[go: up one dir, main page]

JP6336226B1 - スリッタ - Google Patents

スリッタ Download PDF

Info

Publication number
JP6336226B1
JP6336226B1 JP2018014196A JP2018014196A JP6336226B1 JP 6336226 B1 JP6336226 B1 JP 6336226B1 JP 2018014196 A JP2018014196 A JP 2018014196A JP 2018014196 A JP2018014196 A JP 2018014196A JP 6336226 B1 JP6336226 B1 JP 6336226B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
spring receiving
receiving portion
spring
round
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018014196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019130606A (ja
Inventor
睦夫 辻本
睦夫 辻本
Original Assignee
株式会社ゴードーキコー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ゴードーキコー filed Critical 株式会社ゴードーキコー
Priority to JP2018014196A priority Critical patent/JP6336226B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6336226B1 publication Critical patent/JP6336226B1/ja
Publication of JP2019130606A publication Critical patent/JP2019130606A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Abstract

【課題】シアーカットによるウエブ材料のスリットに際して、側圧付加機構としての金属製ばね部材とそれを挟んで相対する、丸刃及びそれを支持する刃物ホルダとの摩擦に由来する微粉の発生を防止することができるスリッタを提供する。【解決手段】第1丸刃12を側圧付加機構16が、第1刃軸11上に配設され電気絶縁性材料からなるばね受け部材17と、ばね受け部材17の内部に収納される金属製ばね部材18と、で構成され、ばね受け部材17は、第1刃軸11上に沿って相対向して配置される第1ばね受け部17Aと第2ばね受け部17Bとからなり、各ばね受け部17A、17Bの内部は、金属製ばね部材18が第1ばね受け部17Aから第2ばね受け部17Bに跨って収納配置されるための凹部20A、20Bをそれぞれ有し、第1丸刃12には凹部20A、20Bに収納された金属製ばね部材18の弾性力により第1ばね受け部17Aを介して所要側圧が作用する。【選択図】 図1

