JP6324518B2 - 乗り物用シート及び乗り物用シートのフレーム構造体製造方法 - Google Patents
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Description
この技術は、一般鋼で形成された複数のフレーム部材を一体的に枠組みした状態で、強度の必要なフレーム部分あるいはその枠組み全体に高周波焼入、液体浸炭、ガス浸炭などの何れかの熱処理を施し、高張力鋼同等の強度を得るものである。
この分割式シートにおける二人掛け用の幅広側(6割側)シートは、通常、幅が居室幅の半分以上を占める。そのため、幅広側シートの骨格として用いられるフレーム構造体は、一人掛けのシート用フレーム構造体よりも幅が広く質量も大きい。
このようなフレーム構造体において、安全ベルトの保持具が固定されている部位は、衝突などの際に局部的な過剰変形を生じないように、他の部位と比べて高剛性を有していることが望まれるが、幅広側シートのフレーム構造体については、部分的な高剛性化は検討されていない。
従って、フレーム構造体全体としての強度及び剛性の向上を図るべく、フレーム点数を増やす、フレーム構造体全体を熱処理する、などしているのが現状である。
これにより、製造作業の効率低下と製造原価の増加を招いており、改善が望まれていた。
前記シートバックロアクロスメンバと前記タワーメンバとが一体化された部位、又は前記タワーメンバの少なくとも一部の部位である第1の部位と、前記シートバックエルボメンバにおいて前記右枠及び前記上枠となる部位に跨る第2の部位と、前記リアクロスメンバにおける前記第1の安全ベルト保持具が取り付けられた部位を含む第3の部位と、の内の少なくとも一つの部位が、前記第1の部位〜第3の部位以外の部位よりも剛性が高く形成されており、
前記タワーメンバは、前記左枠となるサイド部と前記サイド部の下端部から左方側に延びるクロス部とを有してL字管状に形成され、前記クロス部の右方部位に前記シートバックロアクロスメンバの左端部が連結固定されており、
前記第1の部位は、前記タワーメンバにおける少なくとも前記サイド部と前記クロス部とに跨る部位である乗り物用シートが提供される。
前記フレーム構造体を、前記シートクッションの内部に収められ左右方向に延在するリアクロスメンバと、前記シートバックの内部に収められる矩形枠状のシートバックフレーム構造体と、右方側が前記シートバックフレーム構造体の下枠とされて左右方向に延在するシートバックロアクロスメンバと、前記シートバックフレーム構造体の左枠として下方部位が前記シートバックロアクロスメンバと一体化されたタワーメンバと、前記シートバックフレーム構造体の右枠及び上枠として左端部が前記タワーメンバの先端部に固定された逆L字状のシートバックエルボメンバと、前記リアクロスメンバに取り付けられた第1の安全ベルト保持具と、前記タワーメンバと前記シートバックエルボメンバとの固定部位近傍に取り付けられた第2の安全ベルト保持具と、を有するように溶接によって組み立てる組立てステップと、前記組立てステップによって、前記シートバックロアクロスメンバと前記タワーメンバとが一体化される部位、又は前記タワーメンバの少なくとも一部の部位である第1の部位と、前記シートバックエルボメンバにおいて前記右枠及び前記上枠となる部位に跨る第2の部位と、前記リアクロスメンバにおける前記第1の安全ベルト保持具が取り付けられる部位を含む第3の部位と、の内の少なくとも一つの部位を、前記第1の部位〜第3の部位以外の部位よりも剛性が高くなるように前記組立てステップよりも前に予め熱処理しておく熱処理ステップと、を含み、
前記タワーメンバを、前記左枠となるサイド部と前記サイド部の下端部から左方側に延びるクロス部とを有するL字管状に形成して前記組立てステップにおいて前記クロス部の右方部位に前記シートバックロアクロスメンバの左端部を連結固定し、前記第1の部位を、前記タワーメンバにおける前記サイド部と前記クロス部とに跨る部位とする乗り物用シートのフレーム構造体製造方法が提供される。
図1〜図5を用いて、実施例1の乗り物用シート1(以下、単にシート1とも称する)と、シート1の骨格となるフレーム構造体20と、について説明する。
まず、図1は、乗り物に搭載される6:4分割シートのシート群STを示す斜視図である。シート群STは、フレーム構造体20が適用される乗り物居室の右側に配置された6割側のシート1と、シート1の左側に独立して並設された4割側のシート2と、を含む。
