[go: up one dir, main page]

JP6314587B2 - 濃度測定装置及び該濃度測定装置の洗浄方法 - Google Patents

濃度測定装置及び該濃度測定装置の洗浄方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6314587B2
JP6314587B2 JP2014064126A JP2014064126A JP6314587B2 JP 6314587 B2 JP6314587 B2 JP 6314587B2 JP 2014064126 A JP2014064126 A JP 2014064126A JP 2014064126 A JP2014064126 A JP 2014064126A JP 6314587 B2 JP6314587 B2 JP 6314587B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
concentration
heavy metal
light
metal scavenger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014064126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015184273A (ja
Inventor
寿和 高橋
寿和 高橋
高橋 淳一
淳一 高橋
義尚 岸根
義尚 岸根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP2014064126A priority Critical patent/JP6314587B2/ja
Publication of JP2015184273A publication Critical patent/JP2015184273A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6314587B2 publication Critical patent/JP6314587B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)

Description

本発明は、重金属捕集剤の濃度測定に用いられる濃度測定装置及び該濃度測定装置の洗浄方法に関する。より詳しくは、セル内に特定のタイミングで洗浄剤を通流させることで、セルの汚れを除去する濃度測定装置及びその濃度測定装置の洗浄方法に関する。
排水には、銅、クロム、亜鉛、鉛、マンガン、鉄、ニッケル、カドミウム等の重金属が含まれていることがある。この排水に含まれる重金属イオンの処理には、重金属捕集剤を排水に添加して、凝集沈殿処理を行う方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、凝集沈殿処理用の重金属捕集剤として、ジチオカルバミン酸塩等の錯体形成可能な官能基を持つ化合物等が挙げられている。
この重金属捕集剤を用いる際、排水中の重金属に対して、重金属捕集剤の添加量が不足する場合には、十分な処理効果が得られず、一方、添加量が多すぎると、処理コストが上がってしまう。そのため、排水に添加する重金属捕集剤の濃度は正確に把握しておくことが必要である。
この重金属捕集剤の濃度は、例えば、重金属捕集剤を含有する溶液の吸光度を測定することにより把握することができる。特許文献2では、重金属イオンとジチオカルバミン酸系重金属捕集剤とを反応させて発色させ、400〜700nmの波長の吸光度から重金属捕集剤の濃度を測定することにより、重金属捕集剤の添加量を制御する技術が開示されている。この技術によれば、重金属含有排水に対する重金属捕集剤の薬注量を適正な量とすることができる。
また、この吸光度を測定する方法としては、特許文献3及び特許文献4に開示の技術がある。特許文献3では、測定セルを挟むように一方の側に発光素子が設けられ、他方の側に受光素子が設けられている技術が開示されている。また、特許文献4で、反射板を用いた装置により、試料に試薬を添加した被測定液の吸光度を測定することで、溶解物の濃度を測定する技術が開示されている。この技術によれば、被測定液の吸光度を測定する際、反射板を用いるため、装置の小型化を実現することができる。
特開2001−340874号公報 特開2012−161724号公報 特開2006−275753号公報 特開2010−181150号公報
しかしながら、前述した技術では、重金属捕集剤の濃度の測定を繰り返し行うことで蓄積したセル内の汚れにより、重金属捕集剤の濃度の測定精度が落ちていくことを抑制する必要がある。これに対して、例えば、測定を行う度にセル内の汚れを落とす方法が考えられるが、この作業は煩雑であった。セルの汚れを十分に落とせないと、重金属捕集剤の濃度を正確に測定できず、排水への重金属捕集剤の的確な添加量を決定することができなかった。
そこで、本発明は、高精度な重金属捕集剤の濃度測定を実現すると共に、排水への重金属捕集剤の的確な添加量を決定することができる濃度測定装置及び該濃度測定装置の洗浄方法を提供することを主目的とする。
本発明では、セル内に入れられた測定対象液中の重金属捕集剤の濃度を自動測定する測定部と、前記セル内に付着した前記測定対象液由来の汚れを除去することが可能な洗浄剤を前記セル内に通流させるタイミングを制御する制御部と、を備える濃度測定装置を提供する。本発明の濃度測定装置によれば、セルに付着する汚れを自動で除去することができる。
前記測定部は、前記測定対象液の光透過率に基づいて前記重金属捕集剤の濃度を測定してもよい。
