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JP6297360B2 - 圧電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電装置に関する。
近年の省エネ化の要請から、光、熱、振動などの再生可能エネルギー(環境エネルギーともいう)が注目されており、それらを有効利用するためのエネルギーハーベスト素子(環境発電素子とも称される)の開発が進められている。こうした環境発電素子のひとつとして、圧電素子が着目されている。
たとえばビルや家屋の外壁、屋根、窓に圧電素子を利用した圧電装置を設置しておくと、風から受ける力により圧電装置を発電させることができる。あるいは圧電装置を床に設置すれば、人間の歩行に応じて発電させることができる。あるいは、圧電装置には、力や振動のセンサとしての用途も期待されている。
特許第4868475号公報 特開2013−77646号公報 特開平10−173474号公報
圧電装置を低コスト化するためには、単位面積あたりの発電量、すなわち発電効率の改善が求められている。本発明はかかる状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、圧電装置の発電効率の改善にある。
本発明のある態様は、圧電装置に関する。圧電装置は、基材と、基材の対向する2面、ならびに、当該2面を上底面、下底面としたときの4側面の少なくともひとつに連続して形成される、圧電効果により発電する発電性膜と、を備える。なお、側面は、基材が薄い平板である場合には、エッジ部分に相当する。
この態様によると、上底面、下底面に広く発電性膜を形成することにより、バイモルフ効果によって発電量を増大させることができる。加えて、上底面と下底面の発電性膜および側面の発電性膜は連続して形成されるため、面ごとに電気信号を外部に取り出すための配線が不要となり、単一の配線を設ければ足りるため、コストを削減できる。加えて、単一の配線は、発電性膜のいずれの箇所からでも引き出すことができるため、配線長を最短化できる。
発電性膜は、基材の対向する2面、ならびに2面を上底面、下底面としたときの対向する2側面に連続して形成されてもよい。
発電性膜は、基材の全面に連続して形成されてもよい。
基材は導電性材料であってもよい。発電性膜は、基材の各面において基材に近い方向を下方向とするとき、基材上に形成される圧電性膜と、圧電性膜上に形成される電極と、を含んでもよい。基材および電極の間に生ずる電気信号が外部に取り出されてもよい。
この場合、基材が電極対の一方の機能を兼ねるため、コストを削減できる。
基材は絶縁性材料であってもよい。発電性膜は、基材の各面において基材に近い方向を下方向とするとき、基材上に形成される第1電極と、第1電極上に形成される圧電性膜と、圧電性膜上に形成される第2電極と、を含んでもよい。第1電極および第2電極の間に生ずる電気信号が外部に取り出されてもよい。
発電性膜の各層は、塗装により形成されてもよい。これにより、複数の面に対して、発電性膜を均一に形成することができる。
フィルム状の発電性膜は、基材に接着剤により固着されてもよい。
ある態様において、基材は導電性材料であってもよい。発電性膜は、基材の各面において基材に近い方向を下方向とするとき、基材上に形成される圧電性膜を含んでもよい。圧電装置は、上底面および下底面の少なくとも一方形成される発電性膜と対向して設けられた外部電極とともに使用され、基材と外部電極の間に生ずる電気信号が外部に取り出されてもよい。
ある態様において、基材は絶縁性材料であってもよい。発電性膜は、基材の各面において前記基材に近い方向を下方向とするとき、基材上に形成される第1電極と、第1電極上に形成される圧電性膜と、を含んでもよい。圧電装置は、上底面および下底面の少なくとも一方に形成される発電性膜と対向して設けられた外部電極とともに使用され、第1電極と外部電極の間に生ずる電気信号が外部に取り出されてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、発電効率を高めることができる。