すなわち、右座席1Rは、シートクッション3の右方部位であるシートクッション部3Rと、シートバック4Rと、を含んで形成される。
中央座席1Cは、シートクッション3の左方部位であるシートクッション部3Cと、シートバック4Cと、を含んで形成される。
シートバック4Rの上端部には、ヘッドレスト5Rが装着され、シートバック4Cの上端部には、ヘッドレスト5Cが装着されている。
シート1の下面には、前後方向に延在する一対の凹部6が形成されている。一対の凹部6にはそれぞれレール51L,51Rが進入している。
シートクッション部3Cの右後方部位には、ベルト孔P2が設けられている。また、シートバック4Rの左上部位には、ベルト孔P3が設けられている。
安全ベルト12は、ベルト孔P2から引き出され、ベルト孔P3から内部に引き込まれている。安全ベルト12は、後述する安全ベルトリトラクタ46(図2参照:以下、リトラクタ46とも称する)によって、通常状態でベルトガイド47(図2参照)を介しベルト孔P3内に引き込まれるように引っ張られている。
これにより、タングプレート13は、所定位置(概ね図1に示される位置)からベルト孔P2側への移動が規制され、ベルト孔P3側へ移動自在となっている。
タングプレート13は、バックル11に向け人手で引っ張ることで、安全ベルト12をリトラクタ46の引き込み力に抗してベルト孔P3から引出しながらバックル11へ係合させることができるようになっている。
タングプレート13をバックル11へ係合させた状態の安全ベルト12は、図1に二点鎖線で示されている。
安全ベルト12により、中央座席1Cに着座した乗員の身体は安定的に保持される。
バックル14には、乗り物本体側から引き出される安全ベルト18(図5参照)のタングプレート19(図5参照)が係合する。
安全ベルト18により、右座席1Rに着座した乗員の身体が安定的に保持される。
クッション部7は、図4において外形が二点鎖線及び実線で示され、内部構成が一部断面で示されている。
具体的には、クッション部7は、外装部7aと、外装部7aに包まれた柔軟部7bと、を有してフレーム構造体20のほぼ全体を覆うように形成されている。
外装部7aは、例えばポリウレタンシートで形成される。柔軟部7bは、発泡ポリウレタンにより柔軟性を有するように形成される。
フレーム構造体20は、シートクッション3の骨格となるクッションフレーム構造体20Aを有している。さらに、フレーム構造体20は、シートバック4Rの骨格となるシートバックフレーム構造体20Rと、シートバック4Cの骨格となるシートバックフレーム構造体20Cと、乗り物本体に固定されるベースフレーム構造体20Dと、を有している。
ベースフレーム構造体20Dは、クッションフレーム構造体20Aとシートバックフレーム構造体20Rとを支持している。
レッグ22L,22Rは、レール51L,51Rにそれぞれ係合する係合ブロック21L,21Rを有する。
レッグ22L,22Rは、前方側において、左右方向に延びる管状のフロントクロスメンバ23により連結され、後方側において、左右方向に延びる管状のリアクロスメンバ24により連結されている。
リアクロスメンバ24の外径は、フロントクロスメンバ23の外径よりも大きくなっている。
シートクッションフレーム26の枠内には、前後方向に延びる三本のスプリングバー27が取り付けられている。
シートクッションフレーム26及びスプリングバー27を有して、シートクッション3の骨格となるクッションフレーム構造体20Aは構成されている。
シートクッション部3Rのクッション性は、クッション部7の柔軟部7bの柔軟性及びスプリングバー27の撓みによって良好に発揮される。
リアクロスメンバ24の右方端部には、右リクライニング装置28が取り付けられ、左方端部には、アームプレート29aを有する左リクライニング装置29が取り付けられている。
右リクライニング装置28には、左右方向に薄く形成された板状のサイドブラケット30が斜め上後方に延びるように連結されている。
サイドブラケット30とアームプレート29aとの間には、左右方向に延在するシートバックロアクロスメンバ30Mが設けられている。
シートバックロアクロスメンバ30Mは、例えば、管状のアウトロアクロスメンバ31と管状のインロアクロスメンバ32とで構成され、タワーメンバ33を介して直状に配置されている。
タワーメンバ33は、下方側において、継手として、アウトロアクロスメンバ31とインロアクロスメンバ32とを、リアクロスメンバ24と平行の同軸芯で連結されている。この連結は、溶接で行われている。
