JP6324741B2 - 食感評価システム、食感評価プログラム、記録媒体および食感評価方法 - Google Patents
食感評価システム、食感評価プログラム、記録媒体および食感評価方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6324741B2 JP6324741B2 JP2014014763A JP2014014763A JP6324741B2 JP 6324741 B2 JP6324741 B2 JP 6324741B2 JP 2014014763 A JP2014014763 A JP 2014014763A JP 2014014763 A JP2014014763 A JP 2014014763A JP 6324741 B2 JP6324741 B2 JP 6324741B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- texture
- feature
- sample
- pressure distribution
- vector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
図1は、本発明の一実施形態に係る食感評価システム1の概略図である。食感評価システム1は、押圧装置2、圧力分布センサ3および制御PC4を備えている。
図2は、試料5の一例を示す写真である。試料5は、直径20[mm]、高さ10[mm]の円柱形のゼリー食品である。
図6は、制御PC4の機能を説明するためのブロック図である。制御PC4は、押圧動作制御部41および食感評価部42を有している。
図7は、食感評価手順を示すフローチャートである。以下、図6および図7を参照して、食感評価手法について説明する。
ステップS3について具体的に説明する。まず、特徴量抽出部42aは、各フレームの画像情報から濃度共起行列S(d,θ)を算出する。濃度共起行列とは、画像内におけるピクセル間の濃度関係を表す行列である。g(x, y)をピクセル(x, y)の濃度レベルとし、d、θをそれぞれ走査距離、走査方向とする。画像内において、相対的な位置関係が(d,θ)で与えられるピクセル対(x1,y1)および(x2,y2)について、濃度対がg(x1,y1)=pおよびg(x2,y2)=qであるとする。ただし、p={0,1, . . . ,N-1}、q={0,1, . . . , N-1}、Nは濃度レベル数である。このとき、濃度共起行列S(d,θ)の第(p,q)要素をカウントアップする。画像内の全ピクセルに対して、(d,θ)に関する走査を行うことにより、濃度対(p,q)の存在頻度を示す濃度共起行列
・エネルギー
続いて、ステップS4について具体的に説明する。図8(a)〜(e)に示す特徴量は、時間に応じて各フレームで変化するため、印象レベル間の違いが顕著に現れているフレームの特徴量を代表特徴量として採用する。図8より、エネルギー、慣性、局所一様性、エントロピーおよび相関の5種類の特徴量において各フェーズにおける代表特徴量を算出する。各フェーズにおける代表特徴量の個数は、1つ以上であればいくつでもよいが、通常1〜5つ採用する。例えば、それぞれのフェーズ内での「平均値」、「最大値」、「最小値」、「標準偏差」、「範囲」などを代表特徴量として採用する。代表特徴量をE個採用した場合、1つの試料5の圧力分布データに対して、使用するフェーズの数(D個)×各フェーズの代表特徴量(E個)×特徴量の種類(100)個と各フェーズのフレーム数D個(圧縮フェーズ,破断フェーズ(2個)もしくは圧縮フェーズ,破断フェーズ,保持フェーズ(3個))を合わせたF=D×100×E+D次元の特徴量 ベクトルx*=[x1,x2, . . ., xF]Tを得る。
続いて、ステップS5について具体的に説明する。ステップS4で得た特徴量ベクトルx*を、以下のように標準化する。
ステップS6では、推定印象レベル算出部42dが、次の推定式(1)に基づいて試料5の食感を評価する。
続いて、上述の推定式(1)の変数を導出するための手法について説明する。準備として、ヒトによる官能評価済みの試験食品を複数用意し、これらを、圧力分布と印象レベル値の関係をモデル化するための基準食品と定義する。また、評価したい食感(〇〇感,〇〇感,など)ごとに、印象レベルnを設定しておく。これらの基準食品に対して、以下の手順によって印象レベルの推定式を導出する。
基準食品として、M個のゼリーを使用し、評価したい食感ごとに、各ゼリーの官能評価による印象レベルをn1、n2、n3…nMとする。そして、各ゼリーに対して上記実験モデルにおける圧力分布データを取得する。
既に説明した図7に示すステップS3・S4と同様に、M個のゼリーについて、空間濃度レベル依存法を用いて、圧力分布データの各フレームについてテクスチャ特徴量(エネルギー、エントロピー、慣性、相関、局所一様性)を抽出し、当該特徴量に基づいて特徴量ベクトルを算出し、F次元の特徴量ベクトルx*=[x1,x2, . . ., xF]Tを得る。
最後に、主成分ベクトルを構成する行列Yを次式のように算出する。
n=Za (8)
ただし、
本実施例では、食感の異なる5種類(A〜E)のゼリー食品について、本発明の食感評価方法により推定印象レベルを得るとともに、当該推定値を8名の評価者による実際に官能評価をして得られた印象レベルと比較した。
