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JP6304876B2 - リチウム空気電池 - Google Patents

リチウム空気電池

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JP6304876B2 JP2014058975A JP2014058975A JP6304876B2 JP 6304876 B2 JP6304876 B2 JP 6304876B2 JP 2014058975 A JP2014058975 A JP 2014058975A JP 2014058975 A JP2014058975 A JP 2014058975A JP 6304876 B2 JP6304876 B2 JP 6304876B2
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Description

本発明は、リチウム空気電池およびリチウムイオン二次電池に関するものである。
近年、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車(PHEV)に用いられる蓄電池について、性能向上の検討が盛んに行われている。このような蓄電池としては、例えば、実用化されているリチウムイオン二次電池(例えば、特許文献1参照)や、リチウムイオン二次電池と比して5倍以上の非常に高いエネルギー密度を誇る次世代の蓄電池として注目されているリチウム空気電池(例えば、特許文献2,3参照)がある。
特開2010−238510号公報 特開2012−227119号公報 特開2009−32415号公報
ここで、リチウム空気電池およびリチウムイオン二次電池に共通する課題として、電極内または電極近傍における電解液の分解が挙げられる。このような電解液の分解は、充放電時に、電解液に含まれる溶媒が電気的に酸化または還元されることにより起こることが知られている。
充放電時において電解液が分解されると、分解生成物である各種のガスが発生し、容量の低下や電池パックの膨らみ等を生じ、その結果、種々の性能が劣化につながる。
さらに、リチウム空気電池は、正極(空気極)における活物質が酸素であるため、放電時には、強力な求核剤であるO ラジカルが発生する。そのため、リチウム空気電池の電解液には、リチウム二次電池よりも一層強い還元反応耐性が求められる。
このような課題に対し、これまで、電解液について、リチウム空気電池およびリチウムイオン二次電池の充放電の動作条件における分解を抑制する検討がなされて来たが、さらなる改善が求められていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、充放電の動作条件における分解が抑制された電解液を有するリチウム空気電池およびリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、酸素を正極活物質とする正極(例えば、実施形態における正極11)と、リチウムイオンの吸蔵と放出とが可能な負極活物質を有する負極(例えば、実施形態における負極12)と、前記正極および前記負極に挟持された電解液(例えば、実施形態におけるセパレータ13に含浸される電解液)と、を有し、前記電解液は、下記式(2)〜(6)からなる群から選ばれる少なくとも1種の溶媒を有するリチウム空気電池(例えば、実施形態におけるリチウム空気電池1)を提供する。
Figure 0006304876
本発明の一態様においては、上記式(1)において、両分子末端の炭素原子に結合するフッ素原子は、それぞれ2または3であることが望ましい。
本発明の一態様においては、上記式(1)において、m+n+a+b≧6であることが望ましい。
また、本発明の一態様は、リチウムイオンの吸蔵と放出とが可能な正極活物質を有する正極(例えば、実施形態における正極21)と、リチウムイオンの吸蔵と放出とが可能な負極活物質を有する負極(例えば、実施形態における負極22)と、前記正極および前記負極に挟持された電解液(例えば、実施形態におけるセパレータ23に含浸される電解液)と、を有し、前記電解液は、下記式(1)で示される溶媒を有するリチウムイオン二次電池(例えば、実施形態におけるリチウムイオン二次電池2)を提供する。
Figure 0006304876
(ただし、x=1〜3の整数、m,n=1〜2x+1の整数、a,b=0〜2の整数であり、m+n+a+b≧3である。)
本発明の一態様においては、上記式(1)において、両分子末端の炭素原子に結合するフッ素原子は、それぞれ2または3であることが望ましい。
本発明の一態様においては、上記式(1)において、m+n+a+b≧6であることが望ましい。
請求項1に記載した発明によれば、充放電の動作条件における分解が抑制された電解液を有するため、サイクル特性に優れ信頼性の高いリチウム空気電池を提供することができる。
請求項2,3に記載した発明によれば、優れた酸化耐性と還元耐性とを有する溶媒を用いた電解液を有するため、サイクル特性に優れ信頼性の高いリチウム空気電池を提供することができる。
請求項4に記載した発明によれば、充放電の動作条件における分解が抑制された電解液を有するため、サイクル特性に優れ信頼性の高いリチウムイオン二次電池を提供することができる。
請求項5,6に記載した発明によれば、優れた酸化耐性と還元耐性とを有する溶媒を用いた電解液を有するため、サイクル特性に優れ信頼性の高いリチウムイオン二次電池を提供することができる。
第1実施形態のリチウム空気電池を示す模式図である。 第2実施形態のリチウムイオン二次電池を示す模式図である。
[第1実施形態]
以下、図を参照しながら、本発明の第1実施形態に係るリチウム空気電池について説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせてある。
図1は、本実施形態のリチウム空気電池を示す模式図である。リチウム空気電池1は、正極11、負極12、セパレータ13およびこれらを収容する不図示の筐体を有する。セパレータ13には、電解液が含浸されている。
(正極)
正極11は、正極触媒層14と正極集電体15とを有している。正極触媒層14は、正極活物質である酸素を取り込み、活物質として機能させる層である。正極触媒層14としては、多孔質炭素を用いることができる。
正極集電体15は、正極触媒層14に接し、正極触媒層14においてセパレータ13側とは反対側に設けられている。また、正極集電体15には、外部の構成に電気的に接続するための端子16が接続されている。正極集電体15は、導電性を有する金属材料やカーボン等を形成材料としている。正極集電体15は、網状や格子状であってもよい。
また、正極集電体15の外側(正極触媒層14とは反対側)には、酸素拡散膜を有することとしてもよい。酸素拡散膜としては、大気中の酸素を好適に透過できる膜であれば用いることができ、例えば、樹脂製の不織布又は多孔質膜を挙げることができる。
(負極)
負極12は、負極触媒層17と負極集電体18とを有している。負極触媒層17は、負極活物質を含有する層である。負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵および放出することが可能な、負極活物質として通常知られた物質が用いられ、例えば、金属リチウムを挙げることができる。
負極集電体18は、負極触媒層17に接し、負極触媒層17においてセパレータ13側とは反対側に設けられている。また、負極集電体18には、外部の構成に電気的に接続するための端子19が接続されている。負極集電体18としては、正極集電体15と同じものを用いることができる。
(セパレータ)
正極触媒層14と負極触媒層17とは、対向して配置され、これらの間は、正極触媒層14と負極触媒層17とに接するようにセパレータ13が配置されている。セパレータ13は、正極と負極との接触を抑制し、短絡を防止する機能を有する。
セパレータ13は、電解液に含まれる電解質が移動可能な絶縁材料を形成材料としており、例えば、樹脂製の不織布や多孔質膜を挙げることができる。
(電解液)
セパレータ13に含浸される電解液は、後述する溶媒と、溶媒に溶解される電解質と、を有している。
電解質としては、溶媒に溶解してリチウムイオンを生じるリチウム塩を用いることができる。電解液に含まれる電解質としては、例えば、LiClO、LiBFや、LiTFSI(Lithium Bis(Trifluoromethanesulfonyl)Imide;リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド)のようなイオン液体を挙げることができる。
本実施形態のリチウム空気電池においては、電解液に用いる溶媒として、下記式(1)で表される溶媒を採用する。
Figure 0006304876
(ただし、x=1〜3の整数、m,n=1〜2x+1の整数、a,b=0〜2の整数であり、m+n+a+b≧3である。)
リチウム空気電池では、正極(空気極)における活物質が酸素であるため、正極近傍では電池反応において強力な求核剤であるO ラジカルが発生する。このO ラジカルは、正極近傍で電解液中の溶媒を還元し、劣化を起こさせる主原因となっている。従って、リチウム空気電池において、充放電の動作条件における分解を抑制するためには、高い酸化耐性に加え、高い還元耐性が求められる。
式(1)で表される溶媒は、フッ素原子により置換され、m+n+a+b≧3、すなわち一分子内にフッ素原子を3以上有する。フッ素原子により置換されているため、フロンティア軌道理論で定義されるHOMO(Highest Occupied Molecular Orbital; 最高被占分子軌道)のエネルギー準位EHOMOが低下し、電子を放出しにくくなる。すなわち、溶媒分子が安定化する。そのため、無置換のジエーテルと比べ、酸化耐性が向上する。
また、式(1)で表される溶媒は、エーテル結合(−C−O−C−)を分子内に2つ有するジエーテルである。
エーテル結合数が1であると、得られる化合物の分子構造が小さいため、電子状態が不安定化し、酸化還元耐性が低下すると考えられる。また、エーテル結合数が3以上となると、分子軌道が拡大し、特に還元耐性の低下が考えられる。対して、上記式(1)で表される溶媒は、エーテル結合数が2であるため、酸化還元耐性が高いものとなる。
また、式(1)で表される溶媒は、エーテル結合の酸素原子から分子末端に伸びる炭素原子数が1〜3のいずれかである。分子末端に伸びる炭素原子数が4以上である溶媒は、分子軌道の拡大に伴って、還元耐性が低下するおそれがあるが、上記式(1)で表される溶媒では、このような還元耐性の低下が抑制される。
また、式(1)で表される溶媒は、両末端において炭素数が等しく、分子構造から水素およびフッ素原子を除いた炭素骨格が対称性を有している。このような対象構造を有する分子は、炭素骨格が非対称である分子と比べ、分子構造の電子状態が安定となり、特に酸化耐性が高いものとなる。
このような溶媒を有する電解液は、酸化還元耐性が高いことから、本実施形態のリチウム空気電池において、充放電の動作条件における分解を抑制することができる。
なお、上記式(1)で表される溶媒において、両分子末端の炭素原子に結合するフッ素原子は、それぞれ2または3であることが好ましい。このような構造であると、酸化還元耐性が一層高い化合物となり、より信頼性の高いリチウム空気電池を提供することができる。
上記式(1)で表される溶媒においては、m+n+a+b≧6、すなわち一分子内にフッ素原子を6以上有する構造であることが好ましい。このような構造であると、酸化還元耐性が一層高い化合物となり、より信頼性の高いリチウム空気電池を提供することができる。
(酸化還元耐性の評価)
上記式(1)で表される溶媒の酸化還元耐性については、実際にリチウム空気電池のセルを組み立て、サイクル特性や発生するガス量を測定することで、評価することとしてもよいが、下記のような理論計算によっても評価することができる。
すなわち、従来の電解液が有している課題である酸化還元耐性について、酸化反応や還元反応における電子の授受に着目すると、還元反応とは外部から電子を受け取る反応であり、酸化反応とは外部へ電子を放出する反応である。つまり、酸化還元反応とは電子の授受反応に置き換えることができる。
ある溶媒分子において、フロンティア軌道理論で定義されるHOMO(Highest Occupied Molecular Orbital; 最高被占分子軌道)のエネルギー準位EHOMO、およびLUMO(Lowest Occupied Molecular Orbital; 最低空分子軌道)のエネルギー準位ELUMOを考えると、充放電の電位と電解液(溶媒)のEHOMO、ELUMOとは、次のような関係にあるといえる。
すなわち、ある溶媒分子において、充電時の電位がELUMO以上となると、その電解液は還元(電子を受け取る)反応を起こすと言える。
一方、放電時の電位がEHOMO以下となると、その電解液は酸化(電子を放出する)反応を起こすと言える。
このように考えると、ELUMOが高い溶媒分子ほど、電子を受け取りにくく還元耐性が高いと評価することができる。
HOMOが低い溶媒分子ほど、電子を放出しにくく酸化耐性が高いと評価することができる。
本発明においては、溶媒分子のELUMOおよびEHOMOは、公知文献(J. Chem. Phys. 133, 174101 (2010).)に記載された第一原理手法である長距離補正密度汎関数(LC-DFT法; Long-range-Corrected Density Functional Theory)を用いて計算した。計算においては、密度汎関数としてLC−BOPを使用し、基底関数としてcc−pVDZを使用した。本手法によって、溶媒分子の正確なELUMOおよびEHOMOを計算することが可能となる。
上記式(1)で表される溶媒は、上記計算により得られるELUMOおよびEHOMOに基づいて評価することにより、従来知られたリチウムイオン二次電池で汎用されているエステル化合物やエーテル化合物よりも酸化還元耐性が高いと評価することができる。
以上のような構成のリチウム空気電池によれば、電解液が上記式(1)で表される溶媒を有するため、充放電の動作条件における分解が抑制されたものとなる。
[第2実施形態]
図2は、本発明の第2実施形態に係るリチウムイオン二次電池の説明図である。
図に示すように、本実施形態のリチウムイオン二次電池2は、正極21、負極22、セパレータ23およびこれらを収容する不図示の筐体を有する。セパレータ23には、電解液が含浸されている。
(正極)
正極21は、正極触媒層24と正極集電体25とを有している。正極触媒層24は、正極活物質を含有する層である。正極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵および放出することが可能な、正極活物質として通常知られた物質が用いられ、例えば、リチウム複合金属酸化物であるコバルト酸リチウムを用いることができる。
正極集電体25は、正極触媒層24に接し、正極触媒層24においてセパレータ23側とは反対側に設けられている。また、正極集電体25には、外部の構成に電気的に接続するための端子26が接続されている。正極集電体25は、上述の第1実施形態で示したものと同様の構成を採用することができる。
(負極)
負極22は、負極触媒層27と負極集電体28とを有している。負極触媒層27は、負極活物質を含有する層である。負極活物質としては、正極よりも低い電位でリチウムイオンの吸蔵および放出することが可能な、負極活物質として通常知られた物質が用いられ、例えば、グラファイトを挙げることができる。
負極集電体28は、負極触媒層27に接し、負極触媒層27においてセパレータ23側とは反対側に設けられている。また、負極集電体28には、外部の構成に電気的に接続するための端子29が接続されている。負極集電体28としては、正極集電体25と同じものを用いることができる。
(セパレータ・電解液)
正極触媒層24と負極触媒層27とは、対向して配置され、これらの間は、正極触媒層24と負極触媒層27とに接するようにセパレータ23が配置されている。セパレータ23としては、上述の第1実施形態で示したものと同様の構成を採用することができる。
(電解液)
セパレータ23は、電解液を含浸している。電解液としては、上述の第1実施形態で示したものと同様の構成を採用することができ、下記式(1)で表される溶媒と、溶媒に溶解される電解質であるリチウム塩と、を有している。
Figure 0006304876
(ただし、x=1〜3の整数、m,n=1〜2x+1の整数、a,b=0〜2の整数であり、m+n+a+b≧3である。)
このような溶媒を有する電解液は、酸化還元耐性が高いことから、第1実施形態のリチウム空気電池と同様に、リチウムイオン二次電池の充放電においても、分解を抑制することができる。
上記式(1)で表される溶媒において、両分子末端の炭素原子に結合するフッ素原子は、それぞれ2または3であることが好ましい。このような構造であると、酸化還元耐性が一層高い化合物となり、より信頼性の高いリチウムイオン二次電池を提供することができる。
上記式(1)で表される溶媒においては、m+n+a+b≧6、すなわち一分子内にフッ素原子を6以上有する構造であることが好ましい。このような構造であると、酸化還元耐性が一層高い化合物となり、より信頼性の高いリチウムイオン二次電池を提供することができる。
以上のような構成のリチウムイオン二次電池によれば、電解液が上記式(1)で表される溶媒を有するため、充放電の動作条件における分解が抑制されたものとなる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
[実施例]
以下に本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(1.溶媒分子のエネルギー準位計算)
本実施例において、溶媒分子のELUMOおよびEHOMOは、J. Chem. Phys. 133, 174101 (2010).に記載された第一原理手法である、長距離補正密度汎関数(LC-DFT法; Long-range-Corrected Density Functional Theory)を用いて計算した。計算においては、密度汎関数としてLC−BOPを使用し、基底関数としてcc−pVDZを使用した。
上記計算方法にて、以下の実施例1〜5、参考例1,2および比較例1〜9の溶媒分子についてエネルギー準位を計算し、各溶媒分子のELUMOおよびEHOMOを比較した。
(実施例1)
以下の式(2)で表される化合物。エーテル結合の酸素原子から分子末端に伸びる炭素原子数が1(上記式(1)においてx=1)であり、末端の炭素原子上にフッ素原子を2つずつ有する(上記式(1)においてm,n=2)。
Figure 0006304876
(実施例2)
以下の式(3)で表される化合物。エーテル結合の酸素原子から分子末端に伸びる炭素原子数が1であり、末端の炭素原子上にフッ素原子を3つずつ有する(上記式(1)においてm,n=3)。
Figure 0006304876
(実施例3)
以下の式(4)で表される化合物。エーテル結合の酸素原子から分子末端に伸びる炭素原子数が2(上記式(1)においてx=2)であり、末端の炭素原子上にフッ素原子を3つずつ有する。
Figure 0006304876
(実施例4)
以下の式(5)で表される化合物。エーテル結合の酸素原子から分子末端に伸びる炭素原子数が3(上記式(1)においてx=3)であり、末端の炭素原子上にフッ素原子を3つずつ有する。
Figure 0006304876
(実施例5)
以下の式(6)で表される化合物。エーテル結合の酸素原子から分子末端に伸びる炭素原子数が1であり、末端の炭素原子のうち、一方の炭素原子はフッ素原子を3つ有し(上記式(1)においてm=3)、他方の炭素原子はフッ素原子を2つ有する(上記式(1)においてn=2)。さらに、上記式(1)においてb=1である。
Figure 0006304876
(参考例1)
以下の式(7)で表されるエチレンカーボネート。
Figure 0006304876
(参考例2)
以下の式(8)で表されるジエチルカーボネート。
Figure 0006304876
(比較例1)
以下の式(9)で表される未置換のジメトキシエタン。上記式(1)においてx=1、m,n,a,b=0である化合物。
Figure 0006304876
(比較例2)
以下の式(10)で表される化合物。エーテル結合の酸素原子から分子末端に伸びる炭素原子数が1(上記式(1)においてx=1)であり、末端の炭素原子上にフッ素原子を1つずつ有する(上記式(1)においてm,n=1)。
Figure 0006304876
(比較例3)
以下の式(11)で表されるフッ素化モノエーテル。エーテル結合の酸素原子を1つ有し、エーテル結合から分子末端に伸びる炭素原子数が1であり、末端の炭素原子上にフッ素原子を3つずつ有する。
Figure 0006304876
(比較例4)
以下の式(12)で表されるフッ素化トリエーテル。エーテル結合の酸素原子を3つ有し、エーテル結合から分子末端に伸びる炭素原子数が1であり、末端の炭素原子上にフッ素原子を3つずつ有する。
Figure 0006304876
(比較例5)
以下の式(13)で表されるフッ素化テトラエーテル。エーテル結合の酸素原子を4つ有し、エーテル結合から分子末端に伸びる炭素原子数が1であり、末端の炭素原子上にフッ素原子を3つずつ有する。
Figure 0006304876
(比較例6)
以下の式(14)で表される化合物。エーテル結合の酸素原子から分子末端に伸びる炭素原子数が4(上記式(1)においてx=4)であり、末端の炭素原子上にフッ素原子を3つずつ有する。
Figure 0006304876
(比較例7)
以下の式(15)で表される化合物。エーテル結合の酸素原子から分子末端に伸びる炭素原子数が5(上記式(1)においてx=5)であり、末端の炭素原子上にフッ素原子を3つずつ有する。
Figure 0006304876
(比較例8)
以下の式(16)で表される化合物。エーテル結合の酸素原子から分子末端に伸びる炭素原子数が1(上記式(1)においてx=1)であり、末端の炭素原子のうち、一方の炭素原子はフッ素原子を3つ有し(上記式(1)においてm=3)、他方の炭素原子はフッ素原子を有さない(上記式(1)においてn=0)。
Figure 0006304876
(比較例9)
以下の式(17)で表される化合物。エーテル結合の酸素原子から分子末端に伸びる炭素原子数が2(上記式(1)においてx=2)であり、末端の炭素原子のうち、一方の炭素原子はフッ素原子を3つ有し(上記式(1)においてm=3)、他方の炭素原子はフッ素原子を有さない(上記式(1)においてn=0)。
Figure 0006304876
(合成方法)
上記実施例1〜5の分子構造を有する溶媒は、以下式(18)(19)により合成することができる。
Figure 0006304876
(ただし、式中Rfは、フッ素置換された炭素数1〜3のアルキル基を示す)
Figure 0006304876
まず、式(18)に示すように、フッ素化アルコールを水素化ナトリウムで還元した後、スルホン酸ハロゲンと反応させることで、スルホン酸エステルを得る。
次いで、式(19)に示すように、得られたスルホン酸エステルとグリオキサールとを、LiH、NaH,KH,RbH,CsHなどのアルカリ金属水素化物などの水素化物の存在下、非プロトン性極性溶媒中で反応させることにより、目的とするジエーテルが得られる。
なお、目的とする化合物が得られるならば、上記合成方法に限らず採用することができる。
例えば、上記実施例3において式(4)で示した化合物については、公知文献(Anal. Chem. 1982, 54, 529-533)を参照して、下記式(20)によっても合成することができる。
Figure 0006304876
すなわち、式(20)に示すように、フッ素化されたアルキル基を有するジアゾ化物(2,2,2−トリフルオロジアゾエタン)に対し、触媒量のHBFの存在下、エチレングリコールを反応させることで、エチレングリコールが有する2つの水酸基に対し段階的にジアゾ化合物が反応し、目的とするジエーテルが得られる。
同様の手法を用い、ジアゾ化物を3,3,3−トリフルオロジアゾプロパンに変更することで、上記実施例4において式(5)で示した化合物についても合成することが可能である。
実施例1〜5、参考例1,2、比較例1〜9について、ELUMOおよびEHOMOの計算結果を表2,3に示す。
Figure 0006304876
一般的に、参考例1のエチレンカーボネートは、酸化耐性及び還元耐性が共に不十分であることが知られている。また、参考例2のジエチルカーボネートは、良好な還元耐性を示す一方で、酸化耐性が不十分であることが知られている。さらに、比較例1のジメトキシエタンは、良好な還元耐性を示す一方で、酸化耐性が極端に弱いことが知られている。これらに基づいて上記表1の計算結果を参照すると、電解液に用いる溶媒のELUMOが3.43(参考例1)より大きいことが還元耐性の観点から要求され、EHOMOが−10.49(参考例1)よりも小さいことが酸化耐性の観点から要求されることが分かる。
また、実施例1,2、比較例1,2より、末端の炭素原子が有するフッ素原子が多いほどEHOMOが小さくなり、酸化耐性に優れることが分かった。また、実施例2,3の化合物は、良好な還元耐性と酸化耐性とを備えることが分かった。
実施例2,3,5、比較例8,9より、分子末端の両炭素原子にフッ素原子が結合していると、良好な還元耐性と酸化耐性とを備えることが分かった。
実施例2、比較例3〜5より、エーテル結合数は2であると、良好な還元耐性と酸化耐性とを備えることが分かった。
実施例2〜4、比較例6,7より、エーテル結合の酸素原子から分子末端に伸びる炭素原子数が1〜3であると、良好な還元耐性と酸化耐性とを備えることが分かった。
(2.充放電試験後の発生ガス成分分析)
(参考例3:充放電試験後の発生ガス成分分析1)
従来のリチウムイオン二次電池の電解液用の有機溶媒として用いられている環状炭酸エステルであるエチレンカーボネート(Ethylene Carbonate; C3H4O3)と鎖状炭酸エステルであるジエチルカーボネート(Diethyl Carbonate; C4H8O3)との混合溶媒について、充放電試験後の充電時のガス分析を行った。
電解液として、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを3:7の比率で混合した溶液に、LiTFSI(Lithium Bis(Trifluoromethanesulfonyl)Imide;リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド)を1mol/L溶解したものを用いた。
ガス封入が可能な空気電池セルにおいて、正極をカーボン(ケッチェンブラック)、負極を金属リチウムとし、調整した上記電解液を封入して空気電池セルを組み立てた。その際、空気電池セル内には正極活物質であるOと、雰囲気ガスであるアルゴンと、を封入した。
充放電は、以下の方法で行った。
まず、作製した空気電池セルについて、開回路電圧(OCV; Open Circuit Voltage)まで電圧を印加し、開回路電圧にて1時間保持した。その後、放電レート0.176mA(99.6μA/cm)で2.4Vまで放電を行い、次いで、充電レート0.352mA(199.2μA/cm)で4.6Vまで充電をした。
充電後、セル内のガス成分をガスタイトシリンジで採取し、ガスクロマトグラフィーにて、セル内の全ガス成分における、充放電時の溶媒の分解に起因するガス成分の割合を分析した。
(比較例10:充放電試験後の発生ガス成分分析2)
電解液の溶媒を、鎖状エーテルであるジメトキシエタン(=メチルモノグライム, Dimethoxy Ethane; DME; C4H10O2)としたこと以外は上記充放電試験後の発生ガス成分分析1と同様にして行い、充電後、セル内のガス成分を分析した。
(実施例6:充放電試験後の発生ガス成分分析3)
電解液の溶媒を、上述の実施例3において式(4)で示した化合物としたこと以外は上記充放電試験後の発生ガス成分分析1と同様にして行い、充電後、セル内のガス成分を分析した。式(4)で示した化合物については、上述の式(20)に従って合成した。
上記充放電試験後の発生ガス成分分析1〜3の結果を表2に示す。充放電試験後に発生するガス種のうち、COは、放電時の還元分解で生成したLiCOが充電時に分解されて発生するガスである。
Figure 0006304876
参考例3(エチレンカーボネート/ジエチルカーボネート混合溶液)においては、放電時の還元分解が要因となって生じるCOが確認された。
比較例10(ジメトキシエタン)においては、COは確認されなかった。
この結果より、エチレンカーボネート/ジエチルカーボネート混合溶液は、還元反応に対して不安定であると言える。一方、ジメトキシエタンは優れた還元反応耐性を示すと言える。
また、表1のEHOMOの計算結果より、エチレンカーボネート/ジエチルカーボネート混合溶液は、酸化反応に対して不安定であると言える。一方、ジメトキシエタンの酸化反応耐性については、炭酸エステル系よりも劣ると言える。
一方、式(4)で示した化合物は、表1の結果より、優れた酸化反応耐性を示すと言える。この耐性は、末端のメチル基がフッ素置換されている構造、及び対称性を有した構造により生じていると考えられる。
また、式(4)で示した化合物は、表1及び表2の結果より、優れた還元反応耐性を示すと言える。この耐性は、分子末端に伸びる炭素原子数が2であることにより、分子軌道の広がりが小さいこと、及びジエーテル由来の構造により生じていると考えられる。
以上の結果から、本発明の有用性が確認できた。
1…リチウム空気電池、2…リチウムイオン二次電池、11,21…正極、12,22…負極

Claims (1)

  1. 酸素を正極活物質とする正極と、
    リチウムイオンの吸蔵と放出とが可能な負極活物質を有する負極と、
    前記正極および前記負極に挟持された電解液と、を有し、
    前記電解液は、下記式(2)〜(6)からなる群から選ばれる少なくとも1種の溶媒を有するリチウム空気電池。
    Figure 0006304876
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