すなわち、タワーメンバ33は、下方部位がシートバックロアクロスメンバ30Mと一体化されている。
タワーメンバ33の上方部位は、サイドブラケット30と同方向の斜め上後方に延びている。また、タワーメンバ33の方がサイドブラケット30よりも高い位置まで延びている。
シートバックエルボメンバ34は、管により形成され、サイドブラケット30に沿って延びるサイド部34aと、サイド部34aの上方端で左方へ緩やかに曲る角部を経て、水平に延びるアッパ部34bと、を有している。
サイド部34aの右側面は、サイドブラケット30の左側面に溶接により固定され、アッパ部34bの左方端部は、タワーメンバ33の先端部位に溶接により固定されている。
また、サイド部34aの長手方向中間部位と、タワーメンバ33の長手方向中間部位とには、アウトロアクロスメンバ31と平行に管状のクロスパイプ35が架け渡され、溶接により固定されている。
これにより、シートバックロアクロスメンバ30Mとしてのアウトロアクロスメンバ31を下枠とし、サイドブラケット30及びシートバックエルボメンバ34のサイド部34aを右枠とし、シートバックエルボメンバ34のアッパ部34bを上枠とし、タワーメンバ33を左枠として矩形の枠体が形成されている。この枠体と、シートバックロアクロスメンバ30Mとしてのインロアクロスメンバ32と、クロスパイプ35と、を含んで、シートバックフレーム構造体20Rが構成されている。
リアクロスメンバ24の左方端に設けられた左リクライニング装置29は、アームプレート29aを左右水平に延びる回動軸線Caまわりに(前後方向に)回動可能としている。
アームプレート29aには、中央リクライニング装置41が固定されている。中央リクライニング装置41には、図2において上方に延びるアウタアーム42が取り付けられている。
アウタアーム42は、中央リクライニング装置41によって、左右水平に延びる仮想の回動軸線Cbまわりに回動可能とされている。
そして、アウタアーム42は、使用状態の起立姿勢(図2における実線)及び水平姿勢(図2における2点鎖線及び図4参照)でロックされ得るようになっている。
シートバック4Cは、水平姿勢において、右座席1R又はシート2に着座した乗員の肘掛として利用される。
シートバックフレーム43は、アウタアーム42に固定されたサイド部43aと、サイド部43aの右方に対向配置されるサイド部43bと、二つのサイド部43a,43bの上方端を連結するアッパ部43cと、下方端を連結するロア部43dと、を有している。
サイド部43bには、インナアーム44が取り付けられている。インナアーム44には、タワーメンバ33において回動軸線Cbを軸として左方に突出するよう設けられたピン33aが係合している。
これにより、シートバックフレーム43は、中央リクライニング装置41及びピン33aによって回動軸線Cbまわりに(前後方向に)回動可能に支持されている。
このシートバックフレーム43を有してシートバックフレーム構造体20Cは構成されている。
図5は、図2に対し、中央座席1C用の安全ベルト12と、右座席1R用の安全ベルト18とを、着座した乗員(不図示)に対し装着した使用状態を説明する図である。説明に関与しない一部の部材は、描画の煩雑化を避けるため省略してある。
リアクロスメンバ24の左右方向中央部には、一端側にバックル14が取り付けられたバックルベルト14aの他端側が固定されている。
また、バックルベルト14aが固定された部位の左側直近部位には、安全ベルトアンカ16が溶接により固定されている。
リトラクタブルブラケット45の上方端部には、上述のリトラクタ(安全ベルトリトラクタ)46が取り付けられている。
また、シートバックエルボメンバ34のアッパ部34bにおける左方端部には、ベルトガイド47が取り付けられている。
このベルトガイド47は、タワーメンバ33側に設けられていてもよい。すなわち、シートバックエルボメンバ34又はタワーメンバ33における両メンバの固定部位近傍に設けられている。
そして、図1に実線で示される不使用状態では、上方に延び、ベルト孔P3(図1参照)から内部に引き込まれている。
ベルト孔P3近傍では、ベルトガイド47によりベルト孔P3から出入り自在に支持され、他端側は巻き取り装置であるリトラクタ46に巻き取られている。
具体的には、図2に示されるように、リアクロスメンバ24における安全ベルトアンカ16が固定された部位の後方面に、左アイソフィックス(ISOFIX)用アンカ17Lが溶接により固定されている。また、右リクライニング装置28の近傍の後方面には、右アイソフィックス(ISOFIX)用アンカ17Rが溶接により固定されている。