ゲル化剤として、脱アシル型ジェランガム(商品名:ケルコゲル、三栄源エフ・エフ・アイ社)、ネイティブ型ジェランガム商品名:ケルコゲルLT−100、三栄源エフ・エフ・アイ社)、寒天(商品名:ゲルアップJ−3531、三栄源エフ・エフ・アイ社)、カッパカラギナン(商品名:カラギニンCS−606、三栄源エフ・エフ・アイ社)、及びイオタカラギナン(商品名:カラギニンCS−599、三栄源エフ・エフ・アイ社)を用いた。10gのショ糖と表1に示す分量のゲル化剤を粉体混合した。イオン交換水をA、Bの場合は90℃、C-〜Eの場合は80℃に加温後、これをプロペラ攪拌機を用いて1200rpmで撹拌しながらイオン交換水に添加し、10分間撹拌し続けた。これにA、Bの場合は0.1gの乳酸カルシウム、Dの場合は0.1g塩化カリウムを撹拌しながら加え、イオン交換水で全量を100gに調製した後に8℃の恒温水槽で冷却してゲル化させた。
1. 20℃の試料を各8名の被験者に全量口に含ませた後、自由に摂食させた。各ゼリーの形状は、直径20mm、高さ10mm の円柱形(約7g)とした。
2. 試料摂食後に、「モチモチ感」、「ねっとり感」、「ざらざら感」、「つるつる感」の4項目について、被験者に長さ100mmの直線の任意の位置に線を引かせることによって、印象レベルnを評価させた。直線の左端を0点、右端を100点とした。
3. 点数は、次の基準で採点させた。
0点:全く「モチモチ(など)」していない
50点:小さめの一口サイズとして標準的な「モチモチ(など)感」を有している
100点:小さめの一口サイズでゲル状食品を食べるときの想像しうる最も「モチモチ(など)」している状態
1. 直径20mm、高さ10mm の円柱形のゼリーを、フィルム式圧力分布センサI−Scan40(ニッタ株式会社製、空間分解能1[mm]、時間分解能10[ms]、測定範囲44×44[mm]の多点式の圧力センサ)の上に置き、円筒ゲル上面を垂直に剛体の平面プランジャーで圧縮して、円筒ゲル下面と接触している多点式センサにかかる圧力の経時変化を測定した(各ゼリーにつき18個ずつ、計90個のゼリーを測定した)。全ての測定は室温(20℃)で行った。なお、このとき、本実施例で使用した5種類のゼリーの応力応答には全て極大値が存在し、圧縮フェーズと破断フェーズを容易に分離することができた。
2. 圧力分布データの各フレームについてテクスチャ特徴量(エネルギー、エントロピー、慣性、相関、局所一様性)を抽出し、当該特徴量に基づいて特徴量ベクトルを算出する。このとき、圧縮フェーズおよび破断フェーズの各フレームにおける特徴量の「平均値」を代表特徴量とした(代表特徴量の総数は、各フェーズにつき「濃度共起行列」(20個)×「特徴量」(5種類)×「代表特徴量」(1種類)=100個得られる)。これにより、1種類のゼリーの圧力分布データに対して、圧縮フェーズの代表特徴量100個とフレーム数1個,破断フェーズの代表特 徴量100個とフレーム数1個を合わせたF=202次元の特徴量 ベクトルを得た。
3. 算出された202次元の特徴量ベクトルを主成分分析によって6次元まで圧縮した。
4. 6次元の主成分ベクトルを説明変数、印象レベルを目的変数とした重回帰分析によって推定印象レベルを得た。
結果を表2〜5に示す。
本実施例では、実施例1で使用した5種類(A〜E)のゼリー食品に加えて、以下の方法で調製した食感の異なる10種類(F〜O)のゼリー食品を用いた。これら15種類のゼリーから得られた代表特徴量ベクトルと印象レベルを重回帰分析することにより食感評価モデルを構築した。また、この食感評価モデルを用い、官能評価値が未知である市販のゼリー食品(a〜h)の「モチモチ感」、「ねっとり感」、「ざらざら感」、「つるつる感」を推定した。
ゲル化剤として、脱アシル型ジェランガム(商品名:ケルコゲル、三栄源エフ・エフ・アイ社)、ネイティブ型ジェランガム商品名:ケルコゲルLT−100、三栄源エフ・エフ・アイ社)、2種類の寒天(商品名:ゲルアップJ−4503、ゲルアップJ−4504、いずれも三栄源エフ・エフ・アイ社)、カッパカラギナン(商品名:カラギニンCS−606、三栄源エフ・エフ・アイ社)、マンナン(商品名:サンサポートP−180、三栄源エフ・エフ・アイ社)、ヒドロキシプロピル化デンプン(商品名:サンサポートP−181)及び5種類の増粘多糖類製剤(商品名:サンサポートK−S(F)、サンサポートG−1016、サンサポートG−1028、サンサポートG−1014、サンサポートG−1054、いずれも三栄源エフ・エフ・アイ社)を用いた。10gのショ糖もしくは0.1gの甘味料製剤(商品名:サンスイートSU−100、三栄源エフ・エフ・アイ社)と表6、7に示す分量のゲル化剤を粉体混合した。F、G、Hの場合は90℃、I、J、L、Nの場合は80℃に加温後、これをプロペラ攪拌機を用いて1200rpmで撹拌しながらイオン交換水に添加し、10分間撹拌し続けた。これにF、J、Nの場合は表6、7に記載の分量の乳酸カルシウム、Iの場合は0.1g塩化カリウムを撹拌しながら加え、イオン交換水で全量を100gに調製した後に8℃の恒温水槽で冷却してゲル化させた。K、M、Oの場合は、これをプロペラ攪拌機を用いて1200rpmで撹拌しながらイオン交換水に添加し、80℃に加温後、10分間撹拌し続けた。これにK、Mの場合は表7に記載の分量の乳酸カルシウムを撹拌しながら加え、イオン交換水で全量を100gに調製した後に8℃の恒温水槽で冷却してゲル化させた。