実施の形態に係る圧電装置の斜視図である。 図2(a)、(b)は、圧電装置の利点の別のひとつを示す図である。 実施例1に係る圧電装置の断面図である。 実施例2に係る圧電装置の断面図である。 実施例3に係る圧電装置の断面図である。 図6(a)、(b)は、実施例1および実施例3に係る圧電装置の断面図である。 実施例4に係る圧電装置の断面図である。 図8(a)〜(d)は、圧電装置の用途を示す図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、実施の形態に係る圧電装置2の斜視図である。圧電装置2は、基材20および発電性膜30を備える。基材20は、平坦な面材である。後述のように、基材20は、ガラスや樹脂などの絶縁性部材であってもよいし、アルミニウムや銅、鉄などの導電性部材であってもよい。本実施の形態では、基材20は、平坦な6面体であるものとする。
発電性膜30は、圧電効果により発電する機能を有している。発電性膜30が発電する原理は公知であるため、説明を省略する。発電性膜30は、基材20の対向する2面S1、S2、ならびに2面S1、S2を上底面、下底面としたときの4側面の少なくともひとつに形成される。本実施の形態では、発電性膜30は、上底面S1、下底面S2に加えて、対向する2つの側面S3、S4に形成される。4つの面S1〜S4の発電性膜30は、同時に同じ製造工程を経て、互いに連続するように形成される。
以上が圧電装置2の基本構成である。続いてその利点を説明する。
図1の圧電装置2によれば、上底面S1、下底面S2に広く発電性膜30を形成することにより、バイモルフ効果によって発電量を増大させることができ、発電効率を高めることができる。
図2(a)、(b)は、圧電装置2の利点の別のひとつを示す図である。図2(a)は、実施の形態に係る圧電装置2の断面図であり、図2(b)は比較技術に係る圧電装置2rの断面図である。
図2(b)の圧電装置2rでは、発電性膜30は、上底面S1および下底面S2に、独立して形成されている。この場合、上底面S1から引き出される配線L1と、下底面S2から引き出される配線L2が必要となり、コストが高くなる。これに対して図2(a)の圧電装置2では、上底面S1と下底面S2の発電性膜30および側面S3、S4の発電性膜30は連続して形成されるため、面ごとに電気信号を外部に取り出すための配線が不要となる。言い換えれば、図1の圧電装置2によれば、複数の面に共通した単一の配線L1を設ければ足りるため、コストを削減できる。また配線の数が多いと、それだけ断線不良などの確率が高まり、信頼性が低下するところ、配線を1本に減らすことで、信頼性を高めることができる。
加えて、共通の単一の配線は、発電性膜のいずれの箇所からでも引き出すことができるため、配線長を最短化できる。圧電装置2を使用する際には、発電性膜30が発生した電気信号を外部の所定の位置P1に引き回す必要がある。図2(a)、(b)には、この位置P1が、上底面S1の中央に位置する場合が示される。
図2(b)を参照すると、上底面S1の配線L1については、位置P1の直近から配線L1を引き出すことで、配線長を短くできる。しかしながら、下底面S2の配線L2については、配線L2の配線長は長くなってしまう。これに対して図2(a)の圧電装置2では、位置P1の直近から単一の配線L1を引き出せば足りるため、配線長を短くできるという利点もある。言い換えれば、実施の形態に係る圧電装置2によれば、任意の位置P1に対して、最短の配線長で、電気信号を引き出すことができる。
以上が圧電装置2の利点である。続いて、圧電装置2の具体的な構造について、いくつかの実施例を参照して説明する。
(実施例1)
図3は、実施例1に係る圧電装置2aの断面図である。圧電装置2aにおいて、基材20aは絶縁性材料である。たとえば絶縁性基材20aは、ガラスや樹脂が例示される。以下便宜的に、基材20の各面において、基材20に近い方向を下方向、基材0から遠ざかる方向を上方向とする。つまり面ごとに上下方向は異なっており、また上下は、圧電装置2の実使用時の配置とは無関係である。
発電性膜30aは、圧電性膜32、第1電極36、第2電極38を備える。第1電極36は、基材20a上に形成される。圧電性膜32は、第1電極36上に形成される。第2電極38は、圧電性膜32上に形成される。
圧電性膜32が外部から圧力を受けて変形すると、第1電極36と第2電極38の間に電気信号EOUTが発生する。図3に示される+、−は、ある時刻における電荷分布を示すが、電気信号EOUTは交流信号であるため、+と−は時々刻々と変化する。第1電極36および第2電極38の間に生ずる電気信号EOUTが外部に取り出される。
(実施例2)
図4は、実施例2に係る圧電装置2bの断面図である。圧電装置2bにおいて、基材20bは導電性材料である。発電性膜30bは、圧電性膜32および電極34を備える。圧電性膜32は、基材20b上に直接的に接するように形成される。電極34は、圧電性膜32上に形成される。
導電性基材20bおよび電極34の間に生ずる電気信号EOUTが外部に取り出される。実施例2では、導電性基材20bが、実施例1の第1電極36の機能を兼ねていると言える。
実施例2によれば、図3において必要であった第1電極36が不要となるため、材料コストおよび製造コストを大幅に削減できる。また、不良箇所を極小化できるため、信頼性向上にもつながる。
(実施例3)
図5は、実施例3に係る圧電装置2cの断面図である。圧電装置2cは、その外部に設けられた外部電極40、42とともに使用されて発電機能を発揮する。圧電装置2cは、絶縁性基材20c、第1電極36、圧電性膜32を備える。
第1電極36は、基材20cの上に連続的に形成され、圧電性膜32は第1電極36の上に連続的に形成される。外部電極40および42は、圧電装置2cの上底面S1、下底面S2それぞれと対向して、圧電装置2cと離間して設けられる。
つまり実施例3では、外部電極40および42は、図3の第2電極38に相当する。したがって第1電極36と外部電極40の間、第1電極36と外部電極42の間それぞれに生ずる電気信号EOUT1、EOUT2が外部に取り出される。
実施例1の図3の第2電極38、実施例2の図4の電極34を、均一な厚みで形成するのは容易ではない。実施例3の圧電装置2cによれば、表面の電極を形成する工程が不要となるため、製造コストを下げることができる。
また実施例3の圧電装置2cは以下の利点を有する。図6(a)、(b)は、実施例1および実施例3に係る圧電装置の断面図である。理解の容易化のために、上底面S1側のみを示す。
図6(a)を参照する。第1電極36を形成した後に、圧電性膜32が形成されるが、この際に、圧電性膜32を均一に形成することは困難であり、実際にはその内部にボイドが生じたり、厚みが薄い箇所が発生する。
圧電性膜32を深さ方向に完全に貫通する欠陥50が存在すると、圧電性膜32の上に第2電極38を形成する際に、第2電極38が欠陥50を介して第1電極36と導通する。第2電極38と第1電極36がわずか1箇所でも導通すると、圧電装置2aの発電機能が失われるため、歩留まり低下の要因となっている。
あるいは、良品の圧電装置2aであっても、使用状態において鋭利なものが圧電装置2aに接触すると、後発的に、第2電極38と第1電極36を導通させる欠陥50が生ずるおそれがある。かかる問題は、実施例2の圧電装置2bにおいても生じうる。
図6(b)を参照して、実施例3の圧電装置2cの利点を説明する。圧電装置2cは、外部電極40と圧電性膜32とが非接触である。したがって、仮に圧電性膜32を貫通する欠陥50が存在していたとしても、外部電極40と第1電極36の間が導通することはない。したがって圧電装置2cの歩留まりを飛躍的に高めることができる。また圧電装置2cの出荷後の使用状態において、後発的に外部電極40と第1電極36が導通するのも防ぐことができる。
(実施例4)
図7は、実施例4に係る圧電装置2dの断面図である。圧電装置2dは、実施例3の圧電装置2cと、実施例2の圧電装置2bの組み合わせであると言え、その外部に設けられた外部電極40、42とともに使用されて発電機能を発揮する。圧電装置2dは、導電性基材20dおよび圧電性膜32を備える。
つまり実施例4では、外部電極40および42は、図4の電極34に相当する。したがって導電性基材20dと外部電極40の間、導電性基材20dと外部電極42の間それぞれに生ずる電気信号EOUT1、EOUT2が外部に取り出される。
実施例4に係る圧電装置2dによれば、実施例2および実施例3双方の利点を享受できる。
圧電装置2の製造方法は特に限定されないが、たとえば圧電装置2は以下のように製造することができる。
(第1の製造方法)
発電性膜30を形成する複数の層はそれぞれ、塗装により順に形成される。塗装は、スプレーによる塗装、ローラーによる塗装、浸漬による塗装などが例示される。
(第2の製造方法)
実施例2、4の圧電装置2については、圧電性の材料を、導電性の基材20の表面に練り込んでもよい。セラミック系の圧電性材料を用いる場合、導電性の基材20の表面で焼成してもよい。
(第3の製造方法)
フィルム状の発電性膜30を形成しておき、それを折り曲げて基材20に接着してもよい。フィルム状の発電性膜30は市販されており、それを用いてもよい。
最後に、圧電装置2の用途を説明する。
図8(a)〜(d)は、圧電装置2の用途を示す図である。図8(a)では、圧電装置2は建物の屋根のパネルに利用される。図8(b)では、圧電装置2は建物の外壁パネルに利用される。図8(c)では、圧電装置2は人間が歩行する床に利用される。図8(d)では、圧電装置2は、自動車のパネルに利用される。自動車のパネルとは、ボンネットパネル、フェンダーパネル、ドアパネルなどが例示される。自動車以外にも、飛行機、鉄道など、パネルの組み合わせで構成される移動手段にも適用可能である。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(変形例1)
実施の形態では、発電性膜30が基材20の4面に形成される場合を説明したが、発電性膜30を基材20の全面に連続して形成してもよい。この変形例は、塗装により発電性膜30を形成する場合に有利である。特に、浸漬による塗装を行う場合、発電性膜30の各層を形成する塗料に、基材20全体を浸せばよい。
あるいは、発電性膜30は、基材20の3面あるいは5面に形成されてもよい。
(変形例2)
実施の形態では、基材20の側面S3、S4全体にわたり、発電性膜30が形成される場合を説明したが、本発明はそれには限定されない。発電性膜30は、上底面S3、下底面S2の全体および側面S3の一部に形成されてもよい。側面S3での発電効率が低い場合には、変形例2は特に有効である。
(変形例3)
図5、図7では、上底面S1、下底面S2両方に対向するように、外部電極40、42を設ける場合を説明したが、外部電極は一方のみとしてもよい。
(変形例4)
実施の形態では、圧電装置2を発電用途に使用する場合を説明したが、圧電装置2をセンサとして用いてもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
さらに、本明細書には、以下の技術的思想が開示される。
(第1の技術的思想)
ある態様において、圧電装置は、導電性基材と、導電性基材の上に形成される圧電性膜と、圧電性膜の上に形成される電極と、を備える。
この態様によれば、基材に導電性材料を用いることで、下面の電極が不要となるため、コストを下げることができる。
第1の技術的思想は、たとえば実施例2(図4)、実施例4(図7)に開示される。
(第2の技術的思想)
ある態様において、圧電装置は、絶縁性基材と、絶縁性基材の上に形成される第1電極と、第1電極の上に形成される圧電性膜と、を備える。圧電装置は、圧電性膜と離間して対向して設けられた外部電極とともに使用される。
別の態様において、圧電装置は、導電性基材と、導電性基材の上に形成される圧電性膜と、を備える。圧電装置は、圧電性膜と離間して対向して設けられた外部電極とともに使用される。
これらの態様によれば、圧電性膜の上面と接する電極が存在しないため、圧電性膜を貫通する欠陥が存在する場合においても、機能を維持することができ、歩留まりを高めることができる。
第2の技術的思想は、たとえば実施例3(図5)、実施例4(図7)に開示される。
2…圧電装置、20…基材、20a…絶縁性基材、20b…導電性基材、30…発電性膜、32…圧電性膜、34…電極、36…第1電極、38…第2電極、40,42…外部電極、S1…上底面、S2…下底面、S3,S4…側面。

Claims (8)

  1. 基材と、
    前記基材の対向する2面、ならびに前記2面を上底面、下底面としたときの4側面の少なくともひとつに連続して形成される、圧電効果により発電する発電性膜と、
    を備え、
    前記発電性膜は、前記基材の対向する2面、ならびに前記2面を上底面、下底面としたときの対向する2側面に連続して形成されることを特徴とする圧電装置。
  2. 基材と、
    前記基材の対向する2面、ならびに前記2面を上底面、下底面としたときの4側面の少なくともひとつに連続して形成される、圧電効果により発電する発電性膜と、
    を備え、
    前記発電性膜は、前記基材の全面に連続して形成されることを特徴とする圧電装置。
  3. 前記基材は導電性材料であり、
    前記発電性膜は、前記基材の各面において前記基材に近い方向を下方向とするとき、
    前記基材上に形成される圧電性膜と、
    前記圧電性膜上に形成される電極と、
    を含み、
    前記基材および前記電極の間に生ずる電気信号が外部に取り出されることを特徴とする請求項1または2に記載の圧電装置。
  4. 前記基材は絶縁性材料であり、
    前記発電性膜は、前記基材の各面において前記基材に近い方向を下方向とするとき、
    前記基材上に形成される第1電極と、
    前記第1電極上に形成される圧電性膜と、
    前記圧電性膜上に形成される第2電極と、
    を含み、
    前記第1電極および前記第2電極の間に生ずる電気信号が外部に取り出されることを特徴とする請求項1または2に記載の圧電装置。
  5. 基材と、
    前記基材の対向する2面、ならびに前記2面を上底面、下底面としたときの4側面の少なくともひとつに連続して形成される、圧電効果により発電する発電性膜と、
    を備え、
    前記基材は絶縁性材料であり、
    前記発電性膜は、前記基材の各面において前記基材に近い方向を下方向とするとき、
    前記基材上に形成される第1電極と、
    前記第1電極上に形成される圧電性膜と、
    前記圧電性膜上に形成される第2電極と、
    を含み、
    前記第1電極および前記第2電極の間に生ずる電気信号が外部に取り出されることを特徴とする圧電装置。
  6. 前記発電性膜の各層は、塗装により形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の圧電装置。
  7. 前記基材は導電性材料であり、
    前記発電性膜は、前記基材の各面において前記基材に近い方向を下方向とするとき、前記基材上に形成される圧電性膜を含み、
    前記圧電装置は、前記上底面および前記下底面の少なくとも一方形成される前記発電性膜と対向して設けられた外部電極とともに使用され、前記基材と前記外部電極の間に生ずる電気信号が外部に取り出されることを特徴とする請求項1または2に記載の圧電装置。
  8. 基材と、
    前記基材の対向する2面、ならびに前記2面を上底面、下底面としたときの4側面の少なくともひとつに連続して形成される、圧電効果により発電する発電性膜と、
    を備える圧電装置であって、
    前記基材は絶縁性材料であり、
    前記発電性膜は、前記基材の各面において前記基材に近い方向を下方向とするとき、
    前記基材上に形成される第1電極と、
    前記第1電極上に形成される圧電性膜と、
    を含み、
    前記圧電装置は、前記上底面および前記下底面の少なくとも一方に形成される前記発電性膜と対向して設けられた外部電極とともに使用され、前記第1電極と前記外部電極の間に生ずる電気信号が外部に取り出されることを特徴とする圧電装置。
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