また、リアクロスメンバ24におけるバックルベルト14aが固定された部位の直近右後方側には、テザーアンカ15が溶接により固定されている。
すなわち、タワーメンバ33は、リアクロスメンバ24に対し非連結状態で設けられている。そして、タワーメンバ33は、リアクロスメンバ24に対して、その左右両端に設けられた左リクライニング装置29及び右リクライニング装置28を介してのみ支持されている。
これにより、フレーム構造体20の構造が極めて簡単になっている。また、シートバックフレーム構造体20Rの、クッションフレーム構造体20A側への取り付けが容易になっている。
また、フレーム構造体20は、部品数が少なく、軽量になっている。
右座席1R用の安全ベルト18は、下方側端が乗り物本体の居室下部に設けられた安全ベルトアンカ(図示せず)に固定されている。上方端側は、バックル14に装着されたタングプレート19を経て、居室右側部に設けられたリトラクタ(図示せず)に引っ張られつつ巻き取られている。
詳しくは、中央座席1Cに着座している乗員に関しては、ベルトガイド47,バックル11,及び安全ベルトアンカ16に対し、それぞれ前方へ向かう力F1〜F3が付与される。また、右座席1Rに着座している乗員に関しては、バックル14に対し、前方に向かう力F4が付与される。
高剛性化した部位は、以下に説明する三つの高剛性化部位AR1〜AR3である。高剛性化部位AR1〜AR3は、図5において網点付与により示されている。
すなわち、高剛性化部位AR1〜AR3は、それ以外の部位よりも高剛性とされている。
高剛性化部位AR1の、アウトロアクロスメンバ31における右端位置(図1におけるタワーメンバ33からの距離Laの右端位置)は、最大でアウトロアクロスメンバ31の長さの半分とするのが望ましい。また、距離Laは0(ゼロ)、すなわち、高剛性化部位AR1をアウトロアクロスメンバ31には設けずに、タワーメンバ33に対して左方側の部分であるインロアクロスメンバ32のみに設けてもよい。
高周波加熱以外の方法として、一般鋼管を用い、被高剛性化部材の形状形成とそれらの部分熱処理による高剛性化部位AR1〜AR3の形成とを、いわゆる3次元熱間曲げ焼き入れ工法により一工程で行ってもよい。
部分熱処理の方法は、これらに限定されず、周知の方法を適用することができる。例えば、液体浸炭、ガス浸炭などである。
その後、アウトロアクロスメンバ31とシートバックエルボメンバ34とについては、シートバックフレーム構造体20Rとして組立て、リアクロスメンバ24については、レッグ22L,22Rと共にベースフレーム構造体20Dとして組み立てる。
このようにアウトロアクロスメンバ31及びインロアクロスメンバ32の変形が抑制されることで、シートバック4Rの変形が抑制される。
このようにシートバックエルボメンバ34の変形が抑制されることで、シートバック4Rの変形が抑制される。
このようにリアクロスメンバ24の前方凸屈曲変形が抑制されることで、リアクロスメンバ24の前方に配置されたシートクッションフレーム26への変形伝播の影響も抑制され、シートクッション3の変形が抑制される。
この場合にも、高剛性化部位AR1〜AR3を設けることで、シート1の変形が抑制される。
例えば、高剛性化部位AR1のみを有するフレーム構造体の場合、高剛性化部位AR2及び高剛性化部位AR3は、該当する部位について、厚さを他の部位よりも厚くする、多重構造にする、大径にする、など、熱処理以外の方法が適用されて高剛性化が図られる。
次に実施例2について、図6を参照して説明する。
実施例2の乗り物用シート101には、フレーム構造体201が用いられる。フレーム構造体201は、実施例1のフレーム構造体20に対し、インロアクロスメンバ32及びタワーメンバ33の替わりに、一つのタワーメンバとしてのエルボメンバ331を用いた点で異なる。
エルボメンバ331は、クロス部331bとサイド部331cとを有してL字状に形成されている。
詳しくは、クロス部331bは、右端部がアウトロアクロスメンバ31の左端部と溶接により固定部で固定され、左端部が左リクライニング装置29のアームプレート29aに固定されている。サイド部331cは、アウトロアクロスメンバ31の固定部位から上方に延びる部位であり、上端部はシートバックエルボメンバ34におけるアッパ部34bの左方端部に溶接固定されている。