モデルゼリー食品(A〜O、15種類)および市販ゼリー食品(a〜h、8種類)を実施例1の官能評価法[官能評価法(印象レベル取得方法)]と同じ方法で官能評価を行った。
1.直径20mm、高さ10mm の円柱形のモデルゼリー食品(A〜O、15種類)を、フィルム式圧力分布センサI−Scan40の上に置き、円筒ゲル上面を垂直に剛体の平面プランジャーで圧縮して、円筒ゲル下面と接触している多点式センサにかかる圧力の経時変化を測定した(各ゼリーにつき6個ずつ、計90個のゼリーを測定した)。全ての測定は室温(20℃)で行った。なお、このとき、本実施例で使用したG以外の14種類のゼリーの応力応答には全て極大値が存在し、圧縮フェーズと破断フェーズを容易に分離することができた。Gのゼリーの応力応答には極大値が存在しないため、押圧開始時の1フレーム目を圧縮フェーズとし、剛体プランジャー停止時までの期間を破断フェーズとした。
2.圧力分布データの各フレームについてテクスチャ特徴量(エネルギー、エントロピー、慣性、相関、局所一様性)を抽出し、当該特徴量に基づいて特徴量ベクトルを算出する。このとき、圧縮フェーズおよび破断フェーズの各フレームにおける特徴量の「平均値」、「最大値」、「最小値」、「標準偏差」、「範囲」の5種類値を代表特徴量とした(代表特徴量の総数は、各フェーズにつき「濃度共起行列」(20個)×「特徴量」(5種類)×「代表特徴量」(5種類)=500個得られる)。これにより、1種類のゼリーの圧力分布データに対して、圧縮フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個,破断フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個を合わせたF=1002次元の特徴量 ベクトルを得た。
3.算出された1002次元の特徴量ベクトルを主成分分析によってL次元まで圧縮した。なお、Lは値が1以上である固有値の総数である。
4.L次元の主成分ベクトルを説明変数、印象レベルを目的変数とした重回帰分析によって推定印象レベルの回帰直線(食感評価モデル)を得た。
1.a〜hの8種類の市販ゼリー食品試料を直径20mm、高さ10mm の円柱形に整形し、フィルム式圧力分布センサI−Scan40の上に置き、円筒ゲル上面を垂直に剛体の平面プランジャーで圧縮して、円筒ゲル下面と接触している多点式センサにかかる圧力の経時変化を測定した(各ゼリーにつき6個ずつ、計48個のゼリーを測定した)。全ての測定は室温(20℃)で行った。なお、このとき、本実施例で使用した8種類のゼリーの応力応答には全て極大値が存在し、圧縮フェーズと破断フェーズを容易に分離することができた。
2.圧力分布データの各フレームについてテクスチャ特徴量(エネルギー、エントロピー、慣性、相関、局所一様性)を抽出し、当該特徴量に基づいて特徴量ベクトルを算出する。このとき、圧縮フェーズおよび破断フェーズの各フレームにおける特徴量の「平均値」、「最大値」、「最小値」、「標準偏差」、「範囲」の5種類値を代表特徴量とした(代表特徴量の総数は、各フェーズにつき「濃度共起行列」(20個)×「特徴量」(5種類)×「代表特徴量」(5種類)=500個得られる)。これにより、1種類のゼリーの圧力分布データに対して、圧縮フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個、破断フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個を合わせたF=1002次元の特徴量 ベクトルを得た。
3.算出された1002次元の特徴量ベクトルを主成分分析によってL次元まで圧縮した。なお、Lは値が1以上である固有値の総数である。
4.L次元の主成分ベクトルを上記の[食感評価モデル構築法]で構築した重回帰式(食感評価モデル)に代入して推定印象レベルを得た。
結果を表8〜11に示す。
本実施例では、食感の異なる4種類(i〜l)の市販ペースト食品を用いて本発明の食感評価方法により口腔内および咽頭通過時における「べたつき感」の推定印象レベルを得るとともに、当該推定値を8名の評価者による実際に官能評価をして得られた印象レベルと比較した。
1.20℃の市販ペースト食試料を各8名の被験者に全量口に含ませた後、自由に摂食させた。各ペースト食品の重量は10gとした。
2.試料摂食後に、「べたつき感(口腔内)」、「べたつき感(咽頭通過時)」の2項目について、被験者に長さ100mmの直線の任意の位置に線を引かせることによって、印象レベルnを評価させた。直線の左端を0点、右端を100点とした。
3.点数は、次の基準で採点させた。
0点:全く「べたつき感」がない
50点:小さめの一口サイズとして標準的な「べたつき感」を有している
100点:小さめの一口サイズでゲル状食品を食べるときの想像しうる最も「べたつき感」がある状態
1.3gの市販ペースト食品を、フィルム式圧力分布センサI−Scan40の上に置き(形状は任意)、ペースト食品の上面を垂直に剛体の平面プランジャーで圧縮して、ペースト食品の下面と接触している多点式センサにかかる圧力の経時変化を測定した(各ペースト食品につき6個ずつ、計24個のペースト食品を測定した)。なお、このとき、本実施例で使用した4種類のペースト食品の応力応答には全て極大値が存在せず、押圧開始時の1フレーム目を圧縮フェーズとし、剛体プランジャー停止時までの期間を破断フェーズとした。