また、前記濃度測定装置では、前記光透過率が所定値以下となった場合に、前記制御部は、前記セル内に前記洗浄剤を通流させてもよい。
また、前記濃度測定装置では、前記測定部による前記重金属捕集剤の濃度の測定回数が所定回数に達した場合に、前記制御部は、前記セル内に前記洗浄剤を通流させてもよい。
前記濃度測定装置では、前記重金属捕集剤をジチオカルバミン酸系重金属捕集剤とすることができる。
また、前記測定対象液は、二価の鉄イオンを有する発色試薬を含有していてもよい。
更に、前記洗浄剤は、シュウ酸、塩酸、硫酸酸性過酸化水素、フッ化水素酸、硝酸、硫酸、クエン酸及びキレート剤のうちから選択される少なくとも1つを含有していてもよい。特に、前記洗浄剤は、シュウ酸又は塩酸を含有することができる。このとき、前記シュウ酸は、洗浄剤全量中3〜10質量%含まれていてもよい。
また、本発明では、セル内に入れられた測定対象液中の重金属捕集剤の濃度を自動測定する工程と、前記セル内に付着した前記測定対象液由来の汚れを除去することが可能な洗浄剤を所定のタイミングで前記セル内に通流させることで前記セル内を洗浄する工程と、を含む、濃度測定装置の洗浄方法を提供する。
本発明によれば、セルに付着する汚れを自動で除去することができるため、高精度な重金属捕集剤の濃度測定を実現すると共に、排水への重金属捕集剤の的確な添加量を決定することが可能になる。
重金属捕集剤Hにより排水S中の重金属の凝集沈殿処理を行う凝集沈殿処理システム10を説明する図である。 本発明の実施形態の濃度測定装置1の構成を説明する図である。 測定部2の本体部20と受発光部21とを分解した分解斜視図である。 測定部2で行われる発光及び受光の状態を説明する図である。 受発光部21内の電気配線図である。 本実施形態の濃度測定装置1で行われる洗浄方法の一例を示すフロー図である。 本実施形態の濃度測定装置1で行われる洗浄方法の一例を示すフロー図である。 本実施形態の変形例の濃度測定装置1の構成を説明する図である。 各種洗浄剤を用いた場合における、測定対象液の光透過率の変化を表すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態の濃度測定装置1を有する凝集沈殿処理システム10を説明する図である。符号11は、排水Sを通流させる水路を示す。この水路11には凝集槽、沈殿池等(図示せず)が敷設される。凝集沈殿処理システム10では、水路11に取り込まれた排水Sに、タンク12中の重金属捕集剤Hが添加され、排水S中の重金属の凝集沈殿処理が行われることで(図示せず)、処理水Sが生成する。
この排水S0中の重金属としては、水銀、カドミウム、砒素、鉛、6価クロム、セレン、銅、亜鉛、マンガン、2価鉄、ニッケル、3価鉄等が挙げられる。
このとき、排水Sに添加される重金属捕集剤の量については、添加量調整装置13によって調整される。具体的には、処理水Sの一部を抜き出し、濃度測定装置1でその処理水S中の重金属捕集剤Hの濃度を測定する。そして、その濃度に応じて、添加量調整装置13は、バルブ14の開閉状態を調整して、薬注ポンプPを介して排水Sに添加する重金属捕集剤Hの量を調整することができる。また、その濃度に応じて、添加量調整装置13は、重金属捕集剤Hの添加のオン・オフのタイミングを調整したり、添加する周波数を調整したりして、排水Sに添加する重金属捕集剤Hの量を調整することもできる。すなわち、重金属捕集剤Hの濃度が予め設定した値よりも高い場合には、添加量調整装置13は、重金属捕集剤Hの排水Sへの添加量を減らす。一方、重金属捕集剤Hの濃度が予め設定した値よりも低い場合には、添加量調整装置13は、重金属捕集剤Hの排水Sへの添加量を増やす。
具体的な濃度の測定方法については、特に限定されないが、例えば、まず、重金属捕集剤Hと反応して発色する発色試薬Xを処理水Sに添加する。これにより得られる測定対象液Yの光透過率を測定することで重金属捕集剤Hの濃度が測定される。なお、濃度測定装置1により濃度が測定された測定対象液Yについては、任意の方法により処分することができる。
しかしながら、この濃度測定装置1において、測定対象液Yを入れるセルG(後述する図2参照)が汚れていると、濃度の測定に誤差を生じ、その結果、添加量調整装置13は重金属捕集剤Hの添加量を正確に調整できなくなる。なお、この汚れとしては、例えば、重金属捕集剤Hにジチオカルバミン酸系重金属捕集剤を用い、発色試薬Xに塩化第一鉄を用いた場合には、ジチオカルバミド基と鉄のキレート物等の分解速度の遅い汚れが挙げられる。
これに対し、本発明者らは、重金属捕集剤Hを用いた排水Sの凝集沈殿処理システム10において、鋭意検討の結果、セルGに付着する汚れを自動で除去する濃度測定装置1に関する発明を見出し、本発明を完成させるに至った。以下、本発明の実施形態に係る濃度測定装置1の具体的な構成及びその機能について説明する。
<濃度測定装置1>
図2は、本実施形態の濃度測定装置1の構成を説明するための図である。濃度測定装置1は、処理水S中の重金属捕集剤Hの濃度を測定する装置である。具体的には、処理水Sに発色試薬Xが添加された測定対象液Y中の重金属捕集剤Hの濃度を測定する装置である。そして、本実施形態の濃度測定装置1では、測定対象液Y由来のセルGに付着する汚れを所定のタイミングで自動で除去することが可能である。
濃度測定装置1は、測定対象液Y中の重金属捕集剤Hの濃度を自動測定する測定部2と、セルに付着した測定対象液Y由来の汚れを除去することが可能な洗浄剤Zをセル内に通流させるタイミングを制御する制御部3とを有する。
また、濃度測定装置1には、測定対象液Yを測定部2に供給する測定液供給部4と、洗浄剤Zを測定部2に供給する洗浄剤供給部5とが設けられる。