サイド部331cにおける下方部位には、ピン33aに相当するピン331aが設けられている。
高剛性化部位AR4は、少なくともクロス部331bとサイド部331cとに跨る部位であり、上述のように全体に及んでいてもよい。
これにより、エルボメンバ331は、ベルトガイド47に付与される力F1(図5参照)による曲げ変形及びねじり変形が生じにくい。また各変形が生じた場合の変形量が小さく抑制される。
そのため、フレーム構造体201の変形が抑制され、フレーム構造体201を用いたシートバックの変形が抑制される。
次に実施例3について、図7を参照して説明する。
実施例3の乗り物用シート102には、フレーム構造体202が用いられる。フレーム構造体202は、実施例1のフレーム構造体20に対し、タワーメンバとしてタワーメンバ33の替わりにタワーパイプ332を用いた点で異なる。
タワーパイプ332は、直管状に形成され、上方端部がシートバックエルボメンバ34におけるアッパ部34bの左方端部に溶接固定されている。下方端部は、左右方向に潰された板状の接合部332bとされ、接合部332bには、シートバックロアクロスメンバ30Mを構成する右方側のアウトロアクロスメンバ31と左方側のインロアクロスメンバ32とが溶接で連結固定されている。
すなわち、タワーパイプ332は、下方部位がシートバックロアクロスメンバ30Mと一体化されている。
下方の接合部332b近傍部位には、ピン33aに相当するピン332aが設けられている。
高剛性化部位AR5は、タワーパイプ332の上方側を含む部位として設定される。その下端は、少なくとも、タワーパイプ332の長手中央位置よりも下方側にあるとよい。接合部332bを除く部位全体であってもよい。
そのため、フレーム構造体202の変形が抑制され、フレーム構造体202を用いたシートバックの変形が抑制される。
実施例1によれば、シートクッション3のクッションフレーム構造体20Aの左右方向中間部に、強度を確保するためのリーンホースメントフレームに該当する前後方向に延びるフレームを有していない。これにより、フレーム構造体20は軽量となっている。
また、シートクッション3のクッション部7の厚さを大きく確保することができる。これにより、シート1のクッション性が向上する。
これらの効果は、実施形態2及び実施形態3でも同様に得られる。
また、熱処理に不良が生じても、部材単体が不良になるのみで組立て後のフレーム構造体20,201,202が不良になることはない。これにより、フレーム構造体20,201,202の製造において、歩留まりが低下することはない。
また、フレーム構造体20,201,202は、必要な部位のみ高剛性化されているので、乗り物に衝撃が付与された際に、フレーム構造体20,201,202に対し、安全ベルト12,18から加わる力による局部的な過剰変形が抑制されフレーム構造体全体として変形が平均化される。これにより、シート1,101,102の過剰な変形が抑制され、着座乗員への変形の影響が効果的に抑制される。
また、高剛性化部位AR1〜AR3を形成する部材を管材とすることで、いわゆる3次元熱間曲げ焼き入れ工法の適用が可能となる。これにより、一工程で形状形成と所望部位の熱処理とが可能になり、乗り物用シートのフレーム構造体としての最適形状化と最適部分高剛性化が容易に、かつ高レベルで得られる。
実施例1及び実施例3において、シートバックロアクロスメンバ30Mは、一本の直管として形成されていてもよい。
シート1は、2名の着座が可能なものに限定されない。
乗り物は、自動車に限らず、航空機,船舶,鉄道車両など、乗員を着座状態で移動させる移動体であればよい。
Claims (12)
- シートクッションと、
前記シートクッションよりも小さい左右方向幅を有して前後回動可能とされたシートバックと、
前記シートクッションの内部に左右方向に延在して収められたリアクロスメンバと、
前記シートバックの内部に収められた矩形枠状のシートバックフレーム構造体と、
右方側が前記シートバックフレーム構造体の下枠とされて左右方向に延在するシートバックロアクロスメンバと、
前記シートバックフレーム構造体の左枠として下方部位が前記シートバックロアクロスメンバと一体化されたタワーメンバと、
前記シートバックフレーム構造体の右枠及び上枠として左端部が前記タワーメンバの先端部に固定された逆L字状のシートバックエルボメンバと、
前記リアクロスメンバに取り付けられた第1の安全ベルト保持具と、
前記タワーメンバと前記シートバックエルボメンバとの固定部位近傍に取り付けられた第2の安全ベルト保持具と、