2.圧力分布データの各フレームについてテクスチャ特徴量(エネルギー、エントロピー、慣性、相関、局所一様性)を抽出し、当該特徴量に基づいて特徴量ベクトルを算出する。このとき、圧縮フェーズおよび破断フェーズの各フレームにおける特徴量の「平均値」、「最大値」、「最小値」、「標準偏差」、「範囲」の5種類値を代表特徴量とした(代表特徴量の総数は、各フェーズにつき「濃度共起行列」(20個)×「特徴量」(5種類)×「代表特徴量」(5種類)=500個得られる)。これにより、1種類のペースト食品の圧力分布データに対して、圧縮フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個,破断フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個を合わせたF=1002次元の特徴量 ベクトルを得た。
3.算出された501次元の特徴量ベクトルを主成分分析によってL次元まで圧縮した。なお、Lは値が1以上である固有値の総数である。
4.L次元の主成分ベクトルを説明変数、印象レベルを目的変数とした重回帰分析によって推定印象レベルを得た。
結果を表12〜13に示す。
本実施例では、食感の異なる5種類(P〜T)のモデルゼリー食品を用いて得られた代表特徴量ベクトルと官能評価から得られた印象レベルを重回帰分析することにより食感評価モデルを構築した。また、この食感評価モデルを用い、官能評価値が未知である市販のゼリー食品(f,h,m)の「口どけ感」を推定した。
ゲル化剤として5種類の増粘多糖類製剤(商品名:サンサポートG−1043、サンサポートG−1015、サンサポートG−12、サンサポートG−22、サンサポートG−1066、いずれも三栄源エフ・エフ・アイ社)を用いた。イオン交換水に2gのヤシ油を添加し、これに10gのショ糖、6gの脱脂粉乳、表14に示す分量のゲル化剤およびグリセリン脂肪酸エステル(商品名:ホモゲンDM−S、三栄源エフ・エフ・アイ社)の粉体混合物を加え、これをプロペラ攪拌機を用いて1200rpmで撹拌しながらP以外の場合は80℃に、Pの場合は90℃に加温後、10分間撹拌し続けた。これをイオン交換水で全量を100gに調製し、高圧ホモジナイザーを用いて150kg/m2、75℃でホモジナイズし、さらに85℃で30分加熱した後、8℃の恒温水槽で冷却してゲル化させた。
モデルゼリー食品(P〜T)および市販のゼリー食品(f,h,m)を用い、実施例1の官能評価法[官能評価法(印象レベル取得方法)]と同じ方法で官能評価を行った。
1.直径20mm、高さ10mm の円柱形のモデルゼリー食品(P〜T、5種類)を、フィルム式圧力分布センサI−Scan40の上に置き、円筒ゲル上面を垂直に剛体の平面プランジャーで圧縮して、円筒ゲル下面と接触している多点式センサーにかかる圧力の経時変化を測定した(各ゼリーにつき6個ずつ、計30個のゼリーを測定した)。全ての測定は室温(20℃)で行った。なお、このとき、本実施例で使用した5種類のゼリーの応力応答には全て極大値が存在し、圧縮フェーズと破断フェーズを容易に分離することができた。
2.圧力分布データの各フレームについてテクスチャ特徴量(エネルギー、エントロピー、慣性、相関、局所一様性)を抽出し、当該特徴量に基づいて特徴量ベクトルを算出する。このとき、圧縮フェーズおよび破断フェーズの各フレームにおける特徴量の「平均値」、「最大値」、「最小値」、「標準偏差」、「範囲」の5種類値を代表特徴量とした(代表特徴量の総数は、各フェーズにつき「濃度共起行列」(20個)×「特徴量」(5種類)×「代表特徴量」(5種類)=500個得られる)。これにより、1種類のゼリーの圧力分布データに対して、圧縮フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個、破断フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個を合わせたF=1002次元の特徴量 ベクトルを得た。
3.算出された1002次元の特徴量ベクトルを主成分分析によってL次元まで圧縮した。なお、Lは値が1以上である固有値の総数である。
4.L次元の主成分ベクトルを説明変数、印象レベルを目的変数とした重回帰分析によって推定印象レベルの回帰直線(食感評価モデル)を得た。
1.(f,h,m)の3種類の市販ゼリー食品試料を直径20mm、高さ10mm の円柱形に整形し、フィルム式圧力分布センサI−Scan40の上に置き、円筒ゲル上面を垂直に剛体の平面プランジャーで圧縮して、円筒ゲル下面と接触している多点式センサにかかる圧力の経時変化を測定した(各ゼリーにつき6個ずつ、計18個のゼリーを測定した)。全ての測定は室温(20℃)で行った。なお、このとき、本実施例で使用した3種類のゼリーの応力応答には全て極大値が存在し、圧縮フェーズと破断フェーズを容易に分離することができた。
2.圧力分布データの各フレームについてテクスチャ特徴量(エネルギー、エントロピー、慣性、相関、局所一様性)を抽出し、当該特徴量に基づいて特徴量ベクトルを算出する。このとき、圧縮フェーズおよび破断フェーズの各フレームにおける特徴量の「平均値」、「最大値」、「最小値」、「標準偏差」、「範囲」の5種類値を代表特徴量とした(代表特徴量の総数は、各フェーズにつき「濃度共起行列」(20個)×「特徴量」(5種類)×「代表特徴量」(5種類)=500個得られる)。これにより、1種類のゼリーの圧力分布データに対して、圧縮フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個、破断フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個を合わせたF=1002次元の特徴量 ベクトルを得た。
