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JP6319768B2 - 無線通信方法および無線通信装置 - Google Patents

無線通信方法および無線通信装置 Download PDF

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Description

本発明は、基地局が端末局のアンテナを選択してマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信方法および無線通信装置に関する。
5GHz帯を用いた高速無線アクセスシステムとして、IEEE802.11a規格がある。このシステムは、マルチパスフェージング環境での特性を安定化させるための技術である直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式を用い、最大で54Mbit/s のスループットを実現している。
さらに、IEEE802.11n規格では、複数のアンテナを用いて同一時刻および同一周波数チャネルを用いて空間分割多重を行うMIMO(Multiple input multiple output)技術や、これまで個別に用いられていた20MHzの周波数チャネルを2つ同時に利用して40MHzの周波数チャネルを利用するチャネルボンディング技術によって高速通信の実現を目指し、最大 600Mbit/s の伝送速度を実現することが可能である。
さらに、IEEE802.11ac規格では、20MHzの周波数チャネル4つを同時に利用して80MHzの周波数チャネルとして利用するチャネルボンディング技術や、マルチユーザMIMO技術を用いて同一周波数チャネルおよび同一時刻に、複数の無線局に対して同時に伝送を行う空間分割多元接続(SDMA:spatial division multiple access)伝送技術が採用され、IEEE802.11n規格より高速かつ高効率な無線通信の実現している。
図8は、マルチユーザMIMO伝送システムの概要を示す。
図8において、基地局30は、アンテナの指向性(ビーム)を端末局40Aおよび端末局40Bにそれぞれ向ける制御により、同一周波数チャネルおよび同一時刻で端末局40Aおよび端末局40Bと同時通信を行う。H1 とH2 は、基地局30と端末局40Aとの間および基地局30と端末局40Bとの間の伝搬チャネル情報であり、伝搬チャネル情報から算出される送信ウエイトおよび受信ウエイトを用いることにより、基地局30は端末局40Aおよび端末局40Bとの同時通信が可能になっている。
図9は、マルチユーザMIMO伝送システムの動作例を示す。
図9において、基地局30は、端末局40Aおよび端末局40Bに対して送信すべきデータが発生すると、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access / Collision Avoidance ;搬送波検知多重アクセス/衝突回避)制御により、ランダムな時間間隔でキャリアセンス(CS)を行い、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態と、通信周波数帯域が使用されているビジー状態のいずれであるのかを判定する。基地局30が、アイドル状態であることを検出すると、ヌルデータパケットの送信を知らせるヌルデータパケットアナウンスメント(NDPA:Null Data Packet Announcement )を送信し、続いて伝搬チャネル情報推定用のヌルデータで構成されるヌルデータパケット(NDP:Null Data Packet)を送信する。
端末局40Aおよび端末局40Bは、基地局30から送信されたNDPを受信して伝搬チャネル情報を算出し、端末局40Aは、算出した伝搬チャネル情報を基地局に通知するビームフォーミングレポート(BR:Beamforming Report)を送信する。端末局40Bは、基地局30から送信された伝搬チャネル情報を要求するビームフォーミングレポートポール(BRP:Beamforming Report Poll )を受信すると、算出した伝搬チャネル情報を基地局30に通知するBRを送信する。
基地局30は、端末局40Aおよび端末局40BからBRで通知された伝搬チャネル情報を用いて送信ウエイトを算出し、端末局40A,40Bに対する送信信号(Data1,Data2)を生成して送信する。なお、送信信号は、例えば無線通信に適合したフレームに変換されている。また、フレームアグリゲーションが適用されている場合、送信信号は所定数のフレームが連結されたデータユニットとなる。
端末局40Aは、自局当ての送信信号(Data1)を受信し、信号が正しく受信されたことを通知するブロックACK(BACK:Block Acknowledgment)を送信する。端末局40Bは、自局当ての送信信号(Data2)を受信し、基地局からブロックACKを要求するブロックACKリクエスト(Block Acknowledgment Request)に応じてBACKを送信する。ここで、基地局30は、BACKの受信に応じた所定の処理を実行する。例えば、BACKの受信によりデータが正常に受信側で受信されたものと判断し、次のデータ送受信のための処理に遷移する。また、BACKが受信されることなくタイムアウトした場合には、送信対象データを再送するなどの処理を実行する。
図8および図9に示すマルチユーザMIMO伝送では、全端末局のアンテナの合計数が基地局のアンテナ数以下である環境を前提としている。しかしながら、近年の通信環境では、多種多様な無線デバイスの普及による端末局数の増加および高速化に向けた端末局における複数アンテナの搭載が進んでいる。このような環境では、基地局は自身のアンテナ自由度数を超える端末局群に対してマルチユーザMIMO伝送を行うことができない。
そこで、図10に示すアンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムのように、基地局50がサブキャリアごとに端末局60A,60Bで使用するアンテナ1,2を選択し、選択されたアンテナに対してマルチユーザMIMO伝送を行う方式が検討されている(非特許文献1)。ここでは、端末局が2つ、各端末局のアンテナが2本の場合を示しているが、端末局が3以上、アンテナが3本以上であっても同様である。
M. Sadek, A. Tarighat, and A.H. Sayed, "Active antenna selection in multiuser MIMO communications", IEEE Transaction on Signal Processing, vol.55, no.4, pp.1498-1510, April 2007.
図10に示すアンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムでは、基地局50が端末局60A,60Bに対して、それぞれアンテナ1,2の中からサブキャリアごとに最適なアンテナを選択し、選択したアンテナに対してマルチユーザMIMO伝送を行うことで高いスループットを実現する。しかしながら、アンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムでは、端末局60A,60Bが事前にサブキャリアごとに選択されたアンテナを把握しなければ正確にデータを受信することができない。そのため、基地局50はマルチユーザMIMO伝送を行う前に、各端末局に対してサブキャリアとアンテナの対応関係を通知する必要がある。
図11は、従来のアンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムの無線信号の一例を示す。
図11において、基地局50が送信する無線信号は、アンテナ通知用信号103とマルチユーザMIMO伝送用信号102で構成される。アンテナ通知用信号103には、端末局60A,60Bごとに、かつサブキャリアごとに対応するアンテナ番号1,2が記載される。このようなアンテナ通知用信号103がアンテナ通知に係るオーバーヘッドとなるが、選択するアンテナ数、端末局数、サブキャリア数の増加に伴い、アンテナ通知に係るオーバーヘッドが大きくなり、伝送効率が低下することになる。
本発明は、アンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムにおいて、基地局から各端末局に対して、基地局が選択したサブキャリアとアンテナの対応関係を一括して伝達し、アンテナ通知に係るオーバーヘッドを削減することができる無線通信方法および無線通信装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、複数のアンテナを有する基地局が、それぞれの端末局における複数アンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信方法において、基地局が端末局との間の伝搬チャネル情報を用いてサブキャリアごとに使用する端末局のアンテナを選択する第1ステップと、基地局がサブキャリアごとに選択した端末局のアンテナにおける受信電力が端末局の複数のアンテナの中で最小になるように送信ウエイトを設定したアンテナ判定用信号を生成する第2ステップと、基地局がアンテナ判定用信号を含めたマルチユーザMIMO伝送用信号を送信する第3ステップと、端末局が、複数アンテナで受信したアンテナ判定用信号の受信電力から、サブキャリアごとに使用するアンテナの判定を行う第4ステップと、端末局が、サブキャリアごとに判定したアンテナでマルチユーザMIMO伝送用信号を受信する第5ステップとを有する。
第1の発明の無線通信方法において、第1ステップは、第2ステップで生成されるアンテナ判定用信号によるアンテナの判定誤りが発生しない端末局のアンテナをサブキャリアごとに選択する。
第2の発明は、複数のアンテナを有する基地局が、それぞれの端末局における複数アンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信装置において、基地局は、端末局との間の伝搬チャネル情報を用いてサブキャリアごとに使用する端末局のアンテナを選択するアンテナ選択手段と、サブキャリアごとに選択した端末局のアンテナにおける受信電力が端末局の複数のアンテナの中で最小になるように送信ウエイトを設定したアンテナ判定用信号を生成するアンテナ判定用信号生成手段と、アンテナ判定用信号を含めたマルチユーザMIMO伝送用信号を送信する送信手段とを備え、端末局は、複数アンテナで受信したアンテナ判定用信号の受信電力から、サブキャリアごとに使用するアンテナの判定を行うアンテナ判定手段と、サブキャリアごとに判定したアンテナでマルチユーザMIMO伝送用信号を受信する受信手段とを備える。
第2の発明の無線通信装置において、基地局のアンテナ選択手段は、アンテナ判定用信号生成手段で生成されるアンテナ判定用信号によるアンテナの判定誤りが発生しない端末局のアンテナをサブキャリアごとに選択する構成である。
本発明は、アンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムにおいて、サブキャリアごとに端末局のアンテナの受信電力の違いを判定できるアンテナ判定用信号を用いることにより、各端末局は基地局がサブキャリアごとに選択したアンテナを一括して判定することができる。これにより、基地局から各端末局に対するアンテナ通知に係るオーバーヘッドを削減することができる。
本発明の無線通信方法および無線通信装置の概要を示す図である。 本発明の無線通信方法および無線通信装置の無線信号の一例を示す図である。 本発明の実施例1における基地局10の構成例を示す図である。 本発明の実施例1における端末局20の構成例を示す図である。 本発明の実施例1における基地局10および端末局20の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の実施例2における基地局10の構成例を示す図である。 本発明の実施例2における基地局10および端末局20の処理手順例を示すフローチャートである。 マルチユーザMIMO伝送システムの概要を示す図である。 マルチユーザMIMO伝送システムの動作例を示すタイムチャートである。 従来のアンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムの概要を示す図である。 従来のアンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムの無線信号の一例を示す図である。
図1は、本発明の無線通信方法および無線通信装置の概要を示す。
図1において、基地局10と端末局20A,20Bがアンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送を行う基本構成については、従来例と同様である。ここでは、端末局20A,20Bがそれぞれアンテナ1,2を備え、基地局10がサブキャリアごとに使用する端末局のアンテナを選択してマルチユーザMIMO伝送用信号を送信し、端末局20A,20Bがサブキャリアごとに選択されたアンテナで受信するものとする。
本発明の特徴は、基地局10から端末局20A,20Bに対して、基地局10が選択したサブキャリアとアンテナの対応関係を一括して伝達する方法として、端末局20A,20Bにおいてサブキャリアごとに使用するアンテナを受信電力の違いで判定可能とする「アンテナ判定用信号」を送信し、端末局20A,20Bがサブキャリアごとに各アンテナの受信電力を検出し、その受信電力の違いからサブキャリアごとに選択されたアンテナを同時に(一括して)判定するところにある。
図2は、本発明の無線通信方法および無線通信装置の無線信号の一例を示す。
図2において、基地局10が送信する無線信号は、アンテナ判定用信号101とマルチユーザMIMO伝送用信号102で構成される。アンテナ判定用信号101は、基地局10がサブキャリアごとに選択したアンテナを、端末局20A,20Bがそれぞれアンテナの受信電力の違いにより判定できるように設定されている。
図1(a) に示すアンテナ判定用信号の送信時の例では、端末局20A,20Bにおいて、基地局10がサブキャリアごとに選択したアンテナの受信電力が最小になるように、アンテナ判定用信号の送信ウエイトを制御する。例えば、サブキャリアごとに端末局20A,20Bにおけるアンテナの選択が図2の場合とすると、サブキャリア1について、端末局Aはアンテナ1の受信電力が最小となり、端末局Bはアンテナ2の受信電力が最小となる。サブキャリア2について、端末局Aはアンテナ2の受信電力が最小となり、端末局Bはアンテナ1の受信電力が最小となる。以下同様に、端末局20A,20Bでは、サブキャリアごとに各アンテナの受信電力を検出することにより基地局10が選択したアンテナを判定することができる。したがって、アンテナ判定用信号101に続くマルチユーザMIMO伝送用信号102を受信する際には、図1(b) にイメージとして示すように、サブキャリアごとに判定したアンテナの受信信号が選択される。以下、アンテナ判定用信号101の生成方法について、基地局10の構成に基づいて以下に説明する。
(実施例1)
図3は、本発明の実施例1における基地局10の構成例を示す。
図3において、伝搬チャネル情報記憶部11、アンテナ選択部12a、マルチユーザMIMO伝送用ウエイト算出部13、マルチユーザMIMO伝送用信号生成部14は、従来のアンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムの基地局と同様の構成である。伝搬チャネル情報記憶部11は、例えば図1に示す端末局20A,20Bごとに、事前に取得した伝搬チャネル情報H1 ,H2 を記憶する。ここでは、図9の時刻3〜時刻12に示す信号のやりとりにより事前に取得することを想定している。
以下、図3および図5(a) に示す基地局10の処理手順を参照して、各部の処理内容について説明する。アンテナ選択部12aは、伝搬チャネル情報記憶部11から入力する伝搬チャネル情報H1 ,H2 と、マルチユーザMIMO伝送用ウエイト算出部13で算出する送信ウエイトに基づいて、サブキャリアごとに各端末局で用いるアンテナを選択する(図5(a) のS11、以下同様)。なお、マルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトは、ゼロフォーシング法やブロック対角化法などマルチユーザMIMO伝送で一般的に用いられる手法で算出される。
アンテナ選択部12aでは、n番目の端末局におけるk番目のサブキャリアとs番目のアンテナとの組合せにおける信号電力対干渉電力および雑音電力比SINRn (k,s) を計算する。
Figure 0006319768
ここで、hn (k,s) およびwn (k,s) は、n番目の端末局のk番目のサブキャリアにおけるs番目のアンテナの伝搬チャネル情報およびマルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトである。
このn番目の端末局のk番目のサブキャリアにおけるs番目のアンテナのSINRn (k,s) から、その組合せにおける伝送容量Cn (k,s) を算出する。
Figure 0006319768
そして、伝送容量が最大となるアンテナの組合せSmax (k) をサブキャリアごとに算出する。
Figure 0006319768
マルチユーザMIMO伝送用ウエイト算出部13は、アンテナ選択部12aで選択された各端末局におけるサブキャリアごとのアンテナに対応する送信ウエイトを算出してマルチユーザMIMO伝送用信号生成部14に出力する(S12)。マルチユーザMIMO伝送用信号生成部14は、外部からの入力信号に対して、マルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトの乗算等の変調処理を行ってマルチユーザMIMO伝送用信号(図2の102)を生成し(S13)、信号加算部17−1〜17−mに出力する。以上の処理は、従来の処理手順と同様である。