を備え、
前記シートバックロアクロスメンバと前記タワーメンバとが一体化された部位、又は前記タワーメンバの少なくとも一部の部位である第1の部位と、前記シートバックエルボメンバにおいて前記右枠及び前記上枠となる部位に跨る第2の部位と、前記リアクロスメンバにおける前記第1の安全ベルト保持具が取り付けられた部位を含む第3の部位と、の内の少なくとも一つの部位が、前記第1の部位〜第3の部位以外の部位よりも剛性が高く形成されており、
前記タワーメンバは、前記左枠となるサイド部と前記サイド部の下端部から左方側に延びるクロス部とを有してL字管状に形成され、前記クロス部の右方部位に前記シートバックロアクロスメンバの左端部が連結固定されており、
前記第1の部位は、前記タワーメンバにおける少なくとも前記サイド部と前記クロス部とに跨る部位である乗り物用シート。 - シートクッションと、
前記シートクッションよりも小さい左右方向幅を有して前後回動可能とされたシートバックと、
前記シートクッションの内部に左右方向に延在して収められたリアクロスメンバと、
前記シートバックの内部に収められた矩形枠状のシートバックフレーム構造体と、
右方側が前記シートバックフレーム構造体の下枠とされて左右方向に延在するシートバックロアクロスメンバと、
前記シートバックフレーム構造体の左枠として下方部位が前記シートバックロアクロスメンバと一体化され、かつ前記リアクロスメンバと非連結とされたタワーメンバと、
前記シートバックフレーム構造体の右枠及び上枠として左端部が前記タワーメンバの先端部に固定された逆L字状のシートバックエルボメンバと、
前記リアクロスメンバに取り付けられた第1の安全ベルト保持具と、
前記タワーメンバと前記シートバックエルボメンバとの固定部位近傍に取り付けられた第2の安全ベルト保持具と、
を備え、
前記シートバックロアクロスメンバと前記タワーメンバとが一体化された部位、又は前記タワーメンバの少なくとも一部の部位である第1の部位と、前記シートバックエルボメンバにおいて前記右枠及び前記上枠となる部位に跨る第2の部位と、前記リアクロスメンバにおける前記第1の安全ベルト保持具が取り付けられた部位を含む第3の部位と、の内の少なくとも一つの部位が、前記第1の部位〜第3の部位以外の部位よりも剛性が高く形成されていることを特徴とする乗り物用シート。 - 前記タワーメンバは、左右方向を厚みとする板状に形成されて前記シートバックロアクロスメンバの中間部位に固定されており、
前記第1の部位は、前記シートバックロアクロスメンバにおける前記中間部位を含む部位であることを特徴とする請求項2記載の乗り物用シート。 - 前記タワーメンバは、直管状に形成され前記シートバックフレーム構造体の左枠として下方部位が前記シートバックロアクロスメンバの中間部位に固定されており、
前記第1の部位は、前記タワーメンバにおける上方側を含む部位であることを特徴とする請求項2記載の乗り物用シート。 - 前記シートバックロアクロスメンバは、左方側のインロアクロスメンバと右方側のアウトロアクロスメンバとで構成され、
前記インロアクロスメンバと前記アウトロアクロスメンバとは、前記タワーメンバを介して前記中間部位で連結固定されていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の乗り物用シート。 - 前記リアクロスメンバ及び前記シートバックエルボメンバは、管状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の乗り物用シート。
- シートクッションと前記シートクッションよりも小さい左右方向幅を有して前後回動可能とされたシートバックとを有する乗り物用シートに骨格として備えられたフレーム構造体を製造する乗り物用シートのフレーム構造体製造方法であって、
前記フレーム構造体を、
前記シートクッションの内部に収められ左右方向に延在するリアクロスメンバと、
前記シートバックの内部に収められる矩形枠状のシートバックフレーム構造体と、
右方側が前記シートバックフレーム構造体の下枠とされて左右方向に延在するシートバックロアクロスメンバと、
前記シートバックフレーム構造体の左枠として下方部位が前記シートバックロアクロスメンバと一体化されたタワーメンバと、
前記シートバックフレーム構造体の右枠及び上枠として左端部が前記タワーメンバの先端部に固定された逆L字状のシートバックエルボメンバと、
前記リアクロスメンバに取り付けられた第1の安全ベルト保持具と、