更に、濃度測定装置1には、測定液供給部4から供給された測定対象液Y及び洗浄剤供給部5から供給された洗浄剤Zの双方を測定部2に供給する液供給ライン6と、測定対象液Y、洗浄剤Zの夫々を測定部2から排出する液排出ライン7も設けられる。また、図示しないが、濃度測定装置1には、可視光を吸収しない調整液を測定部2に供給する調整液供給部が設けられていてもよい。
(測定部2)
測定部2は、セルG内に入れられた測定対象液Y中の重金属捕集剤Hの濃度を自動測定する。測定部2は、主に測定対象液Yが入れられる本体部20と、本体部20側への発光及び発光した光の受光を行う受発光部21とから構成される。
なお、以下では、本体部20の一つの面にのみ受発光部21が設けられている例について説明するが、受発光部21は、本体部20の一つの面に発光部211が設けられ、その面と対向する面に受光部212が設けられた構成であってもよい。
ここで、図3、図4及び図5を参照しながら、測定部2の構成及び機能について詳細に説明する。なお、図2に示す、測定対象液供給部4、洗浄剤供給部5、液供給ライン6及び液排出ライン7の詳細な構成については後述する。
図3は、測定部2の本体部20と受発光部21とを分解した分解斜視図である。図4は、測定部2で行われる発光及び受光の状態を説明する図である。図5は、受発光部21内の電気配線図である。
図3及び図4に示すように、測定部2の本体部20は、特に限定されないが、例えば、直方体形状で形成される。本体部20の内部には、光透過率(吸光度)測定用の測定対象液Yが入れられるセルGが設けられている。
本体部20の下面は液供給ライン6と連結し、上面は液排出ライン7と連結している。本体部20には、液供給ライン6から供給された液体をセルG内に収容することができる。また、セルG内に収容された液体は、液排出ライン7に排出される。
本体部20の受発光部21と接する面202には光透過部203が形成されている。光透過部203の形状は特に限定されないが、例えば、長方形状とすることができる。また、光透過部203の材質についても、透明であれば特に限定されないが、例えば、アクリル製とすることができる。
本体部20において、光透過部203が設けられる面202と向かい合う面には、光を反射することが可能な反射板201が形成される。反射板201は、後述する受発光部21の発光体211の光を反射し、その反射光を受光体212に受光させることを可能にする。
本体部20の内面で光を反射しやすくするため、反射板201は白色の板材で形成される。一方、光の散乱を防止するため、反射板201が設けられる面以外の五面は黒色の板材で形成されていることが好ましい。
図4に示す左右幅Tは、発光体211や受光体212の形状や性能、重金属捕集剤Hの濃度に応じて調整することができる。本体部20の大きさは、特に限定されないが、例えば、反射板の厚みt1を2mm程度とし、光透過部203が設けられる面の厚みt2を2mm程度とし、左右幅Tを6mm程度に設定することができる。この場合、セルGの容量は、0.7mL程度とすることができる。また、光透過部203については、図3に示す高さHを18mm程度とし、幅Wを8mm程度とすることができる。
受発光部21は、図3に示す開口部214が設けられたケーシング210内に、発光体211、受光体212、配線基盤等(図示せず)が収納されている。そして、電源の供給及び出力用のケーブル213がケーシング210から突出するように設けられている。
発光体211には、可視光域を含んだ光(白色光)を発する光源が使用される。光源としては、例えば、発光ダイオード(LED)が使用される。
受光体212は、発光体211から発せられた光の強度を計測する。具体的には、まず、図4に示すように、発光体211から発せられた光が、セルG内の測定対象液Yにより吸収され減衰し、反射板201により反射される。その後に、その光は、再度セルG内の測定対象液Yにより吸収され減衰し、受光体212によりその光の強度が測定される。
受光体212は、図3及び図4に示すように、セルGに対して、発光体211と同一側に配置される。このとき、発光体211の光軸K1と、受光体212の光軸K2とが反射板201の表面上で交わることが好ましい(図4中、交点P)。特に限定はされないが、例えば図4に示すように、光軸K2に対する光軸K1の角度αが45度となるように調整されると共に、受光体212の光軸K2が反射板201に直交するように調整される。
この構成により、発光体211から発せられ、反射板201で反射される光の大部分は、受光体212には達することがない。すなわち、受光体212は、発光体211から発せられる光の周辺光や反射板201で乱反射された光の一部を受光する。このように、受光体212は、光の一部のみを受光するため、発光量が大き過ぎて、その発光量そのものまでは受光体212では測定できない場合であっても、セル長を長くしたり、発光量を調整したりする必要がない。
また、図5に示すように、この受光体212は、3つのフォトダイオードと、可視光域の光の波長体を3分割(590nm〜720nm、480nm〜600nm、400nm〜540nm)して得られる、レッド・グリーン・ブルー領域成分の光(以下、順に、赤色帯域光、緑色帯域光、青色帯域光という)を夫々選択的に通過させる、赤色(R)フィルタ、緑色(G)フィルタ、青色(B)フィルタと、を有する。Rフィルタは、赤色光を最も透過させやすく、Gフィルタは、緑色光を最も透過させやすく、Bフィルタは、青色光を最も透過させやすい。
そして、この受光体212には、Rフィルタを備えたフォトダイオードD1と、Gフィルタを備えたフォトダイオードD2と、Bフィルタを備えたフォトダイオードD3とを有するRGBカラーセンサーが使用される。
なお、測定対象液Yを透過した光のうち、各フィルタを透過した赤色帯域光、緑色帯域光、青色帯域光の夫々の光の強度は、受光体212により、同時に計測することが可能である。
また、図5中、符号Lは、発光体211となる発光ダイオード(LED)を示し、符号C1、C2、C3は、各フォトダイオードD1、D2、D3用の主回路を示し、符号O1、O2、O3は、各フォトダイオードD1、D2、D3用のオペアンプ(演算増幅器)を示す。受光体212から出力された各帯域光の透過光強度の信号は、オペアンプO1、O2、O3を通って、演算処理装置22に伝達される。
演算処理装置22は、特定の演算処理を行う演算部と、重金属捕集剤Hの種類毎に赤、緑及び青色帯域光における各光透過率(吸光度)と重金属捕集剤Hとの関係を示す検量グラフに関するデータ等を記憶する記憶部と、重金属捕集剤Hの濃度等を表示する表示部とを有する。
演算部は、受光体212から出力された、赤、緑及び青色帯域光の強度信号に基づいて、各帯域光についての時間平均強度を算出することができる。また、演算部は、特定色が吸収された光の透過光強度から吸収のない光の透過光強度を差し引いて、赤、緑及び青色帯域光における、ベースライン補正をした光透過率(吸光度)を算出することもできる。
また、演算部は、赤、緑及び青色帯域光における、光透過率(吸光度)から重金属捕集剤の濃度を算出することもできる。具体的には、記憶部に光透過率と重金属捕集剤との関係を示す検量グラフが記憶されているため、演算部はそのグラフのデータに基づいて、光透過率から重金属捕集剤の濃度を算出することができる。このグラフの傾きが大きい程、重金属捕集剤の濃度はより精度良く求められる。
このように、測定部2は、測定対象液Yの光透過率を測定することで、処理水S1中の重金属捕集剤Hの濃度を測定することができ、その濃度に基づいて添加量調整装置13は、排水中に添加する重金属捕集剤Hの量を調整することができる。
なお、測定部2については、前述したように、分光学的に重金属捕集剤Hの濃度を測定する構成を例に挙げたが、濃度測定装置1では、かかる例に限定されない。例えば、測定部2は、測定対象液Y中の重金属捕集剤Hの濃度を処理水S1の酸化還元電位に基づいて測定してもよい。
(制御部3)
制御部3は、濃度測定装置1における制御装置として、セルG内に付着した測定対象液由来の汚れを除去することが可能な洗浄剤ZをセルG内に通流させるタイミングを制御する(図2再参照)。具体的には、後述する濃度測定装置1の洗浄方法において、測定部2で測定される測定対象液Yの光透過率に基づいて、制御部3は、セルG内に洗浄剤Zを通流させるタイミングを制御することができる。
制御部3は、光透過率が所定値以下となった場合に、セルG内に洗浄剤Zを通流させることが可能である。この所定値は、特に限定されず、例えば、ウェルクリン(登録商標)を用いた計測を行う場合、その分解能が落ちることを考慮して、初期透過率の80%とすることができる。また、制御部3は、測定部2による重金属捕集剤Hの濃度の測定回数が所定回数に達した場合に、セルG内に洗浄剤Zを通流させることもできる。この所定回数も、特に限定されず、同様にウェルクリン(登録商標)を用いた計測を行う場合、初期透過率の80%まで透過率が低下することを考慮して、例えば、24回とすることができる。
制御部3は、CPU、メモリ及びハードディスクなどを備える汎用のコンピュータによって構成できる。このハードディスク内には、OSや、以下で説明する洗浄方法に関する各工程を実行するプログラム等が格納されている。
(測定対象液供給部4)
図2に示す測定対象液供給部4は、重金属捕集剤Hを含む測定対象液Yを測定部2に供給する。測定対象液供給部4は、発色試薬Xを収容するタンク40、測定対象液Yを収容するタンク41、タンク41に収容された測定対象液YをセルG内に向けて通流させるポンプP、測定対象液Yが通流する流路42、及び制御部3により流路42上の弁の開閉が行われるバルブ43、測定対象液Y中の不要物をろ過するストレーナ44から主に構成される。
タンク41に入れられる測定対象液Yに含まれる重金属捕集剤Hとしては、ジチオカルバミン酸系重金属捕集剤が挙げられる。
このジチオカルバミン酸系重金属捕集剤としては、特に限定されないが、ジチオカルバミン酸塩、ジアルキルジチオカルバミン酸塩、シクロアルキルジチオカルバミン酸塩、ピペラジンビスジチオカルバミン酸塩、テトラエチレンペンタミンジチオカルバミン酸塩、ポリアミンのジチオカルバミン酸塩等が挙げられる。なお、これらの1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、測定対象液Y中の重金属捕集剤Hの濃度を、測定対象液Yの光透過率に基づいて測定可能にするために、測定対象液Yは発色試薬Xを有している。発色試薬Xは、Fe2+、Fe3+、Cu2+、Zn2+、Pb2+、Ni2+、Cd2+、Mn2+などの硫酸塩、塩酸塩等の水溶性塩を含有しているものが挙げられるが、発色の度合や分析作業終了後の放流時に特段の処理が不要となることからFe2+又はFe3+の塩を用いることが好ましい。重金属捕集剤Hとしてジチオカルバミン酸系重金属捕集剤を用いる場合、ジチオカルバミン酸系重金属捕集剤と反応して発色性しやすいため、塩化第一鉄等の二価の鉄イオンを有していることが好ましい。また、測定対象液YのpHは、6.0〜7.0であることが好ましい。
一般に、重金属捕集剤Hの希薄水溶液に発色試薬Xを添加した場合の発色は、発色試薬Xの添加量が増加するほど発色が濃くなるが、水中の捕集剤の全量と添加重金属化合物とが反応する当反応量以上になると、重金属化合物添加量を多くしても発色はそれ以上濃くならない。従って、処理水S中の残留捕集剤濃度を定量するときには、上記の当反応量以上(例えば当反応量の1〜10倍、特に1.5〜5倍程度)に発色試薬を添加することが好ましい。
(洗浄剤供給部5)
図2に示す洗浄剤供給部5は、重金属捕集剤Hや発色試薬X等の測定対象液Y由来の汚れを除去することが可能な洗浄剤Zを測定部2に供給する。洗浄剤供給部5は、洗浄剤Zを収容するタンク50、タンク50に収容された洗浄剤ZをセルG内に向けて通流させるポンプP、洗浄剤Zが通流する流路52、及び制御部3により流路52上の弁の開閉が行われるバルブ53から主に構成される。
タンク50に収容される洗浄剤Zとしては、シュウ酸、塩酸、硫酸酸性の過酸化水素、フッ素酸、硝酸、クエン酸等の有機酸、キレート剤等を含有する溶液が挙げられる。この中でも、洗浄剤Zとしては、セル内に付着した測定対象液Y由来の汚れをより効率的に落とすためにも、シュウ酸を含有する溶液であることが好ましい。洗浄剤Zがシュウ酸を含有する場合、シュウ酸の濃度は、洗浄剤全量中、3.0〜10.0質量%であることが好ましい。また、洗浄剤のpHは、特に限定されないが、洗浄効果をより高めるためにも、2.0以下であることが好ましい。
(液供給ライン6及び液排出ライン7)
図2に示す液供給ライン6は、測定対象液Y又は洗浄剤Zを測定部2のセルG内に通流させる。また、液排出ライン7は、測定部2で重金属捕集剤Hの濃度が測定された測定対象液Y、測定対象液Y由来の汚れを除去した洗浄剤Z、その他の調整液をセルGから外部に排出させる。排出された測定対象液Y又は洗浄剤Zの処理方法については、本実施形態の濃度測定装置1では特に限定されない。
<濃度測定装置1における洗浄方法>
次に、本実施形態の濃度測定装置1で行われるセルG内の洗浄方法について説明する。濃度測定装置1における洗浄は、セルG内に入れられた測定対象液Y中の重金属捕集剤Hの濃度が1又は複数回測定された後に行われる。そこで、まず、洗浄方法の説明の前に、測定対象液Y中の重金属捕集剤Hの濃度の測定方法について説明する。
(濃度測定方法)
まず、重金属捕集剤Hを有する処理水Sを水等の溶媒に溶解し、発色試薬Xを添加することで測定対象液Yを作製する。
次に、可視光を吸収しない透明な調整液(例えば、純水や発色前の透明な試料)を、チューブポンプ(例えば、東京理化器械株式会社製SMP21)を使用して、液供給ライン6から測定部2のセルG内に通流させる。流量や流す時間については、特に限定されないが、例えば、10mL/分の流量で3分間程度通流させる。約1分間発光体211からの光を、測定部2の透明部203を介して、調整液中に照射する。
そして、図3及び図4に示した構成により、発光体211から発せられた光は、調整液を透過して反射板201で反射される。その後、その光は、再度調整液を透過して、透過光として受光体212により受光される。
このとき、受光体212は、RGBの3つのカラーフィルターを介して上記の透過光を受光する。受光体212は、可視光域の光の波長体を3分割した赤、緑及び青色帯域光の強度を同時に測定することができる。
そして、演算処理装置22は、約1分間にわたり受光体212が受光した光の強度を平均して赤、緑及び青色帯域光の光強度を算出する。これにより、調整液の光透過率を測定することができる。演算処理装置22は、この調整液の光透過率を100%とすることができる。
次に、発色試薬Xを加えてから一定時間放置して発色させた測定対象液Yについて、上述した調整液と同様の方法で光透過率の測定を行う。
重金属捕集剤Hの濃度が高い程、光透過率は低くなる(吸光度は高くなる)。ここで、演算処理装置22は、重金属捕集剤Hについて、赤、緑及び青色帯域光についての光透過率(吸光度)と濃度との関係を検量グラフのデータとして予め記憶している。そのため、演算処理装置22は、そのデータに基づいて、光透過率を測定した測定対象液中の重金属捕集剤Hの濃度を算出することができる。演算処理装置22は、その濃度を表示することもできる。
なお、測定対象液Yが、塩化第一鉄等の発色試薬Xの添加により、黄色に発色している場合には、この測定対象液Yは、赤色帯域光と緑色帯域光をほとんど吸収せず、補色光である青色帯域光のみを吸収する。そのため、光の強度は、青色帯域光のみを考慮すればよい。
また、測定対象液Yが、例えば、青色に発色している場合には、この測定対象液Yは、青色帯域光をほとんど吸収せず、赤色帯域光と緑色帯域光を吸収する。そのため、光の強度は、赤色帯域光及び緑色帯域光のみを考慮すればよい。
(洗浄方法)
次に、濃度測定装置1におけるセルG内の洗浄方法について説明する。図6は、本実施形態の濃度測定装置1で行われる洗浄方法の一例を示すフロー図である。
まず、シュウ酸又は塩酸を含有する洗浄剤Zを作製して、タンク50に貯蔵しておく(図2再参照)。続いて、測定部2が、タンク41からセルG内に入れられた測定対象液Y中の重金属捕集剤Hの濃度を複数回測定する。濃度の測定は、上述したように測定対象液Yの光透過率を測定することにより求められる(ステップS11)。
このとき、制御部3は、光透過率がX%(Xは、0以上100未満の予め設定される任意の値)以下であるか否かを判定する(ステップS12)。そして、光透過率がX%以下でない場合には、制御部3は重金属捕集剤Hの濃度測定を引き続き測定部2に行わせる。本実施形態の濃度測定装置1では、これらの操作を繰り返しながら、セルGの汚れの度合いを評価して、精度良く重金属捕集剤Hの濃度を測定することができる。
一方、光透過率がX%以下となった場合には、制御部3は、バルブ42の弁を閉じて、バルブ52の弁を開く。これにより、タンク50に貯蔵された洗浄剤Zが測定部2のセルGに通流される。このようにして、重金属捕集剤H及び発色試薬X由来の汚れが除去されることで、セルGが洗浄される(ステップS13)。
洗浄方法については、洗浄剤Zが、セルG内に充満するように入れられ、例えば、18分間程度浸漬洗浄される。これにより、セルに付着した汚れは、徐々に分解し、汚れは低減する。そして、洗浄廃液をセルから排出するために、検水がセルG内に通流させられる。検水をセルG内に通流させる時間は特に限定されないが、例えば、約2分間程度である。これにより、洗浄剤をセルGから排出することができ、再び重金属捕集剤Hの濃度測定を行うことができる。
なお、この汚れとしては、例えば、重金属捕集剤Hにジチオカルバミン酸系重金属捕集剤を用い、発色試薬Xに塩化第一鉄を用いた場合には、ジチオカルバミド基と鉄のキレート物等の分解速度の遅い汚れが挙げられる。この汚れに対する洗浄剤Zは、シュウ酸又は塩酸を含有していることが好ましい。この洗浄剤Zは、汚れの成分である、ジチオカルバミド基及び鉄の少なくとも一方と反応する。そして、洗浄剤Zは、ジチオカルバミド基を分解したり、キレート剤を含有する場合にはキレート剤同士が金属を置換し、鉄を置換したりすることで、ジチオカルバミド基と鉄のキレート物を分解し、セルGから除去することができる。これにより、セルGを洗浄することができる。
このように、本実施形態の濃度測定装置1では、測定対象液Y中の光透過率がX%以下となった場合に、制御部3がセルG内に洗浄剤Zを通流させ、セルを洗浄させることができる。
また、制御部3は、他の例として測定部2による重金属捕集剤Hの濃度の測定回数が所定回数に達した場合に、セルG内に洗浄剤を通流させることも可能である。図7は、本実施形態の濃度測定装置1で行われる洗浄方法の他の例を示すフロー図である。
図7に示す例では、測定部2が測定対象液Yの光透過率を測定し(ステップS11)、その後、制御部3は、光透過率の測定回数がN回(Nは、1以上の予め設定される任意の値)に達したか否かを判定する(ステップS22)。光透過率の測定回数がN回に達していない場合には、制御部3は重金属捕集剤Hの濃度測定を引き続き測定部2に行わせる。
一方、光透過率の測定回数がN回に達した場合には、制御部3は、図5に示した例と同様に、バルブ42の弁を閉じて、バルブ52の弁を開く。これにより、タンク50に貯蔵された洗浄剤が測定部2のセルGに通流される。このようにして、重金属捕集剤H及び発色試薬X由来の汚れを除去することで、セルGを洗浄する(ステップS13)。
以上説明したように、濃度測定装置1では、制御部3が特定のタイミングでセルG内に洗浄剤Zを通流させ、セルG内の洗浄を行う。そのため、セルに付着した汚れによる重金属捕集剤Hの濃度測定誤差を効率的に低減し、濃度の測定精度を維持しつつ、連続的に濃度測定を行うことが可能になる。そして、濃度測定装置1を有する凝集沈殿処理システム10では、排水S中への重金属捕集剤Hの添加量の誤差を低減することができる。
(変形実施形態)
次に、本実施形態の濃度測定装置1の変形実施形態の構成について説明する。図8は、本実施形態の変形例の濃度測定装置1の構成を説明する図である。本変形例の濃度測定装置1は、図2を参照しながら説明した濃度測定装置1と比し、発色試薬供給部8を備える点が異なるが、それ以外の構成及び機能は、実質的に同一である。そのため、ここでは、発色試薬供給部8の構成及びその機能についてのみ説明する。
発色試薬供給部8は、発色試薬Xを収容するタンク80、発色試薬をセルG内に向けてタンク80から排出させるポンプP、及び発色試薬をタンク80からセルGに向けて通流させる流路82から主に構成される。
ポンプPによって、発色試薬は、流路82を通って、セルG内に入れられる。これによって、発色試薬は、液供給ライン6からセル内に入れられた重金属捕集剤HとセルG内で反応する。このように、本変形例の濃度測定装置1では、処理水S中の重金属捕集剤HがセルGに入れられる前に発色試薬Xと反応していなくても、セルG内で発色試薬Xと反応し、測定部2で重金属捕集剤Hの光透過率を測定することが可能になる。
以下、本発明の実施例及び比較例を挙げて、本発明の効果について具体的に説明する。
<実験条件>
ジチオカルバミン酸系重金属捕集剤(ウェルクリン(登録商標)(栗田工業株式会社製))を純水に溶解して、ジチオカルバミン酸系重金属捕集剤の濃度が100mg/Lとなるように調製した試料を準備した。この試料に発色試薬(塩化第一鉄溶液)を添加し、試料を発色させて測定対象液を作製した。pHは、6.5に調製した。
洗浄剤としては、シュウ酸、塩酸の濃度を全量中9.8質量%に調製した水溶液を用いた(実施例1、2)。また、シュウ酸の濃度を全量中4.0質量%、3.0質量%に調製した水溶液も用いた(実施例3、4)。更に、全量中、硫酸を9.8質量%に調製し、過酸化水素を5.8質量%に調製した硫酸酸性過酸化水素水溶液も用いた(実施例5)。また、硫酸、リン酸、クエン酸及びEDTAの濃度を夫々全量中9.8質量%に調製した水溶液も用いた(実施例6〜9)。
そして、まず、セルGに試薬を添加する前の透明な試料の光透過率を濃度測定装置1を用いて測定した。この光透過率を100%と調整した。
次に、この測定対象液の光透過率を、濃度測定装置1を用いて測定した。光透過率の測定は、24回行った。具体的には、光透過率測定で透過率が100%である青色帯(400nm〜540nm)の強度変化を24回測定した。24回のジチオカルバミン酸系重金属捕集剤の濃度測定の後、セルG内に18分間洗浄剤を浸漬して洗浄した。以後、24回のジチオカルバミン酸系重金属捕集剤の濃度測定と、18分間の洗浄剤による洗浄を繰り返した。
<実験結果>
測定結果を図9及び表1に示す。図9は、各種洗浄剤を用いた場合における、測定対象液の光透過率の変化を表すグラフである。図9では、光透過率が低いほど、セル内に汚れが付着していることを示す。また、表1は、各種の洗浄剤の洗浄率を示した表である。ここで、洗浄率とは、以下の式で表される。
図9及び表1に示すように、9.8質量%のシュウ酸を含有する洗浄剤及び硫酸酸性過酸化水素を含有する洗浄剤が、汚れに対する洗浄効果が非常に優れていることが分かった。また、9.8質量%の塩酸と4.0質量%のシュウ酸とは同等の洗浄力を有することが分かった。また、4.0質量%のシュウ酸を含有する洗浄剤では、9.8質量%のシュウ酸に比べると洗浄効果は劣るものの、70%程度の光透過率を安定に維持することが分かった。一方、硫酸、リン酸、クエン酸又はEDTAを含有する洗浄剤では、シュウ酸、塩酸に比べ、洗浄効果が小さいことが分かった。
シュウ酸、塩酸、硫酸酸性過酸化水素は、酸化力が大きな酸であるため、セルの汚れに対する洗浄効果に優れていると考えられる。
1 濃度測定装置
2 測定部
20 本体部
21 受発光部
3 制御部
4 測定対象液供給部
40 タンク
41 流路
42 バルブ
5 洗浄剤供給部
50 タンク
51 流路
52 バルブ
6 液供給ライン
7 液排出ライン
8 発色試薬供給部
10 凝集沈殿処理システム
11 水路
12 タンク
13 添加量調整装置
G セル
H 重金属捕集剤
X 発色試料
Y 測定対象液
Z 洗浄剤

Claims (5)

  1. セル内に入れられた測定対象液中のジチオカルバミン系重金属捕集剤の濃度を、二価の鉄イオンを有する発色試薬を含有する測定対象液の透過率に基づいて自動測定する測定部と、
    前記セル内に付着した前記測定対象液由来の汚れを除去することが可能な、シュウ酸、塩酸及び硫酸酸性過酸化水素のうちから選択される少なくとも1つを含有する洗浄剤を
    前記透過率が初期透過率の80%以下となった場合に、前記セル内に通流させるタイミングを制御する制御部と、を備える濃度測定装置。
  2. 前記測定部による前記重金属捕集剤の濃度の測定回数が所定回数に達した場合に、
    前記制御部は、前記セル内に前記洗浄剤を通過させる請求項1記載の濃度測定装置。
  3. 前記洗浄は、シュウ酸又は塩酸を含有するものである請求項1又は2記載の濃度測定装置。
  4. 前記シュウ酸が、洗浄剤全量中3〜10質量%含まれる請求項1〜3の何れか1項記載の濃度測定装置。
  5. セル内に入れられた測定対象液中のジチオカルバミン系重金属捕集剤の濃度を、二価の鉄イオンを有する発色試薬を含有する測定対象液の透過率に基づいて自動測定する工程と、
    前記セル内に付着した前記測定対象液由来の汚れを除去することが可能な、シュウ酸、塩酸及び硫酸酸性過酸化水素のうちから選択される少なくとも1つを含有する洗浄剤を
    前記透過率が初期透過率の80%以下となった場合に、前記セル内に通流させることで前記セル内を洗浄する工程と、を含む濃度測定装置の洗浄する工程と、を含む、濃度測定装置の洗浄方法。
JP2014064126A 2014-03-26 2014-03-26 濃度測定装置及び該濃度測定装置の洗浄方法 Expired - Fee Related JP6314587B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014064126A JP6314587B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 濃度測定装置及び該濃度測定装置の洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014064126A JP6314587B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 濃度測定装置及び該濃度測定装置の洗浄方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015184273A JP2015184273A (ja) 2015-10-22
JP6314587B2 true JP6314587B2 (ja) 2018-04-25

Family

ID=54350941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014064126A Expired - Fee Related JP6314587B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 濃度測定装置及び該濃度測定装置の洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6314587B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101784704B1 (ko) * 2016-03-24 2017-10-12 (주) 테크로스 잔류 염소농도 측정장치 및 방법
JP6927346B1 (ja) * 2020-02-21 2021-08-25 栗田工業株式会社 水質分析方法
AT527029B1 (de) * 2023-04-21 2024-10-15 Anton Paar Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Charakterisierung einer Probe und insbesondere zur Charakterisierung eines Probenbehälters