3.算出された1002次元の特徴量ベクトルを主成分分析によってL次元まで圧縮した。なお、Lは値が1以上である固有値の総数である。
4.L次元の主成分ベクトルを上記の[食感評価モデル構築法1(室温(20℃で押圧、保持フェーズなし)]で構築した重回帰式(食感評価モデル)に代入して推定印象レベルを得た。
1.直径20mm、高さ10mm の円柱形のモデルゼリー食品(P〜T、5種類)を、フィルム式圧力分布センサI−Scan40の上に置き、円筒ゲル上面を垂直に剛体の平面プランジャーで圧縮して、円筒ゲル下面と接触している多点式センサーにかかる圧力の経時変化を測定した(各ゼリーにつき6個ずつ、計18個のゼリーを測定した)。このとき、フィルム式圧力分布センサをヒーターで40℃に温度調節した。なお、このとき、本実施例で使用した5種類のゼリーの応力応答には全て極大値が存在し、圧縮フェーズと破断フェーズを容易に分離することができた。また、剛体の平板プランジャーが停止した後10秒間の圧力分布も測定し、これを保持フェーズとした。
2.圧力分布データの各フレームについてテクスチャ特徴量(エネルギー、エントロピー、慣性、相関、局所一様性)を抽出し、当該特徴量に基づいて特徴量ベクトルを算出する。このとき、圧縮フェーズ、破断フェーズおよび保持フェーズの各フレームにおける特徴量の「平均値」、「最大値」、「最小値」、「標準偏差」、「範囲」の5種類値を代表特徴量とした(代表特徴量の総数は、各フェーズにつき「濃度共起行列」(20個)×「特徴量」(5種類)×「代表特徴量」(5種類)=500個得られる)。これにより、1種類のゼリーの圧力分布データに対して、圧縮フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個、破断フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個、保持フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個を合わせたF=1503次元の特徴量 ベクトルを得た。
3.算出された1503次元の特徴量ベクトルを主成分分析によってL次元まで圧縮した。なお、Lは値が1以上である固有値の総数である。
4.L次元の主成分ベクトルを説明変数、印象レベルを目的変数とした重回帰分析によって推定印象レベルの回帰直線(食感評価モデル)を得た。
1.(f,h,m)の3種類の市販ゼリー食品試料を直径20mm、高さ10mm の円柱形に整形し、フィルム式圧力分布センサI−Scan40の上に置き、円筒ゲル上面を垂直に剛体の平面プランジャーで圧縮して、円筒ゲル下面と接触している多点式センサにかかる圧力の経時変化を測定した(各ゼリーにつき6個ずつ、計18個のゼリーを測定した)。このとき、フィルム式圧力分布センサをヒーターで40℃に温度調節した。なお、このとき、本実施例で使用した3種類のゼリーの応力応答には全て極大値が存在し、圧縮フェーズと破断フェーズを容易に分離することができた。また、剛体の平板プランジャーが停止した後10秒間の圧力分布も測定し、これを保持フェーズとした。
2.圧力分布データの各フレームについてテクスチャ特徴量(エネルギー、エントロピー、慣性、相関、局所一様性)を抽出し、当該特徴量に基づいて特徴量ベクトルを算出する。このとき、圧縮フェーズ、破断フェーズおよび保持フェーズの各フレームにおける特徴量の「平均値」、「最大値」、「最小値」、「標準偏差」、「範囲」の5種類値を代表特徴量とした(代表特徴量の総数は、各フェーズにつき「濃度共起行列」(20個)×「特徴量」(5種類)×「代表特徴量」(5種類)=500個得られる)。これにより、1種類のゼリーの圧力分布データに対して、圧縮フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個、破断フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個、保持フェーズの代表特徴量500個とフレーム数1個を合わせたF=1503次元の特徴量 ベクトルを得た。
3.算出された1503次元の特徴量ベクトルを主成分分析によってL次元まで圧縮した。なお、Lは値が1以上である固有値の総数である。
4.L次元の主成分ベクトルを上記の[食感評価モデル構築法2(押圧装置を40℃に調温、保持フェーズあり)]で構築した重回帰式(食感評価モデル)に代入して推定印象レベルを得た。
結果を表15に示す。
ここで、比較例として、力応答に基づく従来のテクスチャプロファイル法による食感評価の精度を検証した。
以上のように、本実施形態の食感評価システムでは、試料を押圧することによって破断したときの圧力分布の変化を計測し、この計測データから空間濃度レベル依存法を用いて、複数の特徴量を抽出する。抽出された特徴量群の中から試料固有の特徴をよりよく示すパラメータを主成分分析によって算出し、このパラメータを用いて食感との重回帰モデルを作成する。この重回帰モデルを用いることにより,圧力分布の経時的変化から食感を評価する。空間濃度レベル依存法は、ある瞬間において、食品にどの様な亀裂が入るか、分断された破片がどの様に広がっているか、さらに、それぞれの破片がどのような力応答を示すかなどといった特徴を総合的に捉えることができる。したがって、実施形態の食感評価システムは、食品の押圧による破断様式を総合的に評価でき、様々な食感の評価に適している。特に、従来技術では評価が難しかった、ゲル状食品の表面的印象を評価するのに適している。