前記タワーメンバと前記シートバックエルボメンバとの固定部位近傍に取り付けられた第2の安全ベルト保持具と、
を有するように溶接によって組み立てる組立てステップと、
前記組立てステップによって、前記シートバックロアクロスメンバと前記タワーメンバとが一体化される部位、又は前記タワーメンバの少なくとも一部の部位である第1の部位と、前記シートバックエルボメンバにおいて前記右枠及び前記上枠となる部位に跨る第2の部位と、前記リアクロスメンバにおける前記第1の安全ベルト保持具が取り付けられる部位を含む第3の部位と、の内の少なくとも一つの部位を、前記第1の部位〜第3の部位以外の部位よりも剛性が高くなるように前記組立てステップよりも前に予め熱処理しておく熱処理ステップと、
を含み、
前記タワーメンバを、前記左枠となるサイド部と前記サイド部の下端部から左方側に延びるクロス部とを有するL字管状に形成して前記組立てステップにおいて前記クロス部の右方部位に前記シートバックロアクロスメンバの左端部を連結固定し、
前記第1の部位を、前記タワーメンバにおける前記サイド部と前記クロス部とに跨る部位とする乗り物用シートのフレーム構造体製造方法。 - シートクッションと前記シートクッションよりも小さい左右方向幅を有して前後回動可能とされたシートバックとを有する乗り物用シートに骨格として備えられたフレーム構造体を製造する乗り物用シートのフレーム構造体製造方法であって、
前記フレーム構造体を、
前記シートクッションの内部に収められ左右方向に延在するリアクロスメンバと、
前記シートバックの内部に収められる矩形枠状のシートバックフレーム構造体と、
右方側が前記シートバックフレーム構造体の下枠とされて左右方向に延在するシートバックロアクロスメンバと、
前記シートバックフレーム構造体の左枠として下方部位が前記シートバックロアクロスメンバと一体化され、かつ前記リアクロスメンバと非連結とされたタワーメンバと、
前記シートバックフレーム構造体の右枠及び上枠として左端部が前記タワーメンバの先端部に固定された逆L字状のシートバックエルボメンバと、
前記リアクロスメンバに取り付けられた第1の安全ベルト保持具と、
前記タワーメンバと前記シートバックエルボメンバとの固定部位近傍に取り付けられた第2の安全ベルト保持具と、
を有するように溶接によって組み立てる組立てステップと、
前記組立てステップによって、前記シートバックロアクロスメンバと前記タワーメンバとが一体化される部位、又は前記タワーメンバの少なくとも一部の部位である第1の部位と、前記シートバックエルボメンバにおいて前記右枠及び前記上枠となる部位に跨る第2の部位と、前記リアクロスメンバにおける前記第1の安全ベルト保持具が取り付けられる部位を含む第3の部位と、の内の少なくとも一つの部位を、前記第1の部位〜第3の部位以外の部位よりも剛性が高くなるように前記組立てステップよりも前に予め熱処理しておく熱処理ステップと、
を含むことを特徴とする乗り物用シートのフレーム構造体製造方法。 - 前記タワーメンバを、左右方向を厚みとする板状に形成して前記組立てステップにおいて前記シートバックロアクロスメンバの中間部位に固定し、
前記第1の部位を、前記シートバックロアクロスメンバにおける前記中間部位を含む部位とすることを特徴とする請求項8記載の乗り物用シートのフレーム構造体製造方法。 - 前記タワーメンバを、前記左枠となるサイド部と前記サイド部の下端部から左方側に延びるクロス部とを有するL字管状に形成して前記組立てステップにおいて前記クロス部の右方部位に前記シートバックロアクロスメンバの左端部を連結固定し、
前記第1の部位を、前記タワーメンバにおける前記サイド部と前記クロス部とに跨る部位とすることを特徴とする請求項8記載の乗り物用シートのフレーム構造体製造方法。 - 前記シートバックロアクロスメンバを、左方側のインロアクロスメンバと右方側のアウトロアクロスメンバとで構成し、
前記組立てステップにおいて、前記インロアクロスメンバと前記アウトロアクロスメンバとを、前記タワーメンバを介して連結固定することを特徴とする請求項9又は請求項10記載の乗り物用シートのフレーム構造体製造方法。 - 前記リアクロスメンバ及び前記シートバックエルボメンバを、管状にすることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の乗り物用シートのフレーム構造体製造方法。
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