JP6303869B2 - 車両用デフレクタ装置 - Google Patents
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Description
本発明は、車両用デフレクタ装置に関するものである。
従来、車両用デフレクタ装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。図6に示すように、この車両用デフレクタ装置は、車両のルーフ90に形成された開口の前縁部に沿って車両の幅方向に延在する上側フレーム91及び下側フレーム92と、上側フレーム91及び下側フレーム92に短手方向両端末部がそれぞれ保持されて開口の前縁部に沿って車両の幅方向に延在する表皮93とを備える。そして、下側フレーム92に対して上側フレーム91が上昇すると、該上側フレーム91と共に表皮93がルーフ90の面上に突出するように展開される。あるいは、下側フレーム92に対して上側フレーム91が下降すると、該上側フレーム91と共に表皮93がルーフ90上面の下方に収まるように格納される。
なお、下側フレーム92には、表皮93の格納動作に伴って弾性復帰することで該表皮93の車両の後方への畳み込みを案内する可撓性のガイド部材95が設けられている。このガイド部材95は、表皮93の張力により弾性変形可能であることで、該表皮93の展開動作を阻害することはない。
ところで、特許文献1の車両用デフレクタ装置では、下側フレーム92に形成された取付孔96に、ガイド部材95に突設された取付ピン97を車両の高さ方向上方から挿通することで、下側フレーム92にガイド部材95を固定している。この場合、下側フレーム92の車両の高さ方向上方が開放されていることで、ガイド部材95は、取付ピン97が取付孔96から抜けて下側フレーム92から外れる可能性がある。なお、取付ピン97の取付孔96を貫通する先端部には、抜け止め用の突起が突設されるものの、依然としてガイド部材95が下側フレーム92から外れる可能性がある。
本発明の目的は、ガイド部材の外れを抑制することができる車両用デフレクタ装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用デフレクタ装置は、車両のルーフに固定され、該ルーフに形成された開口の前縁部に沿って車両の幅方向に延在する下側フレームであって、嵌合凹部の形成された下側フレームと、前記開口の前縁部に沿って車両の幅方向に延在する上側フレームと、前記下側フレーム及び前記上側フレームに短手方向両側の端末部がそれぞれ保持されて前記開口の前縁部に沿って延在する表皮とを備え、前記下側フレームに対する前記上側フレームの上昇に伴い前記表皮が前記ルーフの面上に突出され、前記上側フレームの下降に伴い前記表皮が車両の後方に畳み込まれて格納されるように構成されており、前記嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部を有し、前記表皮の格納動作時に該表皮の車両の後方への畳み込みを案内するように弾性復帰するガイド部材と、前記嵌合凹部に対する前記嵌合凸部の挿入代よりも小さい距離で該嵌合凸部の反挿入方向への前記ガイド部材の移動を規制する規制壁とを備える。
この構成によれば、前記ガイド部材の弾性復帰に伴い前記表皮の車両の後方への畳み込みが案内されることで、前記格納動作をより安定化させることができる。また、前記ガイド部材は、前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に挿入・嵌合されることで前記下側フレームに取り付けられる。そして、前記嵌合凸部の反挿入方向への移動は、前記規制壁により前記挿入代よりも小さい距離で規制されることで、前記下側フレームからの前記ガイド部材の脱落を抑えることができる。
上記車両用デフレクタ装置について、前記ガイド部材は、前記格納動作の完了時に前記表皮を非挟み込みの状態で解放することが好ましい。
この構成によれば、前記格納動作の完了時に前記表皮が非挟み込みの状態で前記ガイド部材から解放されることで、該表皮に皺を発生しにくくすることができる。
この構成によれば、前記格納動作の完了時に前記表皮が非挟み込みの状態で前記ガイド部材から解放されることで、該表皮に皺を発生しにくくすることができる。
上記車両用デフレクタ装置について、前記ガイド部材は、前記表皮の車両の幅方向中央部を挟む幅方向両側に一対で設けられることが好ましい。
この構成によれば、例えば前記表皮の車両の幅方向略全長に亘って延在する場合に比べて前記各ガイド部材の長大化を抑えることができ、且つ、前記両ガイド部材により前記表皮の車両の後方への畳み込みを概ね均等に案内することができる。
この構成によれば、例えば前記表皮の車両の幅方向略全長に亘って延在する場合に比べて前記各ガイド部材の長大化を抑えることができ、且つ、前記両ガイド部材により前記表皮の車両の後方への畳み込みを概ね均等に案内することができる。
本発明は、ガイド部材の外れを抑制できる効果がある。
以下、車両用デフレクタ装置の一実施形態について説明する。なお、以下では、車両の高さ方向上方及び下方をそれぞれ「上方」及び「下方」という。また、車室内方に向かう車両の幅方向内側を「車内側」といい、車室外方に向かう車両の幅方向外側を「車外側」という。
図1に示すように、自動車などの車両のルーフ10には、略四角形の開口10aが形成されるとともに、該開口10aの前縁部に沿って車両の幅方向に延在するデフレクタ20が支持され、更に開口10aを開閉可能な例えばガラス板からなる略四角形の可動パネル11が支持されている。
デフレクタ20は、車両の幅方向両端部において当該方向に延びる軸線の周りにルーフ10に回動自在に連結されている。デフレクタ20は、その後側部位を中心に回動することで前側部位が上昇する、いわゆるチルトアップ動作可能に取り付けられている。デフレクタ20は、可動パネル11の開動作に伴い該可動パネル11側から解放されてチルトアップ動作し、ルーフ10上面よりも上方に突出する(展開状態)。あるいは、デフレクタ20は、可動パネル11の閉動作に伴い該可動パネル11側から押さえ込まれてルーフ10上面の下方に収まる(格納状態)。デフレクタ20は、開口10aを開放した際に展開状態になることで、車室内への風の巻き込みによる空気振動を防止する。
可動パネル11は、その前側部位を中心に回動することで後側部位が上昇するチルトアップ動作及び前後方向へのスライド動作可能に取り付けられている。可動パネル11による開口10aの開閉動作においては、チルトアップ状態のままスライド動作する、いわゆるアウタースライディング式が採用されている。
図2及び図3に示すように、開口10aの車両の幅方向両縁部には、例えばアルミニウム合金の押出材からなる一対のガイドレール12が配置・固定されている。各ガイドレール12には、可動パネル11を開閉駆動するための適宜の駆動機構(図示略)が摺動する。また、各ガイドレール12の前端部には、デフレクタ20の車両の幅方向各端部が回動自在に連結されている。なお、両ガイドレール12の前端同士は、車両の幅方向に延在する、例えば樹脂材からなるフロントハウジング13を介して連結されている。
次に、デフレクタ20及びその支持構造について更に説明する。
図3及び図4に示すように、デフレクタ20は、ガイドレール12よりも車両の前方となる開口10aの前縁部に沿って幅方向に延在する、例えば樹脂材からなる略帯状の表皮としてのメッシュ部材21を備える。また、デフレクタ20は、例えば樹脂材からなる略棒状の下側フレーム22を備える。この下側フレーム22は、フロントハウジング13に沿って車両の幅方向に延在してこれに保持されており、メッシュ部材21の長手方向全長に亘ってその短手方向片側(図4において下側)の端末部を埋設する。
図3及び図4に示すように、デフレクタ20は、ガイドレール12よりも車両の前方となる開口10aの前縁部に沿って幅方向に延在する、例えば樹脂材からなる略帯状の表皮としてのメッシュ部材21を備える。また、デフレクタ20は、例えば樹脂材からなる略棒状の下側フレーム22を備える。この下側フレーム22は、フロントハウジング13に沿って車両の幅方向に延在してこれに保持されており、メッシュ部材21の長手方向全長に亘ってその短手方向片側(図4において下側)の端末部を埋設する。
さらに、デフレクタ20は、例えば樹脂材からなる上側フレーム23を備える。この上側フレーム23は、開口10aの前縁部に沿って車両の幅方向に延在する略棒状のフレーム部24と、該フレーム部24の車両の幅方向各端部から後方に延出するアーム部25とを一体的に有する。上側フレーム23は、フレーム部24において、メッシュ部材21の長手方向全長に亘ってその短手方向片側(図4において上側)の端末部を埋設する。なお、アーム部25の後端部には、車両の幅方向に中心線の延びる略円柱状の軸部26が車内側に向かって突設されている。アーム部25(デフレクタ20)は、軸部26においてガイドレール12に回動自在に連結されている。そして、アーム部25は、例えば曲げばねや捩りばね等からなる適宜の付勢部材(図示略)により、前端が軸部26に対して上昇する側、即ちデフレクタ20がチルトアップ動作する側に常時付勢されている。
ここで、下側フレーム22には、メッシュ部材21の車両の幅方向中央部を挟む幅方向両側に、例えばTPO(オレフィン系エラストマー)などのエラストマーの押出材からなる一対のガイド部材30が取着されている。すなわち、図5(a)、(b)に示すように、ガイド部材30は、車両の後下方に向かって斜めに嵌合凸部31が突設されるとともに、メッシュ部材21よりも車両の前方に位置する上端から略帯状のガイド片32が延出されている。一方、下側フレーム22には、各ガイド部材30の長手方向全長に亘って、前端面から車両の後下方に向かって斜めに凹む嵌合凹部22aが形成されている。ガイド部材30は、嵌合凸部31が嵌合凹部22aに挿入・嵌合されることで下側フレーム22と結合されている。
なお、フロントハウジング13には、下側フレーム22の車両の前方に隣接して車両幅方向に延在する規制壁14が上方に突設されている。下側フレーム22は、例えば嵌合凹部22aが非形成の車両の幅方向中央部において規制壁14に係合されることでフロントハウジング13に対して位置決め・固定されている(規制壁14及び下側フレーム22の係合構造については図示省略)。そして、ガイド部材30は、規制壁14により嵌合凹部22aに対する嵌合凸部31の挿入代L1よりも小さい距離L2(<L1)で嵌合凸部31の反挿入方向(車両の前上方)への移動が規制されている。これにより、下側フレーム22からのガイド部材30の脱落が抑えられている。
また、フロントハウジング13には、車両の幅方向における所定位置で、下側フレーム22の車両の後方に隣接して略爪状の後方規制壁部15が上方に突設されている。下側フレーム22は、その後端面が後方規制壁部15に当接することで、車両の後方への位置ずれが規制されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、図5(a)に示すように、デフレクタ20が格納状態にあるものとする。このとき、ガイド部材30のガイド片32は、外力から解放された弾性復帰の状態(無負荷状態)にあり、概ね車両の後方に向かって延びている。一方、フレーム部24の下方に位置するメッシュ部材21は、下側フレーム22よりも車両の後方で畳み込まれており、その上方にガイド片32が位置している。
まず、図5(a)に示すように、デフレクタ20が格納状態にあるものとする。このとき、ガイド部材30のガイド片32は、外力から解放された弾性復帰の状態(無負荷状態)にあり、概ね車両の後方に向かって延びている。一方、フレーム部24の下方に位置するメッシュ部材21は、下側フレーム22よりも車両の後方で畳み込まれており、その上方にガイド片32が位置している。
この状態で、図5(b)への変化で示すように、上側フレーム23が軸部26を中心に上昇する側に回動すると、デフレクタ20は、下側フレーム22及び上側フレーム23(フレーム部24)に端末部の固定されたメッシュ部材21をその短手方向に伸長させて、ルーフ10の面上に突出するように展開される。そして、メッシュ部材21の上方に位置するガイド片32は、メッシュ部材21の張力によりその短手方向の伸長にならって、車両の後上方に向かって折り曲げられるように弾性変形する。従って、ガイド片32がメッシュ部材21の展開動作を阻害することはない。またこのとき、ガイド片32の先端(上端)は、ルーフ10上面、即ち車両意匠面よりも下方に位置することで、車両の外部への露出が抑えられている。
一方、図5(a)への変化で示すように、上側フレーム23が軸部26を中心に下降する側に回動すると、デフレクタ20は、下側フレーム22及び上側フレーム23に端末部の固定されたメッシュ部材21をその短手方向に短縮させつつ畳み込んでルーフ10上面の下方に収まるように格納される。そして、メッシュ部材21の上方に位置するガイド片32は、メッシュ部材21の張力の緩みに伴って弾性復帰する。このとき、ガイド片32が概ね車両の後方に向かうように徐々に傾いていくことで(即ち無負荷状態の形状に戻っていくことで)、下側フレーム22よりも車両の後方でのメッシュ部材21の畳み込みが案内される。デフレクタ20の格納状態では、メッシュ部材21は、その上方でガイド片32に当接又は近接するものの、例えば後方規制壁部15及びガイド片32に挟み込まれない状態(非挟み込みの状態)となっている。つまり、ガイド部材30は、メッシュ部材21の格納動作時に該メッシュ部材21の車両の後方への畳み込みを案内するように弾性復帰するとともに、格納動作の完了時にメッシュ部材21を非挟み込みの状態で解放する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、ガイド部材30の弾性復帰に伴いメッシュ部材21の車両の後方への畳み込みが案内されることで、メッシュ部材21(デフレクタ20)の格納動作をより安定化させることができる。そして、例えばメッシュ部材21(デフレクタ20)の格納動作時に車両の後方からの風又は荷重の影響を受けたとしても、該メッシュ部材21が可動パネル11等に挟み込まれ、あるいは車両の前方に畳み込まれたりすることを抑制できる。また、メッシュ部材21(デフレクタ20)の格納動作の完了時にメッシュ部材21が非挟み込みの状態でガイド部材30から解放されることで、該メッシュ部材21に皺を発生しにくくすることができる。
(1)本実施形態では、ガイド部材30の弾性復帰に伴いメッシュ部材21の車両の後方への畳み込みが案内されることで、メッシュ部材21(デフレクタ20)の格納動作をより安定化させることができる。そして、例えばメッシュ部材21(デフレクタ20)の格納動作時に車両の後方からの風又は荷重の影響を受けたとしても、該メッシュ部材21が可動パネル11等に挟み込まれ、あるいは車両の前方に畳み込まれたりすることを抑制できる。また、メッシュ部材21(デフレクタ20)の格納動作の完了時にメッシュ部材21が非挟み込みの状態でガイド部材30から解放されることで、該メッシュ部材21に皺を発生しにくくすることができる。
(2)本実施形態では、ガイド部材30は、嵌合凸部31が嵌合凹部22aに挿入・嵌合されることで下側フレーム22に取り付けられる。そして、嵌合凸部31の反挿入方向への移動は、規制壁14により挿入代L1よりも小さい距離L2で規制されることで、下側フレーム22からのガイド部材30の脱落を抑えることができる。
また、規制壁14を既存のフロントハウジング13に設けたことで、部品点数の増大を抑えることができる。
(3)本実施形態では、ガイド部材30は、メッシュ部材21の車両の幅方向中央部を挟む幅方向両側に一対で設けられている。従って、例えばメッシュ部材21の車両の幅方向略全長に亘って延在する場合に比べて各ガイド部材30の長大化を抑えることができ、且つ、両ガイド部材30によりメッシュ部材21の車両の後方への畳み込みを概ね均等に案内することができる。
(3)本実施形態では、ガイド部材30は、メッシュ部材21の車両の幅方向中央部を挟む幅方向両側に一対で設けられている。従って、例えばメッシュ部材21の車両の幅方向略全長に亘って延在する場合に比べて各ガイド部材30の長大化を抑えることができ、且つ、両ガイド部材30によりメッシュ部材21の車両の後方への畳み込みを概ね均等に案内することができる。
また、下側フレーム22は、メッシュ部材21の車両の幅方向中央部でガイド部材30から解放されていることで、当該幅方向中央部をフロントハウジング13(規制壁14)に対する固定部位として利用することができる。
(4)本実施形態では、両ガイド部材30がメッシュ部材21の車両の幅方向において広い範囲に存在していることで、例えば格納動作時に車両の後方からの風又は荷重の影響を受けたとしても、メッシュ部材21をその車両の幅方向略全長に亘って車両の後方に畳み込むことができる。
(5)本実施形態では、スクリュー等の締結具を使用することなくガイド部材30を下側フレーム22に取り付けることができ、部品点数及び製造工数を削減することができる。
(6)本実施形態では、メッシュ部材21(デフレクタ20)の展開状態でガイド部材30(ガイド片32)は、ルーフ10上面よりも下方に位置することで、意匠性の悪化を抑えるとともに、風切音又はウィンドスロップの悪化を抑えることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、ガイド部材30のガイド片32は、外力から解放された弾性復帰の状態(無負荷状態)にあるときに、車両の後方に畳み込まれたメッシュ部材21にならって上方に凸となるように湾曲していてもよい。
・前記実施形態において、ガイド部材30のガイド片32は、外力から解放された弾性復帰の状態(無負荷状態)にあるときに、車両の後方に畳み込まれたメッシュ部材21にならって上方に凸となるように湾曲していてもよい。
・前記実施形態において、メッシュ部材21(デフレクタ20)の展開状態で、ガイド部材30(ガイド片32)はルーフ10上面よりも上方に位置していてもよい。
・前記実施形態において、ガイド部材は、メッシュ部材21の車両の幅方向に間隔をあけて3つ以上設けられていてもよいし、1つでもよい。ただし、メッシュ部材21の畳み込みを均等に案内できるように、左右対称に配置されることがより好ましい。
・前記実施形態において、ガイド部材は、メッシュ部材21の車両の幅方向に間隔をあけて3つ以上設けられていてもよいし、1つでもよい。ただし、メッシュ部材21の畳み込みを均等に案内できるように、左右対称に配置されることがより好ましい。
・前記実施形態において、嵌合凸部31の反挿入方向への移動は、挿入代L1よりも小さい距離L2で規制されなくてもよい。この場合、下側フレーム22を固定できるのであれば、規制壁14を省略してもよい。
・前記実施形態において、下側フレーム22の嵌合凹部22a及びガイド部材30の嵌合凸部31を省略して、例えば下側フレーム22に形成した係止孔にガイド部材30に突設した爪を係合させてこれら下側フレーム22及びガイド部材30を結合してもよい。あるいは、下側フレーム22及びガイド部材30を適宜の締結具(例えばボルト、ナット)を介して結合してもよい。
・前記実施形態において、格納動作の完了時にメッシュ部材21を挟み込みの状態で保持し続けるガイド部材であってもよい。
・前記実施形態において、下側フレーム22は、ルーフ10側に固定された適宜のブラケットに保持されていてもよい。
・前記実施形態において、下側フレーム22は、ルーフ10側に固定された適宜のブラケットに保持されていてもよい。
・前記実施形態において、上側フレーム23及び下側フレーム22の少なくとも一方と、メッシュ部材21の該当の端末部とを適宜の結合部材を介して結合するようにしてもよい。
・前記実施形態において、メッシュ部材21に代えて、無孔の布(不織布を含む)製の表皮を採用してもよい。
・前記実施形態において、上側フレーム23の両アーム部25を省略してもよい。この場合、例えば下側フレーム22及びフレーム部24(上側フレーム)間を適宜の付勢部材(例えば圧縮コイルばね)で連結して、該付勢部材をメッシュ部材21と共に伸縮させて該メッシュ部材21(デフレクタ20)を展開・格納するようにしてもよい。
・前記実施形態において、上側フレーム23の両アーム部25を省略してもよい。この場合、例えば下側フレーム22及びフレーム部24(上側フレーム)間を適宜の付勢部材(例えば圧縮コイルばね)で連結して、該付勢部材をメッシュ部材21と共に伸縮させて該メッシュ部材21(デフレクタ20)を展開・格納するようにしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)上記車両用デフレクタ装置において、前記上側フレームの上昇に伴い前記表皮が前記ルーフの面上に突出する展開状態で、前記ガイド部材は、前記ルーフ上面よりも下方に位置する、車両用デフレクタ装置。
(イ)上記車両用デフレクタ装置において、前記上側フレームの上昇に伴い前記表皮が前記ルーフの面上に突出する展開状態で、前記ガイド部材は、前記ルーフ上面よりも下方に位置する、車両用デフレクタ装置。
この構成によれば、風切音又はウィンドスロップの悪化を抑えることができる。
10…ルーフ、10a…開口、14…規制壁、21…メッシュ部材(表皮)、22…下側フレーム、22a…嵌合凹部、23…上側フレーム、30…ガイド部材、31…嵌合凸部、32…ガイド片。
Claims (3)
- 車両のルーフに固定され、該ルーフに形成された開口の前縁部に沿って車両の幅方向に延在する下側フレームであって、嵌合凹部の形成された下側フレームと、
前記開口の前縁部に沿って車両の幅方向に延在する上側フレームと、
前記下側フレーム及び前記上側フレームに短手方向両側の端末部がそれぞれ保持されて前記開口の前縁部に沿って延在する表皮とを備え、
前記下側フレームに対する前記上側フレームの上昇に伴い前記表皮が前記ルーフの面上に突出され、前記上側フレームの下降に伴い前記表皮が車両の後方に畳み込まれて格納されるように構成されており、
前記嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部を有し、前記表皮の格納動作時に該表皮の車両の後方への畳み込みを案内するように弾性復帰するガイド部材と、
前記嵌合凹部に対する前記嵌合凸部の挿入代よりも小さい距離で該嵌合凸部の反挿入方向への前記ガイド部材の移動を規制する規制壁とを備えた、車両用デフレクタ装置。 - 請求項1に記載の車両用デフレクタ装置において、
前記ガイド部材は、前記格納動作の完了時に前記表皮を非挟み込みの状態で解放する、車両用デフレクタ装置。 - 請求項1又は2に記載の車両用デフレクタ装置において、
前記ガイド部材は、前記表皮の車両の幅方向中央部を挟む幅方向両側に一対で設けられた、車両用デフレクタ装置。
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