本実施例1では、アンテナ選択部12aで選択された各端末局におけるサブキャリアごとのアンテナを各端末局で判定可能とするアンテナ判定用信号(図2の101)を生成するために、アンテナ判定用ウエイト算出部15aおよびアンテナ判定用信号生成部16が設けられる。アンテナ判定用ウエイト算出部15aは、アンテナ選択部12aで選択された各端末局におけるサブキャリアごとのアンテナに対して、受信電力が最小になるようなアンテナ判定用ウエイトを算出してアンテナ判定用信号生成部16に出力する(S14)。例えば、送信ウエイトを算出する行列式の中から最小固有値に対応するベクトルを用いることにより、選択したアンテナにおける受信電力が最小になるように設定することができる。
アンテナ判定用信号生成部16は、入力するアンテナ判定用ウエイトを用いて生成したアンテナ判定用信号を信号加算部17−1〜17−mに出力する(S15)。信号加算部17−1〜17−mは、マルチユーザMIMO伝送用信号の先頭にアンテナ判定用信号を加算し、送信部18−1〜18−mに出力する(S16)。送信部18−1〜18−mは、アンテナ判定用信号およびマルチユーザMIMO伝送用信号からなるパケット信号を無線信号に周波数変換し、送信電力を調整してアンテナ19−1〜19−mから送信する(S17)。
図4は、本発明の実施例1における端末局20の構成例を示す。
図4において、端末局20は、アンテナ21−1〜21−Sと、受信部22−1〜22−Sと、アンテナ判定部23と、マルチユーザMIMO伝送信号受信部24とを備える。
以下、図4および図5(b) に示す端末局20の処理手順を参照して、各部の処理内容について説明する。アンテナ21−1〜21−Sは、基地局から送信された無線信号を受信する。受信部22−1〜22−Sは、各アンテナに受信した無線信号の周波数変換等の受信処理を行い、各サブキャリアごとの信号を検出する。アンテナ判定部23は、受信部22−1〜22−Sの出力からアンテナ判定用信号(図2の101)におけるサブキャリアごとの受信電力を検出し、サブキャリアごとに受信電力が最小になるアンテナを、サブキャリアごとに使用するアンテナとして受信部22−1〜22−Sを制御する。受信部22−1〜22−Sは、アンテナ判定部23の判定結果に応じてサブキャリアごとに選択されたアンテナに対応する受信部が選択され、それぞれ対応するサブキャリアのマルチユーザMIMO伝送用信号がマルチユーザMIMO伝送信号受信部24に出力される。マルチユーザMIMO伝送信号受信部24は、サブキャリアごとに選択された受信部22−1〜22−SからマルチユーザMIMO伝送用信号を入力して復調処理を行う。
(実施例2)
図6は、本発明の実施例2における基地局10の構成例を示す。
図7は、本発明の実施例2における基地局10および端末局20の処理手順例を示す。
実施例2の基地局10は、実施例1に対して、アンテナ選択部12bおよびアンテナ判定用ウエイト算出部15bの処理手順が異なり、その他は実施例1と同様である。実施例1では、アンテナ選択部12aにおいて、式 (1)〜(3) により伝送容量が最大となるように選択した各端末局のサブキャリアとアンテナの組合せに基づいて、アンテナ判定用ウエイト算出部15aがサブキャリアごとに当該アンテナの受信電力が最小になるようにアンテナ判定用信号の送信ウエイトを算出した。これにより、基地局側のアンテナ選択と端末局側のアンテナ判定をマッチさせることができるが、必ずしもアンテナ判定誤りが発生しないわけではない。
そこで、実施例2では、アンテナ選択部12bおよびアンテナ判定用ウエイト算出部15bにおいて、各端末局の伝搬チャネル情報に基づいてアンテナ判定用信号によるアンテナ判定誤りが発生しないサブキャリアとアンテナの組合せの中から、伝送容量が最大となる組合せを選択し、そのアンテナの受信電力が最小になるアンテナ判定用信号を生成する。すなわち、アンテナ判定用ウエイト算出部15bが伝搬チャネル情報記憶部11から入力する伝搬チャネル情報に基づいて、アンテナ判定誤りが発生しないアンテナ判定用ウエイトを算出し(S31)、その情報を用いてアンテナ選択部12bでアンテナ判定誤りが発生しないサブキャリアとアンテナの組合せの中から、伝送容量が最大となる組合せを選択する(S32)。
ここで、予測されるアンテナ判定誤りは、式(1) において、n番目の端末局に対するk番目のサブキャリアのアンテナ判定用ウエイトをw'n(k) 、アンテナ選択されなかった方のアンテナとの伝搬チャネル情報をh'n(k) としたときに、|hn(k)w'n(k) |の電力と|h'n(k)w'n(k)|の電力の比較で推定でき、前者が小さい場合に、式 (1)〜(3) から伝送容量が最大となる各端末局のサブキャリアとアンテナの組合せを選択する。これにより、アンテナ判定誤りを起こさないサブキャリアとアンテナの組合せを選択することができる。