2 押圧装置
21 プレート
22 プレート
23 リニアスライダ
24 ロードセル
3 圧力分布センサ
4 制御PC(食感評価手段)
41 押圧動作制御部
42 食感評価部(食感評価手段)
42a 特徴量抽出部(特徴量抽出手段)
42b 特徴量ベクトル算出部(特徴量ベクトル算出手段)
42c 主成分ベクトル算出部(主成分ベクトル算出手段)
42d 推定印象レベル算出部(推定印象レベル算出手段)
42e 推定式記憶部
43 表示部
5 試料
Claims (7)
- 試料を押圧する押圧装置と、
前記試料の押圧時に前記試料から受ける圧力分布の経時的変化を計測する計測装置と、
前記試料の破断前および破断後の圧力分布から得られた特徴量に基づいて前記試料の食感を評価する食感評価手段と
を備え、
前記計測装置は、前記圧力分布を示す複数フレームの画像情報を前記食感評価手段に出力し、
前記食感評価手段は、前記画像情報の各フレームの画像情報から、空間濃度レベル依存法を用いて、前記特徴量であるテクスチャ特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
前記テクスチャ特徴量に基づいて特徴量ベクトルを算出する特徴量ベクトル算出手段と、
前記特徴量ベクトルから主成分ベクトルを算出する主成分ベクトル算出手段と、
前記主成分ベクトルから食感の評価結果を示す推定印象レベルを算出する推定印象レベル算出手段と
を有することを特徴とする食感評価システム。 - 前記押圧装置の前記試料と接する一部もしくは全体を25℃から40℃に調整する機構を有することを特徴とする請求項1に記載の食感評価システム。
- 前記推定印象レベル算出手段は、下記推定式(1)に基づいて前記推定印象レベルを算出することを特徴とする請求項1に記載の食感評価システム。
- 前記推定式(1)は、
あらかじめ官能評価された基準食品に対し、前記押圧装置による押圧、前記計測装置による前記圧力分布の経時的変化の計測、前記特徴量抽出手段による前記テクスチャ特徴量の抽出、前記特徴量ベクトル算出手段による前記特徴量ベクトルの算出、及び、前記主成分ベクトル算出手段による前記主成分ベクトルの算出を行い、
さらに、前記主成分ベクトルと印象レベルとの関係を表す重回帰モデルを作成することによって得られることを特徴とする請求項3に記載の食感評価システム。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の各手段としてコンピュータを動作させるための食感評価プログラム。
- 請求項5に記載の食感評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 試料を押圧する押圧ステップと、
前記試料の押圧時に前記試料から受ける圧力分布の経時的変化を計測する計測ステップと、
前記試料の破断前および破断後の圧力分布から得られた特徴量に基づいて前記試料の食感を評価する食感評価ステップと
を有し、
前記計測ステップでは、前記圧力分布を示す複数フレームの画像情報を生成し、
前記食感評価ステップは、
前記画像情報の各フレームの画像情報から、空間濃度レベル依存法を用いて、前記特徴量であるテクスチャ特徴量を抽出する特徴量抽出ステップと、
前記テクスチャ特徴量に基づいて特徴量ベクトルを算出する特徴量ベクトル算出ステップと、
前記特徴量ベクトルから主成分ベクトルを算出する主成分ベクトル算出ステップと、
前記主成分ベクトルから食感の評価結果を示す推定印象レベルを算出する推定印象レベル算出ステップと
を有することを特徴とする食感評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014014763A JP6324741B2 (ja) | 2013-01-29 | 2014-01-29 | 食感評価システム、食感評価プログラム、記録媒体および食感評価方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013014088 | 2013-01-29 | ||
JP2013014088 | 2013-01-29 | ||
JP2014014763A JP6324741B2 (ja) | 2013-01-29 | 2014-01-29 | 食感評価システム、食感評価プログラム、記録媒体および食感評価方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014167470A JP2014167470A (ja) | 2014-09-11 |
JP6324741B2 true JP6324741B2 (ja) | 2018-05-16 |
Family
