ状態とする単独オンモードを適用するステップ、
    前記直流電源回路の出力電流を検出するステップと、
    検出される前記出力電流が閾値を超える場合に、前記放電灯点灯装置内に異常があることを判別するステップと
    を備え
    前記判別するステップにおいて、前記出力電流が前記閾値を超える場合に、前記オン状態とされているスイッチング素子と同じアームに含まれる他方のスイッチング素子に異常があることが判別される、制御方法。
  7. 直流の出力電圧を出力する直流電源回路と、第1及び第2のスイッチング素子の直列回路からなる第1のアーム並びに第3及び第4のスイッチング素子の直列回路からなる第2のアームが前記直流電源回路の出力側に接続されるとともに前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の接続点と前記第3のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子の接続点が放電灯を介して接続されるフルブリッジ回路とを有する放電灯点灯装置の制御方法であって、
    前記放電灯の非点灯時に、前記第1及び第3のスイッチング素子の組と前記第2及び第4のスイッチング素子の組のいずれか一方の組をオン状態とするとともに他方の組をオフ状態とするワンサイドオンモードを適用するステップと、
    前記直流電源回路の出力電流を検出するステップと、
    検出される前記出力電流が閾値を超える場合に、前記ワンサイドオンモードから更に前記一方の組の前記スイッチング素子の1つをオフ状態として得られる前記単独オンモードを適用するステップと、
    前記直流電源回路の出力電流を検出するステップと、
    検出される前記出力電流が閾値を超える場合に、前記オン状態とされているスイッチング素子と同じアームに含まれる他方のスイッチング素子に異常があることを判別するステップと
    を備える制御方法。
  8. 請求項6又は7に記載の制御方法において、前記ワンサイドオンモード又は単独オンモードの適用時における前記直流電源回路の出力電圧が、前記放電灯の始動時又は点灯時における前記直流電源回路の出力電圧よりも低い、制御方法。
  9. 請求項6から8のいずれか一項に記載の制御方法であって、前記判別の結果を出力するステップを更に備える制御方法。
JP2014179863A 2014-09-04 2014-09-04 放電灯点灯装置、照明装置、及び放電灯点灯装置の制御方法 Active JP6350139B2 (ja)

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