JP6305958B2 - 合奏装置、合奏システム、その方法及びプログラム - Google Patents
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Description
第二合奏装置が、楽音情報に基づき、音を再生する再生ステップとを含む。
まず本実施形態の基本原理について述べる。図1は、第一地点から第二地点への往路の所要時間(伝送遅延)が例えば20msで、復路の所要時間(伝送遅延)が例えば180msのときに、第一地点で演奏入力動作(例えば鍵盤を1回押す動作)をした場合に、第一地点と第二地点で得られる楽音のタイミングを示した図である。つまり、ネットワーク上の通信の往復遅延時間を表している。
図4は第一実施形態に係る合奏システム1の機能ブロック図を、図5はその処理フローを示す。
合奏装置100−pの生体信号取得部110−pが、第一演奏者がリズムを刻む音を発生する動きをすることを意図したことに起因して発生する生体信号に対応する生体情報を取得する(S1)。送信部130−pが、通信回線10を介して第二地点の合奏装置100−qに、生体情報を送信する(S2)。
合奏装置100−qの受信部160−qが、生体情報を受信する(S3)。このとき、第一地点から第二地点に生体情報を伝送する際に、数十msの遅延が生じたとしても、第二演奏者側に生体情報が到着した時点では第一地点ではA音は発生していないぐらい時間的な余裕がある。
合奏装置100−pの音取得部120−pが、生体信号による動きにより発生した音に対応する楽音情報を取得する(S5)。合奏装置100−pの送信部130−pが、通信回線10を介して第二地点の合奏装置100−qに、楽音情報を送信する(S6)。
合奏装置100−qの受信部160−qが、楽音情報を受信する(S7)。合奏装置100−qの再生部140−qが、楽音情報に基づき、音を再生する(S8)。再生部140−qとして例えばスピーカを用いる。なお、第二演奏者の演奏する楽器βのB音を音取得部120−qで取得し、再生部140−qから再生してもよい。この場合、再生のタイミングは、楽器βの演奏時でもよいし(図2A参照)、A音の再生時に合わせて遅延させてもよい。なお、A音とB音の混合方法、及び、B音を遅延させる方法は従来技術と同様の方法により実現すればよい(例えば特許文献1参照)。
以上の構成により、従来技術とは異なる方法でネットワーク上の遅延時間に基づく違和感を低減することができる。
本実施形態では、生体情報として、筋電位に対応する情報を用いたが、第一演奏者の演奏のリズムを刻むタイミングに関する運動野、錐体路及び筋肉の少なくとも何れかの活動に基づき発生する生体信号に対応する情報を用いてもよい。要は、演奏により発生する楽音が得られるよりも前に、その演奏動作に対応する生体信号が得られれば良い。例えば、筋電位ではなく、筋肉の活動に合わせて変化する、筋音計によって測定した筋音図を生体情報として用いてもよい。また、筋肉に信号を送る運動野または錐体路の活動に基づき発生する生体信号に対応する情報から本実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記の実施形態及び変形例で説明した各装置における各種の処理機能をコンピュータによって実現してもよい。その場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記各装置における各種の処理機能がコンピュータ上で実現される。
Claims (10)
- ネットワークを介して、第一地点にいる第一演奏者と、上記第一地点とは異なる第二地点にいる第二演奏者との合奏を実現するために上記第一地点に配置される合奏装置であって、
上記第一演奏者がリズムを刻む音を発生する動きをすることを意図したことに起因して発生する生体信号に対応する生体情報を取得する生体信号取得部と、
上記ネットワークを介して上記第二地点に、上記生体情報を送信し、その後、上記生体信号による動きにより発生した音に対応する楽音情報を送信する送信部と、を含み、
上記第二地点では、上記楽音情報に対応する音が再生されるよりも早く、上記生体情報に対応する刺激が上記第二演奏者に呈示される、
合奏装置。 - 請求項1の合奏装置であって、
上記生体情報は、第一演奏者の演奏のリズムを刻むタイミングに関する運動野、錐体路及び筋肉の少なくとも何れかの活動に基づき発生する生体信号に対応する情報である、
合奏装置。 - 請求項2の合奏装置であって、
上記生体情報は、合奏に関わる者が主にリズムを刻むために動かす部位から取得した演奏のタイミングに関する筋電位に対応する情報である、
合奏装置。 - 請求項3の合奏装置であって、
上記筋電位は、上記第一演奏者がドラム演奏者の場合には二の腕の拮抗筋の筋電位であり、上記第一演奏者がピアノ演奏者の場合には左手前腕の筋電位である、
合奏装置。 - ネットワークを介して、第一地点にいる第一演奏者と、上記第一地点とは異なる第二地点にいる第二演奏者との合奏を実現する合奏システムであって、
上記第一演奏者がリズムを刻む音を発生する動きをすることを意図したことに起因して発生する生体信号に対応する生体情報を取得する生体信号取得部と、
上記ネットワークを介して上記第二地点に、上記生体情報を送信し、その後、上記生体信号による動きにより発生した音に対応する楽音情報を送信する送信部と、を含む第一合奏装置と、
上記生体情報を受信し、その後、上記楽音情報を受信する受信部と、
上記生体情報に基づき、上記第二演奏者に刺激を呈示する呈示部と、
上記楽音情報に基づき、上記音を再生する再生部とを含む第二合奏装置とを有する、
合奏システム。 - 請求項5の合奏システムであって、
上記再生部が上記楽音情報に対応する音を再生するよりも早く、上記呈示部は上記生体情報に対応する視覚的刺激、触覚的刺激または上記楽音情報に対応する音とは異なる聴覚的刺激の少なくとも何れかを、上記リズムに合わせて上記第二演奏者に呈示する、
合奏システム。 - 請求項5の合奏システムであって、
上記再生部が上記楽音情報に対応する音を再生するよりも早く、上記呈示部は上記生体情報に対応する機能的電気刺激を、上記リズムに合わせて上記第二演奏者に呈示する、
合奏システム。 - ネットワークを介して、第一地点にいる第一演奏者と、上記第一地点とは異なる第二地点にいる第二演奏者との合奏を実現する合奏方法であって、
生体信号取得部が、上記第一演奏者がリズムを刻む音を発生する動きをすることを意図したことに起因して発生する生体信号に対応する生体情報を取得する生体信号取得ステップと、
送信部が、上記ネットワークを介して上記第二地点に、上記生体情報を送信する第一送信ステップと、
音取得部が、上記生体信号による動きにより発生した音に対応する楽音情報を取得する音取得ステップと、
送信部が、上記ネットワークを介して上記第二地点に、上記楽音情報を送信する第二送信ステップと、を含み、
上記第二地点では、上記楽音情報に対応する音が再生されるよりも早く、上記生体情報に対応する刺激が上記第二演奏者に呈示される、
合奏方法。 - 第一地点に配置された第一合奏装置と、上記第一地点とは異なる第二地点に配置された第二合奏装置を用いて、ネットワークを介して、上記第一地点にいる第一演奏者と、上記第二地点にいる第二演奏者との合奏を実現する合奏方法であって、
上記第一合奏装置が、上記第一演奏者がリズムを刻む音を発生する動きをすることを意図したことに起因して発生する生体信号に対応する生体情報を取得する生体信号取得ステップと、
上記第一合奏装置が、上記ネットワークを介して上記第二地点に、上記生体情報を送信する第一送信ステップと、
上記第二合奏装置が、上記生体情報を受信する第一受信ステップと、
上記第二合奏装置が、上記生体情報に基づき、上記第二演奏者に刺激を呈示する呈示ステップと、
上記第一合奏装置が、上記生体信号による動きにより発生した音に対応する楽音情報を取得する音取得ステップと、
上記第一合奏装置が、上記ネットワークを介して上記第二地点に、上記楽音情報を送信する第二送信ステップと、
上記第二合奏装置が、上記楽音情報を受信する第二受信ステップと、
上記第二合奏装置が、上記楽音情報に基づき、上記音を再生する再生ステップとを含む、
合奏方法。 - 請求項1〜請求項4の何れかの合奏装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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JP2015080591A JP6305958B2 (ja) | 2015-04-10 | 2015-04-10 | 合奏装置、合奏システム、その方法及びプログラム |
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