マルチユーザMIMO伝送用ウエイト算出部13は、このようにして選択された各端末局におけるサブキャリアごとのアンテナに対応する送信ウエイトを算出してマルチユーザMIMO伝送用信号生成部14に出力する。以下の処理は実施例1と同様である。一方、アンテナ判定用信号生成部16は、アンテナン判定用ウエイト算出部15bおよびアンテナ選択部12bで選択されたアンテナ判定用ウエイトを用いてアンテナ判定用信号を生成した信号加算部17−1〜17−mに出力する。以下の処理は、実施例1と同様である。
10 基地局
11 伝搬チャネル情報記憶部
12a,12b アンテナ選択部
13 マルチユーザMIMO伝送用ウエイト算出部
14 マルチユーザMIMO伝送用信号生成部
15a,15b アンテナ判定用ウエイト算出部
16 アンテナ判定用信号生成部
17−1〜17−m 信号加算部
18−1〜18−m 送信部
19−1〜19−m アンテナ
20A,20B 端末局
21−1〜21−S アンテナ
22−1〜22−S 受信部
23 アンテナ判定部
24 マルチユーザMIMO伝送信号受信部
101 アンテナ判定用信号
102 マルチユーザMIMO伝送用信号
103 アンテナ通知用信号

Claims (4)

  1. 複数のアンテナを有する基地局が、それぞれの端末局における複数アンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信方法において、
    前記基地局が前記端末局との間の伝搬チャネル情報を用いてサブキャリアごとに使用する前記端末局のアンテナを選択する第1ステップと、
    前記基地局が前記サブキャリアごとに選択した前記端末局のアンテナにおける受信電力が前記端末局の前記複数のアンテナの中で最小になるように送信ウエイトを設定したアンテナ判定用信号を生成する第2ステップと、
    前記基地局が前記アンテナ判定用信号を含めたマルチユーザMIMO伝送用信号を送信する第3ステップと、
    前記端末局が、前記複数アンテナで受信した前記アンテナ判定用信号の受信電力から、前記サブキャリアごとに使用するアンテナの判定を行う第4ステップと、
    前記端末局が、前記サブキャリアごとに判定したアンテナで前記マルチユーザMIMO伝送用信号を受信する第5ステップと
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  2. 請求項1に記載の無線通信方法において、
    前記第1ステップは、前記第2ステップで生成される前記アンテナ判定用信号によるアンテナの判定誤りが発生しない前記端末局のアンテナを前記サブキャリアごとに選択する ことを特徴とする無線通信方法。
  3. 複数のアンテナを有する基地局が、それぞれの端末局における複数アンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信装置において、
    前記基地局は、
    前記端末局との間の伝搬チャネル情報を用いてサブキャリアごとに使用する前記端末局のアンテナを選択するアンテナ選択手段と、
    前記サブキャリアごとに選択した前記端末局のアンテナにおける受信電力が前記端末局の前記複数のアンテナの中で最小になるように送信ウエイトを設定したアンテナ判定用信号を生成するアンテナ判定用信号生成手段と、
    前記アンテナ判定用信号を含めたマルチユーザMIMO伝送用信号を送信する送信手段とを備え、
    前記端末局は、
    前記複数アンテナで受信した前記アンテナ判定用信号の受信電力から、前記サブキャリアごとに使用するアンテナの判定を行うアンテナ判定手段と、
    前記サブキャリアごとに判定したアンテナで前記マルチユーザMIMO伝送用信号を受信する受信手段とを備えた
    ことを特徴とする無線通信装置。
  4. 請求項に記載の無線通信装置において、
    前記基地局のアンテナ選択手段は、前記アンテナ判定用信号生成手段で生成される前記アンテナ判定用信号によるアンテナの判定誤りが発生しない前記端末局のアンテナを前記サブキャリアごとに選択する構成である
    ことを特徴とする無線通信装置。
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