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5820205A (ja) * 1981-07-31 1983-02-05 Kurita Water Ind Ltd 膜分離装置の洗浄方法
JPH06281565A (ja) * 1993-03-29 1994-10-07 Yokogawa Electric Corp 吸光度式分析計
JPH07216389A (ja) * 1993-12-07 1995-08-15 Esupo Kk 洗浄剤組成物及び洗浄方法
JP3371632B2 (ja) * 1995-08-17 2003-01-27 株式会社明電舎 光学式水質測定器の洗浄方法
JPH09113440A (ja) * 1995-10-24 1997-05-02 Meidensha Corp 光学式濃度測定装置
JPH1054829A (ja) * 1996-04-25 1998-02-24 Meidensha Corp オゾン処理水の液相オゾン濃度測定装置及び過マンガン酸イオン検出装置
JP3842492B2 (ja) * 1999-09-13 2006-11-08 株式会社東芝 藻類濃度測定システム
JP2001194302A (ja) * 2000-01-14 2001-07-19 Otsuka Denshi Co Ltd 光学測定装置
JP2007218825A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Chugoku Electric Power Co Inc:The 連続測定型全りん計及び連続測定型全りん計の運転方法
ATE545014T1 (de) * 2009-04-30 2012-02-15 Hoffmann La Roche Verfahren zur detektion von verunreinigungen einer optischen messküvette
JP5463243B2 (ja) * 2010-08-30 2014-04-09 株式会社日立製作所 アルミニウムの自動測定装置
JP5728983B2 (ja) * 2011-02-04 2015-06-03 栗田工業株式会社 重金属捕集剤の薬注制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015184273A (ja) 2015-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6314587B2 (ja) 濃度測定装置及び該濃度測定装置の洗浄方法
US10150680B1 (en) Water monitoring device and method
EP2795295B1 (en) Water-quality monitoring system
JP5728983B2 (ja) 重金属捕集剤の薬注制御方法
US10254224B2 (en) Handheld fluorometer
CN103185700B (zh) 测量水中成分及其浓度的变动光径测量装置及方法
CN107250773B (zh) 二硫代氨基甲酸系重金属捕捉剂的浓度测定方法以及浓度测定用试剂
CN111458329B (zh) 总氯、余氯分析方法
JP6225522B2 (ja) 水質測定装置
JP6818336B2 (ja) 洗浄液の汚染度判定装置及び汚染度判定方法
US10794883B2 (en) Colorimetric detection of aluminum in an aqueous sample
JP5880625B2 (ja) 重金属捕集剤濃度の測定方法及び装置
WO2020152896A1 (ja) 水質分析計及び水質分析方法
Kinani et al. A Critical Review on Chemical Speciation of Chlorine-Produced Oxidants (CPOs) in Seawater. Part 2: Sampling, Sample Preparation and Non-Chromatographic and Mass Spectrometric-Based Methods
JP2017032502A (ja) 残留塩素測定システム及びプログラム
JP5962880B1 (ja) ジチオカルバミン酸系重金属捕集剤の濃度測定方法及び濃度測定用試薬
EP3728694B1 (en) Blackened optical component without fluorescence
CN202693468U (zh) 砷离子在线自动监测装置
JP6935241B2 (ja) 除去部材、校正装置、及びガス分析装置
JP2006125930A (ja) 水質測定器および水質測定方法
JP4722868B2 (ja) 野菜の洗浄方法
JP2008082933A (ja) 被測定水中の被検成分濃度の測定方法
Geißler Development and validation of microfluidic lab-on-chip analyzers for the in situ quantification of dissolved iron and manganese species in seawater

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6314587

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees