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JP6329309B1 - 二重瞼形成用粘着テープ - Google Patents

二重瞼形成用粘着テープ Download PDF

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Abstract

【課題】脂肪分が少ない薄い瞼のユーザーが使用した場合でも、装着時のごわごわとした違和感を解消可能な二重瞼形成用テープを提供する。【解決手段】テープ状合成樹脂120と、前記テープ状合成樹脂120の両面又は片面に設けられた粘着剤層と、を有する、使用時に延伸させて使用する延伸型二重瞼形成用テープにおいて、前記テープ状合成樹脂120の表面が乾式処理されたものであることを特徴とする延伸型二重瞼形成用テープ。【選択図】図2

Description

従来から、各種二重瞼形成用テープが提案されている。例えば、特許文献1及び2には、弾性的に伸縮する細いテープ状部材に粘着剤を塗着することにより構成したことを特徴とする二重瞼形成用テープが提案されている(例えば請求項1等)。ここで、当該二重瞼形成用テープによって二重瞼を形成するには、テープ状部材の両端を把持して弾性的に延びた状態になるように引っ張り、その状態でテープ状部材の粘着剤を塗着した部分を瞼におけるひだを形成したい位置に押し当てて、該粘着剤によりテープ状部材をそこに貼り付け、そのまま両端の把持部を離す。これにより、引っ張った状態にあるテープ状部材が弾性的に縮むが、本来、瞼はその両側に比して中央部が眼球に沿って前方に突出しているので、弾性的に縮んだテープ状部材がそれを貼り付けた瞼にくい込む状態になって、二重瞼のひだが形成される(例えば特許文献1の段落0008)。
特開2002−177316号公報 特開2014−030503号公報
ここで、本発明者は、前記特許文献に記載された二重瞼形成用テープでは、脂肪分が少ない薄い瞼のユーザーが使用した場合、装着時のごわごわとした違和感を持つ事象が発生することを見出した。そこで、本発明は、脂肪分が少ない薄い瞼のユーザーが使用した場合でも、装着時のごわごわとした違和感を解消可能な二重瞼形成用テープを提供することを課題とする。
本発明者は、様々な角度から検証した結果、粘着剤層の厚さに原因があることを見出した。他方、本発明者は、前記特許文献に係る二重瞼形成テープにて粘着剤層の厚さを薄くした場合、使用時に引き伸ばした際、微視的に当該合成樹脂から粘着剤層内部に生じるキャビテーションにより、糸引き現象をおこし表面が白濁化と粘着力を喪失する結果、二重瞼形成用テープを瞼に貼付する際の貼付力が不均一又は貼付不可能となり、二重瞼が形成されなかったり短時間で形成テープが剥がれ落ちて一重瞼に戻ったりする事象が発生することも確認し、本発明を完成させた。
即ち、本発明(1)は、テープ状合成樹脂と、前記テープ状合成樹脂の両面又は片面に設けられた粘着剤層と、を有する、使用時に延伸させて使用する延伸型二重瞼形成用テープにおいて、前記テープ状合成樹脂が乾式処理されたものであることを特徴とする延伸型二重瞼形成用テープである。
本発明(2)は、前記乾式処理が、コロナ放電処理工程又はプラズマ処理工程である、前記発明(1)の延伸型二重瞼形成用テープである。
本発明(3)は、前記テープ状合成樹脂と前記粘着剤層とをラミネートにより積層させたものである、前記発明(1)又は(2)の延伸型二重瞼形成用テープである。
本発明によれば、本発明は、脂肪分が少ない薄い瞼のユーザーが使用した場合でも、装着時のごわごわとした違和感を解消可能な二重瞼形成用テープを提供することができるという効果を奏する。
本発明の一形態に係る二重瞼形成用テープの概念側面図である。 本発明の一形態に係る両面粘着テープの概念側面図である。 本発明の実施形態に係る両面粘着テープ領域の形成方法に関する概念図である。 本発明の実施形態に係る両面粘着テープ領域の、瞼への貼付方法に関する概念図である。 本発明の実施形態に係る両面粘着テープ領域の、瞼への貼付方法に関する概念図である。 本発明の実施形態に係る、粘着面保護シートの表面加工による効果を示す概念図(写真)である。 本発明の実施形態に係る、二重瞼形成用テープの製造方法である平圧式打ち抜きに関する概念図である。 実施例1に係る二重瞼形成用テープを延伸させた際の写真である(左が延伸前、右が延伸後)。 比較例1に係る二重瞼形成用テープを延伸させた際の写真である(左が延伸前、右が延伸後)。