ID=51617218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014014763A Active JP6324741B2 (ja) | 2013-01-29 | 2014-01-29 | 食感評価システム、食感評価プログラム、記録媒体および食感評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6324741B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6807255B2 (ja) * | 2017-03-09 | 2021-01-06 | 株式会社 資生堂 | 測定装置、測定方法および測定プログラム |
KR102121012B1 (ko) * | 2018-04-05 | 2020-06-10 | 세종대학교산학협력단 | 저작물성 테스트장치 |
JP7131766B2 (ja) * | 2018-05-28 | 2022-09-06 | 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 | 機械学習システム、食感評価モデル、食感評価装置、機械学習方法および食感評価方法 |
JP7146550B2 (ja) * | 2018-09-28 | 2022-10-04 | 日清オイリオグループ株式会社 | 食感評価システム |
JP7424579B2 (ja) * | 2019-02-12 | 2024-01-30 | 国立大学法人大阪大学 | 食感評価システム及び食感評価方法 |
JP7411978B2 (ja) * | 2019-07-12 | 2024-01-12 | 国立大学法人宇都宮大学 | 美味しさ計測装置、美味しさ計測システム及び美味しさ計測装置のプログラム |
JP7156467B1 (ja) | 2021-07-30 | 2022-10-19 | Jfeスチール株式会社 | プレス成形品しわ発生判定指標取得方法及びプレス成形品しわ発生判定方法 |
CN114720646B (zh) * | 2022-04-07 | 2023-12-15 | 手拉手纳米科技(嘉兴)有限公司 | 基于大数据的食品油炸锅的智能优化分析方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60143739A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-30 | Kawasaki Steel Corp | 自動かたさ測定装置 |
JP3250508B2 (ja) * | 1997-12-26 | 2002-01-28 | 株式会社島津製作所 | 材料試験機 |
JP3567199B2 (ja) * | 2002-03-28 | 2004-09-22 | 国立大学法人広島大学 | 食品の物性測定装置および測定方法 |
US7640847B2 (en) * | 2003-12-31 | 2010-01-05 | Council Of Scientific And Industrial Research | Method and device for measuring the texture of cooked grains |
JP4627752B2 (ja) * | 2006-12-27 | 2011-02-09 | 日本アビオニクス株式会社 | 金属粒子の硬さ測定方法、接合性評価方法、硬さ測定装置および接合性評価装置 |
SE531410C2 (sv) * | 2007-05-30 | 2009-03-24 | Fibro System Ab | Förfarande och anordning för bestämning av en materialytas topografi |
MX2009013180A (es) * | 2007-06-05 | 2010-01-15 | Cargill Inc | Metodos para evaluar atributos de sensacion al paladar de alimentos mediante el uso de un dispositivo de tribologia. |
-
2014
- 2014-01-29 JP JP2014014763A patent/JP6324741B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014167470A (ja) | 2014-09-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6324741B2 (ja) | 食感評価システム、食感評価プログラム、記録媒体および食感評価方法 | |
Friedman et al. | The texturometer—a new instrument for objective texture measurement | |
Foegeding et al. | Invited review: Sensory and mechanical properties of cheese texture | |
US20170164929A1 (en) | Devices that cooperate with ultrasound probes for muscoskeletal evaluations and related systems and methods | |
Meullenet et al. | Bi‐cyclical instrument for assessing texture profile parameters and its relationship to sensory evaluation of texture | |
