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JP6329591B2 - かつらベース、及び、かつら - Google Patents

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Description

本発明は、人工毛又は人毛である毛髪を植毛されるかつらベース、及び、このかつらベースを備えるかつらに関する。
従来、かつらベースを視認されにくくするため、かつらベースの周縁を直線状ではなくギザギザの凹凸部に形成したかつらベースが提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1記載のかつらベースでは、凹凸部に毛髪が植毛される。
なお、頭皮に残った自毛を取り付けるためのものではあるが、リング状の残毛係留部を設けたかつらベースも提案されている(特許文献2参照)。
また、かつらベースの周縁ではなく、自毛を引き出すための開口部の端部に形成された凹凸部ではあるが、開口部を目立ちにくくし且つかつらベースをずれにくくするため、輪状に形成され、毛髪を植毛される凹凸部が提案されている(特許文献3参照)。
実開昭62−114018号公報 特開平5−230705号公報 特開2008−144306号公報
図9A及び図9Bは、参考技術に係るかつら41の一部を模式的に示す斜視図である。
図9Aに示すように、かつら41は、かつらベース42と、毛髪43とを備える。
かつらベース42は、ベース本体42aと、縁部材42bとを含む。
ベース本体42a及び縁部材42bには、毛髪43が植毛される。
縁部材42bは、ベース本体42aの周縁に沿って設けられ、この周縁からベース本体42aの外側に凹凸形状に突出する。この凹凸形状は、線状部材のループがベース本体42aの周縁に沿って複数設けられることで形成される。
かつらベース42は、例えば、縁部材42bが装着者の自毛の上に位置するように配置されるが、図9Bに示すように、ブラシ等を用いて自毛と毛髪43とを混ぜ合わせる際などに、縁部材42bがめくれ上がってしまう。このように縁部材42bがめくれ上がると、かつらベース42の周縁が視認されやすくなるという問題がある。
縁部材42bのめくれ上がりは、縁部材42bが装着者の生え際の外側に位置する場合でも、生じる問題である。
また、縁部材42bのめくれ上がりは、上記特許文献1記載のかつらベースにおいても同様にあてはまる問題である。
なお、凹凸形状の周縁に剛性をもたせた場合には、周縁が硬くなり、凹凸形状の凸部分が頭皮に接触することで装着感が悪くなるなどの問題が新たに生じる。
本発明の目的は、かつらベースの凹凸形状の周縁部分のめくれ上がりを防止することができるかつらベース及びかつらを提供することである。
本発明のかつらベースは、毛髪が植毛されるベース本体と、上記ベース本体の周縁に沿って設けられた第1の縁部材及び第2の縁部材と、を備え、上記第1の縁部材及び上記第2の縁部材は、上記周縁のうち互いに同一の領域に沿って設けられ、上記周縁から上記ベース本体の外側に突出し、上記第1の縁部材及び上記第2の縁部材の両方が、上記周縁から上記ベース本体の外側に凹凸形状に突出し、上記凹凸形状は、線状部材のループが上記周縁に沿って複数設けられることで形成され、上記第2の縁部材の上記周縁から突出する上記ループは、上記第1の縁部材の上記周縁から突出する上記ループの内側に位置し、上記第2の縁部材に植毛された毛髪は、上記第1の縁部材を直接的に押さえつけるか、又は、上記第1の縁部材に植毛された毛髪を押さえつける。
また、上記かつらベースにおいて、上記第1の縁部材及び上記第2の縁部材のうち少なくとも一方は、前記周縁から突出する凸部が頭皮側に湾曲しているとよい。
本発明のかつらは、上記かつらベースと、上記ベース本体と上記第1の縁部材と上記第2の縁部材とに植毛された毛髪と、を備える。