以下、本形態の全体構成を説明し、次いで各構成部の説明等を順に行う。但し、本発明の技術的範囲は当該形態には限定されない。ここで、本明細書及び本特許請求の範囲での用語の意義を説明する。「二重瞼形成用」とは、一重瞼を二重瞼とする用途のみならず、奥二重を二重瞼とする用途や、二重瞼を更にはっきりとした二重瞼にする用途を包含する。「分断」とは、繋がっているものを切断することのみならず、接合又は隣接したもの同士を別れ別れに引き離すことも含む。「易分離加工」とは、ある部材に同一の引張力を印加した際に、易分離加工が施されていない場合と比較し、当該ある部材が分離し易い加工である限り特に限定されず、例えば、溝加工、切り込み加工、切り取り線加工、切断加工を挙げることができる。
≪全体構成≫
はじめに、図1及び図2を参照しながら、本形態に係る二重瞼形成用テープの全体構成を説明する。本形態に係る二重瞼形成用テープAは、粘着成分(粘着成分層、粘着剤層)がテープ状合成樹脂の両面に適用された両面粘着テープ100、両面粘着テープ100の粘着成分を外部の汚れ等から保護する(使用前)と共に把持箇所(使用時)となる、両面粘着テープ100の両面に適用された粘着面保護シート200(210及び220)を有する。以下、各構成部を詳述する。
<両面粘着テープ>
{両面粘着テープ/全体構成}
図2に、本形態において適用可能な両面粘着テープの一形態を示す。両面粘着テープ100は、芯材としてのテープ状合成樹脂120と、当該テープ状部材120の上面と底面にそれぞれ適用された、粘着成分110a及び110bと、を有している。以下、両面粘着テープ100の構成要素であるテープ状合成樹脂120及び粘着剤層110に関して詳述する。
(両面粘着テープ/構成要素/テープ状部材)
・材質、物性
テープ状合成樹脂120の材質は、ポリエチレンであることが好適である。ここで、ポリエチレンとしては、高密度ポリエチレン(密度範囲:930〜970kg/m程度)、中密度ポリエチレン(密度範囲:930〜970kg/m程度)、低密度ポリエチレン(密度範囲:910〜930kg/m程度)、のいずれでもよい。これらの内、高密度ポリエチレン及び中密度ポリエチレンを用いた場合には装着感にゴロゴロ感が出てしまうのに対し、低密度ポリエチレンを用いた場合には非常に優れたフィット感が出る。よって、これらのポリエチレンの中では、低密度ポリエチレンが最も好適である。ここで、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン及び直鎖状(線状)低密度ポリエチレンに関しては、周知手法の通り、例えば、50〜250℃、常圧〜20MPaで重合させることにより得られる。また、低密度ポリエチレンに関しては、周知手法の通り、例えば、150〜350℃、100〜350MPaで重合させることにより得られる。
・構造
テープ状合成樹脂120の厚さは、好適には0.005〜0.1mmであり、より好適には0.005〜0.09mmであり、特に好適には0.005〜0.08mmである。
・処理
テープ状合成樹脂は、乾式処理されたテープ状合成樹脂120である。ここで、乾式処理としては、例えば(1)コロナ放電処理やプラズマ放電処理などの放電処理、(2)火炎処理、(3)オゾン処理、(4)紫外線や放射線などによる電離活性線処理、(5)粗面化処理、(6)ポリマーブレンド処理などが挙げられる。これらの内、糸引き防止の観点から、放電処理が最も好適である。
コロナ放電処理は、合成樹脂の少なくとも一面にコロナ放電処理を施す工程である。コロナ放電処理は、例えば公知のコロナ放電処理器を用い、発生させたコロナ雰囲気にプラスチック基材を通過させることにより行われる。ここで、接着強度を高水準に維持するという観点からは、コロナ放電密度は、40(W・分/m)以上が好ましく、更に好ましくは50(W・分/m)以上である。コロナ放電密度の上限は特にないが、経済性の観点から200(W・分/m)以下が好ましい。
プラズマ放電処理は、従来公知の方法により実施することができる。例えば、アルゴン、ヘリウム、クリプトン、ネオン、キセノン、水素、窒素、空気などの単体又は混合気体をプラズマジェットで電子的に励起せしめた後、帯電粒子を除去し、電気的に中性とした励起不活性ガスを、樹脂の表面に吹き付けることにより実施できる。
火炎処理は、一般にポリオレフィンフィルムやポリエステルフィルムの表面処理に用いられる方法であって、基板表面を特殊なバーナーを用いて火炎により高温処理する。
電子線照射処理は、従来公知の方法により実施することができる。例えば、樹脂の表面に、電子線加速器により発生させた電子線を照射することにより行われる。電子線照射装置としては、例えば、線状のフィラメントからカーテン状に均一な電子線を照射できる装置「エレクトロンカーテン」(商品名)を使用することができる。
紫外線照射処理は、従来公知の方法により実施することができる。例えば、200〜400μmの波長の紫外線を、樹脂の表面に照射することにより実施される。
粗面化処理は、代表的なものとしてサンドブラスト法を挙げることができる。
(両面粘着テープ/構成要素/粘着成分)
・材質、物性
粘着成分110a及び110bは、アクリル系粘着剤であることが好適である。ここで、アクリル系粘着剤は特に限定されず、例えば、(メタ)アクリル酸エステルを重合してなる重合体や、(メタ)アクリル酸エステルと、酢酸ビニル、アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸、ヒドロキシアクリレート等の機能性モノマーとを共重合してなる共重合体等が挙げられる。
・構造
粘着成分(粘着成分層)の厚さは、好適には0.001〜0.05mmであり、より好適には0.001〜0.04mmである。
{両面粘着テープ/構造}
(両面粘着テープ/全体の厚さ)
両面粘着テープの厚さは、テープ状合成樹脂及び粘着成分と合わせて、好適には0.005〜0.3mmであり、より好適には0.05〜0.2mmである。
(両面粘着テープ/テープ状合成樹脂と粘着成分層の厚さ比)
テープ状合成樹脂/粘着成分層の厚さ比(テープ状合成樹脂厚さ:粘着成分層の合計厚さ)は、好適には1.5:1〜3:1であり、より好適には1.75:1〜2.5:1であり、特に好適には1.85:1〜2.25:1である。
(両面粘着テープ/幅)
両面粘着テープの幅は、好適には1.1〜1.4mmであり、より好適には1.1〜1.35mmであり、特に好適には1.1〜1.3mmである。
(両面粘着テープ/長さ)
両面粘着テープの長さは、長すぎると瞼に二重瞼形成用テープを貼付しにくくなり、短すぎると瞼に二重瞼形成用テープを貼付して形成される二重瞼の横幅が不十分となる。そのため、両面粘着テープの長さは、好適には25〜30mmであり、より好適には26〜29.5mmであり、特に好適には27〜29mmである。
(両面粘着テープ/厚さ・幅・長さ比)
二重瞼形成用テープは、使用段階(両面粘着テープ領域形成時)においては両面粘着テープのみで構成されているため、両面粘着テープの、厚さ、幅、長さの比によって、両面粘着テープ領域の形状が異なる。両面粘着テープ領域の形状が、瞼に配するに適した形状を有さない場合には、十分な二重瞼形成能が得られない。そのため、両面粘着テープの、厚さと幅の比(厚さ:幅)としては、好適には1:8〜1:12であり、より好適には1:8〜1:11.5であり、特に好適には1:8〜1:11である。また、両面粘着テープの、幅と長さの比(幅:長さ)としては、好適には1:20〜1:30であり、より好適には1:20〜1:27であり、特に好適には1:20〜1:25である。
<粘着面保護シート>
{粘着面保護シート/構造}
(粘着面保護シート/構造/加工)
粘着面保護シート200は、両面粘着テープの粘着成分を保護すると共に、両面粘着テープ領域を瞼に適用する際には把持箇所としても機能する。従って、両面粘着テープ領域を瞼に適用する際には粘着面保護シートが阻害なく分断し保持箇所となるために、粘着面保護シート200に、溝加工、切り込み加工、切り取り線加工及び切断加工等の易分離加工を設けてもよい。ここで、粘着面保護シート200は、外側面(両面粘着テープと接触しない面)に凹凸加工等の滑り止め加工がされていてもよい。更に、粘着面保護シート200の内側面(両面粘着テープと接触する面)には、両面粘着テープの粘着面と干渉し難くなるような表面加工を施すことが好適である。当該粘着面保護シート表面に施す表面加工としては研磨加工、切削加工、表面コート等特に限定されず、例えば鏡面加工が挙げられる。粘着面保護シートの内側面は、シボ仕上(細かい凹凸加工)が施されていたり、元々の細かい凹凸等が存在するような、粗面となっている場合がある。そのような粘着面保護シートに両面粘着テープを適用した際には、当該凹凸部等に両面粘着テープの粘着成分が入り込み、粘着面保護シートと両面粘着テープが密着してしまう。従って、テープを延伸させた際に、両面粘着テープを巻き込んで粘着面保護シートが分断される。その結果、両面粘着テープに負荷が加わり、両面粘着テープが破断したり、両面粘着テープに粘着成分のダマが形成される等、粘着成分の不均一により粘着力及び透明度が低下してしまう{図6(2)参照、黒丸で囲われた白色点は粘着成分のダマを示す}。対して、粘着面保護シートの内側面を平滑となるよう加工することで、テープを延伸させる際に、両面粘着テープに負荷をかけずに伸長出来るため、両面粘着テープの破断を防ぐことが可能となる。更に、両面粘着シートの粘着成分が均一な状態に保たれるため、粘着力及び透明度の高い二重瞼形成用テープを実現出来る{図6(1)参照}。更に、粘着面保護シートの表面には、製造過程等においてシリコーンゴムの表面を保護するための保護フィルムが配してあってもよい。当該保護フィルムは、両面粘着テープの粘着成分と粘着面保護シートの密着性を阻害するために好適に作用する。
(粘着面保護シート/構造/厚さ)
粘着面保護シートは、両面粘着テープの粘着成分を保護すると同時に二重瞼形成用テープの把持箇所として機能するため、外部からの汚れなどを可能な限り防ぎつつも、持ちやすく使いやすい厚さであることが望ましい。そのため、粘着面保護シートの厚さは、粘着面保護シートの表面に前記保護フィルムを配する場合は当該フィルムの厚さも含め、好適には0.2〜0.5mmであり、より好適には0.2〜0.45mmであり、特に好適には0.2〜0.4mmである。尚、粘着面保護シートの表面に保護フィルムを配する場合、保護フィルムの厚さは、好適には0.01〜0.1mmであり、より好適には0.025〜0.085mmであり、特に好適には0.04〜0.07mmである。
(粘着面保護シート/構造/幅)
粘着面保護シートの幅としては、両面粘着テープの幅と合わせて、両面粘着テープ領域を形成する前の状態の両面粘着テープ100を過不足なく覆う態様が望ましい。
(粘着面保護シート/構造/長さ)
粘着面保護シートの長さとしては、両面粘着テープの形状と合わせて、両面粘着テープ領域を形成する前の状態の両面粘着テープ100を過不足なく覆う態様が望ましい。
{粘着面保護シート/材質、物性}
粘着面保護シートは、両面粘着テープの粘着成分を保護すると同時に二重瞼形成用テープの把持箇所として機能するため、両面粘着テープの粘着成分とは干渉せず、外部からの汚れなどを可能な限り防ぎ、また、指で摘んだ際に滑りにくく把持しやすい材質であることが望ましい。よって、硬度40°以上のシリコーンゴムが好適であり、硬度50°以上のシリコーンゴムが好適であり、硬度60°以上のシリコーンゴムが好適である。ここで、当該硬度は、JIS K 6253準拠のデュロメータで測定した値である。尚、上限値は特に限定されないが硬度80°である。尚、粘着面保護シートの表面に保護フィルムを配する場合、表面保護フィルムの材質としては特に限定されないが、好適には熱可塑性樹脂であり、より好適にはポリエステルであり、特に好適にはPETフィルムである。
≪製造方法≫
本実施形態に係る二重瞼形成用テープAの製造方法は、特に限定されないが、両面粘着テープ及び粘着面保護シートの、シート状体を巻き取ったロール原反から、それぞれのシート状体を引き出し重ねて、シート状積層体を形成した後、当該シート状積層体を打ち抜き(例えば平圧式3ヘッド打ち抜き)により所望の大きさに形成することが好適である(平圧式3ヘッド打ち抜きの概念は図7参照)。当該製造方法によれば、連続的にテープを形成する手法であるため、粘着力にムラのない二重瞼形成用テープAを安定して形成することが可能となる。
≪使用方法(用途)≫
図3〜5を用いて、二重瞼形成用テープAの瞼への使用方法(貼付方法)を詳述する。図3に見られるように、粘着面保護シート210及び220を摘み、二重瞼形成用テープA全体を左右に延伸させる。この際、粘着面保護シートは把持部へと分離し、両面粘着テープのみからなる箇所すなわち両面粘着テープ領域300と、把持部410及び420と、が形成される。次に、図4に見られるように、当該両面粘着テープ領域300を、二重瞼形成箇所に配し固定した後、図5のように、把持部を切除する。
以下、本発明の実施例を詳述する。尚、本発明の技術的範囲は本実施例には限定されない。
<二重瞼形成用テープの製造>
以下の方法に従って、実施例1及び2、参考例1及び2、及び比較例1及び2に係る二重瞼形成用テープを製造した。
(実施例1)
低密度ポリエチレン(密度917〜923kg/m)のフィルム(厚み60μm)を基材として用意した。次に、基材の表面処理として、コロナ放電処理(処理条件:コロナ出力350W、電極間距離2mm、コロナ処理速度10m/分)を行った。次に、表面処理後の基材表面(両面)に、粘着剤膜(アクリル系粘着剤)をラミネート方式により積層させた。積層後の粘着剤層の厚さは10μm(片面)である。次に、粘着剤層を有する低密度ポリエチレンフィルムの両面に粘着面保護シートを貼付した後、幅1.2mm、長さ28mmとなるように裁断し、図1に示すような、実施例1に係る二重瞼形成用テープを得た。
(実施例2)
基材の表面処理として、コロナ放電処理の代わりに、プラズマ処理(処理条件:Heプラズマ処理、13.56MHz、50W、0.3mmHg、ガス流量20ml/min)を行った以外は実施例1と同様にして、実施例2に係る二重瞼形成用テープを得た。
参考
基材の表面処理として、コロナ放電処理の代わりに、紫外線処理(1000mJ/cmの高圧水銀ランプにて10秒間の紫外線照射)を行った以外は実施例1と同様にして、参考例3に係る二重瞼形成用テープを得た。
参考
基材の表面処理として、コロナ放電処理の代わりに、粗面化処理(サンドブラスト処理、処理後の基材表面の算術平均粗さRa:0.5μm)を行った以外は実施例1と同様にして、参考に係る二重瞼形成用テープを得た。
(比較例1)
基材の表面処理として、コロナ放電処理の代わりに、湿式処理であるプライマー処理(厚さ10μmとなるように、基材表面にエチレン/酢ビ共重合体を塗布)を行った以外は実施例1と同様にして、比較例1に係る二重瞼形成用テープを得た。
(比較例2)
基材の表面処理を行わなかった以外は、実施例1と同様にして比較例2に係る二重瞼形成用テープを得た。
<性能評価>
次に、実施例1及び2、参考例1及び2、及び比較例1及び2に係る二重瞼形成用テープの性能を評価した。
(糸引き試験)
二重瞼形成用テープの端部を摘み、長さが8cmとなるまで引張した。長さが8cmとなった時点での粘着剤層の糸引き性を確認し、以下の基準に従って評価を行った。評価結果を表1に示す。
◎:粘着剤層の白濁化がほとんど認められなかった。
○:粘着剤層の数か所の領域で白濁化が認められた。
△:粘着剤層に半分程度の領域で白濁化が認められた。
×:粘着剤層にほとんどの領域で白濁化が認められた。
(二重瞼形成試験)
二重瞼形成用テープの端部を摘み、長さが8cmとなるまで引張した状態で、二重瞼形成用テープを介して瞼が折りたたまれるように二重瞼形成用テープを瞼に押さえつけた。この状態で、以下の基準に従って二重瞼形成用テープの二重瞼形成能について評価を行った。評価結果を表1に示す。
◎:半日以上二重瞼が形成されたままであった。
○:数時間二重瞼が形成されていた。
△:二重瞼は形成されたが、何回か瞬きを繰り返したらテープが外れてしまった。
×:二重瞼が形成されなかった。
また、図8及び図9は、それぞれ、実施例1及び比較例1の延伸前後の写真である。当該写真から分かるように、実施例1では延伸前後で透明性を維持している一方、比較例1では延伸後に透明性を維持できなかった。

Claims (1)

  1. テープ状合成樹脂と、前記テープ状合成樹脂の両面又は片面に設けられた粘着剤層と、を有する、使用時に延伸させて使用する延伸型二重瞼形成用テープにおいて、
    前記テープ状合成樹脂の表面が乾式処理されたものであり、
    前記乾式処理が、コロナ放電処理工程又はプラズマ処理工程であり、且つ
    前記テープ状合成樹脂と前記粘着剤層とをラミネートにより積層させたものであり、
    前記粘着剤層の厚さが、0.001〜0.05mmであ
    ことを特徴とする延伸型二重瞼形成用テープ。
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