Description

本発明は、紙、プラスチックフイルム等のウエブ材料を剪断によりスリットするためのスリッタに関する。
紙、プラスチックフイルム等のウエブ材料のスリット加工に際しては、コスト、作業性、品質等の面から、シアーカット(剪断)によるスリットが一般的に採用されている。
従来、剪断によりスリットするようにしたスリッタとして、第1刃軸上に1又は2以上の弾力性のある第1丸刃が刃軸方向に変位可能に刃物ホルダに支持されつつ配設されると共に、第1刃軸と平行又は略平行な第2刃軸上に1又は2以上の剛性度の高い第2丸刃が各第1丸刃と各々組を成して対向配設され、各組の第1丸刃と第2丸刃が、第1丸刃とその刃物ホルダとの間に介設された側圧付加機構による所要側圧の付加下に両丸刃の刃先で噛合しつつ各々の刃軸を中心として互いに逆方向に回転させられ、それによって、両丸刃間に挿通されたウエブ材料が、互いに噛合する両丸刃の刃先の間でシアーカットによりスリットされるようにした構造のものが周知である(特許文献1及び特許文献2参照)。
しかしながら、前記シアーカットでは、ウエブ材料のスリットに際して、両丸刃がそれらの刃先で側圧の付加下に噛合しつつ互いに逆方向に回転するため、所要側圧を付与する側圧付加機構である皿ばね等の金属製ばね部材とそれを挟んで相対する、丸刃及びその刃物ホルダとの金属同士の摩擦に由来する金属粉が発生し、この金属粉が、スリットされたウエブ材料であるウエブ製品に付着すると共にこれが製品の品質に悪影響を及ぼすことになる。例えば、金属粉で汚染されたフイルム等のウエブは、特に厳しい電気絶縁性が要求される電池関連や電気資材関連等の用途には使用することができない。
前記問題については、ウエブ製品上の金属粉の除去のために、スリッタの下流側に、前記ウエブ製品に沿って例えば吸引装置、マグネットバー等を設置するという対策が従来講じられていたが、これらの対策には、装置の大型化やウエブ製品の損傷を招く等の二次的な問題があった。また、ウエブ材料のスリットにより発生する裁断微粉を粘着ローラにより粘着除去することも知られているが(特許文献3参照)、これも本問題の十分な解決には至っていない。
ここで、特許文献4には、2つの円盤刃の間で被切断物を切断する装置に用いる刃組立物において、円盤刃やホルダとの摩擦の影響が少なく付勢手段の円滑な運動を可能ならしめることを課題として、以下のような刃組立物が開示されている。
すなわち、刃組立物は、円盤刃と、軸から遠ざかる方向に突出するホルダ他方突出面を有し軸を中心に回転するホルダと、円盤刃の刃他方面とホルダ他方突出面とによって形成された凹溝に嵌入される付勢手段と、を有してなり、凹溝の幅は軸からの距離の増加に応じた単調関数になり、付勢手段は、凹溝の単調関数部分において刃他方面及びホルダ他方突出面の両面に当接し該両面の間を拡げるように付勢することでホルダに対して円盤刃を軸方向の一方側に向けて付勢する。そして、刃当接面と付勢手段との間の静摩擦係数と、ホルダ当接面と付勢手段との間の静摩擦係数とのうち、いずれか大なる摩擦係数FHがいずれか小なる摩擦係数FLに対する比(FH/FL)が1.3以上である(特許文献4参照)。
特に、特許文献4の実施形態には、刃(円盤刃)とリングスプリング(付勢手段)との間に、樹脂シートが介在されており、リングスプリングが樹脂シートを介して刃を付勢する構成が記載されている(特許文献4の段落(0024)〜(0026)参照)。
特許第3195597号公報 特開平8−318494号公報(図3) 特開平6−269753号公報 特開2011−136381号公報
しかしながら、これによっても、リングスプリングと樹脂シートとの間の摩擦力がゼロにはならないため、リングスプリングが樹脂シートに対して所要側圧の付加下において摺動すれば、樹脂シートから離脱した微粉が必ず発生する。当該樹脂シートの微粉は、金属粉とは性質が異なるものの、これがウエブ製品に付着すれば、ウエブ製品の品質に悪影響を及ぼすことになる。
そこで、本発明においては、上記の様々な課題を解決し、シアーカットによるウエブ材料のスリットに際して、側圧付加機構としての金属製ばね部材とそれを挟んで相対する、丸刃及びそれを支持する刃物ホルダとの摩擦に由来する微粉の発生を防止することができるスリッタを提供することを目的とする。
本発明は、第1刃軸上に1又は2以上の弾力性のある第1丸刃が刃軸方向に変位可能に刃物ホルダに支持されつつ配設されると共に、前記第1刃軸と平行又は略平行な第2刃軸上に1又は2以上の第2丸刃が各第1丸刃と各々組を成して対向配設され、各組の前記第1丸刃と前記第2丸刃が、側圧付加機構による所要側圧の付加下に両丸刃の刃先で噛合しつつ各々の刃軸を中心として互いに逆方向に回転させられ、それによって、両丸刃間に挿通されたウエブ材料が、互いに噛合する両丸刃の刃先の間でシアーカットによりスリットされるようにしたスリッタであって、前記側圧付加機構は、前記第1刃軸上に配設され電気絶縁性材料からなるばね受け部材と、前記ばね受け部材の内部に収納される金属製ばね部材と、で構成され、前記ばね受け部材は、前記第1刃軸上に沿って相対向して配置される第1ばね受け部と第2ばね受け部とからなり、前記第1ばね受け部及び前記第2ばね受け部の内部は、前記金属製ばね部材が前記第1ばね受け部から前記第2ばね受け部に跨って収納配置されるための凹部をそれぞれ有し、前記第1丸刃には、前記凹部に収納された前記金属製ばね部材の弾性力により前記第1ばね受け部を介して所要側圧が作用することを特徴とする。
前記刃物ホルダは、前記第1丸刃を支持する第1刃物ホルダ部と、前記第1ばね受け部が前記第1丸刃を押圧したときに前記第2ばね受け部が接触する第2刃物ホルダ部と、を有し、前記第2刃物ホルダ部は、前記第1刃物ホルダ部の縮径部上に位置していることが好ましい。
前記ばね受け部材を構成する電気絶縁性材料が、電気絶縁性のプラスチック又はセラミックから選ばれた一種の材料であることが好ましい。
前記金属製ばね部材が、圧縮コイルばねであることが好ましい。
前記第1ばね受け部及び前記第2ばね受け部が、樹脂カラーで構成されていることが好ましい。
本発明によれば、第1丸刃には、第1ばね受け部及び第2ばね受け部の内部の凹部に収納された金属製ばね部材の弾性力により第1ばね受け部を介して所要側圧が作用する。これにより、第1丸刃と第2丸刃が各々の刃先が所定の圧力の下で接触した状態で、両丸刃間に挿通されたウエブ材料がシアーカットによりスリットされる。
ここで、第1ばね受け部及び第2ばね受け部の内部の凹部には金属製ばね部材が収納されているため、第1丸刃の刃軸方向に沿って第1ばね受け部が移動する場合には、当該第1ばね受け部と金属製ばね部材が一体となって、金属製ばね部材の弾性変形に伴い、第1ばね受け部が移動する。このとき、金属製ばね部材と第1ばね受け部との間、及び金属製ばね受け部材と第2ばね受け部との間には、第1丸刃の刃軸方向に沿った相対移動がほとんど生じない。これにより、金属製ばね部材とばね受け部材との摺動摩擦に起因した微粉が発生しない。
また同時に、金属製ばね部材は第1ばね受け部を介して第1丸刃に対して圧力を作用させるため、金属製ばね部材と第1丸刃とは直接接触しない。このため、金属同士の接触ないし摺動摩擦に起因した金属粉が発生しない。
この結果、本発明のスリッタでは、ウエブ材料のスリット加工に際して、微粉が発生せず、特にウエブ製品の品質劣化を抑制できる。
特に、刃物ホルダは、第1丸刃を支持する第1刃物ホルダ部と、第1ばね受け部が第1丸刃を押圧したときに第2ばね受け部が接触する第2刃物ホルダ部と、を有しているため、2つの独立した構成要素からなる。第2刃物ホルダ部が第1刃物ホルダ部の縮径部上に位置していることにより、第1刃物ホルダ部と第2刃物ホルダ部との間にばね受け部材の設置スペースを確保することができるため、ばね受け部材の組付性が容易になる。
特に、ばね受け部材を構成する電気絶縁性材料が、電気絶縁性のプラスチック又はセラミックから選ばれた一種の材料であることにより、非金属製のばね受け部材を採用でき、第1丸刃との接触によっても金属粉が生じない。
特に、金属製ばね部材が、圧縮コイルばねであることにより、圧縮コイルばねの弾性力が第1ばね受け部を介して第1丸刃に作用する。また、圧縮コイルばねの圧縮量又は伸縮量を調整することで、第1丸刃に対する圧力の大きさを容易に変化させることができる。
特に、第1ばね受け部及び第2ばね受け部が、樹脂カラーで構成されていることにより、既存の部品で容易に構成できる。
本発明の一実施形態に係るスリッタの要部側面概略図である。 本発明の一実施形態に係るスリッタの要部正面概略図である。
以下、本発明の一実施形態に係るスリッタについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
(スリッタの概説)
図1に示すように、スリッタ10は、第1刃軸11上に薄く弾力性のある複数の第1丸刃12が、各々刃軸方向に変位可能に刃物ホルダ14を構成する第1刃物ホルダ部14Aに支持された状態で配設されると共に、第1刃軸11と平行な第2刃軸21上に厚く剛性度の高い複数の第2丸刃22が、各第1丸刃12と各々組を成して、位置保持部材としてのスペーサ24を介して対向配設されている。
各組の互いに対向する第1丸刃12と第2丸刃22は、後述する側圧付加機構16による所要側圧の付加下に、両丸刃の刃先で噛合しつつ各々の刃軸を中心として互いに逆方向に回転させられ、両丸刃間に挿通されたウエブ材料Wが、互いに噛合する両丸刃の刃先の間でシアーカットによりスリットされることになる。
なお、図1では、説明の都合上、1組の第1丸刃12及び第2丸刃22のみ図示される。
(スリッタの特徴要素)
本実施形態のスリッタ10の特徴要素は、以下の通りである。
側圧付加機構16は、第1刃軸11上に配設され電気絶縁性材料からなるばね受け部材17と、ばね受け部材17の内部に収納される金属製ばね部材18と、で構成されている。ばね受け部材17は、第1刃軸11の方向に沿って相対向して配置される第1ばね受け部17Aと第2ばね受け部17Bとから構成されている。第1ばね受け部17Aと第2ばね受け部17Bは別個独立して構成されており、両者の間には所定のクリアランス(間隙)Xが設けられている。このため、第1ばね受け部17Aが第2ばね受け部17Bに対して第1刃軸11の方向に相対移動可能になる。なお、第2ばね受け部17Bは、金属製ばね部材18の弾性力により、第2刃物ホルダ部14Bに対して常に押し付けられているため、第1刃軸11の方向には移動しない。
第1ばね受け部17A及び第2ばね受け部17Bの内部には、凹部20A、20Bがそれぞれ形成されている。凹部20A、20Bには、金属製ばね部材18が第1ばね受け部17Aから第2ばね受け部17Bに跨って収納配置される。各凹部20A、20Bは、溝状部であるが、径方向外側には開放していない。第1ばね受け部17A及び第2ばね受け部17Bが第1刃軸11の方向に配設された状態において、第1ばね受け部17Aの凹部20Aと第2ばね受け部17Bの凹部20Bとが相対向し連通した状態になっている。そして、第1丸刃12には、凹部20A、20Bに収納された金属製ばね部材18の弾性力により第1ばね受け部17Aを介して所要側圧が作用している。
刃物ホルダ14は、第1丸刃12を支持する第1刃物ホルダ部14Aと、第1ばね受け部17Aが第1丸刃12を押圧したときに第2ばね受け部17Bが接触する第2刃物ホルダ部14Bと、で構成されている。特に、第1刃物ホルダ部14Aには縮径部19が形成されており、第2刃物ホルダ部14Bは、第1刃物ホルダ部14Aの縮径部19上に配置されて組み付けられる。これにより、第1刃物ホルダ部14Aと第2刃物ホルダ部14Bとの間には、径方向外側に開放した凹部状スペースが形成され、ばね受け部材17の設置スペースが確保されている。
ばね受け部材17を構成する電気絶縁性材料は、電気絶縁性のプラスチック又はセラミックから選ばれた一種の材料である。具体的には、第1ばね受け部17A及び第2ばね受け部17Bが、樹脂カラーで構成されていることが好ましい。
金属製ばね部材18として、例えば、圧縮コイルばねが用いられている。圧縮コイルばねは、圧縮された状態でばね受け部材17の内部に形成された凹部20A、20Bに収納されている。具体的には、圧縮コイルばねの弾発方向が第1刃軸11の方向と略一致するように、圧縮コイルばねが配置されている。
各凹部20A、20Bは、第1丸刃12と同心の円周上に位置するように、第1ばね受け部17A及び第2ばね受け部17Bに複数形成されている。
図2には、各凹部20A、20Bが、第1丸刃12と同心の円周上の4箇所に等間隔で形成された構成を示す。ただし、4個の凹部20A、20Bに限定されるものではなく、個数は適宜変更することが可能である。
金属製ばね部材18の個数は、凹部20A、20Bの個数に対応している。図2には、金属製ばね部材18が、第1丸刃12と同心の円周上の4箇所に等間隔で配置された構成を示す。
なお、第1刃物ホルダ部14Aと第2刃物ホルダ部14Bは、第1刃軸11に対して固定されている。ただし、第1ばね受け部17Aは、第2刃物ホルダ部14Bの縮径部上を摺動可能になっている。
次に、本発明の一実施形態に係るスリッタ10の作用について説明する。
図1に示すように、第1丸刃12には、第1ばね受け部17A及び第2ばね受け部17Bの内部の凹部20A、20Bに収納された金属製ばね部材18の弾性力により第1ばね受け部17Aを介して所要側圧が作用する。これにより、第1丸刃12と第2丸刃22が各々の刃先が所定の圧力の下で接触した状態で、両丸刃間に挿通されたウエブ材料Wがシアーカットによりスリットされる。
このとき、第1ばね受け部17A及び第2ばね受け部17Bの凹部20A、20Bには、金属製ばね部材18が収納されているため、第1刃軸11の方向に沿って第1ばね受け部17Aが移動する場合には、当該第1ばね受け部17Aと金属製ばね部材18が一体となって、金属製ばね部材18の弾性変形に伴い、第1ばね受け部17Aが移動する。しかしながら、金属製ばね部材18と第1ばね受け部17Aとの間、及び金属製ばね部材18と第2ばね受け部17Bとの間には、第1刃軸11の方向に沿った相対移動がほとんど生じない。これにより、金属製ばね部材18とばね受け部材17との摺動摩擦に伴う微粉が発生しない。
また同時に、金属製ばね部材18は、第1ばね受け部17Aを介して第1丸刃12に対して圧力を作用させるため、金属製ばね部材18と第1丸刃12とは直接接触しない。このため、金属同士の接触ないし摺動摩擦に起因した金属粉が発生しない。これらの結果から、スリッタ10では、ウエブ材料Wのスリット加工に際して、微粉が発生せず、特にウエブ製品の品質劣化を抑制できる。
特に、金属製ばね部材18はばね受け部材17の内部の凹部20A、20Bに収納されているため、ばね受け部材17に覆われた態様になっている。このため、金属製ばね部材18にゴミやオイル等が付着することなく、金属製ばね部材18の劣化を抑制できる。
また、第1ばね受け部17Aと第2ばね受け部17Bとの間には、第1刃軸11の方向に沿ってクリアランスXが形成されているため、金属製ばね部材18の第1刃軸11の方向に沿った弾性変形が可能になり、クリアランスの寸法を調整することで、第1丸刃12に作用する圧力の大きさを容易に調整できる。
刃物ホルダ14は、第1丸刃12を支持する第1刃物ホルダ部14Aと、第1ばね受け部17Aが第1丸刃12を押圧したときに第2ばね受け部17Bが接触する第2刃物ホルダ部14Bと、を有しているため、2つの独立した構成要素からなる。第2刃物ホルダ部14Bが第1刃物ホルダ部14Aの縮径部19上に位置していることにより、第1刃物ホルダ部14Aと第2刃物ホルダ部14Bとの間にばね受け部材の設置スペース(例えば凹部)を確保することができるため、ばね受け部材17の取付自由度が向上し、組付性が容易になる。また、ばね受け部材17の交換等のメンテナンス性が向上する。
特に、ばね受け部材17を構成する電気絶縁性材料が、電気絶縁性のプラスチック又はセラミックから選ばれた一種の材料であることにより、非金属製のばね受け部材を採用でき、第1丸刃12と第1ばね受け部17Aとの接触によっても金属粉が生じない。
金属製ばね部材18が圧縮コイルばねであることにより、圧縮コイルばねの弾性力が第1ばね受け部17Aを介して第1丸刃12に対して作用する。これにより、第1丸刃12に対して所要側圧を効率良く及ぼすことができる。また、圧縮コイルばねの第1刃軸11の方向に沿った圧縮量又は伸縮量を調整することで、第1丸刃12に及ぼす圧力の大きさを容易に変化させることができる。
さらに、第1ばね受け部17A及び第2ばね受け部17Bが、樹脂カラーで構成されていることにより、既存の部品で容易に構成できる。
なお、上記説明したスリッタの構成は、本発明の一形態を例示したものに過ぎず、当業者が容易に想到できる程度の変形等は、本発明の範囲に含まれるものである。
10 スリッタ
11 第1刃軸
12 第1丸刃
14 刃物ホルダ
14A 第1刃物ホルダ部
14B 第2刃物ホルダ部
16 側圧付加機構
17 ばね受け部材
17A 第1ばね受け部
17B 第2ばね受け部
18 金属製ばね部材
19 縮径部
20A 凹部
20B 凹部
21 第2刃軸
22 第2丸刃
24 スペーサ
X クリアランス
W ウエブ材料

Claims (5)

  1. 第1刃軸上に1又は2以上の弾力性のある第1丸刃が刃軸方向に変位可能に刃物ホルダに支持されつつ配設されると共に、前記第1刃軸と平行又は略平行な第2刃軸上に1又は2以上の第2丸刃が各第1丸刃と各々組を成して対向配設され、各組の前記第1丸刃と前記第2丸刃が、側圧付加機構による所要側圧の付加下に両丸刃の刃先で噛合しつつ各々の刃軸を中心として互いに逆方向に回転させられ、それによって、両丸刃間に挿通されたウエブ材料が、互いに噛合する両丸刃の刃先の間でシアーカットによりスリットされるようにしたスリッタであって、
    前記側圧付加機構は、前記第1刃軸上に配設され電気絶縁性材料からなるばね受け部材と、前記ばね受け部材の内部に収納される金属製ばね部材と、で構成され、
    前記ばね受け部材は、前記第1刃軸上に沿って相対向して配置される第1ばね受け部と第2ばね受け部とからなり、
    前記第1ばね受け部及び前記第2ばね受け部の内部は、前記金属製ばね部材が前記第1ばね受け部から前記第2ばね受け部に跨って収納配置されるための凹部をそれぞれ有し、
    前記第1丸刃には、前記凹部に収納された前記金属製ばね部材の弾性力により前記第1ばね受け部を介して所要側圧が作用することを特徴とするスリッタ。
  2. 前記刃物ホルダは、前記第1丸刃を支持する第1刃物ホルダ部と、前記第1ばね受け部が前記第1丸刃を押圧したときに前記第2ばね受け部が接触する第2刃物ホルダ部と、を有し、
    前記第2刃物ホルダ部は、前記第1刃物ホルダ部の縮径部上に位置していることを特徴とする請求項1に記載のスリッタ。
  3. 前記ばね受け部材を構成する電気絶縁性材料が、電気絶縁性のプラスチック又はセラミックから選ばれた一種の材料であることを特徴とする請求項1又は2に記載のスリッタ。
  4. 前記金属製ばね部材が、圧縮コイルばねであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスリッタ。
  5. 前記第1ばね受け部及び前記第2ばね受け部が、樹脂カラーで構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスリッタ。
JP2018014196A 2018-01-30 2018-01-30 スリッタ Active JP6336226B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018014196A JP6336226B1 (ja) 2018-01-30 2018-01-30 スリッタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018014196A JP6336226B1 (ja) 2018-01-30 2018-01-30 スリッタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6336226B1 true JP6336226B1 (ja) 2018-06-06
JP2019130606A JP2019130606A (ja) 2019-08-08

Family

ID=62487395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018014196A Active JP6336226B1 (ja) 2018-01-30 2018-01-30 スリッタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6336226B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108914535A (zh) * 2018-06-25 2018-11-30 安徽鸿狮环保科技有限公司 一种用于无纺布裁切的压紧装置
CN111409138A (zh) * 2020-04-23 2020-07-14 深圳市友利特精密机械制造有限公司 组合刀具及配套使用的分切机

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5256389U (ja) * 1975-10-21 1977-04-23
JPS5284778U (ja) * 1975-12-22 1977-06-24
JP2001105382A (ja) * 1999-10-06 2001-04-17 Toray Eng Co Ltd 切断装置
JP2002028887A (ja) * 2000-05-11 2002-01-29 Fuji Photo Film Co Ltd 受像シート用カッター
US20050126354A1 (en) * 2003-11-21 2005-06-16 G.D Societa' Per Azioni Method and unit for transversely cutting cigarette portions or similar on a filter assembly machine
JP2007000981A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Konica Minolta Photo Imaging Inc 広幅ウエブ用断裁装置、広幅ウエブ断裁方法
JP2008142855A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Carl Manufacturing Co Ltd カード裁断装置
US20110065560A1 (en) * 2008-05-14 2011-03-17 Bernhard Ehret Folding device comprising upstream or downstream blade shafts or comparable tool shafts
JP2011136381A (ja) * 2009-12-26 2011-07-14 Hagihara Industries Inc 刃組立物

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5256389U (ja) * 1975-10-21 1977-04-23
JPS5284778U (ja) * 1975-12-22 1977-06-24
JP2001105382A (ja) * 1999-10-06 2001-04-17 Toray Eng Co Ltd 切断装置
JP2002028887A (ja) * 2000-05-11 2002-01-29 Fuji Photo Film Co Ltd 受像シート用カッター
US20050126354A1 (en) * 2003-11-21 2005-06-16 G.D Societa' Per Azioni Method and unit for transversely cutting cigarette portions or similar on a filter assembly machine
JP2007000981A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Konica Minolta Photo Imaging Inc 広幅ウエブ用断裁装置、広幅ウエブ断裁方法
JP2008142855A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Carl Manufacturing Co Ltd カード裁断装置
US20110065560A1 (en) * 2008-05-14 2011-03-17 Bernhard Ehret Folding device comprising upstream or downstream blade shafts or comparable tool shafts
JP2011136381A (ja) * 2009-12-26 2011-07-14 Hagihara Industries Inc 刃組立物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108914535A (zh) * 2018-06-25 2018-11-30 安徽鸿狮环保科技有限公司 一种用于无纺布裁切的压紧装置
CN111409138A (zh) * 2020-04-23 2020-07-14 深圳市友利特精密机械制造有限公司 组合刀具及配套使用的分切机
CN111409138B (zh) * 2020-04-23 2024-02-06 深圳市友利特精密机械制造有限公司 组合刀具及配套使用的分切机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019130606A (ja) 2019-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6336226B1 (ja) スリッタ
US9970479B2 (en) Thrust bearing
EP1288540B1 (en) Brush seal device
EP3048317B1 (en) Thrust bearing
WO2012127998A1 (ja) フォイル軸受およびその製造方法
JP4944312B2 (ja) ブラシシール装置
WO2015072248A1 (ja) メカニカルシール
US10612665B2 (en) Mechanical seal
JP7055579B2 (ja) セグメントシール
EP3379096A1 (en) Foil bearing
EP3550167B1 (en) Electromagnetic connecting device
US4275631A (en) Slitting apparatus
JP5644547B2 (ja) 動圧気体軸受
JP2007094235A (ja) レンズ駆動装置
JP2012154447A (ja) 動圧気体軸受
JP5800416B2 (ja) スリッタ装置
JP2022020936A (ja) シート状ゴム材料の切断装置
CN110805693A (zh) 用于密封两个机器部件之间的周向间隙的密封件
JP2016173120A (ja) 滑り軸受装置、ポンプ、隙間調節方法および滑り軸受装置の組立方法
JPH0128348Y2 (ja)
JP2018044573A (ja) トルクリミッタ及びトルクリミッタの製造方法
CN109511621B (zh) 钓鱼用渔线轮的卷线筒拆装机构和单轴承渔线轮
JPH08257848A (ja) 一対の片持ち梁シャフトを有する装置及び同装置に用いる同調された追従部材
JP6261106B1 (ja) スリッタ
JP6890065B2 (ja) ロータリーカッタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180209

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180209

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180425

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180501

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6336226

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250