本発明によれば、かつらベースの凹凸形状の周縁部分のめくれ上がりを防止することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るかつらの一部を模式的に示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における第1の縁部材及び第2の縁部材を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係るかつらベースを示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係るかつらの一部を模式的に示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における第1の縁部材及び第2の縁部材を示す説明図(その1)である。 本発明の第2の実施の形態における第1の縁部材及び第2の縁部材を示す説明図(その2)である。 本発明の第2の実施の形態における第1の縁部材及び第2の縁部材を示す説明図(その3)である。 本発明の第3の実施の形態に係るかつらの一部を模式的に示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における第1の縁部材及び第2の縁部材を、装着者の頭皮の法線方向から見た図である。 本発明の第3の実施の形態における第1の縁部材及び第2の縁部材を示す説明図(その1)である。 本発明の第3の実施の形態における第1の縁部材及び第2の縁部材を示す説明図(その2)である。 本発明の第3の実施の形態における第1の縁部材及び第2の縁部材を示す説明図(その3)である。 参考技術に係るかつらの一部を模式的に示す斜視図(その1)である。 参考技術に係るかつらの一部を模式的に示す斜視図(その2)である。
以下、本発明の第1〜第3の実施の形態に係るかつらベース及びかつらについて、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るかつら1の一部を模式的に示す斜視図である。
図2は、本実施の形態における第1の縁部材2b及び第2の縁部材2cを示す説明図である。
図1に示すかつら1は、かつらベース2と、毛髪3(図1では、便宜上3本のみの図示)とを備える。
かつらベース2は、ベース本体2aと、このベース本体2aに取り付けられた第1の縁部材2b及び第2の縁部材2cと、を含む。
ベース本体2a、第1の縁部材2b、及び第2の縁部材2cには、毛髪3が植毛される。
ベース本体2aは、例えば、ネット状又はシート状を呈する。
第1の縁部材2b及び第2の縁部材2cは、ベース本体2aの周縁のうち互いに同一の領域に沿って設けられ、この周縁からベース本体2aの外側に突出する。
第1の縁部材2bは、ベース本体2aの周縁からベース本体2aの外側に凹凸形状に突出する。この凹凸形状は、線状部材のループが上記周縁に沿って複数設けられることで形成される。本実施の形態の第1の縁部材2bは、ループが周縁に沿って連続して設けられ、ベース本体2aの周縁からV字状又はU字状に突出する。なお、線状部材の一例としては、テグス、レース地の一部、プラスチックの線材、金属の線材などが挙げられる。第1の縁部材2bとしては、ループが連続して設けられることで凹凸形状に突出するものに限られず、例えば、ネット状、シート状などの面状(例えば、ベース本体2aの周縁に沿って延びる帯状)を呈し、この面の端部が凹凸形状に形成されることで、ベース本体2aの周縁から凹凸形状に突出するものであってもよい。なお、シート状の第1の縁部材2bの一例としては、ポリウレタンシートなどの樹脂シートが挙げられる。
第2の縁部材2cは、ベース本体2aの周縁に沿って延びる帯状を呈し、この周縁からベース本体2aの外側に突出するが、本実施の形態では凹凸形状には突出しない。また、第2の縁部材2cの一部である、周縁からの突出部分は、第1の縁部材2bに被さるように位置する。
第2の縁部材2cは、例えば、ネット状又はシート状を呈するため、ベース本体2aと同一の部材(例えば、同一の材料で且つ同一の網目形状)であってもよい。なお、シート状の第2の縁部材2cの一例としては、上記のシート状の第1の縁部材2bと同様に、ポリウレタンシートなどの樹脂シートが挙げられる。
第1の縁部材2b及び第2の縁部材2cは、ベース本体2aの周縁のうち少なくとも一部に設けられている。第1の縁部材2bが設けられている領域と、第2の縁部材2cが設けられている領域とは、一部が重複していればよく、完全に一致する必要はない。
第1の縁部材2b及び第2の縁部材2cは、ベース本体2aの裏側(装着者の頭皮側)に位置しても、表側(すなわち、頭皮側と反対側)に位置してもよい。また、第1の縁部材2b及び第2の縁部材2cは、縫着や接着などでベース本体2aに固定されるとよいが、固定手段は特に限定されない。本実施の形態では、第1の縁部材2b及び第2の縁部材2cは、同時にベース本体2aに固定されている。なお、第1の縁部材2bが第2の縁部材2cに固定され、この第2の縁部材2cがベース本体2aに固定されることで、第1の縁部材2bがベース本体2aに間接的に固定されるようにしてもよい。
第1の縁部材2b及び第2の縁部材2cは、例えば、装着者の自毛の上に位置するように配置される。この場合には、第1の縁部材2b及び第2の縁部材2cに植毛された毛髪3は、自毛と混在するように位置することになる。
図2に示すように、第1の縁部材2bは、突出方向の先端部分と、反対側の他端部分とをギザギザに往復する線状部材により構成されている。第1の縁部材2bは、例えば、上記他端部分の第1の止着部2dにおいて、第2の縁部材2cとともにベース本体2aに縫い付けられている。
また、第1の縁部材2bは、上記第1の止着部2d以外の部分においても、例えば、ベース本体2aの周縁と平行な線状の第2の止着部2eにおいて、第2の縁部材2cとともにベース本体2aに縫い付けられている。ここで、第1の縁部材2bの上記ループは、第2の縁部材2cからの突出部分である。
なお、第1の縁部材2bの各ループは、共通のベース部分に設けられていてもよい。この場合には、ベース部分のみをベース本体2aや第2の縁部材2cに固定すればよい。
第1の縁部材2bの凸部間の間隔である長さL1は、第1の縁部材2bの第2の縁部材2cからの突出長さである長さL2よりも長い。長さL1の一例は、8mmであり、長さL2の一例は3mmである。なお、第2の縁部材2cの突出方向の先端部分と上記第1の止着部2dとの間隔である長さL3や、第2の縁部材2cの突出方向とは反対側の他端部分と第1の止着部2dとの間隔である長さL4も、例えば、長さL2と同様に3mmである。
図3に示すように、かつらベース2では、第1の縁部材2bは、この第1の縁部材2bに一部が被さるように位置する第2の縁部材2cよりも、ベース本体2aの周縁からの突出量が大きくなるようにするとよい。
これは、同一の領域に位置する縁部材を3つ以上配置する場合でも同様であり、例えば、第2の縁部材2cに一部が被さるように位置する第3の縁部材2fを設けるときには、第2の縁部材2cは、第3の縁部材2fよりもベース本体2aからの突出量が大きくなるようにするとよい。
更には、縁部材の少なくとも一つの一例である第1の縁部材2bの凸部は、図3に示すように、装着者の頭皮側(かつらベース2の裏側)に湾曲するように例えば成形されているとよい。
以上説明した本実施の形態のかつら1及びかつらベース2では、第1の縁部材2b及び第2の縁部材2cは、ベース本体2aの周縁のうち互いに同一の領域に沿って設けられ、上記周縁からベース本体2aの外側に突出する。また、第1の縁部材2b(第1の縁部材2b及び第2の縁部材2cのうちの少なくとも一方の一例)は、上記周縁からベース本体2aの外側に凹凸形状に突出する。
そのため、第2の縁部材2c又はこの第2の縁部材2cに植毛された毛髪3は、第1の縁部材2b又はこの第1の縁部材2bに植毛された毛髪3を押さえつけることで、第1の縁部材2bの反り返りを防止することができる。よって、本実施の形態によれば、かつらベース2の第1の縁部材2b(凹凸形状の周縁部分の一例)のめくれ上がりを防止することができる。これにより、かつらベース2を視認させにくくすることができる。
また、第1の縁部材2b及び第2の縁部材2cが、装着者の自毛の上に位置するように配置される場合には、第1の縁部材2b及び第2の縁部材2cに植毛された毛髪3を、自毛と混在して識別しにくくすることができる。そのため、この場合には、かつらベース2をより一層視認させにくくすることができる。
また、本実施の形態では、第1の縁部材2bがベース本体2aの周縁から突出する形状である凹凸形状は、線状部材のループが上記周縁に沿って複数設けられることで形成されている。そのため、例えばネット状の縁部材が凹凸形状に突出する場合と比較して、端部のほつれ防止のための縫製止めや溶着止めなどの非常に困難な作業を省略して製造効率を高めることができる。また、例えばシート状の縁部材が凹凸形状に突出する場合と比較して、耐久性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、第2の縁部材2cの一部は、第1の縁部材2bに被さるように位置する。そのため、第2の縁部材2cが直接的に第1の縁部材2bを押さえつけることで、第1の縁部材2bの反り返りを防止することができるため、より一層、かつらベース2の第1の縁部材2b(凹凸形状の周縁部分の一例)のめくれ上がりを防止することができる。
また、本実施の形態では、第1の縁部材2b及び第2の縁部材2cのうちの一方の一例である第1の縁部材2bのみが、上記周縁からベース本体2aの外側に凹凸形状に突出し、第2の縁部材2cは、上記周縁に沿って延びる帯状を呈する。そのため、第2の縁部材2cが第1の縁部材2bを確実に押さえつけることで、第1の縁部材2bの反り返りを防止することができる。したがって、より一層、かつらベース2の第1の縁部材2b(凹凸形状の周縁部分の一例)のめくれ上がりを防止することができる。
また、本実施の形態では、第2の縁部材2cは、ネット状又はシート状で、且つ帯状を呈する。そのため、第2の縁部材2cに対する植毛領域を増やすことで毛量を増やしたり毛量バランスのばらつきを抑えたりすることができ、したがって、かつらベース2をより一層視認させにくくすることができる。
また、本実施の形態では、第1の縁部材2bの上記周縁から突出する凸部及び第2の縁部材2cの上記周縁から突出する凸部のうち少なくとも一方の一例である第1の縁部材2bの凸部は、頭皮側に湾曲している。そのため、より一層、かつらベース2の第1の縁部材2b(凹凸形状の周縁部分の一例)のめくれ上がりを防止することができる。
<第2の実施の形態>
本実施の形態では、第1の縁部材12b及び第2の縁部材12cの両方が、ベース本体12aの周縁からベース本体12aの外側に凹凸形状に突出する点、及び、第1の縁部材12bの上記周縁から突出する凸部と、第2の縁部材12cの上記周縁から突出する凸部とが、上記周縁に沿って交互に位置する点において、上述の第1の実施の形態と主に相違する。共通点の説明については省略する。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るかつら11の一部を模式的に示す斜視図である。
図5A〜図5Cは、本実施の形態における第1の縁部材12b及び第2の縁部材12cを示す説明図である。
図4に示すかつら11は、かつらベース12と、毛髪13とを備える。
かつらベース12は、ベース本体12aと、このベース本体12aに取り付けられた第1の縁部材12b及び第2の縁部材12cと、を含む。
第1の縁部材12b及び第2の縁部材12cの両方は、ベース本体12aの周縁からベース本体12aの外側に凹凸形状に突出する。この凹凸形状は、線状部材のループが上記周縁に沿って複数設けられることで形成される。
本実施の形態の第1の縁部材12b及び第2の縁部材12cは、ループが上記周縁に沿って連続して設けられ、ベース本体12aの周縁からV字状又はU字状に突出する。
また、第1の縁部材12bのベース本体12aの周縁から突出する凸部と、第2の縁部材12cのベース本体12aの周縁から突出する凸部とは、ベース本体12aの周縁に沿って交互に位置する。そして、第2の縁部材12cの一部は、第1の縁部材12bに被さるように位置する。
第1の縁部材12b及び第2の縁部材12cは、突出方向の先端部分と、反対側の他端部分とをギザギザに往復する線状部材により構成されている。本実施の形態の第1の縁部材12b及び第2の縁部材12cの上記ループは、ベース本体12aからの突出部分である。
なお、第1の縁部材12b及び第2の縁部材12cは、例えば、ネット状、シート状などの面状を呈し、この面の端部が凹凸形状に形成されることで、ベース本体12aの周縁から凹凸形状に突出するものであってもよい。この場合でも、第1の縁部材12bの凸部と第2の縁部材12cの凸部とが、ベース本体12aの周縁に沿って交互に位置するとよい。
図5Aに示すように、第1の縁部材12b及び第2の縁部材12cに植毛された毛髪13は、線状部材に対して垂直に向く傾向がある(図5の左側の図の破線矢印参照)。そのため、図5Bに示すように、毛髪13は、凸部側(図5Bの「疎」)よりも、凸部の谷間である凹部側(図5Bの「密」)に集中する。
そのため、本実施の形態では、図4及び図5Cに示すように、第1の縁部材12bの凸部と、第2の縁部材12cの凸部とがベース本体12aの周縁に沿って交互に位置することで、毛量バランスのばらつきを軽減することができる。
このように第1の縁部材12bと第2の縁部材12cとを、図5Bに示す「疎」と「密」とを互いに補うように配置するのは、上述の第1の実施の形態についても同様の手法を採用することができる。すなわち、図1に示す第2の縁部材2cに植毛される毛髪3の量を、第1の縁部材2bの「疎」に対応する部分に多くし、第2の縁部材2cの「密」に対応する部分に少なくすることで、毛量バランスのばらつきを軽減することができる。
また、第1の縁部材12b及び第2の縁部材12cが、ネット状、シート状などの面状を呈する場合には、逆に、凸部側が「密」となり凹部側が「疎」となるが、同様に「密」と「疎」とを互いに補うことで、毛量バランスのばらつきを軽減することができる。
なお、3つ以上の縁部材を配置する場合に、これら縁部材の凸部が順に位置する場合も、第1の縁部材12b及び第2の縁部材12cに着目すれば、凸部が周縁に沿って交互に位置するといえる。
以上説明した第2の実施の形態のかつら11及びかつらベース12によっても、上述の第1の実施の形態のかつら1及びかつらベース2と同様に、第1の縁部材12b及び第2の縁部材12cが、ベース本体12aの周縁のうち互いに同一の領域に沿って設けられ、上記周縁からベース本体12aの外側に突出する。また、第1の縁部材12b及び第2の縁部材12c(第1の縁部材12b及び第2の縁部材12cのうちの少なくとも一方の一例)は、上記周縁からベース本体12aの外側に凹凸形状に突出する。そのため、本実施の形態によっても、かつらベース12を視認させにくくすることができるなどの上述の第1の実施の形態の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、第1の縁部材12b及び第2の縁部材12cの両方が、ベース本体12aの周縁からベース本体12aの外側に凹凸形状に突出し、第1の縁部材12bの上記周縁から突出する凸部と、第2の縁部材12cの上記周縁から突出する凸部とは、上記周縁に沿って交互に位置する。そのため、上述のように、毛量バランスのばらつきを軽減することができ、したがって、かつらベース12をより一層視認させにくくすることができる。
<第3の実施の形態>
本実施の形態では、第1の縁部材22b及び第2の縁部材22cの両方が、ベース本体部22aの周縁からベース本体22aの外側に凹凸形状に突出する点、及び、第2の縁部材22cの周縁から突出するループが、第1の縁部材22bの周縁から突出するループの内側に位置する点において、上述の第1の実施の形態と主に相違する。共通点の説明については省略する。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係るかつら21の一部を模式的に示す斜視図である。
図7は、本実施の形態における第1の縁部材22b及び第2の縁部材22cを、装着者の頭皮の法線方向から見た図である。
図8A〜図8Cは、本実施の形態における第1の縁部材22b及び第2の縁部材22cを示す説明図である。
図6に示すかつら21は、かつらベース22と、毛髪23とを備える。
かつらベース22は、ベース本体22aと、このベース本体22aに取り付けられた第1の縁部材22b及び第2の縁部材22cと、を含む。
第1の縁部材22b及び第2の縁部材22cの両方は、ベース本体22aの周縁からベース本体22aの外側に凹凸形状に突出する。この凹凸形状は、線状部材のループが周縁に沿って複数設けられることで形成される。
第1の縁部材22b及び第2の縁部材22cは、ループが周縁に沿って連続して設けられ、ベース本体22aの周縁からV字状又はU字状に突出する。
第2の縁部材22cの周縁から突出するループは、第1の縁部材22bの周縁から突出するループの内側に位置する。なお、ループの内側に位置する状態とは、装着者の頭皮の法線方向から見て(図7参照)、一方のループが他方のループの中に位置している状態をいい、両方のループが同一平面上に位置しなくともよい。また、上記法線方向から見て、ループの固定端部分が互いに重なって位置していても、一方のループの半分以上が他方のループの内側に位置していれば、一方のループが他方のループの内側に位置するということとする。
第1の縁部材22b及び第2の縁部材22cは、突出方向の先端部分と、反対側の他端部分とをギザギザに往復する線状部材により構成されている。なお、本実施の形態の第1の縁部材22b及び第2の縁部材22cの上記ループは、ベース本体22aからの突出部分である。
そのため、第2の縁部材22cに植毛された毛髪23は、図7に示すように第1の縁部材12bを直接的に押さえつけることが可能である(図7の破線の円部分参照)。或いは、第2の縁部材22cに植毛された毛髪23は、図8Aに示す平常時の第1の縁部材22bが、図8Bに示すようにめくれ上がった場合に第1の縁部材22bに植毛された毛髪23を押さえつけることで、第1の縁部材22bを図8Cに示す平常時の位置に戻す。
このように、第2の縁部材22cに植毛された毛髪23は、第1の縁部材22b又はこの第1の縁部材22bに植毛された毛髪23を押さえつけることで、第1の縁部材22bの反り返りを防止する。
以上説明した第3の実施の形態のかつら21及びかつらベース22によっても、上述の第1の実施の形態のかつら1及びかつらベース2と同様に、第1の縁部材22b及び第2の縁部材22cが、ベース本体22aの周縁のうち互いに同一の領域に沿って設けられ、上記周縁からベース本体22aの外側に突出する。また、第1の縁部材22b及び第2の縁部材22c(第1の縁部材22b及び第2の縁部材22cのうちの少なくとも一方の一例)は、上記周縁からベース本体22aの外側に凹凸形状に突出する。そのため、本実施の形態によっても、かつらベース22を視認させにくくすることができるなどの上述の第1の実施の形態の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、第1の縁部材22b及び第2の縁部材22cの両方が、ベース本体22aの周縁からベース本体22aの外側に凹凸形状に突出し、第2の縁部材22cの上記周縁から突出するループ(一方のループの一例)は、第1の縁部材22bの上記周縁から突出するループ(他方のループの一例)の内側に位置する。このように第2の縁部材22cが第1の縁部材22bを直接的に押さえつけなくとも、上述のように、第2の縁部材22cに植毛された毛髪23が、第1の縁部材22b又はこの第1の縁部材22bに植毛された毛髪23を押さえつけることで、第1の縁部材22bの反り返りを防止することができる。したがって、より一層、かつらベース22の第1の縁部材22b及び第2の縁部材22c(凹凸形状の周縁部分の一例)のめくれ上がりを防止することができる。
なお、本実施の形態では、第1の縁部材22b及び第2の縁部材22cのうちの一方のループが他方のループの内側に位置するが、外側のループの内側に位置するループに代えて、外側のループの内側に凸部が位置するように凹凸形状が形成されたネット状、シート状などの面状の縁部材を配置してもよい。
また、本実施の形態では、第1の縁部材22b及び第2の縁部材22cが互いに被さらないように位置するが、このように互いに被さらない関係の例としては、第1の縁部材22bの凸部と第2の縁部材22cの凸部とが互いに間隔を隔てて位置する場合などが挙げられる。
1 :かつら
2 :かつらベース
2a :ベース本体
2b :第1の縁部材
2c :第2の縁部材
2d :第1の止着部
2e :第2の止着部
2f :第3の縁部材
3 :毛髪
11 :かつら
12 :かつらベース
12a :ベース本体
12b :第1の縁部材
12c :第2の縁部材
13 :毛髪
21 :かつら
22 :かつらベース
22a :ベース本体
22b :第1の縁部材
22c :第2の縁部材
23 :毛髪
41 :かつら
42 :かつらベース
42a :ベース本体
42b :縁部材
43 :毛髪

Claims (3)

  1. 毛髪が植毛されるベース本体と、
    前記ベース本体の周縁に沿って設けられた第1の縁部材及び第2の縁部材と、を備え、
    前記第1の縁部材及び前記第2の縁部材は、前記周縁のうち互いに同一の領域に沿って設けられ、前記周縁から前記ベース本体の外側に突出し、
    前記第1の縁部材及び前記第2の縁部材の両方が、前記周縁から前記ベース本体の外側に凹凸形状に突出し、
    前記凹凸形状は、線状部材のループが前記周縁に沿って複数設けられることで形成され、
    前記第2の縁部材の前記周縁から突出する複数の前記ループのそれぞれは、前記第1の縁部材の前記周縁から突出する複数の前記ループのそれぞれの内側に位置し、
    前記第2の縁部材に植毛された毛髪は、前記第1の縁部材を直接的に押さえつけるか、又は、前記第1の縁部材に植毛された毛髪を押さえつける、
    ことを特徴とするかつらベース。
  2. 前記第1の縁部材及び前記第2の縁部材のうち少なくとも一方は、前記周縁から突出する凸部が頭皮側に湾曲していることを特徴とする請求項1記載のかつらベース。
  3. 請求項1又は請求項2記載のかつらベースと、
    前記ベース本体と前記第1の縁部材と前記第2の縁部材とに植毛された毛髪と、
    を備えることを特徴とするかつら。
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