Ishihara et al. | Instrumental uniaxial compression test of gellan gels of various mechanical properties using artificial tongue and its comparison with human oral strategy for the first size reduction | |
JP5780583B2 (ja) | 食感の生理学的評価装置 | |
Brenner et al. | A note on instrumental measures of adhesiveness and their correlation with sensory perception | |
JP2019207123A (ja) | 機械学習システム、食感評価モデル、食感評価装置、機械学習方法および食感評価方法 | |
RU2452925C1 (ru) | Способ отображения температурного поля биологического объекта | |
TWI542320B (zh) | 以深度圖影像與骨架特徵點進行人體重量估測之方法 | |
Shibata et al. | Food Texture Estimation Using Robotic Mastication Simulator Equipped with Teeth and Tongue. | |
Ng et al. | The slip extrusion test: a novel method to characterise bolus properties | |
Dunnewind et al. | Relative importance of cohesion and adhesion for sensory stickiness of semisolid foods | |
JP7424579B2 (ja) | 食感評価システム及び食感評価方法 | |
Bourne | Relationship between rheology and food texture | |
JP6274785B2 (ja) | 飲食品のねっとり感の評価方法 | |
Zhou et al. | Study on texture detection of gelatin-agar composite gel based on bionic chewing | |
Terpstra et al. | Modeling of thickness for semisolid foods | |
Canet et al. | Formulation development of a new chickpea gel using response surface methodology and instrumental and sensory data | |
Axell et al. | Accuracy of nuchal translucency measurement depends on equipment used and its calibration | |
Crowther | Understanding the effects of topography on skin moisturization measurement via two‐dimensional capacitance imaging | |
Yamamoto et al. | Pressure distribution-based texture sensing by using a simple artificial mastication system | |
Kohyama | Application of a balloon‐type pressure sensor in texture evaluation of tongue‐crushable foods | |
Shibata et al. | Food texture sensing by using an imitation tongue with variable elasticity |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20170117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170809 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170822 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171011 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180313 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180411 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6324741 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |